JP6465511B2 - 杭抜き機のチャッキング機構、及び杭抜き工法 - Google Patents
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Description
外側円筒部を同芯に設けた円筒状のケーシングと、
前記外側円筒部の外周壁下端部に一方の端部が上爪固定軸により軸支された上爪と、
前記外側円筒部より下方の前記ケーシング外周壁部に一方の端部が下爪固定軸により軸支された下爪と、
前記上爪の他方の端部と前記下爪の他方の端部とを軸支する可動軸と、
前記外側円筒部を前記ケーシングに沿って移動させる油圧シリンダと、を備え、
前記上爪は、前記下爪よりも短く構成され、
前記油圧シリンダを伸長させることにより前記外側円筒部がケーシング先端方向に移動して前記上爪及び前記下爪が前記ケーシングの断面中心側に起立するとともに、前記油圧シリンダを圧縮させることにより前記外側円筒部がケーシング先端方向と逆方向に移動して前記上爪及び前記下爪が前記ケーシングの内周壁側に倒伏することを特徴とする杭抜き機のチャッキング機構を提供するものである。
油圧シリンダを圧縮させて、前記外側円筒部の外周壁下端部に一方の端部を軸支された上爪を前記ケーシングの内周壁側に倒伏させるとともに、前記上爪の他方の端部に他方の端部が軸支され一方の端部が前記外側円筒部より下方のケーシングの外周壁部に軸支された下爪を前記ケーシングの内周壁側に倒伏させる上下爪倒伏工程と、
前記ケーシングを既設杭の周囲に位置するように地中に埋め込むケーシング埋込工程と、
前記油圧シリンダを伸長させて、前記上爪及び前記下爪を前記ケーシングの断面中心側に起立させる上下爪起立工程と、
前記ケーシングを引抜くことにより、既設杭を前記上爪及び前記下爪が支持して引抜くケーシング引抜き工程と、を備え、
前記上爪は、前記下爪よりも短く構成されたことを特徴とする杭引抜工法を提供するものである。
本発明における実施例1は、図4に示すように、キャタピラ移動が可能で組立が容易なテレスコクローラ式の杭抜き機10により、地中に埋設されている既設杭Pを引抜くものである。このテレスコクローラ式の杭抜き機10は、円筒状の分割ケーシングを5個継合させた円筒状のケーシング3を備える。各分割ケーシングはそれぞれボルトで継合されている。
まず、先端近傍に外側円筒部4を同芯に設けた円筒状のケーシング3を準備する準備工程を実行する。この準備工程では、複数の分割ケーシングを継合し、かつ最下端の分割ケーシングに複数の掘削刃11を有したケーシング3を準備する。詳しく説明すると、図4に示すように、キャタピラ移動が可能で組立が容易なテレスコクローラ式の杭抜き機10を準備する。このテレスコクローラ式の杭抜き機10は、分割ケーシングを5個継合させたケーシング3を備える。各分割ケーシングはそれぞれボルトで継合されており、最下方の分割ケーシングの下端近傍には2個の上爪1(1a、1b)を軸支した外側円筒部4を有し、また、2個の下爪2(2a、2b)をケーシング3に軸支するとともに、上爪1(1a、1b)及び下爪2(2a、2b)の他方の端部同士を軸支した構成を有している。そして上爪1(1a、1b)及び下爪2(2a、2b)はケーシング3の断面中心側に起立又は内周壁3N側に倒伏可能に構成されている(図2参照)。
外側円筒部を同芯に設けた円筒状のケーシングと、
前記外側円筒部の外周壁下端部に一方の端部が上爪固定軸により軸支された上爪と、
前記外側円筒部より下方の前記ケーシング外周壁部に一方の端部が下爪固定軸により軸支された下爪と、
前記上爪の他方の端部と前記下爪の他方の端部とを軸支する可動軸と、
前記外側円筒部を前記ケーシングに沿って移動させる油圧シリンダと、
前記上爪及び前記下爪が規定以上に外側へ倒伏することを防止するストッパと、を備え、
前記油圧シリンダを伸長させることにより前記外側円筒部がケーシング先端方向に移動して前記上爪及び前記下爪が前記ケーシングの断面中心側に起立するとともに、前記油圧シリンダを圧縮させることにより前記外側円筒部がケーシング先端方向と逆方向に移動して前記上爪及び前記下爪が前記ケーシングの内周壁側に倒伏することを特徴とする杭抜き機のチャッキング機構により、重い既設杭でも引抜くことができる。
油圧シリンダを圧縮させて、前記外側円筒部の外周壁下端部に一方の端部を軸支された上爪を前記ケーシングの内周壁側に倒伏させるとともに、前記上爪の他方の端部に他方の端部が軸支され一方の端部が前記外側円筒部より下方のケーシングの外周壁部に軸支された下爪を前記ケーシングの内周壁側に倒伏させる上下爪倒伏工程と、
前記ケーシングを既設杭の周囲に位置するように地中に埋め込むケーシング埋込工程と、
前記油圧シリンダを伸長させて、前記上爪及び前記下爪を前記ケーシングの断面中心側に起立させる上下爪起立工程と、
前記ケーシングを引抜くことにより、既設杭を前記上爪及び前記下爪が支持して引抜くケーシング引抜き工程と、を備え、
前記上下爪倒伏工程及び前記ケーシング埋込工程において、ストッパにより前記上爪及び前記下爪が規定以上に外側に倒伏することが防止可能であることを特徴とする杭引抜工法により、重い既設杭でも引抜くことができる。
3:ケーシング 3N:内周壁 3W:ケーシング窓 4:外側円筒部
5(5a、5b):上爪固定軸 6(6a、6b):下爪固定軸
7(7a、7b):可動軸
8(8a、8b):油圧シリンダ 9(9a、9b):ピン
10:杭抜き機 11:掘削刃
12(12a、12b):上爪固定軸取付け部
13(13a、13b):下爪固定軸取付け部
C:面取り部
D:ケーシングの先端方向 P:既設杭 P1:先端 P2:端部
Claims (3)
- 既設杭を引き抜く杭抜き機のチャッキング機構であって、
外側円筒部を同芯に設けた円筒状のケーシングと、
前記外側円筒部の外周壁下端部に一方の端部が上爪固定軸により軸支された上爪と、
前記外側円筒部より下方の前記ケーシング外周壁部に一方の端部が下爪固定軸により軸支された下爪と、
前記上爪の他方の端部と前記下爪の他方の端部とを軸支する可動軸と、
前記外側円筒部を前記ケーシングに沿って移動させる油圧シリンダと、
を備え、
前記上爪は、前記下爪よりも短く構成され、
前記油圧シリンダを伸長させることにより前記外側円筒部がケーシング先端方向に移動して前記上爪及び前記下爪が前記ケーシングの断面中心側に起立するとともに、前記油圧シリンダを圧縮させることにより前記外側円筒部がケーシング先端方向と逆方向に移動して前記上爪及び前記下爪が前記ケーシングの内周壁側に倒伏することを特徴とする杭抜き機のチャッキング機構。 - 前記上爪及び前記下爪が規定以上に外側へ倒伏することを防止するストッパを備えたことを特徴とする請求項1に記載の杭抜き機のチャッキング機構。
- 既設杭を引き抜く杭引抜工法であって、外側円筒部を同芯に設けた円筒状のケーシングを準備する準備工程と、
油圧シリンダを圧縮させて、前記外側円筒部の外周壁下端部に一方の端部を軸支された上爪を前記ケーシングの内周壁側に倒伏させるとともに、前記上爪の他方の端部に他方の端部が軸支され一方の端部が前記外側円筒部より下方のケーシングの外周壁部に軸支された下爪を前記ケーシングの内周壁側に倒伏させる上下爪倒伏工程と、
前記ケーシングを既設杭の周囲に位置するように地中に埋め込むケーシング埋込工程と、
前記油圧シリンダを伸長させて、前記上爪及び前記下爪を前記ケーシングの断面中心側に起立させる上下爪起立工程と、
前記ケーシングを引抜くことにより、既設杭を前記上爪及び前記下爪が支持して引抜くケーシング引抜き工程と、を備え、
前記上爪は、前記下爪よりも短く構成されたことを特徴とする杭引抜工法。
Priority Applications (1)
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JP2017104488A JP6465511B2 (ja) | 2017-05-26 | 2017-05-26 | 杭抜き機のチャッキング機構、及び杭抜き工法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2017104488A JP6465511B2 (ja) | 2017-05-26 | 2017-05-26 | 杭抜き機のチャッキング機構、及び杭抜き工法 |
Publications (2)
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JP2018199928A JP2018199928A (ja) | 2018-12-20 |
JP6465511B2 true JP6465511B2 (ja) | 2019-02-06 |
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ID=64667947
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017104488A Active JP6465511B2 (ja) | 2017-05-26 | 2017-05-26 | 杭抜き機のチャッキング機構、及び杭抜き工法 |
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- 2017-05-26 JP JP2017104488A patent/JP6465511B2/ja active Active
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