JP6464787B2 - 半導体装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置および半導体装置の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、半導体装置、特にパワー半導体チップを備える半導体装置、及びその製造方法に関する。
パワー半導体モジュールの一例は、絶縁基板の回路板に、半導体チップが電気的かつ機械的に接続されている。このパワー半導体チップのおもて面に形成されている電極と、絶縁基板の回路板等とを電気的に接続するために、半導体チップのおもて面及び絶縁基板の回路板に対向するプリント基板と、このプリント基板に一端が接続され、他端が半導体チップの電極又は回路板に電気的かつ機械的に接続する複数の導電ポストとを有する配線部材がある(特許文献1)。
プリント基板と導電ポストとを有する配線部材は、信頼性が高く、また、ボンディングワイヤを用いた場合に比べてパワー半導体モジュールを薄型化できる。また、導電ポストは、ボンディングワイヤに比べて半導体チップのおもて面の電極の面積が小さくても確実に接続できる。
国際公開第2013/118415号
近年、保護機能や駆動回路のための電子部品が組み込まれたインテリジェントパワーモジュール(IPM)が開発されている。このインテリジェントパワーモジュール用の電子部品、例えばサーミスタ、シャント抵抗等のセンサ、又はICチップ等を、配線インダクタンスの増加を抑制しながら、かつ、空間的な制約を考慮しながら内蔵させることは、設計上の課題である。
パワー半導体モジュールの配線部材を構成するプリント基板に、電子部品を取り付けることを考えると、電子部品の種類によっては、プリント基板の配線が複雑になる。例えば、電子部品としてMOSFET等の半導体チップを搭載する場合には,半導体チップと電気的に接続するために専用の端子が必要であり、プリント基板の設計が複雑化するうえ、構成に制約がある。
特許文献1には、プリント基板の面積を最小限とするように、プリント基板の両主面にそれぞれ対向するように設けられた2枚のセラミックス絶縁基板を使用して、高さ方向に回路を構成した例が記載されている(図13参照)。この例におけるセラミックス絶縁基板の一つに電子部品を取り付けることを考えると、セラミックス絶縁基板は導電ポストを接合するために孔を形成する加工が容易でない。なぜなら、セラミックスは孔を形成する際、割れる恐れがあるからである。したがって、導電ポストを用いて半導体チップの電極から直線的に、直接セラミックス絶縁基板に接続するのが難しい。
また、特許文献1にはプリント基板および2枚のセラミック絶縁基板を用いて、高さ方向に回路を構成したモジュールについて記載されているが、その具体的な製造方法については特に例示されていない。
本発明は、上記の問題を有利に解決するものであり、配線インダクタンスの増加を抑制しつつパワー半導体モジュールに電子部品を内蔵させる設計の自由度を向上させることができる半導体装置およびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の半導体装置は、絶縁板と、前記絶縁板の主面に設けられた回路板を有する絶縁基板と、おもて面に電極を有し、裏面が前記絶縁基板の回路板に固定された半導体素子と、前記絶縁基板の主面に対向して設けられた第1のプリント基板と、一端が前記半導体素子の前記電極に接続され、他端が前記第1のプリント基板に接続された第1の導電ポストと、前記絶縁板の主面に対向し、前記第1のプリント基板よりも前記絶縁基板から離れて設けられ、絶縁層と、前記絶縁層の面のうち前記絶縁基板から遠い側の面に設けられた回路層を有する第2のプリント基板と、前記第2のプリント基板の前記回路層に固定された電子部品と、前記第2のプリント基板の前記絶縁層に設けられた貫通孔に挿通され、一端が前記半導体素子の前記電極に接続され、他端が前記第2のプリント基板に接続された第2の導電ポストと、を備え、前記第2の導電ポストが、前記第2のプリント基板の前記回路層と、前記半導体素子の前記電極とを直接接続することを特徴とする。
本発明の半導体装置によれば、第2のプリント基板を備え、第2のプリント基板に電子部品が取り付けられることにより、パワー半導体モジュールに電子部品を内蔵させる設計の自由度を向上させることができる。
本発明の一実施形態のパワー半導体モジュールの模式的な断面図である。 図1のII−II線における平面図である。 図1のIII−III線の位置における平面図である。 図1のIV−IV線の位置における平面図である。 図1のV−V線の位置における平面図である。 実施形態1のパワー半導体モジュールの等価回路図である。 本発明の別の実施形態のパワー半導体モジュールの模式的な断面図である。 図7のVIII−VIII線の位置における平面図である。 図7のIX−IX線の位置における平面図である。 図7のX−X線の位置における平面図である。 図7のXI−XI線の位置における平面図である。 実施形態2のパワー半導体モジュールの等価回路図である。 本発明の別の実施形態のパワー半導体モジュールの模式的な断面図である。 図13のXIV−XIV線の位置における平面図である。 図13のXV−XV線の位置における平面図である。 本図13のXVI−XVI線の位置における平面図である。 のXVII−XVII線の位置における平面図である。 実施形態3のパワー半導体モジュールの等価回路図である。 本発明のパワー半導体モジュールの製造方法1の説明図である。 本発明のパワー半導体モジュールの製造方法1の説明図である。 本発明のパワー半導体モジュールの製造方法2の説明図である。 本発明のパワー半導体モジュールの製造方法2の説明図である。 本発明のパワー半導体モジュールの製造方法2の説明図である。 本発明のパワー半導体モジュールの製造方法2の説明図である。
以下、本発明の半導体装置の実施形態について、図面を参照しつつ具体的に説明する。なお、本出願の記載に用いられている「電気的かつ機械的に接続されている」という用語は、対象物同士が直接接合により接続されている場合に限られず、はんだや金属焼結材などの導電性の接合材を介して対象物同士が接続されている場合も含むものとする。
(実施形態1)
実施形態1のパワー半導体モジュールは、電子部品としてシャント抵抗を備える例である。
図1は、本発明の実施形態1のパワー半導体モジュール10の模式的な断面図である。
パワー半導体モジュール10は、絶縁基板11、半導体チップ12、半導体チップ13、第1のプリント基板14、第1の導電ポスト15、第2のプリント基板16、第2の導電ポスト17及び電子部品としてのシャント抵抗18を備えている。
絶縁基板11は、絶縁板11aと、絶縁板11aの主面(図では上面)に設けられた回路板11bと、絶縁板11aの裏面(図では下面)に設けられた金属板11cとで構成されている。絶縁板11aは例えば窒化アルミニウムや窒化珪素、酸化アルミニウム等の絶縁性セラミックスよりなり、回路板11b及び金属板11cは、例えば銅やアルミニウムなどの導電性の金属よりなる。絶縁基板11は、例えばDCB(Direct Copper Bonding)基板やAMB(Active Metal Blazing)基板等を用いることができる。
図2に図1のII−II線の位置における平面図を示す。図1は、図2のI−I線で切断した断面図に相当する。図2において回路板11bは、長方形の平面形状を有している絶縁板11aの主面上に選択的に形成されていて、第1領域11b1、第2領域11b2、第3領域11b3、第4領域11b4及び第5領域11b5を含んでいる。
回路板11bの第1領域11b1は、絶縁板11aの一辺付近から中央部付近までを占めるように形成されている。第1領域11b1の中央部には、半導体チップ12及び半導体チップ13が並べて設けられている。図1及び図2において半導体チップ12は縦型のパワーMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)の例であり、半導体チップ13は半導体チップ12と逆並列に接続されるダイオードの例である。
半導体チップ12の裏面にはドレイン電極が形成されていて、このドレイン電極と第1領域11b1とが、接合材としてのはんだ20により電気的かつ機械的に接続されている。また、半導体チップ13の裏面にはカソード電極が形成されていて、このカソード電極と第1領域11b1とが、はんだ20により電気的かつ機械的に接続されている。
第1領域11b1の二つの隅部付近には、外部端子としてのドレイン端子19Aが、それぞれはんだ等の接合材、超音波接合又は溶接により電気的かつ機械的に接続されている。したがって、ドレイン端子19Aは、第1領域11b1を通して半導体チップ12のドレイン電極及び半導体チップ13のカソード電極と電気的に接続されている。
回路板11bの第2領域11b2、第3領域11b3、第4領域11b4及び第5領域11b5は、絶縁板11a上において、第1領域11b1が占める範囲以外の部分で、絶縁板11aの他辺に沿って並べて形成されている。第2領域11b2は、絶縁板11aの一つの隅部付近に形成されていて、外部端子としてのソース端子19Bが接合材、超音波接合又は溶接によって電気的かつ機械的に接続されている。また、第5領域11b5は、絶縁板11aの他の隅部付近に形成されていて、外部端子としてのソース端子19Bが接合材、超音波接合又は溶接によって電気的かつ機械的に接続されている。
第2領域11b2と第5領域11b5との間で、第2領域11b2に隣接して形成されている第3領域11b3は、外部端子としてのゲート端子19Cが接合材、超音波接合又は溶接によって電気的かつ機械的に接続されている。また、第3領域11b3と第5領域11b5との間に形成されている第4領域11b4は、外部端子としての補助ソース端子19Dが接合材、超音波接合又は溶接によって電気的かつ機械的に接続されている。なお、補助ソース端子19Dは、図1の断面図には表れていない。ドレイン端子19A、ソース端子19B及び補助ソース端子19Dは、大電流を流すためには銅板等のリードからなることが好ましい。
縦型のパワーMOSFETの例である半導体チップ12は、おもて面にソース電極及びゲート電極を有し,裏面にドレイン電極を有している。半導体チップ12は縦型のものに限られず、半導体チップ12のおもて面にのみ複数種類の電極が配置された横型の半導体チップであってもよい。
半導体チップ12は、パワーMOSFETに限られず、他のスイッチング素子、例えばIGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)とすることができる。半導体チップ12がIGBTの場合では、裏面の電極はコレクタ電極であり、おもて面の電極はエミッタ電極及びゲート電極である。半導体チップ12は、シリコン半導体よりなるものでもよいし、炭化ケイ素(SiC)半導体よりなるものでもよい。SiCからなる半導体チップ(例えばSiC−MOSFET)は、シリコンからなる半導体チップに比べて高耐圧で、かつ高周波でのスイッチングが可能である。半導体チップ12は、パワーMOSFETやIGBTに限定されず、スイッチングの動作が可能な半導体素子の一個又は複数個の組み合わせであればよい。
半導体チップ12と逆並列に接続されるダイオードの例である半導体チップ13は、おもて面にアノード電極を有し、裏面にカソード電極を有している。
図1に示すように、絶縁板11aの主面に対向して、第1のプリント基板14が設けられている。すなわち、第1のプリント基板14は、半導体チップ12のおもて面電極(ソース電極及びゲート電極)、半導体チップ13のおもて面電極(アノード電極)、及び絶縁基板11の回路板11bに対向している。第1のプリント基板14は、絶縁層14aと、この絶縁層14aの少なくとも一方の面に形成された金属層14bとを有している。図1に示した例では、金属層14bは、絶縁層14aの面のうち絶縁基板11より遠い側に形成されている。
第1のプリント基板14と、半導体チップ12のおもて面電極、半導体チップ13のおもて面電極、又は絶縁基板11の回路板11bとの間には、第1の導電ポスト15が設けられている。第1の導電ポスト15は、その一端が半導体チップ12のおもて面電極、半導体チップ13のおもて面電極又は絶縁基板11の回路板11bに、はんだ20により電気的かつ機械的に接続されている。そして、第1の導電ポスト15の他端は、第1のプリント基板14の絶縁層14aを貫いて、金属層14bに、はんだやロウ付け、又はカシメにより電気的かつ機械的に接続されている。
図3に、図1のIII−III線の位置における平面図を示す。図3は第1のプリント基板14の絶縁層14aと金属層14bとが示されている。
絶縁層14aは、ドレイン端子19A、ゲート端子19C、ソース端子19B、補助ソース端子19D及び導電ポスト15Aを通す貫通孔14hを有している。
金属層14bは第1領域14b1及び第2領域14b2を含んでいる。
金属層14bの第1領域14b1は、半導体チップ12のソース電極、半導体チップ13のアノード電極及び絶縁基板11の回路板11bの第2領域11b2及び第5領域11b5を、第1のプリント基板14に向けて投影させた領域を少なくとも部分的に含むように形成されている。換言すれば、第1領域14b1は、半導体チップ12のソース電極、半導体チップ13のアノード電極及び絶縁基板11の回路板11bの第2領域11b2及び第5領域11b5と、少なくとも部分的に重なるように、絶縁層14aの主面の外側寄りに形成されている。また、第1領域14b1は、絶縁基板11の回路板11bの第1領域11b1に電気的かつ機械的に接続されているドレイン端子19Aとは非接触であり、第2領域11b2及び第5領域11b5に電気的かつ機械的に接合されているソース端子19Bとも非接触である。
金属層14bの第2領域14b2は、半導体チップ12のゲート電極及び絶縁基板11の回路板11bの第3領域11b3を第1のプリント基板14に向けて投影させた領域を少なくとも部分的に含むように、かつ、この投影させた領域を相互に接続するように、絶縁層14aの主面の内側寄りに形成されている。
金属層14bの第1領域14b1及び第2領域14b2は、インダクタンスを低減するために、なるべく絶縁層14aの面上における面積を大きくしている。
第1の導電ポスト15は、金属層14bの第1領域14b1と半導体チップ12のソース電極とを電気的に接続している導電ポスト15Aと、金属層14bの第1領域14b1と半導体チップ13のアノード電極とを電気的に接続している導電ポスト15Bと、金属層14bの第2領域14b2と半導体チップ12のゲート電極とを電気的に接続している導電ポスト15Cと、金属層14bの第2領域14b2と絶縁基板11の回路板11bの第3領域11b3とを電気的に接続している導電ポスト15Dと、金属層14bの第1領域14b1と絶縁基板11の回路板11bの第4領域11b4とを電気的に接続している導電ポスト15Eとを有している。なお、本実施形態においては、後述する他の実施形態とは異なり、金属層14bの第1領域14b1と絶縁基板11の回路板11bの第2領域11b2との間には第1の導電ポスト15は設けられていない。また、金属層14bの第1領域14b1と絶縁基板11の回路板11bの第5領域11b5との間にも第1の導電ポスト15は設けられていない。
以下の説明では、個別の導電ポスト15A〜15Eを総称して第1の導電ポスト15という。
導電ポスト15Aと、第1のプリント基板14の金属層14bの第1領域14b1と、導電ポスト15Cとが電気的に接続されていることにより、導電ポスト15Aの一端で接続する半導体チップ12のソース電極と、導電ポスト15Bの一端で接続する半導体チップ13のアノード電極とが相互に接続されている。
導電ポスト15Cと、第1のプリント基板14の金属層14bの第2領域14b2と、導電ポスト15Dとが電気的に接続されていることにより、導電ポスト15Cの一端で接続する半導体チップ12のゲート電極と、導電ポスト15Dの一端で接続する絶縁基板11の回路板11bの第3領域11b3に接合されているゲート端子19Cとが電気的に接続されている。
このように第1のプリント基板14と第1の導電ポスト15とにより構成されている半導体チップ12等の配線部材は、半導体チップ12の発熱の繰り返しによる熱サイクルに対する信頼性が高いパワー半導体モジュール10とすることができる。また、配線部材にボンディングワイヤを用いた場合に比べてパワー半導体モジュール10を薄型化できる。また、第1の導電ポスト15は、ボンディングワイヤに比べて半導体チップ12のおもて面の電極の面積が小さくても確実に接続できる。また、リードに比べて半導体チップ12に加わる応力が小さいので信頼性が高く、接合材の厚さを薄くできるので電気伝導、熱伝導に有利である。
第1のプリント基板14は、絶縁層14aの面のうち絶縁基板11より遠い側に金属層14bの第1領域14b1及び第2領域14b2が形成されている例に限られず、第1領域14b1を絶縁層14aの面のうち絶縁基板11より近い側及び遠い側のいずれか一方に、第2領域14b2を絶縁層14aの面のうち第1領域14b1が形成されている面とは別の面に形成されている例とすることもできる。
第1のプリント基板14の金属層14bや第1の導電ポスト15は、導電性のよい金属、例えば銅よりなる。また、第1のプリント基板14の金属層14bや第1の導電ポスト15は、必要に応じてめっきを表面に施すことができる。第1のプリント基板14の絶縁層14aは、ガラスエポキシ材などからなるリジッド基板でもよく、また、絶縁層14aがポリイミド材などからなるフレキシブル基板でもよい。
第1の導電ポスト15は、円柱形状、直方体形状等の形状とすることができるが特に限定されない。第1の導電ポスト15の底面の大きさは、半導体チップ12及び半導体チップ13のおもて面の電極よりも小さい。更に、一つの半導体チップ12又は半導体チップ13に対する第1の導電ポスト15の設置数は任意であり、一つのおもて面電極に複数個の第1の導電ポスト15を接合することも可能である。
第1のプリント基板14と第1の導電ポスト15とは、パワー半導体モジュール10の組み立てに当たって、あらかじめ一体化して配線部材とすることができる。一体化された配線部材を用いることにより、ボンディングワイヤに比べてパワー半導体モジュール10の製造工程を簡素化することができる。
図1に示すように、絶縁板11aの主面に対向し、第1のプリント基板14よりも絶縁基板11から離れて、第2のプリント基板16が設けられている。換言すると、パワー半導体モジュール10の内部に、絶縁基板11、第1のプリント基板14、第2のプリント基板16が、この順に積層するように配置されている。
第2のプリント基板16は、2つの面を有する絶縁層16aと、絶縁層16aの面のうち絶縁基板11より遠い側の面に設けられた回路層16bと、絶縁層16aの面のうち絶縁基板11より近い側の面に設けられた金属層16cとで構成されている。回路層16bには、電子部品であるシャント抵抗18が固定されて搭載されている。
第2のプリント基板16の絶縁層16aは、ドレイン端子19A、ソース端子19B、ゲート端子19C、補助ソース端子19Dを挿通させる孔16hを有している。また、この絶縁層16aは、導電ポスト15A(第2の導電ポスト17)を挿通させる孔を有している。
第2のプリント基板16の固定は、例えばその四隅近傍にドレイン端子19A及びソース端子19Bを挿通させる孔16hを形成するとともに、ドレイン端子19A及びソース端子19Bに、その第2のプリント基板16に形成された上記孔の径よりも太径の部分19Ab、19Bbを形成しておき、第2のプリント基板16の上記孔にドレイン端子19A及びソース端子19Bを通して上記太径の部分19Ab、19Bbで係止することにより行うことができる。第2のプリント基板16の固定は、この他にも後述する製造方法を用いて行うことができる。
第2のプリント基板16の回路層16bと、第1のプリント基板14の金属層14bとの間には、第2の導電ポスト17が設けられている。本実施形態において第2の導電ポスト17は、第1の導電ポスト15のうちの導電ポスト15Aの一端が第2のプリント基板16の回路層16bまで延伸してなるものである。換言すれば、一端が半導体チップ12のソース電極と接続する導電ポスト15Aが、第2の導電ポスト17を兼ねていて、他端が第2のプリント基板16の回路層16bと電気的に接続されている。これにより、第2のプリント基板16の回路層16bと、半導体チップ12のソース電極とを直接接続する。
もっとも、第2の導電ポスト17は図1に示した例に限られず、一端が第2のプリント基板16の回路層16bに接続され、他端が第1のプリント基板14の金属層14b、半導体チップ12のソース電極、ゲート電極、半導体チップ13のアノード電極、絶縁基板11の回路板11bのいずれか一つに接続されたものとすることができる。
図4に、図1のIV−IV線の位置における平面図を示す。図4は、第2のプリント基板16の金属層16cと第1のプリント基板14とが示されている。金属層16cは、半導体チップ12又は半導体チップ13の電磁シールドのために設けられている。そのため、金属層16cは、ドレイン端子19A、ソース端子19B、ゲート端子19C、補助ソース端子19D及び第2の導電ポスト17とは非接触状態で、なるべく絶縁層16aの面上における面積を大きくしている。
金属層16cの変形例として、半導体チップ12又は半導体チップ13の放熱のために、第2の導電ポスト17と接触するような構成とすることもできる。
図5に、図1のV−V線の位置における平面図を示す。図5において第2のプリント基板16の回路層16bは、中央部付近で二分されていて、絶縁層16aの一方の面に選択的に形成された第1領域16b1と第2領域16b2とを含んでいる。
第1領域16b1に、第2の導電ポスト17(導電ポスト15A)の端部が接続される。また、第2の導電ポスト17は、半導体チップ12のソース電極にも接続される。
第2領域16b2に、2本のソース端子19B、および補助ソース端子19Dが接続される。ソース端子19Bは、前述のように絶縁基板11の回路板11bの第2領域11b2および第5領域11b5に接続され、補助ソース端子19Dは、回路板11bの第4領域11b4に接続される。
第2のプリント基板16の絶縁層16aの材料は、第1のプリント基板14の絶縁層14aと同様とすることができる。回路層16b、金属層16cの材料は、第1のプリント基板14の金属層14bと同様に導電性の金属、例えは銅からなるものとすることができる。
回路層16bの第1領域16b1と第2領域16b2の間で、第1領域16b1と第2領域16b2とを接続するようにシャント抵抗18がはんだ20により取り付けられている。また、シャント抵抗18の近傍における第1領域16b1と第2領域16b2のそれぞれに、センス端子21が設けられている。シャント抵抗18を第2のプリント基板16に設け、センス電流をセンス端子21から取り出すことにより、パワー半導体モジュール10内部に流れる電流を検出することができる。
パワー半導体モジュール10の各部材である絶縁基板11、半導体チップ12、13、第1のプリント基板14、第1の導電ポスト15、第2のプリント基板16、第2の導電ポスト17は、図示しない絶縁性の熱硬化性樹脂よりなる封止材により封止されている。また、外部端子(ドレイン端子19A、ソース端子19B、ゲート端子19C、補助ソース端子19D)は、封止材から突出するように配置される。
図6に、本実施形態のパワー半導体モジュール10の等価回路図を示す。本実施形態のパワー半導体モジュール10は、ドレイン端子19Aから導かれた電流が、半導体チップ12、第2の導電ポスト17、第2のプリント基板16の第1領域16b1を経て、シャント抵抗18から第2領域16b2に流れ、更にソース端子19Bに導かれる。このシャント抵抗18を流れる電流を、センス端子21により検出する。
本実施形態のパワー半導体モジュール10は、第2のプリント基板16を備えていることから、絶縁基板11や第1のプリント基板14を広げることなく、第2のプリント基板16に電子部品として例えばシャント抵抗18を搭載することができる。したがって、パワー半導体モジュールをインテリジェントパワーモジュールとして用いる場合に必要となる電子部品の配置の自由度を、パワー半導体モジュールのフットプリントを広げることなく向上させることができる。
また、第2のプリント基板16に第1領域16b1と第2領域16b2が形成され、第1領域16b1が半導体チップ12のソース電極に、第2領域16b2がソース端子19Bに接続され、そしてシャント抵抗18が第1領域16b1と第2領域16b2に接続して取り付けられていることから、パワー半導体モジュール10内部に流れる電流を検出することができる。
更に、第2の導電ポスト17により、半導体チップ12のソース電極と第2のプリント基板16とを直線的に、換言すれば最短経路で接続するから、絶縁基板11や第1のプリント基板14に配置してワイヤなどで接続する場合に比べ、配線インダクタンスを低減することができる。
第2のプリント基板16の金属層16cは、電磁シールドのために用いられているから、シャント抵抗18の動作とは直接の関連性がない。したがってパワー半導体モジュール10は、金属層16cを配置しない構成とすることもできる。もっとも、金属層16cを配置することにより、半導体チップ12から生じるノイズを遮蔽することができる。よってシャント抵抗18の耐ノイズ性を向上させることができる。
また、金属層16cの変形例として当該金属層16cを第2の導電ポスト17に接続すれば、半導体チップ12からの熱がより効率的にパワー半導体モジュール10内部で伝熱されるため、放熱性を向上させることができる。
また、別の変形例として第2のプリント基板の回路層16bは、第1領域16b1及び第2領域16b2以外に、放熱性及びシールド性向上のための領域を設けてもよい。
更に、シャント抵抗18は、図5では1個であるが、個数は特に限定されない。複数個の電子部品を取り付ける場合に、第2のプリント基板16に加えて、第3のプリント基板等を用いるように、3枚以上のプリント基板を用いることもできる。
(実施形態2)
実施形態2のパワー半導体モジュールは、電子部品としてコンデンサを備える例である。
図7〜12を用いて、本発明の実施形態2のパワー半導体モジュール30を説明する。なお、図7〜12において、図1〜図6と同一の部材については、同一の符号を付している。
図7は、パワー半導体モジュール30の模式的な断面図であり、図8は図7のVIII−VIII線の位置における平面図である。図7は、図8におけるVII−VII断面図に相当する。図7に示すように、パワー半導体モジュール30は、絶縁基板11、半導体チップ12、半導体チップ13、第1のプリント基板24、第1の導電ポスト15、第2のプリント基板26、第2の導電ポスト17及び電子部品としてのコンデンサ22を備えている。
絶縁基板11は、回路板11bの各領域の配置を含めて実施形態1のパワー半導体モジュール10と同じ構成を有していて、半導体チップ12及び半導体チップ13も実施形態1のパワー半導体モジュール10と同じく、それぞれ縦型のパワーMOSFET及びダイオードの例である。したがって、本実施形態のパワー半導体モジュール30の絶縁基板11、半導体チップ12及び半導体チップ13について、既に実施形態1のパワー半導体モジュール10において説明したのと重複する説明は省略する。
絶縁基板11の絶縁板11aの主面に対向して、第1のプリント基板24が設けられている。第1のプリント基板は、絶縁層24aと、この絶縁層24aの少なくとも一方の面に形成された金属層24bとを有している。
図9に、図7のIX−IX線の位置における平面図を示す。図9は、第1のプリント基板24の絶縁層24aと金属層24bとが示されている。
絶縁層24aは、ドレイン端子19A、ゲート端子19C、ソース端子19B、補助ソース端子19D及び導電ポスト15Aを通す貫通孔24hを有している。
金属層24bは、第1領域24b1及び第2領域24b2を含んでいる。第1領域24b1は、図3に示された実施形態1における第1領域14b1と比べると、ほぼ同じ範囲で設けられているが、ソース端子19B及び補助ソース端子19Dにも電気的に接続するように設けられている点で第1領域14b1とは相違している。第2領域24b2は、図3に示された実施形態1における第1領域14b1と同じ範囲で設けられている。第1のプリント基板24は、上記した第1領域24b1が設けられている範囲を除いて実施形態1の第1のプリント基板14と同じ構成を有しているので、既に実施形態1のパワー半導体モジュール10において第1のプリント基板14によって説明したのと重複する説明は省略する。
第1の導電ポスト15は、金属層24bの第1領域24b1と半導体チップ12のソース電極とを電気的に接続している導電ポスト15Aと、金属層24bの第1領域24b1と半導体チップ13のアノード電極とを電気的に接続している導電ポスト15Bと、金属層24bの第2領域24b2と半導体チップ12のゲート電極とを電気的に接続している導電ポスト15Cと、金属層24bの第2領域24b2と絶縁基板11の回路板11bの第3領域11b3とを電気的に接続している導電ポスト15Dと、金属層24bの第1領域24b1と絶縁基板11の回路板11bの第4領域11b4とを電気的に接続している導電ポスト15Eとを有している。本実施形態の第1の導電ポスト15は、実施形態1の第1の導電ポスト15と同じ構成を有しているので、既に実施形態1のパワー半導体モジュール10において第1の導電ポスト15によって説明したのと重複する説明は省略する。
導電ポスト15Aと、第1のプリント基板14の金属層14bの第1領域14b1と、導電ポスト15Bと、導電ポスト15Eと、ソース端子19Bとが電気的に接続されていることにより、導電ポスト15Aの一端で接続する半導体チップ12のソース電極と、導電ポスト15Bの一端で接続する半導体チップ13のアノード電極と、導電ポスト15Eの一端で接続する絶縁基板11の回路板11bの第4領域に接合されている補助ソース端子19Dと、ソース端子19Bとが電気的に接続されている。
また、導電ポスト15Cと、第1のプリント基板14の金属層14bの第2領域14b2と、導電ポスト15Dとが電気的に接続されていることにより、導電ポスト15Cの一端で接続する半導体チップ12のゲート電極と、導電ポスト15Dの一端で接続する絶縁基板11の回路板11bの第3領域11b3に接合されているゲート端子19Cとが電気的に接続されている。
このように第1のプリント基板24と第1の導電ポスト15とにより半導体チップ12のソース電極及び半導体チップ13のアノード電極と、絶縁基板11の回路板11bに接合されたソース端子19B及び補助ソース端子19Dとが電気的に接続され、半導体チップ12のゲート電極と、絶縁基板11の回路板11bに接合されたゲート端子19Cとが電気的に接続される。したがって、第1のプリント基板24及び第1の導電ポスト15は、ボンディングワイヤの代わりに配線部材として用いられている。配線部材としての第1のプリント基板24及び第1の導電ポスト15は、実施形態1における第1のプリント基板14及び第1の導電ポスト15と同じ効果を有する。
絶縁板11aの主面に対向し、第1のプリント基板24よりも絶縁基板11から離れて、第2のプリント基板26が設けられている。
第2のプリント基板26は、絶縁層26aと、絶縁層26aの面のうち絶縁基板11より遠い側の面に設けられた回路層26bと、絶縁層26aの面のうち絶縁基板11より近い側の面に設けられた金属層26cとで構成されている。回路層26bには、電子部品であるコンデンサ22が搭載されている。
第2のプリント基板26の絶縁層26aは、ドレイン端子19A、ソース端子19B、ゲート端子19C、補助ソース端子19Dを挿通させる孔26hを有している。また、この絶縁層26aは、第2の導電ポスト17を挿通させる孔を有している。
第2のプリント基板26の固定は、実施形態1の第2のプリント基板16と同様とすることができる。
第2のプリント基板26の回路層26bと、第1のプリント基板24の金属層24bとの間には、第2の導電ポスト17が設けられている。本実施形態において第2の導電ポスト17は、実施形態1の第2の導電ポスト17と同じく、導電ポスト15Aの一端が第2のプリント基板26の回路層26bまで延伸してなるものである。
図10に、図7のX−X線の位置における平面図を示す。図10は、第2のプリント基板26の金属層26cと第1のプリント基板24とが示されている。金属層26cは、実施形態1の金属層16cと同じ構成を有している。したがって、金属層26cについて先に金属層16cで述べたのと重複する説明は省略する。
図11に、図7のXI−XI線の位置における平面図を示す。図11において第2のプリント基板26の回路層26bは二分されていて、絶縁層26aの一方の面に選択的に形成された第1領域26b1と第2領域26b2とを含んでいる。
そして、第1領域26b1に、ドレイン端子19Aが接続される。
また、第2領域26b2に、第2の導電ポスト17(導電ポスト15A)の一端が接続され、他端は半導体チップ12のソース電極に接続される。この第2領域26b2に、ソース端子19Bが接続される。更に、この第2領域26b2には補助ソース端子19Dが接続される。
回路層26bは、第1領域26b1及び第2領域26b2が設けられている範囲及び接続する端子又は電極ポストを除いて実施形態1の第2のプリント基板16の回路層16bと同じ構成を有している。したがって、既に実施形態1のパワー半導体モジュール10において第2のプリント基板16によって説明したのと重複する説明は省略する。
回路層26bの第1領域26b1及び第2領域26b2の間で、第1領域26b1と第2領域26b2とを接続するように、コンデンサ22がはんだ20により取り付けられている。
コンデンサ22は、図11では1個であるが、個数は特に限定されない。複数個の電子部品を取り付ける場合に、第2のプリント基板16に加えて、第3のプリント基板等を用いるように、3枚以上のプリント基板を用いることもできる。
図12に、本実施形態のパワー半導体モジュール30の等価回路図を示す。本実施形態のパワー半導体モジュール30は、コンデンサ22が、ドレイン端子19Aとソース端子19Bとの間に、半導体チップ12および半導体チップ13と並列に設けられている。コンデンサ22が設けられていることにより、パワー半導体モジュール10の配線インダクタンスの低減が可能となる。
また、本実施形態のパワー半導体モジュール30が、第2のプリント基板26及び第2の導電ポスト17を備えていることによる効果は、先に説明した実施形態1のパワー半導体モジュール10が、第2のプリント基板26及び第2の導電ポスト17を備えていることによる効果と同じである。
本実施形態のパワー半導体モジュール30の変形例として、第2のプリント基板26の第1領域26b1が、ドレイン端子19Aとは接続しないで、ゲート端子19Cと接続するようにして、コンデンサ22が、ゲート端子19Cとソース端子19Bとの間に並列に設けられるような構成とすることもできる。コンデンサ22が、ゲート端子19Cとソース端子19Bとの間に並列に設けられることにより、半導体チップ12としてパワーMOSFETなどのスイッチング素子を用いた場合、スイッチング時に発生するdV/dtノイズによる誤動作を防止することができるため、有効である。
(実施形態3)
実施形態3のパワー半導体モジュールは、電子部品としてサーミスタを備える例である。
図13〜18を用いて、本発明の実施形態3のパワー半導体モジュール50を説明する。なお、図13〜18において、図1〜図12と同一部材については同一の符号を付している。
図13は、パワー半導体モジュール50の模式的な断面図であり、図14は、図13のXIV−XIV線の位置における平面図である。図13は、図14におけるXIII−XIII断面図に相当する。図13に示すように、パワー半導体モジュール50は、絶縁基板11、半導体チップ12、半導体チップ13、第1のプリント基板24、第1の導電ポスト15、第2のプリント基板36、第2の導電ポスト17及び電子部品としてのサーミスタ23を備えている。
絶縁基板11は、回路板11bの各領域の配置を含めて実施形態1のパワー半導体モジュール10と同じ構成を有していて、半導体チップ12及び半導体チップ13も実施形態1のパワー半導体モジュール10と同じく、それぞれ縦型のMOSFET及びダイオードの例である。したがって、本実施形態のパワー半導体モジュール50の絶縁基板11、半導体チップ12及び半導体チップ13について、既に実施形態1のパワー半導体モジュール10において説明したのと重複する説明は省略する。
絶縁基板11の絶縁板11aの主面に対向して第1のプリント基板24が設けられている。第1のプリント基板は、絶縁層24aと、この絶縁層24aの少なくとも一方の面に形成された金属層24bとを有している。
図15に、図13のXV−XV線の位置における平面図を示す。図15は、第1のプリント基板24の絶縁層24aと金属層24bとが示されている。金属層24bは、第1領域24b1及び第2領域24b2を含んでいる。
第1のプリント基板24は、上記した第1領域24b1及び第2領域24b2が設けられている範囲を含めて実施形態2の第1のプリント基板24と同じ構成を有しているので、既に実施形態2のパワー半導体モジュール30において第1のプリント基板24によって説明したのと重複する説明は省略する。
第1の導電ポスト15は、導電ポスト15A〜導電ポスト15Eを有していることを含めて実施形態2の第1の導電ポスト15と同じ構成を有しているので、既に実施形態2のパワー半導体モジュール30において第1の導電ポスト15によって説明したのと重複する説明は省略する。
絶縁板11aの主面に対向し、第1のプリント基板24よりも絶縁基板11から離れて、第2のプリント基板36が設けられている。
第2のプリント基板36は、絶縁層36aと、絶縁層36aの面のうち絶縁基板11より遠い側の面に設けられた回路層36bと、絶縁層36aの面のうち絶縁基板11より近い側の面に設けられた金属層36cとで構成されている。回路層36bには、電子部品であるサーミスタ23が搭載されている。
第2のプリント基板36の絶縁層36aは、ドレイン端子19A、ソース端子19B、ゲート端子19C、補助ソース端子19Dを挿通させる孔36hを有している。また、この絶縁層36aは、第2の導電ポスト17を挿通させる孔を有している。
第2のプリント基板36の固定は、実施形態1の第2のプリント基板16と同様とすることができる。
第2のプリント基板36の回路層36bと、第1のプリント基板24の金属層24bとの間には、第2の導電ポスト17が設けられている。本実施形態において第2の導電ポスト17は、実施形態1の第2の導電ポスト17と同じく、導電ポスト15Aの一端が第2のプリント基板36の回路層36bまで延伸してなるものである。
図16に、図13のXVI−XVI線の位置における平面図を示す。図16は、第2のプリント基板36の金属層36cと第1のプリント基板24とが示されている。金属層36cは、実施形態1の金属層16cと同じ構成を有している。したがって、金属層36cについて先に金属層16cで述べたのと重複する説明は省略する。
図17に、図7のXVII−XVII線の位置における平面図を示す。図17において第2のプリント基板36の回路層36bは、絶縁層36aの一方の面に選択的に形成された第1領域36b1と第2領域36b2と第3領域36b3を含んでいる。
第1領域36b1は、半導体チップ12から生じる熱を、第2の導電ポスト17を通じてサーミスタ23に伝える領域であり、第2の導電ポスト17(導電ポスト15A)の一端が接続され、他端は半導体チップ12のソース電極に接続される。第1領域36b1はドレイン端子19A、ゲート端子19C、ソース端子19B及び補助ソース端子19Dとは非接触である。第1領域36b1は、半導体チップ12に生じた熱の放熱に寄与するため絶縁層36a上において、第2領域36b2及び第3領域36b3を除いて、なるべく広い範囲で形成されていることが好ましい。
第2領域36b2及び第3領域36b3は、サーミスタ23への配線のための領域であり、第2領域36b2及び第3領域36b3のそれぞれにセンス端子25が設けられている。
第2の導電ポスト17の一端の近傍において、回路層36bの第2領域36b2及び第3領域36b3にそれぞれ電気的に接続するように、サーミスタ23がはんだ20により取り付けられている。
サーミスタ23は、図17では1個であるが、個数は特に限定されない。複数個の電子部品を取り付ける場合に、第2のプリント基板16に加えて、第3のプリント基板等を用いるように、3枚以上のプリント基板を用いることもできる。
図18に、本実施形態のパワー半導体モジュール50の等価回路図を示す。本実施形態のパワー半導体モジュール50は、サーミスタ23が、半導体チップ12の近傍に設けられている。サーミスタ23が設けられていることにより、パワー半導体モジュール50内部の温度を検出することができる。特にサーミスタ23が第2の導電ポスト17の近傍に設けられることにより、半導体チップ12の発熱による温度を高精度に検出することができる。
また、本実施形態のパワー半導体モジュール50が、第2のプリント基板36及び第2の導電ポスト17を備えていることによる効果は、先に説明した実施形態1のパワー半導体モジュール10が、第2のプリント基板26及び第2の導電ポスト17を備えていることによる効果と同じである。
以上述べた実施形態1ではシャント抵抗18の例を、実施形態2ではコンデンサ22の例を、実施形態3ではサーミスタ23の例を示したが、第2の電子部品はこれらの例に限定されない。例えば電子部品は磁気抵抗センサ等の4端子素子であってもよい。
次に、本発明の半導体装置の製造方法の例を、実施形態1のパワー半導体モジュール10の製造方法で代表させて説明する。なお、実施形態2のパワー半導体モジュール30の製造方法や実施形態3のパワー半導体モジュール50の製造方法についても実施形態1と同様とすることができる。
(製造方法1)
図19及び図20を用いて、本発明の製造方法1を説明する。
製造方法1は第1のプリント基板14及び第2のプリント基板16を一体化し、さらに一体化された第1のプリント基板14及び第2のプリント基板16を、絶縁基板11に一度に取り付ける方法である。
最初に、絶縁基板11、半導体チップ12、半導体チップ13、第1のプリント基板14、第1の導電ポスト15、第2のプリント基板16、シャント抵抗18、ドレイン端子19A、ソース端子19B、ゲート端子19C、補助ソース端子19Dを準備する。
次に、第1のプリント基板14の所定の位置に、第1の導電ポスト15を、はんだやロウ付け、又はカシメにより電気的かつ機械的に接続し、また、ドレイン端子19A、ソース端子19B、ゲート端子19C、補助ソース端子19Dを、貫通孔14hを通してはんだで接合する。
また、第2のプリント基板16の所定の位置に、シャント抵抗18及びセンス端子21をはんだ20により固定する。
次に、第2のプリント基板16と第1のプリント基板14とを位置合わせする。この位置合わせは、第2のプリント基板16の貫通孔16hに、ドレイン端子19A、ソース端子19B、補助ソース端子19D及び第2の導電ポスト17(導電ポスト15A)を通すことで行うことができる。
このとき、図19に示すように、第1のプリント基板14と第2のプリント基板16とが所定の間隔を維持できるように、第1のプリント基板14と第2のプリント基板16との間に、ウレタン樹脂等の絶縁樹脂27を注入し、熱硬化工程などにより固化してもよい。これにより、一体化した第1のプリント基板14と第2のプリント基板16を、後の工程で容易に扱うことができるようになるため、有効である。絶縁樹脂27は、少なくとも、外部端子19A〜19Dよりも細い径である導電ポスト17を覆うように配置すれば、後の工程で導電ポスト17の変形を効果的に防止することができるので、有効である。
また、第1のプリント基板14と第2のプリント基板16を所定の間隔を維持できるようにするため、ドレイン端子19A、ソース端子19Bの太径の部分19Ab、19Bbを活用しても良い。
次に、第2のプリント基板16の回路層16bの第1領域16b1と、第2の導電ポスト17(導電ポスト15A)とをはんだで接合し、第1領域16b1とソース端子19Bとをはんだで接合する。
次に、絶縁基板11の回路板11bの第1領域11b1上の所定の位置にはんだペースト20を塗布し、このはんだペースト20上に半導体チップ12及び半導体チップ13を載置する。また、回路板11bの第2領域11b1〜第5領域11b5上の所定の位置に同様にはんだペースト20を塗布する。これは、回路板11bと、ドレイン端子19A、ソース端子19B、ゲート端子19C、補助ソース端子19D、導電ポスト15D及び導電ポスト15Eとの間を接続するための接合材として機能する。
次に、半導体チップ12及び半導体チップ13の電極上にはんだペースト20を塗布し、一体化された第1のプリント基板14及び第2のプリント基板16と、絶縁基板11とを位置合わせする。この位置合わせは、絶縁基板11、半導体チップ12及び半導体チップ13の少なくともいずれかを基準に行うことができる。
次に、加熱炉によりはんだペースト20をリフローさせて、絶縁基板11、半導体チップ12、半導体チップ13、第1のプリント基板14、導電ポスト15、ドレイン端子19A、ソース端子19B、ゲート端子19C及び補助ソース端子19Dを接合する。
最後に、図20に示すように、上記構成部材全体を、外部端子19A〜19Dの先端や、金属板11Cの裏面が露出するように、モールド工程などを用いて絶縁樹脂28で封止する。絶縁樹脂27および絶縁樹脂28により、半導体チップ12や半導体チップ13などの破損を防止することができる。
なお、絶縁樹脂27および絶縁樹脂28は、同じ樹脂材料を用いても良いし、異なる樹脂材料を用いても良い。同じ樹脂材料を用いれば、絶縁樹脂27と絶縁樹脂28の密着性を向上させることができる。また、絶縁樹脂27では容易に熱硬化する樹脂材料を用い、絶縁樹脂28では絶縁性に優れた材料を用いることにより、製造コストと信頼性を両立させたパワー半導体モジュール10を実現することができる。
この製造方法によれば、第1のプリント基板14と第2のプリント基板16とを一体化するから、組み立て工程の煩雑化を抑制することができ、また、精度よく第2のプリント基板16を配置することができる。
(製造方法2)
製造方法2は、絶縁基板11に、第1のプリント基板14及び第2のプリント基板16を順次に取り付ける方法である。
最初に、絶縁基板11、半導体チップ12、半導体チップ13、第1のプリント基板14、第1の導電ポスト15、第2のプリント基板16、シャント抵抗18、ドレイン端子19A、ソース端子19B、ゲート端子19C、補助ソース端子19Dを準備する。
次に、第1のプリント基板14の所定の位置に、第1の導電ポスト15をはんだやロウ付け、又はカシメにより電気的かつ機械的に接続する。図21に示すパワー半導体モジュール10の分解図に、第1のプリント基板14と導電ポスト15との一体物を示す。
また、第2のプリント基板16の所定の位置に、シャント抵抗18及びセンス端子21をはんだ20により固定する。図21に、第2のプリント基板16とシャント抵抗18とセンス端子21との一体物を示す。
次に、絶縁基板11の回路板11bの第1領域11b1上の所定の位置にはんだペースト20を塗布し、このはんだペースト20上に半導体チップ12及び半導体チップ13を載置する。また、回路板11bの第3領域11b3及び第4領域11b4上の所定の位置に同様にはんだペースト20を塗布する。これは、回路板11bと、導電ポスト15D及び導電ポスト15Eとの間を接続するための接合材として機能する。図21に絶縁基板11に載置された半導体チップ12、13を示す。
次に、半導体チップ12及び半導体チップ13の電極上にはんだペースト20を塗布し、絶縁基板11と第1のプリント基板14とを位置合わせする。この位置合わせは、絶縁基板11、半導体チップ12及び半導体チップ13の少なくともいずれかを基準に行うことができる。
次に、図22に示すように、加熱炉によりはんだペースト20をリフローさせて絶縁基板11、半導体チップ12及び半導体チップ13、第1のプリント基板14を接合する。
次に、図23に示すように、絶縁基板11の回路板11bの第1領域11b1にドレイン端子19Aを、第2領域11b2及び第5領域11b5にソース端子19Bを、第3領域11b3にゲート端子19Cを、第4領域11b4に補助ソース端子19Dをはんだ等の接合材、超音波接合又は溶接により電気的かつ機械的に接続する。その際、各端子はプリント基板14の貫通孔14hを挿通させてから、回路板11bに接続される。
次に、第2のプリント基板16を、第1のプリント基板14に対して位置合わせする。この位置合わせは、横方向(絶縁板11aの主面と平行な方向)については、第2のプリント基板16の貫通孔16hに、第2の導電ポスト17(導電ポスト15A)を通すことで行うことができる。また、ドレイン端子19A、ソース端子19B、ゲート端子19C及び補助ソース端子19Dを用いて、横方向の位置合わせを行っても良い。
また、縦方向(絶縁板11aの主面と垂直な方向)の位置合わせについては、ドレイン端子19A、ソース端子19Bの太径の部分19Ab、19Bbを活用しても良い。また、第2のプリント基板16を配置する前に、第1のプリント基板14上にスペーサを配置して、さらにスペーサ上に第2のプリント基板16を配置して行うこともできる。この場合、後述の第2のプリント基板16を取り付ける工程の後に、スペーサを取り外す工程を行えば良い。スペーサを用いることにより、ドレイン端子19A、ソース端子19Bに太径の部分19Ab、19Bbを別途加工する工程が不要となるため、製造コストが低減できる。
最後に、図24に示すように第2のプリント基板16の回路層16bの第1領域16b1と、第2の導電ポスト17(導電ポスト15A)とをはんだで接合し、第1領域16b1とソース端子19Bとをはんだで接合する。その後は製造方法1と同様に、上記構成部材全体を、外部端子19A〜19Dの先端や、金属板11Cの裏面が露出するように、モールド工程などを用いて絶縁樹脂で封止する。
この製造方法によれば、第2のプリント基板16が、第1のプリント基板14から第2のプリント基板に向けて延びるドレイン端子19A、ソース端子19B、補助ソース端子19D及び第2の導電ポスト17(導電ポスト15A)により位置決めをすることができるので精度よく第2のプリント基板16を配置することができる。
以上、本発明の半導体装置を図面及び実施形態を用いて具体的に説明したが、本発明の半導体装置は、実施形態及び図面の記載に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で幾多の変形が可能である。
10、30、50 パワー半導体モジュール
11 絶縁基板
12、13 半導体チップ
14、24 第1のプリント基板
15 第1の導電ポスト
16、26、36 第2のプリント基板
17 第2の導電ポスト
18 シャント抵抗
19A ドレイン端子
19B ソース端子
19C ゲート端子
22 コンデンサ
23 サーミスタ

Claims (10)

  1. 絶縁板と、前記絶縁板の主面に設けられた回路板を有する絶縁基板と、
    おもて面に電極を有し、裏面が前記絶縁基板の回路板に固定された半導体素子と、
    前記絶縁板の主面に対向して設けられた第1のプリント基板と、
    一端が前記半導体素子の前記電極に接続され、他端が前記第1のプリント基板に接続された第1の導電ポストと、
    前記絶縁板の主面に対向し、前記第1のプリント基板よりも前記絶縁基板から離れて設けられ、絶縁層と、前記絶縁層の面のうち前記絶縁基板から遠い側の面に設けられた回路層を有する第2のプリント基板と、
    前記第2のプリント基板の前記回路層に固定された電子部品と、
    前記第2のプリント基板の前記絶縁層に設けられた貫通孔に挿通され、一端が前記半導体素子の前記電極に接続され、他端が前記第2のプリント基板に接続された第2の導電ポストと、
    を備え
    前記第2の導電ポストが、前記第2のプリント基板の前記回路層と、前記半導体素子の前記電極とを直接接続する半導体装置。
  2. 前記第2のプリント基板が、前記絶縁層の面のうち前記絶縁基板から近い側の面に設けられた金属層を更に有する請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記金属層が前記半導体素子に対向する位置に設けられた請求項2記載の半導体装置。
  4. ソース端子をさらに備え、
    前記半導体素子は前記おもて面にソース電極を有するパワーMOSFETであり、
    前記第2のプリント基板の前記回路層は第1領域及び第2領域を有し、
    前記第2の導電ポストの前記一端が前記パワーMOSFETの前記ソース電極に接続され、前記他端が前記第1領域に接続され、
    前記ソース端子は前記第2領域に接続され、
    前記電子部品は前記第1領域と前記第2領域の間に接続される請求項1記載の半導体装置。
  5. 前記電子部品が、シャント抵抗である請求項記載の半導体装置。
  6. ドレイン端子及びソース端子をさらに備え、
    前記半導体素子は前記おもて面にソース電極を有し、裏面にドレイン電極を有するパワーMOSFETであり、
    前記第2のプリント基板の回路層は第1領域及び第2領域を有し、
    前記第2の導電ポストの前記一端が前記パワーMOSFETのソース電極に接続され、前記他端が前記第1領域に接続され、
    前記ソース端子は前記1領域に接続され、
    前記ドレイン端子は前記ドレイン電極及び前記第2領域と接続され、
    前記電子部品は前記第1領域と前記第2領域の間に接続される請求項1記載の半導体装置。
  7. 前記電子部品が、コンデンサである請求項記載の半導体装置。
  8. 前記電子部品が、前記回路板に接続された前記ドレイン端子と電気的に接続している請求項6又は7に記載の半導体装置。
  9. 絶縁板と、前記絶縁板の主面に設けられた回路板を有する絶縁基板と、
    前記絶縁板の主面に対向して設けられた第1のプリント基板と、
    前記絶縁板の主面に対向し、前記第1のプリント基板よりも前記絶縁基板から離れて設けられた第2のプリント基板と、
    前記第1のプリント基板と前記第2のプリント基板を接続する導電ポストと、
    を備えた半導体装置を製造する方法であって、
    前記第1のプリント基板及び前記第2のプリント基板を、前記導電ポストを介して一体化する工程と、
    一体化された前記第1のプリント基板及び前記第2のプリント基板を、前記絶縁基板に対して取り付ける工程と、
    を含み、
    前記第1のプリント基板及び前記第2のプリント基板を一体化する工程において、前記第1のプリント基板及び前記第2のプリント基板との間に絶縁樹脂を注入して固化する工程を含む半導体装置の製造方法。
  10. 絶縁板と、前記絶縁板の主面に設けられた回路板を有する絶縁基板と、
    前記絶縁板の主面に対向して設けられた第1のプリント基板と、
    前記絶縁板の主面に対向し、前記第1のプリント基板よりも前記絶縁基板から離れて設けられた第2のプリント基板と、
    前記第1のプリント基板と前記第2のプリント基板を接続する導電ポストと、
    を備えた半導体装置を製造する方法であって、
    前記第1のプリント基板を、前記絶縁基板に対して取り付ける工程と、
    前記第2のプリント基板を、少なくとも前記導電ポストにより位置合わせして前記第1のプリント基板と間隔を有するように取り付ける工程と、
    を含み、
    前記第1のプリント基板を取り付ける工程の後に、前記第1のプリント基板及び前記第2のプリント基板との間にスペーサを配置する工程をさらに含み、
    前記第2のプリント基板を取り付ける工程の後に、前記スペーサを取り外す工程をさらに含む半導体装置の製造方法。
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