JP6464718B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は画像形成装置に関する。
従来、電子写真プロセスを用いる画像形成装置として、ドラム状の感光体の表面を帯電させ、この感光体の表面を露光して静電潜像を形成し、その静電潜像をトナーで可視像化してこの可視像化したトナー像を転写媒体に転写するものがある。
感光体の表面を帯電させる帯電装置としては、芯金上に導電性ゴム弾性層が設けられた帯電ローラを備えたものが広く知られている。これは、感光体に帯電ローラを当接して、回転する帯電ローラの芯金にバイアスを印加することで感光体の表面を所定の電位に帯電させる接触帯電方式のものである(特許文献1)
また、感光体上のトナー像を転写媒体に転写する転写装置としては、転写媒体を介して感光体に当接する転写ローラが一般的であり、トナー像の極性とは逆極性のバイアスを印加する事で転写媒体にトナー像を転写する。しかし、この転写ローラからの転写電流により感光体に電荷が残り、次の画像形成プロセスで感光体を均一に帯電できず、前の画像のイメージが次の画像に残ってしまう残像が発生する場合がある。そこで、感光体の表面移動方向で転写ローラから帯電装置までの間に、感光体に光を照射して感光体を除電する除電装置を設けたものがある。なお、感光体上のトナー像を中間転写ベルト等を介して転写紙に転写する場合は中間転写ベルトが上記「転写媒体」であり、感光体上のトナー像を転写紙に直接転写する場合はこの転写紙が上記「転写媒体」である。
前記のように、除電装置を設けると、この除電装置の光が、感光体と帯電ローラが当接する帯電領域に到達し、帯電ローラによる帯電が妨げられて帯電能力不足となる場合がある。これにより、感光体の帯電電位が狙いの電位からズレてしまう。また、除電装置の光は感光体に向けて照射されているが、反射光も影響するため、反射が強い明るい色(輝度が高い色)だと帯電能力への影響を強く受ける。
本発明は、上記課題に鑑み、感光体の表面の帯電電位の変動を低減し、画像の濃度ムラを防止して異常画像が発生しない画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1の画像形成装置は、像担持体と、該像担持体を帯電する帯電装置と、前記像担持体上に静電潜像を形成する露光装置と、前記像担持体上の静電潜像をトナーで可視像化する現像装置と、前記像担持体上の前記可視像化したトナー像を転写媒体に転写する転写装置と、転写後の前記像担持体の表面をクリーニングするクリーニング装置と、クリーニング後の前記像担持体の表面を除電する除電装置を有する画像形成装置において、前記除電装置は前記像担持体の表面に光を照射することで除電するよう構成され、前記帯電装置は、前記像担持体に接触して電圧を印加することにより前記像担持体を帯電する帯電ローラを備え、該帯電ローラは微粒子を含んだ表面層を少なくとも有する層構成とされるとともに、前記帯電ローラは、該帯電ローラの前記表面層の膜厚に応じて、当該表面層の輝度が変化するものであって、前記帯電ローラの軸方向全域の前記表面層の輝度値が8ビットグレースケールで100以下であることを特徴とする。
請求項1の画像形成装置によれば、除電装置からの光の帯電ローラによる反射光を低減できるので、感光体の表面の帯電電位の変動が低減し、画像の濃度ムラを防止できて異常画像が発生しない。
本発明の一実施形態の画像形成装置であるプリンタを示す概略構成図である。 実施形態1のプロセスカートリッジを示す概略構成図である。 感光体の帯電電位の変動が画像に及ぼす影響について説明する図である。 帯電ローラの表面層の輝度値を測定する実施例の構成と測定結果を説明する図である。 帯電ローラの表面層の輝度値を振ってページ内Vd変動を測定した結果を示す図である。 実施形態2のプロセスカートリッジを示す概略構成図である。
以下、本発明の一実施形態について説明する。図1は実施形態の画像形成装置であるプリンタ100を示す概略構成図である。この実施形態のプリンタ100は、フルカラー画像を形成するものであって、画像形成部110、「転写装置」としての中間転写装置120及び給紙部130から主として構成されている。なお、以下の説明において、添え字Y,C,M,Kは、それぞれ、イエロー用、シアン用、マゼンタ用、ブラック用の部材であることを示すものであるが、簡単のために適宜省略して説明する。
画像形成部110には、図1中左側から順に、イエロートナー用のプロセスカートリッジ10Y、シアントナー用のプロセスカートリッジ10C、マゼンタトナー用のプロセスカートリッジ10M、ブラックトナー用のプロセスカートリッジ10Kが設けられている。これらのプロセスカートリッジ10(Y,C,M,K)は、略水平方向に並べて配置されている。
中間転写装置120は、複数の支持ローラに掛け渡された「転写媒体」としての無端状の中間転写ベルト121と、一次転写ローラ122(Y,C,M,K)と、二次転写ローラ123とから主に構成されている。中間転写ベルト121は、各プロセスカートリッジ10(Y,C,M,K)の上方で、後述する感光体1(Y,C,M,K)の表面移動方向に沿って配置されており、この中間転写ベルト121は、感光体1の表面移動に同期して移動する。また、各一次転写ローラ122は、中間転写ベルト121を介して感光体1に当接するように中間転写ベルト121の内周面側に配置されている。そして、これらの一次転写ローラ122により中間転写ベルト121の下側に位置する外周面(表面)が各感光体1の外周面(表面)に圧接される。
各感光体1(Y,C,M,K)上にトナー像を形成し、そのトナー像を中間転写ベルト121に転写する構成及び動作は、各プロセスカートリッジ10(Y,C,M,K)について実質的に同一である。ただし、カラー用の3つのプロセスカートリッジ10(Y,C,M)に対応した一次転写ローラ122(Y,C,M)についてはこれらを上下に揺動させる揺動機構が設けられている。この揺動機構は、カラー画像を形成しないときに感光体1(Y,C,M)に中間転写ベルト121を接触させないように動作するものである。
中間転写ベルト121における二次転写ローラ123よりも表面移動方向の下流側であってプロセスカートリッジ10Yの上流側には、中間転写ベルトクリーニング装置124が設けられている。この中間転写ベルトクリーニング装置124は、二次転写後の残留トナー等の中間転写ベルト121上に付着した付着物を除去するためのものである。中間転写装置120の上方には、各プロセスカートリッジ10(Y,C,M,K)に対応したトナーカートリッジ150(Y,C,M,K)が略水平方向に並べて配置されている。また、各プロセスカートリッジ10(Y,C,M,K)の下方には、帯電された各感光体1(Y,C,M,K)の表面にレーザー光を照射して静電潜像を形成する露光装置140が配置されている。
さらに、露光装置140の下方には、給紙部130が配置されている。給紙部130には、転写紙を収容する給紙カセット131及び給紙ローラ132が設けられており、レジストローラ対133を経て中間転写ベルト121と二次転写ローラ123との間の二次転写ニップ部に向けて所定のタイミングで転写紙を給送する。また、二次転写ニップ部の転写紙搬送方向の下流側には定着装置160が配置されている。
図2は実施形態1のプロセスカートリッジ10(Y,C,M,K)を示す概略構成図である。ここで、各プロセスカートリッジ10(Y,C,M,K)の構成はほぼ同様であるので、以下の説明では色分け用の添え字Y、C、M、Kを省略して、プロセスカートリッジ10の構成及び動作について説明する。プロセスカートリッジ10は、「像担持体」としてのドラム状の感光体1と、感光体1の周りに配置された「クリーニング装置」としての感光体クリーニング装置2、除電装置3、帯電装置4及び現像装置5を備えている。
感光体1は導電性支持体上に下引き層、電荷発生層、電荷輸送層を積層した層構成になっている。感光体1の層構成は耐摩耗性向上のための表面層などその他の層等が任意に組み合わされていても構わない。
感光体クリーニング装置2は、感光体1の回転軸方向に長尺な弾性部材であるブレード部材21を有し、このブレード部材21の長尺方向に延びる一辺を感光体1の表面に押し付けて、感光体1の表面上の転写残トナー等の不要な付着物を引き離し除去する。なお、ブレード部材21はウレタンゴム材料を使用している。
除電装置3はクリーニングされた後の感光体1に光を照射することで表面の電荷を除電するものであり、この除電装置3としてはLED素子を軸方向に複数配列したものを用いている。なお、除電装置3はプロセスカートリッジ10に組み込まれていても良く、またはプリンタ100の本体に備えられ、プロセスカートリッジ10の開口部から感光体1に光を照射する構成になっていても良い。
帯電装置4は、感光体1に当接し、感光体1に対し連れ回りするように配置された帯電ローラ41と、この帯電ローラ41に当接して回転することで帯電ローラ41の汚れをクリーニングするクリーニングローラ42とから主として構成されている。帯電ローラ41は芯金41a上に導電性ゴム弾性層41bが設けられたものである。導電性ゴム弾性層41bは、基層と表面層の2層構成となっている。導電性ゴム弾性層41bは、ポリウレタン、エピクロルヒドリンゴム、ニトリルゴム、スチレンゴム、クロロプレンゴム等に、導電性付与材を添加したものをゴム基材として用いることができる。この導電性付与材としては、カーボンブラック、金属粉等の電子導電性のもの、有機塩類、無機塩類、金属錯体、イオン性液体等のイオン導電性のもの、または両者を混合したものを用いることができる。
本実施形態では、帯電ローラ41にクリーニングローラ42を当接させ、帯電ローラ41上の異物を除去するように、機械的に帯電ローラ41をクリーニングする構成となっている。クリーニングローラ42としては芯金状にポリウレタンやメラミン樹脂のスポンジ層を設けたものや、導電性または絶縁性のナイロン、アクリル、ポリエステルなどの繊維のブラシローラが使用可能である。クリーニングローラ42は帯電ローラ41に対して連れ回り、または回転駆動させることで帯電ローラ41表面の異物を機械的な作用で除去する。
現像装置5は、感光体1の表面にトナーを供給して静電潜像を可視像化するものであり、現像剤を表面に担持する現像ローラ51を備えている。現像装置5は、この現像ローラ51と、現像剤収容部に収容された現像剤を攪拌しながら搬送する攪拌スクリュ52と、攪拌された現像剤を現像ローラ51に供給しながら搬送する供給スクリュ53と、から主として構成されている。
以上のような構成を有する4つのプロセスカートリッジ10は、それぞれ単独でサービスマンやユーザにより着脱・交換が可能となっている。また、プリンタ100から取り外した状態のプロセスカートリッジ10については、感光体1、帯電装置4、現像装置5、感光体クリーニング装置2が、それぞれ単独で新しい装置との交換が可能に構成されている。なお、プロセスカートリッジ10は、感光体クリーニング装置2で回収した転写残トナーを回収する廃トナータンクを備えていてもよい。この場合、更に、プロセスカートリッジ10において廃トナータンクが単独で着脱・交換が可能な構成とすれば利便性が向上する。また、プロセスカートリッジ10は感光体1を含んでいるが、帯電装置4、現像装置5、感光体クリーニング装置2については、これらのうち少なくとも一つを含むように構成したものでもよい。
以上の構成により、プリンタ100では、例えばオペレーションパネルやパーソナルコンピュータ等の外部機器からプリント命令を受け付ける。これにより、まず、各プロセスカートリッジ10において、感光体1を図2中矢印Aの方向に回転させ、帯電装置4の帯電ローラ41によって感光体1の表面を所定の極性に一様帯電させる。この帯電後の感光体1に対し、露光装置140は、入力されたカラー画像データに対応して光変調された例えばレーザービーム光を色ごとに照射する。露光された部分は感光体1の電位が−700Vから−100V程度に下がり、これによって各感光体1の表面にそれぞれ各色の静電潜像を形成する。
各感光体1上の静電潜像に対し、各色の現像装置5の現像ローラ51から各色の現像剤を供給する。また、現像バイアスとして−550Vとすることで露光した部分は感光体と現像ローラの電位差(−550V〜−100V)によりマイナスに帯電したトナーが移動し、現像される。このようにして、各色の静電潜像を各色の現像剤で現像し、各色に対応したトナー像を形成して可視像化する。
次いで、一次転写ローラ122にトナー像と逆極性の転写電圧を印加することによって、中間転写ベルト121を挟んで感光体1と一次転写ローラ122との間に一次転写電界を形成する。また、一次転写ローラ122で中間転写ベルト121を圧接することで一次転写ニップを形成する。これらの作用により、各感光体1上のトナー像は中間転写ベルト121上に効率よく一次転写される。中間転写ベルト121上には、各感光体1で形成された各色のトナー像が互いに重なり合うように転写され、積層トナー像が形成される。
一方、給紙カセット131内に収容されている転写紙が給紙ローラ132やレジストローラ対133等を経て所定のタイミングで給送される。また、一次転写された積層トナー像が中間転写ベルト121により二次転写ローラ123の位置の転写紙まで送られる。二次転写ローラ123にはトナー像と逆極性の転写電圧が印加されており、転写紙を挟んで中間転写ベルト121と二次転写ローラ123との間に二次転写電界が形成される。これにより、転写紙上に積層トナー像が転写される。積層トナー像が転写された転写紙は定着装置160に送られ、熱及び圧力で定着され、トナー像が定着された転写紙は排紙収納部に排出される。
一方、各プロセスカートリッジ10において、一次転写後、感光体1上に残留する転写残トナーは、各感光体クリーニング装置2のブレード部材21によって掻き取られ、除去される。また、クリーニング後の感光体1の表面は除電装置3で除電される。このように、感光体1の表面が除電されることで、一次転写ローラ122からの転写時の転写電流の影響(以下、「転写の影響」という。)による感光体1の残留電荷も低減される。
ここで、図3に基づいて、従来の帯電ローラ90を用いた場合の感光体1の帯電電位Vd及びその変動が画像に及ぼす影響について説明する。図3(A)は感光体1の帯電電位Vdを測定する構成を示す図、図3(B)は測定結果の一例を示す図である。図3(A)の概略構成において図2と同様な要素、対応する要素には図2と同符号を付記する。なお、前記実施形態の帯電ローラ41は後述のように表面層の輝度値が100(8ビットグレースケールでの輝度値)以下となるように設定されているが、上記帯電ローラ90はそのように設定されていない。
図3(A)に示すように、現像装置の替わりにセンサー70aが配置され表面電位測定治具70をプロセスカートリッジ10に組み付け、画像形成装置にセットし、A3サイズの白紙を1枚出力した時の感光体1の帯電電位Vdを測定している。センサー70aは感光体1の軸方向の3か所である装置手前側(F位置)、中央部(C位置)、奥側(R位置)に配置されておりり、これらのセンサー70aの出力から表面電位計80で表面電位を測定する。
図3(B)に示すように、感光体1の狙いの帯電電位を−450Vとした時の例でみると前記転写の影響を受けA3の画像1枚の中で後端側(グラフの右側)ほど電位が乗りにくくなり、狙いの帯電電位に対し実際の帯電電位は絶対値が小さくなっていることが分かる。またF位置、C位置、R位置の軸方向でも差が発生している。A3サイズの白紙を1枚を通紙した時の画像領域内の帯電電位Vdの最大、最小の差を「ページ内Vd変動」として定義している。このように、感光体1の帯電電位の変動は現像ポテンシャルの変動につながり、その結果画像の濃度ムラとなってしまう。特にハーフトーン画像の時はその影響が大きく、ページ内Vd変動が30V以上あると濃度ムラとして検知でき異常画像と判断される。
次に、実施形態における帯電ローラ41による感光体1への帯電の作用と、帯電ローラ41の詳細について説明する。帯電ローラ41には直流電圧Vcに交流電圧Vppを重畳したバイアスを印加している。交流の電流が高いと感光体1に対するダメージが大きくなるため、帯電不良が発生しない範囲で設定された電流値になるようにVppを決めている。また、直流電圧は狙いの帯電電圧に補正を加えた電圧として印加することで実際の感光体1の帯電電位が狙いの電位になるようにしている。
この補正量は除電装置3の光量によっても変わってくるが、例えば感光体1の位置で測定した除電光量が34(lx(ルックス))の場合、感光体1の帯電電位を−700Vにしたいときは補正量として−41Vを加えた−741Vを印加する必要がある。除電光量を強くすると前記転写の影響は小さくすることができ、残像は低減できるが、一方、帯電ローラ41の輝度の影響は受けやすくなり、帯電電位の補正量の絶対値も大きくする必要がある。
帯電ローラ41の抵抗は基層に対し表面層が高抵抗に調整されている。抵抗は導電性付与材の量で制御することがでる。特に表面層の導電性ゴム弾性層41bにおける導電性付与材の量、および膜厚のバラツキは帯電ローラ41の輝度に影響し、導電性付与材の量が多いと、または膜厚が厚いと帯電ローラ41の色味としては黒っぽくなる(輝度が低くなる)傾向がある。
また、帯電ローラ41の表面層にはフィラーとして微粒子が含まれており、帯電ローラ41の表面に凹凸を形成している。この帯電ローラ41表面の凹凸により感光体1に対する接触面積が小さくなり、感光体1上のトナーなどによる帯電ローラ41の汚れを付着しにくくすることができる。また帯電ローラ41の凹凸の形状によって接触部とギャップ部が適度に分布するため、帯電が安定するという利点もある。凹凸の形状としてはRz(JIS:十点平均粗さ)で6〜25μm程度が適当で、10〜20μm程度がより好ましい。Rzは大き過ぎると凹凸に対応した画像の濃度ムラが発生することがあり、小さ過ぎると汚れが付着しやすくなる傾向を示す。
帯電ローラ41の表面の凹凸の形成方法としては帯電ローラを回転させた状態で研磨ペーパなどを当接させることで導電性ゴム弾性層の表面に周方向に沿って延びる凹凸をランダムに形成することもできる。しかし、研磨前の帯電ローラ41を研磨により凹凸形成すると凹凸の粗さに対応して同時に帯電ローラ41の抵抗も変化してしまう。また、研磨では粗さの制御も難しく、このため粗さの公差(バラツキ)も大きい。これに対して、本実施形態のように表面層に微粒子を含んだ2層構成だと凹凸の粗さは微粒子の径、抵抗は導電剤の量で独立して調整可能であり、狙いの抵抗、粗さに制御可能であり、また研磨タイプにくらべ公差(バラツキ)も小さくすることができる。
図4は帯電ローラの表面層の輝度値を測定する実施例の構成と測定結果を説明する図である。この測定の工程では、表面層の膜厚及び輝度値以外は帯電ローラ41と同等な帯電ローラ試料41Tについて、スキャナ20を用いて測定する。まず、図4(A)に示すようにスキャナ20のコンタクトガラス20aに測定対象の帯電ローラ試料41Tが接するように帯電装置4Tをセットする。周囲からの光を遮断するように帯電ローラ試料41Tを覆うカバー30を掛け、帯電ローラ試料41Tの画像を、プロフェッショナルモード、反射原稿、イメージタイプは8bitグレー、300dpiの設定で取り込む。そして、取り込んだ画像を画像解析ソフトを用いて解析する。
次に、図4(B)に示すように、取り込んだ画像Gのうちの帯電ローラ試料41Tの画像41Gの部分で鮮明な範囲を輝度測定範囲GAとして設定する。本実施例では輝度測定範囲GAを4000×52dotに設定したが、帯電ローラ試料41Tの長さなどによって任意に設定可能である。そして、上記輝度測定範囲GAの全画素の8ビットグレースケールでの輝度を示す全数値(輝度値)を平均し、その平均値を帯電ローラ試料41Tの輝度値(8ビット(256階調)の値)と定義する。図4(C)に示すグラフは帯電ローラ試料41Tの軸方向(トラスト方向)の輝度を示したものである。このグラフは表面層の膜厚が違う帯電ローラ試料41Tの例であり、膜厚が厚い方が輝度が低くなっていることが分かる。このように輝度値の測定結果を考慮して、表面層の輝度値が100以下となる帯電ローラ41を構成する。
また、この実施例の構成で帯電ローラの表面層の輝度値を振って、ページ内Vd変動を測定した結果を図5に示す。ページ内Vd変動は輝度が高いほど大きく、特に感光体の帯電電位Vdの絶対値が小さいときに変動が大きくなる傾向を示す。この測定結果からわかるように、帯電ローラの表面層の輝度値を100以下にすることでページ内Vd変動は30V以内に収めることが可能である。すなわち検知できるレベルの画像濃度ムラを防止することができる。このように、安定した帯電性を保ち、画像濃度ムラなどの異常画像が発生しない画像形成装置を得ることができる。
図6は実施形態2のプロセスカートリッジ10(Y,C,M,K)を示す概略構成図である。この実施形態2は、実施形態1の構成に対し帯電ローラ41と除電装置3の間に遮光部材6を設けたものである。その他の構成は図2と同様であり、重複する説明は省略する。この実施形態2では、遮光部材6により除電装置3から直接に帯電ローラ41に達する光を遮断するものである。これにより、除電光による帯電能力の低減をさらに抑制することができる。
遮光部材6はプロセスカートリッジ10の筐体と一体でもよく、また、別体でもよい。さらに、この遮光部材6は光を透過しないものであれば材料など限定するものではない。遮光部材6については感光体1のぎりぎり近くまで近づければ除電光の帯電能力に対する影響は小さくできるが、直接、感光体1に除電光が到達する領域が狭くなり、残像に対する効果は逆に小さくなる。また寸法精度も必要になり部品のコストアップにつながる。したがって遮光の効果を得るためには遮光部材6の先端と除電装置3のLED素子を結ぶ線(図6の点線)が帯電ローラ41に掛からない範囲内で長くするのが好ましい。また、感光体1との接触のリスクを考慮し、感光体1および帯電ローラ41から最低でも1mm以上は離れた位置に先端を配置するのが好ましい。
また、感光体1と遮光部材6に隙間があると間から反射光が回り込むことで帯電ローラ41の帯電領域に到達する光は存在する。しかし、帯電ローラの表面層の輝度値を100以下にすることと組み合わせることで、除電光の影響をより低減することができ、画像濃度ムラは防止することができる。
以上の実施形態では、感光体上のトナー像を転写する「転写媒体」が中間転写ベルトである例について説明したが、この「転写媒体」としては感光体上のトナー像が直接に転写される転写紙であってもよい。
上記実施形態では、帯電ローラ41と除電装置3の間に光を遮断する遮光部材6が設けられているので、帯電ローラ41の輝度値が100以下であることに合わせて除電の光が帯電ローラ41に達するのを遮光することができる。したがって、除電装置3の帯電への影響を低減でき、画像の1ページ内の帯電電位の変動が小さくなるのでハーフトーン画像の濃度ムラを防止できる。
また、感光体1がプロセスカートリッジ10に含まれ、さらに、プロセスカートリッジ10が、帯電装置4、現像装置5、クリーニング装置2のうち少なくとも一つを含むので、作像する手段が一体化されて、セット性、メインテナンス性が良くなる。さらに、一体化することにより、現像装置5、帯電装置4、クリーニング装置2等の感光体1に対する位置精度が良くなる。
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
1 感光体(像担持体)
2 感光体クリーニング装置(クリーニング装置)
3 除電装置
4 帯電装置
41 帯電ローラ
42 クリーニングローラ
41a 芯金
41b 導電性ゴム弾性層
5 現像装置
6 遮光部材
10 プロセスカートリッジ
100 プリンタ(画像形成装置)
110 画像形成部
120 中間転写装置(転写装置)
121 中間転写ベルト(転写媒体)
140 露光装置
特開2000−338749号公報

Claims (4)

  1. 像担持体と、該像担持体を帯電する帯電装置と、前記像担持体上に静電潜像を形成する露光装置と、前記像担持体上の静電潜像をトナーで可視像化する現像装置と、前記像担持体上の前記可視像化したトナー像を転写媒体に転写する転写装置と、転写後の前記像担持体の表面をクリーニングするクリーニング装置と、クリーニング後の前記像担持体の表面を除電する除電装置を有する画像形成装置において、
    前記除電装置は前記像担持体の表面に光を照射することで除電するよう構成され、
    前記帯電装置は、前記像担持体に接触して電圧を印加することにより前記像担持体を帯電する帯電ローラを備え、該帯電ローラは微粒子を含んだ表面層を少なくとも有する層構成とされるとともに、前記帯電ローラは、該帯電ローラの前記表面層の膜厚に応じて、当該表面層の輝度が変化するものであって、前記帯電ローラの軸方向全域の前記表面層の輝度値が8ビットグレースケールで100以下であることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記転写媒体が中間転写ベルトであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記帯電ローラと前記除電装置の間に光を遮断する遮光部材が設けられており、
    前記遮光部材の先端と前記除電装置の発光素子を結ぶ線が前記帯電ローラに掛らない範囲であり、かつ前記遮光部材の先端が前記像担持体及び前記帯電ローラから1mm以上離れた位置に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記像担持体がプロセスカートリッジに含まれ、さらに、前記プロセスカートリッジが、前記帯電装置、前記現像装置、前記クリーニング装置のうち少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
JP2014254960A 2014-12-17 2014-12-17 画像形成装置 Active JP6464718B2 (ja)

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