JP2007114386A - 電圧制御方式、帯電装置、画像形成装置及びプロセスカートリッジ - Google Patents

電圧制御方式、帯電装置、画像形成装置及びプロセスカートリッジ Download PDF

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Abstract

【課題】この発明は、予測された交流電圧値を帯電ローラに印加しても、交流電圧値が基準交流電流値Ivthとならない場合があるという課題を解決しようとするものである。
【解決手段】この発明は、関係式に予め設定された被帯電体を均一に帯電させることのできる基準交流電流値Aを代入して、帯電手段3に印加する交流電圧値Vpp3を求める電圧制御方式において、実際にVpp3を帯電手段3に印加し、その時の被帯電体に流れる第三交流電流値Ivpp3が基準交流電流値Aに対して規定の範囲Bに入った時のみ、Vpp3を帯電手段3に印加する交流電圧値として設定するものである。
【選択図】図10

Description

本発明は、帯電手段の電圧を制御する電圧制御方式、帯電装置、画像形成装置及びプロセスカートリッジに関する。
従来、電子写真プロセスを採用した画像形成装置においては、像担持体としての感光体の表面を帯電させる帯電手段としての帯電装置を有している。帯電装置で用いる帯電方式の一つとして、近接放電による帯電方式がある。これは、感光体の表面に対して帯電部材としての帯電ローラの一部を接触させたり非接触で近接させたりして、放電領域における感光体の表面と帯電ローラとのギャップ(感光体の表面と帯電ローラとを接触させる場合は、帯電ローラにおける感光体との接触箇所近傍部分と感光体の表面とのギャップ)を微小にして、この微小ギャップ間の放電によって感光体表面の帯電を行う方式である。
この種の近接放電による帯電方式においては、帯電ローラに直流電圧のみを印加して帯電ローラから感光体へ放電を開始するときの直流電圧(放電開始電圧)Vthの2倍の交流電圧(ピーク間電圧)を帯電ローラに印加すれば、感光体を均一に帯電することのできる放電量が得られることが実験的に知られている(例えば、特許文献1)。しかしながら、環境変動による帯電ローラの抵抗変動や、環境変動による帯電ローラの膨潤などによる上記ギャップの変動によりVthが変動してしまう(例えばVthが以下の表1のように変動してしまう)。
Figure 2007114386
その結果、帯電ローラに印加した交流電圧(ピーク間電圧)がVthの2倍(2×Vth)以下となってしまう場合が生じ、帯電ローラから感光体へ放電しなくなり、感光体を均一に帯電することができなくなってしまう。これに対して、必要以上の高い交流電圧を帯電ローラに印加することも考えられるが、帯電ローラから感光体への放電量が必要以上に多くなり、感光体表面が劣化して膜が削れたり、感光体表面が荒れて放電生成物やトナー外添剤が感光体表面に付着したりして、良好な画像を維持することができなくなる。
特許文献2には、環境検知手段を設け、この環境検知手段の検知結果に基づいて、帯電ローラに印加する交流電圧値(ピーク間電圧)を変更するものが記載されている。このように、環境によって交流電圧値(ピーク間電圧)を変更すれば、環境変動によって帯電ローラの抵抗変動や帯電ローラと感光体との間のギャップが変動しても、感光体を均一に帯電できる放電量を得ることができる。また、放電量が必要以上に高くなることがないので、感光体表面の劣化が抑制される。しかしながら、各環境(温度・湿度)に対応した交流電圧値を記憶手段に記憶する必要があり、装置のコスト高に繋がるおそれがある。
一方、感光体に流れる交流電流値が、帯電ローラから感光体へ放電を開始するときに感光体に流れる交流電流値Ivth以上であれば、上記ギャップの変動に影響されず、感光体の表面を所定の電位に均一に帯電できることが知られている。上記特許文献2には、感光体を均一に帯電することができる基準交流電流値Ivthを予め実験的に求め、帯電ローラに印加する交流電圧値をその基準交流電流値Ivthとなるように制御するものも記載されている。
具体的には、画像形成動作が開始される前のウォームアップ時に所定の交流電圧値を帯電ローラに印加し、そのときの交流電流値を検知する。この交流電流値が基準交流電流値以上であるかどうかを判定し、基準交流電流値以下である場合は、帯電ローラに印加する交流電圧値を上げて、そのときの交流電流値を検知する。このような動作を繰り返し行い、帯電ローラに印加する交流電圧値を基準交流電流値が得られる交流電圧値に設定している。
特開2001−109238号公報 特開2002−108059号公報
特許文献2記載のものでは、基準交流電流値が得られる交流電圧値を見出すために、上記動作(所定の交流電圧値を帯電ローラに印加してそのときの交流電流値を検知し、この交流電流値が基準交流電流値以上であるかどうかを判定し、基準交流電流値以下である場合は、帯電ローラに印加する交流電圧値を上げて、そのときの交流電流値を検知するという動作)を何度も行う必要があり、交流電圧値を設定するまでに長い時間を要するとういう問題があった。
また、帯電ローラに印加する交流電圧値として、感光体に流れる交流電流値が基準交流電流値となる交流電圧値を設定する方式として、以下のような方式も知られている。まず、所定の交流電圧値を帯電ローラに印加し、そのときの交流電流値を検知する。この交流電圧値と交流電流値の関係から、基準交流電流値Ivthが得られる交流電圧値を予測し、この予測した交流電圧値を帯電ローラに印加する交流電圧値として設定する方式である。しかしながら、環境変動などによる帯電ローラの抵抗変動や上記ギャップの変動などにより、交流電圧値と交流電流値との関係が変動する場合がある。その結果、予測された交流電圧値を帯電ローラに印加しても、交流電流値が基準交流電流値Ivthとならない場合があった。このため、帯電ローラと感光体との間で所定量以上の放電が起こって感光体を劣化させたり、放電が起こらずに感光体表面を均一に帯電することができなかったりする問題があった。
本発明は、帯電手段に印加する交流電圧値を設定するまでの時間を短縮することができる電圧制御方式、帯電装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、直流電圧に交流電圧を重畳して被帯電体の表面に均一な帯電を施す帯電手段の電圧を制御する電圧制御方式において、前記帯電手段に直流電圧のみを印加して前記被帯電体へ放電を開始する時の電圧を放電開始電圧Vthとしたとき、この放電開始電圧Vthの2倍以上の第一交流電圧Vpp1を前記帯電手段に印加した時の前記被帯電体に流れる第一交流電流値Ivpp1と、前記放電開始電圧Vthの2倍以上であって前記第一交流電圧Vpp1と異なる第二交流電圧Vpp2を前記帯電手段に印加した時の前記被帯電体に流れる第二交流電流値Ivpp2とから、前記被帯電体に印加する、前記放電開始電圧Vthの2倍以上の交流電圧と前記被帯電体に流れる交流電流との関係式を導出し、この導出した関係式に予め設定された前記被帯電体を均一に帯電させることのできる基準交流電流値Aを代入して、前記帯電手段に印加する交流電圧値Vpp3を求める電圧制御方式において、実際に前記Vpp3を前記帯電手段に印加し、その時の前記被帯電体に流れる第三交流電流値Ivpp3が前記基準交流電流値Aに対して規定の範囲Bに入った時のみ、前記Vpp3を前記帯電手段に印加する交流電圧値として設定するものである。
請求項2に係る発明は、請求項1記載の電圧制御方式において、前記Ivpp3が前記基準交流電流値Aに対して前記規定の範囲Bに入らなかった場合、前記Vpp3と前記Ivpp3と上記関係式の傾きより、前記帯電手段に印加する交流電圧値として、前記被帯電体に流れる交流電流値が前記基準交流電流値Aとなる交流電圧値Vpp4を算出して設定するものである。
請求項3に係る発明は、請求項2記載の電圧制御方式において、前記算出した交流電圧値Vpp4をVpp(n)として前記帯電手段に印加し、その時の前記被帯電体に流れる交流電流値Ivpp(n)が前記基準交流電流値Aに対して前記規定の範囲Bに入らない場合は、前記被帯電体に流れる交流電流値が前記基準交流電流値AとなるVpp(n)の算出を前記Ivpp(n)が前記基準交流電流値Aに対して前記規定の範囲Bに入るまで繰り返し、前記Ivpp(n)が前記規定の範囲Bに入った時の前記Vpp(n)を前記帯電手段に印加する交流電圧値として設定するものである。
請求項4に係る発明は、被帯電体に対向して配置される帯電部材を具備し、直流電圧に交流電圧を重畳した電圧を前記帯電部材に印加して前記被帯電体を帯電する帯電装置において、前記被帯電体に流れる交流電流を検知する交流検知手段と、前記帯電部材に直流電圧のみを印加して前記被帯電体へ放電を開始する時の電圧を放電開始電圧Vthとしたとき、この放電開始電圧Vthの2倍以上の第一交流電圧Vpp1を前記帯電手段に印加した時の前記被帯電体に流れる第一交流電流値Ivpp1と、前記放電開始電圧Vthの2倍以上であって前記第一交流電圧Vpp1と異なる第二交流電圧Vpp2を前記帯電手段に印加した時の前記被帯電体に流れる第二交流電流値Ivpp2とから、前記放電開始電圧Vthの2倍以上の交流電圧と前記被帯電体に流れる交流電流との関係式を導出し、この導出した関係式に予め設定された前記被帯電体を均一に帯電することのできる基準交流電流値Aを代入して、前記帯電手段に印加する交流電圧値Vpp3を求める電圧決定手段と、実際に前記Vpp3を前記帯電手段に印加し、その時の前記被帯電体に流れる第三交流電流値Ivpp3が前記基準交流電流値Aに対して規定の範囲Bに入った時のみ、前記Vpp3を前記帯電部材に印加する交流電圧値として設定する電圧設定手段とを備えたものである。
請求項5に係る発明は、請求項4記載の帯電装置において、前記電圧設定手段は、前記Ivpp3が前記基準交流電流値Aに対して前記規定の範囲Bに入らなかった場合、前記Vpp3と前記Ivpp3と前記関係式の傾きより、前記被帯電体に流れる交流電流値が前記基準交流電流値Aとなる交流電圧値Vpp4を前記帯電手段に印加する交流電圧値として算出して設定するものである。
請求項6に係る発明は、請求項5記載の帯電装置において、前記電圧設定手段は、算出した前記交流電圧値Vpp4をVpp(n)として前記帯電手段に印加し、その時の前記被帯電体に流れる交流電流値Ivpp(n)が前記基準交流電流値Aに対して前記規定の範囲Bに入らない場合は、前記被帯電体に流れる交流電流値が前記基準交流電流値AとなるVpp(n)の算出を前記交流電流値Ivpp(n)が前記基準交流電流値Aに対して前記規定の範囲Bに入るまで繰り返し、前記Ivpp(n)が前記規定の範囲Bに入った時の前記Vpp(n)を前記帯電手段に印加する交流電圧値として設定するものである。
請求項7に係る発明は、請求項6記載の帯電装置において、前記繰り返しの回数Cに上限Dを設けたものである。
請求項8に係る発明は、請求項7記載の帯電装置において、前記繰り返しの回数Cが前記上限Dを超えた場合、当該帯電装置を即断するものである。
請求項9に係る発明は、請求項7記載の帯電装置において、前記繰り返しの回数Cが前記上限Dを超えた場合、前回の交流電圧値設定時に設定した前記Vpp(n)を使用するものである。
請求項10に係る発明は、像担持体と、該像担持体を帯電する帯電装置とを有する画像形成装置において、前記帯電装置として請求項4〜9のいずれか1つに記載の帯電装置を備えたものである。
請求項11に係る発明は、画像形成装置の本体に対して着脱可能に装着されるプロセスカートリッジにおいて、像担持体と、少なくとも請求項4〜9のいずれか1つに記載の帯電装置とを一体に備えたものである。
請求項12に係る発明は、請求項11記載のプロセスカートリッジを備えたものである。
本発明によれば、帯電手段に印加する交流電圧値を設定するまでの時間を短縮することができる。
以下、本発明を画像形成装置としてのカラーレーザプリンタ(以下、単に「プリンタ」という)に適用した実施形態について説明する。図1は、本発明の実施形態1であるプリンタ100の構成を示す。プリンタ100は、イエロー:Y、シアン:C、マゼンタ:M、ブラック:Kの4色のトナーを用いてカラー画像を形成するタンデム型画像形成装置としてのプリンタである。このプリンタ100は、潜像担持体として4つの感光体1Y、1C、1M、1Kを備えている。各感光体1Y、1C、1M、1Kは、それぞれ図示しないモータを有する駆動装置により回転駆動され、表面移動部材である中間転写ベルト6aに接触しながら、図中矢印の方向に回転する。
図2は、感光体1(1Y、1C、1M、1K)をそれぞれ配設した画像形成ユニット2(2Y、2C、2M、2K)の構成を示す。なお、画像形成ユニット2Y、2C、2M、2Kにおける各感光体1Y、1C、1M、1K及びその周りのユニットは、同じであるため、符号の後部に付すY,M,C,Kという添字を省略している。但し、画像形成ユニット2Y、2C、2M、2Kにおける各現像装置5は、使用するトナーがそれぞれY、C、M、K各色のトナーである。感光体1の周りには、その表面移動方向に沿って、静電潜像を可視化してトナー像を形成する現像装置5と、感光体1に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布装置21と、感光体1上の残留トナーをクリーニングするクリーニング装置7と、感光体1を帯電させる帯電装置3とが順に配置されている。
現像装置5は、そのケーシングの開口から現像剤担持体としての現像ローラ5aが部分的に露出している。また、この現像装置5は、トナーとキャリアとからなる二成分現像剤を用いているが、キャリアを含まない一成分現像剤を使用してもよい。
現像装置5は、トナーボトルから、内部の二成分現像剤中のトナーと同じ色のトナーの補給を受けてこれを内部の二成分現像剤と混合する。現像ローラ5aは、磁界発生手段としてのマグネットローラと、その周りに同軸で配置されて回転駆動される現像スリーブとから構成されている。
現像剤中のキャリアは、上記マグネットローラが発生する磁力により現像ローラ5a上に穂立ちした状態となって現像ローラ5aと感光体1とが対向する現像領域に搬送される。ここで、現像ローラ5aは、感光体1と対向する現像領域において感光体1の表面よりも速い線速で感光体1と同方向に表面が移動する。そして、現像ローラ5a上に穂立ちした現像剤は、感光体1の表面を摺擦しながら、感光体1の表面にトナーを供給して感光体1上の静電潜像を現像する。このとき、現像ローラ5aには、図示しない電源から現像バイアスが印加され、これにより現像領域には現像電界が形成される。
潤滑剤塗布装置21は、固定されたケースに収容された潤滑剤成型体21bと、この潤滑剤成型体21bに接触して潤滑剤を削り取り、感光体1に塗布するブラシ状ローラ21aと、潤滑剤成型体21bをブラシ状ローラ21aに押しつける加圧スプリング21cから主に構成されている。潤滑剤成型体21bは直方体状に形成されており、ブラシ状ローラ21aは感光体1の軸方向に延びる形状を有している。潤滑剤成型体21bは、そのほぼ全てを使い切れるように、ブラシ状ローラ21aに対して加圧スプリング21cで加圧されている。潤滑剤成型体21bは消耗品であるために経時的にその厚みが減少するが、加圧スプリング21cで加圧されているために常時ブラシ状ローラ21aに当接している。
また、この潤滑剤塗布装置21は、クリーニング装置7内にクリーニング手段であるクリーニングブレード7aと共に設けても良い。これによって、ブラシ状ローラ21aで感光体1を摺擦することでブラシ状ローラ21aに付着するトナーを潤滑剤成型体21b又はフリッカーで振り落としたものを容易に回収することができる。
上記潤滑剤としては、脂肪酸金属塩、シリコーンオイル、フッ素系樹脂等が挙げられ、これらは単独または2種類以上を混合して用いることができる。上記脂肪酸金属塩としては、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸鉄などが好ましく、特に、ステアリン酸亜鉛がもっとも好ましい。
また、上記潤滑剤は、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム等を粉体にしたものやフッ素粒子を固形成形体に塗り込んで潤滑剤成形体としてもよい。
また、クリーニング装置7は、クリーニングブレード7aと、クリーニングブレード7aを支持する支持部材7bと、トナー回収コイル7cと、クリーニングブレード7aを感光体1に対して加圧させるブレード加圧スプリング7dとを備えている。クリーニングブレード7aは、転写後に感光体1上に残留するトナーを除去する。クリーニングブレード7aとしては、熱硬化性のウレタン樹脂が好ましく、特に、ウレタンエラストマーが、耐摩耗性、耐オゾン性、耐汚染性の観点から好ましい。エラストマーには、ゴムも含まれる。
帯電装置3は、感光体1に対向して配置される帯電部材としての帯電ローラ3aと、この帯電ローラ3aの感光体1と対向する面とは反対側の面に当接するように配置されて帯電ローラ3aをクリーニングする帯電クリーニング部材3bとからなる。
図3は、帯電ローラ3aの断面を示す。帯電ローラ3aは、円柱状の導電性支持体としての芯金31と、この芯金31の外周面上に一様の厚さで形成された抵抗調整層32と、この抵抗調整層32の表面を被覆してリークを防止する保護層33とを有する。
各画像形成ユニット2Y、2C、2M、2Kでは、それぞれ、感光体1と、帯電装置3と、現像装置5と、潤滑剤塗布装置21と、クリーニング装置7とのいずれか1つ以上のユニット(例えば感光体1及び帯電装置3を含む複数のユニット)を一体化してプロセスカートリッジを構成し、このプロセスカートリッジは画像形成ユニット2の本体(プロセスカートリッジ以外の部分)に着脱自在に装着される。
図4は、帯電ローラ3aと感光体1とを示す。図4に示すように、帯電ローラ3aの軸方向の両端部には、感光体1の非画像形成領域に対応する位置に非導電性の空隙保持部材3cが設けられている。この空隙保持部材3cが感光体1の非画像形成領域に当触して帯電ローラ3aが感光体1に連れ回りする。また、空隙保持部材3cにより、感光体1の画像形成領域と帯電ローラ3aとは、非接触の状態で両者の間に所定のギャップが保持されている。
図5及び図6は、帯電ローラ3aの形成工程を示す。まず、図5に示すように抵抗調整層32の軸方向の両端部に形成された段部に空隙保持部材3cを挿入する。次に、図6に示すように、切削加工等の除去加工を空隙保持部材3cおよび抵抗調整層32に施し、空隙保持部材3cと抵抗調整層32との間に高低差を形成する。このようにして、帯電ローラ3aを形成することで、空隙保持部材3cと抵抗調整層32との間の高低差のバラツキを10μm以下にすることができる。その後、ディッピング等を行って、保護層33を形成する。
帯電ローラ3aは、電源に接続されており、該電源から所定の電圧が芯金31に印加される。この電圧は、直流(DC)電圧に交流(AC)電圧を重畳させた電圧である。帯電ローラ3aの芯金31にAC電圧(ピーク間電圧Vpp)を印加して感光体1に所定量のAC電流を流すことにより感光体1表面の帯電電位を所定の値にすることができる。
図1に示すように、露光装置4は、外部からのイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色の画像データによりそれぞれ光源を駆動して各色の画像データで変調された光ビームを生成し、これらの光ビームを偏向器により偏向走査して各画像形成ユニット2(2Y、2C、2M、2K)の感光体1(1Y、1C、1M、1K)に照射する。各感光体1は、それぞれ、モータを有する駆動装置により回転駆動されて帯電ローラ3aにより一様に帯電され、露光装置4からの各色の画像データで変調された光ビームで露光走査されることにより静電潜像が形成される。
各感光体1上の静電潜像は、それぞれ現像装置5により現像されてイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色のトナー像が形成される。転写装置6における中間転写ベルト6aは3つの支持ローラ6b、6c、6dに張架されており、これらの支持ローラ6b、6c、6dの中の1つが図示しない駆動部により回転駆動されて中間転写ベルト6aを図中矢印の方向に移動させる。中間転写ベルト6a上には、各感光体1Y、1C、1M、1K上の各色のトナー像が静電転写方式により互いに重なり合うように順次に転写されてフルカラー画像が形成される。
静電転写方式には、転写チャージャを用いた構成もあるが、ここでは転写チリの発生が少ない転写ローラ6eを用いた構成を採用している。具体的には、中間転写ベルト6aの各感光体1Y、1C、1M、1Kと接触する部分の裏面に、それぞれ転写装置6としての一次転写ローラ6eY、6eM、6eC、6eKが配置されている。ここでは、中間転写ベルト6aの一次転写ローラ6eにより押圧された部分と感光体1とによって一次転写領域が形成される。そして、各感光体1Y、1C、1M、1K上のトナー像を中間転写ベルト6a上に転写する際には、一次転写ローラ6eに電源から正極性のバイアスが印加される。これにより、各一次転写領域には転写電界が形成され、各感光体1Y、1C、1M、1K上のトナー像は中間転写ベルト6a上に静電的に付着して転写される。
中間転写ベルト6aの周りには、その表面に残留したトナーを除去するためのベルトクリーニング装置6fが設けられている。このベルトクリーニング装置6fは、中間転写ベルト6aの表面に付着した不要なトナーをファーブラシ及びクリーニングブレードで回収する構成となっている。なお、回収した不要トナーは、ベルトクリーニング装置6f内から図示しない搬送手段により図示しない廃トナータンクまで搬送される。
また、二次転写ローラ6gは、中間転写ベルト6aの支持ローラ6dに張架された部分に接触させて配置されている。この中間転写ベルト6aと二次転写ローラ6gとの間には二次転写領域が形成され、この部分に所定のタイミングで記録部材としての転写紙が送り込まれるようになっている。この転写紙は、露光装置4の図中下側にある給紙カセット9内に収容されており、ピックアップローラ10、レジストローラ対11等によって、二次転写領域まで給紙搬送される。そして、中間転写ベルト6a上に形成されたフルカラー像は、二次転写領域において、転写紙上に一括して転写される。この二次転写時には、二次転写ローラ6gに図示しない電源から正極性のバイアスが印加され、これにより形成される転写電界によって中間転写ベルト6a上のトナー像が転写紙上に転写される。
2次転写領域より転写紙搬送方向下流側には、定着手段としての加熱定着装置8が配置されている。この加熱定着装置8は、ヒータを内蔵した加熱ローラ8aと、加圧ローラ8bとを備えている。2次転写領域を通過した転写紙は、これらのローラ8a、8bの間に挟み込まれて熱と圧力を受けることにより、転写紙上に載っていたトナーが溶融し、トナー像が転写紙に定着される。そして、定着後の転写紙は、排紙ローラ12によって、装置上面の排紙トレイ上に排出される。
各画像形成ユニット2(2Y、2C、2M、2K)の感光体1(1Y、1C、1M、1K)は、それぞれ、図2に示すように、潤滑剤塗布装置21により潤滑剤が塗布され、クリーニング装置7のクリーニングブレード7aによりクリーニングされる。
また、本実施形態1のプリンタ100は、電源投入時、または所定枚数通紙後毎に各色の画像濃度を適正化するために画像濃度調整としてのプロセスコントロール動作(以下、プロコン動作と略す)が実行される。このプロコン動作では、各色の階調パターンとしての濃度検知用パッチ(以下Pパターンと略す)を、各帯電装置3の帯電ローラ3aに電源から印加される帯電バイアスと、各現像装置5の現像ローラ5aに電源から印加される現像バイアスとを後述の制御手段により適当なタイミングで順次に切り替えて各感光体1上に形成し、これらの各色のPパターンを中間転写ベルト6a上に重ならないように転写する。支持ローラ6cの近傍における中間転写ベルト6aの外部に配置された光学的検知手段としての濃度検知センサにより中間転写ベルト6a上のPパターンの濃度が検知される。後述の制御手段は、その濃度検知センサの出力電圧を、トナー付着量変換アルゴリズム(粉体付着量変換方法)によりトナー付着量に変換して、現在の各現像装置5の現像能力を表す値(現像γ、Vk)の算出を行い、この算出値に基づき、各現像装置5の現像ローラ5aの現像バイアス値及びトナー濃度制御目標値の変更をする制御を行う。
次に、本実施形態1における帯電手段の電圧を制御する電圧制御方式について説明する。
図7は、帯電ローラ3aにAC電圧(ピーク間電圧)を印加した時に感光体1へ流れるAC電流と、帯電ローラ3aに印加するAC電圧(ピーク間電圧)との関係を示す。図7の実線は、感光体1と帯電ローラ3aとのギャップが基準値Gのときの上記AC電流と上記AC電圧との関係を示す。図7の点線は、感光体1と帯電ローラ3aとのギャップが基準値Gよりも小さくなったときの上記AC電流と上記AC電圧との関係を示す。図7の一点鎖線は、感光体1と帯電ローラ3aとのギャップが基準値Gよりも大きくなったときの上記AC電流と上記AC電圧との関係を示す。図7からわかるように、上記AC電圧の値が2×Vthである点を境にして上記AC電流と上記AC電圧の関係を示す直線の傾きが異なることがわかる。これは、上記AC電圧の値が2×Vth以下のときは、帯電ローラ3aと感光体1とがコンデンサのように働き、上記AC電圧の増加に対して感光体1へ流れるAC電流値の増加量が少ないために上記傾きが寝る。
一方、上記AC電圧の値が2×Vth以上のときは、帯電ローラ3aと感光体1との間で放電が発生し、感光体1へ流れるAC電流値が増加するため、上記傾きが立つ。そして、図7に示すように、上記ギャップの変動により、2×Vthは大きく変動する。一方、上記AC電流は、上記ギャップが変動しても一定の値を示す。すなわち、感光体1へ流れるAC電流が所定値であれば、感光体1への放電量を一定にすることができ、感光体1を所定の帯電電位にすることができる。
そこで、本実施形態1においては、感光体1へ流れるAC電流値が所定の電流値(以下、基準AC電流Aという)となるような帯電ローラ3aに印加するAC電圧値(以下、基準電圧値Vpp_aimという)を求め、この求めたAC電圧値を基準電圧値として決定する電圧決定手段を設ける。この電圧決定手段で決定した基準電圧値(ピーク間電圧)Vpp_aimは、上記DC電圧に重畳して帯電ローラ3aに印加する。
次に、基準電圧値Vpp_aimの求め方について説明する。先に示した図7からわかるように、2×Vth以上の上記AC電圧と上記AC電流との関係を見ると、上記ギャップによって上記傾きが異なることがわかる。感光体1と帯電ローラ3aとのギャップが大きいときは、高い放電電圧が必要となるため、感光体1と帯電ローラ3aとのギャップが小さいときよりも傾きが小さくなる。また、環境変動や帯電ローラ3aに異物が付着して帯電ローラ3aの抵抗値が変動することによっても、この傾きが変動する。このため、本実施形態1においては、まず、2×Vth以上の上記AC電圧と上記AC電流との関係式を求め、この関係式に基準交流(AC)電流値Aを代入することで、基準電圧値Vpp_aimを求めて決定する。
図8は、基準電圧値Vpp_aimの求め方を説明するための図である。まず、第1交流電圧としての第1検知電圧(Vpp1)を帯電ローラ3aに印加し、このときの感光体1へ流れ込んだAC電流(第1検知電流Ipp1)を検知する。次に、第2交流電圧としての第2検知電圧Vpp2を帯電ローラ3aに印加し、このときの感光体1へ流れ込んだAC電流(第2検知電流Ipp2)を検知する。そして、2×Vth以上の上記AC電圧(ピーク間電圧)Vppと上記AC電流Iacとの関係式(Iac=a×Vpp+b)に第1検知電流Ipp1及び第1検知電圧Vpp1を代入して第1式を作成し、第2検知電流Ipp2及び第2検知電圧Vpp2を代入して第2式を作成する。この第1式と第2式とからなる連立方程式を解くことで、上記傾きaおよび切片bが導出されて、2×Vth以上のAC電圧とAC電流との関係式が導出される。この導出された関係式に基準AC電流値Aを代入することで、基準電圧値Vpp_aimが導出される。
次に、帯電装置3の電源供給回路と感光体1へ流れた電流を検知する電流検知手段について説明する。図9は、帯電装置3の電源供給回路(上述した帯電ローラ3aに帯電バイアスを印加する電源)とAC電流検知手段(以下単に電流検知手段ともいう)を示す。図9に示す電源供給回路は、AC出力回路311とDC出力回路312とからなり、2個の電圧昇圧手段315、316を備えることで、安定した放電電圧を得ている。電圧昇圧手段315、316は、1個の電圧昇圧手段でも可能であるが、出力の安定性を考慮すると、2個の方が好ましい。例えば電圧昇圧手段315はトランス317によりAC電圧を昇圧し、電圧昇圧手段316はAC電圧をトランス318で昇圧してダイオード319及びコンデンサ320からなる整流回路で整流した後にDC電圧としてAC出力回路311のAC出力に重畳する。
そのDC電圧にAC電圧を重畳した電圧が帯電ローラ3aに印加されると、AC電流が帯電ローラ3a、感光体1を経て抵抗321を含むAC電流帰還回路に流れ込む。感光体1のグランド側にはAC電流のみを検出するAC電流検知手段313が設けられ、このAC電流検知手段313は感光体1を流れるAC電流を検出して(抵抗321の電圧をコンデンサ322を介して検出して)その検出出力を制御基板314に入力する。本実施形態1では、メンテナンスの観点からAC電流検知手段313は帯電装置3の電源供給回路と同一基板に設けられているが、AC電流検知手段313を制御基板314に実装することも可能である。制御基板314は制御手段101に含まれる。
次に、本実施形態1の電圧決定手段について説明する。
図10は本実施形態1のブロック構成を示す。図10に示すように、電圧決定手段は、制御手段101と、記憶手段102と、演算手段103と、電流検知手段313とで構成される。また、電圧決定手段は、環境検知手段105を備えていても良い。記憶手段102には、予め電圧(Vpp1、Vpp2)、基準電流値(A)が記憶されている。また、記憶手段102は、電流検知手段313で検知した検知電流(Ivpp)や演算手段103で導出された基準電圧値(Vpp_aim)等も記憶する。演算手段103は、検知電流(Ivpp)および電圧(Vpp1、Vpp2)から、Vthの2倍以上のAC電圧とAC電流との関係式を演算して導出する機能を有している。また、演算手段103は、上記導出した関係式と基準電圧値Aとから、基準電圧値Vpp_aimを演算して導出する機能も有している。制御手段101は、帯電装置3の帯電ローラ3aに印加する電圧値を制御する機能を有している。また、制御手段101は、各画像形成手段2(2Y、2C、2M、2K)における感光体1の回転数を制御する機能も有している。
上記AC電圧の設定は、例えば、上述したプロコン動作の実行前や、ジャム復帰時、環境変動時などに行うようにする。プロコン動作は、感光体1の表面電位が均一に保たれていないと、精度の良い濃度制御を行うことができなくなる。よって、プロコン動作前に上記AC電圧の設定を行って、上記AC電圧を感光体1の表面が均一な帯電量となるような基準電圧(Vpp_aim)に変更しておけば、精度の良い濃度制御を行うことができ、高品位な画像を得ることができる。
また、ジャムが発生すると、感光体1上の転写紙に転写されなかったトナー像がそのまま転写残トナーとなる。このため、クリーニング装置7のトナー除去の許容量を超える大量の転写残トナーがクリーニング装置7へ移動していき、クリーニング装置7で除去されなかった転写残トナーが帯電ローラ3aと感光体1とが対向する位置に移動する。このとき、転写残トナーが帯電ローラ3aに付着して帯電ローラ3aのトナー付着部分の抵抗が高くなり、そのトナー付着部分が放電量しなくなり、感光体1の表面を均一に帯電できなくなるおそれがある。しかし、ジャム復帰時に基準電圧(Vpp_aim)の設定を行うことで、帯電ローラ3aに転写残トナーが付着していても感光体1を均一に帯電できる適正な放電量にすることができる。よって、ジャム復帰後に濃度ムラなど劣化した画像がプリントされるなどの不具合を抑制することができる。
また、上記AC電圧の設定は、帯電ローラ3aの近傍に温度または湿度を検知する環境検知手段105としての温湿度計を設けておき、この環境検知手段105の検知結果に基づき、上記AC電圧の設定を行っても良い。高湿高温環境下では、帯電ローラ3aが膨潤して帯電ローラ3aと感光体1とのギャップが狭まる。また、帯電ローラ3aが吸湿して帯電ローラ3aの抵抗値が下がる。よって、常温常湿環境下では所定の帯電量が得られる基準電圧(Vpp_aim)でも、高湿高温環境下では、感光体1への放電量が多くなり、感光体1の寿命が短くなるおそれがある。また、低湿低温環境下では、帯電ローラ3aが乾燥して、帯電ローラ3aの抵抗値が高まる。その結果、常温常湿環境下では所定の帯電量が得られる基準電圧(Vpp_aim)でも、低湿低温環境下では、放電せず、感光体1の表面を均一に帯電することができない。よって、環境に変動があったときは、基準電圧(Vpp_aim)を環境検知手段105の検知結果にに応じて変更することで、感光体1への放電量が適正値に保たれ、感光体1の寿命を延ばすことができる。
また、帯電ローラ3aの走行距離を検知する検知手段を設け、この検知手段で検知した帯電ローラ3aの走行距離が所定値を越えたら、上記AC電圧の設定を変更するようにしても良い。帯電ローラ3aの走行距離を検知する検知手段としては、帯電ローラ3aの回転数から検知するものであっても良いし、転写紙の通紙枚数や、感光体1の回転数などから帯電ローラ3aの走行距離を検知するようにしても良い。このように、帯電ローラ3aの走行距離が所定値を越える毎に基準電圧値(Vpp_aim)の設定を行うことで、帯電ローラ3aの経時使用で帯電ローラ3aの表面が汚れたりして帯電ローラ3aの抵抗値が変化していても、感光体1への放電量を適正値に保つことができる。
また、上記のようなタイミングの他に、電源オン時にも上記AC電圧の設定を行うことで、不揮発性メモリに基準電圧値(Vpp_aim)や、帯電ローラ3aの走行距離を記憶しておく必要がなくなり、抵コスト化を図ることができる。
さらに、サービスマンがメンテナンス時に手動で上記AC電圧設定が行えるようにしても良い。この手動によるAC電圧設定では、プリンタ100に基準電圧(Vpp_aim)の設定の実行を指示する電圧値設定実行指示手段を設ける。そして、この電圧値設定実行指示手段の実行指示に基づき基準電圧(Vpp_aim)の設定を行う。電圧値設定実行指示手段としては、表示手段としての操作パネルと上記制御手段101とで構成することができ、例えば、プリンタ100の操作パネルにてパスワードを入力すると、上記制御手段101がそのパスワードを認識して、基準電圧(Vpp_aim)の設定を実行する。
次に、上記AC電圧の設定フローについて説明する。
図11は、上記AC電圧の決定フローを示す。制御手段101は、上記した電源ON時、ジャム復帰時、プロコン動作実行時など、所定のタイミングとなったら、上記AC電圧の決定フローをスタートする。まず、制御手段101は、上記モータを含む駆動装置を回転させて感光体1を回転させると同時に、AC出力回路311に対して第1検知電圧Vpp1を帯電ローラ3aに印加させる(ステップS1)。帯電ローラ3aに第1検知電圧Vpp1が印加されると、AC電流検知手段313が感光体1に流れ込んできた電流値を検知してその電流値を制御手段101に入力する(ステップS2)。
制御手段101は、AC電流検知手段313からの電流値に基づいて感光体1の4回転半分に対してAC電流検知手段313で検知されたAC電流からその最小電流値を検出し、この検出した最小電流値を第1検知電流Ivpp1として記憶手段102に記憶する(ステップS3、S4)。次に、制御手段101は、AC出力回路311に対して第2検知電圧Vpp2を帯電ローラ3aに印加させる(ステップS5)。帯電ローラ3aに第2検知電圧Vpp2が印加されると、AC電流検知手段313が感光体1に流れ込んできた電流値を検知してその電流値を制御手段101に入力する(ステップS6)。制御手段101は、AC電流検知手段313で検知した感光体ドラム1の4回転半分に対するAC電流からその最小電流値を検出し、この検出した最小電流値を第2検知電流Ivpp2として記憶手段102に記憶する(ステップS7、S8)。
上記のように感光体1に流れるAC電流の測定間隔を感光体1の4回転半としているが、感光体1を駆動させる駆動装置のギヤの噛み合わせの最小公倍数分、感光体1を回転させるのが好ましい。これは、ギヤのガタや偏心により、帯電ローラ3aと感光体1とのギャップが変動するためであり、その全てのギヤのかみ合わせを検知するためには、最小公倍数分感光体1を回転させる必要があるからである。また、帯電ローラ3aが感光体1に連れ回りする構造ではなく別駆動である場合は、帯電ローラ3aを駆動させる駆動装置のギヤの噛み合わせと、感光体1を駆動させる駆動装置のギヤの噛み合わせとの最小公倍数分感光体1を回転させるのが好ましい。
また、上記のように、を電流検知手段313で検出した検知電流Ivppのうち、その最小の電流値を用いている。これは、以下の理由からである。感光体1および帯電ローラ3aは、電流検出時は共に回転しているので、そのギャップは刻々と変化している。その結果、帯電ローラ3aと感光体1とのギャップが大きいときは、放電量が少なくなり、検知される電流値が小さくなる。一方、帯電ローラ3aと感光体1とのギャップが小さいときは、放電量が多くなり、検知される電流値が大きくなる。よって、最小の電流値を検知電流とすることで、帯電ローラ3aと感光体1とのギャップが最大のときでも、所定の放電量を確保することができ、感光体1の表面を均一に帯電することができる。
次に、演算手段103は、制御手段101の指示により、記憶手段102に記憶した第1検知電流Ivpp1及び第1検知電圧Vpp1と、第2検知電流Ivpp2及び第2検知電圧Vpp2とから、AC電流とAC電圧(ピーク間電圧)との関係式を求める(ステップS9)。演算手段103は、関係式が求まったら、その関係式に基準AC電流値Aを代入して(ステップS10)基準電圧値Vpp_aimを求め、この基準電圧値Vpp_aimを制御手段101を介して記憶手段102に格納することで記憶手段102内の基準電圧値Vpp_aimを更新する(ステップS11)。
また、基準AC電流値Aは、帯電ローラ3aに印加するAC電圧が2×Vthのときの電流値Ivthよりも若干高めに設定している。これは、以下の理由による。電流検知手段313で検知されるAC電流値は、帯電ローラ3aの長手方向の放電量の平均値であると言える。このため、帯電ローラ3aや感光体1の軸方向に凹凸があると、帯電ローラ3aの軸方向凹部と感光体1の軸方向凹部とが対向した場合、その箇所では、放電量が平均値に比べて少なくなる。
その結果、基準AC電流値を、帯電ローラ3aに印加するAC電圧を2×Vthのときの電流値とした場合、この帯電ローラ3aの軸方向凹部と感光体1の軸方向凹部とが対向した箇所の放電がない場合があり、その箇所だけ感光体1の表面が所定の電位に均一に帯電しない不具合が生じる。しかし、上記のように、基準AC電流値は帯電ローラ3aに印加するAC電圧が2×Vthのときの電流値よりも若干高めに設定しておけば、帯電ローラ3aと感光体1との軸方向のギャップが大きい部分でも十分な放電量を得ることができ、感光体1を軸方向に均一に帯電することができる。
次に、本実施形態1の電圧設定手段について説明する。この電圧設定手段を構成する制御手段101は、実際に帯電ローラ3aに記憶手段102内の上記決定した基準電圧Vpp_aimを印加し、その時の感光体1に流れる交流電流値Ivpp3が基準交流電流値Aに対して規定の範囲Bに入るか否かを判断して交流電流値Ivpp3が基準交流電流値Aに対して規定の範囲Bに入った時のみ、基準電圧Vpp_aimを帯電ローラ3aに印加する交流電圧値として設定して記憶手段102に格納することで記憶手段102内の交流電圧値を更新する。
交流電圧(Vpp1,Vpp2)と交流電流(Ivpp1,Ivpp2)より上記関係式で基準交流電流値Aとなる交流電圧値を算出することは可能であるが、交流電圧(Vpp1,Vpp2),交流電流(Ivpp1,Ivpp2)のばらつきにより基準交流電流値Aとなる交流電圧値もばらつき、そのばらつき分精度を落とすことになる。そこで、制御手段101は、さらにその精度を上げる為に、AC出力回路311に対して実際に帯電ローラ3aに記憶手段102内の上記決定した基準電圧Vpp_aimを印加させる。
帯電ローラ3aに基準電圧Vpp_aimが印加されると、AC電流検知手段313が感光体1に流れ込んできた電流値を検知してその電流値を制御手段101に入力する。制御手段101は、AC電流検知手段313で検知した電流値Ivpp3を確認し、この電流値Ivpp3が基準交流電流値(上記基準電流値)Aに対して規定の範囲Bに入った時のみ、その電流値Ivpp3に対応する上記基準電圧Vpp_aimを設定して記憶手段102に記憶させる。制御手段101は、AC出力回路311に対してその確認した基準電圧値Vpp_aimを帯電ローラ3aに印加させ、これにより感光体1を均一に帯電できる所定の放電量を得ることができる。よって、帯電手段に印加する交流電圧値を設定するまでの時間を短縮することができ、交流電圧の設定を精度良く実行することが可能になり、放電による感光体1の劣化を抑制して感光体1を所定の帯電電位にすることができる。
規定の範囲Bは、基準交流電流値Aに対して、Aの±1%〜±10%が妥当であり、例えばBをAの±1%とした場合は、A×99%〜A×101%の範囲を規定の範囲Bとするのが妥当である。Ivpp3がA±1%以下の場合は、Ivpp3がその範囲に入る確率が低くなり、実用性が無くなる。また、Ivpp3がA±10%以上の場合は、交流電圧の設定精度が悪くなり、異常画像、フィルミング等の不具合が発生してしまう。
次に、本発明の実施形態2について説明する。
上記実施形態1では、Ivpp3が規定の範囲Bに入らない場合、精度の良い交流電圧の設定が困難になる。そこで、本実施形態2では、上記実施形態1において、制御手段101は、演算手段103に対して、上記交流電圧(Vpp1,Vpp2)と上記交流電流(Ivpp1,Ivpp2)から得られる直線の傾き(上記関係式の傾き)とVpp3,Ivpp3から、帯電ローラ3aに印加する交流電圧値が基準交流電流値Aとなる第四交流電圧値Vpp4(Ivpp3、基準交流電流値AとVpp3,第四交流電圧値Vpp4から得られる直線の傾きが、上記交流電圧(Vpp1,Vpp2)と上記交流電流(Ivpp1,Ivpp2)から得られる直線と一致するようなVpp4)を算出させ、その算出したVpp4を設定値にして記憶手段102に格納することで記憶手段102内の交流電圧値を更新する。このことにより、交流電圧の設定が精度良く設定可能になる。
次に、本発明の実施形態3について説明する。
本実施形態3では、上記実施形態2において、制御手段101は、AC出力回路311に対して実際に帯電ローラ3aに上記記憶手段102に記憶されている基準電圧Vpp_aimを印加させ、その時の感光体1に流れる交流電圧値Ivpp3(以下Ivpp(n)という)が基準交流電流値Aに対して規定の範囲Bに入るか否かを判断してIvpp(n)が基準交流電流値Aに対して規定の範囲Bに入らない場合には、Ivpp(n)が規定の範囲Bに入るまで、上記実施形態2の上述した電圧設定手段による基準電圧設定の手順(上記交流電圧(Vpp1,Vpp2)と上記交流電流(Ivpp1,Ivpp2)から得られる直線の傾き(上記関係式の傾き)とVpp3,Ivpp3から、基準交流電流値Aとなる第四交流電圧値Vpp4を算出させ、その算出したVpp4を設定値にして記憶手段102に格納することで記憶手段102内の交流電圧値を更新する手順)と、該手順で求めた最新の交流電流値Ivpp(n)が規定の範囲Bに入るか否かを判断する手順とを繰り返し実行する。制御手段101は、交流電流値Ivpp(n)が基準交流電流値Aに対して規定の範囲Bに入った時のみ、算出したVpp4を設定値にして記憶手段102に格納することで記憶手段102内の交流電圧値を更新する。これにより、交流電圧の設定を精度良く行うことが可能になる。
次に、本発明の実施形態4について説明する。
本実施形態4では、上記実施形態1〜3において、それぞれ、制御手段101は、上記繰り返しの回数Cに上限Dを設け、繰り返し回数Cをカウントして該繰り返し回数Cが上限Dを超えた場合には繰り返しの制御(処理)を行わない。これにより、制御がエンドレスで継続することを防止する効果がある。上記繰り返しの制御における一回の制御にかかる時間にもよるが、制御全体で5秒〜20秒程度になる値を上限Dに設定することが望まれる。
次に、本発明の実施形態5について説明する。
上記実施形態4では、上記制御の繰り返し回数Cが上限Dまで実行されてもIvpp(n)が規定の範囲Bに入らない場合は、一つの原因として帯電装置3の故障(被帯電体1を帯電していないこと)が考えられる。この場合、感光体1の地肌汚れが酷い(全面ベタ画像と同等の)状態になってしまい、トナーが大量に消費されてしまう可能性が大いにある。
そこで、本実施形態5では、上記実施形態4において、それぞれ、制御手段101は、上記繰り返し回数Cをカウントして該繰り返し回数Cが上限値Dを超えた場合には、AC出力回路311とDC出力回路312に対して帯電ローラ3aへの電圧印加を停止させることで帯電装置3を即断し、帯電装置3の故障を告げるシグナルを表示手段としての操作パネルの表示部に点灯させる。これにより、トナーの大量消費等の不具合を回避することが可能となる。
次に、本発明の実施形態6について説明する。
上記実施形態4では、繰り返し回数Cが上限Dを超える場合のもう一つの原因として、ノイズ等の外的要因による上記カウントのエラーが考えられる。この場合は、帯電装置3を即断する必要は無いが、上記交流電圧の設定値は決定しない。そこで、本実施形態6では、上記実施形態4において、それぞれ、制御手段101は、上記繰り返し回数Cをカウントして該繰り返し回数Cが上限値Dを超えた場合には、上記交流電圧の設定値として記憶手段102内の前回値である交流電圧設定値を参照してAC出力回路311に対してその基準電圧設定値のAC電圧を帯電ローラ3aに印加させする。これにより継続して帯電装置3を使用することが可能になる。
以上のように、上記実施形態1〜6の電圧制御方式によれば、実際に交流電圧値Vpp3を帯電手段としての帯電ローラ3aに印加し、その時の被帯電体としての感光体1に流れる第三交流電流値Ivpp3が基準交流電流値Aに対して規定の範囲Bに入った時のみ、Vpp3を帯電ローラ3aに印加する交流電圧値として設定するので、帯電手段に印加する交流電圧値を設定するまでの時間を短縮することができ、交流電圧の設定を精度良く実行することが可能になり、放電による感光体1の劣化を抑制して感光体1を所定の帯電電位にすることができる。
上記実施形態2の電圧制御方式によれば、Ivpp3が基準交流電流値Aに対して規定の範囲Bに入らなかった場合、Vpp3とI vpp3と上記関係式の傾きより、帯電ローラ3aに流れる交流電流値が基準交流電流値Aとなる交流電圧値Vpp4を算出して設定するので、交流電圧の設定が精度良く設定可能になる。
上記実施形態3の電圧制御方式によれば、上記実施形態2の電圧制御方式において、算出した交流電圧値Vpp4をVpp(n)として帯電ローラ3aに印加し、その時の感光体1に流れる交流電流値Ivpp(n)が基準交流電流値Aに対して規定の範囲Bに入らない場合は、帯電ローラ3aに流れる交流電流値が基準交流電流値AとなるVpp(n)の算出をIvpp(n)が基準交流電流値Aに対して規定の範囲Bに入るまで繰り返し、Ivpp(n)が規定の範囲Bに入った時のVpp(n)を帯電ローラ3aに印加する交流電圧値として設定するので、交流電圧の設定を精度良く行うことが可能になる。
上記実施形態1の帯電装置によれば、上記実施形態1の電圧制御方式を使用することにより、被帯電体に対して長期に渡り、安定した帯電を実施することが可能となる。
上記実施形態2の帯電装置によれば、上記実施形態2の電圧制御方式を使用することにより、被帯電体に対して長期に渡り、安定した帯電を実施することが可能となる。
上記実施形態3の帯電装置によれば、上記実施形態3の電圧制御方式を使用することにより、被帯電体に対して長期に渡り、安定した帯電を実施することが可能となる。
上記実施形態4の帯電装置によれば、上記繰り返しの回数Cに上限Dを設けたので、制御がエンドレスで継続することを防止する効果がある。
上記実施形態5の帯電装置によれば、繰り返しの回数Cが上限Dを超えた場合、当該帯電装置を即断するので、トナーの大量消費等の不具合を回避することが可能となる。
上記実施形態6の帯電装置によれば、繰り返しの回数Cが上限Dを超えた場合、前回の電圧設定時に設定したVpp(n)を使用するので、継続して帯電装置3を使用することが可能になる。
上記実施形態1〜6の画像形成装置によれば、上記実施形態1〜6の帯電装置を備えたので、長期に安定した画像を得ることが可能になる。
上記実施形態1〜6のプロセスカートリッジによれば、像担持体と、少なくとも上記実施形態1〜6のいずれか1つの帯電装置とを一体に備えたので、安価で長期に安定した画像を得ることが可能になる。
上記実施形態1〜6の画像形成装置によれば、上記実施形態1〜6のプロセスカートリッジを備えたので、長期に安定した画像を得ることが可能になる。
本発明の実施形態1の構成を示す断面図である。 同実施形態1の画像形成ユニットの構成を示す断面図である。 同実施形態1の帯電ローラを示す断面図である。 同実施形態1の帯電ローラと感光体とを示す正面図である。 同実施形態1の帯電ローラの形成工程の一部を示す断面図である。 同実施形態1の帯電ローラの形成工程の他の一部を示す断面図である。 同実施形態1の帯電ローラにAC電圧(ピーク間電圧)を印加した時に感光体へ流れるAC電流と、帯電ローラに印加するAC電圧(ピーク間電圧)との関係を示す図である。 同実施形態1の基準電圧値Vpp_aimの求め方を説明するための図である。 同実施形態1における帯電装置の電源供給回路とAC電流検知手段を示すブロック図である。 同実施形態1のブロック構成を示すブロック図である。 同実施形態1のAC電圧決定フローを示すフローチャートである。
符号の説明
2 画像形成手段
3 帯電装置
101 制御手段
102 記憶手段
103 演算手段
311 AC出力回路
312 DC出力回路
313 AC電流検知手段

Claims (12)

  1. 直流電圧に交流電圧を重畳して被帯電体の表面に均一な帯電を施す帯電手段の電圧を制御する電圧制御方式において、前記帯電手段に直流電圧のみを印加して前記被帯電体へ放電を開始する時の電圧を放電開始電圧Vthとしたとき、この放電開始電圧Vthの2倍以上の第一交流電圧Vpp1を前記帯電手段に印加した時の前記被帯電体に流れる第一交流電流値Ivpp1と、前記放電開始電圧Vthの2倍以上であって前記第一交流電圧Vpp1と異なる第二交流電圧Vpp2を前記帯電手段に印加した時の前記被帯電体に流れる第二交流電流値Ivpp2とから、前記被帯電体に印加する、前記放電開始電圧Vthの2倍以上の交流電圧と前記被帯電体に流れる交流電流との関係式を導出し、この導出した関係式に予め設定された前記被帯電体を均一に帯電させることのできる基準交流電流値Aを代入して、前記帯電手段に印加する交流電圧値Vpp3を求める電圧制御方式において、
    実際に前記Vpp3を前記帯電手段に印加し、その時の前記被帯電体に流れる第三交流電流値Ivpp3が前記基準交流電流値Aに対して規定の範囲Bに入った時のみ、前記Vpp3を前記帯電手段に印加する交流電圧値として設定することを特徴とする電圧制御方式。
  2. 請求項1記載の電圧制御方式において、前記Ivpp3が前記基準交流電流値Aに対して前記規定の範囲Bに入らなかった場合、前記Vpp3と前記Ivpp3と上記関係式の傾きより、前記帯電手段に印加する交流電圧値として、前記被帯電体に流れる交流電流値が前記基準交流電流値Aとなる交流電圧値Vpp4を算出して設定することを特徴とする電圧制御方式。
  3. 請求項2記載の電圧制御方式において、前記算出した交流電圧値Vpp4をVpp(n)として前記帯電手段に印加し、その時の前記被帯電体に流れる交流電流値Ivpp(n)が前記基準交流電流値Aに対して前記規定の範囲Bに入らない場合は、前記被帯電体に流れる交流電流値が前記基準交流電流値AとなるVpp(n)の算出を前記Ivpp(n)が前記基準交流電流値Aに対して前記規定の範囲Bに入るまで繰り返し、前記Ivpp(n)が前記規定の範囲Bに入った時の前記Vpp(n)を前記帯電手段に印加する交流電圧値として設定することを特徴とする電圧制御方式。
  4. 被帯電体に対向して配置される帯電部材を具備し、直流電圧に交流電圧を重畳した電圧を前記帯電部材に印加して前記被帯電体を帯電する帯電装置において、
    前記被帯電体に流れる交流電流を検知する交流検知手段と、
    前記帯電部材に直流電圧のみを印加して前記被帯電体へ放電を開始する時の電圧を放電開始電圧Vthとしたとき、この放電開始電圧Vthの2倍以上の第一交流電圧Vpp1を前記帯電手段に印加した時の前記被帯電体に流れる第一交流電流値Ivpp1と、前記放電開始電圧Vthの2倍以上であって前記第一交流電圧Vpp1と異なる第二交流電圧Vpp2を前記帯電手段に印加した時の前記被帯電体に流れる第二交流電流値Ivpp2とから、前記放電開始電圧Vthの2倍以上の交流電圧と前記被帯電体に流れる交流電流との関係式を導出し、この導出した関係式に予め設定された前記被帯電体を均一に帯電することのできる基準交流電流値Aを代入して、前記帯電手段に印加する交流電圧値Vpp3を求める電圧決定手段と、
    実際に前記Vpp3を前記帯電手段に印加し、その時の前記被帯電体に流れる第三交流電流値Ivpp3が前記基準交流電流値Aに対して規定の範囲Bに入った時のみ、前記Vpp3を前記帯電部材に印加する交流電圧値として設定する電圧設定手段とを備えたことを特徴とする帯電装置。
  5. 請求項4記載の帯電装置において、前記電圧設定手段は、前記Ivpp3が前記基準交流電流値Aに対して前記規定の範囲Bに入らなかった場合、前記Vpp3と前記Ivpp3と前記関係式の傾きより、前記被帯電体に流れる交流電流値が前記基準交流電流値Aとなる交流電圧値Vpp4を前記帯電手段に印加する交流電圧値として算出して設定することを特徴とする帯電装置。
  6. 請求項5記載の帯電装置において、前記電圧設定手段は、算出した前記交流電圧値Vpp4をVpp(n)として前記帯電手段に印加し、その時の前記被帯電体に流れる交流電流値Ivpp(n)が前記基準交流電流値Aに対して前記規定の範囲Bに入らない場合は、前記被帯電体に流れる交流電流値が前記基準交流電流値AとなるVpp(n)の算出を前記交流電流値Ivpp(n)が前記基準交流電流値Aに対して前記規定の範囲Bに入るまで繰り返し、前記Ivpp(n)が前記規定の範囲Bに入った時の前記Vpp(n)を前記帯電手段に印加する交流電圧値として設定することを特徴とする帯電装置。
  7. 請求項6記載の帯電装置において、前記繰り返しの回数Cに上限Dを設けたことを特徴とする帯電装置。
  8. 請求項7記載の帯電装置において、前記繰り返しの回数Cが前記上限Dを超えた場合、当該帯電装置を即断することを特徴とする帯電装置。
  9. 請求項7記載の帯電装置において、前記繰り返しの回数Cが前記上限Dを超えた場合、前回の交流電圧値設定時に設定した前記Vpp(n)を使用することを特徴とする帯電装置。
  10. 像担持体と、該像担持体を帯電する帯電装置とを有する画像形成装置において、前記帯電装置として請求項4〜9のいずれか1つに記載の帯電装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  11. 画像形成装置の本体に対して着脱可能に装着されるプロセスカートリッジにおいて、像担持体と、少なくとも請求項4〜9のいずれか1つに記載の帯電装置とを一体に備えたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  12. 請求項11記載のプロセスカートリッジを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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