JP6464619B2 - オーダリングシステム、表示装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、オーダリングシステム表示装置及びプログラムに関する。
従来、レストランや居酒屋などの飲食店では、従業員が顧客から受けた注文を注文入力端末へ入力することにより注文された商品の調理指示が厨房に送信されるオーダリングシステムを導入していることが多い。このようなオーダリングシステムでは、通常、キッチンプリンタにて調理指示が会計伝票として発行され、注文された商品の情報がキッチンモニタにて表示される(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−053850号公報
しかしながら、キッチンプリンタ及びキッチンモニタなどの接続機器は、コントローラからの指示により動作するものであり、モニター操作とプリンタ印字動作との各々が独立して機能する。そのため、キッチンモニタの操作に伴ってキッチンプリンタを操作するものではない。したがって、実現できる機能もオーダー情報の表示の範疇に限定されている。
上記事情に鑑み、本発明は、調理作業への影響が少なく、利便性を向上させることができるオーダリングシステム表示装置及びプログラムを提供することを目的としている。
本発明の一態様は、表示装置を備えるオーダリングシステムにおいて、前記表示装置は、顧客から注文された商品の情報を表示する表示手段と、従業員の指示を入力する入力手段と、注文された商品の情報を媒体に印字する印刷手段と、を備え、前記印刷手段は、前記顧客から注文された商品の情報を、調理状況別に分類して一括して媒体に印字することを特徴とするオーダリングシステムである。
本発明の一態様は、表示装置を備えるオーダリングシステムにおいて、前記表示装置は、顧客から注文された商品の情報を表示する表示手段と、従業員の指示を入力する入力手段と、注文された商品の情報を媒体に印字する印刷手段と、を備え、前記印刷手段は、前記顧客から注文された商品の情報を、顧客単位及び調理状況別のうちから選択された項目に分類して一括して媒体に印字することを特徴とするオーダリングシステムである。
本発明の一態様は、上記のオーダリングシステムであって、前記印刷手段は、前記入力手段により調理完了の指示がなされた場合に、その旨を媒体に印字することを特徴とする。
本発明の一態様は、システムが備える会計装置におけるエラーを検知する検知手段を備え、前記表示装置は、会計機能を更に備えており、前記検知手段が前記会計装置におけるエラーを検知しているときに、前記表示装置の会計機能を有効にすることを特徴とする。
本発明の一態様は、表示装置として、メインモニタとなる第1表示装置と、サブモニタとなる第2表示装置とを備え、前記第1表示装置及び前記第2表示装置は、厨房内に備えられ、前記第1表示装置の画面上に注文情報を表示させ、前記第2表示装置の画面上に異なる情報を表示させることを特徴とする。
本発明の一態様は、顧客から注文された商品の情報を表示する表示手段と、従業員の指示を入力する入力手段と、注文された商品の情報を媒体に印字する印刷手段と、を備え、前記印刷手段は、前記顧客から注文された商品の情報を、調理状況別に分類して一括して媒体に印字することを特徴とする表示装置である。
本発明の一態様は、コンピュータを、顧客から注文された商品の情報を表示する表示手段、従業員の指示を入力する入力手段、注文された商品の情報を媒体に印字する印刷手段、として機能させ、前記印刷手段は、前記顧客から注文された商品の情報を、調理状況別に分類して一括して媒体に印字することを特徴とするプログラムである。
本発明により、調理作業への影響が少なく、利便性を向上させることが可能となる。
本実施形態におけるオーダリングシステム10のシステム構成を示す図である。 表示装置200の機能構成を表す図である。 ファイルの具体例を示す図である。 本実施形態における表示装置200及び表示装置300に表示される伝票画面700の一例を示す図である。 表示装置200及び表示装置300の処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態におけるオーダリングシステム10のシステム構成を示す図である。本発明のオーダリングシステム10は、注文入力端末100、表示装置200(第1の表示装置)、表示装置300(第2の表示装置)、キッチンプリンタ400、POSレジスタ500及び店舗サーバ600を備える。オーダリングシステム10は、例えば飲食店(例えば、ファミリーレストランや居酒屋など)に設置される。
また、図1に示されるオーダリングシステム10では、注文入力端末100と、表示装置200と、表示装置300と、キッチンプリンタ400と、POSレジスタ500と、店舗サーバ600とは、LAN(Local Area Network)を介して通信可能に接続される。LAN接続の形態は、有線であってもよいし、無線であってもよい。
注文入力端末100は、顧客からの注文を受け付ける。注文入力端末100は、顧客からの注文を受け付けると、顧客から注文された商品(以下、「注文商品」という。)に関するデータ(以下、「注文データ」という。)を店舗サーバ600に送信する。注文データには、例えばテーブル番号、注文商品の商品名、数量及び価格などの情報が含まれる。なお、注文入力端末100は、顧客自身が自ら操作するセルフ注文式の装置であってもよい。
表示装置200は、厨房内あるいは厨房の近傍に配置され、メインモニタとして使用される装置である。表示装置200は、注文商品の内容を表示する。具体的には、表示装置200は、注文商品の商品名、数量、テーブル番号、経過時間などの情報を表示する。また、表示装置200は、プリンタ機能を有しており、注文商品の内容を調理指示伝票として印刷する。なお、表示装置200は、従業員の操作に応じて調理指示伝票を印刷するように構成されてもよい。
表示装置300は、厨房内あるいは厨房の近傍に配置され、サブモニタとして使用される装置である。表示装置300は、注文商品の内容を表示する。具体的には、表示装置200は、注文商品の商品名、数量、テーブル番号、経過時間などの情報を表示する。また、表示装置300は、プリンタ機能を有しており、注文商品の内容を調理指示伝票として印刷する。なお、表示装置300は、従業員の操作に応じて調理指示伝票を印刷するように構成されてもよい。
キッチンプリンタ400は、厨房内あるいはその近傍に配置される。キッチンプリンタ400は、例えば、店舗サーバ600の制御に従って調理指示伝票を発行する。また、キッチンプリンタ400は、呼び出しボタンを備える。注文商品が出来上がって調理担当者が呼び出しボタンを押下すると、キッチンプリンタ400は注文商品が出来上がったことを示す信号(以下、「完了信号」という。)を店舗サーバ600に送信する。この際、調理担当者は、テーブル番号及び出来上がった注文商品の情報をキッチンプリンタ400に入力する。
POSレジスタ500は、会計(精算)処理を実行する装置である。POSレジスタ500は、例えば注文データを受信して記憶しておき、記憶した注文データに基づいて代金の精算を行う。POSレジスタ500は、精算が完了した場合にはその精算の1取引の売上情報を店舗サーバ600に送信する。
店舗サーバ600は、オーダリングシステム10全体を制御(管理)するサーバ(装置)である。例えば、店舗サーバ600は、記憶部を備え、商品ファイル及び注文データファイルを記憶する。商品ファイルは、商品の各種情報(例えば、商品の品番、商品名、価格など)が登録されているファイルである。なお、商品ファイルは、従業員が店舗サーバ600を操作することによって設定及び更新される。注文データファイルは、注文データに関する情報が記録されるファイルである。より具体的には、注文入力端末100から注文データが受信されると、店舗サーバ600は受信した注文データの情報を注文データファイルに記録する。なお、店舗サーバ600が記憶する各種ファイル(商品ファイル及び注文データファイル)の詳細は後述する。
また、店舗サーバ600は、例えば通信部を備え、記憶部内のファイル(又は、ファイル上のデータ)を他の装置(例えば、注文入力端末100、表示装置200、表示装置300、キッチンプリンタ400及びPOSレジスタ500)に送信する。例えば、店舗サーバ600は、注文データファイルの情報を表示装置200、表示装置300及びキッチンプリンタ400に送信して調理指示伝票を印刷させる。また、例えば、店舗サーバ600は、注文データファイルの情報をPOSレジスタ500に送信して顧客ごとの会計を実施可能にさせる。また、例えば、店舗サーバ600は、注文データファイルの情報を表示装置200及び表示装置300に送信して顧客ごとの注文商品の情報を画面上に表示させる。
なお、オーダリングシステム10は、図1に示されるシステムの構成に限定される必要はない。例えば図1では、オーダリングシステム10が備える注文入力端末100の台数は1台であるが、オーダリングシステム10は複数台の注文入力端末100を備えるように構成されてもよい。また、図1では、オーダリングシステム10が備えるキッチンプリンタ400の台数は1台であるが、オーダリングシステム10は複数台のキッチンプリンタ400を備えるように構成されてもよい。また、オーダリングシステム10にはキッチンプリンタ400が備えられていなくてもよい。以下の説明では、表示装置200及び表示装置300について特に区別しない場合には表示装置と記載する。
図2は、表示装置200の機能構成を表す図である。表示装置200は、CPU(Central Processing Unit)201と、ROM(Read Only Memory)202と、RAM(Random Access Memory)203と、表示部204と、操作部205と、通信部206と、印刷部207とを備える。上記の表示装置200の各機能部は、バス2を介して互いに接続されている。
CPU201は、中央演算処理装置であり、ROM202に記憶されているプログラムを読み出してRAM203に展開する。CPU201は、展開したプログラムの各ステップを実行することによって、表示装置200全体の動作を制御する。
ROM202は、読み出し専用のメモリであり、表示装置200を動作させるためのプログラムを予め記憶する。
RAM203は、種々の情報を記憶する読み出し書き込みメモリである。RAM203には、ROM202から読み出されたプログラムが展開される。また、RAM203は、プログラムが実行されることによって生成された各種データを記憶する。また、RAM203は、店舗サーバ600から送信された情報(例えば、注文データファイルの情報)を一時記憶する。
表示部204は、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の画像表示装置である。表示部204は、モード切替、設定、登録等の操作の受付と表示とを行う。表示部204の表示面には、透明な接点スイッチであるタッチキー(ソフトキー)が設けられているタッチパネルが備えられており、店舗サーバ600から送信される注文データファイルの情報に基づいて顧客ごとの注文商品の情報が表示される。例えば、表示部204は、CPU201の制御に従って伝票画面を表示する。伝票画面とは、顧客ごとの注文商品の情報が一覧表示として表示される画面である。
また、表示部204の画面上には、注文商品の一覧情報の他に画面切り替えボタンや印刷ボタンなどの各種ボタンも表示される。画面切り替えボタンは、表示部204に表示されている画面を他の画面に切り替えるために使用されるボタンである。印刷ボタンは、調理指示伝票を印刷させるためのボタンである。なお、表示装置200の設定が、注文データが受信される度に調理指示伝票を印刷する設定となっている場合には、印刷ボタンは表示部204の画面上に表示されなくてもよい。
操作部205は、ボタン、タッチパネル等の既存の入力装置を用いて構成される。操作部205は、表示装置200を動作させるための操作手段を備える。操作手段は、例えば、数字キー(テンキー)、設定変更キー、レシート発行キー、領収書発行キーなどである。なお、これら操作部205の操作手段は、メカキー(ハードキー)などのボタンとして配置されていてもよいし、表示部204の表示面上に設けられたタッチパネルに配置されてもよい。
通信部206は、店舗サーバ600との間で通信を行う。例えば、通信部206は、店舗サーバ600から注文データファイルの情報を受信する。また、例えば、通信部206は、従業員によって注文商品の調理が完了した旨の指示が入力されると、調理が完了した注文商品の情報を含む完了信号を店舗サーバ600に送信する。
印刷部207は、CPU201の制御に従って印刷物を発行する。例えば、印刷部207は、店舗サーバ600から注文データファイルの情報が受信されると、受信された情報に基づいて調理指示伝票を発行する。
なお、表示装置300は、表示装置200の機能構成と同様の機能構成を備える。より具体的には、表示装置300は、CPU301、ROM302、RAM303、表示部304、操作部305、通信部306、印刷部307を備える。なお、表示装置300が備える各機能部の動作については、表示装置200が備える各機能部と同様であるため、説明を省略する。
図3は、ファイルの具体例を示す図である。
図3(A)は、商品ファイルの構成図である。図3(A)に示される商品ファイルには、複数のレコードが登録されている。レコードは、品番、品名及び価格の各値を有する。品番は、商品を一意に識別するための識別情報を表す。品名は、商品の名前を表す。価格は、商品の価格を表す。
図3(A)に示される例では、商品ファイルには4つの品番が存在する。図3(A)において、商品ファイルの最上段に登録されているレコードは、品番の値が“AAAA”、品名の値が“A”、価格の値が“500”である。すなわち、品番“AAAA”で識別される商品が“A”であり、商品“A”の価格が“500円”であることが表されている。
図3(B)は、注文データファイルの構成図である。図3(B)に示される注文データファイルには、複数のレコードが登録されている。レコードは、品名、数量、テーブル番号、注文番号、注文時刻、調理完了時刻及びステータスの各値を有する。品名は、商品の名前を表す。数量は、注文された商品の個数を表す。テーブル番号は、当該商品を注文した顧客が利用しているテーブルの番号を表す。注文番号は、1回の注文で注文された商品を一意に識別するための番号を表す。注文番号は、1回の注文ごとに他の注文とは異なる別の番号が割り振られる。具体的には、注文番号は、顧客ごと(すなわち、テーブル番号ごと)に割り振られる取引番号と枝番との組「(取引番号)−(枝番)(例えば、注文データファイルの最上段に登録されているレコードの場合、1000(取引番号)−01(枝番)となる)」で構成される。例えば、同じ顧客が追加注文をした場合には、前の注文番号が「1000−01」であるときは、枝番が連番になるように追加注文の注文番号は「1000−02」が割り振られる。
注文時刻は、商品が注文された時刻を表す。注文時刻は、例えば注文入力端末100が注文データを店舗サーバ600に送信した時刻であってもよいし、店舗サーバ600が注文入力端末100から注文データを受信した時刻であってもよい。調理完了時刻は、当該商品の調理が完了した時刻であり、調理完了時に表示装置200又は表示装置300又はキッチンプリンタ400のいずれかの装置から送信される完了信号を店舗サーバ600が受信した時刻が記録される。つまり、調理が完了していない商品の調理完了時刻の項目には、値は記録されない(図3(B)3〜5行目参照)。ステータスは、注文商品の調理状況を表す。ステータスの内容は、注文入力端末100から注文された場合には「調理中」の値が記録され、表示装置200又は表示装置300又はキッチンプリンタ400のいずれかの装置から完了信号が受信された場合には「調理済み」の値が記録される。
図3(B)に示される例では、注文データファイルには4つの品名が存在する。図3(B)において、注文データファイルの最上段に記録されているレコードは、品名の値が“A”、数量の値が“1”、テーブル番号の値が“3”、注文番号の値が“1000−01”、注文時刻の値が“19:00”、調理完了時刻の値が“19:05”、ステータスの値が“調理済み”である。すなわち、商品“A”の注文数が“1個”であり、商品“A”を注文した顧客が利用しているテーブルが“3番”テーブルであり、当該顧客の注文番号が“1000−01番”であり、注文時刻が“19:00”であり、調理完了時刻が“19:05”であり、当該商品“A”が“調理済み”であることが表されている。
また、図3(B)において、注文データファイルの2段目に記録されているレコードは、品名の値が“B”、数量の値が“2”、テーブル番号の値が“3”、注文番号の値が“1000−01”、注文時刻の値が“19:00”、調理完了時刻の値が“空白”、ステータスの値が“調理中”である。すなわち、商品“B”の注文数が“2個”であり、商品“B”を注文した顧客が利用しているテーブルが“3番”テーブルであり、当該顧客の注文番号が“1000−01番”であり、注文時刻が“19:00”であり、当該商品“B”が“調理中”であることが表されている。
図4は、本実施形態における表示装置200及び表示装置300に表示される伝票画面700の一例を示す図である。なお、図4では、表示装置200を例に説明する。
表示装置200のCPU201は、従業員の操作に応じて伝票画面700を表示する。図4に示される伝票画面700の例では、1番目から6番目までの6つの伝票領域710(710A、710B、710C、710D、710E、710F)が配列されている。これらの伝票領域710は、それぞれ、1つの伝票に含まれる1以上の注文商品の情報が表示される領域である。このように表示される注文商品は、既に注文が確定されたものであることを示す。1つの伝票領域710には、テーブル番号が対応付けられる。これにより、どのテーブルの注文であるのかを把握することが可能になる。
なお、7番目以降の伝票領域710は、伝票画面700の右下側に表示されている送りボタン720aを押下することにより、次ページの画面として表示させることができる。そして、この次ページの画面が表示された状態から戻しボタン720bを操作(押下)すれば、前のページの画面に戻すことができる。
また、伝票画面700には、印刷ボタン730及び切り替えボタン740が表示されている。印刷ボタン730は、表示部204の画面上に表示されている情報を印刷する際に使用されるボタンである。図4の伝票画面700が表示されている状態で従業員によって印刷ボタン730が押下されると、CPU201は現時点で表示部204の画面上に表示されている情報(図4の場合、伝票画面の情報)を印刷するように印刷部207を制御する。印刷部207は、CPU201の制御に従って表示部204の画面上に表示されている情報印刷する。
切り替えボタン740は、表示部204の表示画面を切り替える際に使用されるボタンである。例えば、切り替わる画面の具体例として、伝票画面の他に現在の売り上げ状況を表す画面である売り上げ速報画面や、表示部204の設定変更を行うための画面である設定画面などがある。
上記伝票領域710においては、ヘッダ領域711と、1以上の注文商品領域712と、送りボタン713aおよび戻しボタン713bが配置される。ヘッダ領域711は、対応の伝票における商品の注文が確定された時点からの経過時間、店内飲食と持ち帰りの区分、注文番号が示される。表示装置200のCPU201は、店舗サーバ600から未配膳商品の警告データを受信すると、このヘッダ領域711において経過時間が表示されている部分の色を例えば赤色にして厨房内の調理担当者に警告を行う。
注文商品領域712は、対応の伝票に含まれる注文商品の1つに対応し、その対応する注文商品を提示するための領域である。また、この注文商品領域712は、その背景色の態様が変更されることによって調理が完了したか否かを示すようにされている。図4の例では、伝票領域710Aにおける注文商品領域712の背景色が、残りの伝票領域710Bから710Fと異なっており、これにより、伝票領域710Aにおける「オレンジ」と「ラーメン」のメニュー(注文商品)が調理済みであることが示されている。また、1組の顧客が複数回注文した場合には、各注文(取引番号が同一であって、枝番号が異なる注文)の間にスペース(セパレータ)が表示される。伝票領域710Aにおける「オレンジ」と「ラーメン」とは、同じ顧客が異なる時間に注文した商品であるため、「オレンジ」と「ラーメン」との間にセパレータが挿入される。調理担当者(従業員)は、注文商品領域712を押下することにより、調理が完了したことを入力する。例えば、伝票領域710Bにおける「ミートスパ」の調理が完了した場合、調理担当者は伝票領域710Bにおける「ミートスパ」の注文商品領域712を押下する。表示装置200のCPU201は、注文商品領域712が押下されると、押下された注文商品の情報を含む完了信号を店舗サーバ600に送信するとともに、伝票画面700において当該注文商品の情報が表示されている注文商品領域712の背景色を変更する。また、CPU201は、注文商品領域712が押下されると、押下された注文商品の情報(注文商品名の他にテーブル番号も含む)を印刷するように印刷部207を制御してもよい。この場合、印刷部207は、CPU201の制御に従って調理が完了した注文商品の情報をキッチンチケットとして発行する。
送りボタン713aは、調理担当者に提示すべき注文商品数が伝票領域710における注文商品領域712の最大表示可能数を越えている場合に、同じ伝票領域710における次ページを表示させるための操作を行うボタンである。つまり、調理担当者が送りボタン713aを押下することで伝票領域710における次ページが表示される。また、戻しボタン713bは、同じ伝票領域710における前ページを表示させる操作を行うためのボタンである。
図5は、表示装置200及び表示装置300の処理の流れを示すフローチャートである。なお、表示装置200及び表示装置300は同様の処理を行うため、図5では表示装置200を例に説明する。また、以下の説明では、表示装置200の画面上には伝票画面700が表示されている場合について説明する。
ステップS10:表示装置200のCPU201は、注文データファイルの情報が店舗サーバ600から受信されたか否か判定する。注文データファイルの情報が店舗サーバ600から受信された場合、ステップS12の処理に進む。一方、注文データファイルの情報が店舗サーバ600から受信されていない場合、ステップS18の処理に進む。
ステップS12:CPU201は、受信された注文データファイルの情報に含まれる注文商品の情報を伝票画面700に表示する。その後、ステップS14の処理に進む。具体的には、まず、CPU201は、注文データファイルの情報に含まれる注文番号に対応する注文商品の情報が伝票画面700に表示されているか否か判定する。注文番号に対応する注文商品の情報が伝票画面700に表示されている場合、CPU201は受信された注文商品の情報を、当該注文番号に対応する伝票領域710に既に表示されている注文商品の情報との間にセパレータを挿入することにより表示する。一方、注文番号に対応する注文商品の情報が伝票画面700に表示されていない場合、CPU201は伝票画面700に新たに伝票領域710を作成し、受信された注文商品の情報を表示する。
ステップS14:CPU201は、ステップS12の処理で伝票画面700に表示された注文商品の情報を印刷部207に印字、発行させる。印刷部207は、CPU201の制御に従って、注文商品の情報を印刷部207に印字、発行する。その後、ステップS10の処理に戻る。
ステップS16:CPU201は、調理完了の指示が入力されたか否か判定する。すなわち、CPU201は、伝票画面700の注文商品領域712のいずれかが押下されたか否か判定する。調理完了の指示が入力された場合、ステップS18の処理に進む。一方、調理完了の指示が入力されていない場合、ステップS22の処理に進む。
ステップS18:CPU201は、押下された注文商品領域712に対応する注文商品の情報を含む完了信号を店舗サーバ600に送信する。その後、ステップS20の処理に進む。
ステップS20:CPU201は、伝票画面700においてステップS16の処理で選択された注文商品の情報が表示されている注文商品領域712の背景色を変更する。例えば、CPU201は、注文商品領域712の背景色をグレー色(グレーアウト表示)に変更する。その後、ステップS10の処理に戻る。
ステップS22:CPU201は、伝票画面700上に表示されている切り替えボタンが押下されたか否か判定する。切り替えボタンが押下された場合、ステップS24の処理に進む。一方、切り替えボタンが押下されていない場合、ステップS10の処理に戻る。
ステップS24:CPU201は、表示部204に表示されている画面を、他の画面(例えば、伝票画面が表示されている場合には、設定画面や売上速報画面など)に切り替える。その後、ステップS10の処理に戻る。
以上のように構成されたオーダリングシステム10によれば、表示装置200及び表示装置300をキッチンモニタとして機能する他に、キッチンプリンタとして機能させることができる。したがって、キッチンモニタ及びキッチンプリンタをそれぞれ複数台厨房内に設置する必要がない。そのため、調理作業への影響が少なく、利便性を向上させることが可能になる。
また、表示装置200及び表示装置300の2台を厨房内に備えることによって、1台の表示装置200の画面上に注文情報を表示させ、もう1台の表示装置300の画面上に異なる内容の情報を表示させることができる。したがって、表示装置200又は表示装置300の画面を切り替える必要がない。さらに、厨房内に表示装置200及び表示装置300の2台が備えられたとしても、キッチンプリンタを備える必要がないため、厨房内に備えられる装置の数は変更されない。したがって、厨房内のスペースを余分に取ってしまうおそれも軽減することができる。そのため、調理作業への影響が少なく、利便性を向上させることが可能になる。
<変形例>
図5のフローチャートにおいて、ステップS12の処理とステップS14の処理とは並列処理(同時に処理)で行われてもよい。
本実施形態では、表示装置200及び表示装置300が同様の装置である例を示したが、表示装置200の大きさ(サイズ)及び表示装置300の大きさ(サイズ)が異なる装置として構成されてもよい。
また、本実施形態では、表示装置200及び表示装置300が同様の処理を行う構成を示したが、これに限定される必要はない。例えば、店舗サーバ600は、従業員の操作に応じて表示装置200(メインモニタ)に注文商品の情報を表示させ、表示装置300(サブモニタ)にオーダリングシステム10のエラー情報などを表示させるように構成されてもよい。
印刷部207は、CPU201の制御に応じて従業員に指定された特定の注文商品領域712の情報をキッチンチケットとして発行するように構成されてもよい。また、印刷部207は、従業員により調理完了の指示が入力された場合、CPU201の制御に応じてその旨を媒体に印字して発行してもよい。具体的には、印刷部207は、調理完了の指示が入力された場合、従業員に選択された注文商品の情報と、当該注文商品の調理が完了したことを示す情報(例えば、“調理終了”の文字列)とを媒体に印字して発行する。ここで、媒体とは、情報を伝達するために必要な媒介手段となるものであり、例えば用紙などの記録媒体である。
印刷部207は、注文商品の情報を、顧客単位に一括して媒体に印字して発行してもよい。このように構成される場合、CPU201は印刷ボタン730の近傍(例えば、切り替えボタン740の左隣)に、顧客別に注文商品の情報を印刷させるためのボタン(以下、「顧客別印刷ボタン」という。)を表示させる。
従業員によって顧客別印刷ボタンが押下されると、CPU201は注文商品の情報を印刷する対象となる顧客(以下、「対象顧客」という。)の項目を従業員に選択させる。例えば、CPU201は、伝票画面700に表示されている伝票領域710のいずれかを従業員に選択させる。従業員によって伝票領域710のいずれかが押下されると、CPU201は従業員が選択した対象顧客の項目である伝票領域710に表示されている注文商品の情報を一括して印刷部207に印字、発行させる。印刷部207は、CPU201の制御に応じて、従業員が選択した対象顧客の項目である伝票領域710に表示されている注文商品の情報を印字、発行する。なお、印刷部207は、従業員によって顧客別印刷ボタンが押下された場合、伝票画面700に表示されている全ての伝票領域710に表示されている注文商品の情報をそれぞれ一括して印字、発行してもよい。
また、印刷部207は、注文商品の情報を、調理状況別に一括して媒体に印字して発行してもよい。このように構成される場合、CPU201は印刷ボタン730の近傍(例えば、切り替えボタン740の左隣)に、調理状況別に注文商品の情報を印刷させるためのボタン(以下、「調理状況別印刷ボタン」という。)を表示させる。従業員によって調理状況別印刷ボタンが押下されると、CPU201は注文商品の情報を印刷する対象となる調理状況(以下、「対象調理状況」という。)の項目を従業員に選択させる。対象調理状況の項目とは、例えば調理中、飲食中及び精算済などがある。以下、注文商品毎に対象調理状況を対応付ける処理について説明する。
店舗サーバ600は、注文入力端末100から注文データを受信し、受信した注文データの情報を注文データファイルに記録すると、注文データファイルに記録した注文商品に対応付けて注文商品の調理状況「調理中」の情報を付加する。そして、店舗サーバ600は、注文データファイルを表示装置200に送信する。表示装置200は、店舗サーバ600から注文データファイルを受信し、受信した注文データファイルに含まれる注文商品の情報を伝票画面700に表示する。この際、CPU201は、注文商品に対応付けて調理状況「調理中」の情報を伝票画面700に表示する。
また、CPU201は、調理完了の指示が入力されると、従業員によって押下された注文商品に対応付けられている調理状況を「調理中」から「調理完了」に変更する。
また、POSレジスタ500は、注文商品の精算処理が完了すると、売上情報を店舗サーバ600に送信する。売上情報には、注文商品、数量及びテーブル番号などが含まれる。店舗サーバ600は、売上情報を受信すると、売上情報に含まれる注文商品、数量及びテーブル番号の精算処理が完了している旨を表示装置200に通知する。表示装置200は、店舗サーバ600から精算処理が完了している旨が通知されると、通知されたテーブル番号に対応する伝票領域710に示される注文商品のうち、通知された注文商品に対応付けられている調理状況を「調理完了」から「精算済」に変更する。
上述した処理により、注文商品毎に対象調理状況を対応付けることができる。
そして、従業員によって対象調理状況のいずれかの項目が押下されると、CPU201は従業員が選択した対象調理状況(調理中、調理完了及び精算済)である注文商品の情報を一括して印刷部207に印字、発行させる。印刷部207は、CPU201の制御に応じて、従業員が選択した対象調理状況の注文商品の情報を印字、発行する。なお、対象調理状況の項目は、上述した3つ(調理中、調理完了及び精算済)に限定される必要はない。その他に、対象調理状況の項目の具体例として、調理前、調理(着手)、配膳及び配膳完了などの項目があってもよい。
表示装置200は、POSレジスタ500の機能を備えるように構成されてもよい。より具体的には、表示装置200は、会計処理の機能を備えるように構成されてもよい。このように構成される場合、表示装置200は会計モードに変更可能に構成される。会計モードとは、会計処理を行うためのモードである。会計モードへの指示が入力されると、CPU201は表示装置200の画面を、会計画面に切り替えて会計処理を可能にする。このように構成される場合、通信部206は会計画面に切り替わった後に従業員からテーブル番号が入力されると、店舗サーバ600から入力されたテーブル番号に対応する顧客の注文商品の情報(例えば、注文された商品の商品名、数量、価格などの情報)を取得(受信)する。その後、CPU201は、取得された注文商品の情報に基づいて合計金額を算出し、表示部204の画面上に表示する。そして、従業員が操作部205のテンキーを利用して顧客からの預かり金額の入力、又は、表示部204の画面上で顧客からの預かり金額を置数入力がなされると、CPU201は合計金額と預かり金額との差分を計算して差分金額を表示部204の画面上に表示する。また、会計処理の完了後、印刷部207は従業員の操作に応じてレシートを発行する。なお、金銭の授受に関しては、表示装置200にドロアや釣銭釣札機などが接続されて行われてもよい。また、表示装置300においても表示装置200と同様にPOSレジスタ500の機能を有するように構成されてもよい。
上述したように構成されることにより、POSレジスタ500に異常(例えば、故障や破損など)が発生した場合であっても、POSレジスタ500に代わって会計処理を行うことができるため、会計時に顧客を待たせてしまうおそれがなくなる。
オーダリングシステム10は、券売機を備えるように構成されてもよい。このように構成される場合、表示装置300は券売機の異常又は警告又は顧客からの呼び出しなどの通知を券売機から受信する。そして、表示装置300は、通知を受信すると、画面上を点滅させるとともに音声報知により従業員に通知が受信されたことを報知する。この場合、表示装置300は、報知手段を備える必要がある。なお、表示装置200は、表示装置300と同様に券売機から通知を受信し、通知が受信されたことを報知してもよい。
以上のように構成されることによって、トラブルに早く対応することができる。例えば、券売機が設置されている店舗では、顧客がいるフロアにホールスタッフがいない又は少数(例えば、1人)の場合が多い。そのため、券売機に異常が発生した場合又は顧客からの呼び出しがあった場合に対処が遅れてしまうことがある。それに対して、本発明におけるオーダリングシステム10では、券売機から通知を受信した表示装置300が通知内容を画面に表示する。これにより、従業員はフロア内での異常又は顧客からの呼び出しを即座に把握することができる。そのため、トラブルに早く対応することができる。また、メインモニタとして機能している表示装置200ではなく、サブモニタとして機能している表示装置300に通知内容が表示されるため、調理作業を妨げてしまうおそれを軽減することができる。
また、表示装置200又は表示装置300は、POSレジスタ500から異常(例えば、故障や破損など)の発生の通知を受信する。そして、表示装置200又は表示装置300は、通知を受信すると、通知を画面上に表示し、通知内容を報知する。
また、表示装置200又は表示装置300は、上記券売機又はPOSレジスタ500のいずれかから異常(POSレジスタ500の場合、例えば故障や破損など)又は警告又は顧客からの呼び出しなどの通知を受信した場合のみ会計処理の機能が使用可能になるように構成されてもよいし、通知を受信したときに会計処理の機能を使用可能にするか否かの表示を行うように構成されてもよい。
表示装置200及び表示装置300は、従業員の操作に応じて、商品の品切れ情報の登録及び商品の残数の入力を行わせる商品情報入力画面を表示するように構成されてもよい。このように構成された場合、従業員は表示装置200又は表示装置300に表示された商品情報入力画面から商品の品切れ情報及び商品の残数の入力を行う。商品の品切れ情報が入力された場合、表示装置200又は表示装置300は品切れの対象となった商品の情報を店舗サーバ600に送信する。店舗サーバ600は、表示装置200又は表示装置300から品切れの対象となった商品の情報を受信すると、当該品切れになった対象の商品の情報を注文入力端末100に送信する。そして、注文入力端末100は、受信した品切れの対象となった商品の情報に基づいて、対象の商品を選択できないように制御する。なお、表示装置200のCPU201は、印刷部207を制御することによって、入力された商品の品切れ情報を媒体に印字発行させてもよい。
また、表示装置300においても表示装置200と同様に入力された商品の品切れ情報を媒体に印字発行させてもよい。このように構成されることにより、品切れ情報を厨房内にいる調理担当者及び従業員に周知できる。したがって、従業員が品切れになった商品の注文を誤って受付けてしまうおそれを軽減することができる。これにより、一度注文を受け付けてから注文を受け付けた商品が品切れであったことを伝えるような手間が生じなくて済む。そのため、顧客に不快な思いをさせてしまうおそれを軽減することができる。
また、商品の残数が入力された場合、表示装置200又は表示装置300は商品の残数の情報を店舗サーバ600に送信する。店舗サーバ600は、表示装置200又は表示装置300から商品の残数の情報を受信すると、当該商品の残数の情報を注文入力端末100に送信する。そして、注文入力端末100は、受信した商品の残数の情報に基づいて、各商品の表示とともに商品の残数の情報を表示する。
本実施形態では、表示装置200及び表示装置300に表示される伝票画面において、調理が完了した商品の情報が表示された注文商品領域712の背景色を変更する構成を示したが、これに限定される必要はない。例えば、調理が完了した商品の情報が表示された注文商品領域712に調理が完了したことを示すマークを表示させるように構成されてもよい。調理が完了したことを示すマークの具体例として、例えばチェックマークや「完了済み」の文字列が表示されてもよい。
店舗サーバ600は、注文商品のうち、優先して調理する対象となっている注文商品(以下、「優先商品」という。)の情報を表示装置200又は表示装置300に送信するように構成されてもよい。優先して調理する対象となっている注文商品とは、例えば注文を受けてから調理に要している時間が所定の時間以上経過した商品や調理に時間がかかる商品である。この場合、店舗サーバ600は、優先商品の情報と優先する理由とを表示装置200又は表示装置300に送信する。特に、店舗サーバ600は、表示装置300に優先的に優先商品の情報と優先する理由とを送信する。表示装置200又は表示装置300は、店舗サーバ600から優先商品の情報を受信すると、受信した注文商品の情報と優先する理由を画面上に表示する。
オーダリングシステム10は、ラベルプリンタをさらに備えるように構成されてもよい。ラベルプリンタは、店舗サーバ600からの発行指示に従い、ラベルを発行する。ラベルプリンタが発行するラベルは、例えばテイクアウト用の商品に貼付するためのラベルである。ラベルには、商品名、原材料、消費期限などの情報が含まれる。ラベルプリンタは、表示装置200と、表示装置300と、店舗サーバ600とLANを介して通信可能に接続される。ラベルプリンタは、厨房内あるいはその近傍に配置される。このように構成される場合、オーダリングシステム10では、以下のような処理が行なわれる。以下、処理について具体的に説明する。
注文入力端末100は、テイクアウト用の商品の入力を受け付けるための選択ボタンを備える。注文入力端末100は、従業員の操作に応じて選択ボタンが押下されると、選択されたテイクアウト用の商品に関する注文データを店舗サーバ600に送信する。店舗サーバ600は、注文データの情報を記録した注文データファイルを表示装置に送信する。そのため、注文データファイルには、注文商品毎にテイクアウト用の商品であるか否かの情報も含まれる。表示装置は、テイクアウト用の商品と、テイクアウト用の商品以外の注文商品とをテーブル番号ごとに伝票画面700に表示する。そして、伝票画面700において、従業員によって調理完了の指示が入力されると、表示装置は対応する注文商品の情報を含む完了信号を店舗サーバ600に送信する。
店舗サーバ600は、表示装置から送信された完了信号を受信し、注文データファイルを参照して調理が完了した注文商品がテイクアウト用の商品であるか否か判定する。調理が完了した注文商品がテイクアウト用の商品ではない場合、図5のステップS20以降の処理が実行される。
一方、調理が完了した注文商品がテイクアウト用の商品である場合、店舗サーバ600はラベルプリンタに当該注文商品に関する情報を印字したラベルを発行させる。ラベルプリンタは、店舗サーバ600の制御に従ってラベルを印字、発行する。
このように構成されることによって、厨房でのラベル発行業務において、ローコストでラベル発行できるとともに、表示装置の調理完了がトリガーとなってラベル発行を連動することで一連の流れ作業でラベル貼り付けが可能となる。
また、オーダリングシステム10が上述したようにラベルプリンタを備える場合、表示装置は伝票画面700において値付けモードに切り替え可能に構成されてもよい。値付けモードとは、店頭に並べて販売する商品(例えばお昼のお弁当や、店内で製造した加工食品など)について、商品名、原材料、値段及び消費期限といった情報を表示するためのラベルを発行するモードである。値付けモードへの切り替えは、伝票画面700に表示されている切り替えボタン740によって可能である。このように構成されることによって、調理指示の対象となっている注文商品だけに限らず、事前に調理されたお昼のお弁当などをセルフ販売する用途にも適用可能である。このように構成される場合、従業員が伝票画面700で値付けモードに切り替えて、商品に関する情報(例えば、商品名、値段など)の入力後、表示装置は入力された商品に関する情報を店舗サーバ600に送信する。店舗サーバ600は、ラベルプリンタを制御して、表示装置から送信された情報が印字されたラベルを発行させる。ラベルプリンタは、店舗サーバ600の制御に従ってラベルを発行する。
このように構成されたオーダリングシステム10によれば、表示装置の画面が調理指示の画面から値付けモードに切り替えられる。そして、該当商品に貼付するためのラベルが発行される。そのため、調理指示のオーダーと無関係の商品(例えば、事前に調理されたお昼のお弁当など)のラベルを発行することが可能になる。
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はその実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
[付記1]本発明の一態様は、メインモニタとして機能する第1の表示装置を備えるオーダリングシステムにおいて、前記第1の表示装置は、顧客から注文された商品の情報を表示する表示手段と、従業員の指示を入力する入力手段と、注文された商品の情報を媒体に印字する印刷手段と、を備えることを特徴とするオーダリングシステムである。
上記オーダリングシステムによれば、キッチンモニタ機能とキッチンプリンタ機能とを備える表示装置が2台設置されるため、1台の表示装置が故障した場合であっても調理作業に与える影響を軽減することができる。さらに、厨房内にキッチンプリンタやキッチンモニタなどの機器を備える必要がないため、上記表示装置を2台設置しても調理作業への影響が少なく、厨房内に備える機器の利便性を向上させることができる。
[付記2]上記のオーダリングシステムであって、前記第1の表示装置は、前記顧客から注文された商品の情報を表示すると同時に、注文された商品の情報を前記印刷手段により媒体に印字することを特徴とする。
上記オーダリングシステムによれば、注文された商品の情報が表示される他に商品の情報が媒体に印字されるため、第1の表示装置から離れた場所に位置している従業員にも注文された商品の情報を伝達しやすくなる。そのため、調理作業を効率化させることができる。
[付記3]上記のオーダリングシステムであって、前記印刷手段は、前記入力手段により調理完了の指示がなされた場合に、その旨を媒体に印字することを特徴とする。
上記オーダリングシステムによれば、調理が完了したことを示す情報が媒体に印字されるため、調理が完了したことを従業員に容易に通知することができる。
[付記4]上記のオーダリングシステムであって、前記印刷手段は、前記顧客から注文された商品の情報を、顧客単位又は調理状況別に分類して一括して媒体に印字することを特徴とする。
上記オーダリングシステムによれば、注文された商品の情報が一括して印字されるため、従業員は容易に注文商品を把握することができる。さらに、調理状況別に一括して印字する場合、従業員はどの順番で調理すればよいのか計画を立てやすくなる。そのため、調理作業の効率を図ることができる。
[付記5]上記のオーダリングシステムであって、サブモニタとして機能する、前記第1の表示装置と略同じ機能を有する第2の表示装置を更に備えることを特徴とする。
上記オーダリングシステムによれば、表示装置が2つ備えられ、かつ、第2の表示装置は第1の表示装置と略同じ機能を有しているため、調理作業の効率を図ることができる。
[付記6]上記のオーダリングシステムであって、前記顧客から注文された商品のうち、優先して調理すべき商品を前記第2の表示装置に表示させることを特徴とする。
上記オーダリングシステムによれば、優先して調理すべき商品の情報が第2の表示装置に表示されるため、従業員は第2の表示装置に表示される商品を優先すべき商品として把握することができる。そのため、2つの表示装置(第1の表示装置及び第2の表示装置)に同じ情報が表示されるよりも調理作業の効率化を図ることができる。
[付記7]上記のオーダリングシステムであって、システムにおけるエラーを報知する表示を前記第2の表示装置に表示させることを特徴とする。
上記オーダリングシステムによれば、第2の表示装置にシステムにおけるエラーが表示されるため、従業員はエラーが発生していることを把握することができる。そのため、即座にエラーに対応することが可能になる。
[付記8]上記のオーダリングシステムであって、前記システムにおけるエラーは、前記システムが備える会計装置におけるエラーであることを特徴とする。
上記オーダリングシステムによれば、会計時に顧客を待たせてしまうおそれを軽減することができる。例えば、会計装置においてエラーが発生してしまうと、会計時に顧客を待たせてしまう。それに対し、会計装置におけるエラーが第2の表示装置に表示されることにより、第2の表示装置の周辺に位置する従業員は会計装置にエラーが発生していることを把握でき、その他の手段による会計(例えば、第2の表示装置による会計など)を行うことができる。そのため、会計時に顧客を待たせてしまうおそれを軽減することができる。
[付記9]上記のオーダリングシステムであって、前記第1の表示装置は、会計処理の機能をさらに備えることを特徴とする。
上記オーダリングシステムによれば、厨房内に備える機器の利便性を向上させることができる。
[付記10]本発明の一態様は、顧客から注文された商品の情報を表示する表示手段と、従業員の指示を入力する入力手段と、注文された商品の情報を媒体に印字する印刷手段と、を備えることを特徴とする表示装置である。
上記の表示装置によれば、1台で複数の機能を備えているため、厨房内に備える機器として利便性を向上させることができる。
なお、本発明の表示装置200及び表示装置300の各処理を実行するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、当該記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、表示装置200及び表示装置300の各処理に係る上述した種々の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
100…注文入力端末, 200…表示装置, 300…表示装置, 400…キッチンプリンタ, 500…POSレジスタ, 600…店舗サーバ, 201…CPU, 202…ROM, 203…RAM, 204…表示部(印刷手段), 205…操作部(入力手段), 206…通信部, 207…印刷部(印刷手段)

Claims (7)

  1. 表示装置を備えるオーダリングシステムにおいて、
    前記表示装置は、
    顧客から注文された商品の情報を表示する表示手段と、
    従業員の指示を入力する入力手段と、
    注文された商品の情報を媒体に印字する印刷手段と、
    を備え
    前記印刷手段は、前記顧客から注文された商品の情報を、調理状況別に分類して一括して媒体に印字することを特徴とするオーダリングシステム。
  2. 前記印刷手段は、顧客単位及び調理状況別のうちから調理状況別の項目を選択した場合に、前記顧客から注文された商品の情報を、調理状況別に分類して一括して媒体に印字する請求項1に記載のオーダリングシステム。
  3. 前記印刷手段は、前記入力手段により調理完了の指示がなされた場合に、その旨を媒体に印字することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のオーダリングシステム。
  4. システムが備える会計装置におけるエラーを検知する検知手段を備え、
    前記表示装置は、会計機能を更に備えており、
    前記検知手段が前記会計装置におけるエラーを検知しているときに、前記表示装置の会計機能を有効にする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載のオーダリングシステム。
  5. 表示装置として、メインモニタとなる第1表示装置と、サブモニタとなる第2表示装置とを備え、
    前記第1表示装置及び前記第2表示装置は、厨房内に備えられ、
    前記第1表示装置の画面上に顧客から注文された商品の情報を表示させ、前記第2表示装置の画面上に異なる情報を表示させる請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載のオーダリングシステム。
  6. 顧客から注文された商品の情報を表示する表示手段と、
    従業員の指示を入力する入力手段と、
    注文された商品の情報を媒体に印字する印刷手段と、
    を備え
    前記印刷手段は、前記顧客から注文された商品の情報を、調理状況別に分類して一括して媒体に印字することを特徴とする表示装置。
  7. コンピュータを、
    顧客から注文された商品の情報を表示する表示手段、
    従業員の指示を入力する入力手段、
    注文された商品の情報を媒体に印字する印刷手段、
    として機能させ、
    前記印刷手段は、前記顧客から注文された商品の情報を、調理状況別に分類して一括して媒体に印字することを特徴とするプログラム。
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