JP6463315B2 - 袋容器ホルダー - Google Patents

袋容器ホルダー

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Description

本発明は、袋容器ホルダーに関し、特に、袋側係止部が設けられた袋容器と組み合わせて用いる袋容器ホルダーに関する。
例えばシャンプー液、リンス液、化粧液、薬液等の内容液を収容すると共に、好ましくは収容された内容液を吐出させる、ポンプディスペンサー等の吐出具を取り付けて使用される容器として、容器本体がプラスチック製やガラス製等の硬質の容器からなるものに代えて、樹脂製のシート材料を用いて形成された、袋状の容器本体(袋本体)を備える袋容器が知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)、
袋容器の場合、袋本体は、軟質の柔らかいシート材料を用いて形成されており、例えばポンプディスペンサーを操作する際の押し下げ力を、袋本体によって支持させることができないことから、袋容器を、底板部と、底板部から立設して設けられた立設部と、立設部の上端部から張り出して設けられた張出し係止部とを備える容器ホルダーに装着して、この容器ホルダーによって押し下げ力を支持させるようにしたディスペンサーが開示されている(例えば、特許文献1参照)。また、ディスペンサーを備えていない袋容器においても、底板部と、立設部と、係止部とを備える容器ホルダーに装着して用いることで、軟質の柔らかい袋容器を、容器ホルダーを介して把持させることによって、袋容器の注出口から内容液を安定した状態で吐出できるようにした組立体も開示されている(例えば、特許文献2参照)。
実用新案登録第3066831号公報 特開2004−67183号公報
袋容器と組み合わせて用いる袋容器ホルダーは、浴室等の水回り領域で使用されることが多いことから、付着した水によって汚れないように、できるだけ配慮する必要がある。特に、容器ホルダーを構成する立設部が、載置面に載置される底板部等による載置部における、袋容器の着脱空間部となる部分を除いた周縁部から立設して、壁板状に設けられている場合には、袋容器ホルダーの内周面に回り込んだ水を拭き取ることが難しくなることから、内周面に付着した水によって、汚れを生じ易くなる。このため、袋容器ホルダーの内側にできるだけ水が回り込まないようにすることが望まれている。
本発明は、袋容器と組み合わせて用いられて、外周面に注がれて残った水が、袋容器の袋側係止部が係止される係止部の隙間から内周面に回り込まないようにして、内周面に汚れが生じるのを効果的に抑制することのできる袋容器ホルダーを提供することを目的とする。
本発明は、袋側係止部が設けられた袋容器と組み合わせて用いる袋容器ホルダーであって、載置面に載置される載置部と、該載置部の周縁部から縦方向に立設して設けられた立設部と、該立設部の上端部から前記載置部の直上部分に横方向に張り出して設けられた、前記袋容器の前記袋側係止部が係止されるU字状切欠き部を備える張出し係止部とを含んで構成されており、前記張出し係止部には、前記U字状切欠き部の周縁部に沿って、前記張出し係止部の上面よりも上方に突出すると共に前記張出し係止部の下面よりも下方に突出する、上下面段差リブが設けられており、該上下面段差リブは、これの内側面が、当該上下面段差リブの上端部から下端部に亘って上下方向に滑らかに連続する、前記載置面に対して垂直又は略垂直な垂直平滑面となっている袋容器ホルダーを提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明の袋容器ホルダーによれば、袋容器と組み合わせて用いられて、外周面に注がれて残った水が、袋容器の袋側係止部が係止される係止部の隙間から内周面に回り込まないようにして、内周面に汚れが生じるのを効果的に抑制することができる。
本発明の好ましい一実施形態に係る袋容器ホルダーに、袋容器を装着した状態の斜視図である。 本発明の好ましい一実施形態に係る袋容器ホルダーの斜視図である。 (a)は、袋容器ホルダーの張出し係止部の部分を斜め上方から見た斜視図、(b)は斜め下方から見た斜視図である。 図3(a)のA−Aに沿った拡大断面図である。 (a)、(b)は、袋容器を袋容器ホルダーに装着する操作を説明する斜視図である。 (a)は、袋容器の袋側係止部を張出し係止部のU字状切欠き部に係止部した状態を、ポンプディスペンサーを除いて示す要部側面図、(b)は(a)のB−Bに沿った断面図である。 上下面段差リブによって内周面に水が回り込まないようにする状況を説明する、図6(b)のC部拡大断面図である。 上下面段差リブの他の形態を例示する拡大断面図である。
図1及び図2に示す本発明の好ましい一実施形態に係る袋容器ホルダー10は、袋容器20として、例えば内容液を収容する袋本体21の上端部に、ポンプディスペンサー30が吐出具として取り付けられたポンプディスペンサー付きの袋容器を、一体として装着させた状態で用いられる。本実施形態の袋容器ホルダー10は、袋容器20のポンプディスペンサー30の押圧操作部であるノズルヘッド33を押し下げて、内容液を吐出させる際の、押し下げ力を支持するための支持部材として用いられる。また、本実施形態の袋容器ホルダー10は、例えば浴室等の水回り領域で使用された際に、外周面に注がれて残った水が、袋容器20の袋側係止部23が係止される張出し係止部13のU字状切欠き部14に生じた隙間から、内周面に回り込まないようにして、内周面に汚れが生じるのを効果的に抑制できるようにする機能を備えている(図6参照)。
そして、本実施形態の袋容器ホルダー10は、袋側係止部23が設けられた袋容器20と組み合わせて用いる袋容器用のホルダーであって、図1及び図2に示すように、載置面に載置される載置部11と、載置部11の周縁部から縦方向に立設して設けられた立設部12と、立設部12の上端部から載置部11の直上部分に横方向に張り出して設けられた、袋容器20の袋側係止部23が係止されるU字状切欠き部14を備える張出し係止部13とを含んで構成されている。張出し係止部13には、図3(a)、(b)及び図4に示すように、U字状切欠き部14の周縁部に沿って、張出し係止部13の上面よりも上方に突出すると共に張出し係止部13の下面よりも下方に突出する、上下面段差リブ18が設けられており、上下面段差リブ18は、これの内側面が、当該上下面段差リブ18の上端部から下端部に亘って上下方向に滑らかに連続する、載置部11(図1参照)が載置される載置面に対して垂直又は略垂直な、垂直平滑面となっている。
また、本実施形態では、好ましくは袋側係止部23は、袋容器20の上端部に取り付けられた、注出口部材22の注出口部22aに設けられている。
さらに、本実施形態では、上下面段差リブ18は、U字状切欠き部14における、少なくとも注出口部材22の注出口部22a(袋容器20の袋側係止部23が設けられた部分)が押し込まれて収容される奥部収容部14aの周縁部に沿って、連続して設けられている。
さらにまた、本実施形態では、載置部11における、袋容器20を着脱させる着脱空間部15側の部分を除いた3方の周縁部から壁板状に立設して、立設部が設けられている(図1、図2参照)。
本実施形態では、袋容器ホルダー10は、例えばPP(ポリプロピレン)、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合合成樹脂)、アクリル、ポリエステル、PCT(ポリシクロへキシレン・ジメチレン・テレフタレート)、SAN(スチレンアクリロニトリルコポリマー)等の合成樹脂からなる射出成形品であって、好ましくは袋容器20の下端部から注出口部材22の袋側係止部23(上方の環状係止ツバ部23aの下面)までの高さと同様の高さを有する、中空の縦長形状を備えている。袋容器ホルダー10は、本実施形態では、載置部11と、立設部12と、張出し係止部13に加えて、着脱空間部15の下端部分に設けられた下端部邪魔板部16を含んで構成されている。
載置部11は、本実施形態では、立設部12の下端部と下端部邪魔板部16の下端部とが、例えば半トラック円形状の枠状に連続していることで、環状の脚部として設けられており、開口面11aとなっている当該載置部11の内側部分による底面の、開口周縁部を構成している。本実施形態では、載置部11を形成している立設部12の下端部及び下端部邪魔板部16の下端部から上方に一体として連続して、当該立設部12及び当該下端部邪魔板部16が延設して設けられている。
なお、載置部11は、枠状に連続させた環状の脚部によって形成されている必要は必ずしもなく、載置面に対して面状に接触して載置される、板状の載置部として形成することもできる。
立設部12は、載置部11と張出し係止部13との間に介在して、張出し係止部13を支持する、半トラック円形状の横断面形状を有する壁板状の部分となっている。立設部12は、半トラック円形状の載置部11の円弧状部分から立設する、湾曲立設部12aと、湾曲立設部12aを挟んでこれの両側に配置された、一対の側部立設部12bとを含んで形成されている。湾曲立設部12aと一対の側部立設部12bとは、周面を滑らかに一体として連続させて設けられている。側部立設部12bは、湾曲立設部12aとは反対側の側辺部が、湾曲立設部12a側に凹状に湾曲する湾曲辺部12cとなっている。これによって、張出し係止部13の下方領域における、U字状切欠き部14の開放部14b側の部分に設けられた着脱空間部15を、袋容器20を着脱させ易い空間として設けることが可能になる。
張出し係止部13は、立設部12の湾曲立設部12a及び一対の側部立設部12bの上端部から一体として連続して、載置部11の直上部分に横方向に張り出して設けられた部分となっており、載置部11の形状に対応する、半トラック円形状の平面形状を備えている。張出し係止部13には、半トラック円形状の平面形状における、弧状湾曲部とは反対側の直線状部の中央部分が、弧状湾曲部側にU字形状に切り欠かれていることによって、U字状切欠き部14が形成されている。U字状切欠き部14には、後述する袋容器20の袋本体21の天面部24に取り付けられた注出口部材22に設けられた、袋側係止部23が係止される。
下端部邪魔板部16は、湾曲立設部12aとは反対側の部分において、一対の側部立設部12bの間の領域の下端部分に、載置部11の周縁部から立設して設けられている。下端部邪魔板部16は、袋容器ホルダー10に装着される袋容器20の下端部分の高さと同様の高さとして、例えば袋容器ホルダー10の全体の高さの1/5〜1/10程度の高さを備えるように設けられている。下端部邪魔板部16は、一対の側部立設部12bと、周面を滑らかに連続させて設けられていると共に、上端縁部が、下方に向けて凹状に湾曲する上端湾曲辺部16aとなっている。上端湾曲辺部16aは、これらの両側の端部において、側部立設部12bの湾曲辺部12cの下端部と滑らかに連続している。
下端部邪魔板部16の裏面側には、当該下端部邪魔板部16と、湾曲立設部12aの下端部分及び一対の側部立設部12bの下端部分とによって4方を囲まれて、袋容器20の下端部20aを装着させる下端部装着部17が形成されている。上述のように、下端部邪魔板部16の上端縁部が、下方に向けて凹状に湾曲する上端湾曲辺部16aとなっていることにより、袋容器ホルダー10に袋容器20を装着する際に、袋容器20の下端部20aを、下端部装着部17に、先行して装着させるように誘導させ易くなると共に、下端部装着部17に袋容器20の下端部20aを、さらに容易に先行して装着することが可能になる。
そして、本実施形態では、袋容器ホルダー10の張出し係止部13には、図3(a)、(b)及び図4に示すように、U字状切欠き部14の周縁部に沿って、張出し係止部13の上面よりも上方に突出すると共に張出し係止部13の下面よりも下方に突出する、上下面段差リブ18が設けられている。上下面段差リブ18は、U字状切欠き部14における、少なくとも注出口部材22の注出口部22a(袋容器20の袋側係止部23が設けられた部分)が押し込まれて収容される奥部収容部14aの周縁部に沿って、連続して設けられている。
また、上下面段差リブ18には、これの内側面の対向する部分から内側に突出して、後述する袋容器20の注出口部材22の注出口部22aを乗り越えさせることにより注出口部22aが奥部収容部14aに収容された状態を保持する、乗越え凸部19が、好ましくは一対設けられている。すなわち、U字状切欠き部14における、乗越え凸部19よりも奥の部分が、袋容器20の袋側係止部23が設けられた部分である、注出口部材22の注出口部22aを押し込まれた状態で保持する、奥部収容部14aとなっている。
本実施形態では、上下面段差リブ18は、後述する注出口部材22の注出口部22aに設けられた袋側係止部23の、上下一対の環状係止ツバ部23aの間隔幅と同様の高さを有する、4方の角部が円弧状に面取りされた矩形状の断面形状を備えている(図7参照)。上下面段差リブ18は、これの高さが張出し係止部13の他の部分の肉厚よりも大きくなっていることで、矩形状の断面形状の上面が、張出し係止部13の上面よりも上方に突出して配置されると共に、矩形状の断面形状の下面が、張出し係止部13の下面より下方に突出して配置される。また上下面段差リブ18の矩形状の断面形状の内側面は、これの上端部から下端部に亘って上下方向に滑らかに連続する、載置部11が載置される載置面に対して垂直又は略垂直な、垂直平滑面を形成している。
さらに、本実施形態では、上下面段差リブ18の奥部収容部14aとは反対側の端部に、張出し係止部13の上面又は下面に向けて斜めに傾斜するスロープ部18aが設けられている。上下面段差リブ18の端部にスロープ部18aが設けられていることにより、注出口部材22の注出口部22aを、張出し係止部13のU字状切欠き部14に係止する際に、注出口部22aに設けられた袋側係止部23を、上下面段差リブ18にスムーズに乗り上げさせることが可能になる。また、上下面段差リブ18が、袋側係止部23の上下一対の環状係止ツバ部23aの間隔幅と同様の高さを有していることで、袋容器ホルダー10に装着された袋容器20ががたつくのを、効果的に回避することが可能になる。
本実施形態では、袋容器ホルダー10と組み合わせて用いる袋容器20は、図1及び図5(a)、(b)に示すように、軟質の柔らかいシート材料を用いて形成された袋本体21と、袋容器20の上端部に取り付けられた注出口部材22とを含んで構成されている。袋容器20の上端部は、袋本体21の好ましくは天面シート24aによる天面部24によって形成されている。また袋容器20の上端部には、注出口部材22を介して、好ましくはポンプディスペンサー30が吐出具として取り付けられている。
袋本体21は、例えば、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂といったポリオレフィン樹脂等からなる合成樹脂製のフィルム材シート、合成樹脂製のフィルムとアルミニウム等の金属との積層体からなるフィルム材シート、或いは合成樹脂製のフィルムにアルミニウム等の金属を蒸着したフィルム材シート等を、軟質の柔らかいシート材料として好ましく用いて形成されている。本実施形態では、公知の各種の方法によって、天面シート24aと側面シート25aと底面シート26aとを接合することによって、天面シート24aによる天面部24と、側面シート25aによる側面部25と、底面シート26aによる底面部26とを含む、有底及び有天の縦長筒状の袋本体21が形成されている。
なお、袋本体21は、側面部を構成する正面シートの側部と背面シートの側部との間に2つ折りされた側面シートを挟み込むことによって形成される、ガセット形状等の袋本体であっても良い。また、袋本体21は、天面シートや底面シートを含むものである必要は必ずしも無く、パウチ形状等の袋本体であっても良い。
袋本体21の天面シート24aによる天面部24に取り付けられた注出口部材22は、例えばPE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)等の合成樹脂からなる公知の射出成形品であって、例えば外周面に螺条が形成された円筒形状の注出口部22aと、注出口部22aの下端から外方に向かって平坦に延出するフランジ部22b(図6(b)、図7参照)とを有している。注出口部材22は、注出口部22aを、袋本体21の天面部24に設けられた貫通孔に挿通させるとともに、天面部24の下面にフランジ部22bの上面を接合することによって、袋本体21に取り付けられている。また、注出口部22aの外周部分には、外側に円環状に張り出して、袋側係止部23を構成する環状係止ツバ部23aが、上下方向に間隔をおいて一対設けられている。これらの環状係止ツバ部23aの間の部分を、袋容器ホルダー10の張出し係止部13のU字状切欠き部14の周縁部に沿って設けられた、上下面段差リブ18に差し込むようにして、注出口部材22の注出口部22aを、張出し係止部13に係止させることにより、袋容器20を、袋容器ホルダー10に装着した状態で安定して保持できるようになっている。
なお、袋側係止部23は、注出口部材22の注出口部22aの外周部分に直接設けられている必要は必ずしも無い。例えば、注出口部材22の注出口部22aに装着される、後述するポンプディスペンサー30の固定用キャップ部31から円環状に張り出して、環状係止ツバ部を設けておき、注出口部22aに固定用キャップ部31を装着することで、当該固定用キャップ部31介して間接的に、注出口部材22の注出口部22aに袋側係止部23を設けることもできる。
本実施形態では、袋容器20の上端部に、ポンプディスペンサー30が吐出具として取り付けられている。ポンプディスペンサー30は、例えば、実開平6−39752号公報に記載のポンプ式吐出容器に用いたものと同様の構成を備える公知のものを用いることができる。ポンプディスペンサー30は、固定用キャップ部31、ポンプハウジング(図示せず)、吸上げ筒部(図示せず)、ノズルヘッド33等を備えている。固定用キャップ部31は、内側面に螺条が形成された円筒状部分を有しており、外周面に螺条が形成された注出口部材22の注出口部22aに螺着することによって、ポンプディスペンサー30を、注出口部材22を介して袋容器20の上端部に取り付けることができるようになっている。
ポンプハウジングは、内部に設けられたポンプ室を拡縮するピストン(図示せず)、ポンプ室と連通可能な吐出通路を備えるステム(図示せず)、ボール弁(図示せず)等を備えており、ポンプハウジングから外部に突出するステムの端部には、ステムの吐出通路に連通するノズル部33aを備えたノズルヘッド(押圧操作部)33が装着されている。ポンプディスペンサー30による吐出機構では、ノズルヘッド33を押し下げることにより、ステムが往動してピストンが下降すると、そのピストンによって圧縮されたポンプ室内の内容液が、ステム内の吐出通路を経てノズル部33aから吐出される。他方、内容液の吐出後に、バネ等の付勢力等によりステムが復動すると、袋本体21に収容された内容液が、吸上げ筒部32を介して、ポンプハウジング内の減圧されたポンプ室に吸い込まれる。このようなノズルヘッド33への押圧操作を所定回数行うことによって、必要量の内容液を袋本体21から吸い上げて、ノズル部33aから吐出させることが可能になる。
上述の構成を備える袋容器ホルダー10に、内容液が充填された状態の袋容器20を装着するには、張出し係止部13の下方領域における着脱空間部15の下端部分に、下端部邪魔板部16が設けられているので、図5(a)、(b)に示すように、使用者は、自然な動作として、好ましくは袋容器20を把持し易い注出口部材22が取り付けられた上端部分を把持した状態で、袋容器20を斜めに傾けて、袋容器20の下端部20aを、先行して下端部邪魔板部16の裏側の下端部装着部17に装着するように誘導されることになる。
袋容器20の下端部20aを先行して下端部装着部17に装着するように誘導されて、自然な動作として、当該下端部20aを先行して下端部装着部17に装着したら、使用者は、さらに自然な動作として、装着した下端部20aを中心に、傾けた袋容器20を起こすように回転させる(図5(b)参照)。本実施形態では、好ましくは、袋容器ホルダー10の載置部11から張出し係止部13のU字状切欠き部14までの高さが、袋容器20の下端から注出口部材22の袋側係止部23までの高さと同様の高さとなっているので、下端部装着部17に下端部20aが先行して装着された袋容器20を起こすように回転させることによって、袋容器20の注出口部材22の袋側係止部23は、袋容器ホルダー10の張出し係止部13のU字状切欠き部14と同様の高さ位置に配置されるように案内されることになる。
これによって、袋側係止部23の一対の環状係止ツバ部23aの間の部分を、張出し係止部13のU字状切欠き部14の縁部に、自然な動作として差し込んで、張出し係止部13に係止させる操作を、容易に且つスムーズに行なうことが可能になる。好ましくはU字状切欠き部14の縁部に設けられた乗越え凸部19(図3(a)参照)を乗り越えるまで、袋側係止部23が設けられた注出口部材22の注出口部22aを、張出し係止部13のU字状切欠き部14の奥まで押し込むことによって、好ましくはカチッというクリック感を伴って、図6(a)、(b)に示しように、張出し係止部13に袋側係止部23を係止した状態を、安定して保持することが可能になる。またこれによって、張出し係止部13の下方領域の着脱空間部15及び下端部装着部17に、袋本体21の全体を装着させて、ポンプディスペンサー30を備える袋容器20が袋容器ホルダー10に一体としてセットされた組合せ体を、容易に得ることが可能になる(図1参照)。
そして、上述の構成を備える本実施形態の袋容器ホルダー10によれば、袋容器20と組み合わせて用いられて、外周面に注がれて残った水が、袋容器20の袋側係止部23が係止される張出し係止部13のU字状切欠き部14の、袋側係止部23が設けられた注出口部22aとの間の隙間から、内周面に回り込まないようにして、内周面に汚れが生じるのを効果的に抑制することが可能になる。
すなわち、本実施形態の袋容器ホルダー10によれば、張出し係止部13には、U字状切欠き部14の周縁部に沿って、張出し係止部13の上面よりも上方に突出すると共に張出し係止部13の下面よりも下方に突出する、上下面段差リブ18が設けられており、上下面段差リブ18は、これの内側面が、当該上下面段差リブ18の上端部から下端部に亘って上下方向に滑らかに連続する、載置面に対して上下方向に垂直又は略垂直な垂直平滑面となっているので、図7に示すように、外周面に注がれて残った水が、U字状切欠き部14の注出口部22aとの間の隙間から、袋容器ホルダー10の内側に侵入しようとするのを、上下面段差リブ18の、張出し係止部13の上面よりも上方に突出する部分によって、効果的に阻止することが可能になる。
また、外周面に注がれて残った水が、上下面段差リブ18を乗り越えて、U字状切欠き部14の注出口部22aとの間の隙間から、袋容器ホルダー10の内側に入り込んだとしても、入り込んだ水は、載置面に対して上下方向に垂直又は略垂直な垂直平滑面となっている上下面段差リブ18の内側面に沿って、滞留することなく下方に向けて勢い良くスムーズに流下してゆくと共に、上下面段差リブ18の下面が、張出し係止部13の下面よりも下方に突出しているので、勢い良く流下した水は、張出し係止部13の下面を乗り越えて袋容器ホルダー10の内側面に回り込むことなく、下方の例えば袋容器20の天面シート24aによる天面部24に向けて、落下し易くなる。
これらによって、本実施形態の袋容器ホルダー10によれば、張出し係止部13のU字状切欠き部14の、袋側係止部23を介して係止された注出口部22aとの間の隙間から、内周面に水が回り込まないようにして、内周面に汚れが生じるのを効果的に抑制することが可能になる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、袋容器は、ポンプディスペンサー等の吐出具が取り付けられていて、容器ホルダーに押圧力等を支持させるものである必要は必ずしもなく、袋容器ホルダーを、把持等し易くするための部材として用いる袋容器であっても良い。また、上下面段差リブは、矩形状の断面形状を有している必要は必ずしも無く、例えば図8に示すように、台形状や三角形状等のその他の断面形状を備えていても良い。上下面段差リブの内側面の垂直平滑面は、直線状に平坦な平滑面である必要は必ずしもなく、滑らかに湾曲している平滑面であっても良い。袋側係止部は、袋容器の上端部に取り付けられた注出口部材の注出口部に設けられている必要は必ずしもない。
10 袋容器ホルダー
11 載置部
11a 開口面
12 立設部
12a 湾曲立設部
12b 側部立設部
12c 湾曲辺部
13 張出し係止部
14 U字状切欠き部
14a 奥部収容部
14b 開放部
15 着脱空間部
16 下端部邪魔板部
16a 上端湾曲辺部
17 下端部装着部
18 上下面段差リブ
18a スロープ部
19 乗越え凸部
20 袋容器
20a 下端部
21 袋本体
22 注出口部材
22a 注出口部
22b フランジ部
23 袋側係止部
23a 環状係止ツバ部
24 天面部
24a 天面シート
25 側面部
25a 側面シート
26 底面部
26a 底面シート
30 ポンプディスペンサー
31 固定用キャップ部
33 ノズルヘッド
33a ノズル部

Claims (5)

  1. 袋側係止部が設けられた袋容器と組み合わせて用いる袋容器ホルダーであって、
    載置面に載置される載置部と、該載置部の周縁部から縦方向に立設して設けられた立設部と、該立設部の上端部から前記載置部の直上部分に横方向に張り出して設けられた、前記袋容器の前記袋側係止部が係止されるU字状切欠き部を備える張出し係止部とを含んで構成されており、
    前記張出し係止部には、前記U字状切欠き部の周縁部に沿って、前記張出し係止部の上面よりも上方に突出すると共に前記張出し係止部の下面よりも下方に突出する、上下面段差リブが設けられており、該上下面段差リブは、これの内側面が、当該上下面段差リブの上端部から下端部に亘って上下方向に滑らかに連続する、前記載置面に対して垂直又は略垂直な垂直平滑面となっており、
    前記上下面段差リブは、前記U字状切欠き部における、少なくとも前記袋容器の前記袋側係止部が設けられた部分が押し込まれて収容される奥部収容部の周縁部に沿って、連続して設けられており、
    前記上下面段差リブの内側面から内側に突出して、前記袋側係止部が設けられた部分を乗り越えさせることにより前記袋側係止部が設けられた部分が前記奥部収容部に収容された状態を保持する、乗越え凸部が設けられており、
    前記上下面段差リブの前記奥部収容部とは反対側の端部における前記乗越え凸部よりも前記U字状切欠き部の開放部側には、前記張出し係止部の上面又は下面に向けて斜めに傾斜するスロープ部が設けられている袋容器ホルダー。
  2. 前記上下面段差リブは、矩形状の断面形状を有している請求項1記載の袋容器ホルダー。
  3. 前記載置部における、着脱空間部側の部分を除いた3方の周縁部から立設して、前記立設部が設けられている請求項1又は2記載の袋容器ホルダー。
  4. 前記袋側係止部は、前記袋容器の上端部に取り付けられた、注出口部材の注出口部に設けられている請求項1〜3のいずれか1項記載の袋容器ホルダー。
  5. 前記袋容器の袋本体は、天面シートを含んで形成されており、前記注出口部材は、前記天面シートによる天面部に取り付けられている請求項4記載の袋容器ホルダー。
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