JP6462538B2 - 開閉蓋を備える容器 - Google Patents

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Description

本発明は、開閉蓋を備える容器に関し、特に、開閉蓋に設けられる開口部を開閉するための着脱自在な着脱蓋を備える容器に関する。
開閉蓋を備える容器は、各種レジャーで使用されるクーラーボックスなど、従来から様々な形態のものが知られている。そのような容器は、容器本体内に収容対象物を収容することができるように或いは容器本体内から収容対象物を取り出すことができるように、容器本体の開口に開閉蓋が開閉可能に設けられるが、例えば開閉蓋を開閉するためのスペースがとれない場所で容器本体に対して収容対象物を出し入れできるように、あるいは、クーラーボックスなどにおいては容器本体内の冷気をできる限り逃がさないように、開閉蓋に開口部を更に有し、その開口部を開閉する着脱自在な着脱蓋を備えるものもある。
開閉蓋に加えてそのような着脱蓋を備える容器は、例えば、特許文献1に開示されている。この特許文献1に開示される容器は、容器本体の開閉蓋に魚等の投入のための開口部を形成し、その開口部を着脱蓋で開閉可能に覆った構成となっている。具体的には、着脱蓋は、開閉蓋の開口部に嵌まり込んで容器本体(開閉蓋)に対して左右いずれの方からでも開閉可能になっており、その両開きを可能にするべく、着脱蓋を回動可能に支持するための一対の支軸が前記開口部の左右にそれぞれ位置して開閉蓋に設けられている。
また、着脱蓋は、開閉蓋の左右の支軸上に載置される載置部と、この載置部との間で支軸を挟み込む爪片とを左右両側にそれぞれ有する。前記各載置部は、対応する支軸の上方から該支軸に着脱自在に係合できるU字状の溝を有し、また、左右の前記爪片は、着脱蓋に設けられる左右一対の操作部のスライド操作により水平方向に移動できるようになっており、載置部との間で支軸を挟み込む挟持位置へ向けてバネにより外側へ常時付勢されている。
したがって、左右一対の操作部を指で摘まんで爪片を着脱蓋の内側に退避させたまま着脱蓋の載置部を開閉蓋の軸上に載置して着脱蓋を開閉蓋の開口部内に嵌め込み、その状態で、操作部を摘まむ指の操作力を解除すると、爪片がバネの付勢力によって水平方向外側に移動して軸上に載置する載置部との間で支軸を挟み込み、それにより、開閉蓋の開口部からの着脱蓋の離脱が防止される。
また、この離脱防止状態で、左側の操作部のみをスライド操作して左側の爪片を左側の支軸から退避させ、そのまま着脱蓋を右側の支軸周りに回動させれば、左側から開口部(着脱蓋)を開放できる。逆に、右側の操作部のみをスライド操作して右側の爪片を右側の支軸から退避させ、そのまま着脱蓋を左側の支軸周りに回動させれば、右側から開口部(着脱蓋)を開放できる。
特開平10−262534号
ところで、開閉蓋に加えて着脱蓋を備える前述した容器では、左右の支軸が開閉蓋に設けられ、着脱蓋を開放した状態では、左右の支軸が開閉蓋の開口部を横切るように互いに平行に延在するため、開閉蓋の開口部を通じて容器本体内に収容対象物を収容する際、あるいは、開閉蓋の開口部を通じて容器本体内から収容対象物を取り出す際に、支軸が邪魔になり、収容対象物の出し入れを円滑に行なえない場合がある。例えば、このような容器が釣り用のクーラーボックスとして使用される場合には、支軸が邪魔となって魚を開閉蓋の開口部を通じてうまく投入できない、あるいは、支軸に釣針が引っ掛かったり仕掛けが絡まったりするなど、用途に固有の問題も生じ得る。
本発明は、上記した問題に着目してなされたものであり、開閉蓋の開口部を開閉する着脱自在な着脱蓋の両開きを可能にしつつ、開口部を大きく確保して、収容対象物の出し入れを邪魔することなく円滑に行なうことができる容器を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明の容器は、所定の収容空間を画定する容器本体と、前記容器本体の開口を開閉するための開閉蓋と、前記開閉蓋に設けられた開口部を開閉するために前記開口部に着脱自在に取り付けられる着脱蓋と、前記着脱蓋の両側にそれぞれ設けられ、第1の位置と第2の位置との間で移動可能な支軸と、前記支軸のそれぞれに対応して前記開閉蓋の前記開口部の両側にそれぞれ設けられ、前記着脱蓋が前記開口部に取り付けられた状態で前記第2の位置に位置される前記支軸と係合する係合溝とを備え、前記係合溝と係合される前記支軸を中心に前記着脱蓋が回動することにより前記開口部が両側で選択的に開閉され、前記各支軸は、その移動方向と直交する方向に延びて、その両側が前記着脱蓋の外側端部で支持されるとともに、前記着脱蓋を構成する下蓋の上端面に載置されつつその移動が案内されることを特徴とする。
上記構成では、開閉蓋の開口部に着脱蓋を取り付けると、開閉蓋の開口部が着脱蓋によって閉じられる。また、その閉状態で、着脱蓋の両側の支軸をそれぞれ第2の位置に位置させて対応する係合溝に係合させると、着脱蓋が開閉蓋に対して取り外し不能に固定される。そして、この固定状態で、一方側の支軸を第1の位置へと移動させてその係合溝から退避させ、そのまま着脱蓋を他方側の支軸周りに回動させれば、前記一方側から開口部(着脱蓋)を開放できる。逆に、前記他方側の支軸を第1の位置へと移動させてその係合溝から退避させ、そのまま着脱蓋を前記一方側の支軸周りに回動させれば、前記他方側から開口部(着脱蓋)を開放できる。つまり、上記構成によれば、開閉蓋の開口部を開閉する着脱自在な着脱蓋の両開きを実現できる。
また、上記構成によれば、両側の支軸が開閉蓋ではなく着脱蓋に設けられるため、着脱蓋を開放した状態では、従来のように両側の支軸が開閉蓋の開口部を横切るように延在せず、したがって、従来よりも開口部を大きく確保できるとともに、着脱蓋を開放して開閉蓋の開口部を通じて容器本体内に収容対象物を収容する際、あるいは、開閉蓋の開口部を通じて容器本体内から収容対象物を取り出す際に、支軸が邪魔とならず、収容対象物の出し入れを円滑に行なうことができる。特に、このような容器を釣り用のクーラーボックスとして使用する場合には、支軸が邪魔となって魚を開閉蓋の開口部を通じてうまく投入できないといった事態や、支軸に釣針が引っ掛かったり仕掛けが絡まったりするといった事態を確実に回避できる。
本発明によれば、開閉蓋の開口部を開閉する着脱自在な着脱蓋の両開きを可能にしつつ、開口部を大きく確保して、収容対象物の出し入れを邪魔することなく円滑に行なうことができる容器を提供することができる。
開閉蓋の開口部に着脱蓋が取り付けられた状態の本発明の一実施形態に係る容器の斜視図である。 (a)は着脱蓋の斜視図、(b)は、着脱蓋から上蓋が取り外されることにより着脱蓋の内部構成が露出された状態の斜視図である。 (a)は、開閉蓋の開口部に(上蓋が取り外された)着脱蓋が取り付けられて着脱蓋の支軸が開閉蓋の係合溝に係合された状態を示す、開閉蓋の一部破断された要部斜視図、(b)は(a)に二点鎖線で示される矩形枠部分(支軸と係合溝との係合部分)の拡大図である。 (a)は、開閉蓋の開口部に(上蓋が取り外された)着脱蓋が取り付けられて着脱蓋の支軸が開閉蓋の係合溝から離脱された状態を示す、開閉蓋の一部破断された要部斜視図、(b)は(a)に二点鎖線で示される矩形枠部分(支軸と係合溝との係合部分)の拡大図、(c)は係合溝の変形例を示す部分拡大断面図である。 開閉蓋の開口部に対する着脱蓋の着脱および着脱蓋の開閉(両開き)をそれぞれ二点鎖線で示す容器の斜視図である。 (a)は、係合溝と係合される支軸を中心とする着脱蓋の回動時にその支軸の係合溝からの離脱を規制する規制手段の構成を特化して示す(着脱蓋が取り外された状態の)開閉蓋の部分斜視図、(b)は規制手段の要部拡大図である。
以下、本発明に係る開閉蓋を備える容器の一実施形態について説明する。なお、以下の説明では、便宜上、図1に矢印で示される水平面内の2つの方向をそれぞれ縦方向および横方向と規定する。また、これらの方向と直交する方向(図1に矢印で示される)を上下方向と規定する。
図1に示されるように、本実施形態の容器1は、収容対象物を収容することができる所定容積の収容空間を内側に画定する容器本体2と、容器本体2の上部開口を開閉するための開閉蓋4とを備える。開閉蓋4には、所定の位置、例えばその上面の一方側に偏って開口部4aが設けられ、この開口部4aにはこれを開閉するための着脱蓋10が着脱自在に取り付けられる。なお、開閉蓋4または容器本体2(図では開閉蓋4)には、容器1を持ち運ぶために手で握って使用される取手50が両側にわたって架設して回動可能に設けられる。
本実施形態の着脱蓋10は、開閉蓋4の開口部4aに嵌まり込んで開口部4aを左右いずれの方からでも開閉できる(両開きできる)ようになっている。以下、着脱蓋10の具体的な構成について説明する。
図2に示されるように、着脱蓋10は、上蓋10Aと、内側に陥凹状空間14を形成する箱型の下蓋10Bと、下蓋10Bの陥凹状空間14内にスライド自在に収容される一対のスライドプレート20,22とを備えて成る。上蓋10Aは下蓋10Bに対して着脱自在に固定されるようになっており、その固定形態はどのような態様であってもよい。一対のスライドプレート20,22は、着脱蓋10の縦方向で所定の隙間Gを隔てて対向して配置されており、この隙間G分だけ互いに接近するように或いは互いに離間するように(着脱蓋10が水平に位置された状態では)図2の(b)に矢印で示される水平方向(縦方向)にスライドできるようになっている。
各スライドプレート20(22)は、その縦方向における外側の端部に支軸25A(25B)を有するとともに、その縦方向における内側の端部に操作部20a(22a)を有する。支軸25A(25B)は、各スライドプレート20(22)の外側端部の両側に設けられた軸支部材20b,20c(22b,22c)によって両側が支持されており、内側の第1の位置(図4の(a)(b)に示される位置)と外側の第2の位置(図3に示される位置)との間でスライドプレート20(22)と共に(着脱蓋10が水平に位置された状態では)水平方向に移動できる。すなわち、本実施形態の着脱蓋10は、(着脱蓋10が水平に位置された状態では)水平に移動できる支軸25A,25Bをその両側に備える構成となっている。
また、操作部20a(22a)は、スライドプレート20(22)の平板状の本体から例えば略直方体状に突出する枠体として構成され、その内側の空洞部Sを操作部20a,22a間で互いに対向させるように内端部が開口している。そして、互いに対向する操作部20a,22a間の空洞部S内には、スライドプレート20,22を外側へ向けて常時付勢する、言い換えると、両側の支軸25A,25Bをその第2の位置へ向けて常時付勢する付勢手段としてのスプリング30が配設されている。このスプリング30は、操作部20a,22a間に介挿されて、その両端が例えば各操作部20a,22aの外端壁に支持されることにより、着脱蓋10の縦方向に延びている。
したがって、このような構成では、手の指を用いて、一方側の操作部20aをスプリング30の付勢力に抗して内側へスライド移動させると、一方側の支軸25Aが内側の第1の位置へと移動し、また、その指の操作力を解除すると、スプリング30の付勢力によって支軸25Aが外側の第2の位置へと移動する。同様に、他方側の操作部22aをスプリング30の付勢力に抗して内側へスライド移動させると、他方側の支軸25Bが内側の第1の位置へと移動し、また、その指の操作力を解除すると、スプリング30の付勢力によって支軸25Bが外側の第2の位置へと移動する。すなわち、本実施形態では、操作部20a,22aにより、両側の支軸25A,25Bを個別に第1の位置と第2の位置との間で水平方向に移動させることができる。
なお、下蓋10Bの上側に上蓋10Aが装着された図2の(a)の状態で、操作部20a,22aは、上蓋10Aの開口15を通じて露出するようになっている。また、上蓋10Aには、開口15を通じて露出する操作部20a,22a間の隙間Gを塞ぐように延びる横材12が設けられる。したがって、この構成によれば、横材12の両側から突出する操作部20a,22aを指で押し込み操作することにより、横材12の下側において操作部20a,22aを開口15内でスライドさせることができる。
また、このような操作部20a,22aのスライド移動を円滑に行なえるようにするために、操作部20a,22aは、下蓋10Bの壁部によってそのスライドが案内されるようになっている。具体的には、各操作部20a,22aは、着脱蓋10の横方向の両側に、略L字型に屈曲する屈曲部27を有し、この屈曲部27が下蓋10Bの一方側で縦方向に延びる外側壁10Baと内側壁10Bfとの間に形成される縦方向通路内および他方側で縦方向に延びる外側壁10Bbと内側壁10Bgとの間に形成される縦方向通路内に嵌まり込むことにより、各操作部20a,22aのスライド移動が縦方向で案内されるようになっている。
また、支軸25A,25Bが位置される下蓋10Bの両側の外側端部は、外側壁10Ba,10Bbに対して直交する横方向に延びる両側の外端壁10Bc,10Bcと、各外端壁10Bc,10Bcの横方向内側端部からスライドプレート20,22(着脱蓋10の縦方向内側)に向かって縦方向に延びる内側対向壁10Bd,10Bdと、これらの内側対向壁10Bd,10Bd同士を繋ぐように横方向に延びる内端壁10Beとから成り、これらの壁により、着脱蓋10が開閉蓋4の開口部4aに嵌め込まれた状態で後述する開閉蓋4の係合部42(図3および図4参照)を受け入れるための凹部Cを形成するようになっている。
また、このような壁により形成される下蓋10Bの外側端部に位置される両側の支軸25A,25Bは、着脱蓋10の横方向に沿って長く延在するとともに、内側対向壁10Bdの上端面19に載置されつつその水平方向移動が案内され、それにより、操作部20a,22aによるスライドプレート20,22の水平移動によって安定した状態で確実に係合部42の係合溝40(図3および図4参照)に係合し得るようになっている。
図3および図4に示されるように、開閉蓋4の開口部4aの縦方向における両側にはそれぞれ、支軸25A,25Bのそれぞれに対応して係合部42が設けられる。係合部42は、着脱蓋10が開口部4aに取り付けられた状態で外側の第2の位置に位置される支軸25A,25Bと係合する位置に設けられる。また、係合部42は、開口部4aのそれぞれの側に一対設けられており、これらの一対の係合部42,42は、着脱蓋10が開口部4aに取り付けられた状態で下蓋10Bの外側端部の前述した凹部C内に受け入れられる範囲内において互いに横方向に離間されている。また、これらの係合部42は、開閉蓋4と一体に形成されて開口部4aの内側に向けて延出されるが、開閉蓋4と別体に設けられて開閉蓋4に取り付けられても構わない。
また、係合部42は、着脱蓋10が開口部4aに取り付けられた状態で支軸25A,25Bと対向する部位に凹状の係合溝40を有する。係合溝40は、水平方向に移動する支軸25A,25Bの移動方向に対応させて水平方向に開口しており、支軸25A,25Bと比較的強固に係合するように支軸25A,25Bの直径と略一致する開口幅寸法(上下方向の寸法)に設定される。本実施形態において、係合溝40は、前述したように水平方向に開口するが、図4の(c)に示されるように係合溝40が水平方向に対して角度を成す方向(図では上向き方向)に開口していてもよい。その場合には、係合部42が弾性変形するなどして、水平方向にのみ移動する支軸25A,25Bを係合溝40に弾性的に係合させることができ、したがって、その係合状態を強固にできる。
また、支軸25A,25Bが着脱蓋10に水平移動可能に設けられる前述した構成では、支軸25A,25Bが係合溝40に係合された状態であっても、支軸25A,25Bは水平方向から係合溝40に単に嵌っているだけにすぎないため、本実施形態では、支軸25A,25Bを中心とする着脱蓋10の回動時に支軸25A,25Bが係合溝40から水平方向で外れないようにする規制手段が設けられる。
具体的に、係合溝40からの支軸25A,25Bの離脱を規制するこの規制手段は、着脱蓋10の両側面に設けられる規制溝60(特に図2参照)と、この規制溝60に対応して開口部4aの横方向における両側に設けられる例えば略円柱状の規制突起70(図3,4,6参照)とから成る。規制突起70は、開閉蓋4と一体に形成されるとともに、開口部4aに着脱蓋10が装着された状態(係合溝40に支軸25A,25Bが係合された状態)で支軸25A,25Bと同軸に位置されるように開口部4a内へ向けて突出する。また、規制溝60は、下蓋10Bの外側壁10Ba,10Bbに形成される直線状の開放溝部60aと、この開放溝部60aと連続するように延びる上蓋10Aの略半円状の閉端溝部60bとから成り、開放溝部60aは、両端が閉じることなく外側壁10Ba,10Bbの上端および下端で開放している。そして、このように形成される規制溝60は、着脱蓋10が開口部4aに取り付けられる際に開放溝部60aの下端を通じて規制突起70と係合するようになっている(図6の(b)参照)。
次に、上記構成の着脱蓋10の開口部4aに対する着脱および着脱蓋10の開閉動作について説明する。
まず、開閉蓋4の開口部4aに着脱蓋10を取り付ける場合には、手の指などを用いて操作部20a,22a同士を近づけるように操作部20a,22aを内側に押し込み操作して、両側の支軸25A,25Bをスプリング30の付勢力に抗して内側の第1の位置(図4(a)(b)に示される位置)へ移動させる(支軸25A,25Bを係合部42と干渉しないように内側に退避させる)。そして、その退避状態で、図5に示されるように着脱蓋10を開口部4aの上方(図5に二点鎖線で示される状態(ア))から垂直に開口部4aに嵌め込むようにする。図5に実線で示されるように開口部4aに着脱蓋10が完全に嵌め付けられると、規制手段の規制突起70と規制溝60とが完全に係合するとともに、開閉蓋4の開口部4aが着脱蓋10によって完全に閉じられる。また、その閉状態で、操作部20a,22aに対する操作力を解除すると、スプリング30の付勢力によって着脱蓋10の両側の支軸25A,25Bがそれぞれ外側の第2の位置(図3に示される位置)へと移動して対応する係合部42の係合溝40に係合される。これにより、着脱蓋10が開閉蓋4に対して取り外し不能に固定される(図5に実線で示される状態(エ))。
また、この固定状態(状態(エ))で、一方側(例えば図5の手側側)の支軸25Aのみを操作部20aを用いて内側の第1の位置へと移動させてその係合溝40から退避させ、そのまま着脱蓋10を他方側の支軸25B周りに回動させれば(図5に二点鎖線で示される状態(イ))、一方側から開口部4a(着脱蓋10)を開放できる。逆に、他方側(例えば図5の奥側)の支軸25Bのみを操作部22aを用いて内側の第1の位置へと移動させてその係合溝40から退避させ、そのまま着脱蓋10を一方側の支軸25A周りに回動させれば、他方側から開口部4a(着脱蓋10)を開放できる。つまり、本構成によれば、開閉蓋4の開口部4aを開閉する着脱自在な着脱蓋10の両開きを実現できる。
また、このような着脱蓋10の回動中においては(無論、非回動中においても)、規制突起70と係合する規制溝60の壁部が水平方向(係合溝40からの支軸25A,25Bの抜け方向)で規制突起70に突き当たるため(図6の(b)参照)、支軸25A,25Bが係合溝40から水平方向で外れない。したがって、着脱蓋10の安定した確実な回動動作を実現できる。
以上説明したように、本実施形態によれば、両側の支軸25A,25Bが開閉蓋4ではなく着脱蓋10に設けられるため、着脱蓋10を開放した状態では、従来のように両側の支軸が開閉蓋4の開口部4aを横切るように延在せず、したがって、従来よりも開口部4aを大きく確保できるとともに、着脱蓋10を開放して開閉蓋4の開口部4aを通じて容器本体2内に収容対象物を収容する際、あるいは、開閉蓋4の開口部4aを通じて容器本体2内から収容対象物を取り出す際に、支軸25A,25Bが邪魔とならず、収容対象物の出し入れを円滑に行なうことができる。特に、このような容器1を釣り用のクーラーボックスとして使用する場合には、支軸25A,25Bが邪魔となって魚を開閉蓋4の開口部4aを通じてうまく投入できないといった事態や、支軸25A,25Bに釣針が引っ掛かったり仕掛けが絡まったりするといった事態を回避できる。
また、本実施形態の容器1は、係合溝40と係合される支軸25Aまたは25Bを中心とする着脱蓋10の回動時にその支軸の係合溝40からの離脱を規制する規制手段を更に備えるため、着脱蓋10の安定した確実な回動動作を実現できる。また、支軸25A,25Bは、着脱蓋10の横方向にわたって長く延びているため、例えば単なる支持突起などと比べて回動軸としての十分な強度を確保できる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。例えば、前述した実施形態では、支軸25A,25Bの第1の位置および第2の位置が着脱蓋10の縦方向における内側および外側であるが、横方向における内側および外側であっても構わない。要は、着脱蓋10を両開きできるように支軸25A,25Bが着脱蓋10の両側に設けられて移動できればよい。また、支軸25A,25Bの移動方向も水平方向に限らない。また、前述した実施形態では、規制手段が規制突起70と規制溝60とから成っているが、その構成形態も任意である。要は、着脱蓋10の回動中に係合溝40からの支軸25A,25Bの抜けを規制できれば、どのような規制形態であっても構わない。また、開閉蓋4に対する開口部4aの位置、したがって、着脱蓋10の位置も任意に設定できる。更に、前述した実施形態では、付勢手段がスプリング30であったが、支軸25A,25Bを第2の位置へ向けて常時付勢する付勢手段は、付勢力を生起できる弾性部材等であればどのような部材であっても構わない。
1 容器
2 容器本体
4 開閉蓋
4a 開口部
10 着脱蓋
20a,22a 操作部
25A,25B 支軸
30 スプリング(付勢手段)
40 係合溝
60 規制溝(規制手段)
70 規制突起(規制手段)

Claims (6)

  1. 所定の収容空間を画定する容器本体と、
    前記容器本体の開口を開閉するための開閉蓋と、
    前記開閉蓋に設けられた開口部を開閉するために前記開口部に着脱自在に取り付けられる着脱蓋と、
    前記着脱蓋の両側にそれぞれ設けられ、第1の位置と第2の位置との間で移動可能な支軸と、
    前記支軸のそれぞれに対応して前記開閉蓋の前記開口部の両側にそれぞれ設けられ、前記着脱蓋が前記開口部に取り付けられた状態で前記第2の位置に位置される前記支軸と係合する係合溝と、
    を備え、
    前記支軸のいずれか一方をその対応する前記係合溝に選択的に係合させて、その係合される支軸を中心に前記着脱蓋を回動させることにより、前記開口部が両側で選択的に開閉され
    前記各支軸は、その移動方向と直交する方向に延びて、その両側が前記着脱蓋の外側端部で支持されるとともに、前記着脱蓋を構成する下蓋の上端面に載置されつつその移動が案内されることを特徴とする容器。
  2. 両側の前記支軸をそれぞれ個別に前記第1の位置と前記第2の位置との間で移動させるための操作部が前記着脱蓋に設けられることを特徴とする請求項1に記載の容器。
  3. 両側の前記支軸を前記第2の位置へ向けて常時付勢する付勢手段を更に備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の容器。
  4. 前記係合溝と係合される前記支軸を中心とする前記着脱蓋の回動時にその支軸の前記係合溝からの離脱を規制する規制手段を更に備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の容器。
  5. 前記係合溝が水平方向に開口していることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の容器。
  6. 前記係合溝が水平方向に対して角度を成す方向に開口していることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の容器。
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