JP6462473B2 - 負荷駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ソレノイド、抵抗負荷などの負荷を駆動する負荷駆動装置に係り、特に車両に用いられる負荷を駆動するのに適した負荷駆動装置に関する。
車両には多くの負荷が搭載されており、これらを通電制御するために、半導体によるスイッチが多用されている。半導体スイッチは、価格や重量の低減に寄与するために、一般的なものになっている。また、負荷内部での短絡、負荷と負荷駆動装置を接続するワイヤーハーネス部位のバッテリ等への短絡時に半導体スイッチを過電流破壊から保護する過電流保護機能が負荷駆動装置内に実装されている。例えば、過電流保護手法として特許第5129582号(特許文献1)に記載されるように、スイッチ素子に流れる電流を検出する電流検出手段による技術が提案されている。
特許第5129582号公報
負荷駆動装置は、半導体スイッチの過電流保護機能による信頼性向上とともに、車両に搭載されている多くの負荷に適用できるような汎用性/フレキシビリティ、更には、同一の負荷駆動装置を多様な車両に適用できる汎用性/フレキシビリティが求められている。
また、負荷駆動装置自体のコスト低減は継続的な開発要求値である。
更には、近年の機能安全要求により、安全に関わる重要な負荷の過電流保護機能の更なる信頼性向上が求められている。
本発明の目的は、負荷駆動装置の汎用性/フレキシビリティ、低コスト化、信頼性向上を兼ね備えた負荷駆動装置を提供することである。
上記課題を解決するため本発明の負荷駆動装置は、電磁負荷の通電電流を制御するためのスイッチング素子と、前記通電電流を検出するための通電電流検出用素子と、を備えた負荷駆動装置において、前記負荷駆動装置は、前記通電電流を検出または推定するための複数の電流検出回路と、前記複数の電流検出回路の少なくとも一つを設定により切り替えて使用する設定回路と、を備える。
本発明によれば、汎用性/フレキシビリティ、低コスト化、信頼性向上を兼ね備えた負荷駆動装置を提供できる。
ひいては、同一の負荷駆動装置を多様な車両に適用することができ、過去の負荷駆動装置の設計資産を利用することが出来、開発コストの低減、実績ある設計資産利用による信頼性の向上が実現出来る。
負荷駆動装置の第1実施形態。 過電流保護機能構成図。 駆動制御内部構成図 負荷駆動装置の第2実施形態。 過電流保護機能を冗長構成とした負荷駆動装置の第3実施形態。 第3実施形態の過電流保護機能構成図。 第3実施形態の駆動制御内部構成図 負荷駆動装置の第4実施形態。 負荷駆動装置の第5実施形態。 負荷駆動装置の第6実施形態。 負荷駆動装置の第7実施形態。 負荷駆動装置の第8実施形態。 負荷駆動装置の第9実施形態。
以下、添付された図面を参照し、本発明を実施するための実施形態の例について詳述する。
なお、図面は簡略的なものであるから、この図面の記載を根拠として本発明の技術的範囲を狭く解釈してはならない。また、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
[第1実施形態]
図1は、負荷を駆動する負荷駆動装置の一例であり、ローサイドドライバで電流検出素子をスイッチ素子とグランド間に設けたソレノイド負荷を駆動する負荷駆動装置100として示す。ソレノイド負荷としては、例えば内燃機関に燃料を噴射するための燃料噴射弁、変速機のギアを制御するソレノイド、各種リレー等が挙げられる。なお、駆動する負荷は、ソレノイドに関わらず、抵抗などの負荷を駆動することもできる。
負荷駆動装置100は、負荷を最適制御するマイコン1、過電流保護主要機能を内蔵したIC(集積回路)2、負荷を駆動するスイッチ素子9、スイッチ素子に流れる電流を検出する電流検出素子12を主要部品として構成される。
マイコン1は、負荷10を最適制御するための制御信号1aをIC2に対して出力する。IC2では、制御信号1aを受信し、バッファ回路3でON/OFF判定閾値を判別することにより、バッファ制御信号3aを駆動制御回路4に出力する。なお、バッファ回路3は、ON/OFF判定値が同一閾値のバッファ構成とON/OFF判定値間にヒステリシス電圧を有するヒステリシス付バッファ構成のどちらでも可能である。
駆動制御回路4は、スイッチ素子9に流れる電流が正常範囲内の場合は、バッファ制御信号3aに従い、駆動制御信号4aをプリドライバ5に出力する。
プリドライバ5では、駆動制御信号4aがON出力指令の場合は、電圧レベル変換をしてスイッチ素子9のON抵抗を最適値になるように、ゲート電圧制御信号5aを制御する。逆に、駆動制御信号4aがOFF出力指令の場合は、電圧レベル変換をして、スイッチ素子9を遮断するようにゲート電圧制御信号5aを制御する。
スイッチ素子9は、前記ゲート電圧制御信号5aに従いON/OFF動作をして、ワイヤーハーネス9aを介して負荷10に流れる電流をON/OFF制御する。
なお、スイッチ素子9には、サージ電圧による過電圧からスイッチ素子9を保護する素子22が設定されている。
電源11は、負荷10の電源であり、例えば車載バッテリに接続される。
負荷10、および、スイッチ素子9に流れる電流は、電流検出素子12で検出される。検出電流値を高精度で検出する場合は、本電流検出素子が必要である。例えば、電流検出素子12を精度±1%の抵抗素子、IC2内部の電流検出に関わる精度を±2%で実現すると、電流検出のトータル精度を±3%で実現できる。
電流検出素子12で検出された電流値は電圧に変換され、電流検出素子12の両端の電圧信号12a、12bは、差動増幅器14に入力される。
差動増幅器14で処理された負荷電流信号14aは、2つの目的で使用される。
第一の目的は、スイッチ素子9の過電流保護である。また、第二の目的は、負荷10、および、スイッチ素子9に流れる負荷電流10aの電流モニタである。
先に第一の目的について記載する。
負荷電流信号14aは、過電流判定手段(電流)16に入力され、負荷電流10aがスイッチ素子9の許容電流値以内か否かを所定電流値と比較する。負荷電流信号14aのレベルが所定電流値以上である場合は、過電流であると判別され、過電流信号16aをHigh出力する。逆に、負荷電流信号14aのレベルが、所定電流値未満である場合は、通常状態であると判別され、過電流信号16aはLow出力となる。
スイッチ素子9の許容電流値は、使用するスイッチ素子により異なる。よって、過電流判定手段(電流)16の過電流判定閾値は、使用するスイッチ素子9により可変できる構成とする。過電流判定閾値は、マイコン1からの指示に基づき切り換える。マイコン1とIC2間は、通信線21aで接続され、マイコン1からの過電流判定閾値は、通信部21でデコードされ、信号線21b経由で過電流判定手段(電流)16内の過電流判定閾値を切換える。
17は切換え素子であり、過電流検出を電流、電圧のどちらで実施するかを選択する。その切換え選択は、マイコン1からの指示に基づき、IC2内の通信部21でデコードされた信号線21b経由で、切換え素子17を切換える。
過電流信号16aを使用する場合は、切換え素子17により信号線16a=17aとなるように切換わる。
フィルタ18は、過電流信号16a、17aが所定時間継続した場合にフィルタリング過電流信号18aを出力する。なお、フィルタ18の所定時間は、過電流判定手段により時間を切換える。電流値を検出する場合は、電圧値を検出する場合に比べて耐ノイズ性が優れていることから、過電流判定手段(電流)16を使用する場合は、過電流判定手段(電圧)15を使用する場合より、所定時間を短くすることができる。
例えば、過電流判定手段(電流)16使用する場合の過電流判定時間はtyp. 6us、過電流判定手段(電圧)15を使用する場合の過電流判定時間は typ. 10usとする。
フィルタリング過電流信号18aは、駆動制御回路4と診断部19に出力される。
駆動制御回路4にて、フィルタリング過電流信号18aのHigh信号、即ち、過電流状態である場合は、スイッチ素子9をOFF制御する。逆にフィルタリング過電流信号18aのLow信号、即ち、通常状態である場合は、駆動制御回路4に干渉しない。
診断部19は、フィルタリング過電流信号18aを元に診断情報19aを通信部21を介して、マイコン1に通知する。マイコン1では、本情報を元に過電流/通常状態を判別できる。
次に第二の目的について記載する。
負荷電流信号14aは、負荷10の抵抗値をマイコン1で算出するために用いられる。IC2の内部信号である負荷電流信号14aをマイコン1に伝達するために、バッファ回路20を介する。バッファ回路20によりインピーダンス干渉を回避して、負荷電流信号20aをマイコン1に伝達する。マイコン1では、得られた負荷電流信号20aにより、負荷10の抵抗値算出、負荷10状態の推定が可能となる。
IC2内には、電流検出素子12を用いなくともスイッチ素子9の過電流保護を実現する手段を設定する。
差動増幅器13は、スイッチ素子9の上流電圧9aと下流電圧12aの差分を検出する。スイッチ素子9のON時は、上流電圧9aと下流電圧12a間の電圧は、スイッチ素子9のON抵抗と負荷電流10aの積により決定される電圧値が生成される。差動増幅器13で検出された差動検出電圧値13aは、過電流判定手段(電圧)15に入力される。過電流判定手段(電圧)15では、検出電圧値がスイッチ素子9の許容電流値以内か否かを所定電流値と比較する。本実施形態については、第2実施形態で記載する。
図2は、過電流保護機能について記載した図である。
図1において、過電流判定手段(電圧)15、過電流判定手段(電流)16、切換え素子17、フィルタ18の内部回路および相互接続について記載する。
信号線21bは、マイコン1からの切換え信号である。
過電流判定手段(電流)16の機能によりスイッチ素子9の過電流保護を実現する場合は、信号線21bにより以下のように切換える。フィルタ18は、電流検出用時間33を使用するようにスイッチ素子34を切換え、信号34a=信号33aとする。切換え素子17は、フィルタ18への入力が、過電流判定手段(電流)16になるように、信号16a=17aとなるように切換える。
負荷電流信号14aは、過電流判定手段(電流)16に入力され、コンパレータ40により基準電圧信号39aと比較される。負荷電流信号14aが基準電圧信号39aより小さい、通常状態では、16aはLOW出力、逆に負荷電流信号14aが基準電圧信号39aより大きい、過電流状態では、16aはHIGHとなる。
ここで、基準電圧信号39aは、使用するスイッチ素子9により異なる許容電流値に対応できるように、複数の基準値に切換え可能な構成とする。本実施例では、2段階の基準電圧値に切換え可能とする例を示す。基準電圧信号39aは、BGR(Band Gap Reference)から抵抗分圧で生成する回路38から出力される。本実施例では、38aと38bの異なる基準電圧値が設定可能となっており、スイッチ素子39で、スイッチ素子9の許容電流値に最適な過電流判定基準値になるように、38aと38bの何れか一方を選択する。
過電流信号16aは、切換え素子17経由でフィルタ18へ入力される。フィルタ18では、過電流信号17aの継続時間を電流検出用時間33とフィルタ31で比較され、過電流信号16a、17aのHIGH継続時間が、電流検出用時間33以上継続した場合にフィルタリング過電流信号18aをHIGHとする。
過電流判定手段(電圧)15の機能によりスイッチ素子9の過電流保護を実現する場合は、信号線21bにより以下のように切換える。フィルタ18は、電圧検出用時間32を使用するようにスイッチ素子34を切換え、信号34a=信号32aとする。切換え素子17は、フィルタ18への入力が、過電流判定手段(電圧)15になるように、信号15a=17aとなるように切換える。
差動検出信号13aは、過電流判定手段(電圧)15に入力され、コンパレータ37により基準電圧信号36aと比較される。差動検出信号13aが基準電圧信号36aより小さい、通常状態では、15aはLOW出力、逆に差動検出信号15aが基準電圧信号36aより大きい、過電流状態では、15aはHIGHとなる。
ここで、基準電圧信号36aは、使用するスイッチ素子9により異なる許容電流値に対応できるように、複数の基準値に切換え可能な構成とする。本実施例では、2段階の基準電圧値に切換え可能とする例を示す。基準電圧信号36aは、BGR(Band Gap Reference)から抵抗分圧で生成する回路35から出力される。本実施例では、35aと35bの異なる基準電圧値が設定可能となっており、スイッチ素子36で、スイッチ素子9の許容電流値に最適な過電流判定基準値になるように、35aと35bの何れか一方を選択する。
過電流信号15aは、切換え素子17経由でフィルタ18へ入力される。フィルタ18では、過電流信号17aの継続時間を電圧検出用時間32とフィルタ31で比較され、過電流信号15a、17aのHIGH継続時間が、電圧検出用時間32以上継続した場合にフィルタリング過電流信号18aをHIGHとする。
図3は、駆動制御回路4の内部回路を示し、過電流保護機能によりスイッチ素子9がOFFとなった場合のリカバリー機能を内蔵している。
通常状態では、バッファ制御信号3aが、駆動制御信号4aと同一になるように遮断素子45がOFF固定となる。逆に過電流保護状態の時は、遮断素子45がONとなり、バッファ制御信号3aの信号状態に関わらず、駆動制御信号4aはLOW固定となり、スイッチ素子9はOFFとなる。
まず、通常状態から過電流保護状態に遷移する場合について記載する。
スイッチ素子9がONの時、バッファ制御信号3a、駆動制御信号4aはHIGHとなる。この状態でスイッチ素子9が過電流状態となると、フィルタリング過電流信号18aが、LOW→HIGHとなる。このフィルタリング過電流信号18aのLOW→HIGHの立上りエッジで、フリップフロップ44の出力44aはLOW→HIGHとなり、遮断素子45はON固定となる。よって、駆動制御信号4aはLOWに変化し、スイッチ素子9はOFFとなり過電流保護が機能する。
次に過電流保護状態から通常状態にリカバリーする遷移について記載する。
フリップフロップ44の出力44aは、過電流保護状態のためHIGH固定である。通常状態へのリカバリーは、バッファ制御信号3aのLOW→HIGHの立上りエッジ、または、バッファ制御信号3aのHIGH継続中に所定時間毎に自動復帰する構成とする。
バッファ制御信号3aのLOW→HIGHの立上りエッジは、立上りエッジ検出41で検出し、出力信号41aがHIGHとなる。出力信号41aのHIGH信号は、ORゲート43経由でリセット信号43aがフリップフロップ44のリセット信号に入力され、フリップフロップ44の出力44aはLOW、遮断素子45がOFFとなり、駆動制御信号4aは、バッファ制御信号3aに従いHIGHとなる。もし、過電流状態が継続している場合は、前記通常状態から過電流保護状態に遷移する場合に記載の通り、スイッチ素子9は再度OFFとなる。
また、復帰パルスタイマ42では、スイッチ素子9が過電流保護により十分に冷えてからリトライするための時間を計測する。例えば、フィルタ18のフィルタ時間がtyp.10usとするとスイッチ素子9の過電流状態は、typ.10us継続することとなる。スイッチ素子9を十分に冷やすためには、ON DUTY比を1%未満に設定するのが望ましくリトライ時間を1ms以上に設定する必要がある。
フィルタリング過電流信号18aのLOW→HIGHをタイマ計測のスタートトリガとして、復帰パルスタイマ42では時間を計測する。1ms経過後にスイッチ素子9のリトライとして復帰パルスタイマ信号42aをLOW→HIGHとして、ORゲート43経由でフリップフロップ44をリセットする。このリセット信号によりフリップフロップ44の出力はLOW、遮断素子45がOFFとなり、駆動制御信号4aは、バッファ制御信号3aに従いHIGH、スイッチ素子9がONとなりリトライを実施する。
[第2実施形態]
図4は、ローサイドドライバであり、図1実施形態において電流検出素子12を使用しない場合のスイッチ素子9の過電流保護を実現する実施形態である負荷駆動装置101として示す。
本実施形態においては、電流検出素子12を不要とする。そのため、過電流判定手段(電流)16の前段の差動増幅器14は電流検出素子12の両端電圧を検出しないので、空き端子処理をする必要がある。信号12aは、差動増幅器13によりスイッチ素子9の下流電圧を検出するために、スイッチ素子9の下流に接続され、信号12bは、本例では信号12aと同一ノードとなるポイントに接続される。信号12bの接続先に特に決まりはないが、差動増幅器14の入力電位差を0にするために、12aと同一ノードに接続することが望ましい。入力電位差=0の場合は、差動増幅器14の出力、負荷電流信号14aは0固定、即ち、常に0A電流検出状態に固定できる。
本実施形態を使用する場合は、マイコン1からの切換え指示値を通信線21a経由通信部21で受信デコードされ、フィルタ18と切換え素子17を過電流判定手段(電圧)15を使用するサイドに切換える。即ち、信号線15a=17aとする。
負荷電流10aが、スイッチ素子9の許容電流以内か否かを判別するために、本実施例では、スイッチ素子9の上流電圧9aと下流電圧12aの差分電圧を使用する。負荷電流10aが流れるとスイッチ素子9のON抵抗成分と負荷電流10aの積により、9a-12a間に電位差が発生する。
ここで、スイッチ素子9のON抵抗成分は、ばらつきが大きい。例えば、スイッチ素子9のチップ温度Tj=25℃時のON抵抗が1Ωのスイッチ素子9は、Tj=175℃時は2.3Ω、Tj=40℃時は0.3Ω程度となる。即ち、ON抵抗成分は0.3Ω〜2.3Ωの範囲でばらつくため、精度換算すると1.3Ω±77%程度となる。IC2内部の電圧検出に関わる精度は、図1実施形態と同じ±2%で実現すると、電圧検出のトータル精度は±79%で実現することとなる。
よって、図1実施形態における電流検出素子12を使用する場合の精度±3%と比較すると、精度は大きく悪化することとなるが、スイッチ素子9保護の第一目的を達成できる。
9a-12a間の電位差は、差動増幅器13で検出される。差動検出信号13aは、過電流判定手段(電圧)15に入力され、差動検出信号13aがスイッチ素子9の許容電流以内か否かを判別する。切換え素子17は、マイコン1の指示値により15a=17aに切換え、フィルタ部18に過電流信号(電圧)15a、17aを入力する。
フィルタ18では、過電流信号(電圧)15a、17aが所定時間継続した場合にフィルタリング過電流信号18aを出力する。なお、フィルタ18の所定時間は、過電流判定手段により時間を切換える。電圧値を検出する場合は、電流値を検出する場合に比べて耐ノイズ性を向上させる必要があり、過電流判定手段(電圧)15を使用する場合は、過電流判定手段(電流)16を使用する場合より、所定時間を長くする。
フィルタリング過電流信号(電圧)18aは、駆動制御回路4と診断部19に出力される。
駆動制御回路4にて、フィルタリング過電流信号(電圧)18aのHigh信号、即ち、過電流状態である場合は、スイッチ素子9をOFF制御する。逆にフィルタリング過電流信号(電圧)18aのLow信号、即ち、通常状態である場合は、駆動制御回路4に干渉しない。
診断部19は、フィルタリング過電流信号(電圧)18aを元に診断情報19aを通信部21を介して、マイコン1に通知する。マイコン1では、本情報を元に過電流/通常状態を判別できる。
また、本実施形態では負荷電流10aをマイコン1で検出しないため、負荷電流信号20aはマイコン1と接続しないことが可能である。
[第3実施形態]
図1の第1実施形態のスイッチ素子9の過電流保護は、過電流判定手段(電圧)15と過電流判定手段(電流)16の二者択一方式に対して、過電流保護機能を冗長で実現する実施形態である負荷駆動装置102として図5に示す。ICを2‘で示す。
冗長系とする回路は、過電流検出部から駆動制御遮断部までであり、本方式は、特に過電流保護機能に対して信頼性を向上させることができ、過電流判定手段(電圧)回路系、または、過電流判定手段(電流)回路系のどちらか一方に故障が発生した場合でも、正常な回路系で確実にスイッチ素子9の過電流保護が可能である。
スイッチ素子9の過電流検出を電圧で検出する回路系は、回路ブロック43で示される差動増幅器13、過電流判定手段(電圧)15、電圧検出専用フィルタ41、過電流検出を電流で検出する回路系は、回路ブロック44で示される差動増幅器14、過電流判定手段(電流)16、電流検出専用フィルタ42で構成される。また、過電流遮断機能を独立系とするために、駆動制御回路43内部回路を独立回路とする。駆動制御回路43の内部回路構成は、図7で記載する。
各々で検出されたフィルタリング過電流信号(電圧)41aとフィルタリング過電流信号(電流)42aは、独立して診断部19と駆動制御回路43に入力される。
図6は、過電流判定手段(電圧)15と過電流判定手段(電流)16の内部構成を示す図である。
過電流判定手段(電圧)15と過電流判定手段(電流)16の回路を独立とするために、図2では共通であった基準電源BGRを別系統とするため、過電流判定手段(電圧)15の基準電源BGR1 51、過電流判定手段(電流)16の基準電源BGR2 52として、基準電源を独立にする。本方式により、一方の内部電源に異常が発生した場合も、正常な内部電源を使用した回路系で確実にスイッチ素子9の過電流保護が可能である。
図7は、駆動制御回路43の内部回路を示した図である。
過電流保護機能を独立とするために、過電流判定手段(電圧)による遮断素子65と過電流判定手段(電流)による遮断素子75が独立回路で構成され、駆動制御信号4aを並列にLOW遮断する構成をとる。
通常状態では、バッファ制御信号3aが、駆動制御信号4aと同一になるように遮断素子65、75がOFF固定となる。逆に過電流保護状態の時は、遮断素子65、または、75がONとなり、バッファ制御信号3aの信号状態に関わらず、駆動制御信号4aはLOW固定となり、スイッチ素子9はOFFとなる。
まず、通常状態から過電流保護状態に遷移する場合について、過電流判定手段(電圧)の場合について記載する。(ブロック66)
スイッチ素子9がONの時、バッファ制御信号3a、駆動制御信号4aはHIGHとなる。この状態でスイッチ素子9の過電流状態を過電流判定手段(電圧)15で検出すると、フィルタリング過電流信号41aが、LOW→HIGHとなる。このフィルタリング過電流信号41aのLOW→HIGHの立上りエッジで、フリップフロップ64の出力64aはLOW→HIGHとなり、遮断素子65はON固定となる。よって、駆動制御信号4aはLOWに変化し、スイッチ素子9はOFFとなり過電流保護が機能する。
次に過電流保護状態から通常状態にリカバリーする遷移について記載する。
フリップフロップ64の出力64aは、過電流保護状態のためHIGH固定である。通常状態へのリカバリーは、バッファ制御信号3aのLOW→HIGHの立上りエッジ、または、バッファ制御信号3aのHIGH継続中に所定時間毎に自動復帰する構成とする。
バッファ制御信号3aのLOW→HIGHの立上りエッジは、立上りエッジ検出61で検出し、出力信号61aがHIGHとなる。出力信号61aのHIGH信号は、ORゲート63経由でフリップフロップ64のリセット信号に入力され、フリップフロップ64の出力64aはLOW、遮断素子65がOFFとなり、駆動制御信号4aは、バッファ制御信号3aに従いHIGHとなる。もし、過電流状態が継続している場合は、前記通常状態から過電流保護状態に遷移する場合に記載の通り、スイッチ素子9は再度OFFとなる。
また、復帰パルスタイマ62では、スイッチ素子9が過電流保護により十分に冷えてからリトライするための時間を計測する。例えば、フィルタ41のフィルタ時間がtyp.10usとするとスイッチ素子9の過電流状態は、typ.10us継続することとなる。スイッチ素子9を十分に冷やすためには、ON DUTY比を1%未満に設定するのが望ましくリトライ時間を1ms以上に設定する必要がある。
フィルタリング過電流信号41aのLOW→HIGHをタイマ計測のスタートトリガとして、復帰パルスタイマ62では時間を計測する。1ms経過後にスイッチ素子9のリトライとして復帰パルスタイマ信号62aをLOW→HIGHとして、ORゲート63経由でリセット信号63aがフリップフロップ64をリセットする。このリセット信号によりフリップフロップ64の出力はLOW、遮断素子65がOFFとなり、駆動制御信号4aは、バッファ制御信号3aに従いHIGH、スイッチ素子9がONとなりリトライを実施する。
ブロック76は、過電流判定手段(電流)による過電流保護、および、リトライ機能の回路ブロックである。
スイッチ素子9がONの時、バッファ制御信号3a、駆動制御信号4aはHIGHとなる。この状態でスイッチ素子9が過電流状態を過電流判定手段(電流)16で検出すると、フィルタリング過電流信号42aが、LOW→HIGHとなる。このフィルタリング過電流信号42aのLOW→HIGHの立上りエッジで、フリップフロップ74の出力64aはLOW→HIGHとなり、遮断素子75はON固定となる。よって、駆動制御信号4aはLOWに変化し、スイッチ素子9はOFFとなり過電流保護が機能する。
次に過電流保護状態から通常状態にリカバリーする遷移について記載する。
フリップフロップ74の出力74aは、過電流保護状態のためHIGH固定である。通常状態へのリカバリーは、バッファ制御信号3aのLOW→HIGHの立上りエッジ、または、バッファ制御信号3aのHIGH継続中に所定時間毎に自動復帰する構成とする。
バッファ制御信号3aのLOW→HIGHの立上りエッジは、立上りエッジ検出71で検出し、出力信号71aがHIGHとなる。出力信号71aのHIGH信号は、ORゲート73経由でリセット信号73aがフリップフロップ74のリセット信号に入力され、フリップフロップ74の出力74aはLOW、遮断素子75がOFFとなり、駆動制御信号4aは、バッファ制御信号3aに従いHIGHとなる。もし、過電流状態が継続している場合は、前記通常状態から過電流保護状態に遷移する場合に記載の通り、スイッチ素子9は再度OFFとなる。
また、復帰パルスタイマ72では、スイッチ素子9が過電流保護により十分に冷えてからリトライするための時間を計測する。例えば、フィルタ42のフィルタ時間がtyp.6usとするとスイッチ素子9の過電流状態は、typ.6us継続することとなる。スイッチ素子9を十分に冷やすためには、ON DUTY比を1%未満に設定するのが望ましくリトライ時間を600us以上に設定する必要がある。
フィルタリング過電流信号42aのLOW→HIGHをタイマ計測のスタートトリガとして、復帰パルスタイマ72では時間を計測する。600us経過後にスイッチ素子9のリトライとして復帰パルスタイマ信号72aをLOW→HIGHとして、ORゲート73経由でフリップフロップ74をリセットする。このリセット信号によりフリップフロップ74の出力はLOW、遮断素子75がOFFとなり、駆動制御信号4aは、バッファ制御信号3aに従いHIGH、スイッチ素子9がONとなりリトライを実施する。
独立回路構成として半導体上で実現するためには、レイアウト的なアイソレーションを考慮する必要がある。1つの手法としてDTI(Deep trench isolation)による分離手法があり、ブロック66とブロック76を独立DTIで分離する構成が有効である。
[第4実施形態]
図8は、ローサイドドライバで電流検出素子を負荷とスイッチ素子間に設定したソレノイド負荷を駆動する負荷駆動装置103として示す。なお、駆動する負荷は、ソレノイドに関わらず、抵抗などの負荷を駆動することもできる。ICを2''で示す。
負荷電流10aは、負荷10とスイッチ素子9の間に設定された電流検出素子81で検出する。電流検出素子81で検出された負荷電流値は、差動増幅器14に信号線31aおよび9a経由で入力される。電流検出素子81の負荷電流値を使用する場合は、切換え素子17を過電流判定手段(電流)16側、即ち信号線16a=17aに切換える。
なお、過電流判定手段(電圧)15前段の差動増幅器13の入力は、スイッチ素子9の上下間電圧をモニタするために上流電圧信号9aと下流電圧信号32aとする。
[第5実施形態]
図9は、ローサイドドライバであり、図8実施形態において電流検出素子81を使用しない場合のスイッチ素子9の過電流保護を実現する実施形態である負荷駆動装置104として示す。
本実施形態においては、電流検出素子81を不要とする。そのため、過電流判定手段(電流)16の前段の差動増幅器14は電流検出素子81の両端電圧を検出しないので、空き端子処理をする必要がある。信号9aは差動増幅器13によりスイッチ素子9の上流電圧を検出するために、スイッチ素子9の上流に接続され、信号31aは、本例では信号31aと同一ノードとなるポイントに接続される。信号31aの接続先に特に決まりはないが、差動増幅器14の入力電位差を0にするために、9aと同一ノードに接続することが望ましい。入力電位差=0の場合は、差動増幅器14の出力、負荷電流信号14aは0固定、即ち、常に0A電流検出状態に固定できる。
[第6実施形態]
図10は、ハイドライバであり、電流検出素子91をバッテリ電源11とスイッチ素子92間に設定したソレノイド負荷を駆動する負荷駆動装置105として示す。なお、駆動する負荷は、ソレノイドに関わらず、抵抗などの負荷を駆動することもできる。ICを2'''で示す。
負荷電流95aは、電流検出素子91で検出する。電流検出素子91で検出された負荷電流値は、差動増幅器14に信号線91aおよび91b経由で入力される。電流検出素子91の負荷電流値を使用する場合は、切換え素子17を過電流判定手段(電流)16側、即ち17a=16aに切換える。
なお、過電流判定手段(電圧)15前段の差動増幅器13の入力はスイッチ素子42の上下間電圧をモニタするために、上流電圧信号91bと下流電圧信号92aとする。
93は、クランプ素子であり、スイッチ素子92のONからOFF時に負荷95で発生するサージエネルギーをクランプする。
[第7実施形態]
図11は、ハイサイドドライバであり、図10実施形態において電流検出素子91を使用しない場合のスイッチ素子92の過電流保護を実現する実施形態である負荷駆動装置106として示す。
本実施形態においては、電流検出素子91を不要とする。そのため、過電流判定手段(電流)16前段差動増幅器14は、電流検出素子91の両端電圧を検出しないので、空き端子処理をする必要がある。
信号91bは差動増幅器13によりスイッチ素子92の上流電圧を検出するために、スイッチ素子92の上流に接続され、信号91aは、本例では信号91bと同一ノードとなるポイントに接続される。信号91bの接続先に特に決まりはないが、差動増幅器14の入力電位差を0にするために、91aと同一ノードに接続することが望ましい。入力電位差=0の場合は、差動増幅器14の出力、負荷電流信号14aは0固定、即ち、常に0A電流検出状態に固定できる。
[第8実施形態]
図12は、ハイドライバであり、電流検出素子101をスイッチ素子102と負荷95間に設定したソレノイド負荷を駆動する負荷駆動装置107として示す。なお、駆動する負荷は、ソレノイドに関わらず、抵抗などの負荷を駆動することもできる。ICを2''''で示す。
負荷電流95aは、電流検出素子101で検出する。電流検出素子101で検出された負荷電流値は、差動増幅器14に信号線102bおよび101b経由で入力される。電流検出素子101の負荷電流値を使用する場合は、切換え素子17を過電流判定手段(電流)16側、即ち17a=16aに切換える。
なお、過電流判定手段(電圧)15前段の差動増幅器13の入力はスイッチ素子102の上下間電圧をモニタするために、上流電圧信号102aと下流電圧信号102bとする。
[第9実施形態]
図13は、ハイサイドドライバであり、図12実施形態において電流検出素子101を使用しない場合のスイッチ素子102の過電流保護を実現する実施形態である負荷駆動装置108として示す。
本実施形態においては、電流検出素子101を不要とする。そのため、過電流判定手段(電流)16前段差動増幅器14は、電流検出素子41の両端電圧を検出しないので、空き端子処理をする必要がある。
信号102bは差動増幅器13によりスイッチ素子102の下流電圧を検出するために、スイッチ素子102の下流に接続され、信号101bは、本例では信号102bと同一ノードとなるポイントに接続される。信号101bの接続先に特に決まりはないが、差動増幅器14の入力電位差を0にするために、102bと同一ノードに接続することが望ましい。入力電位差=0の場合は、差動増幅器14の出力、負荷電流信号14aは0固定、即ち、常に0A電流検出状態に固定できる。
これまで述べたように、本発明の負荷駆動装置は、車輛に搭載された負荷を駆動するスイッチング素子と、前記スイッチング素子を制御する信号を出力する回路と、前記回路から出力された前記信号の前記スイッチング素子への導通または遮断を制御する遮断回路と、前記スイッチング素子に流れる電流を電圧値に変換する電流電圧変換素子と、前記スイッチング素子の両端の差動電圧を検出する差動電圧検出回路と、前記スイッチング素子に異常電流が流れている過電流状態であることを検出する過電流判定回路と、前記電流電圧変換素子による過電流判定回路と、前記差動電圧検出回路による過電流判定回路と、前記電流電圧変換素子により検出されたスイッチング素子に流れる電流値をマイコンに通知する回路により実現できる。
100、101、102、103、104、105、106、107、108 負荷駆動装置
1 マイコン
2、2'、2''、2'''、2'''' IC
3 バッファ回路
4 駆動制御回路
5 プリドライバ
9 スイッチ素子
10 負荷
11 電源
12 電流検出素子
13 電圧検出差動増幅器
14 電流検出差動増幅器
15 過電流判定手段(電圧)
16 過電流判定手段(電流)
17 切換え素子
18 フィルタ
19 診断部
20 バッファ回路
21 通信部

Claims (10)

  1. 電磁負荷の通電電流を制御するためのスイッチング素子と、
    前記通電電流を検出するための通電電流検出用素子と、
    を備えた負荷駆動装置において、
    前記負荷駆動装置は、前記通電電流を検出または推定するための複数の電流検出回路と、前記複数の電流検出回路の少なくとも一つを設定により切り替えて使用する設定回路と、前記スイッチング素子または前記電磁負荷に異常電流が流れている過電流状態であることを判定する過電流判定回路と、を備え、
    前記複数の電流検出回路は、前記通電電流検出用素子両端の電位差を検出する電流電圧変換回路と、前記スイッチング素子の両端の差動電圧を検出する差動電圧検出回路と、を備え、
    前記過電流判定回路は、前記電流電圧変換回路による過電流判定、または前記差動電圧検出回路による過電流判定、の少なくとも一方を実施し、
    前記電流電圧変換回路による過電流判定のフィルタ時間1よりも、
    前記差動電圧検出回路による過電流判定のフィルタ時間2の値を大きく設定したことを特徴とする負荷駆動装置。
  2. 電磁負荷の通電電流を制御するためのスイッチング素子と、
    前記通電電流を検出するための通電電流検出用素子と、
    を備えた負荷駆動装置において、
    前記負荷駆動装置は、前記通電電流を検出または推定するための複数の電流検出回路と、前記複数の電流検出回路の少なくとも一つを設定により切り替えて使用する設定回路と、前記スイッチング素子または前記電磁負荷に異常電流が流れている過電流状態であることを判定する過電流判定回路と、を備え、
    前記複数の電流検出回路は、前記通電電流検出用素子両端の電位差を検出する電流電圧変換回路と、前記スイッチング素子の両端の差動電圧を検出する差動電圧検出回路と、を備え、
    前記過電流判定回路は、前記電流電圧変換回路による過電流判定、または前記差動電圧検出回路による過電流判定、の少なくとも一方を実施し、
    前記電流電圧変換回路による過電流判定と、
    前記差動電圧検出回路による過電流判定の2つの過電流判定回路双方の機能により前記スイッチング素子を遮断する回路を有することを特徴とする負荷駆動装置。
  3. 請求項1または2記載の負荷駆動装置において、
    前記スイッチング素子を駆動する駆動回路と、
    前記駆動回路から出力された前記スイッチング素子への駆動信号の導通または遮断を制御する遮断回路と、
    前記通電電流検出用素子により検出された電流値をマイコンに通知する通信回路と、を有することを特徴とした負荷駆動装置。
  4. 請求項1から3いずれか一項記載の負荷駆動装置において、
    前記電流電圧変換回路による前記過電流判定の過電流検出閾値を可変とする回路を有することを特徴とする負荷駆動装置。
  5. 請求項1からいずれか一項記載の負荷駆動装置において、
    前記差動電圧検出回路による前記過電流判定の過電流検出閾値を可変とする回路を有することを特徴とする負荷駆動装置。
  6. 請求項1から5いずれか一項記載の負荷駆動装置において、
    前記電流電圧変換回路による過電流判定と、
    前記差動電圧検出回路による過電流判定と、の2つの過電流判定回路の一方の機能により前記スイッチング素子を遮断することを特徴とする負荷駆動装置。
  7. 請求項6の負荷駆動装置において、
    前記設定回路は、前記差動電圧検出回路の過電流判定により、スイッチング素子を保護する機能を選択した場合は、前記電流電圧変換回路を設定しないことを特徴とする負荷駆動装置。
  8. 請求項記載の負荷駆動装置において、
    前記遮断回路を初期状態に復帰するための復帰パルスを生成する復帰パルス生成回路を有することを特徴とする負荷駆動装置。
  9. 請求項1からいずれか一項記載の負荷駆動装置において、
    前記スイッチング素子と前記通電電流検出用素子以外の回路を同一半導体集積回路上で実現することを特徴とする負荷駆動装置。
  10. 請求項1からいずれか一項記載の負荷駆動装置において、
    前記設定回路により設定されていない電流検出回路の端子について、空き端子処理を行うことを特徴とする負荷駆動装置。
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