JP6461338B2 - 連続繊維補強材緊張装置、連続繊維補強材の緊張方法及びくさび体 - Google Patents

連続繊維補強材緊張装置、連続繊維補強材の緊張方法及びくさび体 Download PDF

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Description

本発明は、土木・橋梁等の分野で構造体の補強に使用される連続繊維補強材の端末定着に用いる連続繊維補強材緊張装置、連続繊維補強材の緊張方法及びくさび体に関する。
連続繊維補強材はPC鋼より線の代わりになるものとして知られている。連続繊維補強材は炭素繊維等の連続繊維をエポキシ樹脂等の熱硬化樹脂で複合化し、1×7等の撚り線状に成型したものである。連続繊維補強材はPC鋼より線と同様に高い引張強度と高い弾性係数をもち、しかも軽量で錆びない等の特徴がある。これらの特徴を生かし土木・橋梁等の分野での、既存橋梁の補修用ケーブルや、プレストレスコンクリート桁やパイルの補強用緊張材、ポストテンション方式橋梁桁補強材等として使用されている。このような用途に連続繊維補強材を使用する場合には、連続繊維補強材を緊張するために、その両端部を把持する端末定着が必要である。
PC鋼より線の端末定着構造としては、筒状に形成されると共に、その外径が引張力を受ける先端部から端末側の後端部にかけて拡径したくさび体と、このくさび体の外周側に設けられ、端末側の後端部に向けて拡径する円錐状中空の内部構造を有するスリーブを有する定着具で定着したものが知られている。
このような定着具は、PC鋼撚り線に予めスリーブを取り付け、くさび体を挿入し緊張装置を設置する。PC鋼より線を緊張すると、くさび体はPC鋼より線と共に移動するのでスリーブから抜け出す。目標の緊張力到達後、緊張力を保持したまま、油圧ピストンでくさび体をスリーブ内に押し込んでいた。なお、PC鋼より線は固定構造物側から強い力で引き込まれ、くさび体はスリーブに食い込み、緊張装置の張力を解放すると強い力で固定される。
この他、外周面に雄ネジが設けられたスリーブを固定構造物に収容し、その後、固定構造物から突き出た部分をロックナットで固定する構造も知られている(例えば、日本国特許公開公報 特開平9−136313号公報)。
このような定着具や定着方法を連続繊維補強材にも適用することが考えられる。
上述した連続繊維補強材の端末定着構造では、次のような問題があった。すなわち、くさび体の内壁面に連続繊維補強材の外面が転写され、連続繊維補強材の外面と係合する被係合部が形成されている場合がある。これは連続繊維補強材とくさび体との定着を強固にするものである。しかしながら、緊張により一時的にスリーブからくさび体が離脱した際、くさび体をスリーブ内に押し込むとき、この被係合部と連続繊維補強材の外面とが引っ掛かるため、くさび体を移動させられないことがあった。油圧ピストンにより無理にくさび体を押し込むと連続繊維補強材が傷付くという問題もあった。
そこで本発明は、内壁面に連続繊維補強材の外面が転写され、連続繊維補強材の外面と係合する被係合部が形成されたくさび体を用いた場合でも、くさび体を連続繊維補強材に沿って移動させることで、確実に固定構造物に定着させることができる連続繊維補強材緊張装置及び連続繊維補強材緊張方法、またこれらに用いるくさび体を提供することを目的としている。
連続繊維を複合化し、撚り線状に成形した連続繊維補強材の端末に、筒状に形成されると共に、その外径が引張力を受ける先端部から端末側の後端部にかけて拡径し、その内壁面に前記連続繊維補強材の外面が転写され、前記連続繊維補強材の外面と係合する被係合部が形成されたくさび体、及び、このくさび体の外周側に設けられ、端末側の後端部に向けて拡径する円錐状中空の内部構造を有するスリーブを有する定着具を前記連続繊維補強材を緊張させた状態で、固定構造物に定着させる連続繊維補強材緊張装置において、前記スリーブを前記固定構造物側に押圧すると共に前記くさび体が前記連続繊維補強材に沿って往復動自在に移動可能な中空部を有する押圧体と、この押圧体に対し前記スリーブの反対側に配置され、内壁面に突起部が形成された筒状のブラケットと、このブラケット内部を往復動自在に設けられ、前記くさび体の端面に係合すると共に、前記突起部に係合するらせん状の溝を有し、前記連続繊維補強材の軸廻りの回転力を付与する円柱状の回転治具と、前記回転治具の端面を前記固定構造物側に押圧するピストンとを備えていることを特徴とする。
図1は、本発明の実施の形態に係る連続繊維補強材緊張装置による連続繊維補強材の取付状態を示す側面図である。 図2は、同連続繊維補強材緊張装置に用いる端末定着具を示す縦断面図である。 図3は、同端末定着具を構成するくさび体を示す斜視図である。 図4は、同くさび体が取り付けられた連続繊維補強材を示す斜視図である。 図5は、同端末定着具とくさび体を示す分解斜視図である。 図6は、同連続繊維補強材緊張装置の要部を示す断面図である。 図7は、同連続繊維補強材緊張装置に組み込まれた回転治具を示す斜視図である。 図8は、同連続繊維補強材緊張装置における緊張動作を示す断面図である。 図9は、同連続繊維補強材緊張装置におけるくさび体のねじ込み動作を示す断面図である。
以下、添付図面にもとづき、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る連続繊維補強材緊張装置10による連続繊維補強材Cの取付状態を示す側面図、図2は、連続繊維補強材緊張装置10に用いる端末定着具Tを示す縦断面図、図3は、端末定着具Tを構成するくさび体Wを示す斜視図、図4は、くさび体Wが取り付けられた連続繊維補強材Cを示す斜視図、図5は、端末定着具Tとくさび体Wを示す分解斜視図、図6は、連続繊維補強材緊張装置10の要部を示す断面図、図7は、連続繊維補強材緊張装置10に組み込まれた回転治具30を示す斜視図、図8は、同連続繊維補強材緊張装置10における緊張動作を示す断面図、図9は、連続繊維補強材緊張装置10におけるくさび体Wのねじ込み動作を示す断面図である。
なお、これらの図中Kは固定構造物、Cは連続繊維補強材、Tは端末定着具、Sはスリーブ、Wはくさび体を示している。なお、連続繊維補強材Cは、例えば炭素繊維等の連続繊維をマトリクス樹脂(代表的にはエポキシ樹脂等の熱硬化樹脂)で複合化して素線とし、撚り線状に成形したものである。例えば、1本の素線を中心に複数の側素線を撚る構成が一般的である。また、側素線が周方向における同じ位置に戻る軸方向の距離を1ピッチ(P)とする。さらに、以下の説明中軸方向とは連続繊維補強材Cが設置される方向を示している。また、先端部とは固定構造物K側、端末側とは固定構造物Kから離間する側を示している。
端末定着具Tは、連続繊維補強材Cの端末側に取り付けられ、筒状に形成されると共に、その外径が引張力を受ける先端部から端末側の後端部にかけて拡径したくさび体Wと、このくさび体Wの外周側に設けられ、端末側の後端部に向けて拡径する円錐状中空の内部構造を有するスリーブSとを備えている。
くさび体Wは、周方向に2分割された分割くさび体W1,W2を組み合わせて、中空の円錐台状に形成されている。分割くさび体W1,W2の内壁面には、連続繊維補強材Cの外形と嵌合する凹凸部が形成されている。これにより、連続繊維補強材Cとくさび体Wとの間で高い摩擦力が得られる。図中Wsは分割くさび体W1,W2を組み合わせた時の隙間を示している。くさび体Wは上述したように2つ割り構造となっているため、連続繊維補強材Cの任意位置に取り付けることができ、取り付けた後は連続繊維補強材Cの全周を覆い、ほぼ円錐台状の外形を有する。くさび体Wの端面には凹凸部(被係合部)Wbが形成されており、後述する回転治具30の凹凸部32と係合する。
連続繊維補強材緊張装置10は、図6に示すように駆動装置20と、この駆動装置20の端末定着具T側に設けられた押圧体50とを備えている。
駆動装置20は、その中心線が軸方向と一致した筒状のブラケット21と、このブラケット21内に設けられた中空部22と、この中空部22の内部を軸方向に沿って往復動自在に設けられた回転治具30と、この回転治具30を図1中右方向に油圧により押圧するピストン40とを備えている。
中空部22の内壁面には後述するキー溝33に係合するキー23が形成されている。回転治具30は、円柱状の本体31と、この本体31の外周面に設けられ、前述したキー23が係合する螺旋状のキー溝33とを備えている。キー溝33が本体31の外周を1周する間に進む距離は、連続繊維補強材Cの1ピッチと同じに設定されている。
このように、回転治具30はピストン40により押圧されることにより、キー23がキー溝33により本体31に回転力を与えることとなる。回転治具30の図6中右端には凹凸部(係合部)32が形成されている。凹凸部32は、径方向に沿った溝が複数設けられており、くさび体Wの凹凸部Wbと係合し、回転治具30の回転力がくさび体Wに伝達されるように形成されている。
ピストン40は、内部に貫通孔41が設けられ、連続繊維補強材Cが挿通している。また、ピストン40と回転治具30との間には、軸受45が配置されている。軸受45により回転治具30とピストン40との間に生ずる摩擦が軽減され、円滑に回転治具30を回転させることができる。
押圧体50は、駆動装置20と端末定着具Tとの間に配置され、駆動装置20側から端末定着具T側にかけて外径が縮径する筒状に形成されている。押圧体50の図6中右端はスリーブSの端面を押圧する押圧部51が形成され、内部にはくさび体Wが往復動自在となる中空部52が設けられている。
このような連続繊維補強材緊張装置10により、連続繊維補強材Cを固定構造物Kに緊張状態で取り付ける。すなわち、連続繊維補強材Cを固定構造体Kの孔部Kaに通し、続いて連続繊維補強材Cの外周にスリーブ50を通す。次に、スリーブSの図1中右端が固定構造物Kに突き当たるまで移動する。くさび体Wをその先端部をスリーブS側に向けて連続繊維補強材Cに嵌めてくさび体Wを形成する。そして、くさび体WをスリーブSに向けてねじ込んで嵌合し、端末定着具Tを形成する。
次に、連続繊維補強材緊張装置10の押圧体50の押圧部51をスリーブSの左端に押し付ける。この状態で、連続繊維補強材Cを図8中矢印Q方向に駆動装置20等を用いて緊張する。この時、図8に示すように、くさび体Wが左方向に引っ張られ、スリーブSから離脱し、中空部52内に進入する。くさび体WがスリーブSから離脱する端末定着具Tの機能が発揮できないため、くさび体WをスリーブSに戻す動作を行う。
駆動装置20によりピストン40を図9中矢印X方向に移動させる。これによりピストン40に押圧された回転治具30が図9中矢印X方向に移動する。このとき、回転治具30のキー溝33にキー23が係合するため、本体31に軸方向廻りの回転力を与えることとなる。さらに、回転治具30の凹凸部32がくさび体Wの凹凸部Wbと係合し、回転治具30の回転力がくさび体Wに伝達される。
くさび体Wは回転しながら、連続繊維補強材Cにねじ込まれ、スリーブS内に収容されて、端末定着具Tが形成される。キー溝33が本体31の外周を1周する間に進む距離は、連続繊維補強材Cの1ピッチと同じに設定されているため、くさび体Wが連続繊維補強材Cから受ける力を最小限に抑えることができ、円滑にくさび体Wをねじ込むことができる。くさび体Wを最後までねじ込んだ状態で、連続繊維補強材緊張装置10を取り外すことで、強い緊張状態で端末定着具Tが固定構造体Kに取り付けられることとなる。
このように構成された連続繊維補強材緊張装置10によれば、内壁面に連続繊維補強材Cの外面が転写され、連続繊維補強材Cの外面と係合する被係合部が形成されたくさび体Wを用いた場合でも、くさび体Wを連続繊維補強材Cに沿って移動させることで、確実に固定構造物Kに定着させることが可能となる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能であるのは勿論である。以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]連続繊維を複合化し、撚り線状に成形した連続繊維補強材の端末に、筒状に形成されると共に、その外径が引張力を受ける先端部から端末側の後端部にかけて拡径し、その内壁面に前記連続繊維補強材の外面が転写され、前記連続繊維補強材の外面と係合する被係合部が形成されたくさび体と、このくさび体の外周側に設けられ、端末側の後端部に向けて拡径する円錐状中空の内部構造を有するスリーブを有する定着具を前記連続繊維補強材を緊張させた状態で、固定構造物に定着させる連続繊維補強材緊張装置において、
前記スリーブを前記固定構造物側に押圧すると共に前記くさび体が前記連続繊維補強材に沿って往復動自在に移動可能な中空部を有する押圧体と、この押圧体に対し前記スリーブの反対側に配置され、内壁面に突起部が形成された筒状のブラケットと、このブラケット内部を往復動自在に設けられ、前記くさび体の端面に係合すると共に、前記突起部に係合するらせん状の溝を有し、前記連続繊維補強材の軸廻りの回転力を付与する円柱状の回転治具と、前記回転治具の端面を前記固定構造物側に押圧するピストンとを備えている連続繊維補強材緊張装置。
[2]前記溝が前記連続繊維補強材の軸廻りに1周する間の前記連続繊維補強材の軸方向における距離と、前記連続繊維補強材を構成する撚り線が周方向における同じ位置に戻る軸方向の距離が一致している[1]に記載の連続繊維補強材緊張装置。
[3]連続繊維を複合化し、撚り線状に成形した連続繊維補強材の端末に、筒状に形成されると共に、その外径が引張力を受ける先端部から端末側の後端部にかけて拡径し、その内壁面に前記連続繊維補強材の外面が転写され、前記連続繊維補強材の外面と係合する被係合部が形成されたくさび体と、このくさび体の外周側に設けられ、端末側の後端部に向けて拡径する円錐状中空の内部構造を有するスリーブを有する定着具を前記連続繊維補強材を緊張させた状態で、固定構造物に定着させる連続繊維補強材緊張方法において、前記スリーブを前記くさび体が前記連続繊維補強材に沿って往復動自在に移動可能な中空部を有する押圧体により前記固定構造物側に押圧し、この押圧体に対し前記スリーブの反対側に配置され、内壁面に突起部が形成された筒状のブラケットを用い、円柱状の回転治具により前記くさび体の端面に係合すると共に、前記突起部に係合するらせん状の溝を有し、前記連続繊維補強材の軸廻りの回転力を付与し、前記回転治具の端面を前記固定構造物側に押圧する連続繊維補強材緊張方法。
[4]前記溝が前記連続繊維補強材の軸廻りに1周する間の前記連続繊維補強材の軸方向における距離と、前記連続繊維補強材を構成する撚り線が周方向における同じ位置に戻る軸方向の距離が一致している[3]に記載の連続繊維補強材緊張装置。
[5]連続繊維を複合化し、撚り線状に成形した連続繊維補強材の端末に取り付けられ、その外周側に円筒状のスリーブに挿入されることで前記連続繊維補強材を挟持するくさび体において、外径が引張力を受ける先端部から端末側の後端部にかけて拡径して形成された筒体と、この筒体の内壁面に設けられ、前記連続繊維補強材の外面が転写され、前記連続繊維補強材の外面と係合する被係合部と、前記筒体に設けられ、外部から前記連続繊維補強材の延設方向廻りの回転力を受ける係合部とを備えているくさび体。
[6]前記係合部は、前記筒体の先端部側の端面に設けられ、周方向に沿って形成された凹凸部を有する[5]に記載のくさび体。
内壁面に連続繊維補強材の外面が転写され、連続繊維補強材の外面と係合する被係合部が形成されたくさび体を用いた場合でも、くさび体を連続繊維補強材に沿って移動させることで、確実に固定構造物に定着させることができる連続繊維補強材緊張装置が得られる。

Claims (6)

  1. 連続繊維を複合化し、撚り線状に成形した連続繊維補強材の端末に、筒状に形成されると共に、その外径が引張力を受ける先端部から端末側の後端部にかけて拡径し、その内壁面に前記連続繊維補強材の外面が転写され、前記連続繊維補強材の外面と係合する被係合部が形成されたくさび体、及び、このくさび体の外周側に設けられ、端末側の後端部に向けて拡径する円錐状中空の内部構造を有するスリーブを有する定着具を前記連続繊維補強材を緊張させた状態で、固定構造物に定着させる連続繊維補強材緊張装置において、
    前記スリーブを前記固定構造物側に押圧すると共に前記くさび体が前記連続繊維補強材に沿って往復動自在に移動可能な中空部を有する押圧体と、
    この押圧体に対し前記スリーブの反対側に配置され、内壁面に突起部が形成された筒状のブラケットと、
    このブラケット内部を往復動自在に設けられ、前記くさび体の端面に係合すると共に、前記突起部に係合するらせん状の溝を有し、前記連続繊維補強材の軸廻りの回転力を付与する円柱状の回転治具と、
    前記回転治具の端面を前記固定構造物側に押圧するピストンとを備えていることを特徴とする連続繊維補強材緊張装置。
  2. 前記溝が前記連続繊維補強材の軸廻りに1周する間の前記連続繊維補強材の軸方向における距離と、前記連続繊維補強材を構成する撚り線が周方向における同じ位置に戻る軸方向の距離が一致していることを特徴とする請求項1に記載の連続繊維補強材緊張装置。
  3. 連続繊維を複合化し、撚り線状に成形した連続繊維補強材の端末に、筒状に形成されると共に、その外径が引張力を受ける先端部から端末側の後端部にかけて拡径し、その内壁面に前記連続繊維補強材の外面が転写され、前記連続繊維補強材の外面と係合する被係合部が形成されたくさび体、及び、このくさび体の外周側に設けられ、端末側の後端部に向けて拡径する円錐状中空の内部構造を有するスリーブを有する定着具を前記連続繊維補強材を緊張させた状態で、固定構造物に定着させる連続繊維補強材緊張方法において、
    前記スリーブを前記くさび体が前記連続繊維補強材に沿って往復動自在に移動可能な中空部を有する押圧体により前記固定構造物側に押圧し、
    この押圧体に対し前記スリーブの反対側に配置され、内壁面に突起部が形成された筒状のブラケットの前記突起部が、前記くさび体の端面に係合する回転治具の外周面に形成されたらせん状の溝に係合しながら前記溝に沿って移動することで、前記回転治具に前記連続繊維補強材の軸廻りの回転力を付与し、
    前記回転治具の端面を前記固定構造物側に押圧することを特徴とする連続繊維補強材緊張方法。
  4. 前記溝が前記連続繊維補強材の軸廻りに1周する間の前記連続繊維補強材の軸方向における距離と、前記連続繊維補強材を構成する撚り線が周方向における同じ位置に戻る軸方向の距離が一致していることを特徴とする請求項3に記載の連続繊維補強材緊張方法
  5. 連続繊維を複合化し、撚り線状に成形した連続繊維補強材の端末に取り付けられ、その外周側に円筒状のスリーブ挿入されることで前記連続繊維補強材を挟持するくさび体において、
    外径が引張力を受ける先端部から端末側の後端部にかけて拡径して形成された筒体と、
    この筒体の内壁面に設けられ、前記連続繊維補強材の外面が転写され、前記連続繊維補強材の外面と係合する被係合部と、
    前記筒体に設けられ、外部から前記連続繊維補強材の延設方向廻りの回転力を受ける係合部とを備えていることを特徴とするくさび体。
  6. 前記係合部は、前記筒体の先端部側の端面に設けられ、周方向に沿って形成された凹凸部を有することを特徴とする請求項5に記載のくさび体。
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