JP6459022B2 - コネクタの案内構造及びガイド部材 - Google Patents

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Description

本発明は、コネクタの案内構造及びガイド部材に関する。
特許文献1には、回路基板と、ピン(オス端子)を複数有するコネクタと、回路基板及びコネクタを収納するケースとから構成される電子制御装置が記載されている。コネクタは、回路基板の上方に配置されて回路基板に固定され、ワイヤハーネス側コネクタと嵌合される。ケースは、回路基板を支えるベースケースと、カバーケースとからなり、カバーケースの上側の一部は、コネクタの上面が露出するように開口しており、その開口の周りには、ワイヤハーネス側コネクタと嵌合する略四角筒状のハウジング部が形成されている。カバーケースにおいて上記開口の外周壁面は、コネクタとの接続部になっている。
特開2006−331803号公報
特許文献1に記載の電子制御装置では、カバーケース(ケース)の上側の開口の外周壁面がコネクタとの接続部になっているので、ケースにコネクタを収容した収容状態では、ケースの開口の外周壁面とコネクタの外縁とが接触している。このように、ケースの開口の大きさとコネクタの外形寸法とが略同じ大きさに設定されているので、コネクタの上方からケースを被せて収容状態にする際、コネクタに対するケースを被せる位置(開口の位置)がずれてしまうと、ケースの開口の周縁部がコネクタのピンに干渉してコネクタが破損してしまう可能性がある。一方、ケースの開口の周縁部がコネクタのピンに干渉しないように慎重に作業を行うと、該作業に時間がかかり、作業性が低下するおそれがある。
上記不具合は、ケースの開口の大きさをコネクタの外形寸法よりも大きく設定することで回避することができる。しかし、ケースの開口の大きさをコネクタの外形寸法よりも大きく設定すると、大きくした分だけケースの略四角筒状のハウジング部(壁部)の位置もコネクタの外縁から離間し、ケースの壁部とコネクタの外縁との間に間隙が生じるので、コネクタにワイヤハーネス側コネクタを接続する際のワイヤハーネス側コネクタの位置決めが難しくなる。例えば、電子制御装置が設置される向きによっては、ケースの壁部に視界が遮られてコネクタを目視することができなくなる場合があり、この場合、ワイヤハーネス側コネクタをコネクタに接続する際、手探りでコネクタを探してワイヤハーネス側コネクタを接続するので、ケースの壁部とコネクタの外縁との間の間隙が大きいと、ワイヤハーネス側コネクタをコネクタの位置に合わせることが難しく、コネクタの接続作業の作業性が低下するおそれがある。
そこで、本発明は、コネクタの接続作業を行なう際に、ケースの壁部の位置に起因した作業性の低下を防止することが可能なコネクタの案内構造及びガイド部材の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本開示に係るコネクタの案内構造は、ケースとガイド部材とを備える。ケースは、開口が形成されるカバー面部と、開口の周囲に配置されてカバー面部から起立する壁部とを有し、第1のコネクタを収容する。ガイド部材は、壁部に係合することによってケースに装着される。第2のコネクタが接続される第1のコネクタの接続面は、ケースに第1のコネクタを収容した状態で開口から露出する。ガイド部材は、ケースに装着された状態でケースの壁部よりも開口側に配置され、開口に向かって挿入される第2のコネクタを第1のコネクタの接続面へ案内するガイド面を有する。
本発明の第1の態様は、上記コネクタの案内構造であって、ガイド部材は、壁部の外側面に当接する外壁部と、壁部の内側面に当接する内壁部と、外壁部及び内壁部の上端同士を連結する連結部とによって形成され、内壁部には、開口に向かって挿入される第2のコネクタを第1のコネクタの接続面へ案内するガイド面が一体的に設けられる。
本発明の第2の態様は、第1のコネクタを収容するケースのカバー面部に開口が形成され、開口の周囲に壁部が起立し、第2のコネクタが接続される第1のコネクタの接続面が開口から露出するケースに対して装着可能なガイド部材であって、ベースとガイド面とを備える。ベースは、ケースの壁部の外側面に当接する外壁部と、壁部の内側面に当接する内壁部と、外壁部及び内壁部の上端同士を連結する連結部とを有し、壁部に係合することによってケースに装着される。ガイド面は、ベースの内壁部に一体的に設けられる。ガイド面は、ベースがケースに装着された状態でケースの壁部よりも開口側に配置され、開口に向かって挿入される第2のコネクタを第1のコネクタの接続面へ案内する。

上記案内構造及びガイド部材では、第1のコネクタが固定された基板等を、カバー面部の開口とは異なる開口(例えば基板挿入開口など)からケースの内部に挿入し、第1のコネクタの接続面をケースの開口から露出させた状態で基板等をケース内部に設置することによって、第1のコネクタをケースに収容する。そして、ガイド部材をケースの壁部に係合して装着した後、第2のコネクタをケースの開口に向かって挿入して第1のコネクタの接続面に接続する。第2のコネクタをケースの開口に向かって挿入する際、ガイド部材のガイド面が第2のコネクタを第1のコネクタの接続面へ案内するので、第2のコネクタを第1のコネクタに容易に且つ確実に接続することができる。
また、ケースの壁部よりも開口側に配置されるガイド面が第2のコネクタを案内するので、ケースの壁部を第1のコネクタから離間させることができ、開口を大きく形成することができる。このため、例えば、第1のコネクタが複数のピンを有する雄コネクタであり、第1のコネクタのピンを開口から外部へ突出させた状態でケースに収容する場合、第1のコネクタのピンをケースの内部側から開口に挿入する際に開口の縁にピンが干渉しないように、ケースの開口を大きく形成し、第1のコネクタの損傷を防止することができる。なお、ケースの開口を大きく形成してケースの壁部を第1のコネクタから離間させる場合であっても、壁部に装着するガイド部材の形状(ガイド面から壁部までの厚さ等)を適宜変更し、ガイド面を第1のコネクタに対して適切な位置に配置することによって、第2のコネクタを第1のコネクタに容易に接続することができる。
また、ガイド部材は、ケースの壁部に係合することによってケースに装着されるので、例えば、第1のコネクタ側を検査するため、第2のコネクタを接続する前に、第2のコネクタよりも外形が大きい検査用コネクタを第1のコネクタに接続する場合であっても、ケースからガイド部材を外した状態で検査用コネクタを接続することによって、検査用コネクタとガイド部材のガイド面やケースの壁部との干渉を防止することができる。なお、検査後にガイド部材をケースに装着することにより、第2のコネクタは第1のコネクタの接続面へ良好に案内される。
また、ケースとは別体のガイド部材にガイド面を設けているので、大きさや形状が相違する複数種類のコネクタに対応した複数種類のガイド部材を準備することにより、ケース側ではなくガイド部材側で各種のコネクタに対応することができ、ケースの汎用性が高まる。
本発明の第3の態様は、上記第1の態様のコネクタの案内構造であって、ガイド部材は、ケースに装着された状態で開口と連通するコネクタ挿入空間をガイド面が区画する筒状に形成され、ガイド面は、コネクタ挿入空間を開口側に向かって徐々に狭める傾斜面を少なくとも開口から離れた先端側に有する


上記構成では、ガイド部材が筒状に形成され、コネクタ挿入空間を開口側に向かって徐々に狭める傾斜面を、少なくとも開口から離れた先端側に有する。すなわち、少なくともガイド部材の先端側のコネクタ挿入空間が先端側に向かって徐々に拡大するので、第2のコネクタを開口に向かって挿入する際に、コネクタ挿入空間に第2のコネクタを挿入し易い。また、ガイド部材の先端側に当接した第2のコネクタを、傾斜面によって第1のコネクタの接続面側に良好に案内することができる。従って、コネクタの接続作業性がさらに向上する。
本発明によれば、コネクタの接続作業を行なう際に、ケースの壁部の位置に起因した作業性の低下を防止することができる。
本実施形態に係るコネクタの案内構造が適用された車載用電子制御装置の斜視図である。 図1の車載用電子制御装置の分解斜視図である。 図1のIII−III矢視断面図である。 基板側コネクタに他のコネクタを接続する際の説明図であり、(a)はガイド部材を外した状態を、(b)はガイド部材を装着した状態を示す。 他の実施形態に係るコネクタの案内構造が適用された車載用電子制御装置を模式的に示す断面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明において、上下方向は、図1〜図4の上下方向に対応する。
図1及び図3に示すように、本実施形態に係るコネクタの案内構造10は、車両に搭載される車載用電子制御装置1(以下、ECUと称する)に適用される。ECU1は、回路基板11と、回路基板11に固定される基板側コネクタ(第1のコネクタ)12と、回路基板11及び基板側コネクタ12を収容する基板ケース(ケース)13と、基板ケース13に装着されるガイド部材14とを備える。なお、図2では、回路基板11及び基板側コネクタ12を省略し、基板ケース13とガイド部材14とを示している。
基板側コネクタ12は、樹脂製のコネクタ本体15と、複数のピン16(端子)とによって形成され、その上面(接続面)28からハーネス側コネクタ(第2のコネクタ)2(図4(b)参照)が接続される雄コネクタである。コネクタ本体15は、矩形状の底板部15aと底板部15aの周縁部から起立する矩形筒状の外壁部15bとによって一体形成され、底板部15aと外壁部15bとに区画される空間への上方からのハーネス側コネクタ2の挿入を許容する。ピン16は、コネクタ本体15の底板部15aを上下方向に貫通し、下端側がはんだ付け等によって回路基板11に電気的に接続され、上端側が底板部15aと外壁部15bとに区画される空間に突出する。
基板ケース13は、箱体であって、その内部空間20の下方を区画する矩形状の底面部17と、底面部17の周縁部から起立して内部空間20の側方を区画する4つの側面部18と、底面部17の上方に配置されて内部空間20の上方を区画する上面部(カバー面部)19と、上面部19から上方へ起立する矩形筒状の壁部21とによって一体形成される。上面部19には、基板側コネクタ12の外形寸法D1よりも十分に大きな矩形状のケース開口(開口)22が上下方向に貫通して形成される。壁部21は、ケース開口22の周囲に配置され、壁部21の内側面23は、ケース開口22の周縁から連続して上方へ延びる。すなわち、壁部21の内側面23に区画される壁部21の内側空間27(図4(a)参照)の外形寸法D2は、基板側コネクタ12の外形寸法D1よりも十分に大きく設定される。また、壁部21の内側空間27の外形寸法D2は、後述する検査用コネクタ39の基部39bよりも大きく設定される(図4(a)参照)。4つの側面部18のうちの1つの側面部18aには、矩形状の基板挿入開口24が形成され、基板挿入開口24を塞ぐ板状の蓋体25が複数のビス26によって固定される。
回路基板11及び基板側コネクタ12を基板ケース13に収容した状態では、基板側コネクタ12の上端は、ケース開口22から上方へ突出し、壁部21の内側空間27に配置される。すなわち、基板側コネクタ12の上面28は、ケース開口22から上方に向かって露出する。
図2及び図3に示すように、ガイド部材14は、基板ケース13の壁部21に係合することによって基板ケース13に装着されるベース29を有する。ベース29は、略矩形筒状の外壁部31と、外壁部31を挿通する略矩形筒状の内壁部32と、外壁部31及び内壁部32の上端部同士を連結する連結部33とによって一体形成される筒状体である。外壁部31と内壁部32と連結部33とによって区画されて下方へ開放する空間にケース13の壁部21を下方から挿入して、ベース29とケース13の壁部21とを係合し、ガイド部材14を基板ケース13に装着する。ガイド部材14を基板ケース13に装着した装着状態では、外壁部31が基板ケース13の壁部21の外側面30に当接し、内壁部32が基板ケース13の壁部21の内側面23に当接し、連結部33が基板ケース13の壁部21の上面34に当接する。装着状態でケース開口22の中央部側に配置される内壁部32のガイド面35(ケース開口22の中央部側の側面)は、ガイド部材14を上下方向に貫通してケース開口22と連通するコネクタ挿入空間36を区画する。ガイド面35は、内壁部32の下端からコネクタ挿入空間36の外形寸法を変えることなく上方へ延びる第1領域37と、第1領域37の上端からガイド面35の上端までコネクタ挿入空間36を徐々に拡大する第2領域38とを有する。ベース29は、ガイド面35の第1領域37が基板側コネクタ12の外縁の外側近傍に配置されるように形成される。すなわち、コネクタ挿入空間36のうちの第1領域37に区画される領域の外形寸法D3は、基板側コネクタ12の外形寸法D1よりも僅かに大きく、且つ壁部21の内側空間27の外形寸法D2よりも内壁部32の肉厚分だけ小さい。ガイド面35の第2領域38は、第1領域37に対して傾斜する傾斜面である。すなわち、ガイド面35は、コネクタ挿入空間36をケース開口22側に向かって徐々に狭める傾斜面をケース開口22から離れた上端(先端)側に有する。基板側コネクタ12、コネクタ挿入空間36、及び壁部21の内側空間27の上下方向に延びるそれぞれの中心線は、略同一線上に配置される。
上記のように構成されたECU1では、ガイド面35が、第1領域37の上端からガイド面35の上端までコネクタ挿入空間36を徐々に拡大する第2領域38を有する。すなわち、ガイド面35の第2領域38に区画されるコネクタ挿入空間36が上方へ向かって徐々に拡大しているので、ハーネス側コネクタ2を上方からケース開口22に向かってコネクタ挿入空間36に挿入し易い。また、ガイド面35の第2領域38が、コネクタ挿入空間36をケース開口22側に向かって徐々に狭める傾斜面であるので、ハーネス側コネクタ2をコネクタ挿入空間36に挿入する際に、ガイド面35の第2領域38に当接したハーネス側コネクタ2は、ガイド面35の第2領域38の傾斜面によって基板側コネクタ12の上面28側に良好に案内される。
また、ガイド面35の第1領域37が基板側コネクタ12の外縁の外側近傍に配置されるので、コネクタ挿入空間36に挿入されたハーネス側コネクタ2とガイド面35の第1領域37との間の間隙が小さく、ガイド面35の第1領域37によってハーネス側コネクタ2を基板側コネクタ12の上面28に良好に案内することができる。
従って、ハーネス側コネクタ2を基板側コネクタ12に容易に且つ確実に接続することができる。
また、基板ケース13とは別体のガイド部材14にガイド面35を設けているので、大きさや形状が相違する複数種類のコネクタに対応した複数種類のガイド部材を準備することにより、基板ケース側ではなくガイド部材側で各種のコネクタに対応することができ、基板ケースの汎用性が高まる。例えば、基板側コネクタ12よりも外形寸法が小さい他の基板側コネクタを基板ケース13に収容した場合であっても、内壁部の肉厚が厚いガイド部材を装着することによって、ガイド部材のガイド面を上記他の基板側コネクタの外形に応じた位置に配置して、ハーネス側コネクタを上記他の基板側コネクタへ案内することができる。
次に、回路基板11等の検査を行ってから車両にECU1を搭載し、その後、車両に搭載されている電子機器等から延びるハーネス側コネクタ2を基板側コネクタ12に接続する場合について、図4(a)及び図4(b)に基づいて説明する。
図4(a)に示すように、回路基板11等の検査を行う場合には、検査機器(図示省略)に接続された検査用コネクタ39を基板側コネクタ12に接続する。検査用コネクタ39は、複数種類の回路基板や基板側コネクタを検査できるように、コネクタ部39aが取り替え自在となっており、コネクタ部39aを取り付ける基部39bがコネクタ部39aよりも大きく形成されている。検査用コネクタ39を基板側コネクタ12に接続する際には、基板ケース13からガイド部材14を取り外した非装着状態にして、基板ケース13の壁部21の内側空間27に検査用コネクタ39を挿入する。壁部21の内側空間27に挿入した検査用コネクタ39を基板側コネクタ12に接続して回路基板11等の検査を行った後、ECU1から検査用コネクタ39を取り外してECU1を車両に搭載する。なお、ECU1を車両に搭載してから、回路基板11等の検査を行ってもよい。
図4(b)に示すように、車両に搭載されたECU1の基板側コネクタ12にハーネス側コネクタ2を接続する場合には、基板ケース13にガイド部材14を装着して、ハーネス側コネクタ2を、ガイド部材14の上端側からケース開口22に向かってコネクタ挿入空間36に挿入し、基板側コネクタ12の上面28から基板側コネクタ12に接続する。ハーネス側コネクタ2を基板側コネクタ12に接続した後、ハーネス側コネクタ2側に設けられている樹脂製の防水カバー40を、ガイド部材14の外壁部31の外側面に密着させた状態で被せて、ハーネス側コネクタ2と基板側コネクタ12との接続部分を防水する。なお、回路基板11等の検査後に基板ケース13にガイド部材14を装着する際には、接着剤等によって基板ケース13にガイド部材14を接着してもよい。
このように、回路基板11等の検査を行う場合には、基板ケース13からガイド部材14を取り外した非装着状態にするので、検査用コネクタ39とガイド部材14のガイド面35との干渉を回避することができる。また、壁部21の内側空間27の外形寸法D2が検査用コネクタ39の基部39bよりも大きく設定されるので、検査用コネクタ39の基部39bと基板ケース13の壁部21との干渉が回避され、基板ケース13の壁部21の内側空間27に検査用コネクタ39の基部39bを挿入して、検査用コネクタ39のコネクタ部39aを基板側コネクタ12に接続することができる。
また、車両に搭載されたECU1の基板側コネクタ12にハーネス側コネクタ2を接続する際、基板ケース13の壁部21に遮られて作業者から基板側コネクタ12を目視することが難しく、若しくは目視できないことによって、基板側コネクタ12の位置を確認することができなくても、ガイド部材14のガイド面35によって、ハーネス側コネクタ2が基板側コネクタ12の上面28に良好に案内されるので、ハーネス側コネクタ2を基板側コネクタ12に容易に且つ確実に接続することができる。
また、基板ケース13の壁部21は、基板ケース13の上面部19から上方へ起立する矩形筒状であり、上面部19と一体形成されるので、ハーネス側コネクタ2を基板側コネクタ12に接続した後、ハーネス側コネクタ2側の防水カバー40を、ガイド部材14の外壁部31の外側面に密着させた状態で被せることによって、ハーネス側コネクタ2と基板側コネクタ12との接続部分の防水性が高まる。
次に、回路基板11及び基板側コネクタ12(以下、回路基板11等と称する)を基板ケース13に収容する際の作業について説明する。
回路基板11等を基板ケース13に収容する場合には、先ず、基板ケース13からガイド部材14を取り外した非装着状態にして、基板ケース13の基板挿入開口24を塞ぐ板状の蓋体25を外し、基板挿入開口24から回路基板11等を基板ケース13の内部空間20に挿入する。次に、基板ケース13の内部空間20側から基板側コネクタ12の上端をケース開口22に挿通させて、ケース開口22から上方へ突出させた状態で、基板ケース13に対して回路基板11をビス等(図示省略)によって固定する。最後に、基板ケース13の基板挿入開口24を蓋体25で塞いだ状態で、蓋体25を基板ケース13の側面部18aに複数のビス26によって固定する。
このように、ケース開口22が基板側コネクタ12の外形寸法D1よりも十分に大きいので、回路基板11等を基板ケース13に収容する際には、ケース開口22の縁などに基板側コネクタ12のピン16が干渉し難く、基板側コネクタ12の損傷を防止することができる。なお、ケース開口22が基板側コネクタ12の外形寸法D1よりも十分に大きくするために、基板ケース13の壁部21を基板側コネクタ12の外縁から十分に離間させても、ハーネス側コネクタ2を接続する際には、基板ケース13にガイド部材14を装着するので、ハーネス側コネクタ2は、ガイド部材14のガイド面35によって基板側コネクタ12の上面28側へ良好に案内される。
従って、本実施形態によれば、コネクタの接続作業を行なう際に、ケースの壁部の位置に起因した作業性の低下を防止することができる。
なお、本実施形態では、回路基板11等を基板ケース13に収容した状態で、基板側コネクタ12の上端を、ケース開口22から上方へ突出させて壁部21の内側空間27に配置したが、基板側コネクタ12の上端をケース開口22から上方へ突出させることなく、基板ケース13の内部空間20に配置した状態で、基板側コネクタ12の上面28をケース開口22から上方に向かって露出させてもよい。
また、本実施形態では、ガイド部材14のガイド面35が第1領域37と第2領域38とを有したが、これに限定されるものではなく、例えば、基板側コネクタ12の外縁の外側近傍に配置されるガイド面の下端から、上方へ向かってコネクタ挿入空間36を徐々に拡大するようにガイド面の上端まで延びるガイド面(傾斜面)であってもよい。或いは、ガイド部材14のガイド面は、基板側コネクタ12の外縁の外側近傍に配置されるガイド面の下端から、上方へ向かってコネクタ挿入空間36の外形寸法を変えることなくガイド面の上端まで延びるガイド面であってもよい。
また、本実施形態では、壁部21は、その内側面23がケース開口22の周縁から連続して上方へ延びる位置で起立することによってケース開口22の周囲に配置されたが、壁部21がケース開口22の周縁から離間した位置で起立することによってケース開口22の周囲に配置されてもよい。
また、上記実施形態では、基板ケース13の壁部21は、上面部19から起立する矩形筒状であるが、これに限定されるものではなく、例えば、ケース開口22を囲むようにケース開口22の周囲に断続的に配置される複数の壁部であってもよい。
以上、本発明について、上記実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明は上記実施形態の内容に限定されるものではなく、当然に本発明を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例および運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論である。
例えば、図5に示すコネクタ案内構造50が適用される車載用電子制御装置51では、基板ケース52の壁部53がケース開口54から離間した位置に配置されて上面部55から起立し、ガイド部材56が上下方向に延びる矩形筒状のベース57によって形成される。ガイド部材56が基板ケース52に装着された装着状態では、ベース57の外側面58が壁部53のケース開口54側の内側面59に当接し、ベース57の下面60が壁部53よりもケース開口54側に突出する上面部55の上面61に当接する。すなわち、ガイド部材56は、矩形筒状の壁部53に内側(ケース開口54側)から係合する。ガイド部材56のケース開口54側の側面がガイド面62として機能する。
1,51:車載用電子制御装置
2:ハーネス側コネクタ(第2のコネクタ)
10,50:コネクタの案内構造
12:基板側コネクタ(第1のコネクタ)
13,52:基板ケース(ケース)
14,56:ガイド部材
19,55:基板ケースの上面部(カバー面部)
21,53:壁部
22,54:ケース開口(開口)
28:基板側コネクタの上面(接続面)
29,57:ベース
35,62:ガイド面
36:コネクタ挿入空間

Claims (3)

  1. 開口が形成されるカバー面部と、前記開口の周囲に配置されて前記カバー面部から起立する壁部とを有し、第1のコネクタを収容するケースと、
    前記壁部に係合することによって前記ケースに装着されるガイド部材と、を備え、
    第2のコネクタが接続される前記第1のコネクタの接続面は、前記ケースに前記第1のコネクタを収容した状態で前記開口から露出し、
    前記ガイド部材は、前記壁部の外側面に当接する外壁部と、前記壁部の内側面に当接する内壁部と、前記外壁部及び前記内壁部の上端同士を連結する連結部とによって形成され、前記内壁部には、前記開口に向かって挿入される前記第2のコネクタを前記第1のコネクタの前記接続面へ案内するガイド面が一体的に設けられる
    ことを特徴とするコネクタの案内構造。
  2. 請求項1に記載のコネクタの案内構造であって、
    前記ガイド部材は、前記ケースに装着された状態で前記開口と連通するコネクタ挿入空間を前記ガイド面が区画する筒状に形成され、
    前記ガイド面は、前記コネクタ挿入空間を前記開口側に向かって徐々に狭める傾斜面を少なくとも前記開口から離れた先端側に有する
    ことを特徴とするコネクタの案内構造。
  3. 第1のコネクタを収容するケースのカバー面部に開口が形成され、前記開口の周囲に壁部が起立し、第2のコネクタが接続される前記第1のコネクタの接続面が前記開口から露出する前記ケースに対して装着可能なガイド部材であって、
    前記ケースの前記壁部の外側面に当接する外壁部と、前記壁部の内側面に当接する内壁部と、前記外壁部及び前記内壁部の上端同士を連結する連結部とを有し、前記壁部に係合することによって前記ケースに装着されるベースと、
    前記ベースの前記内壁部に一体的に設けられるガイド面と、を備え
    記ガイド面は、前記ベースが前記ケースに装着された状態で前記ケースの前記壁部よりも前記開口側に配置され、前記開口に向かって挿入される前記第2のコネクタを前記第1のコネクタの前記接続面へ案内する
    ことを特徴とするガイド部材。
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