JP5742759B2 - 車載用電子機器 - Google Patents
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Description
本明細書では、複雑な形状をしているケースの形状に関する要求精度を緩和する技術を開示する。例えば、鋳造技術で製造可能な程度の精度で足りる技術を開示する。
ケースには、ワイヤハーネス側コネクタを基板側コネクタに対して抜き挿しするのを許容する開口が形成されている。カバーにも、ワイヤハーネス側コネクタを基板側コネクタに対して抜き挿しするのを許容する開口が形成されている。カバーには、基板側コネクタに接続されたワイヤハーネス側コネクタに接触してワイヤハーネス側コネクタが移動することを禁止するワイヤハーネス側接触面が形成されている。あるいは、基板側コネクタに接触して基板側コネクタが移動することを禁止する基板側接触面が形成されている。
カバーに基板側接触面が形成されている場合、ワイヤハーネスに加わった外力がワイヤハーネス側コネクタを経由して基板側コネクタに伝播しても、その力はカバーを介してケースで受け止められる。ワイヤハーネスに加わった外力が基板側コネクタと基板間に作用することを抑制できる。
カバーにワイヤハーネス側接触面が形成されている場合、ワイヤハーネスに加わった外力がワイヤハーネス側コネクタに伝播しても、その力はカバーを介してケースで受け止められる。ワイヤハーネスに加わった外力が基板側コネクタに伝播することを抑制できる。
上記によると、ケース形状に関する要求精度が緩和され、ケースの製造コストの低減が可能となる。
この場合、カバーがワイヤハーネス側コネクタと基板側コネクタの相対的位置関係を一定に調整する手段として機能し、ワイヤハーネスに加わった外力がワイヤハーネス側コネクタを経由して基板側コネクタに伝播するのを抑制する手段として機能し、基板側コネクタに外力が伝播したとしても基板側コネクタと基板間に力が作用することを抑制する手段として機能する。
一方、カバーは樹脂成形品であることが好ましい。樹脂成形品は、高い形状精度を確保しやすい。ワイヤハーネス側コネクタ及び/又は基板側コネクタに接触してそれらが変位することを禁止することができる形状精度を確保しやすい。樹脂成形品は、電磁ノイズ対策と強度の面では不利であるが、その分は金属製ケースで補うことができる。
この場合、ケースとカバー間からケース内に水が浸入するを抑制でき、カバーとコネクタ間からケース内に水が浸入するのを抑制できる。
(特徴1)カバーは、ワイヤハーネス側コネクタに接触してワイヤハーネス側コネクタが基板に対して変位するのを防止する。
(特徴2)カバーは、ワイヤハーネス側コネクタに接触してワイヤハーネス側コネクタが基板に対して変位するのを防止する一方において、カバーと基板側コネクタが接触する面積が狭く、カバーから基板側コネクタに力が伝播しずらくしている。
(特徴3)カバーは、基板側コネクタを基準にして位置決めされ、ワイヤハーネス側コネクタを位置決めする。カバーによって、基板側コネクタとワイヤハーネス側コネクタの相対的位置関係が一定に調整される。
カバー60は、樹脂成形品であり、高い形状精度を備えている。ワイヤハーネス側コネクタ70,75に接触してワイヤハーネス側コネクタ70,75がカバー60に対して変位することを規制できるだけの形状精度を備えている。
基板側コネクタ40の上面から、複数本のピン42が上方に伸びている。ピン42は、ワイヤハーネス側コネクタ70に差し込まれて導通を確保するための接触用ピンである。基板側コネクタ40の上面には、複数本のピン42の周囲を一巡する壁41が形成されている。上面側ピン42の各々は、基板側コネクタ40の内部において、対応する下面側ピン43に導通している。上面側ピン42の各々は、基板30に形成されている配線パターンに導通している。
基板30には、第2の基板側コネクタ45も固定されている。基板に対する固定構造は基板側コネクタ40と同様であり、重複説明を省略する。また、上面側ピンと下面側ピンの関係も同様であり、重複説明を省略する。第2の基板側コネクタ45の上面側ピンには47の参照番号を付し、下面側ピンには48の参照番号を付し、上面側ピン47の周囲を一巡する壁には46の参照番号を付してある。
ただし、カバー60と上ケース50の固定位置は調整可能となっている。すなわち、リブ54とリブ55に対して、カバー60の位置を調整することが可能となっている。実際には、ねじ91,93を締めるに先立って、基板側コネクタ40にカバー60の接触面66bを密着させ、基板側コネクタ45にカバー60の接触面63bを密着させる。それによって、基板側コネクタ40,45に対してカバー60が位置決めされ、その位置でねじ91,93を締めてカバー60を上ケース50に固定する。上記のようにして、形状精度が粗いアルミダイキャスト製の上ケース59にカバー60を固定する際に、カバー60と基板側コネクタ40,45の位置関係が一定に調整された状態で固定されるようにしている。
なお、図示の62,68は金属製の筒であり、カバー60に一体成形されている。その内径はねじ91,93の径よりも大きく、リブ54とリブ55に対してカバー60の位置を調整することを可能としている。
ワイヤハーネス側コネクタ70をカバー60の開口65に挿入すると、次の事象が生じる。
(1)基板側コネクタ40の複数本の上面側ピン42がワイヤハーネス側コネクタ70の複数の受け入れ口74に挿入され、配線73と基板30に形成されている配線パターンが導通する。
(2)ワイヤハーネス側コネクタ70のブロック72の側面がカバー60の接触面66aに密着し、ワイヤハーネス側コネクタ70とカバー60の相対的位置関係が所望の関係に調整されて固定される。
(3)ワイヤハーネス側コネクタ70の外壁71がカバー60の壁66の外側に被さる。
前記(2)の位置調整機能によって、ワイヤハーネス側コネクタ70を開口65に挿入すると、ワイヤハーネス側コネクタ70と基板側コネクタ40に相対的位置関係が所望の位置関係に調整され、両者が無理なく接続される。
また前記(2)の位置固定機能によって、基板側コネクタ40に接続されたワイヤハーネス側コネクタ70がカバー60(ひいてはケース59)に対して固定され、ワイヤハーネス90に外力が加わっても、ワイヤハーネス側コネクタ70が基板側コネクタ40(ひいては基板30)に対して変位することが規制される。基板側コネクタ40と基板30の間に力が働くことを防止できる。基板側コネクタ40と基板30を固定するはんだ等が損傷することを防止する。
また前記(3)によって、ブロック72の側面とカバー60の接触面66aとの間の間隙に、雨水が直接にかかることを防止できる。ブロック72の側面には、ブロックの周囲を一巡するシールリング92が挿入されており、ブロック72の側面とカバー60の接触面66aとの間からケース59内に水が侵入することを防止する。外壁71がブロック72の側面とカバー60の接触面66aの間の間隙に雨水が直接的に吹付けることを防止する現象も得られることから、高い防水性能が得られる。
第2のワイヤハーネス側コネクタ75とカバー60の関係も同様であり、重複説明を省略する。
(1)基板側コネクタ40,45によってカバー60が位置決めされること。
(2)カバー60によってワイヤハーネス側コネクタ70,75が位置決めされること。
(3)位置決めされたワイヤハーネス側コネクタ70,75がその位置で固定され、変位しないこと。
(4)ケース59との間隙を防水すること
(5)ワイヤハーネス側コネクタ70,75との間隙を防水すること
(6)前記(5)の間隙に直接的に雨水がかぶらないようにすること
(7)ロック部材とかみ合うこと。
上記の機能に必要な形状をアルミダイキャストで製造する場合、複雑な切削加工等が必要となり、製造コストが上昇する。本実施例では、ケース59とカバー60に分離したことから、それぞれに適した部品を安価に製造することが可能となった。
上記実施例では、2個の基板側コネクタと2個のワイヤハーネス側コネクタが用意されている場合を説明したが、コネクタの個数には制約がない。1個でも3個以上でもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
22:リブ
30:基板
34:貫通孔
40,45:基板側コネクタ
41,46:一巡壁
42,47:上面側ピン
43,48:下面側ピン
50:上ケース
54,55:ボス
56:開口
59:ケース
60:カバー
63,66:一巡壁
64,65:開口
63a,63b,66a,66b:接触壁
69:抜けとめ
70,75:ワイヤハーネス側コネクタ
71,76:外壁
72,77:ブロック
73,78:配線
74,79:受け入れ部
80:ロック部材
90,95:ワイヤハーネス
Claims (4)
- ワイヤハーネス側コネクタが接続される車載用電子機器であり、
ワイヤハーネス側コネクタが接続される基板側コネクタと、
基板側コネクタが固定されている基板と、
基板を収容しているケースと、
ケースに固定されているカバーを備えており、
ケースには、ワイヤハーネス側コネクタを基板側コネクタに対して抜き挿しするのを許容する開口が形成されており、
カバーにも、ワイヤハーネス側コネクタを基板側コネクタに対して抜き挿しするのを許容する開口が形成されていると共に、基板側コネクタに接続されたワイヤハーネス側コネクタに接触してワイヤハーネス側コネクタの移動を禁止するワイヤハーネス側接触面と、基板側コネクタに接触して基板側コネクタの移動を禁止する基板側接触面の少なくとも一方が形成されていることを特徴とする車載用電子機器。 - カバーに、ワイヤハーネス側接触面と基板側接触面の双方が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車載用電子機器。
- ケースは鋳造品であり、カバーは樹脂成形品であることを特徴とする請求項1または2に記載の車載用電子機器。
- ケースとカバー間にシール材が配置されており、カバーとワイヤハーネス側コネクタの間にシール材が配置されることを特徴とする請求項1から3のいずれかの1項に記載の車載用電子機器。
Priority Applications (1)
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JP2012062095A JP5742759B2 (ja) | 2012-03-19 | 2012-03-19 | 車載用電子機器 |
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JP2012062095A JP5742759B2 (ja) | 2012-03-19 | 2012-03-19 | 車載用電子機器 |
Publications (2)
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ID=49395598
Family Applications (1)
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JP2012062095A Active JP5742759B2 (ja) | 2012-03-19 | 2012-03-19 | 車載用電子機器 |
Country Status (1)
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2012
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