JP2006331803A - 電子制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電子制御装置の小型化と信頼性とを両立させる。
【解決手段】 電子制御装置1は、電子部品9が両面に実装された回路基板3と、接続対象コネクタの端子と接続される複数のピン17が回路基板3に対し垂直になった状態で回路基板3の上方に配置されるコネクタ5と、回路基板3及びコネクタ5を収納するケース7とを備えている。そして、コネクタ5の各ピン17は、回路基板3にボンディングワイヤ23で接続され、また、コネクタ5の回路基板3側の面から伸びた柱19が、回路基板3の上側面に当接した状態でネジ21により固定されている。更に、ケース7は、回路基板3の下方に配置されて回路基板3を支えるベースケース7aと、コネクタ5に接続されるカバーケース7bとからなるが、カバーケース7bとコネクタ5との接続部39は接着剤で接着されていて、コネクタ5にかかる嵌合時の応力をカバーケース7bへ逃がすようになっている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、電子制御装置の構造に関するものである。
従来より、電子制御装置として、コネクタを回路基板の上方に該回路基板を覆うように配置した構成のものがある(例えば、特許文献1参照)。
また例えば、自動車用の電子制御装置のうち、特にエンジンを制御する装置は、自動車の重要制御を実施する装置であるため、高機能化により電子部品数及びコネクタのピン数が多大になると共に、部品接合部の長期信頼性及び高温動作保証が要求されるが、その上、一層の小型化が要求されている。エンジンを制御する電子制御装置は、一般に、エンジンルーム内といった限られたスペースに搭載されるからである。
一方、こうした電子制御装置において、回路基板に実装されたパワー系の電子部品をケース材に接触させることにより放熱効果を高める技術もある(例えば、特許文献2参照)。
特許第3367233号公報 特開平2004−6791号公報(図5)
ところで、本発明者は、電子制御装置の一層の小型化を実現するために、回路基板の上方にコネクタを配置するという特許文献1の構成に加えて、下記(1)及び(2)の構成を適用することを考えている。
(1)部品実装効率を向上させて回路基板の小型化を図るために、回路基板の両面に電子部品を実装する。
(2)コネクタのピン数が増えても電子制御装置の高背化を招かないように、コネクタを、その各ピンが回路基板に対して垂直になった状態で回路基板の上方に配置し、更に、コネクタを支えるために、そのコネクタの回路基板側の面(下側の面)から伸びた柱が回路基板に当接するよう構成する。
しかし、上記(1)の構成を採用した場合には、回路基板のコネクタ側とは反対側の面である下側面にも電子部品が実装されることとなるため、その回路基板の下側面とケース材との接触面積(即ち、回路基板を支える面積)が少なくなる。
そして更に、上記(2)の構成を採用した場合には、電子制御装置のコネクタへ接続対象コネクタを嵌合する際の応力が、コネクタの上記柱やピンを通じて回路基板へ伝わり、回路基板が撓んでしまう可能性がある。すると、回路基板自体だけでなく、その回路基板に実装された電子部品にも悪影響を及ぼす虞がある。特に、特許文献2のように、パワー系の電子部品をケース材に接触させて放熱させようとする場合、回路基板が撓むことにより、電子部品の足へ応力がかかって半田付け部の信頼性を低下させる可能性がある。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、電子制御装置の小型化と信頼性とを両立させることを目的としている。
上記目的を達成するためになされた請求項1の電子制御装置は、前述した(1)及び(2)の構成を有している。
即ち、回路基板の両面に電子部品が実装されており、また、接続対象コネクタの端子と接続されるピンを複数有したコネクタは、その各ピンが回路基板に対して垂直になった状態で回路基板の上方に配置されると共に、その各ピンが回路基板に電気的に接続されており、更に、そのコネクタの回路基板側の面から伸びた柱が回路基板に当接している。
そして、そのコネクタ及び回路基板がケースに収納されているが、特に、この電子制御装置には、コネクタにかかる応力をケースに逃がす応力分散機構が備えられている。
このため、請求項1の電子制御装置によれば、接続対象コネクタが嵌合される際にコネクタにかかる応力をケースに逃がして、その応力がコネクタの柱やピンを介して回路基板に伝わるのを緩和することができ、その結果、回路基板及び電子部品の信頼性を確保することができる。よって、上記(1)及び(2)の構成を採用することによる小型化と、信頼性とを両立させることができる。
次に、請求項2の電子制御装置では、請求項1の電子制御装置において、ケースは、回路基板の下方(即ち、回路基板のコネクタ側とは反対側)に配置されて該回路基板を支えるベースケースと、コネクタに接続されるカバーケースとからなり、応力分散機構は、コネクタにかかる応力をカバーケースに逃がす機構となっている。
この請求項2の電子制御装置によれば、応力分散機構の構成を簡単なものにすることができる。
そして、応力分散機構としては、例えばコネクタとカバーケースを接着剤で接着する、といった構造を採ることができる。
また、応力分散機構は、請求項3に記載のように、コネクタ及びカバーケースのうちの一方に設けられたツメと、コネクタ及びカバーケースのうちの他方に設けられて前記ツメが係合する溝部とからなると共に、コネクタに接続対象コネクタが嵌合する際にかかる応力を、前記ツメを通じてカバーケースへ逃がすように構成することもできる。
そして、この請求項3の構成によれば、ツメを溝部に係合させることで、コネクタとカバーケースとの接続がなされるため、接着剤を用いる上記構造に比べると、電子制御装置の組立て作業を容易なものにすることができる。
一方、請求項4の電子制御装置では、請求項1の電子制御装置において、ケースは、回路基板の下方(即ち、回路基板のコネクタ側とは反対側)に配置されて該回路基板を支えるベースケースと、コネクタに接続されるカバーケースとからなり、応力分散機構は、コネクタにかかる応力をベースケースに逃がす機構となっている。
この請求項4の電子制御装置によれば、コネクタにかかる応力をベースケースに逃がすことで、カバーケースの必要強度を緩和できるという利点がある。
次に、請求項5の電子制御装置では、請求項4の電子制御装置において、コネクタの前記柱の少なくとも1つは、その端部が回路基板の上側面(即ち、回路基板のコネクタ側の面)に当接する柱(以下、挟持用柱という)となっており、ベースケースにてコネクタの挟持用柱の真下に位置する部分には、回路基板の下側面(即ち、回路基板のコネクタ側とは反対側の面)に当接して前記挟持用柱との間で回路基板を挟む突出部が形成されている。そして、応力分散機構は、コネクタの前記挟持用柱とベースケースの前記突出部とからなっている。
この請求項5の電子制御装置によれば、コネクタにかかる嵌合時の応力(詳しくは、接続対象コネクタが嵌合される際にコネクタにかかる応力)を、ベースケースへ確実に逃がすことができる。そして特に、コネクタの柱の全てを前記挟持用柱にすれば、コネクタにかかる嵌合時の応力によって回路基板が撓むことを完全に防止でき、回路基板及び電子部品の信頼性を非常に高くすることができる。
次に、請求項6の電子制御装置では、請求項4又は請求項5の電子制御装置において、コネクタには、回路基板に当接する前記柱とは別の柱であって、そのコネクタの回路基板側の面から伸び、回路基板に設けられた穴を貫通してベースケースに接触する貫通柱が設けられている。そして、応力分散機構は、そのコネクタの貫通柱と、回路基板の前記穴とからなっている。つまり、コネクタにかかる嵌合時の応力は、回路基板の穴を貫通する貫通柱を介して、ベースケースへ伝達されることとなる。
この請求項6の電子制御装置によっても、コネクタにかかる嵌合時の応力を、ベースケースへ確実に逃がすことができ、回路基板及び電子部品の信頼性を確保することができる。
次に、請求項7の電子制御装置も、請求項1の電子制御装置と同様の回路基板、コネクタ、及びケースを備えている。そして更に、この電子制御装置には、コネクタにかかる応力が回路基板へ伝達することを緩和する応力緩和手段が備えられている。
この請求項7の電子制御装置によれば、接続対象コネクタが当該装置のコネクタに嵌合される際に、そのコネクタにかかる応力が回路基板に伝わるのを、応力緩和手段が緩和させるため、回路基板が撓むことが防止され、回路基板及び電子部品の信頼性を確保することができる。よって、上記(1)及び(2)の構成を採用することによる小型化と、信頼性とを両立させることができる。
なお、応力緩和手段としては、例えば請求項8に記載のように、コネクタの柱の端部と回路基板の上側面(即ち、回路基板のコネクタ側の面)との間に設けられた弾性部材とすることができる。
そして、この構成によれば、コネクタの柱と回路基板との間に挟まれた応力緩和手段としての弾性部材により、コネクタから回路基板へ伝達される応力を確実に吸収して、回路基板及び電子部品の信頼性を確保することができる。また、この場合、弾性部材としては、ゴムを用いることができる。
次に、請求項9の電子制御装置も、請求項1の電子制御装置と同様の回路基板、コネクタ、及びケースを備えている。そして更に、この電子制御装置において、コネクタは、複数の接続対象コネクタとそれぞれ嵌合する複数の嵌合ブロックに分割されている。
このような請求項9の電子制御装置によれば、コネクタにかかる嵌合時の応力を小さくすることができる。1つの大きな接続対象コネクタを1回で嵌合させるよりも、複数の小さい接続対象コネクタを複数回に分けて順次嵌合させる方が、嵌合1回当たりの応力が小さくなるからである。
従って、この請求項9の電子制御装置によっても、コネクタにかかる嵌合時の応力によって回路基板が撓むことが防止され、上記(1)及び(2)の構成を採用することによる小型化と、信頼性とを両立させることができる。
なお、コネクタを複数の嵌合ブロックに分割する場合の考え方としては、接続対象コネクタの嵌合によって回路基板に加わる力が、その回路基板及び電子部品の信頼性に影響しない程度の力以下となるように分割すれば良い。
次に、請求項10の電子制御装置では、請求項9の電子制御装置において、前記分割された嵌合ブロック同士の間では、回路基板とコネクタとの隙間が、嵌合ブロックの真下の隙間よりも大きくなっており、電子部品のうち、嵌合ブロックの真下に配置できない背の高い電子部品が、回路基板の上側面(即ち、回路基板のコネクタ側の面)にて、前記分割された嵌合ブロック同士の間の位置に配置されている。
このような請求項10の電子制御装置によれば、コネクタの嵌合ブロックを分割したことにより得られる隙間に背の高い電子部品を配置することで、逆に、嵌合ブロックの真下の隙間を小さくすることができ、延いては、電子制御装置全体の高さを低くする(低背化する)ことができる。
特に、自動車用の電子制御装置は、バッテリで動作しており、エンジン始動時の電圧低下や、オルタネータや点火プラグのノイズなどによる電源電圧変動が大きい。そして、そのような環境においても、マイコンによる演算を継続的に行ってエンジンなどの制御を確実に継続する必要があるため、回路基板における電源ラインには大容量のコンデンサ(具体的には、アルミ電解コンデンサ)やインダクタンス素子などの大型部品を設けることが必要となる。そして、この種の部品は、回路基板に占める面積をできるだけ少なくするために、背の高い部品が多い。そこで、請求項10の構成を採れば、そのような背の高い部品を、電子制御装置全体の背を高くすることなく実装することができる。
次に、請求項11の電子制御装置も、請求項1の電子制御装置と同様の回路基板、コネクタ、及びケースを備えている。そして更に、この電子制御装置において、コネクタのピンは、コネクタの柱を経由して回路基板の上側面(即ち、回路基板のコネクタ側の面)に押し当てられることで該回路基板に電気的に接続され、更に、そのピンが押し当てられる箇所の回路基板の下側面(即ち、回路基板のコネクタ側とは反対側の面)とケースとの間には、弾性部材が設けられている。
このような請求項11の電子制御装置によれば、回路基板とケースと間の弾性部材により、コネクタにかかる嵌合時の応力を吸収して、その応力が回路基板へ伝達するのを緩和することができると共に、コネクタのピンと回路基板上の電極との密着性を保つことができる。
よって、上記(1)及び(2)の構成を採用することによる小型化と、信頼性とを両立させることができると共に、コネクタのピンと回路基板との電気的接続をも確実に行うことができる。なお、この請求項11の電子制御装置においても、弾性部材としては、ゴムを用いることができる。
以下に、本発明が適用された実施形態の電子制御装置について説明する。尚、本実施形態の電子制御装置(以下、ECUという)は、自動車に搭載されて、例えば、その自動車のエンジンを制御するものである。
[第1実施形態]
まず図1は、第1実施形態のECU1の外観を表す斜視図であり、図2は、ECU1を図1における矢印Aの方向に切断した場合の断面図である。また、図3は、ECU1と接続対象コネクタとの接続状態を表す断面図である。
図1〜図3に示すように、ECU1は、回路基板3と、コネクタ5と、回路基板3及びコネクタ5を収納するケース7とから構成されている。
そして、回路基板3には、その両面に電子部品9が実装されている。尚、図面及び以下の説明において、電子部品9のうち、発熱量の大きいパワー系の電子部品を特に区別する場合には、そのパワー系電子部品の符号として「9p」を用いる。
また、コネクタ5は、図3に示すように、車両内に配設されたワイヤハーネス11の先端に設けられた接続対象コネクタ13(以下、ワイヤハーネス側コネクタという)と嵌合される。
そして、コネクタ5は、ワイヤハーネス側コネクタ13の端子(本実施形態ではメス端子)15と接続されるピン(本実施形態ではオス端子)17を複数有していると共に、その各ピン17が回路基板3に対して垂直になった状態で回路基板3の上方に配置されている。
更に、コネクタ5の回路基板3側の面からは、コネクタ5を回路基板3上に支持するための柱19が伸びており、その柱19の先端が回路基板3の上側面に当接している。そして、そのコネクタ5の柱19は、回路基板3の下側面から螺入されたネジ21によって回路基板3に固定されている。
また、後で詳しく説明するが、コネクタ5の各ピン17は、ボンディングワイヤ23によって回路基板3に電気的に接続されている。
また更に、コネクタ5の上面には垂直に、板状のこじり防止柱25がピン17よりも突出して設けられている。このこじり防止柱25は、図3に示すように、コネクタ5にワイヤハーネス側コネクタ13が嵌合した際に、そのワイヤハーネス側コネクタ13に設けられている凹部27に挿入されるものであり、ワイヤハーネス側コネクタ13をコネクタ5に対して真っ直ぐに導いて嵌合させるためのものである。よって、ワイヤハーネス側コネクタ13は、こじり防止柱25に対して真っ直ぐに挿入しなければ、コネクタ5とは嵌合しない。
一方、ケース7は、回路基板3の下方に配置されて該回路基板3を支えるベースケース7aと、コネクタ5に接続されるカバーケース7bとからなっている。
ベースケース7aは、熱伝導の良いアルミニウムなどの金属によって形成されており、回路基板3の下側面に実装されたパワー系の電子部品9pと接触するようになっている。このため、パワー系の電子部品9pで発生した熱は、ベースケース7aを介して効率良くECU1の外部へ放出されることとなる。
カバーケース7bは、樹脂によって形成されており、下側の開口部(即ち、コネクタ5が固定された回路基板3を内部に入れるための開口部)がベースケース7aにより塞がれることで、回路基板3及びコネクタ5を収納するようになっている。
そして、カバーケース7b側に設けられた基板押さえ用ゴム29と、ベースケース7a側に設けられた基板押さえ用ゴム31とにより、回路基板3における外周付近の部分が上下から挟まれて、回路基板3がケース7内で保持されるようになっている。尚、一方の基板押さえ用ゴムを、ゴムではなくケースの一部としても良い。また、カバーケース7bとベースケース7aとの接合部には、防水用のシールゴム33が設けられている。
更に、カバーケース7bの上側の一部は、コネクタ5の上面(即ち、ピン17及びこじり防止柱25が突出する面)が露出するように開口しており、その開口の周りには、ワイヤハーネス側コネクタ13と嵌合する略四角筒状のハウジング部35が形成されている。そして、そのハウジング部35の外周面の所定位置には、ワイヤハーネス側コネクタ13との嵌合状態を確保するためのロック用ツメ37が形成されている。つまり、カバーケース7bは、コネクタ5のハウジングとしても機能するようになっている。
また、図2に示すように、カバーケース7bにおいて、上記上側の開口の外周壁面(即ち、回路基板3に対して垂直な壁面)と、その開口周囲の下面(即ち、回路基板3と水平な面)の一部とが、コネクタ5との接続部39になっている。
そして、本第1実施形態のECU1においては、その接続部39に接着剤が塗布されている。つまり、コネクタ5は、カバーケース7bとの接続部39において、そのカバーケース7bに接着剤で固定されている。尚、コネクタ5とカバーケース7bとの接続部39の位置及び形状は、ボンディングワイヤ23がカバーケース7bに接触しないように決定されている。
一方更に、本第1実施形態のECU1において、コネクタ5は、ワイヤハーネス側コネクタ13と嵌合する嵌合ブロックとして、図1、図4及び図5に示すように、複数(本実施形態では2つ)の嵌合ブロックJ1,J2を有している。つまり、コネクタ5は、嵌合ブロックを2つの嵌合ブロックJ1,J2に分割した構成となっており、これにより、コネクタ5にかかる1回当りの嵌合応力が小さくなるようにしている。
尚、図4は、回路基板3及びコネクタ5を図1における矢印Bの方向から表した図であり、図5は、回路基板3及びコネクタ5を図4の真上方向から表した図である。また、本実施形態において、コネクタ5の柱19は、図4から分かるように、大きい方の嵌合ブロックJ2の四隅と、小さい方の嵌合ブロックJ1のコネクタ外側の2隅との、合計6カ所に設けられている。
次に、コネクタ5のピン17、及びピン17と回路基板3との電気的接続について説明する。
まず、図6(a)〜(c)に示すように、コネクタ5のピン17としては、通電電流の大きいパワー系のピン17(以下、このピンを特に区別する場合には、符号として「17p」を用いる)と、通電電流が小さい信号系のピン17(以下、このピンを特に区別する場合には、符号として「17s」を用いる)とがある。つまり、パワー系のピン17pは、ECU1内へ電力を供給するためのピンや、ECU1外部の電気負荷へ電力を供給するためのピンなどであり、信号系のピン17sは、そのようなパワー系のピン17p以外のピンである。このため、パワー系のピン17pは、信号系のピン17sよりも太くなっている。
そして、各ピン17は、コネクタ5の上面及び回路基板3に対して垂直な部分と、その垂直な部分の根本から所定の曲率で直角方向に曲がることで回路基板3に対して水平な部分とからなり、その水平な部分の先端付近が、回路基板3上の電極41とボンディングワイヤ23によって接続される電極接続部43になっている。
尚、図6(c)に示すように、パワー系のピン17pの電極接続部43は、複数本(本実施形態では2本)のボンディングワイヤ23によって回路基板3上の電極41に接続されるようになっているため、その先端が2本に分かれた形状をしているが、そのパワー系のピン17pの電極接続部43は、図6(d)に示すように、2本に分かれることなく1本のままの形状でも良い。
また、図4〜図6に示すように、コネクタ5にて、回路基板3に対して水平に延出すると共に、ピン17の電極接続部43が露出する裾部分45は、階段状であって、上段45aと下段45bとの2段に形成されている。
更に、図5及び図6に示すように、ピン17は、コネクタ5の上面において、こじり防止柱25から裾部分45への方向に4列に並べられている。
そして、その4列のうち、こじり防止柱25に近い2列のピン17の電極接続部43が裾部分45における下段45bの方に露出し、裾部分45に近い2列のピン17の電極接続部43が裾部分45における上段45aの方に露出するようになっている(図7参照)。
また、図5及び図6に示すように、回路基板3上の電極41も、回路基板3の外周付近に配設された外側電極41aと、その外側電極41aよりも内側に配設された内側電極41bとからなる。
そして、コネクタ5の裾部分45における下段45bに露出するピン17の電極接続部43が、回路基板3上の内側電極41bにボンディングワイヤ23で接続され、上記裾部分45における上段45aに露出するピン17の電極接続部43が、回路基板3上の外側電極41aにボンディングワイヤ23で接続されるようになっている。
また更に、図5に示すように、コネクタ5の裾部分45の下段45bに露出するピン17の電極接続部43及び回路基板3の内側電極41bと、上記裾部分45の上段45aに露出するピン17の電極接続部43及び回路基板3の外側電極41aは、上記下段45bに露出するピン17の電極接続部43と上記内側電極41bとを結ぶ直線と、上記上段45aに露出するピン17の電極接続部43と上記外側電極41aとを結ぶ直線とが、交互の千鳥配置となるように設けられており、これにより、隣接するボンディングワイヤ23同士が干渉し難くなるようにしている。
尚、上記の千鳥配置を実現するには、図7に示すように、ピン17の4つの列のそれぞれを、ピン間隔の1/4ずつ、ずらすようにすれば良い。また、コネクタ5の上面における角に配置されるピン17は、他のピン17より若干内側に設けることで、嵌合ブロックを小さくすることができる。
また、本実施形態では、前述したように、パワー系のピン17pは、信号系のピン17sに比べて太くなっているため、図5に示すように、一辺に寄せて配置することにより、ピン配置を容易にすると共に、パワー系のピン17pから信号系のピン17sへのノイズの影響を低減できるようにしている。
そして更に、本実施形態のECU1において、コネクタ5の嵌合ブロックJ1,J2の真下においては、図4及び図6のように、ピン17が配置されることから、回路基板3とコネクタ5との距離(隙間)Haが短い。これに対して、コネクタ5の嵌合ブロックJ1,J2同士の間の部分に関しては、ピン17が配置されないため、回路基板3とコネクタ5との距離Hbを、上記距離Haよりも大きくとることができる。
そこで、本実施形態のECU1では、図4に示すように、回路基板3の上側面にて、コネクタ5の嵌合ブロックJ1,J2同士の間の位置に、アルミ電解コンデンサといった大型で背の高い部品9hを積極的に配置するようにしている。つまり、電子部品9のうち、嵌合ブロックJ1,J2の真下に配置できない背の高い電子部品9hを、嵌合ブロックJ1,J2同士の間の位置に配置するようにしている。そして、これにより、コネクタ5の嵌合ブロックJ1,J2の真下の距離Haをより短くすることができ、延いては、ECU1全体の高さを低くすることができる。
また更に、本実施形態のコネクタ5において、その上面から突出する各ピン17の高さは、図4及び図6(a)における斜めの点線で示すように、コネクタ5の角とこじり防止柱25の先端とを結んだ直線以下になっている(つまり、その直線と同じか、その直線よりも低くなっている)。
このため、本ECU1の製造時等において、コネクタ5を単体で扱う際に、そのコネクタ5を作業台等にうつ伏せ(つまり、上面が下になる状態)に置いたり、コネクタ5を板状の物体に当ててしまった場合でも、ピン17が作業台や板状物体に触れて曲がったりすることを防止することができる。つまり、そのような場合でも、ピン17に不要な応力がかかることがない。
以上のような第1実施形態のECU1では、コネクタ5とカバーケース7bとの接続部39を接着剤で接着することにより、コネクタ5にかかる応力をカバーケース7bへ逃がす応力分散機構を実現している。
このため、本第1実施形態のECU1によれば、ワイヤハーネス側コネクタ13が嵌合される際にコネクタ5にかかる応力をカバーケース7bに逃がして、その応力がコネクタ5の柱19やピン17を介して回路基板3に伝わるのを緩和することができ、その結果、回路基板3及び電子部品9(特に、回路基板3とベースケース7aとに挟まれた電子部品9pの半田付け部)の信頼性を確保することができる。
よって、回路基板3の両面に電子部品9を実装すると共に、コネクタ5を、各ピン17が回路基板3に対して垂直になった状態で回路基板3の上方に配置する、という構成を採用していることにより小型化を実現できるだけでなく、信頼性をも確保することができる。また、カバーケース7bは樹脂で形成されているため、加工し易い上に、コネクタ5との接着性も良い。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態のECUについて説明する。
第2実施形態のECUは、第1実施形態のECU1と比較すると、コネクタ5とカバーケース7bとの接続部39において、コネクタ5とカバーケース7bを接着剤で固定する代わりに、図8に示すように、コネクタ5とカバーケース7bとをツメで固定するようにしている。
つまり、第2実施形態のECUでは、コネクタ5に設けられたツメ47が、カバーケース7bに設けられた溝部49に係合することにより、コネクタ5とカバーケース7bとが固定されるようになっている。そして、コネクタ5にワイヤハーネス側コネクタ13が嵌合する際にかかる応力(図8にて下向き矢印の方向の力)が、ツメ47を通じてカバーケース7bへ逃がされるようになっている。
このような第2実施形態のECUによれば、第1実施形態のECU1と同様の効果が得られる上に、ツメ47を溝部49に係合させることで、コネクタ5とカバーケース7bとの接続がなされるため、接着剤を用いる第1実施形態に比べると、ECUの組立て作業を容易なものにすることができる。
尚、本第2実施形態では、ツメ47と溝部49が応力分散機構に相当している。また、ツメをカバーケース7b側に設け、溝部をコネクタ5側に設けるようにしても良い。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態のECUについて図9を用い説明する。尚、第3実施形態のECUも外観は第1実施形態のECU1と同じであり、図9(a)は、本第3実施形態のECU51の、図2と同様の断面図である。また、図9(b)と図9(c)は、第1実施形態と相違している部分を表す斜視図である。
第3実施形態のECU51は、第1実施形態のECU1と比較すると、下記の3点が異なっている。
まず第1の相違点として、コネクタ5とカバーケース7bとの接続部39が接着剤で接着されていない。つまり、コネクタ5とカバーケース7bは、接続部39で接触しているだけである。
次に第2の相違点として、図9(a),(b)に示すように、コネクタ5の柱19は、回路基板3にネジ21で固定されるのではなく、その柱19に形成された係止片53が回路基板3に形成された係止孔55に係合することで、回路基板3に固定されるようになっている。具体的に説明すると、柱19の係止片53は、柱19の先端を回路基板3の係止孔55に挿通する際に柱19からの広がり幅が小さくなり、係止孔55を通過して回路基板3の下側面に出ると、柱19からの広がり幅が元に戻って、柱19が係止孔55から抜けなくなる、といった所謂スナップ式のツメである。このため、第1実施形態と比較すると、回路基板3への柱19の固定作業が容易となっている。
そして、第3の相違点として、図9(a),(c)に示すように、コネクタ5には、回路基板3に固定される柱19とは別の柱であって、当該コネクタ5の回路基板3側の面から伸び、回路基板3に設けられた穴59を貫通してベースケース7aに接触する貫通柱57が設けられている。尚、貫通柱57及び穴59は、各嵌合ブロックJ1,J2毎に設けられると共に、例えば、各嵌合ブロックJ1,J2の中心位置の真下、或いは、各こじり防止柱25の中心位置の真下に、それぞれ設けられている。
以上のような第3実施形態のECU51においては、ワイヤハーネス側コネクタ13を嵌合する際にコネクタ5にかかる応力が、回路基板3の穴59を貫通する貫通柱57を介して、ベースケース7aへと伝達されることとなる。つまり、コネクタ5の貫通柱57と回路基板3の穴59とにより、コネクタ5にかかる応力をベースケース7aに逃がす応力分散機構を構成している。
そして、このような第3実施形態のECU51によっても、コネクタ5にかかる嵌合時の応力がコネクタ5の柱19やピン17を介して回路基板3に伝わるのを緩和することができ、その結果、回路基板3及び電子部品9の信頼性を確保することができる。また、コネクタ5にかかる応力をベースケース7aに逃がすことで、カバーケース7bの必要強度を緩和できるという利点もある。
[第4実施形態]
次に、第4実施形態のECUについて説明する。
第4実施形態のECUは、第1実施形態のECU1と比較すると、下記の2点が異なっている。
まず第1の相違点として、コネクタ5とカバーケース7bとの接続部39が接着剤で接着されていない。つまり、コネクタ5とカバーケース7bは、接続部39で接触しているだけである。
次に第2の相違点として、図10に示すように、ベースケース7aにてコネクタ5の各柱19の真下に位置する部分には、回路基板3の下側面に当接して上記柱19との間で回路基板3を挟む突出部61が形成されている。尚、突出部61の先端中央にはネジ21を収納する凹みが設けられている。
このような第4実施形態のECUにおいては、ワイヤハーネス側コネクタ13を嵌合する際にコネクタ5にかかる応力が、回路基板3に殆ど伝わることなく、上記柱19及び突出部61を介してベースケース7aへと伝達されることとなる。つまり、コネクタ5の柱19とベースケース7aの突出部61とにより、コネクタ5にかかる応力をベースケース7aに逃がす応力分散機構を構成している。
そして、本第4実施形態のECUによっても、第3実施形態のECU51と同様の効果を得ることができる。
尚、ベースケース7a側の突出部61は、必ずしもコネクタ5の柱19の全てに対して設ける必要はないが、全ての柱19に対して設ける方が好ましい。
また、本第4実施形態のECUにおいても、第3実施形態のECU51と同様に、コネクタ5側の貫通柱57と回路基板3側の穴59とを設けるようにしても良い。逆に言えば、第3実施形態のECU51に対して、更に図10の構成を適用しても良い。
[第5実施形態]
次に、第5実施形態のECUについて図11を用い説明する。尚、第5実施形態のECUも外観は第1実施形態のECU1と同じであり、図11は、本第5実施形態のECU63の、図2と同様の断面図である。
第5実施形態のECU63は、第1実施形態のECU1と比較すると、下記の2点が異なっている。
まず第1の相違点として、コネクタ5とカバーケース7bとの接続部39が接着剤で接着されていない。つまり、コネクタ5とカバーケース7bは、接続部39で接触しているだけである。
そして第2の相違点として、図11に示すように、コネクタ5の柱19の端部と回路基板3の上側面との間に、応力緩和手段としてのゴム(弾性部材)65が設けられている。
このような第5実施形態のECU63によれば、ワイヤハーネス側コネクタ13がコネクタ5に嵌合される際に、そのコネクタ5の柱19から回路基板3にかかる応力をゴム65が吸収して、その応力が回路基板3に伝わるのを緩和させるため、回路基板3が撓むことが防止され、回路基板3及び電子部品9の信頼性を確保することができる。よって、第1〜第4実施形態の各ECUと同様に、小型化と信頼性とを両立させることができる。
[第6実施形態]
次に、第6実施形態のECUについて図12及び図13を用い説明する。尚、第6実施形態のECUの外観は第1実施形態のECU1とほぼ同じである。そして、図12は、本第6実施形態のECU67の、図2と同様の断面図であり、図13は、回路基板3及びコネクタ5をケース7に収納した状態を、図4と同様の横方向から表した図である。
第6実施形態のECU67は、第1実施形態のECU1と比較すると、下記の3点が異なっている。
まず、第1の相違点として、コネクタ5とカバーケース7bとの接続部39が接着剤で接着されていない。つまり、コネクタ5とカバーケース7bは、接続部39で接触しているだけである。
次に、第2の相違点として、図12及び図13に示すように、コネクタ5の各ピン17は、コネクタ5の上面から突出する方とは反対側がコネクタ5の柱19まで延び、そのピン17の先端が柱19の端面に露出している。そして、そのピン17の先端と、回路基板3の上側面に形成された電極41とが圧接されることで、ピン17と回路基板3との電気的接続が実現されるようになっている。よって、ボンディングワイヤ23は存在しない。そして更に、ピン17が押し当てられる箇所の回路基板3の下側面とベースケース7aとの間には、弾性部材であるゴム69が設けられている。
次に、上記第2の相違点に起因する第3の相違点として、本第6実施形態のECU67では、コネクタ5にて、回路基板3に対し水平に延出する裾部分45が、2段ではなく平坦になっており、その平坦な裾部分45全体が、カバーケース7bとの接続部39の一部であって、カバーケース7bの上側開口周囲の下面と接触する部分になっている。
そして、そのコネクタ5の裾部分45がカバーケース7bの上側開口周囲の下面によって回路基板3側へ押さえつけられるようになっており、その押しつけ力が、コネクタ5のピン17と回路基板3の電極41とを圧接させる力となっている。また、このため、本第6実施形態のECU67には、基板押さえ用ゴム29,31が設けられていない。
以上のような第6実施形態のECU67によれば、回路基板3とベースケース7aと間のゴム69により、コネクタ5にかかる嵌合時の応力を吸収して、その応力が回路基板3へ伝達するのを緩和することができると共に、コネクタ5のピン17と回路基板3上の電極41との密着性を強く保つことができる。
よって、第1〜第5実施形態の各ECUと同様に小型化と信頼性とを両立させることができる上に、コネクタ5のピン17と回路基板3との電気的接続をも簡単且つ確実に行うことができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
例えば、第3〜6実施形態の各ECUにおいても、第1実施形態と同様に、コネクタ5とカバーケース7bとの接続部39を接着剤で接着するようにしても良い。
また、第1〜5実施形態の各ECUにおいて、コネクタ5のピン17は、回路基板3とフレキシブルケーブルにより電気的に接続するようにしても良い。
一方、コネクタ5の柱19は回路基板3と接着剤で固定するようにしても良い。
第1実施形態のECUの外観を表す斜視図である。 第1実施形態のECUを図1における矢印Aの方向に切断した場合の断面図である。 第1実施形態のECUと接続対象コネクタとの接続状態を表す断面図である。 第1実施形態の回路基板及びコネクタを、図1における矢印Bの方向から表した図である。 第1実施形態の回路基板及びコネクタを、図4の真上方向から表した図である。 第1実施形態のコネクタのピンと回路基板との電気的接続を説明する説明図である。 コネクタにおけるピンの配置を説明する説明図である。 第2実施形態のECUを説明する説明図である。 第3実施形態のECUを説明する説明図である。 第4実施形態のECUを説明する説明図である。 第5実施形態のECUの断面図である。 第6実施形態のECUの断面図である。 第6実施形態の回路基板及びコネクタをケースに収納した状態を、横方向から表した図である。
符号の説明
1,51,63,67…ECU(電子制御装置)、3…回路基板、5…コネクタ、7…ケース、7a…ベースケース、7b…カバーケース、9…電子部品、11…ワイヤハーネス、13…ワイヤハーネス側コネクタ(接続対象コネクタ)、15…ワイヤハーネス側コネクタの端子、17…ピン、19…柱、21…ネジ、23…ボンディングワイヤ、25…こじり防止柱、27…凹部、29,31…基板押さえ用ゴム、33…シールゴム、35…ハウジング部、37…ロック用ツメ、39…接続部、41…電極、43…電極接続部、45…裾部分、47…ツメ、49…溝部、53…係止片、55…係止孔、57…貫通柱、59…穴、61…突出部、65,69…ゴム、J1,J2…嵌合ブロック

Claims (11)

  1. 両面に電子部品が実装された回路基板と、
    接続対象コネクタの端子と接続されるピンを複数有し、その各ピンが前記回路基板に対して垂直になった状態で前記回路基板の上方に配置されると共に、前記各ピンが前記回路基板に電気的に接続され、更に、前記回路基板側の面から伸びた柱が前記回路基板に当接するコネクタと、
    前記回路基板及び前記コネクタを収納するケースと、
    を備えた電子制御装置において、
    前記コネクタにかかる応力を前記ケースに逃がす応力分散機構を備えていること、
    を特徴とする電子制御装置。
  2. 請求項1に記載の電子制御装置において、
    前記ケースは、前記回路基板の下方に配置されて該回路基板を支えるベースケースと、前記コネクタに接続されるカバーケースとからなり、
    前記応力分散機構は、前記コネクタにかかる応力を前記カバーケースに逃がす機構であること、
    を特徴とする電子制御装置。
  3. 請求項2に記載の電子制御装置において、
    前記応力分散機構は、前記コネクタ及び前記カバーケースのうちの一方に設けられたツメと、前記コネクタ及び前記カバーケースのうちの他方に設けられて前記ツメが係合する溝部とからなると共に、前記コネクタに前記接続対象コネクタが嵌合する際にかかる応力を、前記ツメを通じて前記カバーケースへ逃がすように構成されていること、
    を特徴とする電子制御装置。
  4. 請求項1に記載の電子制御装置において、
    前記ケースは、前記回路基板の下方に配置されて該回路基板を支えるベースケースと、前記コネクタに接続されるカバーケースとからなり、
    前記応力分散機構は、前記コネクタにかかる応力を前記ベースケースに逃がす機構であること、
    を特徴とする電子制御装置。
  5. 請求項4に記載の電子制御装置において、
    前記コネクタの前記柱の少なくとも1つは、その端部が前記回路基板の上側面に当接する柱(以下、挟持用柱という)となっており、
    前記ベースケースにて前記コネクタの前記挟持用柱の真下に位置する部分には、前記回路基板の下側面に当接して前記挟持用柱との間で前記回路基板を挟む突出部が形成されており、
    前記応力分散機構は、前記挟持用柱と前記突出部とからなること、
    を特徴とする電子制御装置。
  6. 請求項4又は請求項5に記載の電子制御装置において、
    前記応力分散機構は、前記コネクタの前記柱とは別の柱であって、前記コネクタの前記回路基板側の面から伸び、前記回路基板に設けられた穴を貫通して前記ベースケースに接触する貫通柱と、前記穴とからなること、
    を特徴とする電子制御装置。
  7. 両面に電子部品が実装された回路基板と、
    接続対象コネクタの端子と接続されるピンを複数有し、その各ピンが前記回路基板に対して垂直になった状態で前記回路基板の上方に配置されると共に、前記各ピンが前記回路基板に電気的に接続され、更に、前記回路基板側の面から伸びた柱が前記回路基板に当接するコネクタと、
    前記回路基板及び前記コネクタを収納するケースと、
    を備えた電子制御装置において、
    前記コネクタにかかる応力が前記回路基板へ伝達することを緩和する応力緩和手段を備えていること、
    を特徴とする電子制御装置。
  8. 請求項7に記載の電子制御装置において、
    前記応力緩和手段は、前記コネクタの前記柱の端部と前記回路基板の上側面との間に設けられた弾性部材からなること、
    を特徴とする電子制御装置。
  9. 両面に電子部品が実装された回路基板と、
    接続対象コネクタの端子と接続されるピンを複数有し、その各ピンが前記回路基板に対して垂直になった状態で前記回路基板の上方に配置されると共に、前記各ピンが前記回路基板に電気的に接続され、更に、前記回路基板側の面から伸びた柱が前記回路基板に当接するコネクタと、
    前記回路基板及び前記コネクタを収納するケースと、
    を備えた電子制御装置において、
    前記コネクタは、複数の接続対象コネクタとそれぞれ嵌合する複数の嵌合ブロックに分割されていること、
    を特徴とする電子制御装置。
  10. 請求項9に記載の電子制御装置において、
    前記分割された嵌合ブロック同士の間では、前記回路基板と前記コネクタとの隙間が、前記嵌合ブロックの真下の隙間よりも大きくなっており、
    前記電子部品のうち、前記嵌合ブロックの真下に配置できない背の高い電子部品が、前記回路基板の上側面にて、前記分割された嵌合ブロック同士の間の位置に配置されていること、
    を特徴とする電子制御装置。
  11. 両面に電子部品が実装された回路基板と、
    接続対象コネクタの端子と接続されるピンを複数有し、その各ピンが前記回路基板に対して垂直になった状態で前記回路基板の上方に配置されると共に、前記各ピンが前記回路基板に電気的に接続され、更に、前記回路基板側の面から伸びた柱が前記回路基板に当接するコネクタと、
    前記回路基板及び前記コネクタを収納するケースと、
    を備えた電子制御装置において、
    前記コネクタの前記ピンは、前記柱を経由して前記回路基板の上側面に押し当てられることで該回路基板に電気的に接続され、
    前記ピンが押し当てられる箇所の前記回路基板の下側面と前記ケースとの間には、弾性部材が設けられていること、
    を特徴とする電子制御装置。
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