JP6456359B2 - 毛髪処理剤用添加剤及びこれを含む毛髪処理剤組成物 - Google Patents
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Description
すなわち本発明は、下記一般式(1)で表されるカチオン性界面活性剤(A)、下記一般式(2)で表される第3級アミン(B)及び融点が−120℃〜40℃である水酸基含有化合物(C)を含有する毛髪処理剤用添加剤:該毛髪処理剤用添加剤と、水、一般式(1)で表されるカチオン性界面活性剤(A)以外のカチオン性界面活性剤、一般式(2)で表される第3級アミン(B)以外の第3級アミン、融点が−120℃〜40℃である水酸基含有化合物(C)以外の水酸基含有化合物、炭化水素油、エステル油、シリコーン及び防腐剤からなる群より選ばれる少なくとも1種とを含有してなる毛髪処理剤組成物である。
本発明の毛髪処理剤用添加剤が、一般式(1)で表されるカチオン性界面活性剤(A)、一般式(2)で表される第3級アミン(B)又は水酸基含有化合物(C)を含有しない場合、すすぎ時から乾燥後までの滑らかさと仕上がりのまとまりが悪化する。また、水酸基含有化合物(C)の融点が−120℃未満の場合は、水酸基含有化合物(C)が揮発しやすいため毛髪処理剤用添加剤の取り扱いが困難であり、40℃より高い場合には毛髪処理剤用添加剤の融点が高くなるので、毛髪処理剤を製造する際に高温にするか毛髪処理剤用添加剤中のカチオン性界面活性剤(A)の濃度を低くする必要がある。毛髪処理剤を製造する際に高温にするには製造時間がかかるとともに、臭気や色等の品質が悪化する。また毛髪処理剤用添加剤中のカチオン性界面活性剤(A)の濃度を低くすると、毛髪処理剤を製造する際の他の成分の配合量が制限される。
これらのうち好ましいのは、炭素数16〜26の炭化水素基並びに炭素数16〜26の炭化水素基の水素原子及び/又はメチレン基が置換された1価の有機基であり、さらに好ましいのは、炭素数18〜24の炭化水素基並びに炭素数18〜24の炭化水素基の水素原子及び/又はメチレン基が置換された1価の有機基である。
炭素数が16以上であれば充分に乾燥後の毛髪の滑らかさに優れ、30以下であれば、しっとりするものの重くなりすぎない。
炭素数16〜30の脂肪族炭化水素基としては、炭素数16〜30の直鎖又は分岐のアルキル基及び炭素数16〜30の直鎖又は分岐のアルケニル基等が挙げられる。
炭素数16〜30の直鎖アルキル基としては、n−ヘキサデシル基、n−ヘプタデシル基、n−オクタデシル基、n−ノナデシル基、n−エイコシル基、n−ヘンエイコシル基、n−ドコシル基、n−トリコシル基、n−テトラコシル基、n−ヘキサコシル基、n−オクタコシル基及びn−トリアコンチル基等が挙げられる。
炭素数16〜30の分岐アルキル基の分岐の位置はいずれの位置でもよく、分岐の数に特に制限はない。
炭素数16〜30の分岐アルキル基としては、イソヘキサデシル基、イソヘプタデシル基、イソオクタデシル基、イソノナデシル基、イソエイコシル基、イソドコシル基、イソヘキサコシル基、2−n−デシル−n−ドデシル基、及び、炭素数3又は4のオレフィン(プロピレン及びブテン等)のオリゴマー由来の合成アルコールから水酸基を除いた残基等が挙げられる。
炭素数16〜30の直鎖アルケニル基としては、n−ヘキサデセニル基、n−オクタデセニル基、n−エイコセニル基、n−ドコセニル基、n−テトラコセニル基及びn−トリアコンチル基等が挙げられる。
炭素数16〜30の分岐アルケニル基としては、イソヘキサデセニル基、イソオクタデセニル基、イソエイコセニル基、イソドコセニル基及びイソトリアコンチル基等が挙げられる。
1価の有機基において、水素及びメチレン基の置換の合計数(水酸基、エーテル基、アミド基及びエステル基の合計数)は、カチオン性界面活性剤(A)が毛髪に適度に吸着するという観点から、1〜10個であることが好ましく、さらに好ましくは1〜5個であり、特に好ましくは1〜2個であり、最も好ましくは1個である。
置換基としては、乾燥後の毛髪の滑らかさの観点から、エーテル基及びアミド基が好ましく、さらに好ましくはアミド基である。
また、2種以上の置換基を有する場合の置換基の組み合わせは、いずれの組み合わせでもよい。
1価の有機基としては、例えば一般式(5)〜(9)で表されるものが挙げられる。
炭素数1〜23の直鎖アルキル基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、n−ブチル基、n−ヘキシル基、n−オクチル基、n−デシル基、n−ウンデシル基、n−ドデシル基、n−トリデシル基、n−テトラデシル基、n−ペンタデシル基、n−ヘキサデシル基、n−ヘプタデシル基、n−オクタデシル基、n−ノナデシル基、n−エイコシル基、n−ヘンエイコシル基、n−ドコシル基、n−トリコシル基、n−テトラコシル基、n−ヘキサコシル基及びn−オクタコシル基等が挙げられる。
炭素数3〜23の分岐アルキル基としては、イソプロピル基、t−ブチル基、2−エチルヘキシル基、イソデシル基、イソウンデシル基、イソドデシル基、イソトリデシル基、イソテトラデシル基、イソペンタデシル基、イソヘキサデシル基、イソヘプタデシル基、イソオクタデシル基、イソノナデシル基、イソエイコシル基、イソドコシル基、イソヘキサコシル基、2−n−デシル−n−ドデシル基及び炭素数3又は4のオレフィン(プロピレン及びブテン等)のオリゴマー由来の合成アルコールから水酸基を除いた残基等が挙げられる。
炭素数2〜29の直鎖アルケニル基としては、ビニル基、アリル基、n−ヘキセニル基、n−ドデセニル基、n−ヘキサデセニル基、n−オクタデセニル基、n−エイコセニル基、n−ドコセニル基、n−テトラコセニル基及びn−オクタコセニル基等が挙げられる。
炭素数3〜29の分岐アルケニル基としては、イソプロペニル基、イソヘキセニル基、イソデセニル基、イソドデセニル基、イソオクタデセニル基、イソエイコセニル基、イソドコセニル基及びイソオクタコセニル基等が挙げられる。
炭素数1〜6のアルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基及びヘキシル基が挙げられる。炭素数1〜6のヒドロキシアルキル基としては、ヒドロキシメチル基、ヒドロキシエチル基、ヒドロキシプロピル基、ヒドロキシブチル基、ヒドロキシペンチル基及びヒドロキシヘキシル基が挙げられる。
これらのうち、毛髪に柔らかい感触を与えまとまりをよくするという観点から好ましいのは、炭素数1〜3のアルキル基及び炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基であり、さらに好ましいのはメチル基又はエチル基である。
炭素数1〜6のアルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基及びヘキシル基が挙げられる。
これらのうち、毛髪に柔らかい感触を与えまとまりをよくするという観点から好ましいのは、炭素数1〜3のアルキル基であり、さらに好ましいのはメチル基又はエチル基である。
(A1)としては、例えば、オクタデシルトリメチルアンモニウムメトサルフェート、オクタデシルジメチルエチルアンモニウムエトサルフェート、ドコシルトリメチルアンモニウムメトサルフェート、ドコシルジメチルエチルアンモニウムエトサルフェート、ドコサノイルアミノプロピルトリメチルアンモニウムメトサルフェート、オクタデカノイルアミノプロピルトリメチルアンモニウムメトサルフェート、オクタデシロキシプロピルトリメチルアンモニウムメトサルフェート、2−ヒドロキシオクタコシルトリメチルアンモニウムメトサルフェート、ジ(ヒドロキシエチル)エチル(オクタデカノイルオキシエチル)アンモニウムエトサルフェート、ドコサノイルオキシエチルトリメチルアンモニウムメトサルフェート及び3−オクタデシロキシ−2−ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムメトサルフェート等が挙げられる。
(A1)として、仕上がり後の滑らかさの観点から、総炭素数が24以上であるカチオン性界面活性剤が好ましく、さらに好ましくは総炭素数が26以上であるカチオン性界面活性剤である。
(A1)のうち、仕上がり後の滑らかさの観点から、ジ(ヒドロキシエチル)エチル(オクタデカノイルオキシエチル)アンモニウムエトサルフェート、オクタデシルジメチルエチルアンモニウムエトサルフェート、エイコシルトリメチルアンモニウムメトサルフェート、ドコシルトリメチルアンモニウムメトサルフェート、ドコシルジメチルエチルアンモニウムエトサルフェート、ドコサノイルアミノプロピルトリメチルアンモニウムメトサルフェート、オクタデカノイルアミノプロピルトリメチルアンモニウムメトサルフェート、オクタデシロキシプロピルトリメチルアンモニウムメトサルフェート及びドコサノイルオキシエチルトリメチルアンモニウムメトサルフェートが好ましく、さらに好ましくはジ(ヒドロキシエチル)エチル(オクタデカノイルオキシエチル)アンモニウムエトサルフェート、オクタデシルジメチルエチルアンモニウムエトサルフェート、ドコシルトリメチルアンモニウムメトサルフェート、ドコシルジメチルエチルアンモニウムエトサルフェート及びドコサノイルオキシエチルトリメチルアンモニウムメトサルフェートである。
これらのうち好ましいのは、炭素数16〜26の炭化水素基並びに炭素数16〜26の炭化水素基の水素原子及び/又はメチレン基が置換された1価の有機基であり、さらに好ましいのは、炭素数18〜24の炭化水素基並びに炭素数18〜24の炭化水素基の水素原子及び/又はメチレン基が置換された1価の有機基である。
炭素数が16以上であれば乾燥後充分にしっとりしてツヤのある仕上がりになり、30以下であれば、しっとりするものの重くなりすぎない。
1価の有機基において、水素及びメチレン基の置換の合計数(水酸基、エーテル基及びエステル基の合計数)は、第3級アミン(B)が乾燥後の毛髪の滑らかさの観点から、1〜10個であることが好ましく、さらに好ましくは1〜5個であり、特に好ましくは1〜2個であり、最も好ましくは1個である。
置換基としては、乾燥後の毛髪の滑らかさの観点から、エーテル基及び水酸基が好ましく、さらに好ましくは水酸基である。
また、2種以上の置換基を有する場合の置換基の組み合わせは、いずれの組み合わせでもよい。
1価の有機基としては、例えば一般式(6)〜(9)で表されるものが挙げられる。
炭素数1〜8の脂肪族炭化水素基としては、炭素数1〜8の直鎖又は炭素数3〜8の分岐のアルキル基及び炭素数2〜8の直鎖又は炭素数3〜8の分岐のアルケニル基等が挙げられる。
炭素数1〜8の直鎖アルキル基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、n−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、n−ヘプチル基及びn−オクチル基等が挙げられる。
炭素数3〜8の分岐アルキル基の分岐の位置はいずれの位置でもよく、分岐の数に特に制限はない。
炭素数3〜8の分岐アルキル基としては、イソプロピル基、t−ブチル基、2−メチルブチル基、2−エチルペンチル基及び2−エチルヘキシル基等が挙げられる。
炭素数2〜8の直鎖アルケニル基としては、ビニル基、アリル基、2−ブチレニル基、2−ペンテニル基、3−ヘキセニル基及び2−オクテニル基等が挙げられる。
炭素数3〜8の分岐アルケニル基としては、メタリル基、イソブテニル基、イソヘキセニル基及びイソオクテニル基等が挙げられる。
脂肪族アルコールとしては、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、1−ペンタノール及び1−ヘキサノール等が挙げられる。
脂肪族アルコールの(ポリ)アルキルエーテルとしては、数平均分子量200〜2000のポリアルキレン(炭素数2〜4)グリコールモノアルキル(炭素数1〜8)エーテル等が挙げられる。
芳香族アルコールとしては、ベンジルアルコール、フェニルエチルアルコール等が挙げられる。
芳香族アルコールの(ポリ)アルキルエーテルとしては、フェノキシエタノール、フェノキシプロパノール、数平均分子量200〜2000のポリアルキレン(炭素数2〜4)グリコールモノフェニルエーテル、数平均分子量200〜2000のポリアルキレン(炭素数2〜4)グリコールモノベンジルエーテル等が挙げられる。
アルキレンオキサイド付加物としては、炭素数2〜4のオキシアルキレン基が付加したものが好ましい。具体的には、オキシエチレン基(以下、EOと略記)、オキシプロピレン基(以下、POと略記)、オキシブチレン基が挙げられる。POの場合は、直鎖でも分岐であっても良い。炭素数2又は3のオキシアルキレン基が好ましい。
これらのうち、毛髪処理剤用添加剤の融点が低く、かつ水酸基含有化合物(C)が揮発しにくいことから、ポリオキシプロピレンモノメチルエーテル、ポリオキシエチレンモノエチルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンモノブチルエーテル及びポリオキシプロピレンモノブチルエーテルが好ましい。
数平均分子量=56100×水酸基含有化合物(C)の1分子中の水酸基の数/水酸基価 (10)
炭素数1〜12の直鎖又は分岐の炭化水素基としては、炭素数1〜12の脂肪族炭化水素基、炭素数3〜12の脂環式炭化水素基及び炭素数6〜12の芳香族炭化水素基等が挙げられる。
炭素数1〜12の脂肪族炭化水素基としては、炭素数1〜12の直鎖又は炭素数3〜12の分岐のアルキル基及び炭素数2〜12の直鎖又は炭素数3〜12の分岐のアルケニル基等が挙げられる。
炭素数1〜12の直鎖アルキル基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、n−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、n−ヘプチル基、n−オクチル基、n−デシル基及びn−ドデシル基等が挙げられる。
炭素数3〜12の分岐アルキル基の分岐の位置はいずれの位置でもよく、分岐の数に特に制限はない。
炭素数3〜12の分岐アルキル基としては、イソプロピル基、t−ブチル基、2−メチルブチル基、2−エチルペンチル基、2−エチルヘキシル基及び2−ブチルオクチル基等が挙げられる。
炭素数2〜12の直鎖アルケニル基としては、ビニル基、アリル基、2−ブチレニル基、2−ペンテニル基、3−ヘキセニル基及び2−オクテニル基等が挙げられる。
炭素数3〜12の分岐アルケニル基としては、メタリル基、イソブテニル基、イソヘキセニル基、イソオクテニル基及びイソドデセニル基等が挙げられる。
炭素数1〜12の2価の炭化水素基としては、炭素数1〜12のアルカンジイル基及び炭素数2〜12のアルケンジイル基等が挙げられる。
3価の水酸基含有化合物としては、グリセリン、トリメチロールプロパン及びその炭素数2〜4のアルキレンオキサイド付加物等が挙げられる。
4価の水酸基含有化合物としては、ジグリセリン及びその炭素数2〜4のアルキレンオキサイド付加物が挙げられる。
5価の水酸基含有化合物としてはトリグリセリン及びその炭素数2〜4のアルキレンオキサイド付加物等が挙げられる。
6価の水酸基含有化合物としてはテトラグリセリン及びその炭素数2〜4のアルキレンオキサイド付加物等が挙げられる。
アルキレンオキサイド付加物としては、炭素数2〜4のオキシアルキレン基が付加したものが好ましい。具体的には、オキシエチレン基、オキシプロピレン基、オキシブチレン基等が挙げられる。POの場合は、直鎖でも分岐であっても良い。炭素数2又は3のオキシアルキレン基が好ましい。
これらのうち、毛髪処理剤用添加剤の融点と仕上がりのまとまりの良さの観点から1,2−プロピレングリコール、1,2−ブチレングリコールのPO付加物及び1,2−ドデカンジオールのEO付加物が好ましい。
水酸基含有化合物(C)の溶解性パラメータ(σ)は、以下の式により算出される。
σ=(G/V)1/2
ここで、Gは凝集エネルギー、Vは体積を表す。
毛髪処理剤用添加剤の融点は、微量融点測定機により測定することができる。
有機酸としては、硫酸水素アルキル、スルホン酸、アミノ酸、カルボン酸及びヒドロキシカルボン酸等が挙げられる。
スルホン酸としては、炭素数1〜24の脂肪族スルホン酸及び炭素数6〜24の芳香族スルホン酸が含まれる。
炭素数1〜24の脂肪族スルホン酸としては、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、プロパンスルホン酸、ヘキサンスルホン酸、ドデカンスルホン酸、オクタデカンスルホン酸及びエイコサンスルホン酸等が挙げられる。
炭素数6〜24の芳香族スルホン酸としては、ベンゼンスルホン酸、トルエンスルホン酸、プロピルベンゼンスルホン酸、オクチルベンゼンスルホン酸及びドデシルベンゼンスルホン酸等が挙げられる。
これらのスルホン酸のうち、すすぎ時から乾燥後までの毛髪の滑らかさの観点から、好ましいのは、炭素数1〜12の脂肪族スルホン酸及び炭素数6〜12の芳香族スルホン酸であり、さらに好ましいのは、炭素数1〜6の脂肪族スルホン酸である。
炭素数2〜24の1価脂肪族カルボン酸としては、酢酸、プロピオン酸、酪酸、ヘキサン酸、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、リノール酸、リノレン酸、ステアリン酸、オレイン酸及びベヘニン酸等が挙げられる。
炭素数2〜24の2〜6価脂肪族カルボン酸としては、クエン酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、マレイン酸、フマル酸、酒石酸、シクロペンタンテトラカルボン酸及びシクロヘキサンヘキサカルボン酸等が挙げられる。
炭素数7〜24の1価芳香族カルボン酸としては、安息香酸、メチル安息香酸、プロピル安息香酸、ヘキシル安息香酸、ドデシル安息香酸、フェニル酢酸、フェニルプロピオン酸及びフェニルデカン酸等が挙げられる。
炭素数7〜24の2〜6価芳香族カルボン酸としては、フタル酸、テレフタル酸、トリメリット酸及びピロメリット酸等が挙げられる。
これらのカルボン酸のうち、すすぎ時から乾燥後までの毛髪の滑らかさの観点から好ましいのは、炭素数2〜12の1〜3価脂肪族カルボン酸及び炭素数7〜12の1〜3価芳香族カルボン酸であり、さらに好ましいのは、炭素数2〜8の1価又は2価の脂肪族カルボン酸である。
1〜6個のヒドロキシル基及び1〜6個のカルボキシル基を有する炭素数2〜24の脂肪族ヒドロキシカルボン酸としては、グリコール酸、乳酸、2−ヒドロキシ酪酸、6−ヒドロキシヘキサン酸、2,8−ジヒドロキシカプリル酸、10−ヒドロキシカプリン酸、12−ヒドロキシラウリン酸、16−ヒドロキシパルミチン酸、18−ヒドロキシオレイン酸、22−ヒドロキシベヘニン酸、りんご酸及びクエン酸等が挙げられる。
1〜6個のヒドロキシル基及び1〜6個のカルボキシル基を有する炭素数7〜24の芳香族ヒドロキシカルボン酸としては、サリチル酸、m−ヒドロキシ安息香酸、p−ヒドロキシ安息香酸、4−ヒドロキシフタル酸、5−ヒドロキシトリメリット酸及び3−ヒドロキシピロメリット酸等が挙げられる。
これらのヒドロキシカルボン酸のうち、すすぎ時から乾燥後までの毛髪の滑らかさの観点から、好ましいのは、ヒドロキシル基を1〜3個及びカルボキシル基を1〜3個有する炭素数2〜12の脂肪族ヒドロキシカルボン酸並びに炭素数7〜12の芳香族ヒドロキシカルボン酸であり、さらに好ましいのは、ヒドロキシル基を1個又は2個及びカルボキシル基を1個又は2個有する炭素数2〜8の脂肪族ヒドロキシカルボン酸である。
撹拌機、温度計、加熱冷却装置及び窒素導入管減圧装置を備えたガラス製反応容器に、第3級アミン(B)1モル当量及び水酸基含有化合物(C)を毛髪処理剤用添加剤の重量に対して5〜50重量%投入し、窒素気流下、撹拌し60〜100℃まで昇温する。ジアルキル硫酸0.8〜1モル当量を60〜120℃で滴下し、さらに60〜120℃で6時間撹拌し反応させる。
第3級アミン(B)は4級化反応の未反応物として残っているものでも、反応後に別途添加したものでもよい。
カチオン性界面活性剤(A)以外のカチオン性界面活性剤としては、イミダゾリン型カチオン性界面活性剤及びアルキルピリジニウム塩等が挙げられる。
第3級アミン(B)以外の第3級アミンとしては、含窒素複素環化合物等が挙げられる。
水酸基含有化合物(C)以外の水酸基含有化合物としては、デカノール、ドデカノール、テトラデカノール、ヘキサデカノール、オクタデカノール、エイコサノール、ドコサノール、テトラコサノール、1,2−テトラデカンジオール、1,2−ヘキサデカンジオール及び1,2−オクタデカンジオール等が挙げられる。
炭化水素油としては、流動パラフィン、パラフィン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス及びスクワラン等が挙げられる。
エステル油としては、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸オクチル、2−エチルヘキサン酸セチル及びリンゴ酸ジイソステアリル等が挙げられる。
シリコーンとしては、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、環状シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン及びアミノ変性シリコーン等が挙げられる。
防腐剤としては、安息香酸、安息香酸塩、サリチル酸、サリチル酸塩、フェノール、ソルビン酸、ソルビン酸塩、パラオキシ安息香酸エステル、クロルクレゾール、デヒドロ酢酸、デヒドロ酢酸塩、レゾルシン、ヘキサクロロフェン、イソプロピルメチルフェノール、オルトフェニルフェノール、塩化ベンザルコニウム、塩酸クロルヘキシジン、ビサボロール、ハロカルバン、トリクロロカルバニド、グルコン酸クロルヘキシジン、臭化アルキルイソキノリニウム、フェノキシエタノール及び塩酸アルキルジアミノエチルグリシン等が挙げられる。
カチオン性界面活性剤(A)の含有量は、乾燥後の毛髪の滑らかさの観点から、毛髪処理剤組成物の重量を基準として、0.1〜10重量%が好ましく、さらに好ましくは0.2〜8重量%である。
第3級アミン(B)の含有量は、乾燥後の毛髪のツヤの観点から、毛髪処理剤組成物の重量を基準として、0.002〜2重量%が好ましく、さらに好ましくは0.005〜1重量%である。
水酸基含有化合物(C)の含有量は、乾燥後の毛髪のしっとり感の観点から、毛髪処理剤組成物の重量を基準として、1〜20重量%が好ましく、さらに好ましくは2〜15重量%である。
酸(D)の含有量は、すすぎ時の毛髪の滑らかさと安全性の観点から、毛髪処理剤組成物の重量を基準として、0.005〜2重量%が好ましく、さらに好ましくは0.01〜1.5重量%である。
水の含有量は、毛髪処理剤組成物の効果を充分に発揮する量の観点から、毛髪処理剤組成物の重量を基準として、40〜97重量%が好ましく、さらに好ましくは50〜90重量%である。
カチオン性界面活性剤(A)以外のカチオン性界面活性剤の含有量は、乾燥後の毛髪の滑らかさの観点から、毛髪処理剤組成物の重量を基準として、0〜5重量%が好ましく、さらに好ましくは0〜3重量%である。
第3級アミン(B)以外の第3級アミンの含有量は、皮膚刺激性の観点から、毛髪処理剤組成物の重量を基準として、0〜1重量%が好ましく、さらに好ましくは0〜0.5重量%である。
水酸基含有化合物(C)以外の水酸基含有化合物の含有量は、すすぎ時及び乾燥後の滑らかさのから、毛髪処理剤組成物の重量を基準として、0〜15重量%が好ましく、さらに好ましくは0〜7重量%である。
炭化水素油及びエステル油の含有量は、乾燥後の毛髪の滑らかさとツヤの観点から、それぞれ0〜10重量%が好ましく、さらに好ましくは0〜5重量%である。
シリコーンの含有量は、乾燥後の毛髪のツヤの観点から、毛髪処理剤組成物の重量を基準として、0〜10重量%が好ましく、さらに好ましくは0〜5重量%である。
防腐剤の含有量は、毛髪処理剤組成物の品質保持の観点から、毛髪処理剤組成物の重量を基準として、0〜3重量%が好ましく、さらに好ましくは0〜1重量%である。
粘度は、B型粘度計によって測定される。
撹拌機及び加熱冷却装置を備えた混合槽に、水、水酸基含有化合物(C)を投入し、50〜90℃で均一になるまで撹拌する(得られた混合物を水溶性成分という)。さらに別の撹拌機及び加熱冷却装置を備えた混合槽に、毛髪処理剤用添加剤[カチオン性界面活性剤(A)、第3級アミン(B)及び水酸基含有化合物(C)の混合物]、カチオン性界面活性剤(A)以外のカチオン性界面活性剤、第3級アミン(B)以外の第3級アミン、水酸基含有化合物(C)以外の水酸基含有化合物及びシリコーン等を投入し、50〜90℃で均一になるまで撹拌する(得られた混合物を油溶性成分という)。水溶性成分を50〜90℃で撹拌しながら、そこへ50〜90℃の油溶性成分を徐々に加えて、さらに撹拌する。水溶性成分と油溶性成分が均一になった後、必要に応じて50〜90℃でさらにホモミキサー等の乳化分散機で撹拌後25〜50℃に冷却し、必要に応じてpH調整剤を加えてpH調整を行う。最後に防腐剤を加えて撹拌する。
なお、本発明の毛髪処理剤組成物は、カチオン性界面活性剤(A)、第3級アミン(B)及び水酸基含有化合物(C)を油溶性成分に加える替わりに、水溶性成分に加えて製造することもできる。
・カチオン性界面活性剤(A);0.1〜10重量%
・第3級アミン(B);0.002〜2重量%
・水酸基含有化合物(C);1〜20重量%
・カチオン性界面活性剤(A)以外のカチオン性界面活性剤;0〜5重量%
・第3級アミン(B)以外の第3級アミン;0〜0.5重量%
・酸(D);0.005〜2重量%
・水酸基含有化合物(C)以外の水酸基含有化合物;0〜15重量%
・炭化水素油;0〜10重量%
・エステル油;0〜10重量%
・シリコーン;0〜10重量%
・防腐剤;0〜3重量%
・水;1〜90重量%
(合計100重量%)
毛髪処理剤用添加剤(S−1)〜(S−6)、(S’−1)〜(S’−4)を調整した。組成を表1に示す。
<実施例1>
撹拌機、温度計、加熱冷却装置及び窒素導入管を備えたガラス製反応容器に、ドコシルジメチルアミン353重量部(1モル当量)及びジプロピレングリコール214重量部を投入し、窒素気流下、撹拌し70〜80℃まで昇温した。ジエチル硫酸149重量部(0.97モル当量)を70〜90℃で滴下し、さらに80〜90℃で6時間撹拌し反応させ、毛髪処理剤用添加剤(S−1)を得た。
(S−1)の組成は、毛髪処理剤用添加剤の重量を基準として、ドコシルジメチルエチルアンモニウムエトサルフェート(a−1)が67.2重量%、ドコシルジメチルアミン(b−1)が2.4重量%、ジプロピレングリコール(c−1)が30.0重量%、硫酸(d−1)が0.3重量%、硫酸水素エチル(d−2)が0.1重量%である。
実施例1において、「ドコシルジメチルアミン353重量部(1モル当量)」に代えて「オクタデシルジメチルアミン297重量部(1モル当量)」を用いて、「ジプロピレングリコール333部」に代えて「プロピレングリコール111重量部」を用いる以外は実施例1と同様にして、毛髪処理剤用添加剤(S−2)を得た。
(S−2)の組成は、毛髪処理剤用添加剤の重量を基準として、オクタデシルジメチルエチルアンモニウムエトサルフェート(a−2)が77.0重量%、オクタデシルジメチルアミン(b−2)が2.6重量%、プロピレングリコール(c−2)が20.0重量%、硫酸(d−1)が0.3重量%、硫酸水素エチル(d−2)が0.1重量%である。
実施例1と同じガラス製反応容器に、ドコサノイルアミノプロピルジメチルアミン424重量部(1モル当量)及び2−プロパノール103重量部を投入し、窒素気流下、撹拌し70〜80℃まで昇温した。ジメチル硫酸135重量部(1.07モル当量)を70〜90℃で滴下し、さらに80〜90℃で4時間撹拌し反応させ、その後ドコシルジメチルアミン25重量部(0.07モル当量)を投入してさらに4時間撹拌し反応させて、毛髪処理剤用添加剤(S−3)を得た。
(S−3)の組成は、毛髪処理剤用添加剤の重量を基準として、ドコサノイルアミノプロピルトリメチルアンモニウムメトサルフェート(a−3)が80.2重量%、ドコシルトリメチルアンモニウムメトサルフェート(a−4)が3.4重量%、ドコシルジメチルアミン(b−1)が1.0重量%、2−プロパノール(c−3)が15.0重量%、硫酸(d−1)が0.3重量%、硫酸水素メチル(d−3)が0.1重量%である。
実施例1において、「ドコシルジメチルアミン353重量部(1モル当量)」に代えて「ジ(ヒドロキシエチル)(オクタデカノイルオキシエチル)アミン417重量部(1モル当量)」を用いて、「ジエチル硫酸149重量部(0.97モル当量)」に代えて「ジエチル硫酸145重量部(0.94モル当量)」を用いる以外は実施例1と同様にして、毛髪処理剤用添加剤(S−4)を得た。
(S−4)の組成は、毛髪処理剤用添加剤の重量を基準として、ジ(ヒドロキシエチル)エチル(オクタデカノイルオキシエチル)アンモニウムエトサルフェート(a−5)が67.7重量%、ジ(ヒドロキシエチル)オクタデカノイルオキシエチルアミン(b−3)が4.2重量%、ジプロピレングリコール(c−1)が27.7重量%、硫酸(d−1)が0.3重量%、硫酸水素エチル(d−2)が0.1重量%である。
実施例1において、「ジプロピレングリコール214重量部」に代えて「ポリオキシエチレン(平均付加モル数=5)ポリオキシプロピレン(平均付加モル数=5)ブチルエーテル116部」を用いて、「ジエチル硫酸149重量部(0.97モル当量)」に代えて「ジメチル硫酸116重量部(0.92モル当量)」を用いる以外は実施例1と同様にして、毛髪処理剤用添加剤(S−5)を得た。
(S−5)の組成は、毛髪処理剤用添加剤の重量を基準として、ドコシルトリメチルアンモニウムメトサルフェート(a−4)が73.7重量%、ドコシルジメチルアミン(b−1)が5.9重量%、ポリオキシエチレン(平均付加モル数=5)ポリオキシプロピレン(平均付加モル数=5)ブチルエーテル(c−4)が20.0重量%、硫酸(d−1)が0.3重量%、硫酸水素メチル(d−3)が0.1重量%である。
実施例1において、「ジプロピレングリコール214重量部」に代えて「ポリプロピレングリコール(数平均分子量;400)89重量部」を用いて、「ジエチル硫酸149重量部(0.97モル当量)」に代えて「ジエチル硫酸154重量部(1モル当量)」を用いる以外は実施例1と同様にして、毛髪処理剤用添加剤(S−5)を得た。
(S−6)の組成は、毛髪処理剤用添加剤の重量を基準として、ドコシルジメチルエチルアンモニウムエトサルフェート(a−1)が83.5重量%、ドコシルジメチルアミン(b−1)が1.1重量%、ポリプロピレングリコール(数平均分子量;400)(c−5)が15.0重量%、硫酸(d−1)が0.3重量%、硫酸水素エチル(d−2)が0.1重量%である。
撹拌機、温度計、加熱冷却装置及び窒素導入管を備えたガラス製反応容器に、ドコシルジメチルアミン353重量部(1モル当量)及びジプロピレングリコール217重量部を投入し、窒素気流下、撹拌し70〜80℃まで昇温した。ジエチル硫酸157重量部(1.02モル当量)を70〜90℃で滴下し、さらに80〜90℃で6時間撹拌し反応させて、毛髪処理剤用添加剤(S’−1)を得た。
(S’−1)の組成は、毛髪処理剤用添加剤の重量を基準として、ドコシルジメチルエチルアンモニウムエトサルフェート(a−1)が69.7重量%、ジプロピレングリコール(c−1)が29.9重量%、硫酸(d−1)が0.3重量%、硫酸水素エチル(d−2)が0.1重量%である。
比較例1において、「ドコシルジメチルアミン353重量部(1モル当量)」に代えて「ドコサノイルアミノプロピルジメチルアミン424重量部(1モル当量)」を用いて、「ジプロピレングリコール217重量部」に代えて「2−プロパノール85重量部」を用いて、「ジエチル硫酸157重量部(1.02モル当量)」に代えて「ジメチル硫酸129重量部(1.02モル当量)」を用いる以外は比較例1と同様にして、毛髪処理剤用添加剤(S’−2)を得た。
(S’−2)の組成は、毛髪処理剤用添加剤の重量を基準として、ドコサノイルアミノプロピルトリメチルアンモニウムメトサルフェート(a−3)が84.7重量%、2−プロパノール(c−3)が14.9重量%、硫酸(d−1)が0.3重量%、硫酸水素メチル(d−3)が0.1重量%である。
撹拌機、温度計、加熱冷却装置及び窒素導入管及び減圧装置を備えた耐圧反応容器に、ドコシルジメチルアミン353重量部(1モル当量)及びステアリルアルコール269重量部を投入し、減圧窒素置換を行った後、100〜110℃まで昇温した。でメチルクロライド51.5重量部(1.02モル当量)を100〜130℃で滴下し、さらに120〜130℃で6時間撹拌し反応させて、毛髪処理剤用添加剤(S’−3)を得た。
(S’−3)の組成は、毛髪処理剤用添加剤の重量を基準として、ドコシルトリメチルアンモニウムクロライド(a’−1)が59.8重量%、ステアリルアルコール(c’−1)が40.0重量%、塩酸(d−4)が0.2重量%である。
比較例3において、「ステアリルアルコール269重量部」に代えて「ステアリルアルコール494重量部」を用いる以外は比較例3と同様にして、毛髪処理剤用添加剤(S’−3)を得た。
(S’−4)の組成は、毛髪処理剤用添加剤の重量を基準として、ドコシルトリメチルアンモニウムクロライド(a’−1)が44.9重量%、ステアリルアルコール(c’−1)が55.0重量%、塩酸(d−4)が0.1重量%である。
250mLのポリ容器に直径1cm以下に粉砕した毛髪処理剤用添加剤50gを入れて、密閉して30℃で1時間静置した後、男女各5名のパネルが臭気の評価を以下の判定基準で行った。10名の合計点を表1に示す。合計点が30点であれば毛髪処理剤用添加剤の臭気がほとんど気にならない。
[判定基準]
3点:臭気がほとんど気にならない
2点:少し臭気がある
1点:強い臭気がある
ガラス製ビーカーに、表2に記載の(Y)のうちクエン酸以外の成分を投入し、80℃で加熱混合し、撹拌下、別途80℃で加熱混合した(X)の成分を加えて乳化させた後、クエン酸を加えてpHを5.0に調整した。
撹拌を継続しながら室温まで自然冷却し、実施例7〜19及び比較例5〜9の毛髪処理剤組成物(ヘアリンス)を調製した。各原料を表2に示す重量部で調整し、製造しやすさの指針として30℃における粘度を測定し、以下の方法で官能評価を行った。
10名の女性パネルが、市販シャンプーで洗髪した後、実施例7〜19及び比較例5〜9の毛髪処理剤組成物(ヘアリンス)10gを毛髪に塗布し、30秒間放置して40℃のお湯で30秒間すすぎ流した。さらにタオルで毛髪の水分を除き、ドライヤーの温風で乾燥するまでの各工程における8項目の官能評価を、以下の判定基準で行った。10名の評価点の合計を表2に示す。
<塗布時>
〔なめらかさ〕
3点:非常に指どおりがよくなめらかである
2点:少し指が毛髪に引っかかる感じがある
1点:指が毛髪に引っかかりなめらかでない
〔ヘアリンスの伸び〕
3点:非常に伸びがよく塗布しやすい
2点:少し伸びが悪く、均一に塗布しにくい
1点:非常に伸びが悪く、均一に塗布できない
<すすぎ時>
〔なめらかさ〕
3点:非常に指どおりがよくなめらかである
2点:少し指が毛髪に引っかかる感じがある
1点:指が毛髪に引っかかりなめらかでない
〔すすぎやすさ〕
3点:非常にすすぎやすい
2点:すすぎやすいともすすぎにくいともいえない
1点:すすぎにくく、残存感がある
<乾燥後>
〔なめらかさ〕
3点:非常に指どおりがよくなめらかである
2点:少し指が毛髪に引っかかる感じがある
1点:指が毛髪に引っかかりなめらかでない
〔しっとり感〕
3点:非常にしっとりしている
2点:少しパサつきがある
1点:パサつきが激しい
〔仕上がりの軽やかさ〕
3点:非常に軽やか
2点:少し重さがある
1点:非常に重い
〔仕上がりのツヤ〕
3点:非常にツヤがある
2点:少しツヤがある
1点:ツヤが感じられない
Claims (10)
- 下記一般式(1)で表されるカチオン性界面活性剤(A)、下記一般式(2)で表される第3級アミン(B)及び融点が−120℃〜40℃である水酸基含有化合物(C)を含有し、
前記水酸基含有化合物(C)は、水酸基含有化合物(C1)及び/又は水酸基含有化合物(C2)であり、
前記水酸基含有化合物(C1)は、数平均分子量200〜2000のポリアルキレン(炭素数2〜4)グリコールモノアルキル(炭素数1〜6)エーテルであり、
前記水酸基含有化合物(C2)は、数平均分子量200〜1000の炭素数2〜12のアルカンジオールのアルキレンオキサイド付加物又は数平均分子量200〜2000のポリプロピレングリコールである毛髪処理剤用添加剤。
- 水酸基含有化合物(C)の溶解性パラメータ(σ)が8.5〜20.0(cal/cm3)1/2である請求項1に記載の毛髪処理剤用添加剤。
- 一般式(1)で表されるカチオン性界面活性剤(A)と水酸基含有化合物(C)との重量比率[(A)/(C)]が50/50〜95/5である請求項1又は2に記載の毛髪処理剤用添加剤。
- 一般式(1)で表されるカチオン性界面活性剤(A)において、カチオン性界面活性剤(A)の総炭素数が22以上であるカチオン性界面活性剤(A1)を含有しており、カチオン性界面活性剤(A1)の含有率が、カチオン性界面活性剤(A)の重量を基準として60重量%以上である請求項1〜3のいずれかに記載の毛髪処理剤用添加剤。
- 一般式(1)で表されるカチオン性界面活性剤(A)と一般式(2)で表される第3級アミン(B)との重量比率[(A)/(B)]が[99.99/0.01〜70/30]である請求項1〜4のいずれかに記載の毛髪処理剤用添加剤。
- さらに、無機酸及び有機酸からなる群より選ばれる少なくとも1種の酸(D)を含有する請求項1〜5のいずれかに記載の毛髪処理剤用添加剤。
- 酸(D)が硫酸及び/又は炭素数1〜6の硫酸水素アルキルである請求項6に記載の毛髪処理剤用添加剤。
- 融点が50〜110℃である請求項1〜7のいずれかに記載の毛髪処理剤用添加剤。
- 請求項1〜8のいずれかに記載の毛髪処理剤用添加剤と、
水、一般式(1)で表されるカチオン性界面活性剤(A)以外のカチオン性界面活性剤、一般式(2)で表される第3級アミン(B)以外の第3級アミン、融点が−120℃〜40℃である水酸基含有化合物(C)以外の水酸基含有化合物、炭化水素油、エステル油、シリコーン及び防腐剤からなる群より選ばれる少なくとも1種とを含有してなる毛髪処理剤組成物。 - 30℃での粘度が1,000〜50,000mPa・sである請求項9に記載の毛髪処理剤組成物。
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