JP6455576B2 - 電子機器、表示方法及び表示プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、電子機器に係り、特に2次元コード等を表示可能な電子機器に関する。
近年、QRコード(登録商標)等の2次元コードをディスプレイ上に表示する電子機器が種々開発されている。例えば、特許文献1には、文書編集装置で編集したテキストデータを2次元コードに変換して表示し、それを例えば携帯電話に取り込み、取り込んだデータを例えば所定のウェブサイトにアップロードしたり、インターネットメールを介してパーソナルコンピュータに転送する等してテキストデータを他の電子デバイスに簡単に転送する技術が開示されている。
特開2011−76540号公報
ところで、QRコード等の2次元コードやバーコード等の1次元コードは、例えば紙面上に印字されていれば、白い紙面上に黒で印字され、コントラストが明確であるため、上記のように、例えば携帯電話等のリーダにより的確に認識され、容易に読み取ることができる。
しかし、一般的に、電子機器の液晶等で構成されたディスプレイの非点灯部は、上記の紙面のように白ではなく、何らかの色を有しているため、電子機器のディスプレイ上に2次元コード等を表示した場合、2次元コード等を表す点灯部と非点灯部とのコントラストが、2次元コード等を紙面上に表示した場合のように高くならない。そのため、電子機器のディスプレイ上に表示された2次元コード等をカメラ付き携帯電話等のリーダで読み取らせても、リーダが2次元コード等を必ずしも的確に認識できず、コントラストによっては2次元コード等を読み取ることができない場合がある。
そのため、電子機器のディスプレイ上に表示された2次元コード等を携帯電話等のリーダで読み取ることができるように、ディスプレイ上に表示される2次元コード等のコントラストを調整することが必要になる。しかし、その際、例えば、ユーザが、電子機器である関数電卓に入力した数式を2次元コード等にコード化して表示させている状態で、携帯電話等のリーダでそれを読み取れないため、いちいち電子機器を一旦セットアップモードに戻してコントラスト調整を行うのでは手間がかかり、ユーザが煩わしいと感じてしまう虞れがある。
本発明は、上記の問題点を鑑みてなされたものであり、ユーザが電子機器を使用中に、少なくともコード表示のコントラスト調整を容易に行うことが可能な電子機器、コード表示方法及びプログラムを提供することを目的とする。
以上の課題を解決するため、本発明の電子機器は、
コード表示を指令する操作がなされると、互いに異なる複数のコード表示用のコントラスト比が記憶部に記憶されている場合には、当該複数のコード表示用のコントラスト比の中からいずれかをユーザに選ばせる画面を、ディスプレイによって表示させ、あるコード表示用のコントラスト比がユーザ操作に基づいて選ばれた場合と、前記あるコード表示用のコントラスト比とは異なる別のコード表示用のコントラスト比がユーザ操作に基づいて選ばれた場合とで、互いに異なるコントラスト比で、前記ディスプレイによってコードの表示を行わせる制御手段を備えることを特徴とする。
また、以上の課題を解決するため、本発明の別の電子機器は、
コード表示を指令する操作がなされると、互いに異なる複数のコード表示用のコントラスト比が記憶部に記憶されている場合には、当該複数のコード表示用のコントラスト比の中からいずれかをユーザに選ばせる画面をディスプレイによって表示させ、ユーザ操作に基づいて選ばれた一つの前記コード表示用のコントラスト比に応じて、前記ディスプレイによってコードの表示を行わせる制御手段を備えることを特徴とする。

本発明によれば、ユーザが電子機器を使用中に、少なくともコード表示のコントラスト調整を容易に行うことが可能となる。
電子機器の一例としての関数電卓の概観を示す平面図である。 第1の実施形態に係る関数電卓の内部構成を示すブロック図である。 関数電卓のセットアップ時のコントラストの設定処理を説明するフローチャートである。 (A)セットアップ画面の例を表す図であり、ディスプレイ上に表示される(B)調整用の2次元コードの例および(C)調整用のパターンの例を表す図である。 第1の実施形態に係る関数電卓の使用時のコントラストの設定処理を説明するフローチャートである。 ディスプレイ上に表示される(A)データの例および(B)2次元コードの例を表す図であり、(C)2次元コードのコントラストを切り替えて表示された状態を表す図である。 第2の実施形態に係る関数電卓の使用時のコントラストの設定処理を説明するフローチャートである。 第2の実施形態に係る関数電卓の内部構成を示すブロック図である。 (A)ディスプレイ上に表示された数式の例、(B)コード表示用コントラスト値を選択させる画面の例、および(C)選択されたコード表示用のコントラスト値に基づくコントラストで表示された2次元コードの例を表す図である。
以下、本発明に係る電子機器の各実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下では、電子機器が関数電卓である場合について説明するが、本発明は、電子機器が関数電卓である場合に限定されず、ディスプレイ上に1次元コードや2次元コード等のコード表示を行うことが可能な電子機器であればどのような電子機器にも適用される。また、発明の範囲は、図示例に限定されない。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明に係る第1の実施形態に係る電子機器の例としての関数電卓の平面図である。図1に示すように、関数電卓1は、各種キー群を有する入力キー群2と、ディスプレイ10とを備えている。
入力キー群2は、ユーザから数値や計算記号等の数式構成要素の入力操作を受けたり、各種処理の指示操作を受けたりするためのキー群であり、それぞれ固有の機能を割り当てられた複数のキーを備えている。本実施形態においては、入力キー群2は、テンキー20やカーソルキー21、SET UPキー22、ACキー23、CODEキー24、EXITキー25等を備えている。
このうち、テンキー20は数値の入力操作を受けるキーである。また、カーソルキー21は、ディスプレイ10内で編集対象位置や選択対象位置を示すカーソルを所定の方向に移動させる場合等に押下されるキーであり、本実施形態では、上下左右の4方向について入力可能に構成されている。
SET UPキー22は、関数電卓1のセットアップ時にユーザが種々の機能を設定したり選択したりする際に押下されるキーであり、ACキー23は、それまで行った計算を全てクリアするために押下するキーである。また、CODEキー24は、ディスプレイ10に表示されたデータを2次元コードに変換して表示させる際に押下されるキーであり、EXITキー25は、処理を終了する際に押下するキーである。なお、これらのキーの本発明における具体的な機能や使い方等については後で説明する。
また、ディスプレイ10は、反射型の単純マトリクス型の液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display)等により構成されており、入力キー群2などの操作に応じた文字や符号、記号、式、計算結果等の各種データや、前述したQRコード等の2次元コードを、複数のドットにより表示するようになっている。なお、ディスプレイ10に、タッチパネルを、例えば表示画面全面に亘って一体的に設けることも可能である。また、以下では、コード表示として2次元コードを表示する場合について説明するが、バーコード等の1次元コードを表示する場合も同様に説明される。
[内部構成]
次に、本実施形態に係る関数電卓1の内部構造について説明する。図2は、関数電卓1の内部構成を示すブロック図である。図2に示すように、関数電卓1は、CPU(Central Processing Unit)11と、表示駆動部12と、キー入力部13と、通信部14と、記録媒体読取部15と、記憶部16とを備えて構成されている。
表示駆動部12は、CPU11からの制御に従って、前述したディスプレイ10上に各種情報を表示するように駆動制御する。また、表示駆動部12は、コントラスト調整回路12Aを備えており、コントラスト調整回路12Aによりディスプレイ10上に表示を行う際のコントラスト比を調整するようになっている。反射型の単純マトリクス型液晶ディスプレイの場合、印加する電圧値を変化させることで点灯(黒)部の反射率と非点灯(白)部の反射率が変化し、反射率の割合(白部の反射率/黒部の反射率)が、つまりコントラスト比が変化する。以下、液晶に印加する電圧値を変化させてコントラスト比を変化させることをコントラストの調整と呼ぶ。なお以下では、コントラスト比を単純にコントラストと称する場合もある。このように、本実施形態では、表示駆動部12が、コントラストを調整してディスプレイ10上に表示を行わせる表示駆動手段として機能するようになっている。
キー入力部13は、前述した入力キー群2(前述したようにタッチパネルを設ける場合には入力キー群2とタッチパネル)を備えており、ユーザ操作により入力されたキーに対応するキー入力信号をCPU11に出力するようになっている。そして、CPU11は、ユーザ操作により入力されたキーに対応するキー入力信号を受け付けて対応する数式をディスプレイ10上に表示させたり、計算実行したり、或いは種々の処理を行うようになっている。
通信部14は、関数電卓1を例えば図示しないネットワークに接続した場合等に、これを介してネットワーク等に接続される外部機器(例えばサーバやコンピュータ等)との間で通信を行うことができるようになっている。
記録媒体読取部15は、着脱自在に装着されるUSBメモリ等の外部情報記録媒体15Aから情報を読み取るようになっている。なお、後述する本発明に係るプログラムpを外部情報記録媒体15Aから記録媒体読取部15経由で読み込むように構成することも可能であり、また、本発明に係るプログラムpを関数電卓1から外部情報記録媒体15Aに読み出すことができるように構成することも可能である。
記憶部16は、関数電卓1の各種機能を実現するためのプログラムやデータ(変数や数式等を含む。)等を記憶するとともに、CPU11の作業領域として機能するメモリである。なお、プログラムの中には、後述するように、例えば数式を2次元コード化するためのプログラム等も含まれる。
また、本実施形態では、記憶部16は、前述した本発明に係るプログラムpを記憶する記憶領域160を備えている。なお、本発明に係るプログラムpは、後述するコントラスト調整処理(図3、図5、図7参照)をCPU11に実行させるためのプログラムである。
また、記憶部16には、ディスプレイ10上に表示を行う際のコントラスト比を設定するための2種類のコントラストデータが記憶されるようになっている。本実施形態では、コントラストデータとして後述するコード表示用コントラスト値Ccと通常表示用コントラスト値Cuとを記憶する記憶領域161、162が設けられている。すなわち、本実施形態では、記憶部16の記憶領域161、162がそれぞれ、コード表示用コントラストデータ(すなわちコード表示用コントラスト値Cc)を記憶するコード表示用コントラストデータ記憶手段、およびコード表示以外の通常表示用のコントラストデータ(すなわち通常表示用コントラスト値Cu)を記憶する通常表示用コントラストデータ記憶手段として機能するようになっている。
CPU11は、関数電卓1の各部を中央制御する。具体的には、CPU11は、記憶部16の各記憶領域に記憶されているシステムプログラムや各種アプリケーションプログラムの中から指定されたプログラムを読み出して記憶部16の作業領域に展開し、記憶部16に展開されたプログラムとの協働で、各種処理を実行するようになっている。また、CPU11は、表示駆動部12を制御して、ディスプレイ10上に必要な表示を行わせるようになっている。
[動作]
次に、本実施形態に係る電子機器である関数電卓1における動作について、各図面に示すフローチャートに基づいて説明する。また、本実施形態に係る電子機器である関数電卓1の作用についてもあわせて説明する。なお、以下で説明する関数電卓1の動作は、図2に示した本発明に係るプログラムpに従って行われるため、以下の説明は、本発明に係るプログラムpについての説明にもなっている。
[セットアップ時のコントラストの設定処理について]
まず、関数電卓1におけるセットアップ時のコントラストの設定処理について、図3に示すフローチャート等に基づいて説明する。
なお、少なくともコード表示用コントラスト値Ccについては、必ずしもこのセットアップ時のコントラスト値の設定処理において設定を行う必要はなく、後述する使用時のコントラスト値の設定処理に基づいて、関数電卓1の使用時に設定を行うことも可能である。
また、以下では、コード表示用コントラスト値Ccと通常表示用コントラスト値Cuとは、それぞれ00〜1F(h)のデータ値を取ることが可能とされており、コントラストをそれぞれ31段階で調整できるようになっているものとする。また、デフォルトの状態(すなわち関数電卓1の工場出荷時やユーザによる購入時等)では、記憶部16の各記憶領域161、162(図2参照)にそれぞれ、コード表示用コントラスト値Ccと通常表示用コントラスト値Cuとして、適切な値が記憶されているものとする。ここでは上記の00〜1F(h)の中間値である0F(h)がそれぞれに記憶されているものとするが、異なる値であっても良い。
関数電卓1のCPU11は、SET UPキー22が押下されると、表示駆動部12に、ディスプレイ10上に図4(A)に示すようなセットアップ画面を表示させる(ステップS1)。そして、ユーザにより上方向または下方向のカーソルキー21が操作されると、セットアップ画面上で「通常表示コントラスト」と「2次元コード表示コントラスト」の2つの項目の横に表示されたラジオボタンを、カーソルキー21の操作にあわせて切り替えて表示し、2つの項目のうちのいずれかをユーザに選択させる(ステップS2)。
そして、ユーザにより「2次元コード表示コントラスト」の項目が選択されると(ステップS3;YES)、CPU11は、記憶部16からコード表示用コントラスト値Ccを読み出してコントラスト調整回路12A内の図示しないレジスタにセットする(ステップS4)。上記のように、デフォルトの状態ではコード表示用コントラスト値Ccは0F(h)である。
表示駆動部12のコントラスト調整回路12Aは、コード表示用コントラスト値Ccが内部のレジスタにセットされると、ディスプレイ10上にコード表示する際のコントラストを、セットされたコード表示用コントラスト値Ccに基づいて調整して、そのコントラストで、ディスプレイ10上に図4(B)に示すような調整用の2次元コードを表示させる(ステップS5)。
ここで、ユーザはディスプレイ10上に表示された調整用の2次元コードを撮像機能付き携帯電話等のリーダで読み取らせるが、リーダが2次元コードを認識できずに読み取ることができなかった場合には、図4(B)のガイド表示に従って上方向または下方向のカーソルキー21を操作する。上下方向のカーソルキー21が操作された場合には(ステップS6;YES)、CPU11は、ユーザのカーソルキー21の操作に従ってコード表示用コントラスト値Ccを変更する(ステップS7)。
すなわち、例えばユーザがカーソルキー21を上方向に操作した場合には、CPU11は、コントラスト調整回路12A内のレジスタのコード表示用コントラスト値Ccを1(h)増加させる。そして、表示駆動部12は、増加されたコード表示用コントラスト値Ccに基づくコントラストに調整し、ディスプレイ10上に表示した調整用の2次元コード(図4(B)参照)のコントラストを切り替えて表示する(ステップS5)。
つまり、この場合は、ディスプレイ10上に表示されている調整用の2次元コードのコントラストが若干高くなる。また、例えばユーザがカーソルキー21を下方向に操作した場合には、上記とは逆の処理が行われ、その場合は、ディスプレイ10上に表示されている調整用の2次元コードのコントラストが若干低くなる。
なお、ディスプレイ10上に表示された2次元コード等を読み取らせるリーダは、携帯電話だけでなく、例えば、スマートフォンやタブレット端末、携帯型のコンピュータ、デジタルカメラなど、ディスプレイ10上に表示された2次元コード等を読み取ることができるものであれば特に限定されない。
そして、上記のようにしてコード表示用コントラスト値Ccが変更され、ディスプレイ10上に表示された調整用の2次元コードのコントラストが変更された状態で、ユーザが、ディスプレイ10上に表示された2次元コードを携帯電話等のリーダで読み取らせる。そして、以上のステップS5〜S7の処理が、ディスプレイ10上に表示された2次元コードを携帯電話等のリーダが認識して読み取るようになるまで行われる。
そして、上記のようにして、携帯電話等のリーダで、ディスプレイ10上に表示された2次元コードを読み取ることができるようになり、ユーザが、このセットアップ時のコントラストの設定処理を終了するためにACキー23を押下すると(ステップS8;YES)、CPU11は、その時点でレジスタに保存されているコード表示用コントラスト値Ccを記憶部16の記憶領域161に上書き保存して記憶させて(ステップS9)、セットアップ時のコントラストの設定処理を終了するようになっている。
一方、CPU11は、ステップS3の選択処理でユーザにより「2次元コード表示コントラスト」の項目が選択されず(ステップS3;NO)、「通常表示コントラスト」の項目が選択されると(ステップS10;YES)、記憶部16から通常表示用コントラスト値Cuを読み出してコントラスト調整回路12A内の図示しないレジスタにセットする(ステップS11)。上記のように、デフォルトの状態では通常表示用コントラスト値Cuは0F(h)である。
表示駆動部12は、上記と同様にして、コントラスト調整回路12Aで、ディスプレイ10上に通常の表示を行う際のコントラストを、送信されてきた通常表示用コントラスト値Cuに基づくコントラストに調整して、そのコントラストで、ディスプレイ10上に、例えば図4(C)に示すようなグラデーションの調整用のパターンを表示させる(ステップS12)。
なお、図4(C)に示すようなグラデーションの調整用パターンの代わりに、例えば後述する図6(A)に示すような数式や文字等のデータを調整用に表示するように構成することも可能である。また、調整用にパターンを表示する場合も、図4(C)に示すようなグラデーションのパターンではなく他のパターンを表示するように構成することも可能である。
さらに、図4(C)に示すようなグラデーションの調整用パターンを表示すると、ユーザが、そのコントラストで明るい表示の部分と暗い表示の部分とがどのように表示されるかを一目で把握することが可能となり、コントラスト調整を行い易くなるといったメリットがある。
そして、この場合は、コントラストが付き過ぎている、或いはもう少しコントラストを付けたいというユーザの好みに応じて、ユーザにより図4(C)の表示に従って上方向または下方向のカーソルキー21が操作された場合には(ステップS13;YES)、CPU11は、ユーザのカーソルキー21の操作に従って通常表示用コントラスト値Cuを変更する(ステップS14)。
すなわち、例えばユーザがカーソルキー21を上方向に操作した場合には、CPU11は、コントラスト調整回路12A内のレジスタの通常表示用コントラスト値Cuを1(h)増加させる。そして、表示駆動部12は、増加された通常表示用コントラスト値Cuに基づくコントラストに変更する。
そして、表示駆動部12は、このようにして変更した通常表示用コントラスト値Cuに基づいて変更したコントラストでディスプレイ10上に調整用パターンを表示する(ステップS12)。また、例えばユーザがカーソルキー21を下方向に操作した場合には、上記とは逆の処理が行われる。
そして、このようにして通常表示用コントラスト値Cuが変更され、ディスプレイ10上に表示された調整用パターンのコントラストが変更されるごとに、ディスプレイ10上にコントラストが変更された調整用パターンを表示する。そして、以上の処理が、ユーザがコントラストを気に入るまで行われる。
そして、ユーザが、コントラストはこれでよいと判断し、このセットアップ時のコントラストの設定処理を終了するためにACキー23を押下すると(ステップS15;YES)、CPU11は、レジスタにその時点で保存されている通常表示用コントラスト値Cuを記憶部16の記憶領域162に上書き保存して記憶させて(ステップS16)、セットアップ時のコントラスト値の設定処理を終了する。
[使用時のコントラストの設定処理について]
次に、関数電卓1におけるコントラスト調整処理である関数電卓1の使用時のコントラストの設定処理について、図5に示すフローチャート等に基づいて説明する。
なお、関数電卓1の使用開始時点においては、上記のように、セットアップ時のコントラスト値の設定処理でコード表示用コントラスト値Ccを設定した場合は、記憶部16には、設定されたコード表示用コントラスト値Ccが記憶されており、また、前述したように、セットアップ時にコントラスト値の設定処理を行わない場合は、記憶部16には、デフォルトのコード表示用コントラスト値Ccすなわち上記の例では0F(h)が記憶されている。
関数電卓1のCPU11は、装置の電源がオンされて(ステップS21)、関数電卓1の使用が開始されると、記憶部16から通常表示用コントラスト値Cuを読み出してコントラスト調整回路12A内のレジスタに設定する(ステップS22)。
この設定により、表示駆動部12は、コントラスト調整回路12Aで、ディスプレイ10上に数式や文字等のデータを表示する際のコントラスト比を、通常表示用コントラスト値Cuに基づいて調整して、そのコントラストで、ディスプレイ10上でのデータの表示を行うようになる(図6(A)参照)。
そして、ユーザによるコード表示指令すなわち2次元コードを表示することの指令がない限り(ステップS23;NO)、CPU11は、ユーザが数式や文字等の入力等の通常動作を行い(ステップS24)、それに基づいてディスプレイ10上に数式や文字等を表示する際には(ステップS25)、表示駆動部12に、通常表示用コントラスト値Cuに基づくコントラストで数式や文字等をディスプレイ10上に表示させるようになっている。
なお、ユーザが通常表示用コントラスト値Cuを変更したい場合、本実施形態では、上記のセットアップ時の操作によって通常表示用コントラスト値Cuを変更するが、例えば、関数電卓1の使用時に、ユーザが何らかの操作を行うことで通常表示用コントラスト値Cuを変更することができるように構成することも可能である。
一方、本実施形態では、ユーザがCODEキー24を押下する等の操作を行うと、ディスプレイ10上に表示されているデータ(例えば図6(A)に示した数式等)を2次元コードにコード化して、例えば図6(B)に示すようにディスプレイ10上にコード化した2次元コードを表示する。すなわち、本実施形態では、ユーザは、ワンタッチ(CODEキー24の押下等)で、データをコード化してディスプレイ10上に表示することができるようになっている。
具体的には、CPU11は、CODEキー24が押下される等の操作が行われてコード表示指令が行われると(ステップS23;YES)、記憶部16からコード表示用コントラスト値Ccを読み出してコントラスト調整回路12A内のレジスタにコード表示用コントラスト値Ccを設定する(ステップS26)。そして、ディスプレイ10上に表示されている数式等のデータを2次元コード化する。
そして、表示駆動部12は、この設定に基づいて、コントラスト調整回路12Aで、ディスプレイ10上にコード表示する際のコントラストを、コード表示用コントラスト値Ccに基づいて調整して、そのコントラストで、図6(B)に示すようにディスプレイ10上に2次元コードを表示する(ステップS27)。
この時点で、ユーザは、ディスプレイ10上に表示された2次元コードを携帯電話やスマートフォン等のリーダで読み取らせる等の動作を行う。そして、2次元コードをリーダで読み取ることができれば、後述するようにコード表示の解除動作を行うが(ステップS28;YES)、ユーザが2次元コードをリーダで読み取らせてもリーダが読み取ることができない場合は、ユーザは、所定のキー入力、すなわちカーソルキー21による上方向(△キー)または下方向(▽キー)のキー入力が行われる(ステップS29;YES)。
CPU11は、ユーザによる所定のキー入力(カーソルキー21による上方向または下方向のキー入力)が行われると(ステップS29;YES)、所定のキー入力に応じてコード表示用コントラスト値Ccを変更する(ステップS30)。すなわち、上記と同様に、例えばユーザがカーソルキー21を上方向に操作した場合には、CPU11は、このカーソルキー21の上方向のキー入力に応じて、レジスタ内のコード表示用コントラスト値Ccを1(h)増加させて変更する。
そして、表示駆動部12は、上記と同様に、コントラスト調整回路12Aで、ディスプレイ10上にコード表示する際のコントラストを、増加されたコード表示用コントラスト値Ccに基づいて調整して、図6(C)に示すように、ディスプレイ10上に表示した2次元コードのコントラストを切り替えて表示する(ステップS27)。
つまり、この場合は、図6(C)では少々分かりづらいかもしれないが、ディスプレイ10上に表示されている2次元コードのコントラストが若干高くなる。また、図示を省略するが、例えばユーザがカーソルキー21を下方向に操作した場合には、上記とは逆の処理が行われ、その場合は、ディスプレイ10上に表示されている2次元コードのコントラストが若干低くなる。
この状態で、ユーザは、再度、ディスプレイ10上に表示された2次元コードを携帯電話やスマートフォン等のリーダで読み取らせる等の動作を行い、リーダでディスプレイ10上に表示されている2次元コードを読み取ることができるようになるまで、ステップS29、S30、S27の処理すなわちコード表示用コントラスト値Ccの変更処理が繰り返される。
そして、携帯電話やスマートフォン等のリーダが関数電卓1のディスプレイ10上に表示された2次元コードを読み取ることができ、それに伴って行われる一連の動作(例えば読み取った数式に対応するグラフのスマートフォン等の画面上への表示等)が行われると、ユーザは、EXITキー25を押下してコード表示を解除して終了させる(ステップS28;YES)。
本実施形態では、このようにしてユーザによりコード表示解除の操作がなされると(ステップS28;YES)、CPU11は、その時点でコントラスト調整回路12Aのレジスタに保存されているコード表示用コントラスト値Ccを、記憶部16の記憶領域161に記憶されているコード表示用コントラスト値Ccに上書きして記憶させて、記憶部16のコード表示用コントラスト値Ccを書き換える(ステップS31)。
そして、CPU11は、ディスプレイ10上の表示を、通常表示用コントラスト値Cuに基づくコントラストで表示する状態(ステップS22以下)に戻すようになっている。
[効果]
以上のように、本実施形態に係る電子機器(すなわち例えば関数電卓1)では、電子機器(関数電卓1)の使用中に、数式等のデータが2次元コードにコード化され、コード表示されている状態で、ユーザにより所定のキー入力(カーソルキー21による上方向または下方向のキー入力)が行われた場合に、コード表示用コントラスト値Ccを当該キー入力(上方向キーまたは下方向キー)に応じて変更して、変更したコード表示用コントラスト値Ccに基づいてコントラストを調整してディスプレイ10上にコード表示を行わせるように制御するように構成した。
そのため、ユーザは、電子機器(関数電卓1)の使用中に、カーソルキー21による上方向(△キー)または下方向(▽キー)のキー入力を行うだけで、2次元コードのコード表示のコントラスト調整を行うことが可能となり、少なくともコード表示のコントラスト調整を非常に容易に行うことが可能となる。
また、上記のように、ユーザによりコード表示解除の操作がなされた時点で、変更後のコード表示用コントラスト値Ccを記憶部16に記憶させてコード表示用コントラスト値Ccを書き換えるように構成すれば(ステップS31参照)、少なくともコード表示用コントラスト値Ccについては電子機器(関数電卓1)の使用中に設定処理を行うことが可能になる。
コード表示用コントラスト値Ccの設定においては、上記のように、ディスプレイ10上に2次元コードを表示させ、それを携帯電話やスマートフォン等のリーダで読み取るという動作が必要になるが、上記のように、電子機器(関数電卓1)の使用中にコード表示用コントラスト値Ccの設定処理を行うことが可能になれば、少なくともセットアップ時に、上記のような動作を行ってコード表示用コントラスト値Ccの設定処理を行う必要がなくなり、ユーザにとって電子機器(関数電卓1)を簡単に扱うことが可能になるといったメリットがある。
なお、下記の第2の実施形態においても同様であるが、ユーザによる所定のキー入力を、上記のようにカーソルキー21による上方向または下方向のキー入力で行うように構成する代わりに、例えば、カーソルキー21による右方向または左方向のキー入力で行うように構成したり、或いは、+キーまたは−キーのキー入力で行うように構成することも可能であり、所定のキー入力の仕方は適宜の仕方に決められる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明に係る第2の実施形態について説明する。上記のように、第1の実施形態では、変更後のコード表示用コントラスト値Ccを記憶部16に記憶させる(ステップS31参照)ように構成することについて説明した。そして、それをさらに敷衍すると、種々変更させたコード表示用コントラスト値Ccをそれぞれ記憶させるように構成することも可能である。
例えば、電子機器(関数電卓1)のディスプレイ10上に表示された2次元コード等を読み取るリーダは、いつも同じリーダであるとは限らず、他のリーダが用いられる場合もあり得る。すなわち、例えば、一人のユーザがいつも同じ携帯電話を用いて読み取り動作を行うとは限らず、同じユーザでも携帯電話の他にスマートフォンやタブレット端末、携帯型のコンピュータ、デジタルカメラ等で読み取る場合もあり得る。
また、例えば同じ携帯電話でも、他のユーザが先のユーザとは別のメーカの携帯電話で電子機器(関数電卓1)のディスプレイ10上に表示された2次元コード等を読み取ることが可能なコントラストは、先のユーザの携帯電話で読み取ることができるコントラストとは異なる場合もあり得る。
上記のように、電子機器(関数電卓1)で複数のコード表示用コントラスト値Ccを記憶することができるように構成すれば、このような場合に備えて、1人或いは複数のユーザの各リーダに適したコード表示用コントラスト値Ccをそれぞれ記憶しておけば、ディスプレイ10上に表示された2次元コード等を読み取るリーダが代わっても、記憶されているコード表示用コントラスト値Ccからそれに適したコード表示用コントラスト値Ccを選択して用いることで、リーダによる読み取り動作をスムーズに且つ的確に行うことが可能となる。
第2の実施形態では、このように構成された電子機器(関数電卓1)について説明する。なお、第1の実施形態で説明した内容と重複する点については、説明を省略するとともに、第1の実施形態における機能部や手段等と同じ機能部や手段等や、第1の実施形態で説明したフローチャート(特に図5参照)における各ステップの処理等と同じ処理等を行うステップについては同じ符号や番号等を付して説明する。
図7は、第2の実施形態に係る関数電卓1におけるコントラスト調整処理である関数電卓1の使用時のコントラスト値の設定処理の手順を示すフローチャートである。
本実施形態では、関数電卓1の電源がオン(ステップS21)された後の、ディスプレイ10上に数式等を表示したり計算を行ったりする通常動作(ステップS24)を行う際の処理は、第1の実施形態の場合と同様であるが、ユーザがCODEキー24を押下する等の操作を行ってコード表示指令(ステップS23;YES)が行われた後の処理が、第1の実施形態の場合と一部異なっている。
本実施形態では、関数電卓1のCPU11は、所定のキー操作がなされるごとに、その時点でのコード表示用コントラスト値Ccを個別に記憶部16に記憶させることができるようになっている。そのため、関数電卓1の内部構成が、図2に示した第1の実施形態の場合と若干異なり、図8に示すように、記憶部16におけるコード表示用コントラスト値Ccを記憶する記憶領域として複数の記憶領域1610、1611、1612、…が設けられており、各記憶領域1610、1611、1612、…にそれぞれコード表示用コントラスト値Cc0、Cc1、Cc2、…を個別に記憶させることができるようになっている。
そして、関数電卓1の使用開始時には、少なくとも記憶領域1610に、デフォルトの値である0F(h)や、上記のようしてセットアップ時のコード表示用コントラスト値の設定処理で設定されたコード表示用コントラスト値Ccが、コード表示用コントラスト値Cc0として記憶された状態になっている。
そして、本実施形態では、CPU11は、上記のようにディスプレイ10上に表示された数式(例えば図9(A)参照)等のコード表示を指令する操作がなされると、記憶部16に複数のコード表示用コントラスト値Cc0、Cc1、…が記憶されている場合には、ディスプレイ10上に当該各コード表示用コントラスト値Cc0、Cc1、…のうちのいずれかを選択させる画面(例えば図9(B)参照)を表示し、選択されたコード表示用コントラスト値Ccを記憶部16から読み出して表示駆動部12に設定して、選択されたコード表示用のコントラスト値Ccに基づいてコントラストを調整してディスプレイ10上にコード表示(例えば図9(C)参照)を行わせるように制御するようになっている。
具体的には、上記のように、ユーザがCODEキー24を押下する等の操作を行ってコード表示指令が行われると(ステップS23;YES)、図7に示すように、CPU11は、続いて、記憶部16に複数のコード表示用コントラスト値Cc0、Cc1、…が記憶されているか否かを判断する(ステップS40)。上記のように、関数電卓1の使用開始時には記憶部16に1つのコード表示用コントラスト値Cc0しか記憶されていないため、このような場合には(ステップS40;NO)、次のステップS41の処理を行わずに、第1の実施形態の場合と同様に、記憶部16からコード表示用コントラスト値Cc0を読み出してコントラスト調整回路12Aのレジスタに設定し(ステップS26)、ディスプレイ10上に表示されている数式等のデータを2次元コード化して、設定されたコード表示用コントラスト値Cc0に基づくコントラストで2次元コードをディスプレイ10上に表示する処理(ステップS27)以下の各処理に移行する。
一方、記憶部16に複数のコード表示用コントラスト値Cc0、Cc1、…が記憶されている場合には、CPU11は、ステップS40の判断処理で、記憶部16に複数のコード表示用コントラスト値Cc0、Cc1、…が記憶されていると判断する(ステップS40;YES)。なお、記憶部16に新たなコード表示用コントラスト値Ccを記憶していく処理(後述するステップS42、S43)については後で説明する。
そして、CPU11は、記憶部16に複数のコード表示用コントラスト値Cc0、Cc1、…が記憶されていると判断すると、ディスプレイ10上に、例えば図9(B)に示すように、複数のコード表示用コントラスト値Cc0、Cc1、…のうちのいずれかを選択させる画面を表示する。図9(B)の場合は、記憶部16に3つのコード表示用コントラスト値Cc0、Cc1、Cc2(図9(B)ではそれぞれ「0」、「1」、「2」と表示されている。)が記憶されており、それらの3つのコード表示用コントラスト値Cc0、Cc1、Cc2のうちの1つを選択可能であることが示されている。
なお、この場合、例えば、画面上の「0」、「1」、「2」等の近傍に、当該番号のコード表示用コントラスト値Ccに対応するリーダの種類(すなわち携帯電話やスマートフォンやタブレット端末、携帯型のコンピュータ、デジタルカメラ等)やユーザ名等を表示して、ユーザが複数のコード表示用コントラスト値Cc0、Cc1、…のうちのいずれかを選択する際の参考にすることができるように構成することも可能である。
そして、ユーザが「0」、「1」、「2」のテンキー20のいずれかを押下する等して、3つのコード表示用コントラスト値Cc0、Cc1、Cc2のうちのいずれか1つを選択すると、CPU11は、選択されたコード表示用コントラスト値Ccを選択して記憶部16から読み出して(ステップS41)、コントラスト調整回路12Aのレジスタに設定する(ステップS26)。なお、図9(C)では、コード表示用コントラスト値Cc1が選択された場合が示されている。
そして、CPU11は、ディスプレイ10上に表示されている数式等のデータを2次元コード化して、設定されたコード表示用コントラスト値Cc1に基づくコントラストで2次元コードをディスプレイ10上に表示する処理(ステップS27)以下の各処理に移行するようになっている。
また、第1の実施形態(図5参照)では、このようにして、ディスプレイ10上に2次元コードを表示した後(ステップS27)、ユーザが、ディスプレイ10上に表示された2次元コードを携帯電話やスマートフォン等のリーダで読み取らせる等の動作を行う。そして、2次元コードをリーダで読み取ることができなければ、ユーザによる所定のキー入力、すなわちカーソルキー21による上方向(△キー)または下方向(▽キー)のキー入力(ステップS29;YES)に応じて、CPU11がコード表示用コントラスト値Ccを変更して(ステップS30)、コントラストを切り替えてディスプレイ10上に2次元コード等を表示する(ステップS27)ことを繰り返す。
そして、第1の実施形態では、ディスプレイ10上に表示された2次元コード等を携帯電話やスマートフォン等のリーダで読み取らせることができるようになり、ユーザがEXITキー25を押下してコード表示を解除して終了させる際に(ステップS28;YES)、CPU11が、その時点でレジスタに設定されているコード表示用コントラスト値Ccを、記憶部16の記憶領域161に記憶されているコード表示用コントラスト値Ccに上書きして書き換える(ステップS31)ようになっていた。
それに対し、第2の実施形態では、コード表示用コントラスト値Ccを記憶部16の記憶領域161に記憶されているコード表示用コントラスト値Ccに上書きして書き換えるのではなく、前述したように、記憶部16の各記憶領域1611、1612、…に、新たなコード表示用コントラスト値Cc1、Cc2、…としてそれぞれ個別に記憶させるようになっている。
そのため、本実施形態では、CPU11は、表示駆動部12に、変更されたコード表示用コントラスト値Ccに基づくコントラストでディスプレイ10上に2次元コード等を表示させた状態で(ステップS27)、コード表示解除(ステップS28;NO)やカーソルキー21による上方向または下方向のキー入力(ステップS29;NO)がなく、ACキー23等の設定キーが押下された場合は(ステップS42;YES)、その時点でレジスタに保存されているコード表示用コントラスト値Ccを記憶部16の空いている記憶領域に新たなコード表示用コントラスト値Ccとして記憶させるようになっている(ステップS43)。
そして、例えば、ユーザが、ディスプレイ10上に表示された2次元コードを読み取るリーダの種類を変えたり、或いは、他のユーザのリーダに変える等して、引き続き、ステップS27〜S30、S42、S43の処理を繰り返して、記憶部16の各記憶領域1611、1612、…にそれぞれ変更されたコード表示用コントラスト値Cc1、Cc2、…を個別に記憶させていくことができるようになっている。
そして、本実施形態では、ユーザは、EXITキー25を押下してコード表示を解除して終了させると(ステップS28;YES)、CPU11は、ディスプレイ10上の表示を、通常表示用コントラスト値Cuに基づくコントラストで表示する状態(ステップS22以下)に戻すようになっている。
[効果]
以上のように、本実施形態に係る電子機器(すなわち例えば関数電卓1)では、第1の実施形態の場合と同様に、ユーザは、電子機器(関数電卓1)の使用中に、カーソルキー21による上方向(△キー)または下方向(▽キー)のキー入力を行うだけで、2次元コード等のコード表示のコントラスト調整を行うことが可能となり、コード表示のコントラスト調整を非常に容易に行うことが可能となる。
また、それとともに、CPU11が、所定のキー操作がなされるごとに(すなわちACキー23等の設定キーが押下されるごとに(ステップS42;YES))、その時点でレジスタに保存されているコード表示用コントラスト値Ccを記憶部16の空いている記憶領域に新たなコード表示用コントラスト値Ccとして記憶させること(ステップS43)ができるように構成されている。
そのため、電子機器(関数電卓1)のディスプレイ10上に表示された2次元コード等を読み取るリーダが変更された場合でも、そのリーダで2次元コード等を読み取ることが可能なコントラストで表示するためのコード表示用コントラスト値Ccを記憶部16を個別に記憶させることが可能となり。また、変更されたリーダに適したコード表示用コントラスト値Ccを的確に記憶部16から読み出して、そのコード表示用コントラスト値Ccに基づくコントラストで2次元コード等を表示することが可能となるため、2次元コード等を読み取るリーダが変更された場合でも、そのリーダに適するようにコントラストを変更して2次元コード等を表示することが可能となり、リーダで2次元コード等を的確に読み取ることが可能となる。
そのため、ディスプレイ10上に表示された2次元コード等を読み取るリーダが代わっても、記憶されているコード表示用コントラスト値Ccからそれに適したコード表示用コントラスト値Ccを選択して用いて、リーダによる読み取り動作をスムーズに且つ的確に行うことが可能となる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施形態等に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
コントラスト比の調整が可能なディスプレイと、
コードを表示する際の前記ディスプレイのコントラスト比を設定するコード表示用のコントラストデータを記憶しているコード表示用コントラストデータ記憶手段と、
前記コード表示用コントラストデータ記憶手段に記憶されている前記コード表示用のコントラストデータによりコントラスト比を設定し、前記ディスプレイ上にコードの表示を行わせる表示制御手段と、
前記表示制御手段によりコードの表示が行われているときに、所定のキー入力が行われた場合、当該キー入力に応じて前記ディスプレイのコントラスト比を変更してコードの表示を行わせるコントラスト変更手段と、
を備えることを特徴とする電子機器。
<請求項2>
コード表示解除の操作がなされると、その時点での前記ディスプレイのコントラスト比に対応したコード表示用のコントラストデータを前記コード表示用コントラストデータ記憶手段に記憶させるコントラストデータ書込み手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
<請求項3>
前記コントラストデータ書込み手段は、所定のキー操作がなされるごとに、その時点での前記ディスプレイのコントラスト比に対応したコード表示用のコントラストデータを個別に前記コード表示用コントラストデータ記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
<請求項4>
コード表示を指令する操作がなされると、前記コード表示用コントラストデータ記憶手段に複数の前記コード表示用のコントラストデータが記憶されている場合には、前記ディスプレイ上に当該各コード表示用のコントラストデータのうちのいずれかをユーザに選択させる選択手段を備え、
前記表示制御手段は、選択された前記コード表示用のコントラストデータに基づいてコントラスト比を設定して前記ディスプレイ上にコード表示を行わせることを特徴とする請求項3の記載の電子機器。
<請求項5>
前記コード表示には、少なくとも2次元コードの表示が含まれることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の電子機器。
<請求項6>
前記ディスプレイは反射型単純マトリクス型の液晶ディスプレイであることを特徴する請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の電子機器。
<請求項7>
コントラスト比の調整が可能なディスプレイを備えたコンピュータを、
コードを表示する際の前記ディスプレイのコントラスト比を設定するコード表示用のコントラストデータを記憶しているコード表示用コントラストデータ記憶手段と、
前記コード表示用コントラストデータ記憶手段に記憶されている前記コード表示用のコントラストデータによりコントラスト比を設定し、前記ディスプレイ上にコードの表示を行わせる表示制御手段と、
前記表示制御手段によりコードの表示が行われているときに、所定のキー入力が行われた場合、当該キー入力に応じて前記ディスプレイのコントラスト比を変更してコードの表示を行わせるコントラスト変更手段、
として機能させるためのプログラム。
1 関数電卓(電子機器)
10 ディスプレイ
11 CPU(コントラスト変更手段)
12 表示駆動部(コントラスト変更手段)
161 記憶部の記憶領域(コード表示用コントラストデータ記憶手段)
162 記憶部の記憶領域(通常表示用コントラストデータ記憶手段)
21 カーソルキー(所定のキー入力)
23 ACキー、設定キー(所定のキー操作)
24 CODEキー(コード表示を指令する操作)
25 EXITキー(コード表示解除の操作)
Cc、Cc0、Cc1、… コード表示用コントラスト値
p プログラム

Claims (8)

  1. コード表示を指令する操作がなされると、互いに異なる複数のコード表示用のコントラスト比が記憶部に記憶されている場合には、当該複数のコード表示用のコントラスト比の中からいずれかをユーザに選ばせる画面を、ディスプレイによって表示させ、あるコード表示用のコントラスト比がユーザ操作に基づいて選ばれた場合と、前記あるコード表示用のコントラスト比とは異なる別のコード表示用のコントラスト比がユーザ操作に基づいて選ばれた場合とで、互いに異なるコントラスト比で、前記ディスプレイによってコードの表示を行わせる制御手段を備えることを特徴とする電子機器。
  2. コード表示を指令する操作がなされると、互いに異なる複数のコード表示用のコントラスト比が記憶部に記憶されている場合には、当該複数のコード表示用のコントラスト比の中からいずれかをユーザに選ばせる画面をディスプレイによって表示させ、ユーザ操作に基づいて選ばれた一つの前記コード表示用のコントラスト比に応じて、前記ディスプレイによってコードの表示を行わせる制御手段を備えることを特徴とする電子機器。
  3. 前記制御手段は、
    前記ディスプレイによってコード表示を行わせているときに、キー入力に応じて前記コード表示用のコントラスト比を変更して、前記ディスプレイによってコードの表示を行わせることを特徴とする請求項1または請求項に記載の電子機器。
  4. 前記制御手段は、
    前記コードとして少なくとも2次元コードの表示を、前記ディスプレイによって行わせることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか一項に記載の電子機器。
  5. 電子機器の制御手段によって実行される表示方法であって、
    コード表示を指令する操作がなされると、互いに異なる複数のコード表示用のコントラスト比が記憶部に記憶されている場合には、当該複数のコード表示用のコントラスト比の中からいずれかをユーザに選ばせる画面を、ディスプレイによって表示させ、あるコード表示用のコントラスト比がユーザ操作に基づいて選ばれた場合と、前記あるコード表示用のコントラスト比とは異なる別のコード表示用のコントラスト比がユーザ操作に基づいて選ばれた場合とで、互いに異なるコントラスト比で、前記ディスプレイによってコードの表示を行わせることを特徴とする表示方法。
  6. 電子機器の制御手段によって実行される表示方法であって、
    コード表示を指令する操作がなされると、互いに異なる複数のコード表示用のコントラスト比が記憶部に記憶されている場合には、当該複数のコード表示用のコントラスト比の中からいずれかをユーザに選ばせる画面をディスプレイによって表示させ、ユーザ操作に基づいて選ばれた一つの前記コード表示用のコントラスト比に応じて、前記ディスプレイによってコードの表示を行わせることを特徴とする表示方法。
  7. コンピュータによって、
    コード表示を指令する操作がなされると、互いに異なる複数のコード表示用のコントラスト比が記憶部に記憶されている場合には、当該複数のコード表示用のコントラスト比の中からいずれかをユーザに選ばせる画面を、ディスプレイによって表示させ、あるコード表示用のコントラスト比がユーザ操作に基づいて選ばれた場合と、前記あるコード表示用のコントラスト比とは異なる別のコード表示用のコントラスト比がユーザ操作に基づいて選ばれた場合とで、互いに異なるコントラスト比で、前記ディスプレイによってコードの表示を行わせることを特徴とする表示プログラム。
  8. コンピュータによって、
    コード表示を指令する操作がなされると、互いに異なる複数のコード表示用のコントラスト比が記憶部に記憶されている場合には、当該複数のコード表示用のコントラスト比の中からいずれかをユーザに選ばせる画面をディスプレイによって表示させ、ユーザ操作に基づいて選ばれた一つの前記コード表示用のコントラスト比に応じて、前記ディスプレイによってコードの表示を行わせることを特徴とする表示プログラム。
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