JP6454140B2 - 樹脂成形品 - Google Patents

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Description

本発明は射出成などにより一体成される樹脂成品において、成不良などを防止する構造を有する樹脂成品に関するものである。
樹脂成品は、従来から自動車の内装部品として種々使用されている。
このような樹脂製の内装部品、特に物品の収納部材は、一般に薄肉に形成され、意匠面となる側の裏面側にリブなどの補強構造や、取付け部位への取付け構造、成形品同士を接合するための接合構造などが一体に形成される。これらの構造部が形成された部分では、それ以外の部分と比べて樹脂の充填量が多くなるため、意匠面に成形不良が発生し易くなる。この問題を解決した従来技術としては、意匠面を構成する本体部と、前記本体部の意匠裏面に突設した補強構造部とを備え、それらを射出成形で一体成形してなる樹脂成形品において、前記補強構造部は、射出成形時の樹脂流動方向に適宜間隔を有し前記樹脂流動と交差する方向に配向された複数の横リブと、前記各横リブと直交して延在し前記各横リブを相互に連結する縦リブとの結合体で構成され、前記各横リブはそれぞれ前記意匠裏面に接続され、そのうち1つの横リブに射出成形のゲート部が設定される一方、前記縦リブは、前記意匠裏面から離間して配設されている樹脂成形品(例えば、特許文献1参照)が存在している。
特開2008−49652号公報(特許請求の範囲の欄、発明の詳細な説明の欄、及び図1〜図9を参照)
しかしながら、前記従来技術である特許文献1では、樹脂成品を製造するための射出成時に、部品本体に直接着地していないリブ先端にガスが溜まり易く、大きな部品では溜まったガスにより樹脂が充填しきらないショートショットや、ガス焼け等の成不良を起こしてしまう。
本発明は、上記のような問題を解決し、ショートショットやガス焼け等の樹脂成品に生じる成不良を防止すると共に、樹脂成品の意匠面に生じる見栄え低下を防止する樹脂成品を提供することを目的としている。
本発明の第1の発明は、請求項1に記載された通りの樹脂成品であり、次のようなものである。
意匠面となる表面側と、前記表面側と反対側へ突設した突設部とを備え、それらを射出成で一体成してなる樹脂成品において、前記突設部には、射出成時の樹脂流動方向と平行して設けられたリブ部材に射出成に伴って発生するガスの流れをガイドする案内部材を設ける構成である。
本発明の第2の発明は、請求項2に記載された通りの樹脂成品であり、次のようなものである。
請求項1に記載の発明に加えて、前記案内部材は、樹脂成品に設けられた複数のリブ間をつなぐように設けられる構成である。
本発明の第3の発明は、請求項3に記載された通りの樹脂成品であり、次のようなものである。
請求項1に記載の発明に加えて、前記案内部材は、樹脂成品に設けられた複数の前記案内部材同士が交差するように設けられる構成である。
本発明に係る樹脂成品は、上記説明のような構成を有するので、以下に記載する効果を奏する。
(1)射出成時に樹脂成品に発生するガス焼けや、樹脂が充填しきらないというショートショットを防ぐことができ、商品性の低下を防止することができる。
(2)本発明の案内部材を採用することにより、射出成時に発生するガスを逃がすための駒設定を必要としないため、安価に樹脂成品を製造することができる。
本発明の樹脂成品の第一実施例を示すもので、(a)は樹脂成品に設けられたリブ部材に案内部材を設けた一例を示す要部概略斜視図、(b)はC−C線断面図である。 本発明の樹脂成品の第二実施例を示す裏面側から見た樹脂成品の概略斜視図である。 本発明の樹脂成品の第三実施例を示すもので、(a)は二つのリブ部材の間に案内部材を設けたものを示す要部概略斜視図、(b)は平行に並んだリブ部材に直角に案内部材を設けたものを示す要部概略斜視図である。
意匠面となる表面側と、前記表面側と反対側へ突設した突設部とを備え、それらを射出成で一体成してなる樹脂成品において、前記突設部には、射出成時の樹脂流動方向と平行して設けられたリブ部材に射出成に伴って発生するガスの流れをガイドする案内部材を設ける樹脂成品である。
本発明の樹脂成品の一実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の樹脂成品の一実施例を示すもので、樹脂成品1の突設部2に設けられたリブ部材3に案内部材4を設けた一例を示している。
尚、樹脂の材料としては、ポリプロピレン、アクリロニトリル ブタジェン スチレン、ガラス入りナイロン等が採用することができる。
この図1からも理解できるように、本発明の特徴は、射出成時に金型内を流れてくる樹脂流れ方向Aに対して、リブ部材3の端末から設置された案内部材4を設けることによって、射出成時に発生するガスが、ガス流れBに沿ってリブ部材3から流れ分散されるものである。
これによって、リブ部材3の先端に溜まったガスを案内部材4によって分散させて樹脂成品1の外部に排出させることができる。
また、樹脂成品1の部品端末付近ではなく、部品内部に設けられたリブ部材3は、射出成時にリブ部材3先端にガスが溜まり易く金型内を流れてくる樹脂の流動方向Aに対して、リブ部材3端末で逃げ場を失って、部品本体部側に放射状に焼けた跡(ガス焼け)を残してしまうため、樹脂の流動方向Aの反対側リブ端末に案内部材4を設けることで、ガスが溜まるのを防止し案内部材4によって分散されて部品外へ排出され完成した樹脂成品の表面にガス焼けを発生させたり、金型のリブ部材3に所にガスが溜まってしまい、樹脂が充填しきらないというショートショットが起こってしまうことを、別個にガスを逃がすための駒等を設置しなくても防止することができる。
案内部材4の形状としては、図1(b)に示されているように、樹脂成品の本体板厚より小さい半円状のビード形状で部品端末付近までのガスの排出路として設置するものである。例えば、本体板厚2.5〜3.0mm位の部品に対しては、幅1.0mm、高さ0.5mm程の案内部材4を設置する。
これは、案内部材4の高さを低くガスが部品本体内に拡散されやすくなっているため、案内部材4による排出路が部品端末まで設置できない場合であっても、樹脂成品の部品の形状が変化している部位などに設置することによって、ガスの流動をコントロールして、ガスの溜まり現象を防ぎ、効率よく分散させることができる。
なお、通常のリブ部材3などとは違い、非常に小さい(前記例では、幅1mm、高さ0.5mm)半円形状のため、部品の壁部に設置する際も、型抜き勾配を設定する必要もなく、射出成時に発生してしまう可能性のある表面のヒケ等を考慮することなく案内部材4をさまざまな部位に設置することができる。
なお、案内部材4はビード形状でなくとも同様のものであれば、種々採用することができるものである。
図2に示すものは、第二実施例であり、リブ部材3の形状が第一実施例と相違するものを示し、リブ部材3が連続して形成されない途中部分をなくした例を示している。
また、図3は、本発明の第三実施例を示すものであり、直線状(図3(a))、または平行(図3(b))に並ぶリブ部材3同士の端末を案内部材4で繋いだものであり、この場合でも、その先へのガスの流入量を調整や、案内部材4によってガスを案内することができ、ガスの溜まりを防ぎ、効率よくガスを分散することもできるものである。
各種車両に取り付けられる射出成により成される種々の樹脂成品、例えば、物品の収納装置以外にも屈曲率を有する薄肉状の装飾部材等にも利用することができる。
1・・・・樹脂成
2・・・・突設部
3・・・・リブ部材
4・・・・案内部材
A・・・・樹脂流動方向
B・・・・ガス流動方向

Claims (3)

  1. 意匠面となる表面側と、前記表面側と反対側へ突設した突設部とを備え、それらを射出成で一体成してなる樹脂成品において、前記突設部には、射出成時の樹脂流動方向と平行して設けられたリブ部材に射出成に伴って発生するガスの流れをガイドする案内部材を設けることを特徴とする樹脂成品。
  2. 前記案内部材は、樹脂成品に設けられた複数のリブ間をつなぐように設けられることを特徴とする請求項1に記載の樹脂成品。
  3. 前記案内部材は、樹脂成品に設けられた複数の前記案内部材同士が交差するように設けられることを特徴とする請求項1に記載の樹脂成品。
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