JP6452936B2 - X線診断装置および着用可能デバイス - Google Patents

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本発明の実施形態は、X線診断装置および着用可能デバイスに関する。
循環器X線診断システムとしてのX線画像診断装置は、カテーテルを用いた治療(IVR:interventional radiology)をサポートする装置として利用されている。
また、外科手術室に天井走行式のCアームを備えたX線画像診断装置を設置することで、血管外科医と循環器内科医が協働して循環器疾患の治療が行なえる環境も実現している。これにより、患者を外科手術室とカテーテル検査室との間で移動させる必要がなくなり、よりスピーディな治療を可能にしている。このようなシステムはHybrid ORシステムと呼ばれている。
ここで、医者が治療を行ないながらX線撮影を行なうために使用して好適で、治療内容に応じて作業し易い高さに患者を配置させることができる技術が開示されている。
Hybrid ORシステムでは、外科医による施術中は、循環器X線診断システムの天井走行式Cアームを、施術の邪魔にならない位置座標及び鉛直回転角度にセットしている。一方、循環器内科医による施術に際し、天井走行式Cアームを、当該位置座標及び鉛直回転角度から、被検体の撮影を直ちに開始可能とする位置座標及び鉛直軸回転角度に移動させる必要がある。天井走行式Cアームを移動させる場合、制御すべき機構の移動軸が多いため、手動操作を行なうことは容易ではない。
そこで、番号入力等の簡単な操作によって予め登録されている施術の邪魔にならない位置座標及び鉛直回転角度と、被検体の撮影を直ちに開始可能とする位置座標及び鉛直軸回転角度とに自動で行なえるオートポジショニング機能が用いられる。
特開2011−217904号公報
ところで、X線画像診断装置において、医師や看護師などの医療従事者にとって、見ることのできない情報があるため、検査や手術の効率化、安全性の向上等が妨げられていた。
例えば、人間の視覚では検知することのできないX線のX線照射領域やX線撮像装置の回転撮影時の回転軸などは、医療従事者では見ることができない。このような人間が検知することができない不可視情報の存在によって、医療従事者は検査や手術などのスムーズな実施や安全性の向上などを図ることができなかった。
そこで、人間の視覚では検知することのできないX線照射領域や回転撮影時の回転軸などの不可視情報を、医療従事者に表示することができるX線診断装置や、そのX線診断装置とともに使用される着用可能デバイスが望まれていた。
本実施形態に係るX線診断装置は、観察者が着用可能な着用可能デバイスが接続されたX線診断装置であって、前記X線診断装置は、X線の撮像に関する撮像装置の位置座標を計算する装置座標計算部と、前記撮像装置の位置座標と、前記観察者の位置情報と、前記観察者の視線方向を示す視線方向情報とに基づいて、前記観察者の位置から見た前記撮像装置が位置する方向の2次元特徴画像を計算する2次元特徴画像計算部と、前記撮像装置の位置座標と、前記観察者の位置情報と、前記視線方向情報とを含む情報に基づいて、前記観察者が見ることのできない情報を示す不可視情報の画像データを生成するデータ生成部と、を備え、前記着用可能デバイスは、前記観察者の視線方向の映像を取得するカメラと、前記観察者の位置情報と、前記観察者の視線方向情報とを取得する情報取得部と、取得した前記映像を2次元画像に変換しその変換された2次元画像と、計算された前記2次元特徴画像との一致度に基づいて、前記不可視情報の画像データの修正量を算出する画像データ修正量算出部と、取得した前記映像と、修正された前記不可視情報の画像データとを合成して、合成画像データを生成する画像合成部と、生成された前記合成画像データを前記観察者の視覚に知覚させるように表示する表示部と、を有することを特徴とする。
本実施形態に係る着用可能デバイスは、X線診断装置とデータ通信を行う着用可能デバイスであって、線の撮像に関する像装置の位置座標と観察者の位置情報と、前記観察者の視線方向を示す視線方向情報とに基づいて計算された、前記観察者の位置から見た前記撮像装置が位置する方向の2次元特徴画像と、前記撮像装置の位置座標と、前記観察者の位置情報と、前記視線方向情報とを含む情報に基づいて生成された、前記観察者が見ることのできない情報を示す不可視情報の画像データと、を前記X線診断装置から受信する通信制御部と、前記観察者の視線方向の映像を取得するカメラと取得した前記映像を2次元画像に変換しその変換された2次元画像と、計算された前記2次元特徴画像との一致度に基づいて、前記不可視情報の画像データの修正量を算出する画像データ修正量算出部と、取得した前記映像と、前記修正量により前記不可視情報の画像データが修正された後の前記不可視情報の画像データとを合成して、合成画像データを生成する画像合成部と、生成した前記合成画像データを前記観察者の視覚に知覚させるように表示する表示部と、を備えることを特徴とする。
本実施形態のX線画像診断装置のハードウェア構成を示す概略図。 本実施形態のX線画像診断装置における保持装置の外観構成を示す斜視図。 本実施形態のX線画像診断装置の機能を示すブロック図。 本実施形態に係るX線画像診断装置の着用可能デバイスが、不可視情報の一例であるX線錐の2次元CG画像データを表示する合成画像表示処理を示したフローチャート。 2次元CG画像計算部が計算したX線錐の2次元CG画像データの一例を示した模式図。 画像合成部が合成画像データを生成する場合の概念図。 着用可能デバイスの表示部に合成画像を表示させた場合のオペレータの視野に検知される表示画像例。 第1の実施形態の変形例として、散乱線も含めてX線照射領域を計算し、表示すべきX線錐の2次元CG画像データを示した概念図。 第2の実施形態として、X線画像診断装置の画像データ生成部が、回転軸中心位置と回転軸を計算する概念を示した概念図。 第2の実施形態において、画像合成部が合成画像データを生成する場合の概念図。 第2の実施形態において、着用可能デバイスの表示部に合成画像を表示させた場合のオペレータの視野に検知される表示画像例。 第3の実施形態において、画像合成部が合成画像データを生成する場合の概念図。 第3の実施形態において、着用可能デバイスの表示部に合成画像を表示させた場合のオペレータの視野に検知される表示画像例。 第4の実施形態において、着用可能デバイスの表示部に被検体の不可視情報(例えば、心電図)を表示させた場合のオペレータの視野に検知される表示画像例。 第5の実施形態において、DF装置の画像データ生成部の機能を示した機能ブロック図。 不可視情報を切り替える一例を示した表示制御設定テーブル。 医療従事者であるオペレータの夫々に、スタッフIDが割り当てられるとともに、スタッフIDに職務を示す職務IDが割り当てられたスタッフ情報テーブル。 オペレータの役割を示す職務が、職務IDにより割り当てられた職務情報テーブル。 オペレータが着用する着用可能デバイスのデバイスIDと職務IDとが割り当てられたデバイス割り当て情報テーブル。 検査ごとに割り当てられた検査の種類と検査IDとが対応付けられた検査情報テーブル。 検査IDがT001、すなわち冠動脈造影検査の場合において、複数の着用可能デバイスの夫々に対し、不可視情報の表示を制御する表示制御設定情報を示した表示制御設定テーブル。
(第1の実施形態)
本発明に係るX線画像診断装置(X線診断装置)の実施形態について、添付図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態のX線画像診断装置のハードウェア構成を示す概略図である。図2は、本実施形態のX線画像診断装置における保持装置の外観構成を示す斜視図である。
図1及び図2は、本実施形態の天井走行式Cアームを備えるX線画像診断装置10を示す。X線画像診断装置10は、大きくは、保持装置11及びDF(Digital Fluorography)装置12から構成される。保持装置11及びDF装置12は、一般的には、外科手術室(検査・治療室)に設置される。なお、本発明に係るX線画像診断装置は、天井走行式Cアームを備えるX線画像診断装置10に限定されるものではなく、床走行式Cアームを備えるX線画像診断装置であってもよい。
保持装置11は、スライド機構21、鉛直軸回転機構23、懸垂アーム24、Cアーム回転機構25、Cアーム26、X線照射装置27、受像装置28、寝台29、コントローラ30、高電圧供給装置31、及び駆動制御部32を設ける。
スライド機構21は、Z軸方向レール211、X軸方向レール212、及び台車213を設ける。スライド機構21は、駆動制御部32を介したコントローラ30による制御によって、鉛直軸回転機構23、懸垂アーム24、Cアーム回転機構25、Cアーム26、X線照射装置27、及び受像装置28を一体として水平方向にスライドさせる。
Z軸方向レール211は、Z軸方向(天板29aの長軸方向)に延設され、天井に支持される。
X軸方向レール212は、X軸方向(天板29aの短軸方向)に延設され、その両端のローラ(図示しない)を介してZ軸方向レール211に支持される。X軸方向レール212は、駆動制御部32を介したコントローラ30による制御によって、Z軸方向レール211上をZ軸方向に移動される。
台車213は、ローラ(図示しない)を介してX軸方向レール212に支持される。台車213は、駆動制御部32を介したコントローラ30による制御によって、X軸方向レール212上をX軸方向に移動される。
台車213を支持するX軸方向レール212がZ軸方向レール211上をZ軸方向に移動可能であり、台車213がX軸方向レール212上をX軸方向に移動可能であるので、台車213は、検査室内を、水平方向(X軸方向及びZ軸方向)に移動可能である。
鉛直軸回転機構23は、台車213に回転可能に支持される。鉛直軸回転機構23は、駆動制御部32を介したコントローラ30による制御によって、懸垂アーム24、Cアーム回転機構25、Cアーム26、X線照射装置27、及び受像装置28を一体として鉛直軸回転方向T1(図2に図示)に回転させる。
懸垂アーム24(天井吊支柱)は、鉛直軸回転機構23によって支持される。
Cアーム回転機構25は、懸垂アーム24に回転可能に支持される。Cアーム回転機構25は、駆動制御部32を介したコントローラ30による制御によって、Cアーム26、X線照射装置27、及び受像装置28を一体として懸垂アーム24に対する回転方向T2(図2に図示)に回転させる。
Cアーム26は、Cアーム回転機構25によって支持され、X線照射装置27と受像装置28とを、被検体Pを中心に対向配置させる。Cアーム26の背面又は側面にはレール(図示しない)が設けられ、Cアーム回転機構25とCアーム26とによって挟み込まれる当該レールを介してCアーム26は、駆動制御部32を介したコントローラ30による制御によって、X線照射装置27、及び受像装置28を一体としてCアーム26の円弧方向T3(図2に図示)に円弧動させる。
X線照射装置27は、Cアーム26の一端に設けられる。X線照射装置27は、駆動制御部32を介したコントローラ30による制御によって、前後動が可能なように設けられる。X線照射装置27は、高電圧供給装置31から高電圧電力の供給を受けて、高電圧電力の条件に応じて被検体Pの所定部位に向かってX線を照射する。X線照射装置27は、X線の出射側に、複数枚の鉛羽で構成されるX線照射野絞りや、シリコンゴム等で形成されハレーションを防止するために所定量の照射X線を減衰させる補償フィルタ等を設ける。
第1の実施形態において、X線照射装置27は、X線照射野絞りを設定すると、X線を照射する範囲を指定するための開度情報が設定される。X線照射装置27は、開度情報が設定されると、受像装置28との位置関係により、X線を照射するX線錐(X線照射領域)の計算をDF装置12にさせるようになっている。
ここで、X線錐とは、X線が照射される空間領域のことをいい、X線錐は、X線焦点を頂点とし、受像装置28に設けられた検出器の面を底面とした錐状の形状となる。
受像装置28は、Cアーム26の他端であってX線照射装置27の出射側に設けられる。受像装置28は、駆動制御部32を介したコントローラ30による制御によって、前後動が可能なように設けられる。受像装置28は、I.I.(Image Intensifier)−TV系であり、大きくは、I.I.28a、TVカメラ28b及びA/DAAnalog to Degital)変換回路28cを備える。I.I.28aは、被検体Pを透過したX線及び直接入射されるX線を可視光に変換し、さらに、光−電子−光変換の過程で輝度の倍増を行なって感度のよい投影データを形成させる。TVカメラ28bは、CCD(Charge Coupled Device)撮像素子を用いて光学的な投影データを電気信号に変換する。A/D変換回路28cは、TVカメラ28bから出力された時系列的なアナログ信号(ビデオ信号)をデジタル信号に変換する。
なお、受像装置28は、平面検出器(FPD:Flat Panel Detector)、すなわち、X線を電気信号に変換する検出素子が2D状に配列されたものであってもよい。
寝台29は、床面に支持され、天板(カテーテルテーブル)29aを支持する。寝台29は、駆動制御部32を介したコントローラ30による制御によって、天板29aを水平(X、Z軸方向)動、上下(Y軸方向)動及びローリングさせる。天板29aは、被検体Pを載置可能である。なお、保持装置11は、X線照射装置27が天板29aの下方に位置するアンダーチューブタイプである場合を説明するが、X線照射装置27が天板29aの上方に位置するオーバーチューブタイプである場合であってもよい。
コントローラ30は、図示しないCPU(Central Processing Unit)及びメモリを含んでいる。コントローラ30は、高電圧供給装置31、及び駆動制御部32等の動作を制御する。
高電圧供給装置31は、コントローラ30の制御に従って、X線照射装置27に高電圧電力を供給可能である。
駆動制御部32は、コントローラ30の制御に従って、スライド機構21、鉛直軸回転機構23、Cアーム回転機構25、Cアーム26、X線照射装置27、受像装置28、及び寝台29の天板29aをそれぞれ駆動可能である。
DF装置12は、コンピュータをベースとして構成されており、病院基幹のLAN(Local Area Network)等のネットワークNと相互通信可能である。DF装置12は、大きくは、プロセッサとしてのCPU41、メモリ42、HDD(Hard Disc Drive)43、入力装置44、通信制御装置45、投影データ記憶部51、画像処理回路52、画像データ記憶部53、及び表示装置54等のハードウェアから構成される。CPU41は、共通信号伝送路としてのバスを介して、DF装置12を構成する各ハードウェア構成要素に相互接続されている。なお、DF装置12は、記録媒体用のドライブ(図示しない)を具備する場合もある。
CPU41は、医師及び技師等のオペレータによって入力装置44が操作等されることにより指令が入力されると、メモリ42に記憶しているプログラムを実行する。又は、CPU41は、HDD43に記憶しているプログラム、ネットワークNから転送され通信制御装置45で受信されてHDD43にインストールされたプログラム、又は記録媒体用のドライブ(図示しない)に装着された記録媒体から読み出されてHDD43にインストールされたプログラムを、メモリ42にロードして実行する。
メモリ42は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等の要素を兼ね備える構成をもつ記憶装置である。メモリ42は、IPL(Initial Program Loading)、BIOS(Basic Input/Output System)のデータを記憶したり、CPU41のワークメモリやデータの一時的な記憶に用いたりする。
HDD43は、磁性体を塗布又は蒸着した金属のHD(Hard Disk)が着脱不能で内蔵されている構成をもつ記憶装置である。HDD43は、DF装置12にインストールされたプログラム(アプリケーションプログラムの他、OS(Operating System)等も含まれる)や、データを記憶する。また、OSに、検査実施者に対する情報の表示にグラフィックを多用し、基礎的な操作を入力装置37aによって行なうことができるGUI(Graphical User Interface)を提供させることもできる。
入力装置44としては、オペレータによって操作が可能なキーボード及びマウス等が挙げられ、操作に従った入力信号がCPU41に送られる。入力装置44は、大きくは、メインコンソール及びシステムコンソールによって構成される。
通信制御装置45は、各規格に応じた通信制御を行なう。通信制御装置45は、電話回線を通じてネットワークNに接続することができる機能を有している。DF装置12は、通信制御装置45を介してネットワークN網に接続することができる。
投影データ記憶部51は、CPU41の制御によって、保持装置11のA/D変換回路28cから出力された投影データを記憶する。
画像処理回路52は、CPU41の制御によって、投影データ記憶部51に記憶される投影データに対して対数変換処理(LOG処理)行なって必要に応じて加算処理して、透視画像及び撮影画像(DA画像)のデータを生成する。また、画像処理回路52は、画像データ記憶部53に記憶される透視画像及び撮影画像に対して画像処理を施す。画像処理としては、データに対する拡大/階調/空間フィルタ処理や、時系列に蓄積されたデータの最小値/最大値トレース処理、及びノイズを除去するための加算処理等が挙げられる。なお、画像処理回路52による画像処理後のデータは、表示装置54に出力されると共に、画像データ記憶部53等の記憶装置に記憶される。
画像データ記憶部53は、CPU41の制御によって、画像処理回路52から出力された透視画像及び撮影画像をデータとして記憶する。
表示装置54は、CPU41の制御によって、画像処理回路52によって生成される透視画像及び撮影画像のデータに、患者名等の検査情報(パラメータの文字情報及び目盛等)を合成し、合成信号をD/A(Digital to Analog)変換後、ビデオ信号として表示する。表示装置54は、画像処理回路52から出力される透視画像及び撮影画像をライブ表示するライブモニタや、画像処理回路52から出力される撮影画像を静止画像表示、また、動画再生表示する参照モニタや、FOV(Field Of View)切り替えのためのデータ等、主に保持装置11の制御を行なうためのデータを表示するシステムモニタ等を含む。
ネットワークNは、医師及び技師等のオペレータ(観察者)が着用可能な着用可能デバイス70を、DF装置12に接続することができるようになっている。
着用可能デバイス70は、オペレータの位置情報及びオペレータの視線方向を示す視線方向情報を取得する機能と、オペレータの視線方向の視線方向の映像を取得する機能とを備えて構成される。本実施形態において、着用可能デバイス70は、例えば、GOOGLE GLASS(登録商標)やヘッドマウントディスプレイなど、オペレータが着用し、オペレータに視覚情報を提供することができるものであって、ネットワークNを介して、またはネットワークNを介さずに、直接外部機器と通信できる通信手段を備えているデバイスであればよい。
また、着用可能デバイス70は、その一部を鉛ガラス等の放射線遮蔽物質によって構成されることにより、オペレータに対し、被曝防止機能を持たせるようにしてもよい。
図3は、本実施形態のX線画像診断装置(X線診断装置)の機能を示すブロック図である。本ブロック図では、着用可能デバイス70が、DF装置12と直接接続された場合の形態を示している。
図1に示すCPU41がプログラムを実行することによって、図3に示すように、DF装置12は、画像データ生成部65と、通信制御装置45(図1)とを備えるようになっている。画像データ生成部65は、オペレータ(観察者)が見ることのできない情報を示す不可視情報(例えば、X線の照射領域を示すX線錐)の画像データを生成するようになっている。
なお、本実施形態では、不可視情報とは、人間の視覚で検知することができない情報(X線照射領域、回転撮影時の回転軸など)や、過去及び未来の現象(X線照射予定領域、機器の移動予定経路または回転撮影の回転軸など)、及びモニタ機器操作画面前から離れると視認できない情報(心電図、心拍数、血圧または発汗などの患者状態情報、X線画像、機器のバッテリ残量または機器の準備状態など)などが該当する。
画像データ生成部65は、不可視情報3次元座標計算部61、2次元CG(Computer Graphics)画像計算部63、X線装置3次元座標計算部62、及び2次元特徴画像計算部64等を備えるようになっている。なお、各部61乃至65は、DF装置12の機能として備えられるものとして説明するが、各部61乃至65の全部又は一部は、DF装置12にハードウェアとして備えられるものであってもよい。
不可視情報3次元座標計算部61は、第1の実施形態では、オペレータが見ることのできないX線の照射領域を示すX線錐(照射領域)の3次元座標を計算するようになっている。不可視情報3次元座標計算部61は、例えば、X線照射装置27(撮像装置)によってX線を照射する範囲を指定するための開度情報が設定され、X線照射装置27の位置情報、すなわち、X線照射部の照射位置を示す照射位置情報(X線管球焦点)と、受像装置28(受像部)の位置を示す受像部位置情報(中心位置)と、X線照射装置27の開度情報(X線照射野絞り)とに基づいて、X線錐(照射領域)の3次元座標を計算する。
2次元CG画像計算部63は、不可視情報3次元座標計算部61において計算されたX線錐(照射領域)の3次元座標と、通信制御装置45を介して取得するオペレータの位置情報と、そのオペレータの視線方向情報およびカメラ73の視野角情報等を用いて、オペレータからX線照射装置27(または、X線画像診断装置10)を見る方向のX線錐の画像データを計算するようになっている。なお、視野角情報は、着用可能デバイス70に設けられたカメラ73の視野角により関連付けられた情報のこという。
不可視情報3次元座標計算部61と2次元CG画像計算部63とによって、画像データ生成部65は、オペレータが見ることのできない情報の不可視情報の一例を示すX線錐の画像データ(これを、2次元CG画像データともいう。)を生成するようになっている。
このように、画像データ生成部65は、X線を照射する範囲を指定するための開度情報が設定されると、X線照射装置27と受像装置28との位置関係により、X線を照射するX線錐(X線照射領域)の2次元CG画像データを計算することができる。なお、カメラ73の視野角情報は任意の構成要素であり、カメラ73の視野角情報を取得できる場合に、X線錐の2次元CG画像データの計算に適用する。
X線装置3次元座標計算部62は、X線画像診断装置10の各部(X線照射装置27のX線管球焦点、X線照射野絞り、受像装置28の中心位置、Cアーム回転機構25、Cアーム26など)の基準点の3次元座標を計算するようになっている。
2次元特徴画像計算部64は、X線装置3次元座標計算部62で計算された3次元座標と、Cアーム26のカバー形状情報と、通信制御装置45を介して取得するオペレータの位置情報と、そのオペレータの視線方向情報およびカメラ73の視野角情報等を用いて、オペレータがX線照射装置27(または、X線画像診断装置10)を見たときの2次元特徴画像データを計算するようになっている。なお、2次元特徴画像とは、例えば、X線画像診断装置10の輪郭画像などが該当する。
また、画像データ生成部65は、コントローラ30を介して、X線画像診断装置10の検査室中の位置情報を予め取得しておき、例えば、X線画像診断装置10を設置したときなどに、X線照射装置27のX線管球焦点と開度情報、及び受像装置28の中心位置情報とを取得して、検査室の空間座標に変換し、記録しておいてもよい。
通信制御装置45は、2次元CG画像計算部63で計算されたX線錐の2次元CG画像データや2次元特徴画像計算部64で計算された2次元特徴画像データ等を着用可能デバイス70に送受信するようになっている。
着用可能デバイス70は、図示しないCPU及びメモリを含んでおり、そのCPUがプログラムを実行することによって、図3に示すように、情報取得部71、通信制御装置72、カメラ73、CG画像修正量算出部74、画像合成部75、及び表示部76等を備えるようになっている。なお、各部71乃至76は、着用可能デバイス70の機能として備えられるものとして説明するが、各部71乃至76の全部又は一部は、着用可能デバイス70にハードウェアとして備えられるものであってもよい。
情報取得部71は、オペレータの位置情報と、そのオペレータの視線方向を示す視線方向情報とを取得するようになっている。情報取得部71は、例えば、GPS(Global Positioning System)や位置情報等を取得するデバイス等を利用して、オペレータの位置情報と、そのオペレータの視線方向情報を取得する。なお、視線方向情報を取得するために、カメラなどの画像取得手段を適用することもできる。
通信制御装置72は、情報取得部71において取得したオペレータの位置情報と、視線方向情報とを、DF装置12に送信するようになっている。
カメラ73は、着用可能デバイス70に装着されており、オペレータの視線方向の風景(映像)を撮影する機能を備えている。
CG画像修正量算出部74は、カメラ73の出力画像(映像)を取得してその出力画像を2次元画像データに変換する。また、CG画像修正量算出部74は、通信制御装置72を介して、DF装置12から2次元特徴画像データを取得する。CG画像修正量算出部74は、カメラ73の出力画像から変換された2次元画像データと、2次元特徴画像計算部64から取得した2次元特徴画像データとの一致度に基づいて、X線錐の2次元CG画像データ(不可視情報の画像データ)の修正量を算出するようになっている。この修正量には、2次元平面内の平行移動、回転、及び非等方的(すなわち、物理的な性質が方向によって異なるもの)な拡大や縮小を含むものとする。
なお、カメラ73の光学系の視野角及び歪みが所定の精度で事前に分かっている場合は、画像データ生成部65または画像合成部75で補正処理を行うようにしてもよい。
また、CG画像修正量算出部74は、カメラ73の出力画像から変換された2次元画像データと、2次元特徴画像計算部64から取得した2次元特徴画像データとの一致度に基づいて、一致度が最大となるように、X線錐の2次元特徴画像データの修正量を算出することが望ましい。なお、CG画像修正量算出部74は、変換された2次元画像データと、取得した2次元特徴画像データとを比較する際は、カメラ73の出力画像全体ではなく、関心のある不可視情報(例えば、X線錐の照射領域)の関連のある部分のみを切り出して、一致度を算出するようにしてもよい。
画像合成部75は、カメラ73から取得した出力画像と、2次元CG画像計算部63で計算されたX線錐の2次元CG画像データと、CG画像修正量算出部74で算出された修正量とに基づいて、合成画像データを生成する。この場合、カメラ73から取得した出力画像と、修正量を用いて修正されたX線錐の2次元CG画像データとを重畳した合成画像(これをCGデータ(合成画像データ)ともいう。)を生成する。
表示部76は、生成された合成画像を観察者の視野の一部または全部に表示するようになっている。
なお、本実施形態の説明では、「観察者の視覚に知覚させるように合成画像を出力する」ことを、「合成画像を表示する」と表現する。
(合成画像表示処理)
次に、本実施形態のX線画像診断装置10における合成画像表示処理の動作について、フローチャートを用いて説明する。
図4は、本実施形態に係るX線画像診断装置10の着用可能デバイス70が、不可視情報の一例であるX線錐の2次元CG画像データを表示する合成画像表示処理を示したフローチャートである。図4において、Sに数字を付した符号は、フローチャートの各ステップを示している。
X線画像診断装置10のDF装置12は、着用可能デバイス70を使用する処理を受け付けると、画像データ生成部65は、コントローラ30を介して、X線画像診断装置10におけるX線照射装置27の位置情報を取得する(ステップST001)。
また、着用可能デバイス70の情報取得部71は、オペレータの位置情報と、そのオペレータの視線方向を示す視線方向情報とを取得する(ステップST003)。
不可視情報3次元座標計算部61は、X線照射装置27のX線管球焦点、受像装置28の中心位置、及びX線照射装置27の開度情報(X線照射野絞り)から、オペレータが見ることのできないX線の照射領域を示すX線錐(X線照射領域)の3次元座標を計算する(ステップST005)。
2次元CG画像計算部63は、不可視情報3次元座標計算部61において計算されたX線錐の3次元座標を取得するとともに、通信制御装置45を介して着用可能デバイス70を着用したオペレータの位置情報と、そのオペレータの視線方向情報を取得する。そして、2次元CG画像計算部63は、X線錐の3次元座標と、オペレータの位置情報と、そのオペレータの視線方向情報とを用いて、オペレータからX線照射装置27(または、X線画像診断装置10)を見る方向のX線錐の2次元CG画像データを計算する(ステップST007)。
なお、カメラ73の視野角情報が設定されている場合には、2次元CG画像計算部63は、カメラ73の視野角情報を利用して、X線錐の2次元CG画像データを計算する。
図5は、2次元CG画像計算部63が計算したX線錐の2次元CG画像データの一例を示した模式図である。
図5に示すように、2次元CG画像計算部63は、オペレータの位置DからX線照射装置27(または、X線画像診断装置10)を見る方向のX線錐の2次元CG画像データQを計算する。
なお、本実施形態では、一例として、不可視情報3次元座標計算部61が、X線照射装置27の焦点位置A(X線管球焦点)、受像装置28の中心位置B、及びX線照射装置27の開度情報C(X線照射野絞り)に基づいて、X線照射装置27の位置情報と照射情報を計算し、X線の照射領域を示すX線錐の3次元座標を計算する。
2次元CG画像計算部63は、X線の照射領域を示すX線錐の3次元座標と、通信制御装置45を介して取得するオペレータの位置情報と、そのオペレータの視線方向情報等とを取得して、オペレータからX線照射装置27(または、X線画像診断装置10)を見る方向のX線錐の2次元CG画像データQを計算する。
X線装置3次元座標計算部62は、X線画像診断装置10の各部(X線照射装置27のX線管球焦点、X線照射装置27のX線照射野絞り、受像装置28の中心位置、Cアーム回転機構25、Cアーム26など)の基準点の3次元座標を計算する(ステップST009)。
2次元特徴画像計算部64は、X線装置3次元座標計算部62で計算した各部の基準点の3次元座標と、Cアーム26のカバー形状情報等と、通信制御装置45を介して取得するオペレータの位置情報と、そのオペレータの視線方向情報およびカメラ73の視野角情報等を用いて、オペレータがX線照射装置27(または、X線画像診断装置10)を見たときの2次元特徴画像データを計算する(ステップST011)。
通信制御装置45は、2次元CG画像計算部63で計算されたX線錐の2次元CG画像データや、2次元特徴画像計算部64で計算された2次元特徴画像データを着用可能デバイス70に送信する。
CG画像修正量算出部74は、カメラ73の出力画像(映像)を取得し、その出力画像を2次元画像データに変換する。また、CG画像修正量算出部74は、通信制御装置72を介して、DF装置12から2次元特徴画像データを取得する。CG画像修正量算出部74は、カメラ73の出力画像から変換された2次元画像データと、2次元特徴画像計算部64から取得した2次元特徴画像データとの一致度に基づいて、X線錐の2次元CG画像データ(不可視情報の画像データ)の修正量を算出する(ステップST013)。
なお、この場合、CG画像修正量算出部74は、カメラ73の出力画像から変換された2次元画像データと、2次元特徴画像計算部64から取得した2次元特徴画像データとの一致度に基づいて、一致度が最大となるようにX線錐の2次元特徴画像データの修正量を算出することが望ましい。また、CG画像修正量算出部74は、変換された2次元画像データと、取得した2次元特徴画像データとを比較する際は、カメラ73の出力画像全体ではなく、関心のあるX線錐の照射領域のみを切り出して、一致度を算出するようにしてもよい。
画像合成部75は、カメラ73から取得した出力画像と、2次元CG画像計算部63で計算されたX線錐の2次元CG画像データと、CG画像修正量算出部74で算出された修正量とに基づいて、合成画像データを生成する。この場合、カメラ73から取得した出力画像と算出された修正量を用いて修正されたX線錐の2次元CG画像データとを重畳し、合成画像(CGデータ)を生成する(ステップST015)。
図6は、画像合成部75が合成画像データを生成する場合の概念図である。図6に示すように、合成画像は、X線照射装置27から受像装置28にX線が照射され、X線錐の2次元CG画像データQを表示することによりX線照射領域を示している。
表示部76は、生成された合成画像を表示し(ステップST017)、合成画像表示処理を終了する。
図7は、着用可能デバイス70の表示部76に合成画像を表示させた場合のオペレータの視野に検知される表示画像例である。
図7に示すように、着用可能デバイス70は、オペレータが着用可能デバイス70を着用して見える映像の一部に表示部76を備え、その表示部76に合成画像を表示する。着用可能デバイス70は、通信制御装置72及び通信制御装置45を介して、2次元CG画像計算部63(または、コントローラ30)から照射制御情報を取得し、X線を照射前と照射中では区別してX線錐の表示色を切り替えることができる。
以上説明したように、第1の実施形態に係るX線画像診断装置10は、オペレータが見ることのできないX線錐(不可視情報)の2次元CG画像データQを、着用可能デバイス70の表示部76に出力(表示)し、オペレータの視野の一部または全部に検知される画像を生成することができるので、オペレータは着用可能デバイス70を着用するだけで、X線錐の2次元CG画像データQが合成された合成画像を見ることができる。
これにより、オペレータは、X線照射中またはこれから照射されるX線の照射領域を、自分の位置から見たカメラ73の映像に重畳された形態で目視確認することができるので、オペレータ自身の身体位置を照射領域から遠ざけることにより、被曝を低減することができる。
また、照射されるX線のX線錐(不可視情報)の2次元CG画像データQが、患者の対象範囲よりも広く照射されることが目視確認された場合には、例えば、X線を照射する範囲を指定する開度情報(X線照射野絞り)を調整することにより、患者の被曝低減を図ることができる。
また、表示部76への合成画像の重畳表示は、オペレータの視線方向情報を利用して、オペレータの位置からX線錐(X線照射装置27)の方向を見ているときのみに表示するようにしてもよい。この場合、例えば、情報取得部71が取得するオペレータの位置情報、視線方向情報及びカメラ73の視野角情報等を用いて、X線錐の2次元CG画像データQがオペレータの視野角内に存在することにより、X線(X線照射装置27)の方向を見ていると判断することができる。
また、重畳表示する合成画像には、予め所定の透明度を設定し、表示部76に出力(表示)する際に、その設定された透明度により合成画像を表示するようにしてもよい。
(第1の実施形態の変形例)
上述した第1の実施形態では、X線照射装置27の焦点位置A、受像装置28の中心位置B、及びX線照射装置27の開度情報Cから、X線錐の2次元CG画像データQを可視化するようになっていた。変形例では、寝台29や被検体Pの存在等により、散乱線が発生することも考慮し、散乱線も含めてX線照射領域を計算して、X線錐の2次元CG画像データを可視化するようになっている。
ここで、散乱線とは、X線源から照射されたX線光子であって、受像装置28に到達する前に、途中に存在する物質とコンプトン散乱等の相互作用を行い、錘状の領域外に進路を変更されたものをいう。なお、X線源が照射されたX線光子であって、物質と相互作用をせずに直進したものを直接線という。
例えば、不可視情報3次元座標計算部61は、第1の実施形態に、さらに寝台29の位置情報、被検体Pの大きさ、管電圧やビームフィルタなどの線質情報などを利用するとともに、EGS4(Electron Gamma Shower)やGEANT4(Geometory And Tracking)等のモンテカルロ法(計算)を用いて、X線光子の輸送をシミュレーションする。
これにより、多数のX線光子の軌跡の分布状況が得られるので、例えば、所定の第1の閾値よりも密度の高い部分を直接線で示すとともに、所定の第1の閾値よりも密度が低く、かつ所定の第2の閾値よりも密度が高い分を散乱線と判定し、CG(Computer Graphics)を用いて、画像データを疑似的に色彩表示する。
また、例えば、X線画像診断装置10において、X線照射に関する標準配置による標準配置情報を複数設定し、直接線に対する散乱線の領域の相対位置を事前に算出するようにしてもよい。これにより、検査が実施されるときは、もっとも類似した標準配置に対する散乱線の領域の3D(three Dimensions)相対位置を選択して、第1の実施形態で計算したX線錐に散乱線の領域を重畳し、CGを作成するようにしてもよい。
図8は、第1の実施形態の変形例として、散乱線も含めてX線照射領域を計算し、表示すべきX線錐の2次元CG画像データRを示した概念図である。
図8に示すように、第1の実施形態の変形例では、寝台29の位置情報と被検体Pの大きさとを考慮して、不可視情報3次元座標計算部61が直接線と散乱線とを計算する概念を示している。
図8では、直接線を薄い黄色で示すとともに、散乱線を黄色で示した2次元CG画像データを、合成画像として着用可能デバイス70の表示部76に表示している。
(第1の実施形態の変形例2)
第1の実施形態の変形例2として、例えば、X線照射領域を、X線を照射する前のX線照射予定領域(または、X線照射予定範囲)として合成画像を生成する一方、X線照射中は、X線照射領域(または、X線照射範囲)と区別し、照射中か照射前かによって、色彩を変更した色彩表示をするようにしてもよい。
(第2の実施形態)
第1の実施形態は、X線照射装置27の焦点位置A、受像装置28の中心位置B、及びX線照射装置27の開度情報Cを用いて、X線錐の2次元CG画像データQを可視化するようになっていた。第2の実施形態では、画像データ生成部65において、X線撮像時における回転中心位置と回転軸とを計算し、回転中心位置と回転軸との2次元画像データを可視化するようになっている。
なお、第2の実施形態では、第1の実施形態と同様の構成により実現することができ、画像データ生成部65において、X線照射装置27の位置情報と、そのX線照射装置27の稼働情報とに基づいて、回転中心位置と回転軸との2次元画像データを生成する。この場合、X線錐の2次元CG画像データに対応する画像データを、2次元画像データと表記する。
図9は、第2の実施形態として、X線画像診断装置10の画像データ生成部65が、回転中心位置Oと回転軸Tを計算する概念を示した概念図である。
図9に示すように、画像データ生成部65は、X線照射装置27の位置情報と、そのX線照射装置27の稼働情報に基づいて、X線撮像時における回転中心位置Oと回転軸Tとを計算し、回転中心位置Oと回転軸Tとの2次元画像データを生成する。
図10は、第2の実施形態において、画像合成部75が合成画像データを生成する場合の概念図である。図10に示すように、合成画像は、画像データ生成部65において、回転中心位置Oと回転軸Tとが計算され、回転中心位置Oと回転軸Tの2次元画像データが表示されることを示している。
なお、X線照射装置27と受像装置28は、3軸を中心として回転することが想定されており、例えば、鉛直軸回転方向T1(図2参照)、回転方向T2(図2参照)、及び円弧方向T3(図2参照)に基づいて、回転中心位置Oと回転軸Tとが計算される。また、回転中心位置Oと回転軸Tを求める計算方法は、例えば、ユーザが所望の回転軸を選択し、画像データ生成部65が、回転動作が開始される前に所望の回転軸の2次元画像データを生成し、表示部76に表示させることもできる。
図11は、第2の実施形態において、着用可能デバイス70の表示部76に合成画像を表示させた場合のオペレータの視野に検知される表示画像例である。
図11に示すように、着用可能デバイス70は、オペレータが着用可能デバイス70を着用して見える映像の一部に表示部76を備え、その表示部76に合成画像を表示する。着用可能デバイス70は、通信制御装置72及び通信制御装置45を介して、2次元CG画像計算部63から回転中心位置Oと回転軸Tの2次元画像データを取得して、カメラ73で取得した映像に重畳し、回転中心位置Oと回転軸Tとが表示された合成画像を表示する。
以上説明したように、第2の実施形態では、着用可能デバイス70の表示部76に、回転中心位置Oと回転軸Tの2次元画像データを表示した合成画像を表示することができるので、医師や医療従事者などのオペレータは、これから行われる回転撮像の回転中心位置と回転軸を、自分の位置から患者の映像に投影する形態で目視確認することができ、回転撮影の幾何学的(ここでは回転撮影の規則的動作や一定の法則的動作のことをいう。)な設定が妥当か否かを撮像開始前に確認することができる。
(第3の実施形態)
第2の実施形態は、画像データ生成部65において、X線撮像時における回転中心位置と回転軸とを計算し、回転中心位置と回転軸の2次元画像データを合成画像として表示部76に表示するようになっていた。
第3の実施形態では、不可視情報の対象を機器の移動予定経路として、例えば、オートポジショニング機能が選択された場合、画像データ生成部65は、鉛直軸回転機構23、Cアーム回転機構25、及びCアーム26などを回転させたり円弧動する機器の移動予定経路を計算するようになっている。基本的な構成態様は、第1の実施形態の図1及び図2と同様であるため、機能の異なる点を中心に説明する。
画像データ生成部65は、X線照射装置27の位置情報とそのX線照射装置27の移動情報に基づいて、オペレータが見ることのできないX線照射装置27が移動する際の移動予定経路を示す2次元画像データを作成するようになっている。
例えば、不可視情報3次元座標計算部61では、移動する部材が通過する領域(すなわち、不可視情報)の座標を計算し、X線画像診断装置10の検査室中の位置に位置座標を合わせることにより、検査室の空間座標に変換する。
2次元CG画像計算部63は、移動する部材が通過する領域の2次元画像データを計算するとともに、X線装置3次元座標計算部62と2次元特徴画像計算部64は、第1の実施形態と同様に、オペレータがX線画像診断装置10を見たときの2次元特徴画像データを計算する。
なお、2次元CG画像計算部63において計算される2次元画像データは、移動する部材が通過する領域に限定されるものではなく、例えば、移動する部材の代表点が通過する領域を対象としてもよい。
画像合成部75は、カメラ73から取得した映像と、画像データ生成部65で生成された2次元画像データとを合成して、合成画像データを生成するようになっている。
図12は、第3の実施形態において、画像合成部75が合成画像データを生成する場合の概念図である。図12に示すように、2次元画像データには、画像データ生成部65において、鉛直軸回転機構23、懸垂アーム24、Cアーム回転機構25、及びCアーム26などを回転させたり円弧動する機器の移動予定経路が計算され、表示されている。
図13は、第3の実施形態において、着用可能デバイス70の表示部76に合成画像を表示させた場合のオペレータの視野に検知される表示画像例である。
図13に示すように、着用可能デバイス70は、通信制御装置72及び通信制御装置45を介して、2次元CG画像計算部63から機器の移動予定経路を示す2次元画像データを取得するとともに、カメラ73で取得した映像に重畳し、機器の移動予定経路が映像に重畳して表示された合成画像を表示する。なお、図13の表示部76には、図12に示した移動予定経路が表示されているものとする。
以上説明したように、第3の実施形態では、着用可能デバイス70の表示部76に、機器の移動予定経路(不可視情報)を示す2次元画像データを表示した合成画像を表示することができるので、オペレータは、これから行われる機器の移動経路を自分の位置から見た現在の検査室の映像に投影する形態で目視確認することができ、移動経路上に障害物や医療従事者が存在しないことを移動開始前に確認することができる。
また、第1の実施形態の場合と同様に、合成画像の重畳表示は、オペレータの視線方向情報を利用して、オペレータからX線照射装置27(または、X線画像診断装置10)の方向を見ているときに表示するようにしてもよい。この場合、例えば、情報取得部71が取得するオペレータの位置情報や視線方向情報と、画像データ生成部65で生成する移動予定経路を示す2次元画像データとに基づいて、オペレータの視線方向情報が移動予定経路の方向を向いているとき、生成した合成画像データを表示させることができる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態では、不可視情報のひとつとして、患者の状態を示す患者状態情報を取得して、オペレータが見ることのできない患者状態情報の2次元画像データを生成することを特徴としている。
例えば、図3に示した2次元CG画像計算部63は、コントローラ30を介して、被検体Pの状態を示す患者状態情報を取得して、オペレータが見ることのできない患者状態情報の画像データを生成する。患者状態情報としては、例えば、心電図、心拍数または血圧などが該当し、患者モニタ機器(心電計、脳波計など)から取得するものとする。
図14は、第4の実施形態において、着用可能デバイス70の表示部76に被検体の不可視情報(例えば、心電図)を表示させた場合のオペレータの視野に検知される表示画像例である。
用可能デバイス70は、通信制御装置45及び選択部66を介して、2次元CG画像計算部63から被検体Pの心電図(患者状態情報)を示す2次元画像データを取得するとともに、カメラ73で取得した映像に重畳して表示する。
第5の実施形態では、第1から第4の実施形態で示した不可視情報の2次元画像データを複数生成するようになっており、画像合成部75は、生成された複数の2次元画像データの中から選択された画像データと、カメラ73の映像とを合成して、合成画像データを生成するようになっている。
図15は、第5の実施形態において、DF装置12の画像データ生成部65Aの機能を示した機能ブロック図である。第5の実施形態に係る画像データ生成部65Aが、第1の実施形態の画像データ生成部65(図3)と異なる点は、複数の不可視情報3次元座標計算部611〜613と、複数の2次元CG画像計算部631〜634と、選択部66とを備える点である。他の構成は、第1の実施形態と同様であるため、説明を適宜、省略する。
不可視情報3次元座標計算部611〜613は、第1の実施形態の不可視情報3次元座標計算部61と同様に、オペレータが見ることのできない不可視情報の3次元座標を計算するようになっている。具体的には、不可視情報3次元座標計算部611は、X線錐の3次元座標を計算し、不可視情報3次元座標計算部612は、回転中心位置と回転軸の3次元座標を計算し、また、不可視情報3次元座標計算部613は、X線照射装置27の移動経路の3次元座標を計算するようになっている。
2次元CG画像計算部631〜633は、第1の実施形態の2次元CG画像計算部63と同様に、各不可視情報3次元座標計算部611〜613において計算された不可視情報の3次元座標と、通信制御装置45を介して取得するオペレータの位置情報と、そのオペレータの視線方向情報等を用いて、オペレータからX線照射装置27の方向を見るときの不可視情報の2次元画像データを、夫々計算するようになっている。
また、2次元CG画像計算部634は、コントローラ30を介して、被検体Pの状態を示す患者状態情報を取得して、オペレータが見ることのできない患者状態情報の画像データを生成する。患者状態情報としては、例えば、心電図、心拍数または血圧などが該当し、患者モニタ機器(心電計、脳波計など)から取得するものとする。
選択部66は、2次元CG画像計算部631〜634で計算された2次元画像データの中から1つの2次元画像データを選択する機能を備えている。
これにより、着用可能デバイス70の画像合成部75(図3)は、選択された2次元画像データを、カメラ73から取得した映像に重畳することができ、選択された2次元画像データの合成画像を表示部76に表示させることができる。
また、第5の実施形態では、複数の2次元画像データを生成することができるので、表示部76に表示される合成画像をオペレータの意図に応じて切り替えたり、状況に応じて自動的に切り替えるように設定することができる。
図16は、不可視情報を切り替える一例を示した表示制御設定情報テーブルである。図16に示すように、表示制御設定情報テーブルには、不可視情報、表示タイミング、表示形態、表示終了タイミングの欄が設けられている。
不可視情報の欄には、X線照射予定範囲、X線照射範囲、回転中心位置、アーム移動経路及び心電図の項目が記載されている。以下、主な内容について説明する。
例えば、X線照射予定範囲の項目では、表示タイミングの欄に、X線照射装置27が移動した直後に合成画像として表示する旨が示されている。表示形態の欄には、オペレータの視線方向により表示をオンオフすることを示す「○」が記載されている。また、表示終了タイミングの欄には、所定時間表示した後、合成画像の表示を終了する旨が記載されている。なお、図16では、オペレータの視線方向により、視線方向がX線照射装置27の方向を見ている場合に、夫々合成画像を表示することを前提とする。
また、X線照射予定範囲の項目では、X線照射装置27のX線検出器の前後動や絞りを調整して開度情報が変更されたときにも表示部76に表示する旨が、表示タイミングの欄に記載されている。
X線照射範囲の項目では、被検体PにX線が照射されている最中は、X線錐の2次元CG画像データの合成画像を生成して表示部76に表示する旨が、表示タイミングの欄に記載されている。この場合、表示終了タイミングの欄には、X線照射が終了したとき合成画像の表示を終了する旨が記載されている。
回転中心位置の項目では、X線照射装置27の回転撮影が選択された場合やX線照射装置27が移動した直後に合成画像を表示する旨が表示タイミングの欄に記載されている。
アーム移動経路の項目では、オートポジションの機能(オートポジショニング機能)が選択された場合に、機器の移動予定経路の合成画像が表示される旨が表示タイミングの欄に記載されており、この場合、オペレータの視線方向に依存せず、強制的に表示部76に移動予定経路の合成画像を表示する旨が、表示形態の「◎」により記載されている。
心電図の項目では、オペレータから表示の要求が入力された場合、強制的に合成画像を表示部76に表示する旨が表示タイミング及び表示形態の欄に記載されており、所定時間表示した後、表示を終了する旨が表示終了タイミングに記載されている。
この表示制御設定情報テーブルは、DF装置12のメモリ42(図1)に格納されており、選択部66が表示制御設定情報テーブルに従って、2次元画像データを選択するようになっている。
以上説明したように、第5の実施形態では、着用可能デバイス70の表示部76に表示させる不可視情報を複数の2次元画像データの中から選択することにより、オペレータは、自己の意思により見たい不可視情報を確認することができるので、作業の効率化や安全性の向上を図ることができる。
(第6の実施形態)
第6の実施形態は、第5の実施形態を利用して、不可視情報を必要とするオペレータに、オペレータの職務や被検体の検査に応じて、夫々必要とする不可視情報の2次元画像データを表示部76に表示させるようになっている。通常、検査や手術は複数のオペレータによってなされるものであり、また、医師や看護師などのオペレータごとに職務(役割)が割り当てられている。
そのため、第6の実施形態では、各オペレータが着用する着用可能デバイス70の表示部76に表示される不可視情報を、オペレータごとに職務ID(Identification)により割り当て、表示部76に表示される合成画像をオペレータごとに割り当てるようになっている。なお、着用可能デバイス70自体に職務IDを割り当てることも可能であり、オペレータの職務に応じた着用可能デバイス70をオペレータが着用することにより、職務に応じた合成画像をオペレータに表示することもできる。
図17は、医療従事者であるオペレータの夫々に、スタッフIDが割り当てられるとともに、スタッフIDに職務を示す職務IDが割り当てられたスタッフ情報テーブルを示したものである。このスタッフ情報テーブルには、各オペレータが行う職務が、スタッフIDと職務IDとによって対応付けられている。なお、このテーブルは、実施される検査の種類に応じて、割り当てられているものとする。
図18は、オペレータの役割を示す職務が、職務IDにより割り当てられた職務情報テーブルを示したものである。この職務情報テーブルには、医療従事者であるオペレータの職務が、例えば、職制や診療科に応じて、職務IDに割り当てられている。
図17に示したスタッフ情報テーブルと、図18に示した職務情報テーブルと基づいて、例えば、着用可能デバイス70に音声認識や指紋認識などのよる生体認証機能を設け、オペレータの生体認証信号が入力されると、スタッフIDが識別され、そのオペレータの職務IDが識別される。これにより、例えば、オペレータのAさんの場合には、スタッフIDがP001であることから、職務IDがJ001と識別される。
職務IDがJ001は、医師かつ放射線科という属性をもち、オペレータのAさんが着用する着用可能デバイス70は、職務ID(J001)に応じた不可視情報を表示部76に表示する。
同様に、オペレータのBさんの場合には、スタッフIDがP002であることから、職務IDがJ002と識別される。職務IDがJ002は、医師かつ麻酔科という属性をもち、オペレータのBさんが着用する着用可能デバイス70は、職務ID(J002)に応じた不可視情報を表示部76に表示する。
同様に、オペレータのCさんの場合には、スタッフIDがP003であることから、職務IDがJ003と識別される。職務IDがJ003は、医師かつ外科という属性をもち、オペレータのCさんが着用する着用可能デバイス70は、職務ID(J003)に応じた不可視情報を表示部76に表示する。
同様に、オペレータのDさんの場合には、スタッフIDがP004であることから、職務IDがJ004と識別される。職務IDがJ004は、看護師かつ放射線科という属性をもち、オペレータのDさんが着用する着用可能デバイス70は、職務ID(J004)に応じた不可視情報を表示部76に表示する。
同様に、オペレータのEさんの場合には、スタッフIDがP005であることから、職務IDがJ005と識別される。職務IDがJ005は、看護師かつ病棟勤務(図中では、病棟と表示する。)という属性をもち、オペレータのEさんが着用する着用可能デバイス70は、職務ID(J005)に応じた不可視情報を表示部76に表示する。
同様に、オペレータのFさんの場合には、スタッフIDがP006であることから、職務IDがJ006と識別される。職務IDがJ006は、放射線技師かつ放射線科という属性をもち、オペレータのFさんが着用する着用可能デバイス70は、職務ID(J006)に応じた不可視情報を表示部76に表示する。
同様に、オペレータのGさんの場合には、スタッフIDがP007であることから、職務IDがJ007と識別される。職務IDがJ007は、臨床検査技師かつ放射線科という属性をもち、オペレータのGさんが着用する着用可能デバイス70は、職務ID(J007)に応じた不可視情報を表示部76に表示する。
なお、スタッフIDを識別する方法は、生体認証機能に限定されるものではない。例えば、着用可能デバイス70にスタッフIDを入力する入力部を設け(図示せず)、その入力部からスタッフIDを入力する形態であってもよい。また、着用可能デバイス70ごとに職務IDやスタッフIDを割り当てるようにしてもよい。
図19は、オペレータが着用する着用可能デバイス70のデバイスIDと職務IDとが割り当てられたデバイス割り当て情報テーブルである。なお、このテーブルは、実施される検査の種類に応じて、割り当てられているものとする。
図19に示すように、着用可能デバイス70の各デバイスには、予め職務IDが割り当てられており、図18に示した職務情報テーブルと、図19に示したデバイス割り当て情報テーブルと基づいて、オペレータは職務IDに応じた着用可能デバイス70を選択することにより、自己の職務に適した不可視情報を表示部76に表示させることができる。
例えば、デバイスIDがD001の着用可能デバイス70は、職務IDがJ007の割り当てられた不可視情報を表示部76に表示するようになっており、デバイスIDがD002の着用可能デバイス70は、職務IDがJ005の割り当てられた不可視情報を表示部76に表示するようになっている。
また、デバイスIDがD003の着用可能デバイス70は、職務IDがJ001の割り当てられた不可視情報を表示部76に表示するようになっており、デバイスIDがD004の着用可能デバイス70は、職務IDがJ002の割り当てられた不可視情報を表示部76に表示するようになっている。
また、デバイスIDがD005とD006の着用可能デバイス70は、職務IDがJ004の割り当てられた不可視情報を表示部76に表示するようになっており、デバイスIDがD007の着用可能デバイス70は、職務IDがJ006の割り当てられた不可視情報を表示部76に表示するようになっている。
本実施形態はこれらに限定されるものではなく、例えば、着用可能デバイス70を装着するオペレータが、デバイスに割り当てられた職務IDを変更することにより、変更された職務IDに対応する不可視情報を表示部76に表示させてもよい。
また、DF装置12の入力装置44を用いてスタッフIDとデバイスIDとを関連付けて、着用可能デバイス70を有するオペレータに最適な不可視情報を提供するように適宜、変更してもよい。また、検査に応じて、着用可能デバイス70の表示部76に表示する不可視情報を割り当てたり、変更するようにしてもよい。
図20は、検査ごとに割り当てられた検査の種類と検査IDとが対応付けられた検査情報テーブルを示したものである。
図20に示すように、検査情報テーブルには、検査IDと検査の欄が設けられている。検査IDのT001には、冠動脈造影検査が対応付られており、検査IDのT002には、冠動脈血管形成術が対応付られている。また、検査IDのT003には、肝動脈塞栓術が対応付られており、検査IDのT004には、下肢動脈造影検査が対応付られている。
図21は、検査IDがT001、すなわち冠動脈造影検査の場合において、複数の着用可能デバイス70の夫々に対し、不可視情報の表示を制御する表示制御設定情報を示した表示制御設定テーブルである。このようなテーブルは、検査IDごとに設けられ、以下、冠動脈造影検査(T001)の場合について説明する。
図21に示すように、表示制御設定情報テーブルには、不可視情報、表示タイミング、表示対象の職務、表示終了タイミングの欄が設けられている。
不可視情報の欄には、X線照射予定範囲、X線照射範囲、回転中心位置、アーム移動経路及び心電図の項目が記載されている。以下、主な内容については、図16と同様であるため、適宜、省略しながら説明する。
図21では、一例として、表示対象の職務として、職務IDがJ001(デバイスIDがD003を着用した、スタッフIDがP001のAさん(医師))と、職務IDがJ004(デバイスIDがD005を着用した、スタッフIDがP004のDさん(看護師))と、職務IDがJ006(デバイスIDがD007を着用した、スタッフIDがP006のFさん(放射線技師))に表示される不可視情報について説明する。
不可視情報の欄がX線照射予定範囲の項目では、X線照射装置27が移動した直後に、J004の看護師とJ006の放射線技師の着用可能デバイス70の表示部76に、所定時間、例えば、不可視情報であるX線錐の2次元CG画像データを表示すること示している。また、X線照射装置27の移動の前後や絞り(開度情報)が変更された場合は、J001の医師、J004の看護師、及びJ006の放射線技師の着用可能デバイス70の表示部76に、不可視情報であるX線錐の2次元CG画像データを表示すること示している。
X線照射範囲の項目では、X線照射装置27によってX線が照射されている最中(X線照射中)は、X線照射範囲を示すX線錐の2次元CG画像データを、J004の看護師とJ006の放射線技師の着用可能デバイス70の表示部76に、X線照射が終了するまで表示することを示している。
回転中心位置の項目では、X線照射装置27の回転撮影が選択されたときは、X線照射装置27及び受像装置28の回転中心位置を、J001の医師及びJ006の放射線技師の着用可能デバイス70の表示部76に、所定の時間、表示することを示している。
また、X線照射装置27が移動する場合には、X線照射装置27の移動直後に、J001の医師、J004の看護師、及びJ006の放射線技師の着用可能デバイス70の表示部76に、X線照射装置27の移動後の回転中心位置を、所定時間、表示することが示されている。
アーム移動経路の項目では、オートポジションの機能(オートポジショニング機能)が選択された場合は、J001の医師、J004の看護師、及びJ006の放射線技師の着用可能デバイス70の表示部76に、機器の移動予定経路の2次元画像データを表示することが記載されており、J001の医師、J004の看護師、及びJ006の放射線技師の視線方向によらず、強制的に所定時間、合成画像を表示する旨が記載されている。
心電図の項目では、J004の看護師からの要求があったときは、J004の看護師の視線方向によらず、J004の看護師が着用する着用可能デバイス70の表示部76に、強制的に所定時間、患者状態情報の2次元画像データを表示する旨が記載されている。
また、上述したスタッフ情報テーブル(図17)、職務情報テーブル(図18)、デバイス割り当てテーブル(図19)、検査情報テーブル(図20)、及び表示制御設定テーブル(図21)は、DF装置12のメモリ42(図1)に格納されており、選択部66が表示制御設定テーブルに従って、2次元画像データを選択する。
以上説明したように、第6の実施形態では、第5の実施形態において生成された複数の不可視情報を、被検体の検査に応じて、医師や看護師または放射線技師などの夫々のオペレータが、夫々が必要とするタイミングで、着用可能デバイス70の表示部76に表示させることができる。
これにより、医師や看護師または放射線技師などのオペレータは、X線錐の2次元CG画像データやX線照射装置27のアーム移動経路などの不可視情報を、目視による確認を行うことができるので、検査や手術における安全性を高め、検査や手術の効率を高めることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
また、本発明の実施形態では、フローチャートの各ステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理の例を示したが、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別実行される処理をも含むものである。
10 X線画像診断装置
11 保持装置
12 DF装置
21 スライド機構
211 Z軸方向レール
212 X軸方向レール
213 台車
23 鉛直軸回転機構
24 懸垂アーム
25 Cアーム回転機構
26 Cアーム
27 X線照射装置
28 受像装置
30 コントローラ
44 入力装置
45 通信制御装置
54 表示装置
60 演算装置
61、611〜613 不可視情報3次元座標計算部
62 X線装置3次元座標計算部
63、631〜633 2次元CG画像計算部
64 2次元特徴画像計算部
65 画像データ生成部
66 選択部

Claims (17)

  1. 観察者が着用可能な着用可能デバイスが接続されたX線診断装置であって、
    前記X線診断装置は、
    X線の撮像に関する撮像装置の位置座標を計算する装置座標計算部と、
    前記撮像装置の位置座標と、前記観察者の位置情報と、前記観察者の視線方向を示す視線方向情報とに基づいて、前記観察者の位置から見た前記撮像装置が位置する方向の2次元特徴画像を計算する2次元特徴画像計算部と、
    前記撮像装置の位置座標と、前記観察者の位置情報と、前記視線方向情報とを含む情報に基づいて、前記観察者が見ることのできない情報を示す不可視情報の画像データを生成するデータ生成部と、を備え、
    前記着用可能デバイスは、
    前記観察者の視線方向の映像を取得するカメラと、
    前記観察者の位置情報と、前記観察者の視線方向情報とを取得する情報取得部と、
    取得した前記映像を2次元画像に変換しその変換された2次元画像と、計算された前記2次元特徴画像との一致度に基づいて、前記不可視情報の画像データの修正量を算出する画像データ修正量算出部と、
    取得した前記映像と、修正された前記不可視情報の画像データとを合成して、合成画像データを生成する画像合成部と、
    生成された前記合成画像データを前記観察者の視覚に知覚させるように表示する表示部と、
    を有することを特徴とするX線診断装置。
  2. 観察者が着用可能な着用可能デバイスが接続されたX線診断装置であって、
    前記X線診断装置は、
    前記観察者が見ることのできない情報を示す不可視情報の画像データを生成するデータ生成部と、
    実施される検査の種類に応じて、前記観察者を識別する観察者識別情報と、前記観察者ごとに割り当てられる職務を示す職務識別情報とが対応づけられたスタッフ情報テーブルを保存する保存部と、を備え、
    前記着用可能デバイスは、
    前記観察者の視線方向の映像を取得するカメラと、
    取得した前記映像と、生成された前記画像データとを合成して、合成画像データを生成する画像合成部と、
    生成された前記合成画像データを前記観察者の視覚に知覚させるように表示する表示部と、を有し、
    前記表示部は、
    前記検査の種類に応じて、前記観察者ごとの前記観察者識別情報に割り当てられた前記職務識別情報に基づいて、生成された前記画像データを観察者の視覚に知覚させるように表示する
    ことを特徴とするX線診断装置。
  3. 観察者が着用可能な複数の着用可能デバイスが接続されたX線診断装置であって、
    前記X線診断装置は、
    前記観察者が見ることのできない情報を示す不可視情報の画像データを生成するデータ生成部と、
    実施される検査の種類に応じて、前記着用可能デバイスそれぞれに割り当てられたデバイス識別情報と、職務を示す職務識別情報とが対応づけられたデバイス情報テーブルを保存する保存部と、を備え、
    前記着用可能デバイスは、
    前記観察者の視線方向の映像を取得するカメラと、
    取得した前記映像と、生成された前記画像データとを合成して、合成画像データを生成する画像合成部と、
    生成された前記合成画像データを前記観察者の視覚に知覚させるように表示する表示部と、を有し、
    前記表示部は、
    前記検査の種類に応じて、前記着用可能デバイスごとの前記デバイス識別情報に割り当てられた前記職務識別情報に基づいて、生成された前記画像データを観察者の視覚に知覚させるように表示すること
    を特徴とするX線診断装置。
  4. 前記X線診断装置は、
    X線の撮像に関する撮像装置の位置座標を計算する装置座標計算部と、
    前記撮像装置の位置座標と、前記観察者の位置情報と、前記観察者の視線方向を示す視線方向情報とに基づいて、前記観察者の位置から見た前記撮像装置が位置する方向の2次元特徴画像を計算する2次元特徴画像計算部と、をさらに備え、
    前記データ生成部は、前記撮像装置の位置座標と、前記観察者の位置情報と、前記視線方向情報とを含む情報に基づいて、前記観察者が見ることのできない情報を示す不可視情報の画像データを生成し、
    前記着用可能デバイスは、
    前記観察者の位置情報と、前記観察者の視線方向情報とを取得する情報取得部と、
    取得した前記映像を2次元画像に変換しその変換された2次元画像と、計算された前記2次元特徴画像との一致度に基づいて、前記不可視情報の画像データの修正量を算出する画像データ修正量算出部と、をさらに備え、
    前記画像合成部は、取得した前記映像と、修正された前記不可視情報の画像データとを合成して、前記合成画像データを生成する
    ことを特徴とする請求項2または3に記載のX線診断装置。
  5. 前記データ生成部は、
    X線の撮像に関する撮像装置の位置情報とその照射情報に基づいて、前記観察者が見ることのできない前記X線の照射領域を示すX線錐の画像データを生成し、
    前記画像合成部は、
    取得した前記映像と、生成された前記X線錐の画像データとを合成して、前記合成画像データを生成する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のX線診断装置。
  6. 前記データ生成部は、
    X線の撮像に関する撮像装置の位置情報及びその照射情報と、被検体に関する被検体情報とに基づいて、前記X線の光子の軌跡分布状況を算出し、前記X線の光子の軌跡分布状況を散乱線として散乱線画像データを生成し、
    前記画像合成部は、
    生成された前記散乱線画像データを、前記合成画像データとして合成する
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のX線診断装置。
  7. 前記撮像装置は、
    前記X線を照射するX線照射部と、
    前記X線を受像する受像部と、を備え、
    前記X線照射部は、
    前記X線を照射する範囲を指定するための開度情報を設定し、
    前記データ生成部は、
    前記X線照射部の照射位置を示す照射位置情報と、前記受像部の位置を示す受像部位置情報と、前記開度情報とに基づいて、前記撮像装置の位置情報と照射情報とを計算する
    ことを特徴とする請求項5または6に記載のX線診断装置。
  8. 前記データ生成部は、
    X線の撮像に関する撮像装置の位置情報とその撮像装置の稼働情報に基づいて、前記観察者が見ることのできない前記撮像装置が撮像する際の回転中心位置と回転軸とを示す前記画像データを作成し、
    前記画像合成部は、
    取得した前記映像と、生成された前記画像データとを合成して、前記合成画像データを生成する
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のX線診断装置。
  9. 前記データ生成部は、
    X線の撮像に関する撮像装置の位置情報とその撮像装置の移動情報に基づいて、前記観察者が見ることのできない前記撮像装置が移動する際の移動予定経路を示す前記画像データを作成し、
    前記画像合成部は、
    取得した前記映像と、生成された前記画像データとを合成して、前記合成画像データを生成する
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載のX線診断装置。
  10. 前記着用可能デバイスの前記表示部は、
    前記観察者の視線方向を示す視線方向情報と、前記移動予定経路を示す画像データとに基づいて、その視線方向情報が前記移動予定経路の方向を向いているとき、生成した前記合成画像データを観察者の視覚に知覚させるように表示する
    ことを特徴とする請求項9に記載のX線診断装置。
  11. 前記データ生成部は、
    患者の状態を示す患者状態情報を取得して、前記観察者が見ることのできない前記患者状態情報の画像データを生成し、
    前記表示部は、
    生成された前記患者状態情報の画像データを観察者の視覚に知覚させるように表示する
    ことを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載のX線診断装置。
  12. 前記データ生成部は、
    前記不可視情報の画像データを複数生成し、
    前記画像合成部は、
    生成された前記複数の画像データの中から選択された画像データと、取得した前記映像とを合成して、前記合成画像データを生成し、
    前記表示部は、
    生成された前記合成画像データを観察者の視覚に知覚させるように表示する
    ことを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載のX線診断装置。
  13. 前記X線診断装置は、
    実施される検査の種類に応じて、前記観察者を識別する観察者識別情報と、前記観察者ごとに割り当てられる職務を示す職務識別情報とが対応づけられたスタッフ情報テーブルを保存する保存部を備え、
    前記表示部は、
    前記検査の種類に応じて、前記観察者ごとの前記観察者識別情報に割り当てられた前記職務識別情報に基づいて、生成された前記画像データを観察者の視覚に知覚させるように合成画像を出力する
    ことを特徴とする請求項1、3から12のいずれか1項に記載のX線診断装置。
  14. 複数の前記着用可能デバイスを備え、
    前記X線診断装置は、
    実施される検査の種類に応じて、前記着用可能デバイスそれぞれに割り当てられたデバイス識別情報と、職務を示す職務識別情報とが対応づけられたデバイス情報テーブルを保存する保存部を備え、
    前記表示部は、
    前記検査の種類に応じて、前記着用可能デバイスごとの前記デバイス識別情報に割り当てられた前記職務識別情報に基づいて、生成された前記画像データを観察者の視覚に知覚させるように合成画像を出力する
    ことを特徴とする請求項1、2、4から13のいずれか1項に記載のX線診断装置。
  15. X線診断装置とデータ通信を行う着用可能デバイスであって、
    線の撮像に関する像装置の位置座標と観察者の位置情報と、前記観察者の視線方向を示す視線方向情報とに基づいて計算された、前記観察者の位置から見た前記撮像装置が位置する方向の2次元特徴画像と、
    前記撮像装置の位置座標と、前記観察者の位置情報と、前記視線方向情報とを含む情報に基づいて生成された、前記観察者が見ることのできない情報を示す不可視情報の画像データと、
    を前記X線診断装置から受信する通信制御部と、
    前記観察者の視線方向の映像を取得するカメラと、
    取得した前記映像を2次元画像に変換しその変換された2次元画像と、計算された前記2次元特徴画像との一致度に基づいて、前記不可視情報の画像データの修正量を算出する画像データ修正量算出部と、
    取得した前記映像と、前記修正量により前記不可視情報の画像データが修正された後の不可視情報の画像データとを合成して、合成画像データを生成する画像合成部と、
    生成した前記合成画像データを前記観察者の視覚に知覚させるように表示する表示部と、
    を備えることを特徴とする着用可能デバイス。
  16. X線診断装置とデータ通信を行う着用可能デバイスであって、
    施される検査の種類に応じて観察者を識別する観察者識別情報と、前記観察者ごとに割り当てられる職務を示す職務識別情報とが対応づけられたスタッフ情報テーブルと、
    X線の撮像に関する撮像装置の位置座標と、前記観察者の位置情報と、前記観察者の視線方向を示す視線方向情報とを含む情報に基づいて生成された、前記観察者が見ることのできない情報を示す不可視情報の画像データと、
    を、前記X線診断装置から受信する通信制御部と、
    前記観察者の視線方向の映像を取得するカメラと、
    前記不可視情報の画像データ、取得した前記映像とを合成して、合成画像データを生成する画像合成部と、
    生成した前記合成画像データを観察者の視覚に知覚させるように表示する表示部と、を備え、
    前記表示部は、
    前記検査の種類に応じて、前記観察者ごとの前記観察者識別情報に割り当てられた前記職務識別情報に基づいて、生成された前記画像データを観察者の視覚に知覚させるように表示する
    ことを特徴とする着用可能デバイス。
  17. X線診断装置とデータ通信を行う複数の着用可能デバイスであって、
    施される検査の種類に応じて、前記着用可能デバイスそれぞれに割り当てられたデバイス識別情報と、職務を示す職務識別情報とが対応づけられたデバイス情報テーブルと、
    X線の撮像に関する撮像装置の位置座標と、観察者の位置情報と、前記観察者の視線方向を示す視線方向情報とを含む情報に基づいて生成された、前記観察者が見ることのできない情報を示す不可視情報の画像データと、
    を、前記X線診断装置から受信する通信制御部と、
    前記観察者の視線方向の映像を取得するカメラと、
    前記不可視情報の画像データ、取得した前記映像とを合成して、合成画像データを生成する画像合成部と、
    生成した前記合成画像データを観察者の視覚に知覚させるように表示する表示部と、備え、
    前記表示部は、
    前記検査の種類に応じて、前記着用可能デバイスごとの前記デバイス識別情報に割り当てられた前記職務識別情報に基づいて、生成された前記画像データを観察者の視覚に知覚させるように表示する
    ことを特徴とする着用可能デバイス。
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