JP5801717B2 - 軌道推定および標的位置監視のための連続立体撮像方法及びシステム、コンピュータ製品 - Google Patents

軌道推定および標的位置監視のための連続立体撮像方法及びシステム、コンピュータ製品 Download PDF

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Description

本発明は、撮像技術を使用して標的の位置を決定するシステムおよび方法に関する。
放射線治療が、腫瘍組織の治療に採用されてきた。放射線治療においては、高エネルギー・ビームが、外部源から患者に向かって照射される。外部源は、(アーク光線療法の場合のように)回転していてもよいもので、患者の内部に向けた放射線の平行ビームを標的部位に照射する。照射量および照射の位置決めは、腫瘍が十分な放射線を確実に受け、周囲の健常組織への損傷を確実に最小限にするように正確に制御されなければならない。
場合によっては、患者の標的部位は、放射線治療が実施される前に診断目的または治療目的でCTシステムを使用して撮像される。標的領域が(例えば、呼吸による)周期的な運動で動く場合には、標的が異なる呼吸状態であるときに、CTシステムを使用して標的の体積画像を決定してもよい。その結果、体積画像はビデオ・ストリームとして再生できる。このような目的で、標的が異なる呼吸状態にあるときの、標的の投影画像が取得され、CTシステムが投影画像を取得する度に、呼吸監視装置を使用して患者の呼吸状態が判定される。撮像セッション後、対応する投影画像が取得されると、投影画像は、記録された患者の呼吸状態に応じて仕分けされる。呼吸監視装置は、呼吸状態を正確に追跡する必要がある。追跡した呼吸状態が、粗雑過ぎてはならない(例えば、呼吸状態は、患者が呼状態か吸状態であるかを単に示すだけではいけない)のは、そうでないと、得られるビデオ・ストリームが、診断および治療計画目的には粗雑過ぎることになるからである。
また、放射線治療中に場合によっては、患者はまた呼吸運動をしていてもよい。このような場合は、放射線ビームが標的の治療に応じて調整できるように、移動する標的の位置を決定することが望ましいことがある。目標物の三次元位置を決定する既存の技術は、2つ以上の撮像システムによって標的を同時に撮像する必要がある。このような場合には、標的の三次元位置は、1つの撮像システムしか使用可能でないときは、決定できない。また、2つの撮像システムを同時に使用するように設計された既存のシステムは、異なるときに取得した画像を使用して標的の位置を決めることはできない。その上、2つの撮像システムを同時に使用するように設計された既存のシステムは、2つの撮像システムのフレーム・レートが同じであり、それらが同期されることが必要である。このような場合に、2つの撮像システムが異なるフレーム・レートである場合、または2つの撮像システムによる画像獲得が同期していない場合は、既存のシステムではいつも標的の位置を決定できるわけではない。
米国特許出願第10/033,327号明細書 米国特許出願第10/687,573号明細書
一部の実施形態によると、標的の位置を決定する方法は、標的の第1の画像を獲得することと、第1の画像の画像平面と異なる画像平面を有し、異なるときに生成される標的の第2の画像を獲得することと、第1の画像の標的が第2の画像の標的と空間的に一致するかどうかを判定するために第1および第2の画像を処理することと、処理する行為の結果に基づいて標的の位置を決定することとを含む。
他の実施形態によると、標的の位置を決定するシステムは、標的の第1の画像を獲得するため、第1の画像の平面画像と異なる画像平面を有し、異なるときに生成される、標的の第2の画像を獲得するため、第1の画像の標的が第2の画像の標的と空間的に一致するかどうかを判定するために第1および第2の画像を処理するため、および処理する行為の結果に基づいて標的の位置を決定するために構成されたプロセッサを含む。
他の実施形態によると、コンピュータ製品は、命令の実行により工程が実施される、1組の命令を格納する媒体を有し、その工程は、標的の第1の画像を獲得することと、第1の画像の画像平面と異なる画像平面を有し、異なるときに生成される標的の第2の画像を獲得することと、第1の画像の標的が第2の画像の標的と空間的に一致するかどうかを判定するために第1および第2の画像を処理することと、処理する行為の結果に基づいて標的の位置を決定することとを含む。
他の実施形態によると、標的の位置を決定する方法は、標的の第1の画像を獲得することと、第1の画像と異なるときに生成される標的の第2の画像を獲得することと、第1の画像と交差する第1の投影線を決定することと、第2の画像と交差する第2の投影線を決定することと、第1の線と第2の投影線との間の第1の距離を決定することと、決定された第1の距離の少なくとも一部に基づいて標的の位置を決定することとを含む。
他の実施形態によると、標的の位置を決定するシステムは、標的の第1の画像を獲得するためと、第1の画像と異なるときに生成される標的の第2の画像を獲得するためと、第1の画像と交差する第1の投影線を決定するためと、第2の画像と交差する第2の投影線を決定するためと、第1の線と第2の投影線との間の第1の距離を決定するためと、決定された第1の距離の少なくとも一部に基づいて標的の位置を決定するために構成されたプロセッサを含む。
他の実施形態によると、コンピュータ製品は、命令の実行により工程が実施される、1組の命令を格納する媒体を有し、その工程は、標的の第1の画像を獲得することと、第1の画像と異なるときに生成される標的の第2の画像を獲得することと、第1の画像平面と交差する第1の投影線を決定することと、第2の画像平面と交差する第2の投影線を決定することと、第1の線と第2の投影線との間の第1の距離を決定することと、決定された第1の距離の少なくとも一部に基づいて標的の位置を決定することと、を含む。
他の、およびさらに他の態様および特徴は、本発明を説明することを意図するものであるがこれを限定することを意図しない、以下の発明を実施するための形態を読めば明らかになるであろう。
図面は、実施形態の設計および有用性を示し、同様の要素は、共通の参照番号によって示されている。これらの図面は、必ずしも原寸に比例して描かれてはいない。上述ならびに他の利点および目的が得られる方法をよりよく理解するために、添付図面に示される本実施形態のより具体的な説明が提供される。これらの図面は、典型的な実施形態のみを示しており、したがってその範囲を限定すると考えられるべきではない。
図1は、本明細書に記載された実施形態が実行され得る放射システムを示す図である。 図2は、相互に空間的に一致する2枚の画像を関連付ける方法を示す図である。 図3は、2枚の画像が相互に空間的に一致するかどうかを判定する技法を示す図である。 図4は、本明細書に記載された実施形態が実行され得る別の放射システムを示す図である。 図5Aは、本明細書に記載された実施形態が実行され得る蛍光透視装置を示す図である。 図5Bは、異なる位置にあるX線源および撮像装置を示す図5Aの蛍光透視装置を示す図である。 図6は、一部の実施形態による標的の位置を決定する方法を示す図である。 図7は入力画像と空間的に一致する参照画像(複数可)を選択する技術を示す図である。 図8は、一部の実施形態による対応する位置図に位置合わせされた位相図である。 図9は、本明細書に記載された実施形態が実行され得る位置監視装置を含む別の放射システムを示す図である。 図10は、本明細書に記載された実施形態が実施され得るコンピュータ・システム・アーキテクチャのブロック図である。
様々な実施形態が、図を参照して以下に説明されている。図は、原寸には比例しておらず、類似の構造または機能の要素は、すべての図を通して同様の参照番号によって表されていることに留意されたい。また、図は、実施形態の説明を容易にすることを意図するに過ぎないことにも留意されたい。図は、本発明を網羅する説明として、または本発明の範囲を限定するものとして意図されてはいない。さらに、示される実施形態は、表示された態様または利点のすべてを有する必要はない。特定の実施形態に関連して説明された態様または利点は、必ずしもその実施形態に限定されるものではなく、そのように示されていない場合でも、任意の他の実施形態で実施できる。
図1は、一部の実施形態にしたがったコンピュータ断層撮影システム10を示す。システム10は、ガントリ12、および患者28を支えるためのパネル14を備える。ガントリ12は、患者28がX線源20と検出器24との間の少なくとも一部に位置している間に、X線ビーム26をガントリ12の反対側にある検出器24に向かって射出するX線源20を含む。非限定的な例示として、X線ビームは、コーン・ビームまたはファン・ビームとすることができる。検出器24は、患者28を通過するX線の検知用に構成された複数のセンサ要素を有する。各センサ要素は、X線ビームが患者28を通過するときにX線ビームの強度を表す電気信号を生成する。
システム10はまた、制御システム18も含む。示される実施形態では、制御システム18は、制御装置40に連結されたコンピュータ・プロセッサなどのプロセッサ54を含む。また、制御システム18はデータを表示するモニタ56、およびデータを入力するキーボードまたはマウスなどの入力装置58も含んでもよい。放射線源20およびガントリ12の作動は、制御装置40によって制御される。制御装置40は、電力およびタイミング信号を放射線源20に提供し、プロセッサ54から受信する信号に基づいてガントリ12の回転速度および位置を制御する。制御装置40は、ガントリ12およびプロセッサ54から分離した構成部品として示されているが、代替の実施形態では、制御装置40は、ガントリ12またはプロセッサ54の一部とすることができる。
システム10は、上述の構成に限定されず、その上システム10は、他の実施形態では他の構成を有してもよいことに留意されたい。例えば、他の実施形態では、システム10は、異なる形状を有してもよい。他の実施形態では、システム10の放射線源20は、異なる移動範囲および/または自由度を有してもよい。例えば、他の実施形態では、放射線源20は、患者28を中心として完全に360°の範囲で、または360°未満の範囲で部分的に回転可能であってもよい。また、他の実施形態では、放射線源20は、患者28に対して平行移動可能でもある。さらに、放射線源20は、診断用エネルギーをX線の形で送出することに限定されず、患者の治療のために治療用エネルギーを送達してもよい。
X線投影データ(すなわち、CT画像データ)を獲得する走査の間、ガントリ12は、患者28を中心として異なるガントリ角度で回転し、その結果、画像を異なるガントリ角度で獲得するために放射線源20および撮像装置24は使用され得る。システム10を作動させて異なるガントリ角度で画像を獲得するときに、患者28は呼吸している。したがって、異なるガントリ角度で得られる画像は、患者28に対して異なる位相の呼吸周期に対応している場合がある。走査の完了後、異なるガントリ角度での投影画像は、例えばメモリに保存され、同じ位相の呼吸周期に対応する異なるガントリ角度の画像が(例えば、相互に関連付けて)グループ分けされるように、投影画像は処理されて画像が分類される。次いで、特定の位相の呼吸周期に対してグループ分けされた画像は、その位相に対して再構築された三次元CT画像を生成するために使用できる。
図2および図3は、一部の実施形態に従って2つ以上の画像を関連付ける方法を示す。まず、第1の画像が獲得される(ステップ202)。第1の画像は、システム10によって生成される投影画像でもよい。次に、第2の画像が獲得される(ステップ204)。第2の画像は、システム10、またはシステム10とは異なる別のシステムで生成される投影画像でもよい。次いで、プロセッサ54は、第1および第2の画像が相互に空間的に一致するかどうかを判定するために、第1および第2の画像を処理する(ステップ206)。示される実施形態では、第1の画像が生成されると、三次元空間の標的が、第2の画像が生成されたときの標的の位置と同じ、またはほぼ同じ位置に配置された場合、第1および第2の画像は相互に空間的に一致すると考えられる。標的は、解剖学的特徴を有するもの、1つまたは複数の移植片(放射線を通さないマーカーなど)、医療機器(例えば、外科手術用クリップ)、または撮像が可能な他の目標物でもよい。他の実施形態では、標的は、目標物を追跡するために選択された任意の追跡点でもよい。例えば、追跡点は、複数のマーカーの質量中心でもよい。したがって、標的は、目標物自体である必要はない。
第1および第2の画像が相互に空間的に一致する場合は、プロセッサ54は、第1の画像を第2の画像に関連付ける(ステップ208)。一部の実施形態では、相互に関連付けられた第1および第2の画像は、三角測量技法に使用されて、以下に説明するように標的の位置を推定/決定し得る。他の実施形態では、第1および第2の画像を使用して、三次元CT画像を再構築し得る。これは、第1および第2の画像が異なるときに獲得された場合であっても、第1の画像の標的は、第2の画像が生成されたときの位置と同じ、またはほぼ同じ位置にあるからである。示される実施形態では、第1および第2の画像の関連付けは、プロセッサ54によりリアルタイムで実施される。例えば、システム10が投影画像のシーケンスを生成するときに、プロセッサ54は、現在の投影画像(入力画像)を以前に取得した投影画像(同じシーケンスでも以前に取得したシーケンスでもよい)と関連付けるようにリアルタイム(現在の画像が生成された後間もなく、例えば1秒未満)で構成し得る。他の実施形態では、第1および第2の画像を関連付ける行為は、プロセッサ54により遡って実施され得る。
図3は、2つの画像が一部の実施形態に従って相互に空間的に一致するかどうかを判定する技術を示す。示される例示では、画像302、304は、システム10を使用して放射線源20を異なるガントリ角度で回転させることによって生成される。したがって、画像302、304は、異なるときに獲得される。撮像される目標物(明りょう化のために図示せず)は、画像枠302、304内にそれぞれ画像312および画像314として現れる。目標物は、患者、移植片、医療機器、または撮像が可能な任意の目標物の一部であってもよい。画像302、304が生成されている間に、目標物は動いていてもよい。第1の画像302が生成されたときの目標物の位置は、放射線源20から第1の画像枠302の目標物画像312(例えば、標的)まで延在する第1の線322を生成することによって決定されてもよく、放射線源20から第2の画像枠304の目標物画像314(例えば、標的)まで延在する第2の線324を生成することによって決定されてもよい。次に、第1の線322および第2の線324のどちらに対しても垂直な方向で測定された距離330(エピポーラ(補助線)距離)が決定される。距離330が規定の閾値を下回る場合(例えば、5mm以下)は、目標物は、第1および第2の画像302、304が生成されたときとほぼ同じ位置にあると仮定してもよい。場合によっては、この仮説は、特に2つの画像のみが使用されているときに、目標物が反復するが必ずしも周期的ではない軌道を移動していたという仮定などの、他の仮定を使用して確認されてもよい。一部の実施形態では、エピポーラ線の中間点322の位置は、目標物の位置として使用されてもよい。線322、324が相互に交差する場合は、交差点の位置は、目標物の位置として使用されてもよい。
方法200に使用するための画像(複数可)を生成するために使用され得るシステム10は、前述の例示には限定されないことに留意されたい。他の実施形態では、異なる構成を有する他の撮像システムが使用されてもよい。例えば、図4は、使用されてもよいシステム10の別の実施形態を示す。図4のシステム10は、ガントリ12、患者を支える患者支持体14、およびガントリ12の作動を制御する制御システム18を備える治療システムである。ガントリ12は、アームの形をしている。システム10はまた、患者28が支持体14に支えられている間に放射線のビーム26を患者28に向かって照射する放射線源20、および放射線ビーム26の送出を制御するコリメータ・システム22も含む。放射線源20は、コーン・ビーム、ファン・ビーム、または他のタイプの放射線ビームを異なる実施形態で生成するように構成することができる。
示される実施形態では、放射線源20は、治療用エネルギーを提供する治療用放射線源である。他の実施形態では、治療用放射線源であることに加えて、放射線源20は、診断用エネルギーを提供する診断用放射線源とすることができる。このような場合は、システム10は、放射線源20に対して作動する位置(例えば、支持体14の下)に配置された撮像装置100などの撮像装置を含むことになる。一部の実施形態では、治療用エネルギーは、一般に160キロ電子ボルト(keV)以上であり、より典型的には1メガ電子ボルト(MeV)以上のエネルギーであり、診断用エネルギーは、一般に高エネルギー領域より低く、より典型的には160keV未満である。他の実施形態では、治療用エネルギーおよび診断用エネルギーは、他のエネルギー・レベルを有することができ、それぞれ治療目的および診断目的で使用されるエネルギーを指す。一部の実施形態では、放射線源20は、X線放射を約10keVから約20MeVまでの範囲内のいずれかの複数の光子エネルギー・レベルで生成することができる。X線放射を異なるエネルギー・レベルで生成可能な放射線源は、「RADIOTHERAPY APPARATUS EQUIPPED WITH AN ARTICULABLE GANTRY FOR POSITIONING AN IMAGING UNIT」という名称で2001年11月2日に出願された米国特許出願第10/033,327号(特許文献1)、および「MULTIーENERGY XーRAY SOURCE」という名称で2003年10月15日に出願された米国特許出願第10/687,573号(特許文献2)に記載されている。さらに別の実施形態では、放射線源20は、診断用放射線源とすることができる。示される実施形態では、放射線源20は、アーム・ガントリ12に結合されている。あるいは、放射線源20は、穴部内に配置されてもよい。
一部の実施形態では、図4のシステム10を使用すると、放射線源20は、患者28を中心として回転して治療用放射を複数のガントリ角度から、例えばアーク光線療法として送出する。各ガントリ角度で、治療用放射線が送出されて患者を治療した後、システム10は、画像を生成するためにも放射線を送出してもよい。これは、治療前に標的の位置を確認するために、または治療用ビームの送達後に放射線の送出を確認するために(例えば、送出された放射線の照射量および/または位置を確認するために)実施されてもよい。画像を生成する放射線は、(放射線源が診断用ビームを送出できる場合は)治療用エネルギーを有するビームであってもよく、あるいは治療用エネルギーを有するビームであってもよい。したがって、方法200を実行するために使用できる画像(ステップ202の第1の画像、および/またはステップ204の第2の画像)は、診断用エネルギーまたは治療用エネルギーを使用して生成される画像でもよい。
他の実施形態では、システム10は、図4に示された構成とは異なり、相互に分離している治療用放射線源および診断用放射線源を含んでもよい。例えば、システム10は、高エネルギー・ビーム(例えば、MV撮像システム)を使用して画像を生成する撮像システムおよび低エネルギー・ビーム(例えば、kV撮像システム)を使用して画像を生成する撮像システムを有してもよい。高エネルギー撮像システムおよび低エネルギー撮像システムは、同一ガントリ(例えば、互いに対して90°に配向されている)に一体化されていてもよく、あるいは互いに隣接して位置する分離した装置であってもよい。使用中、高エネルギー画像および低エネルギー画像は、交互方式で生成される。次いで、得られた画像は、方法200に使用されてもよい。したがって、ステップ202の画像は、低エネルギー画像でもよく、ステップ204の画像は、高エネルギー画像でもよく、またはその逆でもよい。
図5Aおよび図5Bは、一部の実施形態による、方法200に使用される画像(複数可)を提供するために使用され得る別のシステム500を示す。システム500は、蛍光透視システムであり、X線源502、撮像装置504、およびX線源502と撮像装置504に結合させるアーム506を含む。蛍光透視システム500を使用して方法200を実行するとき、X線源502および撮像装置504は、第1の位置に配置されてもよい(図5A)。次に、X線源502は、患者28が呼吸運動をしている間に、X線ビームを送出して撮像装置504を使用して第1の画像系列を生成する。X線源502および撮像装置504は、次いで画像が患者28に対して異なる角度で取得できるように、異なる位置に配置される(図5B)。次に、X線源502は、患者28が呼吸運動をしている間に、X線ビームを送出して撮像装置504を使用して第2の画像系列を生成する。方法200を実行しているとき、プロセッサ54は、第1のシーケンスから第1の画像として1つの画像を選択してもよく(ステップ202)、第2のシーケンスから第2の画像として1つの画像を選択してもよい(ステップ204)。このような場合、方法200の第1および第2の画像は、蛍光透視画像またはX線画像である。
また、他の実施形態では、PET画像を生成するPET装置、SPECT画像を生成するSPECT装置、MRI画像を生成するMRIシステム、トモシンセシス画像を生成するトモシンセシスシステム、またはカメラ(例えば、CCDカメラ)などの他のタイプの撮像装置を使用して方法200を実行してもよい。
さらなる実施形態では、方法200の第1の画像は、第1の撮像装置を使用して獲得されてもよく、第2の画像は、第1の撮像装置と異なる第2の撮像装置を使用して獲得されてもよい。例えば、第1の撮像装置は、CT装置、放射線治療用装置、PET装置、SPECT装置、MRIシステム、トモシンセシスシステム、およびカメラのいずれか1つでもよく、一方、第2の撮像装置は、第1の撮像装置と異なる前述のいずれかの装置でもよい。
既に述べたように、一部の実施形態では、図2および図3を参照して説明した画像を処理する技術を使用して、標的の位置が決定されてもよい。図6は、一部の実施形態による、標的の位置を決定する方法600を示す。標的は、解剖学的特徴をもつもの、1つまたは複数の移植片(放射線不透過性マーカーなど)、医療機器(例えば、外科手術用クリップ)、または撮像が可能な他の目標物でもよい。他の実施形態では、標的は、目標物を追跡するために選択された任意の追跡点でもよい。例えば、追跡点は、複数のマーカーの質量中心でもよい。したがって、標的は、目標物自体である必要はない。
まず、1組の参照画像が獲得される(ステップ602)。示される実施形態では、参照画像の組は、図1のシステム10を使用して獲得される投影画像でもよい。具体的には、投影画像は、患者28が生理的な動きをしているときに、先に獲得される。したがって、投影画像は、標的が異なる位置にあるときのそれぞれの標的の画像を有する。次いで、ある恣意的な座標系に相対する標的の位置が各投影画像に対して決定されるように、投影画像は処理される。当技術分野で公知の様々な技術が、こうした目的に使用されてもよい。したがって、各参照画像は、それらに関連付けられた標的の位置を有する。
次に、入力画像が獲得される(ステップ604)。示される実施形態では、入力画像は、同じシステム10を使用して獲得されてもよい。そのような場合、入力画像を生成しているとき、参照画像がステップ602で生成されるときの患者28とシステム10との相対位置と同様であるように、患者28はシステム10に相対して配置されてもよい。あるいは、ステップ604における患者28とシステム10との相対位置は、ステップ602での相対位置と異なってもよい。このような場合、プロセッサ54は、ステップ602での患者28の位置およびステップ604での患者28の位置を記録し、これらの情報を使用して、例えば、座標変換、画像シフト、関心領域選択などのように画像を処理するよう構成されてもよい。
他の実施形態では、入力画像および参照画像は、異なる画像システムを使用して獲得されてもよい。例えば、入力画像は、治療処置中に標的の位置を追跡するための(参照画像を生成するための装置とは異なる)撮像装置を使用して獲得されてもよい。このような場合、ステップ602での患者28と画像システム10(例えば、放射線源20または撮像装置面)の相対位置は、患者28と入力画像を生成するために使用されるシステムとの相対位置と同じでもよい。あるいは、患者28とシステム10との相対位置は、患者28と入力画像を生成するために使用されるシステムとの相対位置と異なってもよい。このような場合は、プロセッサ54は、画像システム10の座標系を、入力画像を生成するための装置の座標系と共に記録してもよい。
次に、プロセッサ54は、1つまたは複数の参照画像を入力画像と空間的に一致する参照画像の組から選択する(ステップ606)。図7は、一部の実施形態によれば、入力画像と空間的に一致する参照画像を選択する技術を示す。例示では、画像704a、704bは、参照画像であり、画像702は、入力画像である。参照画像704a、704bは、標的が動いている間に、異なるガントリ角度に放射線源20を回転させることにより、システム10を使用して先に生成されてもよい。したがって、画像704a、704bは、異なるときに獲得される。撮像される標的(明確化のために図示せず)は、画像枠704a、704b内にそれぞれ画像714aおよび画像714bとして現れる。また、標的も画像712として進行中の入力画像702に現れる。ステップ606において、プロセッサ54は、放射線源20と画像枠702内の標的画像712との間に延在する投影線722を決定する。また、プロセッサ54は、それぞれ参照画像704に対する複数の投影線724も決定する。各投影線724は、放射線源20と対応する参照画像704の標的画像714の間に延在する。次に、プロセッサ54は、各投影線724に対して、入力画像702の投影線722と対応する参照画像704に対する投影線724との間のエピポーラ距離730を決定する。エピポーラ距離730は、投影線722および投影線724のどちらとも垂直である方向に測定される。示される例示では、2つの参照画像704a、704b、2つの対応する投影線724a、724b、および2つの対応するエピポーラ距離730a、730bが示されている。しかし、一部の実施形態では、参照画像704の数、投影線724の数、およびエピポーラ距離の数は、2より大きくてよい。
一部の実施形態では、プロセッサ54は、距離730a、730bを、例えば、5mm以下の所定の閾値と比較することにより、入力画像702と空間的に一致する参照画像704を選択するように構成されている。参照画像704に対する距離730が所定の閾値を下回る場合は、参照画像が生成されたときの標的の位置に対応して(例えば、恣意的な座標系に相対して同じ)入力画像702が生成されるときの標的の位置が決定されてもよい。示される例示では、参照画像704aの投影線724aと投影線722との間の距離730aは、所定の閾値を下回り、参照画像704bの投影線724bと投影線722との間の距離730bは、所定の閾値を超える。したがって、プロセッサ54は、入力画像702と空間的に一致する参照画像704aを選択する。
他の実施形態では、プロセッサ54は、他の技術または基準に基づいて参照画像704を選択してもよい。例えば、他の実施形態では、プロセッサ54は、1点とすべて(またはすべての一部、例えば生理的周期の規定された位相範囲に対する画像の一部)のエピポーラ線730との間の平均二乗距離を最小化することによって標的の位置を決定するよう構成されてもよい。場合によっては、エピポーラ距離は、少なくとも2つの画像(例えば、3つの画像)間のステレオ・マッチの寸法を提供するよう機能してもよい。このような場合は、すべての画像の標的の位置からエピポーラ線までの最小平均二乗距離である空間の1点が決定される。決定されたこの点は、三角測量の結果である。次いで、プロセッサは、得られた距離の二乗平均平方根をステレオ・マッチの寸法として決定した点から決定する。他の実施形態では、プロセッサはまた、この解までの最大の距離である線を決定し、その後、試験を実施してその線がはずれ値であるかどうかを確認する。はずれ値を識別する1方法は、投影画像を三角測量の結果の計算に使用される組から除外して、ステレオ・マッチの寸法が著しく増加しているかを確認することである。例えば、(それぞれの残りの画像についての)残りの距離の二乗平均平方根が、例えば、40パーセント減少している場合は、除去された入力画像は、はずれ値として判定される。さらなる実施形態では、プロセッサはまた、以前の組の三角測量の結果に対する現在の画像のエピポーラ線の距離を判定することによって、まさに捕捉されたばかりの画像の標的が以前の組に整合するかどうかを確認するように構成されてもよい。
図6に戻る。プロセッサ54は、次に標的の位置を決定する(ステップ608)。上記の例示を使用すると、一部の実施形態では、投影線722と選択された参照画像704aの投影線724aとの間のエピポーラ線730の中間点位置は、標的の位置として使用されてもよい。線722、724aが相互に交差する場合は、その交差点の位置は、標的の位置として使用されてもよい。場合によっては、プロセッサ54は、入力画像702と空間的に一致する2つ以上の参照画像704を選択してもよい。これは、例えば、2つ以上の参照画像704に対するエピポーラ距離300が参照画像704を選択するための所定の基準を満たす場合であってもよい。このような場合は、標的の位置は、参照画像704がエピポーラ距離300に対して入力画像702と空間的に一致すると判定されている、そのエピポーラ距離300における中間点位置の平均を計算することによって決定されてもよい。他の実施形態では、標的の位置は、他の基準を使用して決定されてもよい。例えば、他の実施形態では、標的の位置は、決定されたエピポーラ距離300の中間点位置の中央値を使用して決定されてもよい。プロセッサ54により標的の位置を決定する行為は、リアルタイム(入力画像が生成されたすぐ、例えば、1秒未満後)で、または遡って実行されてもよい。
一部の実施形態では、追加の入力画像が生成され、方法600はステップ604〜608を繰り返す。このような場合は、プロセッサ54は、追加の入力画像を受け取る度に、標的の位置を連続的に決定する。決定された標的の位置は、様々な目的に使用されてもよい。一部の実施形態では、標的の位置は、プロセッサ54によりリアルタイム(入力画像が生成されたすぐ、例えば、1秒未満後)で決定される。このような場合は、プロセッサ54によって標的の位置を使用して、治療用または診断用放射線ビームのスイッチを入れる、治療用または診断用放射線ビームのスイッチを切る、コリメータを作動させる、ガントリを配置する、放射線源を配置する、患者支持体を配置するなど、医療機器の作動をゲート制御してもよい。
決定された位置はまた、他の実施形態において他の目的に使用されてもよい。例えば、周期的な動きがある他の実施形態では、決定された位置を使用して生理的周期の対応する位相が決定されてもよい。生理的周期の位相は、生理的周期の完全度を表す。一部の実施形態では、呼吸周期の位相は、0°〜360°の値を有する位相変数によって表されてもよい。図8は、対応する位置の図802と位置を合せた位相の図800の例を示す。位置の図802は、本明細書に記載された技術の実施形態を使用して決定された標的の位置点を含む。示される例示では、0°(および360°)の位相値は呼吸の吐き出し状態のピークを表し、位相値は生理的周期における0°〜360°の間を直線的に変化する。
標的の位置を決定する上述の技術には、画像が生成されている間、分離した位置監視装置を使用して目標物の位置を追跡し続ける必要がないという利点がある。上述の技術には、また同じ平面にある画像を比較する必要がないという利点もある。むしろ、実施形態に示されるように、入力画像702は、参照画像用の画像平面と異なる画像平面で生成され得る。場合によっては、上記の技術を使用して標的の位置を決定することは、0.1mm以内またはそれ以上の精度の結果を生じることができる場合がある。さらに、上記の技術には、入力画像を生成する画像システムが参照画像を生成するために使用する画像システムと異なる場合であっても、標的の位置を決定できるという利点がある。
上記実施形態における参照画像および入力画像は、同一の撮像装置または撮像モダリティを使用して獲得される必要がないことに留意されたい。他の実施形態では、参照画像は第1の撮像装置を使用して獲得されてもよく、入力画像は第1の撮像装置と異なる第2の撮像装置を使用して獲得されてもよい。例えば、第1の撮像装置は、CT装置、放射線治療用装置、PET装置、SPECT装置、MRIシステム、トモシンセシスシステム、およびカメラのいずれか1つでもよい。一方、第2の撮像装置は、第1の撮像装置と異なる前述のいずれかの装置でもよい。また、他の実施形態では、任意の参照画像および/または入力画像は、例えばトモシンセシス画像の形をとる1組の投影画像から再構築された画像であってもよい。例えば、ショートガントリアークを通して獲得された数枚の投影画像を使用して、中に挿入されたマーカーが、数枚の画像を組み合わせた結果として非常に高められ得る、トモシンセシス画像が再構築される。次いで、トモシンセシス画像は、本明細書に記載の系列的なステレオ技術で入力画像として、または参照画像として使用される。
方法600の上記の実施形態では、標的の動作は周期的なものとして記述されてきた。しかし、他の実施形態では、例えば、無作為動作などの非周期的動作をしている標的に対する標的の位置を決定するために、上記の技術を使用してもよい。このような場合、プロセッサ54は、参照画像の組全体を使用するように構成されている。一部の実施形態では、プロセッサ54はまた、標的の動きの速度および/または方向に関して動作監視装置から信号を受信し、こうした情報を使用して入力画像と空間的に一致する参照画像(複数可)を選択するようにも構成されている(例えば、プログラミングおよび/または構築されている)。具体的には、(以前の)標的の動作の速度および/または方向によって、プロセッサ54が標的の現在の位置を予測できる場合がある。これに基づいて、プロセッサ54は、入力画像と空間的に一致可能な利用可能な参照画像のプールを絞り込むことができる。
上記の実施形態では、参照画像704の組は、患者28がシステム10に対して特定の位置にいるときに放射線源20を回転させることによって生成される。他の実施形態では、2組の参照画像704が提供されてもよく、参照画像704の第1の組は、患者28がシステム10に対して第1の位置にいるとき、放射線源20を回転させることによって生成され、参照画像704の第2の組は、患者28がシステム10に対して第2の位置にいるとき、放射線源20を回転させることによって生成される。参照画像の第1の組が生成された後ではあるが、参照画像の第2の組が生成される前に、患者28または患者支持体14を放射線源20に対して配置することによって、これは実現できる。あるいは、システム10またはシステム10の一部(例えば、放射線源20および/またはガントリ12)を患者28に対して配置することによって、これは実現できる。一部の実施形態では、2組の参照画像704を使用して方法600を実行する場合、プロセッサ54は、1点と両方の組の参照画像704に対するすべて(またはすべての一部)のエピポーラ線730との間の平均二乗距離を最小化することによって、標的の位置を決定するよう構成されている。他の実施形態では、プロセッサ54は、他の技術を使用して、標的の位置を決定するよう構成されてもよい。例えば、他の実施形態では、プロセッサ54は、第1の点と参照画像704の第1の組に対するすべて(またはすべての一部)のエピポーラ線730との間の平均二乗距離を最小化することによって、標的の第1の位置を決定し、第2の点と参照画像704の第2の組に対するすべて(またはすべての一部)のエピポーラ線730との間の平均二乗距離を最小化することによって標的の第2の位置を決定し、その後、標的の位置として第1および第2の位置の平均値を決定するよう構成されてもよい。2組の参照画像704を使用することにより、プロセッサ54が三次元の標的の位置をより正確に決定できるようになるという利点がある。
本明細書に記載のいずれかの実施形態では、システム10は、画像(例えば、方法600の参照画像および入力画像、または方法200のいずれかの画像)が生成されているときに、患者28の呼吸状態を監視する動作監視システムをさらに含んでもよい。動作監視システムは、患者28連結された複数のマーカー906を備えたマーカー・ブロック904を見るカメラ902を含んでもよい(図9)。あるいは、カメラは、マーカー(複数可)として、患者の衣類、患者28の生理的特徴をもつものなど、他の物を使用するよう構成されてもよい。動作監視システムの例には、画像データと共に呼吸信号の振幅および位相を記録可能なVarian社のRPM製品が含まれる。他の実施形態では、動作監視システムは、システムが患者28の呼吸状態を判定可能である限り、胸の拡張を測定するひずみゲージなどの、当技術分野において公知の他のシステムでもよい。
動作監視システムを備えるシステム10を使用中、動作監視システムは、患者28の呼吸状態を判定する一方、システム10は、複数の画像(例えば、方法200の画像、または方法600の参照画像および入力画像)を生成し、呼吸状態が記録される。一部の実施形態では、2つの画像が相互に空間的に一致するかどうかを判定するときに、プロセッサ54が、2つの画像が生成されたときの標的の呼吸状態を検討する。例えば、(方法200のステップ202の)第1の画像が(方法200のステップ204の)第2の画像と空間的に一致するかどうかを判定する場合、プロセッサ54は、第1の画像が生成されたときの標的の呼吸状態を、第2の画像が生成されたときの標的の呼吸状態と比較する。同様に、方法600においては、参照画像が入力画像と空間的に一致するかどうかを判定する場合、プロセッサ54は、参照画像が生成されたときの標的の呼吸状態を、入力画像が生成されたときの標的の呼吸状態と比較する。場合によっては、画像が、例えば、息を吐いている、息を吸っている、息を吐いて止めている、息を吸って止めているなどの同じ呼吸状態とほぼ一致する場合は、プロセッサ54は、2つの画像が一致する候補の可能性があるかどうかを判定する。一致する場合は、プロセッサ54は、例えば、エピポーラ距離を決定するなどのさらなる分析を実行して、本明細書に記載のように、2つの画像が相互に空間的に一致するかどうかを判定できる場合がある。動作監視システムを使用すると、三角測量法を使用する画像が同じ標的の位置とほぼ一致する確率を最大化するという利点がある。また、それによってプロセッサ54が、或る標的の位置が呼吸の吐き出しの位相にあるか吸い込みの位相にあるかを判定可能になるという利点もある。こうした目的では、プロセッサ54は、吐き出しの位相と吸い込みの位相の識別のみが必要なので、動作監視システムは、動作の検知結果を高精度で提供する必要はない。同様に、これにより動作監視システムの設計が単純になり、計算時間が短縮される。また、動作監視システムは有利にも、プロセッサ54が別の画像と空間的に一致し得る利用可能な参照画像のプールを絞り込むことを可能にする。
また、本明細書に記載のあらゆる実施形態では、プロセッサ54は、2つの画像が相互に空間的に一致するかどうかを判定するための基準の一部として|a|>30°および|a−180°|>30°の基準を使用してもよい。式中、「a」は、画像対間(例えば、それぞれの画像の軸間の分離角度)の立体分離角度を表す。
他の実施形態では、上記の三角法を使用して、標的が動作中であるかどうかを判定できる。例えば、場合によっては、標的は処置中に静止状態であることが求められることがある。このような場合は、プロセッサ54は、標的の入力画像を受け取り、その入力画像に対する投影線を決定し、入力画像の投影線と1枚の参照画像の投影線との間のエピポーラ距離を決定する。エピポーラ距離が、例えば、5mmの所定の閾値以内であれば、プロセッサ54は、標的は移動していないと判定する。一方、エピポーラ距離が所定の閾値を超えると、プロセッサ54は、標的が移動したと判定する。このような場合は、プロセッサ54が、例えば、視覚警報、聴覚警報といった警報を発生させることができる。場合によっては、警報を発生させる代替として、または追加として、プロセッサ54は、標的が移動したと判定すると医療処置を中断させる場合がある。
本明細書に記載の方法の実施形態は、周期的な動き(例えば、呼吸または心拍に関連した動き)をしている標的の位置を決定することに限定されず、周期的であるか非周期的であるかにかかわらず、あらゆるタイプの動きをしている標的の位置を判定するために、本明細書に記載の方法の実施形態を使用してもよいことに留意されたい。例えば、一部の実施形態では、撮像または治療処置中、移動および複数の偏移を含み得る(例えば、前立腺が数秒間異なる位置に移動してから元の位置に戻る)前立腺の動きを監視ならびに追跡するために、本明細書に記載のシステムおよび方法を使用してもよい。
コンピュータ・システム・アーキテクチャ
図10は、本発明の実施形態が実施され得るコンピュータ・システム1200の一実施形態を示すブロック図である。コンピュータ・システム1200は、バス1202または情報を通信する他の通信機構、および情報を処理するためにバス1202に連結されたプロセッサ1204を含む。プロセッサ1204は、図1のプロセッサ54、または本明細書に記載の様々な機能を実行するために使用される別のプロセッサの一例であり得る。場合によっては、コンピュータ・システム1200を使用して、プロセッサ54の実施を行える。コンピュータ・システム1200はまた、バス1202に連結されて情報およびプロセッサ1204で実行される命令を格納する、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)または他の動的記憶装置などの主記憶装置1206も備える。また、主記憶装置1206を使用して、プロセッサ1204により実行される命令の実行中に一時的な変数または他の中間情報を格納してもよい。さらに、コンピュータ・システム1200は、バス1202に連結されて静的情報およびプロセッサ1204に対する命令を格納する、読取り専用メモリ(ROM)1208または他の静的記憶装置を含む。磁気ディスクまたは光ディスクなどのデータ記憶装置1210が提供され、情報および命令を格納するバス1202に連結される。
コンピュータ・システム1200は、バス1202を経由して陰極線管(CRT)などの表示装置1212に連結されて、ユーザに情報を表示し得る。入力装置1214は、英数字および他のキーを含み、バス1202に連結されて情報およびコマンド選択をプロセッサ1204に通信する。別のタイプのユーザ入力装置は、方向情報およびコマンド選択をプロセッサ1204に通信し、カーソル移動を表示装置1212上で制御するための、マウス、トラックボール、またはカーソル方向キーなどのカーソル制御装置1216である。この入力装置は通常、第1の軸(例えば、x)および第2の軸(例えば、y)の2つの軸に2つの自由度を有し、該装置は位置を1平面に指定することが可能である。
コンピュータ・システム1200は、本明細書に記載の実施形態による様々な機能(例えば、計算)を実行するために使用されてもよい。一実施形態によれば、こうした使用は、主記憶装置1206内に含まれる1つまたは複数の命令の1つまたは複数のシーケンスを実行するプロセッサ1204に応答して、コンピュータ・システム1200によって提供される。このような命令は、記憶装置1210などの別のコンピュータ可読媒体から主記憶装置1206内に読み取られ得る。主記憶装置1206内に含まれる命令のシーケンスの実行により、プロセッサ1204が本明細書に記載のプロセスステップを実行する。また、マルチ・プロセッシング構成内の1つまたは複数のプロセッサを使用して、主記憶装置1206内に含まれる命令のシーケンスも実行され得る。代替の実施形態では、ハードワイヤード回路をソフトウェア命令の代わりに、またはソフトウェア命令と組み合わせて使用して、本発明を実行してもよい。したがって、本発明の実施形態は、ハードウェア回路およびソフトウェアのいかなる特定の組み合わせにも限定されない。
本明細書で使用される「コンピュータ可読媒体」という用語は、実行のためにプロセッサ1204に命令を提供することに関与する任意の媒体を指す。このような媒体は、不揮発性媒体、揮発性媒体、および伝送媒体を含むがこれに限定されない、多くの形をとることができる。記憶装置1210などの不揮発性媒体には、例えば、光ディスクまたは磁気ディスクが含まれる。主記憶装置1206などの揮発性媒体には、動的記憶装置が含まれる。伝送媒体には、バス1202を備える配線を含む同軸ケーブル、銅線、および光ファイバーが含まれる。伝送媒体はまた、電波および赤外線通信中に発生されるような音響または光波の形をとることもできる。
コンピュータ可読媒体の一般的な形には、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、フレキシブル・ディスク、ハード・ディスク、磁気テープ、または任意の他の磁気媒体、CD−ROM、任意の他の光学媒体、パンチカード、紙テープ、孔のパターンを備えた任意の他の物理媒体、RAM、PROM、EPROM、フラッシュEPROM、任意の他のメモリ・チップまたはカートリッジ、以下に説明する搬送波、またはコンピュータがそこから読取り可能な任意の他の媒体が含まれる。
様々な形のコンピュータ可読媒体は、1つまたは複数のシーケンスの1つまたは複数の命令をプロセッサ1204に実行のために伝えることに関与し得る。例えば、命令は、初めに遠隔のコンピュータの磁気ディスク上に伝えられてもよい。遠隔のコンピュータは、命令をその動的記憶装置内にロードし、その命令を、モデムを使用して電話線を介して送信することができる。コンピュータ・システム1200にローカル接続されているモデムは、電話線を介してデータを受信し、赤外線送信機を使用してデータを赤外線信号に変換することができる。バス1202に連結された赤外線検出器は、赤外線信号で伝えられたデータを受信し、データをバス1202上にもたらすことができる。バス1202は、データを主記憶装置1206に運び、主記憶装置からプロセッサ1204が命令を取得して実行する。主記憶装置1206が受信した命令は、任意選択でプロセッサ1204が実行する前後のいずれかに記憶装置1210に格納されてもよい。
コンピュータ・システム1200はまた、バス1202に連結された通信インターフェース1218も含む。通信インターフェース1218は、ローカル・ネットワーク1222に接続されたネットワーク・リンク1220に連結する双方向データ通信を提供する。例えば、通信インターフェース1218は、総合サービスデジタルネットワーク(ISDN)カードまたはデータ通信接続を電話線の対応するタイプに提供するモデムであってよい。別の例としては、通信インターフェース1218は、データ通信接続を互換性のあるローカル・エリア・ネットワーク(LAN)に提供するLANカードであってもよい。また、無線リンクも実装され得る。任意のこうした実装では、通信インターフェース1218は、様々なタイプの情報を表すデータ・ストリームを運ぶ電気信号、電磁信号、または光信号を送受信する。
ネットワーク・リンク1220は、通常データ通信を1つまたは複数のネットワークを経由して他の装置に提供する。例えば、ネットワーク・リンク1220は、ローカル・ネットワーク1222を経由してホスト・コンピュータ1224または放射線ビーム源または放射線ビームに動作可能に連結されたスイッチなどの機器1226に接続し得る。ネットワーク・リンク1220を介して移送されるデータ・ストリームは、電気信号、電磁信号、または光信号を含むことができる。様々なネットワークを経由する信号およびネットワーク・リンク1220上にあり、(データをコンピュータ・システム1200に受け入れ、またコンピュータ・システム1200から送り出す)通信インターフェース1218を経由する信号は、例示的ではあるが、情報を移送する搬送波の形をしている。コンピュータ・システム1200は、ネットワーク(複数可)、ネットワーク・リンク1220、および通信インターフェース1218を介してプログラム・コードを含むメッセージを送信し、データを受信することができる。
本発明の特定の実施形態が示され説明されたが、本発明を好ましい実施形態に限定することは意図しないことを理解されたい。また、様々な変更および修正が、本発明の精神および範囲から逸脱することなくなされてよいことは、当業者には明らかであろう。例えば、「画像」という用語は、必ずしも視覚的に表示された画像に限定されず、格納されたデータの画像も指してよい。また、「プロセッサ」という用語は、1つまたは複数の処理装置を含んでもよく、ハードウェアおよび/またはソフトウェアを使用して実行される数学的計算を実行可能な任意の装置を指してもよい。さらに、本明細書に記載の任意の実施形態では、プロセッサ54を使用して記載された様々な機能を実行するのではなく、別個のプロセッサが使用されてもよい。その上、「第1の画像」および「第2の画像」という用語は、異なるまたは分離した2つの画像を指し、したがって必ずしも画像が生成される順番を指すとは限らない。したがって、明細書および図面は、限定的意味ではなく、例示的意味とみなされるべきである。本発明は、特許請求の範囲により定義されているように本発明の精神および範囲に含まれ得る代替手段、変形形態、ならびに均等物を包含するものである。

Claims (47)

  1. 標的の位置を決定するためのプロセッサを有すシステムの作動方法であって、
    前記標的の第1の画像を獲得することと、
    前記第1の画像の画像平面と異なる他の画像平面を有し、異なるときに生成される前記標的の第2の画像を獲得することと、
    前記第1の画像の前記標的が前記第2の画像の前記標的と空間的に一致するかどうかを判定するために前記第1および第2の画像を処理することと、
    処理する行為の結果に基づいて前記標的の位置を決定することと、を含み
    前記標的の決定された位置は前記標的の実際の位置を示し、
    前記第1および第2の画像について行う前記処理することが、前記画像平面上の前記第1の画像と交差する第1の投影線と前記他の画像平面上の前記第2の画像と交差する第2の投影線との間の第1の距離を決定することとを含む、作動方法。
  2. 前記決定された第1の距離が複数の計算された距離の中で最小のものであるときに、前記第1の画像の前記標的が、前記第2の画像の前記標的に対応するように決定される、請求項1に記載の作動方法。
  3. 前記標的について行う前記位置を決定することが、前記第1および前記第2の投影線と垂直である線の中間点の座標を使用することを含む、請求項1に記載の作動方法。
  4. 第3の画像の画像平面が、前記第1の画像の前記画像平面および前記第2の画像の前記他の画像平面と異なる、前記標的の前記第3の画像を獲得することと、
    前記第3の画像平面上の前記第3の画像と交差する第3の投影線を決定するために前記第3の画像を処理することと、
    前記第3の投影線と前記第1および第2の投影線の一方または両方に関連付けられた参照点との間の第2の距離を決定することと、をさらに含み、
    前記標的について行う前記位置を決定することが、前記第1の距離および前記第2の距離を使用することを含む、請求項1に記載の作動方法。
  5. 前記標的の第3の画像を獲得することと、
    前記第1の投影線と前記第3の投影線との間の第2の距離を決定することと、
    前記第1の距離と第2の距離とを比較することと、をさらに含み、
    前記第1、第2および第3の画像は異なるときに生成される、請求項4に記載の作動方法。
  6. 前記標的について行う前記位置を決定することが、前記第1および第2の距離のどちらがより小さいかを決定することを含む、請求項5に記載の作動方法。
  7. 前記標的が定義されない経路を動いている、請求項1に記載の作動方法。
  8. 前記標的が動いている、請求項1に記載の作動方法。
  9. 前記動きが呼吸に関連する、請求項8に記載の作動方法。
  10. 前記動きが心臓の動きに関連する、請求項8に記載の作動方法。
  11. 前記第1の画像および前記第2の画像が、同一の撮像装置を使用して生成される、請求項1に記載の作動方法。
  12. 前記第1の画像および前記第2の画像が、前記撮像装置の異なるガントリ角度で生成される、請求項11に記載の作動方法。
  13. 前記第1の画像および前記第2の画像が、異なる撮像装置を使用して生成される、請求項1に記載の作動方法。
  14. 前記第1の画像が、診断用装置を使用して生成され、前記第2の画像は、治療用装置を使用して生成される、請求項13に記載の作動方法。
  15. 前記診断用装置および前記治療用装置が、放射線システムの一部である、請求項14に記載の作動方法。
  16. 前記撮像装置のうちの1つがカメラを備える、請求項13に記載の作動方法。
  17. 前記撮像装置のうちの1つがX線機器を備える、請求項13に記載の作動方法。
  18. 前記第1の画像が、異なるガントリ角度で生成される1組の中の複数の画像の1つである、請求項1に記載の作動方法。
  19. 前記標的の追加の画像を獲得すること、および前記追加の画像に基づいて前記標的の追加の位置を決定することをさらに含み、前記決定された位置および前記決定された追加の位置は、前記標的に対する軌道を集合的に形成する、請求項1に記載の作動方法。
  20. 前記決定された位置に基づいて前記標的の状態を決定することをさらに含む、請求項1に記載の作動方法。
  21. 前記状態が生理的周期の位相を含む、請求項20に記載の作動方法。
  22. 前記生理的周期が呼吸周期を含む、請求項21に記載の作動方法。
  23. 前記生理的周期が心周期を含む、請求項21に記載の作動方法。
  24. 前記第1および前記第2の画像のうちの1つが、複数の投影画像を使用して再構築されたトモシンセシス画像を含む、請求項1に記載の作動方法。
  25. 標的の位置を決定するシステムであって、
    前記標的の第1の画像を獲得するため、
    前記第1の画像の画像平面と異なる他の画像平面を有し、異なるときに生成される前記標的の第2の画像を獲得するため、
    前記第1の画像の前記標的が前記第2の画像の前記標的と空間的に一致するかどうかを判定するために前記第1および第2の画像を処理するため、および
    処理の結果に基づいて前記標的の位置を決定するために構成されたプロセッサを備え、
    前記標的の決定された位置は前記標的の実際の位置を示し、
    前記プロセッサは、前記画像平面上の前記第1の画像と交差する第1の投影線と前記他の画像平面上の前記第2の画像と交差する第2の投影線との間の距離を決定することにより、前記第1および第2の画像を処理する、システム。
  26. 命令の実行により工程が実施される、1組の命令を格納する媒体を有するコンピュータ製品であって、
    前記工程が、
    標的の第1の画像を獲得することと、
    前記第1の画像の画像平面と異なる他の画像平面を有し、異なるときに生成される前記標的の第2の画像を獲得することと、
    前記第1の画像の前記標的が前記第2の画像の前記標的と空間的に一致するかどうかを判定するために前記第1および第2の画像を処理することと、
    処理する行為の結果に基づいて前記標的の位置を決定することと、を含み、
    前記標的の決定された位置は前記標的の実際の位置を示し、
    前記第1および第2の画像について行う前記処理することが、前記画像平面上の前記第1の画像と交差する第1の投影線と前記他の画像平面上の前記第2の画像と交差する第2の投影線との間の第1の距離を決定することと、を含む、コンピュータ製品。
  27. 標的の位置を決定するためのプロセッサを有するシステムの作動方法であって、
    前記標的の第1の画像を獲得することと、
    前記第1の画像と異なるときに生成される前記標的の第2の画像を獲得することと、
    前記第1の画像と交差する第1の投影線を決定することと、
    前記第2の画像と交差する第2の投影線を決定することと、
    前記第1の投影線と前記第2の投影線との間の第1の距離を決定することと、
    前記決定された第1の距離の少なくとも一部に基づいて前記標的の位置を決定することと、を含み
    前記標的の決定された位置は前記標的の実際の位置を示す、ところの作動方法。
  28. 前記標的の第3の画像を獲得することと、
    前記第3の画像と交差する第3の投影線を決定することと、
    前記第1の投影線と前記第3の投影線との間の第2の距離を決定することと、
    前記第1の距離と第2の距離とを比較することとをさらに含み、
    前記第1、第2、および第3の画像は異なるときに生成される、
    請求項27に記載の作動方法。
  29. 前記標的について行う前記位置を決定することが、前記第1および第2の距離のどちらがより小さいかを決定することを含む、請求項28に記載の作動方法。
  30. 前記標的について行う前記位置を決定することが、前記第1および前記第2の投影線と垂直である線の中間点の座標を使用することを含む、請求項27に記載の作動方法。
  31. 前記標的が定義されない経路を動いている、請求項27に記載の作動方法。
  32. 前記標的が動いている、請求項27に記載の作動方法。
  33. 前記動きが呼吸に関連する、請求項32に記載の作動方法。
  34. 前記動きが心臓の動きに関連する、請求項32に記載の作動方法。
  35. 前記第1の画像および前記第2の画像が、同じ撮像装置を使用して生成される、請求項27に記載の作動方法。
  36. 前記第1の画像および前記第2の画像が、前記撮像装置の異なるガントリ角度で生成される、請求項35に記載の作動方法。
  37. 前記第1の画像および前記第2の画像が、異なる撮像装置を使用して生成される、請求項27に記載の作動方法。
  38. 前記第1の画像が診断用装置を使用して生成され、前記第2の画像が治療用装置を使用して生成される、請求項37に記載の作動方法。
  39. 前記診断用装置および前記治療用装置が、放射線システムの一部である、請求項38に記載の作動方法。
  40. 前記撮像装置のうちの1つがカメラを備える、請求項37に記載の作動方法。
  41. 前記撮像装置のうちの1つがX線機器を備える、請求項37に記載の作動方法。
  42. 前記第1の画像が、異なるガントリ角度で生成される1組の中の複数の画像の1つである、請求項27に記載の作動方法。
  43. 前記標的の追加の画像を獲得すること、および前記追加の画像に基づいて前記標的の追加の位置を決定することをさらに含み、前記決定された位置および前記決定された追加の位置が、前記標的に対する軌道を集合的に形成する、請求項27に記載の作動方法。
  44. 前記標的の第3の画像を獲得することと、
    前記第3の画像と交差する第3の投影線を決定することと、
    前記第3の投影線と前記第1および第2の投影線の一方または両方に関連付けられた参照点との間の第2の距離を決定することと、をさらに含み、
    前記標的について行う前記位置を決定することは、前記第1の距離および前記第2の距離を使用することを含む、請求項27に記載の作動方法。
  45. 前記第1および前記第2の画像のうちの1つが、複数の投影画像を使用して再構築されたトモシンセシス画像を含む、請求項27に記載の作動方法。
  46. 標的の位置を決定するシステムであって、
    前記標的の第1の画像を獲得するため、
    前記第1の画像と異なるときに生成される前記標的の第2の画像を獲得するため、
    前記第1の画像と交差する第1の投影線を決定するため、
    前記第2の画像と交差する第2の投影線を決定するため、
    前記第1の投影線と前記第2の投影線との間の第1の距離を決定するため、および
    前記決定された第1の距離の少なくとも一部に基づいて前記標的の位置を決定するために構成されたプロセッサを備え、
    前記標的の決定された位置は前記標的の実際の位置を示す、ところのシステム。
  47. 命令の実行により工程が実施される、1組の命令を格納する媒体を有するコンピュータ製品であって、
    前記工程が、
    標的の第1の画像を獲得することと、
    前記第1の画像と異なるときに生成される前記標的の第2の画像を獲得することと、
    前記第1の画像と交差する第1の投影線を決定することと、
    前記第2の画像と交差する第2の投影線を決定することと、
    前記第1の投影線と前記第2の投影線との間の第1の距離を決定することと、
    前記決定された第1の距離の少なくとも一部に基づいて前記標的の位置を決定することと、を含み、
    前記標的の決定された位置は前記標的の実際の位置を示す、ところのコンピュータ製品。
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