JP6452077B2 - 排水口蓋 - Google Patents
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Description
そこで、このような不具合を解消する手段として、本発明者らは、金属板を樹脂体上に積層させることを先に着想した。ただし、金属板を樹脂体上に単に載せただけでは、金属板と樹脂体との位置ずれが発生する他、金属板と樹脂体との間に形成された隙間に水が入り込む(たとえば、金属板に反りなどの歪みがあると、この金属板と樹脂体との間に隙間が生じる)。このため、この隙間部分が不衛生になるといった事態が発生する虞がある。
第1に、金属板が樹脂体の上側に積層された構造であるため、金属板を利用した高級感
を醸しだすデザイン性が得られる一方、金属板単独では容易に撓み変形し易くなる不利を樹脂体により補い、金属板の厚みを小さくし、全体の軽量化および強度向上を図ることができる。したがって、取り扱い時において足の上に落下させたような場合のダメージを和らげることができる利点が得られる。金属板のエッジ部については、樹脂体により覆うことが可能であり、金属板のエッジ部が取扱者の足などを直撃するようなことも適切に防止することができる。
第2に、金属板の貫通孔には、樹脂体の上面部に設けられた上向き凸状部が進入しているため、樹脂体と金属板との水平方向の位置決めを図ることが可能である。
第3に、金属板の貫通孔に水が流れ込むような場合があるが、このような水は、樹脂体に設けられた排水用孔を介して樹脂体の外部に排出させることが可能である。したがって、金属板の貫通孔内に流入した水、さらには貫通孔から金属板と樹脂体との隙間に進入したような水がそれらの部分に多く滞留したままとなることを抑制し、それらの部分が不衛生になることを適切に防止することが可能となる。
図2によく表われているように、金属板2は、平面視略矩形の平板状であり、耐食性に優れた材質(たとえばステンレス製)である。この金属板2には、上下厚み方向に貫通した複数の貫通孔20が縦横に適宜の間隔を隔ててマトリクス状に並んで設けられている。金属板2の四隅部分のそれぞれの下面部には、下向き突出部21が設けられている。この下向き突出部21は、後述するように、金属板2を樹脂体5に連結させるための部位であり、たとえばステンレス製の筒状部材の上部を金属板2の下面部に溶接するなどして設けられている。この下向き突出部21には、下部開口状のネジ孔21aが設けられている。
は、第1の排水用孔52A、複数の第2の排水用孔52B、複数の上向き凸状部53、および上向き凸縁部54が設けられている。
属板2が踏まれたような場合であっても容易に撓み変形などを生じないように、金属板2の広い領域を支持しているため、金属板2としては、厚みが比較的薄いものを用いることが可能である。したがって、排水口蓋を金属板のみで構成する場合と比べて、全体の軽量化を図ることが可能である。その結果、取り扱い時において足の上に落下させたような場合のダメージを和らげることができる。金属板2のエッジ部分は、上向き凸縁部54により覆われているため、排水口蓋Aを落とした際に、金属板2のエッジ部分が取扱者の足に当たるといったことも好適に回避される。
樹脂体5の上向き凸状部53の上端部は、金属板2の上面部よりも上方に突出し、滑り止めの用の凸部として機能するため、入浴者などが金属板2上で足を滑らせるようなことも好適に抑制することが可能である。
このような構成によれば、金属板2と樹脂体5の上面部5aとの間に水が進入した場合に、この水を排水用孔52Bに積極的に導き、金属板2と樹脂体5と間に多くの水が滞留したままになることをより適切に防止することが可能となる。本実施形態においては、前記実施形態の第1の排水用孔52Aに相当する排水用孔が設けられておらず、前記実施形態と比較して、金属板2と樹脂体5との間に進入する水の量が多くなる可能性が高いが、本実施形態の構成を採用すれば、排水用孔52Bを利用した排水性能を高めることができる。
このような構成によれば、台部5b上の水が追加の凹溝58を通過して凹溝57に流れ落ちる現象が促進される。したがって、樹脂体5と金属板2(同図では不図示)との間に水が滞留したままになることを防止する上で、より好ましいものとなる。
なお、前記した実施形態の排水促進用の凹溝57や追加の凹溝58については、樹脂体5に設けることに代えて、金属板2の下面部に設けた構成とすることもできる。このよう
な構成であっても、前記したのと同様な作用を得ることが可能である。
本実施形態においては、ビスなどのネジ体を用いることなく、金属板2と樹脂体5との位置決め固定を図ることが可能であり、樹脂体5への金属板2の着脱作業を容易に行なうことができる。
本発明に係る排水口蓋は、浴槽が設置されていないシャワールームの排水口蓋を含むことは勿論のこと、これ以外として、たとえばプールサイドやキッチン洗い場の排水口蓋として構成することも可能である。
2 金属板
20 貫通孔
21 下向き突出部
3 排水口
5 樹脂体
5a 上面部
50 本体部
51 脚部
52A 第1の排水用孔(排水用孔)
52B 第2の排水用孔(排水用孔)
52a,52b 孔部
52c 流路
53 上向き凸状部
57 排水促進用の凹溝
8 磁石
Claims (6)
- 排水口を覆うための排水口蓋であって、
上下厚み方向に貫通した複数の貫通孔を有する金属板と、
この金属板が上面部上に積層されるようにして前記金属板を支持し、かつ前記複数の貫通孔のうちの少なくとも1つの貫通孔に進入する上向き凸状部が前記上面部に設けられている樹脂体と、
を備えており、
前記樹脂体には、前記金属板の下面部に上部開口部が対向し、かつこの上部開口部から内部に流入してきた水を前記樹脂体の外部に流出させることが可能な排水用孔が設けられていることを特徴とする、排水口蓋。 - 請求項1に記載の排水口蓋であって、
前記上向き凸状部の上端部は、前記金属板の上面部よりも上方に突出し、滑り止め用の凸部として機能する構成とされている、排水口蓋。 - 請求項1または2に記載の排水口蓋であって、
前記樹脂体は、前記上面部を有し、かつ前記金属板が載せられる本体部と、この本体部の外周縁寄りの位置から下向きに突出した脚部と、を有しており、
前記排水用孔としては、前記脚部の形成箇所を避けるように前記本体部の中央寄りの位置に設けられ、かつ前記本体部の上下厚み方向に貫通する第1の排水用孔を備えている、排水口蓋。 - 請求項1ないし3のいずれかに記載の排水口蓋であって、
前記金属板には、下向き突出部が設けられており、
前記排水用孔としては、前記下向き突出部が挿入されることにより前記金属板の位置決めを図るための孔部を含む第2の排水用孔を備えており、
前記孔部は、この孔部の内面と前記下向き突出部との外面との間に、水の流通が可能な流路を形成するように構成されている、排水口蓋。 - 請求項1ないし4のいずれかに記載の排水口蓋であって、
前記樹脂体の上面部または前記金属板の下面部には、前記樹脂体と前記金属板との間に進入した水を前記排水用孔の上部開口部に導くことが可能なように、前記排水用孔の上部開口部に繋がった排水促進用の凹溝が設けられている、排水口蓋。 - 請求項1ないし5のいずれかに記載の排水口蓋であって、
前記樹脂体には、前記金属板を前記樹脂体の上面部上に保持させる磁力を発揮する磁石が埋設されている、排水口蓋。
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