JP6445163B2 - 鞍乗型車両 - Google Patents

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Description

本発明は、鞍乗型車両に関する。
本願は、2015年7月24日に出願された中国特許出願201510441358.2号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
特許文献1の図4等には、エンジンと、上下方向に延伸する縦フレーム部をエンジンの後方に配置する車体フレームと、縦フレーム部より後方に配置される後輪と、縦フレーム部の下部に支持されるメインスタンドと、エンジンから延伸する排気管に接続されるとともに、後部を縦フレーム部と後輪との間に配置する消音器(排気装置)と、を備え、メインスタンドが、左右一対の支持脚部を消音器の車幅方向外側に配置し、かつ、支持脚部を前後方向に延伸させて地面から離間する格納位置と、支持脚部を上下方向に延伸させて車体を支持する起立位置と、の間で揺動可能な構成が開示されている。消音器には、排気ガスを外部へ排出する排出管が接続され、排出管の周囲にはプロテクタ(カバー部材)が設けられている。
国際公開第2009/084455号
排出管を覆うプロテクタ(カバー部材)を設けることで、排出管からの熱による乗員(運転者及び同乗者)への熱影響が抑制されるが、熱影響の抑制という点では、消音器本体からの熱による周囲への熱影響も抑制することが望ましい。
しかし、上記従来技術のプロテクタは、メインスタンドとの干渉を避けるべく、メインスタンドよりも上方に位置する排出管の周囲を覆うのみとなっている。すなわち、プロテクタがメインスタンドによる制約を受けるので、プロテクタを広範囲に設けることが難しい。その上、側面視でのメインスタンドの露出量も多くなるため、外観性にも影響する。
本発明の態様は、少なくとも一部を車体フレームの縦フレーム部と後輪との間に配置する排気装置と、左右一対の支持脚部を排気装置の車幅方向外側に配置するメインスタンドと、を備え、排気装置の周囲への熱影響を抑制するとともに、外観性を向上させる鞍乗型車両を提供する。
本発明の第一の態様は、エンジンと、上下方向に延伸する縦フレーム部を前記エンジンの後方に配置する車体フレームと、前記縦フレーム部より後方に配置される後輪と、前記エンジンから延伸する排気管に接続されるとともに、少なくとも一部を前記縦フレーム部と前記後輪との間に配置する排気装置と、左右一対の支持脚部を前記排気装置の車幅方向外側に配置するメインスタンドと、前記排気装置の少なくとも一部を車幅方向外側から覆うプロテクタと、を備え、前記メインスタンドは、前記左右一対の支持脚部を前後方向に延伸させて地面から離間する格納位置と、前記左右一対の支持脚部を上下方向に延伸させて車体を支持する起立位置と、で回動可能となるように、前記左右一対の支持脚部を前記縦フレーム部に支持され、前記プロテクタは、前記メインスタンドが格納位置にあるときに、当該メインスタンドの少なくとも一部を車幅方向外側から覆う覆い部を備える、鞍乗り型車両である。
本発明の第二の態様は、上記第一の態様において、前記メインスタンドが起立位置にあるとき、前記覆い部は、前記左右一対の支持脚部の少なくとも一方よりも前方に延出し、当該支持脚部の少なくとも一部を車幅方向外側から覆う。
本発明の第三の態様は、上記第一又は第二の態様において、前記排気装置は、前記プロテクタを支持する第一支持ステー及び第二支持ステーを備え、前記第一支持ステー及び第二支持ステーは、前後方向で互いに離間し、前記左右一対の支持脚部の少なくとも一方は、前記第一支持ステー及び第二支持ステーの間を通過する。
本発明の第四の態様は、上記第三の態様において、前記第二支持ステーは、前記第一支持ステーよりも後方かつ上方に設けられる。
本発明の第五の態様は、上記第一から第四の態様の何れか一つにおいて、前記メインスタンドの揺動軸は、前記覆い部よりも上方に設けられる。
本発明の第六の態様は、上記第一から第五の態様の何れか一つにおいて、前記メインスタンドは、前記左右一対の前記支持脚部の間を連結する連結部を備え、前記排気装置は、当該排気装置における前記後輪と対向する後端部に、前記連結部を当接させることによって前記メインスタンドの格納位置を規定するスタンドストッパ部を備え、前記スタンドストッパ部は、前記連結部を当接させる当接面を、前記排気装置の下端よりも上方に有する。
本発明の第七の態様は、上記第一から第六の態様の何れか一つにおいて、前記メインスタンドは、前記左右一対の前記支持脚部の間を連結する連結部を備え、前記メインスタンドが格納位置にあるとき、前記連結部は、前記排気装置の下端よりも上方に位置するとともに、前記後輪の前端よりも前方に配置される。
本発明の第八の態様は、上記第一から第七の態様の何れか一つにおいて、前記メインスタンドが格納位置にあるとき、前記プロテクタの後端は、前記左右一対の支持脚部の後端よりも後方まで延出する。
本発明の第九の態様は、上記第一から第八の態様の何れか一つにおいて、前記メインスタンドが格納位置にあるとき、前記プロテクタの下端は、前記排気装置の下端よりも上方に位置する。
本発明の第十の態様は、上記第一から第九の態様の何れか一つにおいて、前記排気装置は、外部へ排気ガスを排出する排出管を備え、前記プロテクタは、前記排出管の周囲を囲う囲い部を備える。
上記第一の態様によれば、排気装置の少なくとも一部を車幅方向外側から覆うプロテクタを備え、このプロテクタに、格納位置にあるメインスタンドの少なくとも一部を車幅方向外側から覆う覆い部を設けるので、メインスタンドと干渉することなく、覆い部を含むプロテクタを広範囲に設けることができる。このため、排気装置の車幅方向外側を効果的に覆って乗員(運転者及び同乗者)への熱影響を抑制することができる。また、プロテクタは、メインスタンドが格納位置にあるときに、メインスタンドの少なくとも一部を車幅方向外側から覆う覆い部を備えるので、車両走行時等において、メインスタンドの露出量を低減して外観性を向上させることができる。
なお、上記第一の態様は、メインスタンドが直接的に縦フレーム部に支持される場合の他、メインスタンドが他部材を介して間接的に縦フレーム部に支持される場合も含む。
上記第二の態様によれば、覆い部を含むプロテクタを広範囲に設けることができ、乗員への熱影響をより一層抑制することができる。また、メインスタンドが起立状態にあるとき、覆い部が支持脚部よりも前方に延出し、当該支持脚部の少なくとも一部を車幅方向外側から覆うため、メインスタンドを用いた駐車時においても、メインスタンドの露出量を低減して外観を向上させることができる。
上記第三の態様によれば、前後方向で互いに離間する第一支持ステー及び第二支持ステーの間を支持脚部が通過することで、第一支持ステー及び第二支持ステーとメインスタンドとの干渉を抑えた上で、覆い部によってメインスタンドを効果的に隠すことができる。また、第一支持ステー及び第二支持ステーを前後方向で互いに離間して設けることで、プロテクタを安定して排気装置に支持することができる。
上記第四の態様によれば、第一支持ステーよりも後方かつ上方に第二支持ステーが設けられるので、メインスタンドを後方に跳ね上げて格納位置にしたときに、支持脚部をより高い位置まで跳ね上げさせることが可能となり、車両のバンク角を十分に確保することができる。
上記第五の態様によれば、メインスタンドが格納位置にあるときに、メインスタンドがプロテクタの内側に隠れる領域を増やすことができ、外観性をより一層向上させることができる。また、メインスタンドの揺動軸へのアクセスも容易に行うことができる。
上記第六の態様によれば、メインスタンドの格納位置を規定するスタンドストッパ部が、排気装置の下端よりも上方に位置するので、メインスタンドを格納位置にしたときに、支持脚部をより高い位置まで跳ね上げさせることが可能となり、車両のバンク角を十分に確保することができる。また、スタンドストッパ部が排気装置における後輪と対向する後端部に設けられるので、ストッパ部を目立たなくすることができ、外観性を向上させることができる。
上記第七の態様によれば、格納位置にあるメインスタンドの連結部と後輪とのクリアランスを確保しながら、格納位置にあるメインスタンドの支持脚部をより高い位置まで跳ね上げさせることが可能となり、車両のバンク角を十分に確保することができる。
上記第八の態様によれば、プロテクタをより広範囲に設けて乗員への熱影響を低減することを可能としながら、メインスタンドを覆う領域を十分に確保して外観性を向上させることができる。
上記第九の態様によれば、プロテクタを広範囲に設ける場合であっても、車両のバンク角を十分に確保することができる。
上記第十の態様によれば、プロテクタが排気ガスの排出管を囲う囲い部を備えるので、乗員に対して、排気装置のみならず排出管からの熱影響も低減することができる。また、プロテクタが覆い部と囲い部とを備えるので、広範囲に渡るプロテクタとすることができ、熱影響からの保護に加えて外観性も向上させることができる。
本発明の実施形態に係る自動二輪車の左側面図である。 上記自動二輪車の上面図である。 上記自動二輪車の車体フレームの左側面図である。 上記車体フレームの上面図である。 上記自動二輪車の排気マフラー周辺の右側面図である。 上記排気マフラーの右側面図である。 上記排気マフラー周辺の下面図である。 上記排気マフラー周辺の後面図である。 上記実施形態の第一変形例を示す図7に相当する下面図である。 上記実施形態の第二変形例を示す図5に相当する側面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ以下に説明する車両における向きと同一とする。また、以下の説明に用いる図中適所には、車両前方を示す矢印FR、車両左方を示す矢印LH、車両上方を示す矢印UP、車体左右中心を示す線CLが示されている。
図1、図2に示すように、本実施形態は、鞍乗り型車両である自動二輪車1に適用される。自動二輪車1の前輪2は、左右一対のフロントフォーク3の下端部に支持される。左右フロントフォーク3は、ステアリングステム4及びトップブリッジ5を介して、車体フレーム10の前端部のヘッドパイプ11に支持される。左右フロントフォーク3の上部及びトップブリッジ5には、バータイプの操向ハンドル6が取り付けられる。
自動二輪車1の後輪7は、スイングアーム8の後端部に支持される。スイングアーム8の前端部は、車体フレーム10のピボット部13aに支持される。後輪7は、自動二輪車1の原動機であるエンジン30に対し、例えばチェーン式の伝動機構を介して連係される。スイングアーム8の前部には、リアクッション9の下端部が連結される。
図3、図4を併せて参照し、車体フレーム10は、ヘッドパイプ11と、ヘッドパイプ11の後方で車体左右中心に沿って後下方へ延びる単一のメインフレーム12と、メインフレーム12の後下端部に結合されるピボットフレーム13と、を備える。メインフレーム12は、ヘッドパイプ11側から順に、横フレーム部12a、湾曲部12b及び縦フレーム部12cを一体形成する。湾曲部12bの後方には、リアクッション9の上端部を連結するクッションブラケット14が固定される。ピボットフレーム13は、スイングアーム8の前端部を支持するピボット部13aを備える。スイングアーム8の前端部は、左右方向に沿うピボット軸13b(揺動軸)を介して、ピボット部13aに支持される。ピボットフレーム13の後部には、排気マフラー37を支持するマフラー支持ブラケット13cが固定される。
また、車体フレーム10は、メインフレーム12の下方でヘッドパイプ11の下部から後下方へ延びるダウンフレーム15と、メインフレーム12及びダウンフレーム15の各前部間に渡るフロントガセット16と、ダウンフレーム15の上部の前下側に固定されるフロントロアガセット17と、を備える。ダウンフレーム15の下端部には、フロントエンジンハンガー18が結合される。フロントエンジンハンガー18には、エンジン30のクランクケース31の前端部が支持される。
また、車体フレーム10は、メインフレーム12及びピボットフレーム13に前端部を結合するシートフレーム20を備える。シートフレーム20は、メインフレーム12の横フレーム部12aの後部から後方へ延びる左右一対の前シートレール21と、ピボットフレーム13のピボット部13aの後部から上後方へ延びる左右一対のサポートフレーム22と、を備える。左右サポートフレーム22は、左右の前シートレール21の後端部を支持する。左右サポートフレーム22は、左右の前シートレール21の後端位置を超えて上後方へ延びる。左右サポートフレーム22の上後部は、左右の前シートレール21の後方に連なる左右一対の後シートレール22aを構成する。後シートレール22aの上部には、リアアッパーガセット23が固定される。
左右の前シートレール21の前後中間部の間は、センタークロスプレート24を介して連結される。なお、本実施形態で用いる「中間」は、対象の両端間の中央のみならず、対象の両端間の内側の範囲を含む意とする。左右の後シートレール22a(リアアッパーガセット23)の後部の間は、リアクロスプレート25を介して連結される。
図1、図2を参照し、車体フレーム10の内側には、エンジン30が搭載される。エンジン30は、例えば空冷単気筒エンジンとされる。エンジン30は、クランクケース31の前部上方にシリンダ32を起立させる。クランクケース31の前端部は、フロントエンジンハンガー18に支持される。クランクケース31の後端部は、ピボットフレーム13に支持される。シリンダ32は、クランクケース31側から順に、シリンダブロック33、シリンダヘッド34及びヘッドカバー35を備える。
なお、エンジン30は、並列又はV型等の複数気筒エンジンであってもよく、水冷式エンジンであってもよい。
シリンダヘッド34の後部には、スロットル部等を含む吸気通路(不図示)が接続される。シリンダヘッド34の前部には、排気管36の基端部が接続される。排気管36は、シリンダヘッド34の前部で下方に湾曲し、クランクケース31の前下方で後方に湾曲する。
クランクケース31の下方には、排気マフラー37が配置される。排気マフラー37の前端部には、排気管36の後端部が接続される。排気マフラー37の後端部右側には、後右方に延びて後輪7の前端部右側で開口するテールパイプ37aが設けられる。
メインフレーム12の上方には、エンジン30の燃料を貯留する燃料タンク40が配置される。燃料タンク40の後方には、運転者及び後部同乗者が着座するシート41が配置される。
燃料タンク40は、メインフレーム12の前部を避けた中間位置の上方からシート41の前端位置まで設けられる。燃料タンク40の前方でメインフレーム12の前部の上方には、メインフレーム12の前部に支持されるメインスイッチ42(キーシリンダ)が配置される。
燃料タンク40及びメインスイッチ42の左右外側は、左右一対のタンクカバー43により覆われる。左右タンクカバー43は、燃料タンク40及びメインスイッチ42の左右外側を覆うカバー本体部43aと、カバー本体部43aの前部から前下方へ延びるシュラウド部43bと、を一体形成する。
左右のカバー本体部43aの下方には、左右一対のアッパーサイドカバー44が配置される。アッパーサイドカバー44は、シート41の前部の左右外側の下方まで延びる後方延出部44aを形成する。
左右のアッパーサイドカバー44の下方には、メインフレーム12の縦フレーム部12cの周辺を覆う左右一対のセンターサイドカバー45が設けられる。
左右のカバー本体部43aの上部間には、燃料タンク40及びメインスイッチ42の上方を覆うタンクセンターカバー46が設けられる。タンクセンターカバー46には、燃料タンク40の給油口40aへのアクセスを可能にする給油口アクセス部46aと、メインスイッチ42のキー孔へのアクセスを可能にするスイッチアクセス部46bと、が設けられる。
左右のアッパーサイドカバー44の後方延出部44aの後方には、左右一対のリアサイドカバー47が設けられる。左右のリアサイドカバー47は、後上がりに後方へ延び、シート41の後部の左右外側の下方まで延びる。左右のリアサイドカバー47の前部の下方には、ピリオンステップブラケット68の取り付け部分を覆う左右一対のリアロアサイドカバー48が設けられる。
左右のリアサイドカバー47の後方には、左右一対のフェンダサイドステー49及び左右一対のテールサイドカバー50が設けられる。左右テールサイドカバー50の後部間には、シート41の後端部の直下に位置するテールランプ51が配置される。左右フェンダサイドステー49は、テールランプ51から離間するように後下方へ延びる。左右フェンダサイドステー49の後端部は、後端連結部52を介して連結される。後端連結部52の左右外面には、左右一対のリアウインカ53が支持される。後端連結部52の後面には、ライセンスランプ54及びリフレクタ55が支持される。後端連結部52の下方には、後下方へ延びる後尾フェンダ56が設けられる。後尾フェンダ56の後面には、ライセンスプレート57が支持される。
ステアリングステム4及びトップブリッジ5には、ヘッドランプ60、左右一対のフロントウインカ61及びメータ装置62が支持される。ヘッドランプ60とその上方に位置するメータ装置62との間には、フロントセンターカウル63が配置される。ヘッドランプ60の左右外側には、左右一対のフロントサイドカウル64が配置される。ヘッドランプ60の下方には、ヘッドランプ60と離間してフロントフェンダ65が配置される。
ピボットフレーム13の左右外側には、左右一対のステッププレート66が取り付けられる。左右ステッププレート66には、運転者の足を置く可倒式のメインステップ67が支持される。左右サポートフレーム22の左右外側には、左右一対のピリオンステップブラケット68が取り付けられる。左右ピリオンステップブラケット68には、後部同乗者の足を置く折り畳み式のピリオンステップ69が支持される。
ピボットフレーム13の下端部には、左右方向に沿うロアクロスパイプ26が固定される。ロアクロスパイプ26の左右外側には、左右一対のスタンドブラケット27が固定される。左右スタンドブラケット27には、車体を直立状態で支持するメインスタンド70が支持される。メインスタンド70は、左右方向に沿う揺動軸を介して格納可能に支持される。ロアクロスパイプ26の左外側には、サイドスタンドブラケット28が固定される。サイドスタンドブラケット28には、車体を左側に傾けて支持するサイドスタンド71が支持される。サイドスタンド71は、左右方向に対して左上がりに傾斜した揺動軸を介して格納可能に支持される。
次に、本実施形態の要部について図5〜図8を参照して説明する。
図5、図6に示すように、排気マフラー37は、クランクケース31の下方から後方へ略水平に延びる。排気マフラー37の前端部37bは、エンジン30における左右方向に沿うクランク軸線C1(クランク回転中心)よりも前方に配置される。排気マフラー37の後端部37cは、ピボットフレーム13よりも後方かつ後輪7よりも前方に配置される。
排気マフラー37の下面は、略水平に形成される。排気マフラー37の上面は、前部に対して後部が高くなるように、段差状に変化して形成される。排気マフラー37の上面は、クランクケース31及びピボットフレーム13の下方位置では相対的に低く形成され、ピボットフレーム13の後方では相対的に高く形成される。
以下、排気マフラー37における上面が低い部位をマフラー前半部38、上面が高い部位をマフラー後半部39という。マフラー前半部38とマフラー後半部39とは、互いに別部材で形成される。マフラー前半部38とマフラー後半部39とは、ピボットフレーム13の後端近傍に位置する略垂直な接合面Sに沿って、互いに気密に接合される。
マフラー前半部38は、マフラー後半部39よりも前後に長く形成される。マフラー後半部39は、ピボットフレーム13と後輪7との間の空間K1に上部を入り込ませるように形成される。マフラー後半部39の上前側には、車体フレーム10のマフラー支持ブラケット13cに締結されるマウントブラケット81が固定される。
マフラー前半部38の前後中間部の上面には、上方に突出する突部82が形成される。突部82は、例えばクランクケース31とピボットフレーム13との間に形成される凹状空間K2に入り込むように形成され、排気マフラー37の容量確保に寄与する。
図7を併せて参照し、排気マフラー37の前端部37bは、車体左右中心CLよりも右側に位置し、前方に向けて開口する。排気マフラー37の前端部37bには、排気管36の後端部が前方から接続される。排気マフラー37の前端部37bは、前面視円形の断面形状を形成する。排気マフラー37のマフラー前半部38は、前端部37bの後方で、上下幅に対して左右幅が広い偏平状の断面形状に形成される。マフラー前半部38内には、前端部37bから後方へ前後方向に沿って延びる前インナーパイプ83が挿通される。マフラー前半部38は、前インナーパイプ83に対し、右側よりも左側に大きく張り出すように形成される。
マフラー前半部38の後部内の右側には、前インナーパイプ83の後部を支持する支持壁84が固定される。前インナーパイプ83内には、該前インナーパイプ83の長手方向(前後方向)に沿って、例えば前後一対の排気触媒(キャタライザー)83aが収容される。
マフラー前半部38は、前後中間部において左右幅を最大とし、後部において左右幅を最小とする。マフラー前半部38の右側面は、前端部37bの後方で前後方向に沿って延びた後、該右側面の後部を左方(左右幅を狭める側、マフラー内側)に変化させる。マフラー前半部38の左側面は、前端部37bの後方で左方(左右幅を広げる側、マフラー外側)に変化した後、該左側面の前後中間部を前後方向に沿って延ばし、その後に該左側面の後部を右方(左右幅を狭める側、マフラー内側)に変化させる。マフラー前半部38の左右側面は、それぞれ内方変化部85を介して後部をマフラー内側に変化させる。
マフラー後半部39は、前面視で略矩形状の断面形状を形成する。マフラー後半部39は、マフラー前半部38の後方で左右幅を漸次増加させる。マフラー後半部39は、後部において左右幅を最大とする。マフラー後半部39の後部の左右幅は、マフラー前半部38の前後中間部の左右幅と同等とされる。マフラー前半部38の最大幅部とマフラー後半部39の最大幅部との間は、マフラー内側に凹む凹部86とされる。凹部86は、メインスタンド70の基端側の揺動範囲と重なり、メインスタンド70と排気マフラー37とのクリアランスの確保を容易にする。
排気マフラー37の後端部37cには、後輪7のトレッド面に沿うように凹状に湾曲する湾曲後端面87が形成される。湾曲後端面87は、上側ほど前側に位置するように傾斜する。湾曲後端面87の下方には、前方へ段差状に変化する略垂直な後下平面88が形成される。
マフラー後半部39内には、前後中間部において略垂直に配置される隔壁89が固定される。隔壁89は、排気マフラー37の内部空間を前膨張室91と後膨張室92とに区画する。隔壁89には、該隔壁89を貫通して前後膨張室91,92を連通させる円筒状の連通パイプ93が固定される。
マフラー後半部39の右側面には、該右側面を貫通するテールパイプ37aが固定される。テールパイプ37aは、後膨張室92内に左右内側端の基端開口94を配置する。テールパイプ37aは、基端開口94から右外側へ、右外側ほど上方かつ後方に位置するように傾斜して延びる。テールパイプ37aの左右方向の内側部95は、マフラー後半部39の内側に配置される。テールパイプ37aの左右方向の外側部96は、マフラー後半部39の外側に配置される。テールパイプ37aの外側部96は、マフラー後半部39から右外側へ延びた後に後方へ湾曲し、後方かつ右外側に向けて排気口97を開口させる。
排気管36から排気マフラー37に至った排気ガスは、前インナーパイプ83内に導入され、排気触媒83aを通過して浄化される。その後、排気ガスは、前インナーパイプ83の後端開口からマフラー後半部39内で前膨張室91に導入され、前膨張室91内で膨張して排気エネルギーを減衰させる。その後、排気ガスは、連通パイプ93を介して後膨張室92に導入され、後膨張室92内でさらに膨張して排気エネルギーを減衰させる。その後、排気ガスは、テールパイプ37aを介してマフラー外部に排気される。
図5、図7、図8を参照し、メインスタンド70は、左右スタンドブラケット27に揺動軸27aを介して連結される左右一対の支持脚部72と、左右支持脚部72の長手方向中間部の間を連結する連結部73と、を有する。連結部73は、断面楕円形状をなして左右方向に延びる。
メインスタンド70は、揺動軸27aを中心に揺動する。メインスタンド70は、左右スタンドブラケット27から下方へ左右支持脚部72を延ばす使用位置と、左右スタンドブラケット27から後方へ左右支持脚部72を延ばす格納位置と、の間で揺動する。メインスタンド70は、使用位置にあるときに後輪7を地面から浮かせて車体を直立状態に支持し、格納位置にあるときに後輪7を接地させて自動二輪車1を走行可能とする。各図において、使用位置にあるメインスタンド70を符号70で示し、格納位置にあるメインスタンド70を符号70’で示す。
左右支持脚部72の基端側は、基端側ほど左右内側に位置するように傾斜して延びる。左右支持脚部72の先端側は、車体左右側面に沿うように延びる。左右支持脚部72の基端部72aには、揺動軸27aが挿通される。左右支持脚部72の先端部72bには、接地プレート72cが固定される。左支持脚部72の先端外側には、スタンド操作アーム74が固定される。左支持脚部72の基端内側には、スタンドリターンスプリング75が係止される。
排気マフラー37は、当該排気マフラー37における後輪7と対向する後端部37c、すなわち湾曲後端面87にスタンドストッパ部76を備える。スタンドストッパ部76は、連結部73を下方から当接させることによってメインスタンド70の格納位置を規定する。スタンドストッパ部76は、湾曲後端面87に溶接固定されるストッパブラケット77と、ストッパブラケット77に取り付けられるストッパラバー78と、を備える。ストッパブラケット77は、略水平なスタンドストッパ面77aを形成する。スタンドストッパ面77aには、下方からストッパラバー78が取り付けられる。スタンドストッパ面77a及びストッパラバー78は、湾曲後端面87の左寄りでかつ車体左右中心CLと交差する位置に配置される。
図5を参照し、ストッパラバー78の下面78a(連結部73の当接面)は、排気マフラー37の下端t1よりも上方に配置される。このため、メインスタンド70が格納位置にあるとき、連結部73は、排気マフラー37の下端t1よりも上方に配置される。これにより、格納位置にあるメインスタンド70の支持脚部72をより高い位置まで跳ね上げさせることが可能となり、自動二輪車1のバンク角の確保に寄与する。
メインスタンド70が格納位置にあるとき、連結部73は、該連結部73の断面形状における楕円形状の長軸を上下方向に沿わせ、断面形状における楕円形状の短軸を前後方向に沿わせる。これにより、連結部73の断面積を確保しつつ、格納位置にあるメインスタンド70の連結部73と、後輪7及び排気マフラー37と、の間に前後方向のクリアランスを確保し易い。
図7を参照し、連結部73は、メインスタンド70が格納位置にあるときの下面視では、左右方向に沿って直線的に延びる。このとき、連結部73は、最も後輪7に近付くが、前後方向で後輪7の前端t2よりも前方に距離Lだけ離間する。すなわち、連結部73は、特に複雑な形状等を要することなく、後輪7との間にクリアランスを確保する。連結部73は、排気マフラー37のスタンドストッパ部76に当接することから、排気マフラー37との間のクリアランスは最小限とする。
本実施形態において、メインスタンド70は、車体フレーム10の縦フレーム部12cの下方に、ピボットフレーム13、ロアクロスパイプ26及び左右スタンドブラケット27を介して支持される。このように、メインスタンド70が間接的に縦フレーム部12cに支持される場合の他、縦フレーム部12cが下方に延出する等により、メインスタンド70が直接的に縦フレーム部12cに支持される場合も有り得る。すなわち、縦フレーム部12cのみならず、縦フレーム部12cの下方に一体的に連なる他部品も含めて、本実施形態の縦フレーム部と捉えることができる。
図5、図7、図8を参照し、排気マフラー37の後部右側には、テールパイプ37aの周囲からマフラー前半部38の前後中間位置までの範囲を右外側から覆うプロテクタとしてのマフラーカバー100が設けられる。マフラーカバー100は、テールパイプ37aの外側部96の周囲を覆う三角筒状のエンドキャップ101と、エンドキャップ101の前下方かつ左内側に連なるように延びた後に前方へ先細りに延出するカバー本体102と、を備える。エンドキャップ101は、テールパイプ37a及び排気口97の周囲を囲うヒートガードに相当する。カバー本体102は、メインスタンド70の起立位置及び格納位置の何れの場合でも、メインスタンド70の少なくとも一部を車幅方向外側から覆う覆い部に相当する。
エンドキャップ101は、例えば板金製とされる。カバー本体102は、例えば合成樹脂製とされる。エンドキャップ101は、カバー本体102の後端部に対し、ビスによる締結及び係止爪による係止(何れも不図示)により固定される。カバー本体102ひいてはマフラーカバー100は、排気マフラー37に対し、前後ビス103a,104aによる締結及び係止爪108aによる係止により固定される。
カバー本体102の前部には、前ビス103aに対応する挿通孔及び座面を形成する前カバー側締結部103が形成される。カバー本体102の後部には、後ビス104aに対応する挿通孔及び座面を形成する後カバー側締結部104が形成される。前後カバー側締結部103,104には、それぞれ上方かつ右外側から前後ビス103a,104aが斜めに挿通される。
マフラー前半部38には、前カバー支持ステー105が溶接固定される。前カバー支持ステー105は、マフラー前半部38の右側面の内方変化部85から右外側に延びる前平坦部105aと、前平坦部105aの右外側に屈曲して連なる前マフラー側締結部105bと、を有する。前カバー支持ステー105は、前平坦部105aを介して、前マフラー側締結部105bをマフラー前半部38の右外側に離間させる。前マフラー側締結部105bは、前カバー側締結部103と対向配置される。前マフラー側締結部105bには、前ビス103aに対応するナット及び下孔が設けられる。前ビス103aは、前カバー側締結部103を貫通した後に前マフラー側締結部105bに螺着し締め込まれる。これにより、マフラーカバー100の前部が排気マフラー37に固定される。
マフラー後半部39には、後カバー支持ステー106が溶接固定される。後カバー支持ステー106は、マフラー後半部39の最大幅部の右側面から右外側に延びる後平坦部106aと、後平坦部106aの右外側に屈曲して連なる後マフラー側締結部106bと、を有する。後カバー支持ステー106は、後平坦部106aを介して、後マフラー側締結部106bをマフラー後半部39の右外側に離間させる。後マフラー側締結部106bは、後カバー側締結部104と対向配置される。後マフラー側締結部106bには、後ビス104aに対応するナット及び下孔が設けられる。後ビス104aは、後カバー側締結部104を貫通した後に後マフラー側締結部106bに螺着し締め込まれる。これにより、マフラーカバー100の後部が排気マフラー37に固定される。
カバー本体102の後部上側には、左内側に延出するカバー側爪係止部107が形成される。カバー側爪係止部107は、前後に貫通する爪係止孔107aを形成する。
排気マフラー37のマフラー後半部39の後端上部右側には、後端カバー支持ステー108が固定される。後端カバー支持ステー108は、前後に延びる係止爪108aを形成する。
後端カバー支持ステー108の係止爪108aは、カバー側爪係止部107の爪係止孔107aに差し込まれる。これにより、マフラーカバー100の後部上側が左右方向の移動を抑えた状態で排気マフラー37に保持される。
本実施形態の自動二輪車1において、排気マフラー37は、メインスタンド70の左右支持脚部72の間に配置される。換言すれば、排気マフラー37の左右外側には、メインスタンド70の左右支持脚部72が配置される。この場合、メインスタンド70の左右支持脚部72は、メインスタンド70の起立位置のみならず格納位置においても、車両外側方(左右方向外側)に露出し易い。
これに対し、本実施形態の自動二輪車1は、排気マフラー37を車幅方向で間隔を空けて外側方(本実施形態では右側方)から覆うマフラーカバー100を備える。排気マフラー37とマフラーカバー100との間には、メインスタンド70の左右支持脚部72の少なくとも一方(本実施形態では右支持脚部72)を出し入れさせる空間K3が形成される。
以上説明したように、本実施形態の自動二輪車1によれば、排気マフラー37の少なくとも一部を車幅方向外側から覆うマフラーカバー100を備え、このマフラーカバー100に、格納位置にあるメインスタンド70の少なくとも一部を車幅方向外側から覆う覆い部(カバー本体102)を設けることで、メインスタンド70と干渉することなく、カバー本体102を含むマフラーカバー100を広範囲に設けることができる。このため、排気マフラー37の車幅方向外側を効果的に覆って乗員(運転者及び同乗者)への熱影響を抑制することができる。また、マフラーカバー100は、メインスタンド70が格納位置にあるときに、メインスタンド70の少なくとも一部を車幅方向外側から覆うカバー本体102を備えるので、車両走行時等において、メインスタンド70の露出量を低減して外観性を向上させることができる。
また、メインスタンド70が起立位置にあるとき、マフラーカバー100のカバー本体102は、右支持脚部72よりも前方に延出し、右支持脚部72の上部を車幅方向外側から覆うので、カバー本体102を含むマフラーカバー100を広範囲に設けることができ、乗員への熱影響をより一層抑制することができる。また、メインスタンド70を用いた駐車時においても、メインスタンド70の露出量を低減して外観を向上させることができる。さらに、メインスタンド70の揺動軸27aが、カバー本体102よりも上方に設けられるので、メインスタンド70が格納位置にあるときに、メインスタンド70がマフラーカバー100の内側に隠れる領域を増やすとともに、メインスタンド70が起立位置にあるときにも、メインスタンド70の揺動軸27a側がカバー本体102に隠されるため、外観性をより一層向上させることができる。また、メインスタンド70の揺動軸27aへのアクセスも容易に行うことができ、メンテナンス性を向上させることができる。
また、排気マフラー37が、マフラーカバー100を支持する前カバー支持ステー105及び後カバー支持ステー106を備え、前カバー支持ステー105及び後カバー支持ステー106は、前後方向で互いに離間し、右支持脚部72は、前カバー支持ステー105及び後カバー支持ステー106の間を通過するので、前カバー支持ステー105及び後カバー支持ステー106とメインスタンド70との干渉を抑えた上で、カバー本体102によってメインスタンド70を効果的に隠すことができる。また、前カバー支持ステー105及び後カバー支持ステー106を前後方向で互いに離間して設けることで、マフラーカバー100を安定して排気マフラー37に支持することができる。さらに、前カバー支持ステー105よりも後方かつ上方に後カバー支持ステー106が設けられるので、メインスタンド70を後方に跳ね上げて格納位置にしたときに、支持脚部72をより高い位置まで跳ね上げさせることが可能となり、自動二輪車1のバンク角を十分に確保することができる。
また、メインスタンド70が格納位置にあるとき、マフラーカバー100の後端t3は、左右支持脚部72の後端t4よりも後方まで延出するので、マフラーカバー100をより広範囲に設けて乗員への熱影響を低減することを可能としながら、メインスタンド70を覆う領域を十分に確保して外観性を向上させることができる。さらに、メインスタンド70が格納位置にあるとき、マフラーカバー100の下端t5は、排気マフラー37の下端t1よりも上方に位置するので、マフラーカバー100を広範囲に設ける場合であっても、車両のバンク角を十分に確保することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、例えば、図7等に示すスタンドストッパ部76に代わり、図9に示すスタンドストッパ部176のように、排気マフラー37の側部に固定した後カバー支持ステー106と一体に設けてもよい。すなわち、後カバー支持ステー106の例えば後平坦部106aにストッパラバー178を取り付けてスタンドストッパ部176を構成してもよい。図9のスタンドストッパ部176と図7等のスタンドストッパ部76とは、一方のみを用いても両方を用いてもよい。図9のスタンドストッパ部176の場合、専用のストッパブラケット77を不要として部品点数を削減する。図7等のスタンドストッパ部76の場合、スタンドストッパ面77a及びストッパラバー78の配置自由度が高まる。
また、例えば、図5等に示す連結部73に代わり、図10に示す連結部173のように、プレート状のものとしてもよい。すなわち、左右一対の支持脚部72を連結する連結部は、パイプ状又は棒状のものに限らず、プレート状であってもよい。プレート状の連結部173とする場合、図9に示すスタンドストッパ部176を用いるとよい。プレート状の連結部173とする場合、メインスタンド70が格納位置にあるときに、連結部173が排気マフラー37の下端t1の少なくとも一部を覆うことが好ましい。これにより、排気マフラー37の下端t1がプレート状の連結部173で保護される。また、プレート状の連結部173により、下方への突出も抑えられる。さらに、連結部173が排気マフラー37の下方を迂回することで、後輪7との間隔も確保し易くなる。
また、マフラーカバー100が排気マフラー37の全体を車幅方向外側から覆う構成でもよい。マフラーカバー100が格納位置にあるメインスタンド70の全体を車幅方向外側から覆う構成でもよい。マフラーカバー100が起立位置にあるメインスタンド70を覆わない構成も有り得る。
マフラーカバー100が排気マフラー37の車幅方向両側に設けられる構成でもよい。このとき、テールパイプ37aも排気マフラー37の左右に設けられる構成でもよい。
エンジン下方に配置する排気装置は、排気マフラー37(消音器)の他、消音器から分離した排気触媒装置、排気チャンバー装置又は排気コントロール装置等であってもよい。
前記鞍乗り型車両には、運転者が車体を跨いで乗車する車両全般が含まれ、自動二輪車(原動機付自転車及びスクータ型車両を含む)のみならず、三輪(前一輪かつ後二輪の他に、前二輪かつ後一輪の車両も含む)又は四輪の車両も含まれる。
そして、上記実施形態における構成は本発明の一例であり、実施形態の構成要素を周知の構成要素に置き換える等、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。

Claims (11)

  1. エンジンと、
    上下方向に延伸する縦フレーム部を前記エンジンの後方に配置する車体フレームと、
    前記縦フレーム部より後方に配置される後輪と、
    前記エンジンから延伸する排気管に接続されるとともに、少なくとも一部を前記縦フレーム部と前記後輪との間に配置する排気装置と、
    左右一対の支持脚部を前記排気装置の車幅方向外側に配置するメインスタンドと、
    前記排気装置の少なくとも一部を車幅方向外側から覆うプロテクタと、を備え、
    前記メインスタンドは、前記左右一対の支持脚部を前後方向に延伸させて地面から離間する格納位置と、前記左右一対の支持脚部を上下方向に延伸させて車体を支持する起立位置と、で回動可能となるように、前記左右一対の支持脚部を前記縦フレーム部に支持され、
    前記プロテクタは、前記メインスタンドが格納位置にあるときに、当該メインスタンドの少なくとも一部を車幅方向外側から覆う覆い部を備え
    前記覆い部が前記メインスタンドの揺動軸よりも下方に設けられる、鞍乗型車両。
  2. 前記メインスタンドが起立位置にあるとき、前記覆い部は、前記左右一対の支持脚部の少なくとも一方よりも前方に延出し、当該支持脚部の少なくとも一部を車幅方向外側から覆う、請求項1に記載の鞍乗型車両。
  3. 前記排気装置は、前記プロテクタを支持する第一支持ステー及び第二支持ステーを備え、
    前記第一支持ステー及び第二支持ステーは、前後方向で互いに離間し、
    前記左右一対の支持脚部の少なくとも一方は、前記第一支持ステー及び第二支持ステーの間を通過する、請求項1又は2に記載の鞍乗型車両。
  4. 前記第二支持ステーは、前記第一支持ステーよりも後方かつ上方に設けられる、請求項3に記載の鞍乗型車両。
  5. 前記格納位置にある前記メインスタンドが、下面視で前記排気装置、前記プロテクタ、前記第一支持ステーおよび第二支持ステーに囲まれる位置に配置される、請求項3又は4に記載の鞍乗型車両。
  6. 前記メインスタンドは、前記左右一対の前記支持脚部の間を連結する連結部を備え、
    前記排気装置は、当該排気装置における前記後輪と対向する後端部に、前記連結部を当接させることによって前記メインスタンドの格納位置を規定するスタンドストッパ部を備え、
    前記スタンドストッパ部は、前記連結部を当接させる当接面を、前記排気装置の下端よりも上方に有する、請求項1に記載の鞍乗型車両。
  7. 前記メインスタンドは、前記左右一対の前記支持脚部の間を連結する連結部を備え、
    前記メインスタンドが格納位置にあるとき、前記連結部は、前記排気装置の下端よりも上方に位置するとともに、前記後輪の前端よりも前方に配置される、請求項1に記載の鞍乗型車両。
  8. 前記メインスタンドが格納位置にあるとき、前記プロテクタの後端は、前記左右一対の支持脚部の後端よりも後方まで延出する、請求項1に記載の鞍乗型車両。
  9. 前記メインスタンドが格納位置にあるとき、前記プロテクタの下端は、前記排気装置の下端よりも上方に位置する、請求項1に記載の鞍乗型車両。
  10. 前記排気装置は、外部へ排気ガスを排出する排出管を備え、前記プロテクタは、前記排出管の周囲を囲う囲い部を備える、請求項1に記載の鞍乗型車両。
  11. 前記縦フレーム部の下方に前記排気装置が配置され、前記メインスタンドの揺動軸は前記縦フレーム部の下方に配置される、請求項1から10の何れか一項に記載の鞍乗型車両。
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