JP3486491B2 - スクータ型車両 - Google Patents

スクータ型車両

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JP3486491B2
JP3486491B2 JP25536695A JP25536695A JP3486491B2 JP 3486491 B2 JP3486491 B2 JP 3486491B2 JP 25536695 A JP25536695 A JP 25536695A JP 25536695 A JP25536695 A JP 25536695A JP 3486491 B2 JP3486491 B2 JP 3486491B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、シート後方に発電
装置が収容された収納空間を備えたスクータ型車両に関
する。 【0002】 【従来の技術】近年、スクータ型車両は簡易な移動用車
両として市場に広く普及している。このようなスクータ
型車両は駐車スペースが少なくてすむ等の数々の利点を
有しているが、荷物を収納しておける収納空間が少ない
という欠点があり、このような欠点を改善することが市
場では強く望まれている。また、特に近年川辺や湖畔で
のキャンプ等、アウトドアでのレジャーが盛んになって
きており、スクータ型車両をこのようなレジャーでも使
用できるよう、例えばキャンプ等で使用する発電器等の
大型の荷物でも収納できる空間を設ける等、収納空間に
対する要求が高まってきている。従来のスクータ型車両
には、例えば、シート後方に荷台を設けたり、車両前方
に篭を設けたり、また、シート下方の車体カバーで覆わ
れた空間にシートを蓋と兼用した収納空間を設ける等し
て荷物収納空間の拡大を図ったものがある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
のスクータ型車両における収納空間は、例えば、荷台や
篭などは、積載又は収納した荷物が外部に露出してしま
うので、盗難等の恐れや、雨等で濡れてしまうという欠
点がある。前記シート下方の収納空間は、シートをロッ
クすることによって盗難等を防止でき、また、全体が車
体カバー及びシートで覆われているので雨等で濡れる心
配はないという利点を有するが、シート下方にはエンジ
ンや燃料タンク等の他、様々な補器類が配置されている
ため、その形状や大きさに制限があり、特に災害等の緊
急時やアウトドアでのレジャーでの使用に好適な発電機
のような大きな装置を収納するためには満足のいくもの
ではなかった。本発明は上記した従来の問題点を解決で
るスクータ型車両を提供することを目的としている。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明のスクータ型車両は、シートの後方に荷
台を設け、かつシート下方を車体カバーで覆ったスクー
タ型車両において、シートと荷台との間に、内部に収納
空間を有し、かつシート及び荷台の上面より上方に立ち
上がる収納カバーを設け、前記収納カバーの下端を前記
シート下方を覆う車体カバーと連続させると共に、前記
収納空間に、発電用エンジンと発電機とから成る発電装
置を収納し、スクータ走行用エンジンの燃料タンクから
前記発電用エンジンに燃料を供給するように構成した
とを特徴とするものである。 【0005】 【発明の実施の形態】以下、本発明に係るスクータ型車
両の好ましい実施の形態を、添付図面に示した一実施例
を参照して説明する。図1は本発明に係るスクータ型車
両の概略側面図、図2は図1に示したスクータ型車両の
フレーム構造の概略側面図、図3は図1に示すスクータ
型車両の概略上面図、図4は車両後部のフレーム構造の
概略上面図を各々示している。図2において符号1は車
体フレームを示しており、この車体フレーム1はヘッド
パイプ2、前部フレーム3、中間フレーム4、後部フレ
ーム5等から構成されている。前記ヘッドパイプ2は操
舵軸7を回動自在に軸支している。前記操舵軸7の下端
にはフロントフォーク8が取り付けられており、前記フ
ロントフォーク8の下部には前輪9が回転自在に支持さ
れている。また、操舵軸7の上端には左右に延びるハン
ドルバー10が取り付けられている。前部フレーム3
は、一本の管材から成り、その前端がヘッドパイプ2に
固着されている。この前部フレーム3は、ヘッドパイプ
2から車両後方に向かって下方に傾斜しながら延び、さ
らにその下端部で屈曲して略水平に延長し、その後端部
は左右一対の中間フレーム4の間に架設されたクロスパ
イプ(図示せず)に連結されている。中間フレーム4
は、左右一対の管材から成り、その前端は各々前部フレ
ーム3の前記屈曲部付近の両側に固着されている。各中
間フレーム4は、前部フレーム3との連結部分から車両
後方に向けて略水平に延びた後、中間部分で車体後方に
向かって斜め上方に延長し、さらにその上端部で屈曲し
て略水平に延長している。前記した後部フレーム5は、
左右一対の下方に開く断面コ字状の板材から成り、各々
その前端が中間フレーム4の後端に連結されており、そ
の後端に略U字状の形状をしたブラケット6の両端部が
連結されている(図4参照)。 【0006】前記中間フレーム4は、その傾斜した部分
に車体下方に向けて突出するブラケット4aが設けられ
ており、このブラケット4aにはユニットスイング式エ
ンジン11の前端が揺動自在に支持されている。前記ユ
ニットスイング式エンジン11は、強制空冷式2サイク
ルエンジン11aと該エンジン11aの出力を後輪12
に伝達するVベルト変速機を収容した伝動ケース11b
とを一体に形成した従来公知の構造のもので、その後部
は緩衝器13を介して前記後部フレーム5に支持されて
いる。また、前記左右の中間フレーム4間には、車体上
方に向けて突出する二つの門型ブラケット4b及び4c
が架設されており(図2及び図4参照)、一方の門型ブ
ラケット4bはその上端で燃料タンク14を支持してお
り、また、他方の門型ブラケット4cはその上端でシー
ト20の後部の荷重を受けている。また、燃料タンク1
4の後部は後部フレーム5に支持され、前記シート20
は、その前端が燃料タンク14の前部上面に回動自在に
支持されており、前端を軸に回動して開閉できるように
取り付けられている。前記燃料タンク14は、その下端
に第1負圧コック14aを有しており、この第1負圧コ
ック14aは負圧パイプ14bを介してユニットスイン
グ式エンジン11のエンジン11aに接続されるキャブ
レタ(図示せず)の吸気通路の負圧を検出し、この負圧
に応じて燃料供給パイプ14cを介して前記キャブレタ
に燃料を供給する。尚、前記キャブレタは、燃料タンク
14より下方に配置されているので、燃料が燃料供給パ
イプ14cを介して自然落下する。尚、図2中、符号1
5はエアクリーナを、また符号16はオイルタンクを各
々示しており、前記エアクリーナ15はユニットスイン
グ式エンジン11の上方に、オイルタンク16は車体前
方から見て燃料タンク14の左側に各々配置されてい
る。また、図面には示していないが、車両の前方から見
て左側には前記エンジン11の排気孔に繋がるマフラが
配置されている。 【0007】また、図2中、符号17及び符号18はメ
インスタンドを示し、この内、一方のメインスタンド1
8は、中間フレーム4に設けられている。前記メインス
タンド18は左右一対の脚体18a及び左右一対のリン
ク機構18bとから成り、前記脚体18aは各々前端が
中間フレーム4に回動自在に支持されている。また、前
記リンク機構18bは、各々一端が脚体18aの後端に
回動可能に連結され、また、他端が中間フレーム4に回
動自在に連結されている。尚、前記した左右一対の脚体
18aの間、及び左右一対のリンク機構18bの間は、
各々クロスバーによって連結され一体化されている。前
記リンク機構18bにはラチェット機構(図示せず)が
設けられており、このラチェット機構によって脚体18
aは下方すなわち起立方向への回動は許容され、上方す
なわち収容方向には回動しないように規制されている。
また、脚体18aと中間フレーム4との間には、脚体1
8aを収容方向に付勢するスプリング(図示せず)が設
けられており、このスプリングは脚体18aが起立方向
へ所定量回動すると、逆に脚体18aを起立方向に付勢
する。上記したように構成されたメインスタンド18に
よれば、使用者が停車時に脚体18aを、その後端が接
地する位置(即ち、図1及び図2における仮想線で示す
位置)まで下方に回動させると、脚体18aは前記ラチ
ェット機構によって収容方向への回動が阻止されて、そ
の位置で固定され、車両を前輪9及び後輪12の両輪を
接地した状態で地面Rに対して略垂直に自立させること
が可能になる。尚、この操作は使用者がシート20に着
座したまま行うことができる。また、使用者が、降車す
ると車体が若干浮き上がるが、前記スプリングの作用で
脚体18aの接地状態は維持され、更に、車体後部を上
方へ持ち上げれば後輪12をリフトアップした状態で車
両を停車させることもできる。尚、ラチェット機構に設
けられた解除装置をブレーキレバーに係合させて、ブレ
ーキレバーを握ることにより、このラチェット機構にお
ける脚体18aの収納方向への規制が解除され、前記脚
体18aの起立方向への回動に連動して足置き第25の
上方に突出する解除レバー18cを、ブレーキレバーを
握った状態で踏み込むことにより、メインスタンド18
の脚体18aを収容することができる。また、メインス
タンド17はユニットスイング式エンジンに設けられ、
後輪12をリフトアップさせるものである。 【0008】以上説明したように構成されたスクータ型
車両は略全体が車体カバー21で覆われている。以下、
図1及び図3を参照して車体カバー21について説明す
る。車体カバー21は、前側レッグシールド23、後側
レッグシールド24、足置き台25、アンダーカバー2
5a、シートアンダーカバー26、左右一対のサイドア
ンダーカバー27、及び左右一対のサイドカバー28等
から構成されている。尚、ハンドルバー10の周囲はハ
ンドルカバー22で覆われている。前側レッグシールド
23及び後側レッグシールド24はヘッドパイプ2から
前部フレーム3の前方部分にかけてを最中状に覆ってい
る。足置き台25は、後側レッグシールド24の後端に
連結して前部フレーム3の後部と中間フレーム4の前部
の上面を覆っており、また、サイドアンダーカバー27
は足置き台25及びアンダーカバー25aの後端と連結
して車体側方の下部を覆っている。前記した後側レッグ
シールド24の下部と、足置き台25と、サイドアンダ
ーカバー27の折返し部分(図3参照)とで、ハンドル
とシート20との間に低床の足置き面30が形成されて
いる。また、足置き台25の後端とシート20の前部下
端との間はシートアンダーカバー26で覆われ、さらに
シートアンダーカバー26の後方(即ち、サイドアンダ
カバー27の上方)は左右一対のサイドカバー28で覆
われており、前記サイドカバー28の後端部にはテール
ランプユニット31が設けられている。 【0009】シート20の直ぐ後ろには、サイドカバー
28に連続してシート20より上方に突出するように略
垂直な方向に上方に向けて立ち上がり、その内側にサイ
ドカバー28の内部空間に連通する収納空間40を形成
する収納カバー36が設けられている。この収納カバー
36は、略門型の形状をなす中央カバー29、背もたれ
プレート32、及び荷台プレート33で構成されてお
り、図5に示すように、前記中央カバー29の前側開口
(即ち、シート20側開口)は、運転時に運転者の背も
たれとして機能する背もたれプレート32で塞がれてい
る。また、中央カバー29の後側開口は荷台プレート3
3の一部で塞がれている。前記荷台プレート33は、側
方から見て略L字状に屈曲されており、その水平部分で
左右一対のサイドカバー28の後部の上部開口を塞ぎ、
立ち上がった部分で前記したように中央カバー29の後
側開口を塞いでいる(図3及び4参照)。図5に示すよ
うに、中央カバー29の車体前方から見た右側壁29a
には空気取入孔29dが設けられ、左側壁29cには排
気孔29fが設けられ、さらに上壁29bには空気出入
孔29eが設けられている。また、図3及び図4に示す
ように、この中央カバー29は、その下端の幅が、サイ
ドカバー28の上部の幅より若干幅広に形成され、その
両側壁29a及び29cの下端には略U字状に屈曲され
た荷台フレーム34の両端が挿入されている。荷台フレ
ーム34は、中央カバー29からテールランプユニット
31のさらに後方まで、サイドカバー28、荷台プレー
ト33、及びテールランプユニット31の周りを覆うよ
うに延長しており、固定アーム34a、34b及び34
cによって後部フレーム5及びブラケット6に固定され
(図4参照)、荷台プレート33と共に荷台を構成して
いる。また、前記荷台フレーム34は荷台を構成する
他、スタンディングハンドルや、サイドカバー28やテ
ールランプユニット31等を保護する保護フレームとし
ても機能する。また、前記収納カバー36は、シートよ
り幅広であるので、乗員の背中が収納カバーの左右角部
に当たることはない。 【0010】図5は図3におけるA−A断面図を示して
いる。図面に示すように、収納カバー36内に形成され
た収納空間40には、発電装置50が収納されている。
発電装置50は、左右後部フレーム5間に横架設された
鋼板製の底板35上に取り付けられており、発電機52
と発電用4サイクルエンジン51とを備えている。
発電用エンジン51の上側にはエアクリーナ53が配置
されており、このエアクリーナ53は中央カバー29の
上壁29bに設けられた空気取入孔29eを介して収納
カバー36内に流入した空気を吸入し、吸入された空気
は気化器54及び吸気管55を介して発電用エンジン5
1の吸気ポートに供給される。前記気化器54と前記燃
料タンク14との間には不図示の第2の負圧コック及び
不図示の負圧ポンプが設けられており、この負圧コック
及び負圧ポンプは気化器54の吸気通路の負圧を検知
し、負圧ポンプで負圧に応じて燃料供給パイプを介して
車両の燃料タンク14から気化器54に燃料を吸い上げ
る。また、発電用エンジン51の排気ポートには排気管
56を介してマフラ57のテールパイプ57aから排気
ガスを外部に排気するように構成されている。前記発電
用エンジン51のクランクシャフト51aの一端には冷
却ファン58が設けられており、他端側には発電機52
が設けられている。前記発電機52は、従来公知の構造
のもので、その回転子(図示せず)の軸52bが発電用
エンジン51のクランクシャフト51aに連結され、発
電用エンジン51の駆動によって回転子が回転して発電
するように構成され、ここで発電された電力は、制御ボ
ックス59を介して外部の適当な装置を駆動させるのに
使用される。また、発電機52も、回転子の軸52bに
固定された冷却ファン52aを備えている。以上説明し
たように構成された発電装置50は、その冷却ファン5
8が中央カバー29の右側壁29a側に、マフラ57及
び発電機52が中央カバー29の左側壁29c側に位置
するように収納カバー36内に配置されており、その発
電用エンジン51、マフラ57及び発電機52の周りは
シェラウド60で覆われている。シェラウド60は冷却
ファン58、発電用エンジン51、排気管56及びマフ
ラ57を覆う第1シェラウド60aと、発電機52及び
冷却ファン52aを覆う第2シェラウド60cとから構
成されている。第1シェラウド60aには、冷却ファン
58に対向して空気吸入口60cが設けられると共に、
テールパイプ57aの周囲を取り囲むように排気口60
dが設けられる。また、第2シェラウド60bは発電用
エンジン51のクランクケース51bの側面から発電機
52の冷却ファン52aにかけてまでを覆い、中央カバ
29の右側壁29a側に、空気吸入口(図示せず)が
形成されると共に、中央カバー29に左側壁29c側
(すなわち冷却ファン52aと対向する部分)に複数の
発電機冷却風吹出口60eが形成されている。また、以
上のように構成されたシェラウド60の外周と、収納カ
バー36の内面との間には、収納空間40を暖室40a
と冷室40bとの2室に区画する隔壁36aが設けられ
ている。前記隔壁36aは、暖室40a内に発電用エン
ジン51、マフラ57、テールパイプ57a、及び発電
機52が配置され、また、冷室40b内に冷却ファン5
8、エアクリーナ53の吸気口、第1シェラウド60a
の空気吸入口60c、及び第2シェラウド60bの空気
吸入口(図示せず)が配置されるように設けられ、冷却
ファン58及び冷却ファン52aが各々第1シェラウド
60a及び第2シェラウド60b内にマフラ57等から
排気される排気ガス等の熱風を吸い込まないようにして
いる。以上説明したように構成された収納空間40内の
発電装置50によれば、中央カバー29の右側壁29a
に設けられた空気取入孔29dを介して収納空間40の
冷室40b内に流入した空気を、冷却ファン58及び冷
却ファン52aを介して各々第1シェラウド60a及び
第2シェラウド60b内に吸い込み、第1シェラウド6
0aでは前記冷却風で発電用エンジン51のシリンダを
強制的に冷却した後、マフラ57の周囲を流してマフラ
57を冷却して排気口60dから暖室40a内に排気
し、また、第2シェラウド60bでは、前記冷却風を発
電機52の周囲に流して発電機52を冷却した後、複数
の発電機冷却風吹出口60eから暖室40a内に排気
し、暖室40a内に排気された冷却後の冷却風及びマフ
ラ57からの排気ガスは中央カバー29の左側壁29c
に設けられた排気口29f及び/又は上壁29bに設け
られた空気出入口29eから外部へと排気される。 【0011】以上説明した本実施例では収納カバー36
は3分割できるように構成されているが、収納カバー3
6の構成は本実施例に限定されることなく、製造時の成
形や、組立等を考慮して適宜分割できるように構成して
もよく、また一体に成形してもよい。また、本実施例で
は収納カバー36はサイドカバー28とは別体に形成さ
れているが、これは本実施例に限定されることなくサイ
ドカバー28と一体に形成してもよいことはもちろんで
ある。さらに、本実施例では収納空間40に発電機52
を固定しているので収納カバー36に開閉自在の蓋を設
けていないが、収納カバー36の構成は本実施例に限定
されることなく、使用目的に応じて適宜開閉自在の蓋を
設けてもよく、また、好ましくは蓋を設ける場合には鍵
も設けられ得るさらにまた、本実施例では収納空間4
0の下端を後部フレーム5の間に架設した底板35で画
定し収納空間40を完全に閉鎖せずに、サイドカバー2
8の内部空間と連通させているが、収納空間40の構成
は本実施例に限定されることなく、例えば、サイドカバ
ー28の上端を連結するカバーを設けて下端を画定して
収納空間40を完全に閉鎖してもよい。また、本実施例
では2輪のスクータ型車両を例に挙げて説明している
が、スクータ型車両の形式は本実施例に限定されること
なく、例えば3輪のスクータ型車両でもよいことは勿論
である。 【0012】以上説明した本実施例によれば、収納空間
40をシートと荷台との間に上方に延長するように設け
ているので、他部品との干渉等を考慮せずに任意の形状
や大きさに形成することができるという効果を奏する。
また、本実施例によれば、収納空間40に発電機52を
収納しているので、アウトドアのレジャーにおいて屋外
で電力を得ることができ、また、災害等の緊急時でも、
自動車等の大型の車両と異なり電力が必要な場所に迅速
に移動することができるという効果を奏する。さらに、
本実施例によればスクータ型車両に前輪及び後輪を接地
した状態で車両を安定よく停車させることのできるメイ
ンスタンド18を設けているので、収納空間40に発電
機52等の比較的重いものを収納した場合でも、スタン
ドを起立させて車両を停車させる時の負担にならないと
いう効果を奏する。さらにまた、本実施例におけるスク
ータ車両は、使用中に温度の高くなるユニットスイング
式エンジン11のマフラ(図示せず)及び収納空間40
の暖室40aを共に車両を前方から見た左側に配置し、
かつ前記収納空間40の暖室40aとユニットスイング
式エンジン11のマフラの上部に位置するサイドカバー
28の内部とを連通させているので、これら使用中に温
度が高くなる部材に対する熱対策を車両の左側だけに施
せばよいという効果を奏する。 【0013】 【発明の効果】以上説明した本発明のスクータ型車両
は、シートの後方に荷台を設け、かつシート下方を車体
カバーで覆ったスクータ型車両において、シートと荷台
との間に、内部に収納空間を有し、かつシート及び荷台
の上面より上方に立ち上がる収納カバーを設け、前記収
納カバーの下端を前記シート下方を覆う車体カバーと連
させると共に、前記収納空間に、発電用エンジンと発
電機とから成る発電装置を収納し、スクータ走行用エン
ジンの燃料タンクから前記発電用エンジンに燃料を供給
するように構成しているので、前記発電装置から外部装
置へ電力を供給することが可能になり、アウトドア等の
レジャーで好適に用いることができる他、スクータ型車
両は災害等の緊急時に自動車等の大型の車両と異なり電
力が必要な場所に迅速に移動することができるので災害
等の緊急時にも便利に利用することができる。さらに、
本発明に係るスクータ型車両は、収納カバーをシート及
び荷台の上面より上方に立ち上がるように構成している
ので、他部品との干渉等を考慮せずに任意の形状や大き
さの収納空間を形成することができ、内部に収容すべき
発電装の設計が収納空間の形状や大きさにより制限を受
けることがない。さらにまた、本発明に係るスクータ型
車両は、収納空間を形成する収納カバーをシートと荷台
との間に設け、かつ、シート及び荷台の上面より上方に
立ち上がるように構成しているので、前記収納カバーの
シート側の壁面を利用して運転者の背もたれを提供で
き、かつ収納カバーの荷台側壁面を利用して荷台に積載
する荷物のストッパを提供することができるという効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】 【図1】 スクータ型車両の概略側面図である。 【図2】 図1に示したスクータ型車両のフレーム構造
の概略側面図である。 【図3】 図1に示したスクータ型車両の概略上面図で
ある。 【図4】 車両後部のフレーム構造の概略上面図であ
る。 【図5】 収納カバーを図3におけるA−A線で切断し
た時の概略構成図である。 【符号の説明】 1 車体フレーム 2 ヘッドパイプ 3 前部フレーム 4 中間フレーム 4a ブラケット 4b 門型ブラケット 4c 門型ブラケット 5 後部フレーム 6 テールフレーム 7 操舵軸 8 フロントフォーク 9 前輪 10 ハンドルバー 11 スイングユニットエンジン 11a 強制空冷式2サイクルエンジン 11b 伝動ケース 12 後輪 13 緩衝器 14 燃料タンク 14a 負圧コック 14b 燃料供給パイプ 15 エアクリーナ 16 オイルタンク 17 サイドスタンド 18 メインスタンド 18a 脚体 18b リンク機構 20 シート 21 車体カバー 22 ハンドルカバー 23 前側レッグシールド 24 後側レッグシールド 25 足置き台 25a アンダーカバー 26 シートアンダーカバー 27 サイドアンダーカバー 28 サイドカバー 29 中央カバー 29a 右側壁 29b 上壁 29c 左側壁 29d 空気取入孔 29e 空気取入孔 29f 排気口 30 足置き面 31 テールランプユニット 32 背もたれプレート 33 荷台プレート 34 荷台フレーム 35 底板 36 収納カバー 36a 隔壁 40 収納空間 40a 暖室 40b 冷室 50 発電装置 51 4サイクルエンジン 51a クランクシャフト 52 発電機 52a 冷却ファン 52b 軸 53 エアクリーナ 54 気化器 55 吸気管 56 排気管 57 マフラ 57a テールパイプ 58 冷却ファン 59 制御ボックス 60 シェラウド 60a 第1シェラウド 60b 第2シェラウド 60c 空気吸入口 60d 排気口 60e 発電機冷却風吹出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62J 9/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】シートの後方に荷台を設け、かつシート下
    方を車体カバーで覆ったスクータ型車両において、 シートと荷台との間に、内部に収納空間を有し、かつシ
    ート及び荷台の上面より上方に立ち上がる収納カバーを
    設け、 前記収納カバーの下端を前記シート下方を覆う車体カバ
    ーと連続させると共に、 前記収納空間に、発電用エンジンと発電機とから成る発
    電装置を収納し、 スクータ走行用エンジンの燃料タンクから前記発電用エ
    ンジンに燃料を供給するように構成した ことを特徴とす
    るスクータ型車両。
JP25536695A 1995-10-02 1995-10-02 スクータ型車両 Expired - Fee Related JP3486491B2 (ja)

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