JP6443289B2 - センサ装置および危険検知システム - Google Patents

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Description

本発明は、発光素子と受光素子とのペアを複数備え、発光素子と受光素子との間の領域に形成される光軸の遮光状態に応じて上記領域を移動する検知対象物を検知するセンサ装置、およびそれを備えた危険検知システムに関するものである。
従来、各種製造設備において検知対象物を検知するためのセンサ装置として、多光軸光電センサを備えたセンサ装置が用いられている。
一般的な多光軸光電センサは、複数の発光素子が一列に配置された投光部と、上記発光素子と同数の受光素子が一列に配置された受光部とを備えており、各発光素子と各受光素子とが一対一の関係で対向するように配置されている。また、投光部と受光部とは一般に通信によって同期されており、投光部側で各発光素子を順次発光させるとともに、受光部側で各発光素子に対応する受光素子からそれら各発光素子の発光動作に同期したタイミングの受光量を取得する。これにより、多光軸光電センサの光軸ごとの遮光状態が順に検知される。
また、従来、生産現場での安全性と生産性とを両立させるための機能として、所定の条件を満たす場合に製造設備の緊急停止機能を一時的に無効化するミューティング機能が用いられている。
図18は、危険検知用センサ(多光軸光電センサ)とミューティング用センサ(単光軸センサ)とを備えた従来のセンサ装置100の一例を示す説明図である。
この図に示すセンサ装置100は、危険検知用センサ101、表示灯102a,102b、およびミューティング用センサ(単光軸センサ)103〜106を備えている。
危険検知用センサ101は、複数の発光素子が一列に配置された投光部101aと、上記発光素子と同数の受光素子が一列に配置された受光部101bとを備え、各発光素子と各受光素子とがワークWを搬送する搬送装置Cを挟んで一対一の関係で向かい合うように配置されている。そして、危険検知用センサ101が物体を検知した場合に安全機能(例えば緊急停止機能)が起動される。
ミューティング用センサ103〜106は、危険検知用センサ101に対してワークWの搬送方向の上流側および下流側に所定の間隔を隔てて配置され、その信号が危険検知用センサ101へ入力される。そして、ミューティング用センサ103〜106の検知結果がワークWのサイズ・形状・搬送間隔等に応じて予め設定された検知条件を満たしている場合に、製造設備の緊急停止機能を無効化するミューティング機能が実行される。
なお、一般に、ミューティング機能は、独立した複数のミューティング信号(各単光軸センサの信号など)が所定のシーケンスで入力され続けている間のみ無効化される。また、安全上、ミューティング信号は、ワークを実際に検出することが要求されている。このため、ミューティング機能の安定性は外部機器(単光軸センサ等)からのミューティング信号の性能・安定性に大きく依存する。
また、特許文献1には、多光軸光電センサを水平方向に配置(発光素子および受光素子がワークの搬送方向に沿って並ぶように配置)し、多光軸光電センサの受光結果に応じてワークの検知を行うことが記載されている。
欧州特許第2037297号明細書
近年、ミューティング機能の用途が高度化しており、例えば、より複雑なワーク形状(穴や切欠き等がある形状や不定形な形状など)の場合、ワークの振動が生じる場合、ワークの移動速度が変動する場合、設備の小型化に伴ってワークの滞留が生じる場合等であっても、生産性と安全性とを両立させることが要求されている。
このため、上述した単光軸光電センサによるワークの検出結果に基づいてミューティング機能を実行する方法では、以下の(1),(2)に示す問題が発生し、ミューティング機能が正常に機能せず、生産性の低下につながってしまう場合がある。
(1)ワークに存在する複数の穴やワーク形状の不均一さにより、ワークを継続的・安定的に検出することができない場合がある。また、ワークが変わる毎に段取り替えが必要になる。
(2)単光軸光電センサの検知エリア付近でワークが急減速するなどした場合に、ワークが大きく揺れて安定した検出ができない場合がある(チャタリングが発生して継続的に信号を供給できない場合がある)。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、検知対象物の形状や揺れの有無にかかわらず検知対象物を適切に検知することのできるセンサ装置、およびそれを備えた危険検知システムを提供することにある。
本発明の一実施形態にかかるセンサ装置は、複数の発光素子を有する投光部と、前記複数の発光素子のそれぞれに対応する複数の受光素子を有し、前記各受光素子は対応する発光素子が発光した光を受光して受光信号を生じる受光部と、それぞれ対応する前記発光素子と前記受光素子とで形成される複数の光軸のうち少なくとも一つの光軸を検知光軸とする第1モードと、前記第1モードで検知光軸とした光軸に、前記第1モードの検知光軸以外の光軸を追加して検知光軸とする第2モードとを有し、各モードにおいて検知光軸となっている前記受光素子の前記受光信号から非検知状態と検知状態とを判定する制御部と、前記制御部の判定結果に応じて出力を行う出力部と、を備え、前記制御部は、前記第1モードにおいて、前記第1モードの検知光軸の全ての光軸の受光素子の受光信号が入光状態に対応する信号である非検知状態から前記第1モードの検知光軸の少なくとも一つの光軸の受光素子の受光信号が遮光状態に対応する信号である検知状態に変化したとき、前記第2モードに切り替える構成である。
上記の構成によれば、検知対象物が第1モードの検知光軸に到達したときに検知光軸の光軸数が自動的に拡張される。これにより、発光素子と受光素子との間を移動する検知対象物を、当該検知対象物の形状や揺れの有無にかかわらず、適切に検知することができる。
また、前記複数の光軸が検知対象物の移動方向に沿って並べて配置されており、前記第2モードの検知光軸は、前記第1モードの検知光軸よりも前記移動方向の反対側の位置にある光軸を含む構成としてもよい。
上記の構成によれば、検知対象物の移動方向についての揺れが生じた場合や、検知対象物が穴や切欠き等の複雑な形状を有する場合であっても、揺れ幅や穴の大きさより広い範囲に渡って複数の検知光軸を配置できるので、検出対象物が侵入した時に検知対象物を安定して検知することができる。
また、前記複数の光軸が検知対象物の移動方向に沿って並べて配置されており、前記第2モードの検知光軸は、前記第1モードの検知光軸よりも前記移動方向側の位置にある光軸を含む構成としてもよい。
上記の構成によれば、検知対象物の移動方向についての揺れが生じた場合や、検知対象物が穴や切欠き等の複雑な形状を有する場合であっても、揺れ幅や穴の大きさより広い範囲に渡って複数の検知光軸を配置できるので、検出対象物が光軸から抜ける時の検知を安定させることができる。
また、前記複数の発光素子および前記複数の受光素子は、それぞれ直線状に整列配置されており、前記投光部および前記受光部は、前記発光素子の並びの方向および前記受光素子の並びの方向が検知対象物の移動方向に対して0度より大きく、90度より小さい角度をなすように配置されている構成としてもよい。
上記の構成によれば、前記発光素子の並びの方向および前記受光素子の並びの方向が検知対象物の移動方向に対して0度より大きく、90度より小さい角度をなすように配置されているので、上記移動方向および光軸に直交する方向に広い穴部や切欠部などが検知対象物に存在する場合であっても検知対象物を安定して検知することができる。また、検知対象物に穴部や切欠部があり、移動方向に揺れが生じる場合であっても、移動方向とそれに垂直な方向のそれぞれに光軸を配置する必要がなく、少ない数の光軸で検知対象物を検知することができる。
また、前記制御部は、前記第2モードの状態において、前記第2モードの検知光軸の少なくとも一つの光軸の受光素子の受光信号が遮光状態に対応する信号である検知状態から、前記第2モードの全ての検知光軸の受光素子の受光信号が入光状態に対応する信号である非検知状態に変化したとき、前記第1モードに切り替える構成としてもよい。
上記の構成によれば、検知対象物が存在しなくなったときに、自動的に初期状態(第1モード)に戻すことができる。
また、前記制御部は、前記複数の光軸の異なる位置に前記第1モードの検知光軸を複数設定可能であり、前記第2モードにおいて、前記複数の第1モードの検知光軸それぞれに対して当該第1モードの検知光軸以外の光軸を追加した複数の第2モードの検知光軸を設定可能であり、前記出力部は、前記複数の検知光軸それぞれに対応する判定結果をそれぞれ出力する構成としてもよい。
上記の構成によれば、移動方向に複数の検知光軸を設定することで侵入する検知対象物を各検知光軸で時間差が生じるように検知結果を出力させることができる。また、検知光軸の設定位置を選択可能にすることで、検知対象物に応じて検知の時間間隔を容易に配置できる。
また、前記第1モードにおいて、前記検知光軸は複数の光軸を含み、前記制御部は、前記第1モードにおいて前記検知光軸のうちの所定数の光軸が共に遮光されている状態になったときに検知対象物を検知したと判定し、さらに、前記第2モードにおいて、前記検知光軸に含まれるいずれかの光軸が遮光されたときに検知対象物を検知したと判定する構成としてもよい。
上記の構成によれば、特定形状の検知対象物の侵入を安定して検知することができる。
本発明の危険検知システムは、危険検知用センサと、前記出力部が、前記危険検知用センサのミューティング入力に前記判定結果に応じた出力を行う上述したいずれかのセンサ装置とを備えている。
上記の構成によれば、検知対象物を適切に検知するとともに検知結果に応じてミューティング処理を適切に行うことができる。これにより、例えば、製造設備が誤検知によって停止されることを防止し、生産性を向上させることができる。
上記のセンサ装置によれば、発光素子と受光素子との間を移動する検知対象物を、当該検知対象物の形状や揺れの有無にかかわらず、また複雑な設定作業を必要とすることなく、適切に検知することができる。
本発明の一実施形態にかかる危険検知システムの設置例を示す説明図である。 図1の危険検知システムに備えられる危険検知用センサの構成を示すブロック図である。 図1に示した危険検知システムに備えられるミューティング用センサと図2の危険検知用センサに備えられるミューティング用入力回路との接続関係を示す説明図である。 図1の危険検知システムにおけるミューティング機能の制御方法の一例を示す説明図である。 図1の危険検知システムに備えられるミューティング用センサの構成を示すブロック図である。 (a)〜(f)は、図5のミューティング用センサにおけるトリガチャンネル(検知光軸)の選択方法を示す説明図である。 (a)は従来の危険検知システムによるワークの検知状態を示す説明図であり、(b)は図1に示した危険検知システムによるワークの検知状態を示す説明図である。 ワークが搬送方向の前後に搖動した場合の検知結果を示す説明図であり、(a)はトリガチャンネルを1つの光軸のまま固定した比較例、(b)はトリガチャンネルの光軸数を拡張させる実施例を示している。 図1に示した危険検知システムにおけるトリガチャンネルの設定方法の変形例を示す説明図である。 (a)〜(c)は、図1に示した危険検知システムに備えられるミューティング用センサの変形例を示す説明図である。 図1に示した危険検知システムに備えられるミューティング用センサの変形例を示す説明図である。 本発明の他の実施形態にかかる危険検知システムの設置例を示す説明図である。 図12に示した危険検知システムによるワークの検知状況の一例を示す説明図である。 図12に示した危険検知システムの変形例を示す説明図である。 図12および図14に示した危険検知システムによるワークの検知状態を示す説明図である。 本発明のさらに他の実施形態にかかる危険検知システムにおけるワークの搬送方向の自動判定のための光軸の利用方法の一例を示す説明図である。 ワークの搬送方向の自動判定処理の流れを示すフローチャートである。 従来の危険検知システムを示す説明図である。 図1に示した危険検知システムに備えられるミューティング用センサの変形例を示す説明図である。 (a)〜(e)は、ミューティングセンサの検知モードの切替方法の例を示す説明図である。
本発明の一実施形態について説明する。
(1−1.危険検知システムSの全体構成)
図1は、本実施形態にかかる危険検知システムSの設置例を示す説明図である。この図に示すように、危険検知システムSは、危険検知用センサ1、表示灯2a,2b、ミューティング用センサ(センサ装置)5a,5bを備えている。
危険検知用センサ1は、ワーク(検知対象物)Wを安全側から危険側へ向けて搬送する搬送装置Cの搬送路を挟んで対向配置された投光器10と受光器20とを備えている。投光器10には複数の発光素子11が鉛直方向に沿って一列に並べて配置されており、受光器20には発光素子11と同数の受光素子21(後述する図2参照)が発光素子11と一対一の関係で対向して光軸を形成するように配置されている。これにより、複数の光軸による鉛直方向に沿った2次元の検知エリアLCが設定されている。
ミューティング用センサ(ミューティングトリガ装置)5aは、危険検知用センサ1に対して搬送装置Cの搬送方向上流側に配置されており、搬送装置Cを挟んで対向配置された投光器50と受光器60とを備えている。投光器50には複数の発光素子51が水平方向に沿って一列に並べて配置されており、受光器60には発光素子51と同数の受光素子61(後述する図5参照)が発光素子51と一対一の関係で対向してそれら両素子の間に光軸L1が形成されるように配置されている。すなわち、ミューティング用センサ5aは、発光素子51と受光素子61とのペアを複数備えている。
同様に、ミューティング用センサ(ミューティングトリガ装置)5bは、危険検知用センサ1に対して搬送装置Cの搬送方向下流側に配置されており、搬送装置Cを挟んで対向配置された投光器50と受光器60とを備えている。投光器50には複数の発光素子51が水平方向に沿って一列に並べて配置されており、受光器60には発光素子51と同数の受光素子61(後述する図5参照)が発光素子51と一対一の関係で対向してそれら両素子の間に光軸L1が形成されるように配置されている。
危険検知用センサ1が検知エリアLC(検知領域)への物体の侵入を検知したときに出力する検出信号(異常検知信号)は、危険領域内の製造設備の電源供給回路(図示せず)に出力され、上記製造設備への電源供給が停止されるようになっている。ただし、本実施例では、複数のミューティング用センサ5a,5bの光軸が予め定められたシーケンスで遮光される正常状態が検知されている期間中はミューティング機能が作動し、上記検出信号が無効化されて危険検知用センサ1が物体を検知しても製造設備が停止しないようになっている。
表示灯2a,2bは、それぞれ投光器10,受光器20の筐体の上部に設けられており、ミューティング中に点灯し、異常が生じたとき(危険検知用センサ1が非ミューティング中に物体を検知したとき)に点滅する。
(1−2.危険検知用センサ1の構成)
図2は、危険検知用センサ1の構成を示すブロック図である。
投光器10の筐体内には、LEDからなる複数の発光素子11、発光素子11毎に設けられた駆動回路12、光軸順次選択回路13、制御回路14、記憶回路15、電源回路16、通信回路17、表示回路18などが設けられている。
受光器20の筐体内には、フォトダイオードからなる複数の受光素子21、受光素子21毎に設けられたアンプ22およびアナログスイッチ23、光軸順次選択回路24、制御回路25、各アナログスイッチ23から制御回路25への出力ラインに設けられたアンプ26、記憶回路27、モニタ回路28、電源回路29、出力回路30、通信回路31、および表示回路32などが設けられている。
通信回路17,31は、RS485の規格に対応している。電源回路16,29は、それぞれ共通の外部電源6から電源の供給を受けて、筐体内の回路を動かすための電力を生成する。制御回路14,25はマイクロコンピュータであって、通信回路17,31を介して相互に通信を行うことによって、タイミングを合わせて動作する。表示回路18,32は、上述した表示灯2a,2bの制御を行う。
受光器20内の出力回路30は、危険領域内の製造設備への電源供給回路に組み込まれたスイッチ機構(図2において外部接続7と表記)に接続されている。出力回路30からの出力がオン状態(ハイレベル)であればスイッチ機構が閉じて危険領域内の製造設備に電源が供給されるが、出力回路30らの出力がオフ状態(ローレベル)であればスイッチ機構が開いて製造設備は停止する。
投光器10および受光器20の各光軸順次選択回路13,24は、各光軸を1つずつ順に有効にするためのゲート回路である。投光器10および受光器20の各制御回路14,25は相互通信により各光軸順次選択回路13,24における光軸の選択を同期するタイミングで切り替えてタイミング信号を出力する。これにより、投光器10の各光軸の発光素子11が順に点灯し、これに合わせて受光器20において点灯した発光素子11に対応する受光素子21に生じた受光量信号が制御回路25に入力される。
制御回路14,25は、各光軸の受光量を所定の閾値と比較することにより、各光軸が入光/遮光のいずれの状態であるかを判定する。さらに、制御回路14,25は、光軸の選択が一巡する毎に光軸毎の判定結果を統合して検知エリアLCの全体としての入光/遮光を判定する。
記憶回路15,27には、制御回路14,25の動作に必要なプログラムや各種パラメータ、異常の検知履歴データなどが保存される。
投光器10および受光器20の間の通信ラインおよび外部電源6と各電源回路16,29との間の電源ラインは、分岐コネクタ9を介して変換器4に連結される。
変換器4には、RS485規格の通信回路41、制御回路42、変換回路43、およびお電源回路44などが設けられている。投光器10および受光器20の間の通信線および電源ラインは、分岐コネクタ9により分岐され、通信線の分岐路は変換器4の通信回路41に、電源ラインの分岐路は電源回路44に、それぞれ接続される。
電源回路44は、分岐された電源ラインを介して外部電源6から電源の供給を受けて、変換器4内の回路を動作させるための電力を生成する。変換回路43は、投光器10および受光器20の制御回路14,25が扱うRS485規格の信号とRS282C又はUSB規格の信号とを相互に変換する機能を有している。RS282CまたはUSB用のポートは、PC(パーソナルコンピュータ)8に接続されている。
PC8は、危険検知用センサ1の動作設定時や動作状態を確認したい場合などに接続される。ユーザがPC8に対して危険検知用センサ1の動作に関わる設定(ミューティングに関する設定を含む)のための操作を行うと、設定された情報は変換器4および通信回路17,31を介して投光器10および受光器20の各制御回路14,25に与えられ、記憶回路15,27に登録される。また、PC8において、各記憶回路15,27に保存された情報の読み出しを指定する操作が行われた場合にも、この操作に伴うコマンドが上記と同じルートで投光器10および受光器20の各制御回路14,25に与えられ、制御回路14,25がコマンドに応じて記憶回路15,27から読み出した情報が上記とは逆のルートでPC8へと伝送される。
投光器10のミューティング用入力回路19は、ミューティング用センサ5a,5bからの検出信号を受け付ける。なお、本実施形態ではミューティング用入力回路19を投光器10に設けているが、これに限らず、例えば受光器20に設けてもよい。
図3は、ミューティング用センサ5a,5bとミューティング用入力回路19との接続関係を示す説明図である。
詳細は後述するが、本実施形態では、ミューティング用センサ5aの複数の光軸L1,L1,・・・の一部をトリガチャンネル(検知光軸)A1、他の一部をトリガチャンネル(検知光軸)B1として機能させる。また、ミューティング用センサ5bの複数の光軸L1,L1,・・・の一部をトリガチャンネル(検知光軸)A2、他の一部をトリガチャンネル(検知光軸)B2として機能させる。そして、トリガチャンネルA1,A2からの出力は、OR回路58を介してミューティング用入力回路19に入力され(ミューティング入力A)、トリガチャンネルB1,B2からの出力はOR回路59を介してミューティング用入力回路19に入力される(ミューティング入力B)。なお、本実施形態では、OR回路(ミューティング処理部)58および59を、後述する出力回路69に設けている。ただし、これに限らず、OR回路58および59を危険検知用センサ1に設けてもよく、ミューティング用センサ5a,5bの出力回路69と危険検知用センサ1との間に備えられる他の装置に設けてもよい。
ミューティング用入力回路19に入力された上記各信号(ミューティング入力A,B)は、投光器10側の制御回路14に入力され、さらに通信回路17,31を介して受光器20側の制御回路25に伝送される。
制御回路(ミューティング処理部)14,25は、ミューティング入力A,Bに基づいてミューティング機能のオン/オフを制御する。すなわち、制御回路14,25は、複数のミューティング用センサ5a,5bからの出力が予め定めた開始シーケンスで入力された時にミューティングを開始させ、予め定めた終了シーケンスで入力された時にミューティングを終了させ、ミューティングを開始してから終了するまでの間、危険検知用センサ1の検知結果に基づく製造設備の停止機能を無効にする。この無効処理がミューティング処理である。これにより、ミューティング中は検知エリアLCの遮光状態が検出された場合でも出力停止機能が働かず、出力回路30がハイレベルの信号を出力する状態に維持される。
(1−3.ミューティング機能の制御方法)
図4は、ミューティング機能の制御方法の一例を示す説明図である。なお、図4では、ミューティング入力A,Bを単に「A,B」と記載し、検知エリアLCを単に「LC」と記載している。
図4に示す例では、ミューティングにかかるシーケンスを7つのステージに分割している。
<ステージ1>は、ワークWが安全側のトリガチャンネルA1,B1よりも上流に位置しているときの状態に対応している。
<ステージ2>は、ワークWが安全側の上流寄りのトリガチャンネルA1の光軸を遮光する位置まで進んだ状態に対応している。
<ステージ3>は、ワークWが安全側の下流寄りのトリガチャンネルB1の光軸を遮光する位置まで進んだ状態に対応する。また、この実施例では、<ステージ3>に入ってから一定時間Tが経過したときにミューティングを開始する。
<ステージ4>は、このミューティングが開始されたときの状態に対応している。この段階では、ワークWはまだ検知エリアLCに達していない。
<ステージ5>は、ワークWにより検知エリアLCが遮光されている状態に対応している。
<ステージ6>は、ワークWが検知エリアLCを通過し、危険側のトリガチャンネルA2,B2の各光軸を遮光している状態に対応している。この実施例では、<ステージ6>の状態からワークWがさらに進行し、トリガチャンネルA2の光軸が遮光されていない状態になったとき(すなわち、ミューティング入力Aがオンからオフに切り替えられたとき)に、ミューティングを終了する。
<ステージ7>は、ミューティングの終了時の状態に対応している。
図4に示したように、正常時には、<ステージ5>以外の各ステージでは、検知エリアLCはいずれも遮光されていない状態となる。また、この実施例では、各トリガチャンネルA1とA2との間隔、およびトリガチャンネルB1とB2との間隔を、それぞれ、ワークWにおける搬送方向に沿った長さより短くなるように設定する。したがって、正常時には、<ステージ3>が開始されてから<ステージ6>が終了するまでの間は、常にミューティング入力A,Bがオン状態になる。
次に、各ステージにおける主な異常検出処理に関して説明する。
<ステージ1>では、ミューティング入力A,Bが<ステージ2>および<ステージ3>に進む条件を満たさない変化をしたことを異常として検出する。また、<ステージ2>では、次の<ステージ3>に進んだことを示す事象(ミューティング入力Bがオフからオンに切り替わること)が、所定の最小待ち時間が経過する前に生じたこと、およびミューティング入力Bの切り替わりが所定の最大待ち時間が経過しても発生しなかったことを異常として検出する。
<ステージ3>では、次の<ステージ4>に進む条件である待ち時間Tが経過するより前に検知エリアLCが遮光されたことを異常として検出する。<ステージ4><ステージ5><ステージ6>では、<ステージ2>と同様に、次のステージに進んだことを示す事象が所定の最小待ち時間が経過する前に生じたこと、および所定の最大待ち時間が経過しても当該事象が生じなかったことを異常として検出する。なお、最小待ち時間および最大待ち時間はステージ毎に個別に設定することができる。
<ステージ7>では、ミューティング入力Bがオフになる前にミューティング入力Aが再びオン状態になったことを異常として検出する。
また、<ステージ5>以外の各ステージでは、検知エリアLCが遮光されたことを異常として検出する。また、特定の形状のワークWのみを通過させるためにワークWにより遮光される光軸が登録されている場合、<ステージ5>では、検知エリアLC中の登録外の光軸が遮光されたことや、登録された光軸が遮光されなかったことを異常として検出するようにしてもよい。
さらに、<ステージ2>〜<ステージ6>では、オン状態で維持されるべきミューティング入力A,Bのいずれかがオフ状態に切り替わったことが異常として検出される。
(1−4.ミューティング用センサ5a,5bの構成)
図5は、ミューティング用センサ5a,5bの構成を示すブロック図である。
投光器50の筐体内には、LEDからなる複数の発光素子51、発光素子51毎に設けられた駆動回路52、光軸順次選択回路53、制御回路(制御部)54、記憶回路55、電源回路56、通信回路57などが設けられている。
受光器60の筐体内には、フォトダイオードからなる複数の受光素子61、受光素子61毎に設けられたアンプ62およびアナログスイッチ63、光軸順次選択回路64、制御回路(制御部)65、各アナログスイッチ63から制御回路65への出力ラインに設けられたアンプ66、記憶回路67、電源回路68、出力回路(ミューティング処理部)69、通信回路70などが設けられている。
通信回路57,70は、RS485の規格に対応している。電源回路56,68は、それぞれ共通の外部電源6bから電源の供給を受けて、筐体内の回路を動かすための電力を生成する。制御回路54,65はマイクロコンピュータであって、通信回路57,70を介して相互に通信を行うことによって、タイミングを合わせて動作する。
受光器60内の出力回路69は、前述したOR回路58,59を備えており、上述したミューティング入力A,Bをミューティング用入力回路19に出力する。
投光器50および受光器60の各光軸順次選択回路53,64は、各光軸を1つずつ順に有効にするためのゲート回路である。投光器50および受光器60の各制御回路54,65は相互通信により各光軸順次選択回路53,64における光軸の選択を同期するタイミングで切り替えてタイミング信号を出力する。これにより、投光器50の各光軸の発光素子51が順に点灯し、これに合わせて受光器60において点灯した発光素子51に対応する受光素子61に生じた受光量信号が制御回路25に入力される。なお、本実施形態では、制御回路54,65が、複数の光軸のうちの一部をトリガチャンネル(検出光軸)A1(A2)として選択し、他の一部をトリガチャンネル(検出光軸)B1(B2)として選択する。トリガチャンネルの選択方法については後述する。
制御回路54,65は、各光軸の受光量を所定の閾値と比較することにより、各光軸が入光/遮光のいずれの状態であるかを判定する。さらに、制御回路54,65は、各トリガチャンネルに含まれる光軸の選択が完了する毎に光軸毎の判定結果を統合して当該トリガチャンネルの全体としての入光/遮光を判定する。
記憶回路55,67には、制御回路54,65の動作に必要なプログラムや各種パラメータなどが保存される。
投光器50および受光器60の間の通信ラインおよび外部電源6bと各電源回路56,68との間の電源ラインは、分岐コネクタ9bを介して変換器4bに連結される。
変換器4bには、RS485規格の通信回路41b、制御回路42b、変換回路43b、およびお電源回路44bなどが設けられている。投光器50および受光器60の間の通信線および電源ラインは、分岐コネクタ9bにより分岐され、通信線の分岐路は変換器4bの通信回路41bに、電源ラインの分岐路は電源回路44bに、それぞれ接続される。
電源回路44bは、分岐された電源ラインを介して外部電源6bから電源の供給を受けて、変換器4b内の回路を動作させるための電力を生成する。変換回路43bは、投光器50および受光器60の制御回路54,65が扱うRS485規格の信号とRS282C又はUSB規格の信号とを相互に変換する機能を有している。RS282CまたはUSB用のポートは、PC(パーソナルコンピュータ)8に接続されている。
PC8は、ミューティング用センサ5a,5bの動作設定時や動作状態を確認したい場合などに接続される。ユーザがPC8に対してミューティング用センサ5a,5bの動作に関わる設定のための操作を行うと、設定された情報は変換器4bおよび通信回路57,70を介して投光器50および受光器60の各制御回路54,65に与えられ、記憶回路55,67に登録される。また、PC8において、各記憶回路55,67に保存された情報の読み出しを指定する操作が行われた場合にも、この操作に伴うコマンドが上記と同じルートで投光器50および受光器60の各制御回路54,65に与えられ、制御回路54,65がコマンドに応じて記憶回路55,67から読み出した情報が上記とは逆のルートでPC8へと伝送される。
(1−5.ミューティング用センサ5a,5bによる検知動作)
図6の(a)〜(f)は、ミューティング用センサ5a(5b)の各光軸および検知対象物Wを各光軸に平行な方向から見た状態を示す説明図である。
図6の(a)に示すように、本実施形態では、制御回路(制御部)54,65は、ワークWがミューティング用センサ5a(5b)の検知範囲に搬送される前の初期状態では、トリガチャンネルA1(A2),B1(B2)として検知対象物Wの移動方向に沿ってずれた位置に配置された光軸をそれぞれ1つ選択する第1モードの処理を行う。
その後、図6の(b),(c)に示すように、ワークWが搬送されてトリガチャンネルA1(A2)を遮光すると、制御回路54,65は、初期状態(第1モード)においてトリガチャンネルA1(A2)として選択していた光軸および当該光軸の両隣りの光軸の合計3つの光軸をトリガチャンネルA1(A2)とする第2モードに切り替える。これにより、図6の(d)に示すようにワークWの揺れが生じた場合や、ワークWに開口部が存在する場合等であっても、トリガチャンネルA1(A2)によってワークWをより安定的に検出することができる。
なお、初期状態(第1モード)においてトリガチャンネルA1(A2)として選択した上記1つの光軸の遮光が生じていない場合には、制御回路54,65は、トリガチャンネルA1(A2)を初期状態のまま維持して遮光されることを監視する。また、トリガチャンネルA1(A2)を第2モードに切り替えた後、トリガチャンネルA1(A2)に含まれる全ての光軸の遮光が解除されるまで(トリガチャンネルA1(A2)に含まれる全ての光軸が入光状態になるまで)は、制御回路54,65は、トリガチャンネルA1(A2)を第2モードに維持する。
その後、図6の(e)に示すように、ワークWがさらに搬送されてトリガチャンネルB1(B2)を遮光すると、制御回路54,65は、初期状態(第1モード)においてトリガチャンネルB1(B2)として選択していた光軸および当該光軸の両隣りの光軸の合計3つの光軸をトリガチャンネルB1(B2)とする第2モードに切り替える。なお、初期状態(第1モード)においてトリガチャンネルB1(B2)の遮光が生じていない場合には、制御回路54,65は、トリガチャンネルB1(B2)を初期状態のまま維持して遮光されることを監視する。また、トリガチャンネルB1(B2)を第2モードに切り替えた後、トリガチャンネルB1(B2)の遮光が解除されるまで(トリガチャンネルB1(B2)が入光状態になるまで)は、制御回路54,65は、トリガチャンネルB1(B2)を第2モードに維持する。
その後、図6の(f)に示すように、ワークWがさらに搬送されてトリガチャンネルA1(A2)に含まれる全ての光軸の遮光が解除されると、制御回路54,65は、トリガチャンネルA1(A2)として選択する光軸を初期状態(第1モード)に戻す。また、ワークWがさらに搬送されてトリガチャンネルB1(B2)の遮光が解除されると、制御回路54,65は、トリガチャンネルB1(B2)として選択する光軸を初期状態(第1モード)に戻す。
このように、本実施形態では、ミューティング用センサ5a(5b)における互いに異なる位置に前記第1モードの検知光軸(トリガチャンネルA1,B1(A2,B2))を複数設定可能であり、第2モードにおいて、前記複数の第1モードの検知光軸それぞれに対して当該第1モードの検知光軸以外の光軸を追加した複数の第2モードの検知光軸を設定できるようになっている。また、第1モードと第2モードとの切り替えをトリガチャンネル毎に行えるようになっている。
(1−6.危険検知システムSの利点)
図7の(a)は図18に示した従来のセンサ装置100によるワークの検知状態、(b)は本実施形態にかかる危険検知システムSによるワークの検知状態を示す説明図である。
図7の(a)に示すように、従来のセンサ装置100では、ミューティング用センサ103〜106として単光軸センサを用いている。このため、ワークW1のように穴や切欠き等のない単純な形状のワークの場合にはワークをセンサ装置100によって適切に検知できても、例えばワークW2のようにミューティング用センサの検知高さに対応する位置に穴が開いていたり、ワークW3のようにミューティング用センサの検知高さに対応する位置に切り欠き部が存在していたり、パレットPのようにミューティング用センサの検知高さに対応する位置に空洞部が存在する場合などには、それらの部位が検知付可(ND)となって適切に検知できない場合がある。
これに対して、本実施形態にかかる危険検知システムSでは、図7の(b)に示すように、初期状態ではトリガチャンネルとして1つの光軸を選択し、このトリガチャンネルによってワークWが検知されたときにトリガチャンネルとして用いる光軸数を増加させる(トリガチャンネルの検知光軸を拡張する)。これにより、ワーク(あるいはパレット)の形状が複雑な場合であっても、ワーク(あるいはパレット)を適切に検知できる。
また、図8は、ワークが搬送方向の前後に搖動した場合の検知結果を示す説明図であり、(a)はトリガチャンネルを1つの光軸のまま固定した比較例、(b)は本実施形態にかかる危険検知システムS(トリガチャンネルの光軸数(検知エリア)を拡大する実施例)を示している。
図8の(a)の比較例では、ワークWが搬送方向の前後に搖動した場合にトリガチャンネルの出力信号にチャタリングが生じ、ワークWが正常に搬送されている場合(上記の搖動が許容範囲である場合)であってもミューティング機能がオフされてしまう場合がある。
これに対して、本実施形態によれば、図8の(b)に示すように、トリガチャンネルA1,B1の検知光軸をワークWの揺れ幅よりも広い範囲に拡張することにより、ワークWの搖動が生じた場合であってもワークWの検知を適切に行い、ミューティング機能が不適切にオフされてしまうことを防止できる。
また、上述したように近年高度化するミューティング用アプリケーションとして利用する場合でも、複雑な設定などを必要とすることなく、簡単に安定したミューティングトリガ信号を供給できる。これにより、ユーザがより安定してミューティング機能を使用することができるようになるので、生産現場での生産性向上および生産性維持を図ることができる。
(1−7.トリガチャンネルの選択方法の変形例)
本実施形態では、初期状態(第1モード)において各トリガチャンネルとして選択する光軸を1つとし、当該トリガチャンネルによってワークWが検知されたときに当該トリガチャンネルとして選択する光軸を3つに拡張して第2モードに切り替える構成について説明したが、これに限るものではない。また、ミューティング用センサ5a,5bに備えられる光軸の数についても特に制限されるものではない。また、各トリガチャンネルの位置およびトリガチャンネルの設置数についても特に限定されるものではない。
例えば、図9に示すように、初期状態(第1モード)において各トリガチャンネルとして選択する光軸を3つとし、当該トリガチャンネルによってワークWが検知されたとき(当該トリガチャンネルに属する各光軸が遮光されたとき、あるいは当該トリガチャンネル属する各光軸のうちの所定数の光軸が遮光されたとき)に当該トリガチャンネルとして選択する光軸を5つに拡張して第2モードに切り替えるようにしてもよい。
なお、ユーザによるトリガチャンネルとして用いる光軸の設定方法は特に限定されるものではなく、例えば、危険検知システムSに備えられるディップスイッチ等の入力手段(図示せず)を用いて行うようにしてもよく、危険検知システムSに対して通信可能に接続された他の装置(例えばPC8等)を介して行うようにしてもよい。
(1−8.ミューティング用センサの変形例1)
本実施形態では、発光素子51および受光素子61が水平方向に沿って一列に並べて配置された構成の投光器50および受光器60を用いる構成について説明したが、これに限るものではない。
図10の(a)〜(c)は、それぞれ、ミューティング用センサ5a(5b)の変形例を示す説明図であり、ミューティング用センサ5a(5b)に備えられる各光軸をワークWの搬送方向に直交する方向から見た状態を示している。また、図中のハッチングを施した光軸はトリガチャンネルA1(B1),A2(B2)を示しており、白抜きの光軸はトリガチャンネルとして選択していない光軸を示している。
図10の(a)に示すように、初期状態(第1モード)においてトリガチャンネルとして選択する光軸の周囲に複数の光軸を配置しておき、初期状態でトリガチャンネルとして選択した光軸によってワークWが検知されたときに当該光軸とその周囲の光軸とを含む複数の光軸をトリガチャンネルとして選択して第2モードに切り替えるようにしてもよい。また、図10の(b)に示すように、トリガチャンネルA1(A2)として用いる複数の光軸と、トリガチャンネルB1(B2)として用いる複数の光軸とが、それぞれ別々の筐体に形成されていてもよい。また、図10の(c)に示すように、各光軸がそれぞれ独立して配置されていてもよい。
(1−9.ミューティング用センサの変形例2)
本実施形態では、危険検知用センサ1に対してワークWの搬送方向の上流側にミューティング用センサ5aを設け、下流側にミューティング用センサ5bを設ける構成について説明したが、これに限るものではない。
例えば、危険検知システムSを危険エリアの出口部に設置する場合、図11に示すように、ミューティング用センサ5a,5bのうちの一方(例えば、危険検知用センサ1に対してワークWの搬送方向下流側(安全側)のミューティング用センサ)を省略してもよい。
(1−10.ミューティング用センサの変形例3)
本実施形態では、ミューティング用センサ5a,5bが別々に備えられている構成について説明したが、これに限るものではない。
例えば、図19に示すように、ミューティング用センサ5bを省略してミューティング用センサ5aを危険検知用センサ1よりもワークWの搬送方向上流側(安全側)の領域と下流側(危険側)の領域とに延伸するように配置し、このミューティング用センサ5aによってトリガチャンネルA1,B1,A2,B2の機能を実現するようにしてもよい。これにより、ミューティング用センサ5a,5bをそれぞれ設ける場合に比べて、配線工数も削減することができる。
(1−11.ミューティング用センサの変形例4)
本実施形態では、ミューティング用センサ5a,5bとして複数の光軸が一列に配列されて一体化された多光軸光電センサを用いているがこれに限るものではない。例えば、単光軸光電センサを多数配置することでミューティング用センサ5a,5bを構成し、それらの一部を初期状態においてトリガチャンネルとして用い、ワークWの検知状態に応じて他の単光軸光電センサを用いてトリガチャンネルを拡張するようにしてもよい。また、単光軸光電センサと多光軸光電センサとの組み合わせによってミューティング用センサ5a,5bを構成してもよい。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について説明する。なお、説明の便宜上、実施形態1と同じ機能を有する部材については同じ符号を付し、その説明を省略する。
実施形態1では、ミューティング用センサ5a,5bとして、複数の発光素子51を備えた投光器50と各発光素子51に対応する受光素子61を備えた受光器60とを、各発光素子51および各受光素子61が水平方向(ワークWの移動方向)に沿って並ぶように配置する構成について説明した。
これに対して、本実施形態では、図12に示すように、複数のミューティング用センサ5a,5bをそれぞれ直列に連結するとともに、各発光素子51および各受光素子61が鉛直方向(ワークWの移動方向と交差する方向)に並ぶように配置し、それぞれのミューティング用センサ5a,5bの光軸の一部をトリガチャンネル(検知光軸)として用いる。なお、図12においてハッチングを付した光軸はトリガチャンネルとして選択された光軸を示しており、白抜きの光軸はトリガチャンネルとして選択されていない光軸を示している。
これにより、図13および図15の(a)に示すように、例えばワークWが車のシャーシ等の大型かつ複雑な形状である場合でも、ワークWを適切に検知することができる。
なお、図14および図15の(b)に示すように、複数のミューティング用センサ5a,5bをそれぞれ直列に連結するとともに、各発光素子51および各受光素子61が鉛直方向に対して傾斜した方向(ワークWの移動方向と交差する方向。検知対象物の移動方向に対して0度より大きく、90度未満の角度。)に並ぶように配置し、それぞれのミューティング用センサ5a,5b自体を1つのトリガチャンネルとして用いてもよい。
また、この場合、図20の(a)に示すように、初期状態(第1モード)では、各ミューティング用センサ5a,5bに備えられる複数の光軸のうちの1つの光軸(所定の光軸)をトリガチャンネルとして用い、初期状態においてトリガチャンネルとした光軸が遮光された場合に当該光軸の周囲の光軸(あるいは全ての光軸)を当該トリガチャンネルに加えて第2モードに切り替えるようにしてもよい。なお、図20においてもハッチングを付した光軸はトリガチャンネルとして選択された光軸を示しており、白抜きの光軸はトリガチャンネルとして選択されていない光軸を示している。
あるいは、図20の(b)に示すように、初期状態(第1モード)では、各ミューティング用センサ5a,5bに備えられる複数の光軸のうちの所定数(2以上の整数)の光軸(所定範囲の光軸)をトリガチャンネルとして用い、初期状態においてトリガチャンネルとして選択した光軸が全て遮光された場合に当該各光軸の周囲の光軸(あるいは全ての光軸)を当該トリガチャンネルに加えて第2モードに切り替えるようにしてもよい。
また、図20の(c)に示すように、初期状態(第1モード)では各ミューティング用センサ5a,5bに備えられる複数の光軸のうちの一部(所定の光軸)をトリガチャンネルとして用い、初期状態においてトリガチャンネルとした各光軸のうちの所定数以上の光軸が共に遮光された場合に当該光軸の周囲の光軸(あるいは全ての光軸)を当該トリガチャンネルに加えて第2モードに切り替えるようにしてもよい。
これにより、図13の構成と同様、ワークWが車のシャーシ等の大型かつ複雑な形状の場合であっても、ワークWを適切に検知することができる。また、ワークWが搬送方向の前後方向に搖動した場合のワークWの検知能力を向上させることができる。
また、図15の(c)に示すように、制御回路54,65が、ミューティング用センサ5a,5bの全ての発光素子と受光素子との間に光軸を形成させておき、初期状態では所定の検知光軸に含まれる所定数(例えば3個)の光軸が同時に遮光されたときに検知対象物を検知したと判定する低解像度モードの処理を行い、初期状態において検知対象物を検知したと判定したときに、上記検知光軸に含まれる各光軸を光軸毎に用いて上記検知対象物の検知を行う高解像度モードの処理に切り替えるようにしてもよい。
また、図20の(d)に示すように、低解像度モード(初期状態)において、各ミューティング用センサ5a,5bに備えられる複数の光軸のうちの一部(所定の光軸)をトリガチャンネルとして用い、連続する所定数(例えば図では3個)のトリガチャンネルが同時に遮光されたときに検知対象物を検知したと判定するようにしてもよい。
また、図20の(e)に示すように、制御回路54,65が、ミューティング用センサ5a,5bにおける所定範囲の光軸を低解像度モード(部分低解像度モード)で用い、低解像度モードにおいて上記所定範囲内における連続する所定数(例えば図では2個)のトリガチャンネルが同時に遮光されたときに検知対象物を検知して上記所定範囲を高解像度モードに切り替えるようにしてもよい。
また、低解像度モードと高解像度モードとを用いる上記の各構成において、高解像度モードの処理を開始した後、検知光軸内の全ての光軸が入光状態(遮光が解除された状態)になったときに、低解像度モードに戻すようにしてもよい。
これらの例のように、低解像度モードと高解像度モードとを切り替えて用いることにより、ワークWをより安定して検知するとともに、ワークWが搬送方向に搖動した場合でもワークWを適切に検知することができる。
〔実施形態3〕
本発明のさらに他の実施形態について説明する。なお、説明の便宜上、上述した実施形態と同じ機能を有する部材については同じ符号を付し、その説明を省略する。
上記各実施形態では、各ミューティング用センサ5a,5bに対するワークWの搬送方向が一定である場合について説明した。これに対して、本実施形態では、ミューティング用センサ5a,5bがワークWの搬送方向を自動的に判定する。
図16は、ミューティング用センサ5a,5bにワークの搬送方向の自動判定機能を実現するための光軸の利用方法の一例を示す説明図である。図16の(a)に示すように、本実施形態では、ミューティング用センサ5a,5bにおける一端側の光軸である最上位光軸D1、および他端側の光軸である最下位光軸D2を、方向判定用光軸として用いる。
図17は、ワークの搬送方向の自動判定処理の流れを示すフローチャートである。この図を参照しながら、搬送方向の自動判定処理について説明する。
まず、制御回路54,65は、記憶回路55,67からデフォルト方向設定を読み込む(S1)。本実施形態では、図16の(a)に示したように、デフォルト方向設定では、一端側から3番目の光軸がトリガチャンネルA1(A2)として設定され、他端側から3番目の光軸がトリガチャンネルB1(B2)として設定されている。
次に、制御回路54,65は、記憶回路55,67に記憶させている方向チェックフラグがオン(ON)になっているか否かを判断する(S2)。なお、デフォルト状態では方向チェックフラグはオンに設定されている。
S2において方向チェックフラグがオンになっていると判断した場合、制御回路54,65は、最下位光軸D2が遮光されたか否かを判断する(S3)。
S3において最下位光軸D2が遮光されたと判断した場合、制御回路54,65は、ワークの搬送方向が他端側から一端側に向かう方向であると判断し、図16の(c)に示すように、他端側から3番目の光軸をトリガチャンネルA1(A2)とし、一端側から3番目の光軸をトリガチャンネルB1(B2)とするように方向設定を変更し(S4)、S8の処理に移行する。
S3において最下位光軸D2が遮光されていないと判断した場合、制御回路54,65は、最上位光軸D1が遮光されたか否かを判断する(S5)。
S5において最上位光軸D1が遮光されたと判断した場合、制御回路54,65は、ワークの搬送方向が一端側から他端側に向かう方向であると判断し、図16の(b)に示すように、デフォルト方向設定を維持し(S7)、S8の処理に移行する。
S5において最上位光軸D1が遮光されていないと判断した場合、制御回路54,65は、最上位光軸D1および最下位光軸D2以外の光軸が遮光されたか否かを判断する(S6)。
S6において最上位光軸D1および最下位光軸D2以外の光軸が遮光されたと判断した場合、制御回路54,65は、図16の(d)に示すように、デフォルト方向設定を維持し(S7)、S8の処理に移行する。
S8の処理では、制御回路54,65は、記憶回路55,67に記憶させている方向チェックフラグをオフ(OFF)に切り替える(S8)。
S2において方向チェックフラグがオフであると判断した場合、S6でD1,D2以外の光軸が遮光されていない(全ての光軸が遮光されていない)と判断した場合、およびS8で方向チェックフラグをオフに設定した後、制御回路54,65は、全ての光軸が入光状態(遮光されていない状態)であるか否かを判断する(S9)。
S9において全ての光軸が入光状態ではないと判断した場合、制御回路54,65は、S9の処理を継続して全ての光軸が入光状態になることを監視する。
S9において全ての光軸が入光状態であると判断した場合、制御回路54,65は、記憶回路55,67に記憶させている方向チェックフラグをオンに切り替え(S10)、処理を終了する(あるいはS1の処理に戻る)。
なお、ワークの搬送方向の判定処理に基づいてミューティング用のトリガチャンネルA1,B1(A2,B2)の位置関係を切り替える以外は、実施形態1,2の処理と同様の処理を行う。
これにより、ワークの搬送方向が不定の場合であっても、危険検知システムSが自動的にワークの搬送方向を判定して処理を行うことができる。
なお、トリガチャンネルの設置位置および設置数は前述した各実施形態に示した位置および数に限るものではない。例えば、前述した各実施形態において、制御回路54,65が、第1モードおよび第2モードにおける各トリガチャンネルの設置位置および設置数を任意に設定して記憶回路55,67に記憶させておき、出力回路69からそれぞれのトリガチャンネルに対応した出力を行うようにしてもよい。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、所定領域を移動する検知対象物を検知するセンサ装置、およびそれを備えた危険検知システムに利用することができる。
1 危険検知用センサ
5a,5b ミューティング用センサ(センサ装置、多光軸光電センサ)
50 投光器
51 発光素子
54 制御回路(制御部)
58,59 OR回路(出力部)
60 受光器
61 受光素子
65 制御回路(制御部)
69 出力回路(出力部)
A1,B1,A2,B2 トリガチャンネル
C 搬送装置
D1 最上位光軸
D2 最下位光軸
L1 光軸
LC 検知エリア
S 危険検知システム
W、W1,W2 ワーク(検知対象物)

Claims (8)

  1. 複数の発光素子を有する投光部と、
    前記複数の発光素子のそれぞれに対応する複数の受光素子を有し、前記各受光素子は対応する発光素子が発光した光を受光して受光信号を生じる受光部と、
    それぞれ対応する前記発光素子と前記受光素子とで形成される複数の光軸のうち少なくとも一つの光軸を検知光軸とする第1モードと、前記第1モードで検知光軸とした光軸に、前記第1モードの検知光軸以外の光軸を追加して検知光軸とする第2モードとを有し、各モードにおいて検知光軸となっている前記受光素子の前記受光信号から非検知状態と検知状態とを判定する制御部と、
    前記制御部の判定結果に応じて出力を行う出力部と、を備え、
    前記制御部は、前記第1モードにおいて、前記第1モードの検知光軸の全ての光軸の受光素子の受光信号が入光状態に対応する信号である非検知状態から前記第1モードの検知光軸の少なくとも一つの光軸の受光素子の受光信号が遮光状態に対応する信号である検知状態に変化したとき、前記第2モードに切り替えるセンサ装置。
  2. 前記複数の光軸が検知対象物の移動方向に沿って並べて配置されており、
    前記第2モードの検知光軸は、前記第1モードの検知光軸よりも前記移動方向の反対側の位置にある光軸を含む請求項1に記載のセンサ装置。
  3. 前記複数の光軸が検知対象物の移動方向に沿って並べて配置されており、
    前記第2モードの検知光軸は、前記第1モードの検知光軸よりも前記移動方向側の位置にある光軸を含む請求項1または2に記載のセンサ装置。
  4. 前記複数の発光素子および前記複数の受光素子は、それぞれ直線状に整列配置されており、
    前記投光部および前記受光部は、前記発光素子の並びの方向および前記受光素子の並びの方向が検知対象物の移動方向に対して0度より大きく、90度より小さい角度をなすように配置されている、請求項1に記載のセンサ装置。
  5. 前記制御部は、前記第2モードの状態において、前記第2モードの検知光軸の少なくとも一つの光軸の受光素子の受光信号が遮光状態に対応する信号である検知状態から、前記第2モードの全ての検知光軸の受光素子の受光信号が入光状態に対応する信号である非検知状態に変化したとき、前記第1モードに切り替える、請求項1から4のいずれか1項に記載のセンサ装置。
  6. 前記制御部は、前記複数の光軸の異なる位置に前記第1モードの検知光軸を複数設定可能であり、前記第2モードにおいて、前記複数の第1モードの検知光軸それぞれに対して当該第1モードの検知光軸以外の光軸を追加した複数の第2モードの検知光軸を設定可能であり、
    前記出力部は、前記複数の検知光軸それぞれに対応する判定結果をそれぞれ出力する請求項1から5のいずれか1項に記載のセンサ装置。
  7. 前記第1モードにおいて、前記検知光軸は複数の光軸を含み、前記制御部は、前記第1モードにおいて前記検知光軸のうちの所定数の光軸が共に遮光されている状態になったときに検知対象物を検知したと判定し、さらに、前記第2モードにおいて、前記検知光軸に含まれるいずれかの光軸が遮光されたときに検知対象物を検知したと判定する、請求項4に記載のセンサ装置。
  8. 危険検知用センサと、
    前記出力部が、前記危険検知用センサのミューティング入力に前記判定結果に応じた出力を行う請求項1から7のいずれか1項に記載のセンサ装置と、を備える危険検知システム。
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