JP6443111B2 - 照明制御システム、照明制御方法および照明制御プログラム - Google Patents

照明制御システム、照明制御方法および照明制御プログラム Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、照明制御システム、照明制御方法および照明制御プログラムに関する。
従来、スタジオや舞台等は、天井から吊るされたバトンと呼ばれる長尺の装置に取り付けられた複数の照明機器により照明演出がなされている。そして、各照明機器側に設定される制御アドレスを用いて、照明制御装置が各照明機器を遠隔制御する照明制御システムが導入されている。
このような照明制御システムでは、各照明機器が備えるスイッチで制御アドレスを設定し、制御アドレスを設定した照明機器をバトンに吊り込みし、照明制御装置が有する調光用フェーダ等の操作部と各照明機器に設定した制御アドレスとの対応を照明制御装置側に設定するといった一連の設定作業をあらかじめ手作業で行う必要がある。
このように、照明制御システムでは、手作業で設定作業を行わなければならない上、照明機器を吊り込む位置や制御アドレスに変更が生じた場合や、制御アドレスの設定誤りが生じた場合は、各照明機器側で制御アドレスの設定を再度行わなければならず、効率良い設定作業の支障となっていた。
特開2014−120351号公報
本発明が解決しようとする課題は、設定作業の効率を向上させることができる照明制御システム、照明制御方法および照明制御プログラムを提供することである。
実施形態の一例に係る照明制御システムは、検出部と、設定部とを具備する。検出部は、照明制御システムに接続された照明機器を検出する。設定部は、検出部が検出した各照明機器に対し、各照明機器を制御するための制御アドレスであって、各照明機器への操作を受付ける操作部に予め関連付けられた制御アドレスを一括して設定する。
実施形態の一例に係る照明制御システム、照明制御方法および照明制御プログラムによれば、設定作業の効率を向上させることができる。
図1は、実施形態に係る照明制御システムの構成の一例を示すブロック図である。 図2は、実施形態に係る各装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 図3は、実施形態に係るフェーダ番号管理テーブルに格納された情報の一例を示す図である。 図4は、実施形態に係るアドレス管理テーブルに格納された情報の一例を示す図である。 図5は、実施形態に係る照明制御装置が表示する情報の一例を示す第1の図である。 図6は、実施形態に係る照明制御装置が表示する情報の一例を示す第2の図である。 図7は、実施形態に係る照明制御装置における設定処理の一例を示すフローチャートである。 図8は、実施形態に係る照明機器と制御アドレスとフェーダ番号との対応の一例を説明する図である。 図9は、実施形態に係る照明機器情報が表示する画面のバリエーションを示す図である。
以下、図面を参照して、実施形態に係る照明制御システム、照明制御方法および照明制御プログラムを説明する。実施形態において同一の機能を有する構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。なお、以下の実施形態で説明する照明制御システム、照明制御方法および照明制御プログラムは、一例を示すに過ぎず、実施形態を限定するものではない。例えば、以下の実施形態では、照明制御システムは、照明機器以外にも、任意の舞台装置の制御にも適用することができる。なお、以下の各実施形態は、矛盾しない範囲内で適宜組みあわせてもよい。
以下の実施形態に係る照明制御システム1は、照明制御システム1に接続された照明機器10を検出する位置検出部24と、位置検出部24が検出した各照明機器に対し、各照明機器10を制御するための制御アドレスを一括して設定する制御部55とを有する。
また、以下の実施形態に係る照明制御システム1の照明制御装置50は、照明機器10(例えば、10−1〜10−n)に対する操作を受付ける操作部52(例えば、フェーダ52a〜52d)を有する。そして、照明制御システム1は、例えば、照明機器10に対する操作を受付ける操作部52に対応した制御アドレスを、照明機器10に対して設定する。
また、以下の実施形態に係る照明制御システム1は、制御対象から除外する照明機器に対し、操作部52に対応した制御アドレスとは異なる制御アドレスを設定する。
また、以下の実施形態に係るフェーダ52a〜52dには、フェーダ番号等の情報が付与されている。そして、照明制御システム1は、照明機器10に対し、照明機器10に対する操作を受付けるフェーダ52a〜52dに付与された情報を制御アドレスとして設定する。
また、以下の実施形態に係る照明制御システム1は、照明機器10が設置される位置を検出し、当該位置に対応した制御アドレスを各照明機器10に対して設定する。
また、以下の実施形態に係る照明制御システム1は、制御対象とする各照明機器に対して、それぞれ異なる制御アドレスを設定する。
また、以下の実施形態に係る照明制御システム1は、接続された照明機器10から、予め付与されたUID(Unique Identifier)を収集し、UIDが収集された照明機器10に対して制御アドレスを設定する。
また、以下の実施形態に係る照明制御システム1は、各照明機器10の設置位置と、各照明機器10に設定された制御アドレスと、各照明機器10に対する操作を受付けるフェーダ52a〜52dの識別情報とを表示する。
また、以下の実施形態に係る照明制御システム1は、接続された照明機器10から、機器型番等の照明機器の種別を示す情報を収集し、照明機器の種別に応じて視覚的に異なる表示を行う。例えば、照明機器の種別に応じて異なる大きさや形のアイコン、模様、文字列を表示する。
また、以下の実施形態に係る照明制御システム1は、照明制御システム1の制御対象となる照明機器10を検出する位置検出部24と、位置検出部24が検出した各照明機器10に設定済みの制御アドレスを、照明制御システム1が各照明機器10を制御するための制御アドレスに更新する制御部55とを有する。
また、以下の実施形態に係る照明制御方法は、照明制御システム1の制御対象から除外する照明機器に対し、照明制御システム1が制御対象とする照明機器を制御する際に用いる制御アドレスとは異なる制御アドレスを設定する。
[実施形態]
(実施形態に係る照明制御システムの構成)
図1は、実施形態に係る照明制御システムの構成の一例を示すブロック図である。実施形態に係る照明制御システム1は、複数の照明機器10(10−1〜10−n)、複数のバトン装置20(20−1〜20−n)、ハブ30、電源装置40、照明制御装置50を有する。なお、照明制御システム1に接続される照明機器およびバトン装置の種別や数などは任意に設定できる。
照明制御システム1において、照明機器10は、DMX規格に従った通信プロトコルや、DMXを拡張したRDM(Remote Device Management)規格に沿った通信方式により、バトン装置20や照明制御装置50と双方向通信が可能であり、バトン装置20に接続される。また、照明機器10は、LED(Light Emitting Diodes)等の半導体発光素子を有し、制御信号に従って、明るさ、範囲、色彩等を変化させることで、スタジオや舞台等の照明演出を行う。
バトン装置20−1〜20−nは、スタジオや舞台等の任意の空間に設置された、照明機器10−1〜10−nを吊り下げ可能な装置であり、イーサネット(登録商標)等の有線または無線によるネットワークによって、双方向通信が可能な態様でハブ30と接続される。以下の説明では、バトン装置20−2〜20−nにもバトン装置20−1と同様に照明機器10−1〜10−nが吊り下げられているものとして、説明を省略する。
ハブ30は、イーサネット(登録商標)等の有線または無線によるネットワークによって、照明制御装置50と双方向通信が可能な態様で接続され、照明制御装置50と各バトン装置20−1〜20−nとの通信を中継する中継器である。
電源装置40は、バトン装置20−1〜20−nを介して、各照明機器10−1〜10−nに電力を供給する電源装置であり、例えば、電圧変換の機能、ブレーカー、UPS(Uninterruptible Power Supply)等の機能を有する。
照明制御装置50は、オペレータから照明機器10に対する操作指令を受付けると、照明機器10−1〜10−nに付与された制御アドレスを含む制御情報を生成し、ハブ30を介してバトン装置20−1〜20−nに制御情報を送信する。このような場合、バトン装置20−1〜20−nは、制御情報をRDM規格に沿った制御信号(例えば、調光信号等)に変換し、制御アドレスが示す照明機器に対して制御信号を出力することで、照明機器10−1〜10−nの制御を行う。このように、照明制御装置50は、制御アドレスを用いて、照明機器10−1〜10−nを遠隔制御する。
(実施形態に係る照明制御システムが実行する設定処理)
ここで、従来の照明制御システムでは、照明機器の追加、変更や、照明機器を別の位置に移動する場合や、制御アドレスを誤って設定してしまった場合は、照明機器に正しい制御アドレスを設定する作業や、照明機器に対する操作を受付けるフェーダと制御アドレスとの対応付けのための作業を再度行わなくてはならない。一般に、照明機器10には、工場出荷時の試験のために同一のアドレスが付与されていたり、前回使用時の制御アドレスが保存されたままになっていることがあるため、そのままでは適切に制御を行うことができない。
そこで、上述した照明制御システム1は、以下の設定処理を実行する。まず、バトン装置20−1〜20−nは、照明制御システム1に接続された全ての照明機器10−1〜10−nを検出する。例えば、それぞれのバトン装置20−1〜20−nは、RDM規格に沿った通信方式で自装置に接続された照明機器と通信を行うことで、照明機器10−1〜10−nを検出する。そして、照明制御装置50は、接続が検出された各照明機器10−1〜10−nに対し、照明制御システム1が各照明機器10−1〜10−nを制御するための制御アドレスを一括で自動設定する。
ここで、制御アドレスを一括で自動設定するとは、例えば、制御対象とする照明機器に対して、その照明機器を適切に制御できるような制御アドレス(例えば、連番の制御アドレス等)を一斉に付与する、若しくは、制御対象とする照明機器に対して、その照明機器を適切に制御できるような制御アドレスをまとめて付与する等、制御対象とする照明機器の制御アドレスを個々に設定するのではなく、少なくとも複数の照明機器に対して制御アドレスを一度の処理でまとめて設定する処理である。
なお、照明制御システム1は、制御対象となる照明機器に対し、制御アドレスを一度の処理でまとめて設定するのであれば、制御対象となる照明機器に対して順次制御アドレスを付与していってもよく、同時に制御アドレスを付与してもよい。例えば、照明制御装置50は、制御アドレスを設定する信号を各照明機器に対して順次出力してもよく、接続形態によっては、制御アドレスを設定する信号を各照明機器に対して同時に出力してもよい。このように、一括とは、時間的若しくは処理の同時性を求めるものではない。
また、照明制御システム1は、照明制御システム1に接続された全ての照明機器に対し、制御アドレスを一括で自動設定してもよく、全ての照明機器の一部(例えば、バトン装置20−1に接続された照明機器10−1〜10−n)に対し、制御アドレスを一括で自動設定してもよい。また、照明制御システム1は、検出した全ての照明機器のうち、一部の照明機器に対して制御アドレスを付与し、その後に、他の照明機器に対して制御アドレスを付与してもよい。
すなわち、各照明機器10−1〜10−nに対して、個々に制御アドレスを手作業で付与した場合は、制御アドレスの重複や付与する制御アドレスの誤り等が生じる恐れがある。そこで、照明制御システム1は、制御対象となる照明機器に対し、適切に照明演出を実現することができるような制御アドレスを一括して付与することで、各照明機器を適切に制御することができる。
ここで、照明制御装置50は、照明制御システム1に接続された各照明機器10−1〜10−nに対し、連番からなる制御アドレスを設定してもよく、各フェーダに予め制御アドレスを対応付けておき、利用者から、各照明機器10−1〜10−nに対する操作を受付けるフェーダの指定を受付けると、指定されたフェーダと予め関連付けられた制御アドレスを設定する等、所定のルールに基づいて制御アドレスを一括で自動設定する。
この結果、照明制御システム1は、照明機器10−1〜10−n側で制御アドレスを手作業で設定することなく、各照明機器10−1〜10−nを適切に制御することができる。また、照明制御システム1は、照明機器の追加、変更や、照明機器を別の位置に移動する場合、若しくは制御アドレスを誤って設定してしまった場合であっても、RDM規格に沿った通信方式により制御アドレスを遠隔で振り直すので、照明機器を取り外して制御アドレスを手作業で設定し直すといった作業を行わずとも、適切に制御を行うことができる。
(実施形態に係る各装置の機能構成)
続いて、図2を用いて、実施形態に係る照明機器10、バトン装置20および照明制御装置50の機能構成の一例を説明する。図2は、実施形態に係る各装置の機能構成の一例を示すブロック図である。なお、以下の説明では、照明機器11、12は、照明機器10と同様の構成および機能を発揮するものとして、説明を省略する。
まず、照明機器10の構成について説明する。実施形態に係る照明機器10は、記憶部13、制御部14、光源部15を有する。
記憶部13は、照明機器10が有する不揮発性のメモリであり、照明機器10の照明機器情報が登録される。ここで照明機器情報としては、例えば、製造会社名、機器型番、UID(Unique Identifier)、DMXアドレス、点灯時間、通電時間、質量、パーソナリティー設定といった情報が含まれる。
ここで、製造会社名とは、照明機器10の製造会社名である。機器型番とは、製造会社によって定められた照明機器10の型番である。UIDとは、DMX規格で用いられる装置ごとに固有の番号であり、各照明機器10−1〜10−nに予め付与される12桁の16進数で表される情報である。また、DMXアドレスとは、DMXのデータリンク上におけるアドレス、すなわち、照明制御装置50が照明機器10を制御する際に用いる制御アドレスである。
また、点灯時間とは、照明機器10の光源を点灯させた時間の合計を示す情報である。また、通電時間とは、照明機器10に電力が供給された時間の合計を示す情報である。また、質量とは、照明機器10の質量を示す情報である。また、パーソナリティー設定とは、照明機器10の動作のモードを示す情報である。
制御部14は、照明の制御を行う。例えば、バトン装置20は、照明制御装置50から照明機器10の制御アドレスとともに制御情報を受信すると、受信した制御情報を制御信号に変換し、制御アドレスが示す照明機器10に出力する。このような場合、制御部14は、バトン装置20から受信した制御信号に従って、光源部15を制御する。また、バトン装置20は、照明機器情報の読出し要求を各照明機器10−1〜10−nに出力する。このような場合、制御部14は、記憶部13に登録された照明機器情報を読出し、読出した照明機器情報をバトン装置20に出力する。
光源部15は、照明機器10が有する光源であり、制御部14の制御に従って、照度、照明する範囲、色彩等を制御可能なLED等の半導体発光素子により実現される。
次に、バトン装置20の構成について説明する。実施形態に係るバトン装置20は、通信部23、位置検出部24、複数のポート25〜27を有する。なお、バトン装置20は、ポート25〜27に限らず、任意の数のポートを有していてもよい。
通信部23は、ハブ30を介して、照明制御装置50との間で情報の送受信を行う通信装置であり、例えば、NIC(Network Interface Card)等の通信装置によって実現される。また、各ポート25〜27は、各照明機器10−1〜10−nを接続するためのポートであり、例えば、RDM規格に従って信号を送受信するためのコネクタである。
位置検出部24は、各ポート25〜27に接続された照明機器10を検出する。例えば、照明制御装置50は、オペレータの指示等に応じて、各バトン装置20〜22に対して照明機器情報を要求する要求情報を送信する。このような場合、位置検出部24は、各ポート25〜27を介して照明機器情報の読出し要求を出力し、各照明機器10−1〜10−nから応答として受信した照明機器情報と、照明機器情報が示す照明機器が接続された位置を示す設置位置情報とを照明制御装置50に送信する。ここで、設置位置情報としては、例えば、照明機器情報を受信したポートを示すポート番号等が採用される。
また、照明制御装置50は、例えば、照明機器10の制御を行う場合は、照明機器10と対応付けた制御アドレスを含む制御情報を送信する。このような場合、位置検出部24は、受信した制御アドレスが設定された照明機器10を特定し、特定した照明機器に対して制御信号を出力することで、照明機器10を制御する。
次に、照明制御装置50の構成について説明する。実施形態に係る照明制御装置50は、通信部51、操作部52、記憶部53、表示部54、制御部55を有する。通信部51は、ハブ30及びバトン装置20を介して、照明機器10との間で情報の送受信を行い、例えば、NIC等の通信装置によって実現される。
操作部52は、各照明機器10−1〜10−nに対する操作を受付けるものであり、例えば、複数のフェーダ52−1〜52−nを有する。各フェーダ52−1〜52−nには、それぞれ個別のフェーダ番号が付与されており、例えば、各照明機器10−1〜10−nの照度を変更する操作を受付けるスライダである。なお、操作部52はタッチパネル等を利用して構成することもできる。
記憶部53は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ、RAM(Random Access Memory)等の記憶装置により実現されるものであり、フェーダ番号管理テーブル53aと、アドレス管理テーブル53bとを記憶する。
フェーダ番号管理テーブル53aには、各フェーダ52a〜52dと制御アドレスとの対応が格納される。例えば、図3は、実施形態に係るフェーダ番号管理テーブルに格納された情報の一例を示す図である。図3に示す例では、フェーダ番号管理テーブル53aには、フェーダ番号と制御アドレスとが対応付けて登録されている。例えば、図3に示す例では、各フェーダ番号「F1」〜「F6」に制御アドレス「11」〜「16」が対応付けて登録されている。
なお、図3に示す例では、対応付けられたフェーダ番号と制御アドレスとに異なる値が設定されていたが、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、1つのフェーダ番号に対して複数の制御アドレスを対応付けることにより、複数の制御アドレスに対して共通の制御信号を与えることもできる。
図2に戻り、アドレス管理テーブル53bには、各照明機器10−1〜10−nとフェーダとの対応付けが格納される。例えば、図4は、実施形態に係るアドレス管理テーブルに格納された情報の一例を示す図である。図4に示す例では、アドレス管理テーブル53bには、フェーダ番号、制御アドレス、識別情報、器具情報、バトン番号、設置位置情報等が対応付けて登録されている。
ここで、アドレス管理テーブル53bに登録されたフェーダ番号は、対応付けられた識別情報が示す照明機器と対応付けられたフェーダを示す番号である。また、アドレス管理テーブル53bに登録された制御アドレスは、対応付けられた識別情報が示す照明機器に対して設定された制御アドレス、すなわちDMXアドレスである。また、識別情報とは、照明機器から収集した照明機器情報に含まれるUIDである。
また、器具情報とは、照明機器情報から特定可能な照明機器の情報であり、「スポットライト」や「ベースライト」といった照明機器の種別や、「1kW(キロワット)」といった照明機器の消費電力を示す情報が含まれる。また、バトン番号とは、照明機器情報の送信元となるバトン装置、すなわち、照明機器情報が示す照明機器が設置されたバトン装置を識別するための番号である。また、設置位置情報とは、照明機器情報が示す照明機器がバトン装置のどのポートに接続されているかを示す情報である。
例えば、図4に示す例では、フェーダ番号「F1」、制御アドレス「11」、識別情報「UID1」、器具情報「スポットライト、1kW」、バトン番号「SL1」、および設置位置情報「1」が対応付けて登録されている。この情報は、識別情報「UID1」が示す照明機器が消費電力「1kW」の「スポットライト」であり、バトン番号「SL1」が示すバトン装置のポートのうち、設置位置情報「1」が示すポートに接続されており、照明機器に制御アドレス「11」が設定され、フェーダ番号「F1」が示すフェーダが対応付けられている旨を示す。なお、以下の説明では、バトン番号「SL1」が示すバトン装置をバトン装置「SL1」と記載する場合がある。
なお、後述する説明で明らかとなるように、各照明機器10−1〜10−nが検出されてから、各照明機器10−1〜10−nとフェーダ52a〜52dとの対応付けがなされていない状態においては、アドレス管理テーブル53bには識別情報、器具情報、バトン番号、設置位置情報が登録される。アドレス管理テーブル53bに制御アドレスを登録してもよい。
図2に戻り説明を続ける。表示部54は、後述する制御部55による制御に従い、照明制御装置50に接続された各照明機器10−1〜10−nの設置位置と、各照明機器10−1〜10−nに設定された制御アドレスと、各照明機器10−1〜10−nに対する操作を受付けるフェーダ52−1〜52−nの情報とを表示する表示装置であり、例えば、液晶モニタやタッチパネル等により実現される。なお、表示部54が表示する画面の一例については、後述する。
制御部55は、位置検出部24が検出した各照明機器10−1〜10−nに対し、照明制御システム1が各照明機器10−1〜10−nを制御するための制御アドレスを一括で設定する。例えば、制御部55は、照明機器10に対する操作を受付けるフェーダ52−1〜52−nに対応する制御アドレスを各照明機器10−1〜10−nに対して設定する。
以下、制御部55が実行する処理の一例を説明する。例えば、制御部55は、オペレータの指示等に応じて、要求情報を各バトン装置20に出力する。このような場合、各バトン装置20は、自装置に接続された照明機器10の照明機器情報と設置位置情報とを応答として照明制御装置50に送信する。一方、制御部55は、照明機器10の照明機器情報と設置位置情報とを受信すると、照明機器情報に含まれる識別情報および器具情報と、照明機器情報の送信元となるバトン装置を示すバトン番号と、照明機器情報とともに受信した設置位置情報とを対応付けてアドレス管理テーブル53bに登録する。
また、制御部55は、収集した照明機器情報と設置位置情報とを表示部54に表示させる。このような場合、オペレータは、タッチパネル、マウス、トラックボール等を介して、各照明機器10−1〜10−nの操作を受付けるフェーダの指定、すなわち、照明機器10とフェーダ52−1〜52−nの対応付けを照明制御装置50に入力する。そして、制御部55は、各照明機器10−1〜10−nの操作を受付けるフェーダ52−1〜52−nのフェーダ番号の指定を受付けると、指定されたフェーダ番号と対応する制御アドレスを各照明機器10−1〜10−nに一括で設定する。
例えば、表示部は、識別情報が「UID1」である照明機器10の情報や設置位置を表示部54に表示させ、オペレータから、照明機器10に対する操作を受付けるフェーダとして、フェーダ番号が「F1」であるフェーダ52−1の指定を受付ける。このような場合、制御部55は、フェーダ番号「F1」と対応付けられた制御アドレス「11」をフェーダ番号管理テーブル53aから取得し、取得した制御アドレス「11」とフェーダ番号「F1」とを識別情報「UID1」と対応付けてアドレス管理テーブル53bに登録する。
また、制御部55は、照明機器10に対して制御アドレス「11」を設定するよう指示する設定指示をバトン装置20に送信する。このような場合、位置検出部24は、RDM規格に従って、制御アドレス「11」を記憶部13に登録するよう照明機器10に指示する設定信号を出力する。この結果、照明機器10は、記憶部13に登録された制御アドレスを、制御アドレス「11」に更新するので、制御アドレス「11」と対応するフェーダ番号「F1」が示すフェーダ52−1の操作に従い、照明を調節することとなる。なお、制御部55は、他の照明機器11、12についても同様の処理を行うことで、照明制御システム1に接続された照明機器11〜12に対し、一括で制御アドレスを遠隔設定する。
また、制御部55は、各照明機器10−1〜10−nに制御アドレスを設定した場合は、表示部54を制御し、照明制御装置50に接続された各照明機器10−1〜10−nの設置位置と、各照明機器10−1〜10−nに設定された制御アドレスと、各照明機器10−1〜10−nに対する操作を受付けるフェーダ52−1〜52−nの情報とを表示させる。
例えば、図5は、実施形態に係る照明制御装置が表示する情報の一例を示す第1の図である。なお、図5に示す例では、バトン番号「UH1」、「UH2」、「UH3」、「SL1」、「SL2」、「SL3」が示すバトン装置に対し、6つの照明機器を接続した際に表示される表示ウインドウ100の一例を記載した。また、図5に示す例では、各バトン装置が設置位置情報「1」〜「8」で示される8つのポートを有する例について記載した。
例えば、表示部54は、図5に示すように、各バトン装置のアイコンと、各バトン装置のバトン番号と、各バトン装置が有するポートの設置位置情報を表示し、各バトン装置のアイコンと重ねるように、各照明機器の操作を受付けるフェーダ番号と、各照明機器に付与された制御アドレスとを表示する。
例えば、図4に示す例では、フェーダ番号「F1」と、制御アドレス「11」と、識別情報「UID1」と、バトン番号「SL1」と、設置位置情報「1」とが対応付けて登録されている。このような場合、表示部54は、図5に示すように、バトン装置「SL1」のアイコンのうち、制御位置情報「1」が示すポートを模式的に示す位置に、識別情報「UID1」が示す照明機器と対応するフェーダ番号「F1」と制御アドレス「11」とを重ねて表示し、識別情報「UID2」〜「UID6」が示す照明機器についても同様に、対応づけられたフェーダ番号や設定された制御アドレスを、照明機器が設置されたバトン装置のポートを模式的に示す位置に表示する。
また、図6は、実施形態に係る照明制御装置が表示する情報の一例を示す第2の図である。図6に示すように、表示部54は、オペレータが照明機器を模式的に示す表示を選択した場合は、照明機器の情報をより詳しく表示する。例えば、図6に示す例では、オペレータの指T10が、バトン装置「SL1」のポートのうち、設置位置情報「3」が示すポートを模式的に示す位置を選択している。このような場合、表示部54は、バトン装置「SL1」のポートのうち、設置位置情報「3」が示すポートに接続された照明機器(識別情報「UID2」が示す照明機器)の情報をアドレス管理テーブル53bから読出し、読み出した情報を含む詳細ウインドウ101を表示する。例えば、詳細ウインドウ101には、UID「UID2」、制御アドレス「12」、フェーダ番号「F12」、器具情報「スポットライト」、型名「XXXXXXX」、出力「2kW」、接続位置「バトン「SL1」、ポート「3」」、状態「YYYYYYYY」といった情報が表示される。
なお、表示部54は、照明機器10とフェーダ52−1〜52−nとの対応付けが行われていない場合は、図5、図6に例示した画面内に、照明機器10が接続された位置を表示し、オペレータが表示を選択すると、フェーダの指定画面を表示する。そして、制御部55は、オペレータがフェーダを指定した場合は、オペレータが選択した位置に接続された照明機器と、オペレータが選択したフェーダとを対応付ければよい。
また、制御部55は、照明機器10と各フェーダ52−1〜52−nとの対応や、各照明機器10−1〜10−nに付与される制御アドレスをオペレータの指示に従って修正してもよい。例えば、オペレータは、照明機器10が設置される位置や照明機器10の制御内容に応じて、照明機器10と各フェーダ52−1〜52−nとの対応や、照明機器10に付与される制御アドレスの変更を指示する。このような場合、制御部55は、オペレータの指示に従って、各照明機器10−1〜10−nに付与する制御アドレスを更新してもよい。
なお、制御部55は、オペレータがフェーダ52−1〜52−nを操作した場合、操作されたフェーダ52−1〜52−nのフェーダ番号と対応する制御アドレスをフェーダ番号管理テーブル53aから取得し、取得した制御アドレスを含む制御情報を出力することで、操作されたフェーダ52−1〜52−nと対応する照明機器10の制御を行う。
上述した照明制御装置50は、CPU(Central Processing Unit)とRAM(Random Access Memory)、EEPROM,フラッシュメモリなどを有するコンピュータが、所定の記録媒体に登録された制御プログラムを読み取り、読み取った制御プログラムを実行することにより、実現されてもよい。
(実施形態に係る設定処理)
図7は、実施形態に係る照明制御装置における設定処理の一例を示すフローチャートである。なお、図7には、設定作業において行われる処理の一例について記載した。まず、オペレータは、どの照明機器をどの位置に設置するかを示す吊り込み図を作成する(ステップS101)。なお、吊り込み図には、照明機器に対して設定される制御アドレスが記載されていてもよく、記載されていなくともよい。そして、オペレータは、吊り込み図に従って、各照明機器10−1〜10−nをバトン装置20に吊り込む(ステップS102)。
続いて、バトン装置20の位置検出部24は、照明制御システム1に接続された照明機器10の照明機器情報と設置位置情報とを収集する(ステップS103)。また、照明制御装置50の制御部55は、収集した照明機器情報と設置位置情報とを表示するとともに、オペレータからの指示に従って、各照明機器10−1〜10−nの制御を受付けるフェーダのフェーダ番号を割り振る(ステップS104)。そして、照明制御装置50の制御部55は、各照明機器10−1〜10−nに対し、割り振られたフェーダ番号と対応する制御アドレス、すなわち、各照明機器10−1〜10−nの制御を受付けるフェーダ52−1〜52−nと対応する制御アドレスを設定する(ステップS105)。
また、オペレータは、制御アドレスの設定が終了すると、フェーダ52−1〜52−nを実際に操作することで、フェーダ52−1〜52−nと照明機器10との対応を確認し(ステップS106)、対応が適切に行われているかを判定する(ステップS107)。そして、制御部55は、対応が適切に行われていない場合は(ステップS107:No)、オペレータからフェーダ番号の修正を受付し(ステップS104)、対応が適切に行われている場合は(ステップS107:Yes)、処理を終了する。
(照明機器と制御アドレスとフェーダ番号との対応について)
上述した実施形態では、照明制御装置50は、各照明機器10−1〜10−nに対し、各照明機器10−1〜10−nに対する制御を受付ける各フェーダ52−1〜52−nと予め対応付けられた制御アドレスを設定したが、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、各フェーダ52−1〜52−nと対応付けられた制御アドレスは、オペレータの指示によって変更されてもよい。
例えば、図8は、実施形態に係る照明機器と制御アドレスとフェーダ番号との対応の一例を説明する図である。なお、図8に示す例では、バトン装置「SL1」のポート「1」〜「8」に、それぞれ照明機器が接続された場合に、各照明機器の操作を受付けるフェーダと対応した制御アドレスを設定する例について記載した。
例えば、図8に示す例では、制御アドレス「11」がフェーダ番号「1」に対応付けられており、制御アドレス「12」がフェーダ番号「3」に対応付けられており、制御アドレス「13」がフェーダ番号「2」に対応付けられており、制御アドレス「14」がフェーダ番号「6」に対応付けられており、制御アドレス「15」がフェーダ番号「5」に対応付けられており、制御アドレス「16」がフェーダ番号「4」に対応付けられている。
図8に示す場合において、例えば、オペレータは、ポート「1」に設置された照明機器の操作を受付けるフェーダとしてフェーダ番号「1」のフェーダを指定し、ポート「2」〜「4」に設置された照明機器の操作を受付けるフェーダとしてフェーダ番号「2」のフェーダを指定し、ポート「5」に設置された照明機器の操作を受付けるフェーダとしてフェーダ番号「3」のフェーダを指定し、ポート「6」に設置された照明機器の操作を受付けるフェーダとしてフェーダ番号「4」のフェーダを指定し、ポート「7」に設置された照明機器の操作を受付けるフェーダとしてフェーダ番号「5」のフェーダを指定し、ポート「8」に設置された照明機器の操作を受付けるフェーダとしてフェーダ番号「6」のフェーダを指定する。
上述した指定が行われた場合、照明制御装置50は、ポート「1」に設置された照明機器に対し、フェーダ番号「1」に対応付けられた制御アドレス「11」を設定し、ポート「2」〜「4」に設置された照明機器に対し、フェーダ番号「2」に対応付けられた制御アドレス「13」を設定し、ポート「5」に設置された照明機器に対し、フェーダ番号「3」に対応付けられた制御アドレス「12」を設定し、ポート「6」に設置された照明機器に対し、フェーダ番号「4」に対応付けられた制御アドレス「16」を設定し、ポート「7」に設置された照明機器に対し、フェーダ番号「5」に対応付けられた制御アドレス「15」を設定し、ポート「8」に設置された照明機器に対し、フェーダ番号「6」に対応付けられた制御アドレス「14」を設定する。
すなわち、オペレータは、照明機器10に設定される制御アドレスと、フェーダ52−1〜52−nに対応する制御アドレスとの整合性を保持せずとも、照明機器10とフェーダ52−1〜52−nとの対応のみをオペレータが望むように設定すれば、各照明機器10−1〜10−nを適切に操作することができる。
なお、照明制御装置50は、管理を容易にするため、各照明機器10−1〜10−nに対し、各照明機器10−1〜10−nの操作を受付けるフェーダのフェーダ番号と同一の番号を制御アドレスとして設定してもよい。例えば、照明制御装置50は、照明機器10の操作を受付けるフェーダ52−1のフェーダ番号が「11」である場合は、照明機器10の制御アドレスを「11」に設定してもよい。
(操作対象から除外する照明機器について)
上述した実施形態では、照明制御システム1は、照明制御システム1に接続された各照明機器に対し、フェーダ番号と対応する制御アドレスを付与した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、スタジオ等の運用によっては、使用されない照明機器が設置される場合も考えられるが、照明機器にフェーダ番号と対応する制御アドレスを付与すると、誤操作により照明機器が操作される恐れがある。そこで、照明制御システム1は、制御対象から除外する照明機器に対し、制御対象となる照明機器を制御する際に用いる制御アドレスとは異なる制御アドレスを設定してもよい。
例えば、照明制御装置50は、フェーダ番号管理テーブル53aに登録されていない制御アドレス(例えば、制御アドレス「512」等)、すなわち、フェーダ52と予め関連付けられた制御アドレスとは異なる制御アドレスを特定し、オペレータが照明機器10を使用しない照明機器として設定した場合は、フェーダ番号管理テーブル53aに登録されていない制御アドレスを照明機器10に設定してもよい。また、照明制御装置50は、使用されない照明機器の記憶部に登録された制御アドレスを消去してもよい。
また、オペレータは、照明制御装置50が制御対象となる照明機器に付与する制御アドレスとは異なる制御アドレスを、制御対象から除外する照明機器に対して手作業で付与してもよい。また、オペレータは、照明制御システム1に接続されていない照明機器に対し、照明制御装置50が制御対象となる照明機器に付与する制御アドレスとは異なる制御アドレスを付与することで、かかる照明機器が照明制御システム1に接続された際の誤作動を防止してもよい。
このように、制御対象から除外する照明機器の制御アドレスは、制御対象となる照明機器に付与された制御アドレスとは異なる制御アドレスであれば、手動で設定されてもよく、自動で設定されてもよい。また、オペレータは、照明制御システム1に接続された照明機器10以外にも、照明制御システム1に接続されていない照明機器に対して、制御対象となる照明機器に付与された制御アドレスとは異なる制御アドレスを付与してもよい。このような処理を実行した場合、照明制御装置50は、誤操作したとしても、使用しない照明機器の点灯、消灯、調光を防止することができる。
(制御アドレスの付与について)
例えば、照明制御システム1は、照明機器10を適切に制御することができるのであれば、オペレータが指定したフェーダ52−1〜52−nと対応する制御アドレス以外にも、任意の制御アドレスを一括で設定してもよい。例えば、各照明機器10−1〜10−nには、UIDごとに異なる制御アドレスを自動で付与されてもよく、連番の制御アドレスが自動で付与されてもよい。
また、一般に、オペレータは、各フェーダ52−1〜52−nの操作対象を容易に把握するため、各照明機器10−1〜10−nに対して、設置位置に応じたフェーダを対応付けると考えられる。そこで、照明制御システム1は、各照明機器10−1〜10−nの設置位置に対応した制御アドレスを付与してもよい。
例えば、照明制御システム1は、フェーダ52−1,52−2,52−3が照明制御装置50が有する図示しない操作卓の左側から右側へと配置されており、照明機器10が、オペレータから見て左側から右側へと配置されている場合、照明機器10に対してフェーダ52−1と対応する制御アドレスを付与し、照明機器11に対してフェーダ52−2と対応する制御アドレスを付与し、照明機器12に対してフェーダ52−3と対応する制御アドレスを付与してもよい。このような処理を実行することで、照明制御システム1は、照明機器10の操作をより容易にすることができる。
また、照明制御システム1は、検出した照明機器10に対して一括で、すなわち、検出した照明機器10に対してまとめて制御アドレスを付与する。例えば、照明制御装置50は、照明機器10が検出されると、照明機器10に対して制御アドレスを設定してから照明機器11に対して制御アドレスを設定し、その後、照明機器12に対して制御アドレスを設定してもよい。また、照明制御装置50は、照明機器10が検出され、制御アドレスを設定した後で、新たな照明機器が検出された場合は、新たに検出された照明機器のみに制御アドレスを設定してもよく、照明機器10を含めた全ての照明機器に対して制御アドレスを設定してもよい。すなわち、一括して制御アドレスを設定する処理とは、検出された照明機器10の制御アドレスをまとめて設定する処理であり、制御アドレスを設定するタイミングを同一に限定するものではない。
(各照明機器に設定される制御アドレスについて)
照明制御システム1は、各照明機器10−1〜10−nとフェーダ52−1〜52−nとを一対一で対応付ける場合には、各照明機器10−1〜10−nに対して、それぞれ異なるフェーダ52−1〜52−nと対応する制御アドレスを設定すればよい。
また、照明制御システム1は、照明機器10に対し、利用者が指定した任意の制御アドレスを設定してもよく、オペレータの操作に従って、フェーダ番号管理テーブル53aに登録された制御アドレスや、アドレス管理テーブル53bに登録された制御アドレスを更新し、更新内容に応じて、照明機器10に設定された制御アドレスを遠隔で更新してもよい。すなわち、照明制御システム1は、照明制御システム1が適切に各照明機器10−1〜10−nを制御することができるのであれば、任意の制御アドレスを各照明機器10−1〜10−nに対し、設定してよい。
ここで、照明制御装置50は、予めプログラムされた態様で照明機器10を制御する場合、フェーダ52−1〜52−n等の操作部52を有さない場合がある。このため、照明制御装置50は、照明機器10に対し、フェーダ52−1〜52−n等の操作部52に対応する制御アドレスではなく、例えば、予め定められた制御アドレスや連番の制御アドレス等を自動で設定してもよい。すなわち、照明制御システム1は、各照明機器10−1〜10−nを適切に制御することができるのであれば、操作部52に対応する制御アドレス以外にも、任意の態様の制御アドレスを自動で付与して良い。
(アドレスの更新について)
ここで、照明機器には、前回の使用時に制御アドレスが設定されている場合がある。このため、照明制御システム1は、新たに追加した照明機器に前回使用時の制御アドレスが設定済みである場合は、制御アドレスの重複等が生じる結果、照明機器を適切に制御できない場合がある。そこで、照明制御システム1は、新たに追加した照明機器の制御アドレスを、照明制御システム1が新たに追加した照明機器を適切に制御するための制御アドレスに更新してもよい。
例えば、照明制御装置50は、新たに照明機器が接続された場合や、オペレータからの指示により、照明制御システム1に接続された全ての照明機器を検出しなおし、検出し直した照明機器に設定済みの制御アドレスを、連番の制御アドレスや、各照明機器に対する操作を受付けるフェーダに予め関連付けられていた制御アドレス等、各照明機器を適切に制御するための制御アドレスに更新する。このような処理を実行した場合、照明制御システム1は、新たに追加された照明機器を適切に制御することができる。
(アイコンの表示について)
また、照明制御装置50は、照明機器情報を収集した照明機器の種別に応じたアイコンを表示することで、照明機器の把握を容易にしてもよい。例えば、図9は、実施形態に係る照明機器情報が表示する画面のバリエーションを示す図である。なお、図9には、図5、6と同様に、バトン番号「UH1」、「UH2」、「UH3」、「SL1」、「SL2」、「SL3」が示すバトン装置に対し、6つの照明機器を接続した際に表示される表示ウインドウ100の一例を記載した。
例えば、照明制御装置50は、照明機器情報を収集すると、収集した照明機器情報の型番等から照明機器の種別を特定する。ここで、照明機器の種別としては、スポットライトやフラッドライト等が適用される。そして、照明制御装置50は、照明機器が設定された位置を模式的に示す画面上の位置に、照明機器の種別に応じたアイコンを表示する。
例えば、バトン装置「SL1」のポート「1」、「3」、「6」、バトン装置「SL3」のポート「2」に設置された照明機器がスポットライトであり、バトン装置「SL2」のポート「1」、「7」に設置された照明機器がフラッドライトである。このような場合、照明制御装置50は、バトン装置「SL1」のポート「1」、「3」、「6」、バトン装置「SL3」のポート「2」を模式的に示す位置にスポットライト型のアイコン110を表示し、バトン装置「LS2」のポート「1」、「7」を模式的に示す位置にフラッドライト型のアイコン120を表示する。また、照明制御装置50は、各アイコン110、120と重ねるように、各照明機器に対する操作を受付けるフェーダのフェーダ番号や制御アドレスを表示する。このような処理を実行する結果、照明制御システム1は、照明機器の操作や把握を容易にすることができる。
(照明制御装置が利用する照明機器情報について)
上述した実施形態では、照明制御装置50は、照明機器情報を用いて、照明機器の種別を特定した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、照明制御装置50は、照明機器情報に含まれる情報をキーとして、予め登録されたデータベースやインターネット上から照明機器の各種情報を収集し、収集した各種情報を用いた処理を実行してもよい。
(アイコンについて)
また、照明制御装置50は、各照明機器の設定内容に応じて、アイコンを変更してもよい。例えば、照明制御装置50は、照明機器10の照明の照度に応じて、照明機器10のアイコンの色、大きさや形状を変更してもよく、照度を示す値を照明機器10のアイコンと共に表示してもよい。また、照明制御装置50は、照明機器10の照明の色に応じて、照明機器10のアイコンの色を変更してもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 照明制御システム
10−1〜10−n 照明機器
13 記憶部
14 制御部
15 光源部
20−1〜20−n バトン装置
23 通信部
24 位置検出部
25〜27 ポート
30 ハブ
40 電源装置
50 照明制御装置
51 通信部
52 操作部
52−1〜52−n フェーダ
53 記憶部
53a フェーダ番号管理テーブル
53b アドレス管理テーブル
54 表示部
55 制御部
100 表示ウインドウ
101 詳細ウインドウ
110、120 アイコン

Claims (14)

  1. 接続された照明機器を検出する検出部と;
    前記検出部が検出した各照明機器に対し、各照明機器を制御するための制御アドレスを一括して設定する設定部と;
    前記照明機器に対する操作を受付ける1つ又は複数の操作部を有する照明制御装置と;
    を具備し、
    前記設定部は、前記照明機器に対し、当該照明機器への操作を受付ける操作部に予め関連付けられた制御アドレスを設定する
    することを特徴とする照明制御システム。
  2. 接続された照明機器を検出する検出部と;
    前記検出部が検出した各照明機器に対し、各照明機器を制御するための制御アドレスを一括して設定する設定部と;
    前記照明機器の設置位置と、当該照明機器に設定された制御アドレスと、当該照明機器に対する操作を受付ける操作部の識別情報とを表示する表示部と;
    を具備することを特徴とする照明制御システム。
  3. 前記検出部は、前記照明制御システムに接続された照明機器から、当該照明機器の種別を示す情報を収集し、
    前記表示部は、前記照明機器の種別に応じて視覚的に異なる表示を行うことを特徴とする請求項に記載の照明制御システム。
  4. 前記設定部は、制御対象から除外する照明機器に対し、各操作部に予め関連付けられた制御アドレスとは異なる制御アドレスを設定することを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1つに記載の照明制御システム。
  5. 前記設定部は、前記照明機器に対し、当該照明機器に対する操作を受付ける操作部の識別情報を制御アドレスとして設定することを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか1つに記載の照明制御システム。
  6. 前記検出部は、前記照明機器が設置される位置を検出し、
    前記設定部は、前記照明機器に対し、当該照明機器が設置される位置に対応した制御アドレスを設定することを特徴とする請求項1〜のうちいずれか1項に記載の照明制御システム。
  7. 前記設定部は、制御対象とする各照明機器に対して、それぞれ異なる制御アドレスを設定することを特徴とする請求項1〜のうちいずれか1項に記載の照明制御システム。
  8. 前記検出部は、前記照明制御システムに接続された照明機器から、前記照明機器に予め付与された識別子を収集し、
    前記設定部は、前記識別子が収集された各照明機器に対し、前記制御アドレスを設定することを特徴とする請求項1〜のうちいずれか1項に記載の照明制御システム。
  9. 照明機器を制御する照明制御システムであって、
    前記照明制御システムの制御対象となる照明機器を検出する検出部と;
    前記検出部により検出された各照明機器に設定済みの制御アドレスを、前記照明制御システムが各照明機器を制御するための制御アドレスであって、当該照明機器への操作を受付ける操作部に予め関連付けられた制御アドレスに更新する更新部と;
    を具備することを特徴とする照明制御システム。
  10. 照明制御システムからの制御を受付ける照明機器の照明制御方法であって、
    前記照明制御システムの制御対象から除外する照明機器に対し、前記照明制御システムが制御対象となる照明機器を制御する際に用いる制御アドレスとは異なる制御アドレスであって、前記照明機器に対する操作を受付ける1つ又は複数の操作部に予め関連付けられた制御アドレスとは異なる制御アドレスを設定する設定ステップ;
    を含むことを特徴とする照明機器の照明制御方法。
  11. 接続された照明機器を検出する検出ステップと;
    前記検出ステップで検出した各照明機器に対し、各照明機器を制御するための制御アドレスであって、各照明機器への操作を受付ける操作部に予め関連付けられた制御アドレスを一括して設定する設定ステップと;
    を含むことを特徴とする照明制御方法。
  12. コンピュータに、
    接続された照明機器を検出する検出手順と;
    前記検出手順で検出した各照明機器に対し、各照明機器を制御するための制御アドレスであって、各照明機器への操作を受付ける操作部に予め関連付けられた制御アドレスを一括して設定する設定手順と;
    を実行させることを特徴とする照明制御プログラム。
  13. 照明制御システムからの制御を受付ける照明機器の照明制御方法であって、
    接続された照明機器を検出する検出工程と;
    前記検出工程で検出した各照明機器に対し、各照明機器を制御するための制御アドレスを一括して設定する設定工程と;
    前記照明機器の設置位置と、当該照明機器に設定された制御アドレスと、当該照明機器に対する操作を受付ける操作部の識別情報とを表示する表示工程と;
    を含むことを特徴とする照明制御方法。
  14. コンピュータに、
    接続された照明機器を検出する検出手順と;
    前記検出手順で検出した各照明機器に対し、各照明機器を制御するための制御アドレスを一括して設定する設定手順と;
    前記照明機器の設置位置と、当該照明機器に設定された制御アドレスと、当該照明機器に対する操作を受付ける操作部の識別情報とを表示する表示手順と;
    を実行させるための照明制御プログラム。
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