JP6441651B2 - 固定循環式索道の搬器内振れ防止装置 - Google Patents

固定循環式索道の搬器内振れ防止装置 Download PDF

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Description

本発明は、固定循環式索道において、搬器が滑車の周りを周回するときに搬器が内側へ振れるのを防止する、固定循環式索道の搬器内振れ防止装置に関する。
固定循環式索道は、少なくとも2地点に設けられた停留場にそれぞれ回転自在に滑車を設け、これらの滑車間に張架した無端条の索条に搬器を一定間隔で取付け、索条を停留場間で循環駆動することにより人員や物品を輸送する設備である。この固定循環式索道は、主に傾斜地で輸送を行うチェアリフトやゴンドラリフトとして広く知られており、特にスキー場での輸送設備として多用されている。
このような固定循環式索道の停留場においては、搬器は索条とともに滑車の外周を移動するために、このとき作用する遠心力により通常搬器は滑車の外側方向へ振れる。また搬器は、乗客が降車するときに作用する力や、索条の捩れ、風の影響等により内側方向へ振れることもある。このような搬器の滑車通過時の外振れや内振れは、周囲の設備や人に対し危険であるとともに、索条が滑車から脱索することも想定されるため、このような振れを防止する必要がある。
このようなことから、滑車通過時の搬器の外振れに対しては、滑車の外周上面から制振リングを外側方向へ突出して設け、これが搬器の握索機頭部に当接することにより、搬器が外振れすることを防止している。また、搬器の内振れに対しては、滑車の下方に環状の制振リングを固着し、これが搬器のハンガーに当接することにより、搬器が内振れすることを防止している(例えば、特許文献1参照)。
実開昭56−6664号公報
しかしながら上記の従来技術においては、搬器の内振れを防止する制振リングを滑車のに取り付けているため、滑車の下方側の空間を大きく確保しなければならず、装置全体が大型化してしまうという問題点がある。本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、装置全体をコンパクトに構成することのできる固定循環式索道の搬器内振れ防止装置を提供することを目的とする。
本発明は、固定循環式索道のメインフレームに上部フレームと下部フレームが設けられ、前記上部フレームに回転可能に滑車が支持され、前記固定循環式索道の前記下部フレームに固定されて取り付けられている搬器内振れ防止装置であって、前記搬器内振れ防止装置は、前記滑車の下方位置において後方へ延びる主材及び該主材から前記滑車の外周方向へ放射状に延びる支持材を備えた支持アームと、該支持アームの先端部に取り付けられて、搬器の通過軌跡に沿って円弧状に形成された振れガイドと、を備え、前記メインフレームが前後に移動することにより、前記滑車及び前記搬器内振れ防止装置が共に連動して前後に移動するように構成され、前記滑車が回転しても、前記振れガイドは前記滑車と連動して回転しないように構成されている固定循環式索道の搬器内振れ防止装置であることを特徴とする。
本発明によれば、従来技術のように滑車に制振リングを備える構成ではなく、滑車を支持するメインフレームに搬器内振れ防止装置を取り付けたことにより、滑車の下方の空間を有効利用でき、これにより装置全体をコンパクトに構成することができる。
原動緊張装置の正面図 原動緊張装置の平面図 図1におけるB−B矢視図 図1におけるA−A矢視図 内振れ防止装置の平面図 内振れ防止装置の一部断面視側面図 振れガイドの断面図
以下、本発明の具体的な実施の形態を図面を参照して説明する。図1は固定循環式索道の原動緊張装置の正面図、図2は原動緊張装置の平面図、図3は図1におけるA−A矢視図、図4は図1におけるB−B矢視図である。なお、以下の説明においては特に説明のない限り、図1における左右方向を前後方向で表し、特に図1の右方向を前側、左方向を後側等と表現する。また、図2における上下方向を左右方向又は幅方向等で表し、図3、図4における左右方向と同一の方向を指すものとする。
索道の停留場には、線路中心線12上に地面から上方へ突出して基礎11が形成されており、この上部に原動緊張装置10が設置されている。原動緊張装置10は、以下のように構成されている。まず、基礎11の上部には、ベースフレーム13が固設されており、このベースフレーム13の前端部及び後端部には、それぞれ前側支持フレーム14と後側支持フレーム15とを備えている。
前側支持フレーム14は、図3に示すように正面視において上方を開口したコ字形状をなしており、上方へ延びた両側方部材の上部内側には大径の支持ローラー16と、この下方に小径のガイドローラー17とを回転自在に備えている。後側支持フレーム15は、図4に示すように正面視において、上記前側支持フレーム14よりも高さを低くしたコ字形状をなすとともに、下部の部材は後方へ突出した形状(図1参照)となっており、この後方へ突出した部材に大径の支持ローラー16を備えるとともに、コ字形状をなした両側方部材の上部内側に小径のガイドローラー17を回転自在に備えている。以下説明するように、各大径の支持ローラー16及び小径のガイドローラー17は、メインフレーム18を前後方向へ移動可能に支持している。
メインフレーム18は、前後方向へ延びる下部フレーム19と、この下部フレーム19の上部に形成された上部フレーム20とからなっている。上部フレーム20の後部は下部フレーム19の後端よりも後方へ突出しており、ここへ索条50を巻き掛けた滑車51を回転自在に支持している。下部フレーム19は、長尺状の角形鋼管を左右並列に配置し、この角形鋼管の上面及び下面を適宜連結して略箱形に形成されている。下部フレーム19の上面には、前後方向の略中心位置から前端部に渡って、角形鋼管の側面から両外側へ突出して板状の前側スライドフランジ21が形成されている。また、下部フレーム19の下面にも同様に、略中心位置から後端部に渡って、後側スライドフランジ22が形成されている。前側スライドフランジ21は、前側支持フレーム14の支持ローラー16とガイドローラー17との間に挿嵌して支持されており、また、後側スライドフランジ22は、後側支持フレーム15の支持ローラー16とガイドローラー17との間に挿嵌して支持され、これによりメインフレーム18は前後方向へ移動自在に支持されている。
メインフレーム18における下部フレーム19の両角形鋼管の間には、油圧シリンダー23が配置されている。この油圧シリンダー23の一端は、ベースフレーム13の後端部に形成されたシリンダー取付部24に枢支されるとともに、他端はメインフレーム18の下部フレーム19前端部に形成されたシリンダー取付部25に枢支されている。油圧シリンダー23は油圧ユニット26に接続されており、この油圧ユニット26で発生させた一定圧力の圧油が作用することにより、油圧シリンダー23には縮む方向へ所定の力が発生する。この力により索条50には、メインフレーム18ないし滑車51を介して、一定の緊張力が与えられている。
メインフレーム18の上部フレーム20上部には、減速機27が固設されており、この減速機27の出力軸が滑車51と連結されている。また、上部フレーム20には、上方へ向けてサブフレーム30が枠組み設置されており、この上部に電動機28と予備原動機29が固設されている。電動機28の出力軸と減速機27の入力軸とは、自在継手31により連結されており、電動機28に電力を供給して回転制御することにより、減速機27を介して滑車51が回転し、この滑車51に駆動されて索条50が線路中を循環移動する。滑車51の下方には、搬器52が滑車51の外周を周回するときに、内側へ振れることを防止する内振れ防止装置55を備えている。
図5は、内振れ防止装置55の平面図、図6は、内振れ防止装置55の一部断面視側面図である。内振れ防止装置55は、メインフレーム18の左右両側面に固着した支持アーム56、56と、左右の支持アーム56を連結する連結部材58と、平面視において略半円の環形状に形成された振れガイド57とからなっている。支持アーム56は左右対称の形状であって、メインフレーム18から後方へ延びる主材59へ、支持材60、61を滑車51の回転中心から放射方向へ延びる位置に配置して形成されている。主材59及び支持材60、61の先端には、振れガイド57が固着されている。
振れガイド57は、左右の支持材61、61から後方へ向けて滑車51の外形よりもやや大きな半円形状に形成されるとともに、支持材61、61から前方へ向けてやや延出しており、この部分は内側へ湾曲した形状になっている。図7は、振れガイド57の断面図である。振れガイド57は、横T字形状に鋼材で形成されたガイドフレーム62の外周にゴム材63を装着し、このゴム材63の外周部に円柱状のナイロンレール64を嵌装した構成となっている。
以上の構成により、図6に示すように内振れ防止装置55は、振れガイド57が滑車51の下方に位置で滑車51の外周に沿って配設され、搬器52が滑車51を周回するときに内側に振れようとした場合には、振れガイド57が搬器52のサスペンダー54に当接して内振れを防止する。このときに、サスペンダー54は振れガイド57のナイロンレール64と接触するので、サスペンダー54に擦傷等を生じることがなく、またゴム材63により当接時の衝撃が緩和される。また、図6からも明らかなように、内振れ防止装置55をメインフレーム18に固設する構成としたことにより、従来例のように滑車に制振リングを備えた構成でないため、メインフレーム18と滑車51とを上下方向に近づけて装置を構成することができ、装置をコンパクトにすることができる。なお、搬器52の外振れに対しては、従来と同様に滑車51の上面外周に備えた振れ止めリング65が握索機53の上部に当接することにより防止される。
10 原動緊張装置
11 基礎
12 線路中心線
13 ベースフレーム
14 前側支持フレーム
15 後側支持フレーム
16 支持ローラー
17 ガイドローラー
18 メインフレーム
19 下部フレーム
20 上部フレーム
21 前側スライドフランジ
22 後側スライドフランジ
23 油圧シリンダー
24 シリンダー取付部
25 シリンダー取付部
26 油圧ユニット
27 減速機
28 電動機
29 予備原動機
30 サブフレーム
31 自在継手
50 索条
51 滑車
52 搬器
53 握索機
54 サスペンダー
55 内振れ防止装置
56 支持アーム
57 振れガイド
58 連結部材
59 主材
60 支持材
61 支持材
62 ガイドフレーム
63 ゴム材
64 ナイロンレール
65 振れ止めリング
A、B 矢印

Claims (1)

  1. 固定循環式索道のメインフレームに上部フレームと下部フレームが設けられ、前記上部フレームに回転可能に滑車が支持され、前記固定循環式索道の前記下部フレームに固定されて取り付けられている搬器内振れ防止装置であって、
    前記搬器内振れ防止装置は、前記滑車の下方位置において後方へ延びる主材及び該主材から前記滑車の外周方向へ放射状に延びる支持材を備えた支持アームと、該支持アームの先端部に取り付けられて、搬器の通過軌跡に沿って円弧状に形成された振れガイドと、を備え
    前記メインフレームが前後に移動することにより、前記滑車及び前記搬器内振れ防止装置が共に連動して前後に移動するように構成され、
    前記滑車が回転しても、前記振れガイドは前記滑車と連動して回転しないように構成されていることを特徴とする固定循環式索道の搬器内振れ防止装置。
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