JP6440530B2 - 機械式駐車場 - Google Patents

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Description

本発明は、機械式駐車場に関する。
一般に、少ないスペースで多数の車両を効率的に駐車できる駐車場として、機械式駐車場が知られている。機械式駐車場も種々の構造が提供されているが、その1つとしてパレットの上に車両を載置し、このパレットを前後或いは左右にレールや溝を利用して移動させることにより、空いているパレットスペースへ運ぶ構成としたパレット式の機械式駐車場が提供されている。また、このパレット式の機械式駐車場にリフト及び立体的な駐車層を組み合わせることにより、より駐車効率を高めた機械式駐車場も提供されている。
一方、近年、低騒音でクリーンな電気自動車やプラグインハイブリッド車(以下これらをEV車と総称する)が普及し始めている。EV車はそれに搭載されているリチウムイオン電池などの二次電池からの電力を動力源としている。この二次電池を充電するためには、現状数十分から数時間の充電時間が必要である。そこで駐車場にEV車を駐車している時間を利用してEV車の二次電池を充電する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−208458号
特許文献1に記載される機械式駐車装置では、トレイが格納される駐車室が限定されることによる電気自動車の格納効率の低下を抑止するため、トレイには給電端子に当接しうる2つの受電端子が設けられる。メンテナンス作業の際に、給電端子と当接していない露出した受電端子に接触しても作業者が感電しないように、この2つの受電端子の一方が給電端子に当接すると、他方の受電端子への通電が電磁接触器によって遮断される。しかしながら、電磁接触器はトレイに設けられているため、トレイが移動する際の振動により故障する場合がある。したがって、確実に通電が遮断されている保証はなく、作業者が感電するおそれがある。
本発明は、こうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、作業者が感電するのを防止できる機械式駐車場の提供にある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の機械式駐車場は、受電端子が設けられるパレットと、複数の駐車スペースのそれぞれに設けられる給電端子と、給電端子と電力供給部との間に設けられるスイッチと、スイッチの作動状態を制御する制御部と、を備える。制御部は、サービス運転からメンテナンス運転への切替指示を受けると、スイッチをオフ作動状態にする。
この態様によると、メンテナンス運転に切り替わると、給電端子と電力供給部との間に設けられるスイッチがオフ作動状態になり、給電端子ひいては受電端子が電力供給部と電気的に切り離される。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや、本発明の構成要素や表現を方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、作業者が感電するのを防止できる機械式駐車場を提供できる。
実施の形態に係る機械式駐車場の正面図である。 図1のB1F格納棚の平面図である。 電源装置から給電システムへの供給電力の系統を示すブロック図である。 制御装置の機能および構成を示すブロック図である。
以下、各図面に示される同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図面における部材の寸法は、理解を容易にするために適宜拡大、縮小して示される。また、各図面において実施の形態を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。
図1は、実施の形態に係る機械式駐車場10の正面図である。図2は、B1F格納棚14の平面図である。機械式駐車場10は、地上に設けられた建物24の地下に地下3階まで設けられた、いわゆる地下式の機械式駐車場である。
機械式駐車場10は、地下1階の駐車室であるB1F格納棚14と、地下2階の駐車室であるB2F格納棚16と、地下3階の駐車室であるB3F格納棚18と、複数のEV車対応でない通常パレット32と、複数のEV車対応パレット100と、第1移載装置56と、複数の第2移載装置58と、リフトフレーム88と、断面が略矩形の昇降路96の四隅に支柱として設けられた4本のマスト90と、昇降装置94と、複数の給電システム40と、乗降室12の外に設けられた操作盤28と、操作盤28と接続された制御装置30と、を備える。
機械式駐車場10は、パレットを用いたパレット式の駐車場である。このパレット式の機械式駐車場10は、昇降装置94を用いて自動車などの車両20が搭載された状態の通常パレット32やEV車対応パレット100(以下、これらをパレットと総称することがある)を昇降させたり、あるいは第1移載装置56や第2移載装置58を使用して通常パレット32やEV車対応パレット100を面方向に移動させたりすることにより、格納棚に車両20を駐車させる構成とされている。
機械式駐車場10へ車両20を入れたり機械式駐車場10から車両20を取り出したりするための乗降室12は建物24内に設けられている。乗降室12は昇降路96の上端に設けられる。乗降室12には乗降室12と昇降路96とを連通するパレット開口26が設けられている。このパレット開口26の大きさは、通常パレット32およびEV車対応パレット100がパレット開口26の周面と干渉することなく通過できるように、平面視でのそれらのパレットの大きさに十分な量のマージンを加えた大きさとされる。
昇降路96は、鉛直方向(図のz方向)に沿って設けられている。昇降路96は、B1F格納棚14、B2F格納棚16、B3F格納棚18のそれぞれと連通する。昇降路96の下端には昇降装置94が設置されている。
平面視した場合に略矩形のリフトフレーム88は、4本のマスト90に昇降自在に支持される。リフトフレーム88の上部には第1移載装置56が搭載される。昇降装置94は昇降路96に沿ってリフトフレーム88を昇降させる。第1移載装置56の上部にはパレットが搭載される。第1移載装置56は、移載方向にパレットを移動可能に構成される。なお、リフトフレーム88、4本のマスト90、および昇降装置94には、本出願人が先に出願した特開2009−197417号公報に記載のリフトフレーム、4本のマスト、昇降装置、をそれぞれ適用することができる。
通常パレット32、EV車対応パレット100はいずれも平板状の部材である。通常パレット32、EV車対応パレット100の車両が搭載される上面すなわち車両搭載面32a、100aは略矩形である。通常パレット32およびEV車対応パレット100は画一的な大きさを有する。
EV車対応パレット100は、第1受電ユニット104と、第2受電ユニット106と、車両搭載面100a上に設けられたコンセント102と、を備える。駐車中にEV車22に充電する場合、EV車対応パレット100に搭載されたEV車22の給電口とコンセント102とは給電ケーブル110によって電気的に接続される。
第1受電ユニット104、第2受電ユニット106(以下、これらを受電ユニットと総称することがある)は、車両搭載面100aの2つの長辺にそれぞれ設けられる。第1受電ユニット104と第2受電ユニット106とは図中で破線で示されるようにケーブルによって電気的に接続されている。また、第1受電ユニット104および第2受電ユニット106は、コンセント102と電気的に接続される。
B1F格納棚14、B2F格納棚16、B3F格納棚18はそれぞれ10の駐車スペース50を含む。それら10の駐車スペース50は、平面視した場合に移載方向(図のx方向)に5行、移載方向と実質的に直交する交差方向(図のy方向)に2列のマトリクス状に配列される。各駐車スペース50は通常パレット32、EV車対応パレット100のいずれをも収容可能に構成される。駐車スペース50はパレットと共に車両が駐車されうる格納棚内の1駐車領域(駐車の1単位)である。駐車スペース50と駐車スペース50との間には、駐車スペース50をまたいでパレットが移動する際にそれを支持する転倒防止ローラ38が設置される。
給電駐車スペース52は、給電を要するEV車22への給電が可能な駐車スペース50である。給電駐車スペース52には、給電駐車スペース52に収容されるEV車対応パレット100に電力を供給する給電システム40が設けられる。給電駐車スペース52は、各格納棚に含まれる10の駐車スペース50のうち3箇所に配置される。
なお、機械式駐車場10のパズル動作により通常パレット32が給電駐車スペースに進入することもある。
給電システム40は、給電盤42と、給電端子(不図示)を有する給電ユニット44と、を有する。給電盤42と給電ユニット44とは図1、図2中の破線で示されるようにケーブルによって電気的に接続されている。給電盤42は、電源装置(図1、2では不図示)から得られる電力をEV車22に供給するのに好適な電圧にして給電端子に供給する。給電ユニット44の給電端子は、EV車対応パレット100が給電駐車スペース52の所定の充電位置に配置されると、そのEV車対応パレット100が有する第1受電ユニット104または第2受電ユニット106の受電端子と機械的に接触する。すると、給電システム40からコンセント102および給電ケーブル110を介してEV車22に電力が供給される。
操作盤28は、機械式駐車場10の係員または機械式駐車場10のメンテナンス作業を行う作業者に対するユーザインタフェースとしての機能を有する。操作盤28はタッチパネルを有する。操作盤28は、制御装置30と接続されており、タッチパネルに入力された操作に応じて制御装置30に制御信号を送信するとともに、制御装置30からの制御信号を受信してタッチパネルに必要な情報を表示させる。例えば操作盤28は、タッチパネルにサービス運転からメンテナンス運転への切替指示が入力されると、メンテナンス運転への切替指示信号を制御装置30に送信する。また例えば操作盤28は、タッチパネルにメンテナンス運転からサービス運転への切替指示が入力されると、サービス運転への切替指示信号を制御装置30に送信する。
「サービス運転」とは、機械式駐車場10が通常稼働中であり、すべての駐車スペース50への入出庫が可能な状態を指す。「メンテナンス運転」とは、作業者が駐車スペース50に給電駐車スペース52に設けられる各種装置の点検を初めとして、駐車スペース50に関する様々な点検を行うためのモードである。メンテナンス運転への切替指示は、メンテナンス運転では、基本的にはすべての駐車スペース50への入出庫が禁止される。ただし、特定の駐車スペース50だけをメンテナンス運転にする場合、すなわちメンテナンス運転への切替指示信号に特定の駐車スペース50を指定する情報が含まれている場合は、その給電駐車スペース52への入出庫だけが禁止される。
図3は、電源装置から給電システム40への供給電力の系統を示すブロック図である。機械式駐車場10は、メインスイッチ34と、複数の個別スイッチ36と、をさらに備える。それらのスイッチは、例えば電磁接触器により構成される。実施の形態では、各格納棚はそれぞれ3つの給電駐車スペース52を含むため、機械式駐車場10は9つの給電駐車スペース52を含む。したがって、機械式駐車場10は、9つの給電システム40を備える。メインスイッチ34は、それら9つの給電システム40のすべてと、電源装置との間の経路上に設けられる。個別スイッチ36は、給電システム40に対応して設けられる。各個別スイッチ36は、メインスイッチ34と各給電システム40との間の経路上に設けられる。
メインスイッチ34をオフにすると、電源装置とすべての給電システム40の給電端子とは電気的に切り離される。したがって、給電端子とEV車対応パレット100が有する受電ユニットの受電端子とが機械的に接触していても、受電端子は電源装置と電気的に切り離される。また個別スイッチ36をオフにすると、電源装置とその個別スイッチ36に対応する給電システム40が電気的に切り離される。
図4は、制御装置30の機能および構成を示すブロック図である。ここに示す各ブロックは、ハードウエア的には、コンピュータのCPU(Central Processing Unit)をはじめとする素子や機械装置で実現でき、ソフトウエア的にはコンピュータプログラム等によって実現されるが、ここでは、それらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックはハードウエア、ソフトウエアの組合せによっていろいろなかたちで実現できることは、本明細書に触れた当業者には理解されるところである。
制御装置30は、受付部60と、監視部62と、通知部64、スイッチ制御部66と、を含む。受付部60は、操作盤28から送信される制御信号を受信する。受付部60は、操作盤28からメンテナンス運転への切替指示信号、サービス運転への切替指示信号を受信した場合、その内容をスイッチ制御部66に送信する。
監視部62は、駐車スペース50に設けられる各種装置について監視する。例えば、監視部62は給電システム40を監視する。具体的には、監視部62は、給電システム40に設けられた電流計(不図示)から、給電システム40が供給する電力の電流値を受け取り、充電が開始されたか否かを監視する。また、監視部62は、給電システム40が電力を供給する時間(すなわち充電時間)が所定の時間内か否かを監視する。充電が開始されない場合や充電時間が所定の閾値を超えた場合、接触不良や給電システム40の不具合などの異常が生じていると考えられる。監視部62は、こうした異常を検知すると、異常検知信号を生成し、通知部64およびスイッチ制御部66に送信する。異常検知信号は、異常が生じている駐車スペース50を特定する情報を含んでもよい。
通知部64は、監視部62から異常検知信号を受信すると、異常が生じている旨を知らせるメッセージを含む通知信号を生成し、操作盤28に送信する。通知信号は、異常が生じている駐車スペース50を特定する情報を含んでもよい。操作盤28は、受信した通知信号に対応する情報をタッチパネルに表示する。機械式駐車場10の係員は、タッチパネルに表示されるメッセージを読むことで異常が生じていることを把握できる。
スイッチ制御部66は、メインスイッチ34と複数の個別スイッチ36のそれぞれの作動状態すなわちオンオフを制御する。スイッチ制御部66は、メンテナンス運転への切替指示信号を受信した場合、メインスイッチ34をオフに制御する。スイッチ制御部66は、メンテナンス運転への切替指示信号に特定の給電駐車スペース52を指定する情報が含まれている場合、その給電駐車スペース52の給電システム40に対応する個別スイッチ36をオフに制御する。
スイッチ制御部66は、サービス運転への切替指示信号を受信した場合、メインスイッチ34とすべての個別スイッチ36をオンに制御する。スイッチ制御部66は、サービス運転への切替指示信号に特定の給電駐車スペース52を指定する情報が含まれている場合、その給電駐車スペース52の給電システム40に対応する個別スイッチ36をオンに制御する。スイッチ制御部66がオフの場合は、メインスイッチ34もオンに制御する。
スイッチ制御部66は、異常検知信号を受信した場合、メンテナンス運転への切替指示信号を受信した場合と同様に、メインスイッチ34をオフに制御する。なお、異常検知信号に異常が生じている給電駐車スペース52を特定する情報が含まれている場合、スイッチ制御部66は、その給電駐車スペースの給電システム40に対応する個別スイッチ36だけをオフに制御してもよい。
以上のように構成された機械式駐車場10の動作について説明する。
メンテナンスを実施する場合の動作を考える。作業者は、操作盤28を操作し、メンテナンス運転への切り替えを指示する。操作盤28は、切替指示信号を制御装置30に送信する。制御装置30は、切替指示信号を受信すると、メインスイッチ34をオフに制御する。これにより、すべての給電駐車スペース52の給電システム40が、電源装置と電気的に切り離される。この状態で作業者は、給電駐車スペース52を初めとする駐車スペース50で、駐車スペース50に設けられた各種装置のメンテナンスを実施する。このときメインスイッチ34はオフであるため、給電駐車スペース52の給電システム40の給電端子は、電源装置と電気的に切り離されている。そのため、第1受電ユニット104または第2受電ユニット106の受電端子のうち、給電端子と接触していない受電ユニットの受電端子も、電源装置と電気的に切り離されている。したがって、作業者がその受電端子に接触しても感電しない。メンテナンスが終了すると、作業者は、操作盤28を操作し、サービス運転への切り替えを指示する。操作盤28は、切替指示信号を制御装置30に送信する。制御装置30は、切替指示信号を受信すると、メインスイッチ34をオンに制御する。
なお、作業者は、操作盤28を操作してメンテナンス運転への切り替えを指示する際に、メンテナンス作業を行う駐車スペース50(特に給電駐車スペース52)を指定してもよい。この場合、制御装置30は、その給電駐車スペース52に対応する個別スイッチ36をオフに制御する。
続いて、給電駐車スペース52で異常が生じた場合の動作を考える。制御装置30は、異常を検知すると、メンテナンス運転の場合と同様に、メインスイッチ34をオフに制御する。制御装置30は、異常が検知された給電駐車スペース52の給電システム40に対応する個別スイッチ36だけをオフに制御してもよい。これにより、少なくとも異常が生じている給電駐車スペース52の給電システム40の給電端子は、電源装置と電気的に切り離される。また制御装置30は、操作盤28のタッチパネルに異常が生じている旨を示すメッセージを表示させる。係員は、このメッセージを読むことにより異常が生じていることを把握し、メンテナンス作業を行う作業者に連絡する。作業者は、異常が生じている給電駐車スペース52で、異常に応じた対処を実施する。このとき、少なくとも異常が生じている給電駐車スペース52の給電システム40の給電端子は、電源装置と電気的に切り離されている。そのため、第1受電ユニット104または第2受電ユニット106の受電端子のうち、給電端子と接触していない受電ユニットの受電端子も、電源装置と電気的に切り離されている。したがって、作業者がその受電端子に接触しても感電しない。対処が終了すると、作業者は、操作盤28を操作し、サービス運転への切り替えを指示する。操作盤28は、サービス運転への切替指示信号を制御装置30に送信する。制御装置30は、この信号を受信すると、すべてのスイッチをオンに制御する。
以上説明した実施の形態に係る機械式駐車場10によると、サービス運転からメンテナンス運転に切り替えることにより、すべての給電駐車スペース52の給電システム40が、電源装置と電気的に切り離される。そのため、EV車対応パレット100が有する受電ユニットの受電端子も、当然、電源装置と電気的に切り離される。これにより、作業者がメンテナンス作業を行っているときに、給電ユニット44と接続していない受電ユニットの受電端子に接触しても感電しない。
また、実施の形態に係る機械式駐車場10によると、特定の給電駐車スペース52の給電システム40を、電源装置と電気的に切り離すことができる。言い換えると、メンテナンスの必要がない給電駐車スペース52の給電システム40と電源装置との電気的な接続は維持される。これにより、メンテナンスによる充電への影響を最小限にできる。
また、実施の形態に係る機械式駐車場10によると、異常を検知すると、サービス運転からメンテナンス運転に切り替わり、すべての給電駐車スペース52の給電システム40あるいは異常が生じている給電駐車スペース52の給電システム40が、電源装置と電気的に切り離される。異常が生じると、作業者は異常が生じている給電駐車スペース52で作業を実施する必要があるため、作業者が感電しないように、少なくとも作業を実施する給電駐車スペース52の給電システム40を、電源装置と電気的に切り離す必要がある。これに対し実施の形態では、上述のように、異常を検知すると、作業者が操作盤28を操作するまでもなく、異常が生じている給電駐車スペース52の給電システム40が電源装置と電気的に切り離される。したがって、作業者の手間を減らすことができる。
また、実施の形態に係る機械式駐車場10によると、操作盤28は、乗降室12の外、すなわち駐車スペース50から物理的に離れた位置に設けられる。作業者は、この操作盤28を操作することにより機械式駐車場10の運転状態を切り替える。したがって、作業者は、運転状態を切り替えるとき、特に、メンテナンス運転からサービス運転に切り替えるときには、駐車スペース50から物理的に離れた位置にいることになる。そのため、サービス運転に切り替えるときに作業者が感電するのが防止される。
以上、実施の形態に係る機械式駐車場の構成と動作について説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素の組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
(変形例1)
実施の形態では、EV車対応パレット100が、第1受電ユニット104および第2受電ユニット106の2つの受電ユニットを有する場合について説明したが、これに限られない。EV車対応パレット100は、1つだけまたは3つ以上の受電ユニットを有していてもよい。
(変形例2)
実施の形態では、EV車対応パレット100は、長辺に受電ユニットを有する場合について説明したが、これに限られない。EV車対応パレット100は、長辺に代えて、あるいは長辺に加えて、短辺に受電ユニットを有してもよい。
(変形例3)
実施の形態では、操作盤28が乗降室12の外に設けられる場合について説明したが、これに限られない。操作盤28は、駐車スペース50、特に、給電駐車スペース52から物理的に離れた位置に設けられればよく、例えば乗降室12内に設けられてもよい。
(変形例4)
実施の形態では、乗降室が昇降路の上端に位置する、いわゆる地下式の機械式駐車場10について説明したが、これに限られず、本実施の形態の技術的思想は乗降室が昇降路の下端に位置する場合や、昇降路の中間に乗降室を設ける場合にも適用できる。また、昇降路の四隅に支柱としてマスト90が設置されている例について説明したが、2本のマストを昇降路の両側に設置しても良い。
(変形例5)
実施の形態では、平板状のパレットを使用する場合について説明したが、これに限られない。例えば、轍状の溝を形成したパレットや、櫛歯型のパレットなど、車両を搭載して格納することができる形状を有するパレットであればいかなる形状のパレットでも採用することができる。
10 機械式駐車場、 30 制御装置、 34 メインスイッチ、 36 個別スイッチ、 40 給電システム、 42 給電盤、 44 給電ユニット、 50 駐車スペース、 52 給電駐車スペース、 60 受付部、 66 スイッチ制御部、 104 第1受電ユニット、 106 第2受電ユニット。

Claims (6)

  1. 受電端子が設けられるパレットと、
    複数の駐車スペースのそれぞれに設けられる給電端子と、
    前記給電端子と電力供給部との間の電気的な接続状態を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、サービス運転からメンテナンス運転への切替指示を受けると、前記給電端子と前記電力供給部が電気的に非接続となるように、前記接続状態を制御することを特徴とする機械式駐車場。
  2. 数の給電端子のそれぞれに対応する複数の個別スイッチをさらに備え
    前記制御部は、サービス運転からメンテナンス運転への切替指示を受けると、切替指示において指定された駐車スペースに対応する個別スイッチをオフ作動状態にすることを特徴とする請求項1に記載の機械式駐車場。
  3. べての給電端子と前記電力供給部との間に設けられたメインスイッチをさらに備え
    前記制御部は、サービス運転からメンテナンス運転への切替指示を受けると、前記メインスイッチをオフ状態にすることを特徴とする請求項1または2に記載の機械式駐車場。
  4. 前記制御部は、サービス運転からメンテナンス運転への切替指示を受けると、切替指示において指定された駐車スペースに対応する前記給電端子と前記電力供給部とが電気的に非接続となり、且つ、切替指示において指定されなかった駐車スペースに対応する前記給電端子と前記電力供給部とが電気的に接続されるように、前記接続状態を制御することを特徴とする請求項1に記載の機械式駐車場。
  5. 前記制御部は、当該機械式駐車場において所定の異常が生じたことを検知すると、すべての給電端子と前記電力供給部が電気的に非接続となるように前記接続状態を制御することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の機械式駐車場。
  6. 1つの前記パレットには、複数の受電端子が設けられ、
    前記複数の受電端子のうちの1つの受電端子が前記給電端子に電気的に接続されることにより、車両への充電が行われることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の機械式駐車場。
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