JP2012188881A - 機械式駐車装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】動作制御部40は、操作盤17の入力部42によって受付けられた、通常動作モード又は動作抑止モードにて、機械式駐車装置10の動作を制御する。ここで、操作盤17の入力部42に対する切替え操作は、特定の操作、すなわち、機械式駐車装置10のメンテナンス作業員が行うことが出来る操作に対してのみ、入力部42におけるモードの切替え入力を受付ける。従って、作業員がメンテナンス作業を行うために装置内部に入る際に、操作盤17の入力部42を操作して、動作制御部40を動作抑止モードに切替えてしまえば、再び、メンテナンス作業員が操作盤17の入力部42を操作して、動作制御部40の制御モードを通常動作モードに戻さないかぎり、機械式駐車装置10が動作することはない。
【選択図】図1
Description
又、入庫バース14及び出庫バース16と、駐車スペース12とを結ぶ入庫リフト20、出庫リフト22が配置されている。そして、駐車スペース12には、車両24を搬送するための走行台車26と、走行台車26が移動する走行路28と、走行路28に敷設された走行台車の走行レール29と、走行路の左右両側に沿って縦列配置された複数の駐車ます30、32とが、必要に応じて多段(図示の例では三段)に設けられている。更に、走行台車26及び駐車ます30、32の各々には、相互間の車両移載用のコンベア34、36、38が設けられている。
なお、図示の例では、入庫バース14、出庫バース16が同一フロアに設けられているが、設置環境に応じてこれらを別フロアに設けることもあり、又、入庫バース14及び出庫バース16が機能分けされておらず、夫々が入出庫を受け持つように構成することも可能である(例えば、特許文献1参照。)。
このような課題は、図6、図7に示される機械式駐車装置10のみならず、いわゆるタワー型の機械式駐車装置等、車両の入出庫口で装置の内外が隔離され、入出庫口から車両格納部の全域を目視できない構成を有する機械式駐車装置全般に当てはまるものである。
以下の発明の態様は、本発明の構成を例示するものであり、本発明の多様な構成の理解を容易にするために、項別けして説明するものである。各項は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、発明を実施するための最良の形態を参酌しつつ、各項の構成要素の一部を置換し、削除し、又は、更に他の構成要素を付加したものについても、本願発明の技術的範囲に含まれ得るものである。
又、操作盤の入力部に対する切替え操作は、特定の操作、例えば、機械式駐車装置のメンテナンス作業員が行うことが出来る操作に対してのみ、入力部におけるモードの切替え入力を受付けることとする。そして、作業員がメンテナンス作業を行うために装置内部に入る際に、メンテナンス作業員が操作盤の入力部を操作して、動作制御部を動作抑止モードに切替えてしまえば、再び、メンテナンス作業員が操作盤の入力部を操作して、動作制御部を通常動作モードに戻さないかぎり、機械式駐車装置が動作することがなくなるものとなる。
従って、車両の入出庫口から車両格納部の全域を目視できない構成を有する機械式駐車装置において、動作抑止モードに切替え中に、ユーザーが操作盤を操作しても、機械式駐車装置がそれを受付けることはない。
本項に記載の機械式駐車装置は、車両の入出庫口である入・出庫バースで、装置の内外が隔離され、入出庫口から車両格納部の全域を目視できない構成を有するものである。なお、いわゆるタワー型の機械式駐車装置も、同様の理由により、入出庫口から車両格納部の全域を目視できない構成を有するものである。
本項に記載の機械式駐車装置は、操作盤の入力部として、キーシリンダに連動する接点回路を設けたものである。よって、上述の例に当てはめれば、メンテナンス作業員がキーシリンダに適合する専用キーを持つことで、メンテナンス作業員のみが、操作盤の入力部を操作し、動作制御部を、通常動作モード又は動作抑止モードに切替えることができるものとなる。
本項に記載の機械式駐車装置は、操作盤の入力部として、操作盤に対するモード切替え専用操作を検出する検出手段を設けたものである。なお、かかる検出手段としては、例えば、操作盤のタッチパネル式の表示/入力部を採用して、モード切替え専用の入力操作ロジックを設定しておくこととする。よって、上述の例に当てはめれば、メンテナンス作業員のみに知らされた、モード切替え用のパスワードを、メンテナンス作業員が操作盤のタッチパネルに入力することで、動作制御部を、通常動作モード又は動作抑止モードに切替えることができるものとなる。
本項に記載の機械式駐車装置は、操作盤の入力部に対する動作抑止モードへの切替え操作を受けて、警報表示部が作動することで、誤操作を回避するものである。例えば、上記(2)の例に当てはめれば、メンテナンス作業員が入力部であるキーシリンダに専用キーを差し込むことで警報表示部が作動し、動作抑止モードへの切替え操作完了の後、キーシリンダから専用キーを抜かない限り、警報表示部が作動し続けることで、メンテナンス作業員による専用キーの抜き忘れを防止するものである。又、(3)の例に当てはめれば、モード切替え用のパスワード入力画面をタッチパネルに表示することで警報表示部が作動し、動作抑止モードへの切替え操作完了の後、警報表示部が作動し、動作抑止モードへの切替え操作完了の後、モード切替え用のパスワード入力画面をタッチパネルから消す操作をしない限り、警報表示部が作動し続けることで、メンテナンス作業員による入力画面の消し忘れを防止するものである。
本項に記載の機械式駐車装置は、入力部に対する動作抑止モードへの切替え操作を受けて、警報ブザーやスピーカ等の音声表示手段から音声警告を発報し、メンテナンス作業員やユーザーに、動作抑止モードへの切替え操作が行われていることを認識させるものである。
本項に記載の機械式駐車装置は、入力部に対する動作抑止モードへの切替え操作を受けて、モニター、タッチパネル、ランプ等の視覚表示手段により、画像表示、発光等視覚的表示を行い、メンテナンス作業員やユーザーに、動作抑止モードへの切替え操作が行われていることを認識させるものである。
ここで、入庫操作盤17、出庫操作盤18は、特定の車両の入出庫を行うための表示パネル、テンキーを備えており、近年では、これらの表示手段、入力手段を一体化したタッチパネル式の操作盤も一般的となっている。又、動作制御部40は、コンピュータ等の電子演算器や、プログラマブルコントローラにより構成され、機械式駐車装置10の動作部を制御する制御ロジックとして、「通常動作モード」及び「動作抑止モード」を含むものである。
なお、警報表示部44として、警報ブザー52に代えて、又は警報ブザー52と共に、モニター、タッチパネル(警報表示画面の表示)、ランプ等の視覚表示手段を、入庫操作盤17及び出庫操作盤18に設けることとしても良い。
S100:動作制御部40は、入庫操作盤17及び出庫操作盤18の入力部42であるキーシリンダに、作業者が鍵(専用キー)を挿入したか否かを監視する。
S110:上記S100において鍵が挿入されると(YES)、鍵が挿入されたキーシリンダに係る操作盤の、接点58がオンとなり、リレー56が励起されて、警報ブザー52の発報を開始する。
S120:動作制御部40は、現操作に係る入庫操作盤17又は出庫操作盤18のキーシリンダに差し込んだ鍵を、作業者が「動作抑止」の位置へ回したか否かを監視する。
S130:上記S120において鍵が回されると(YES)、それに連動して接点46がオンとなることで、動作制御部40は動作抑止モードへの切替え入力を検知し、機械式駐車装置10の、動作中の全ての動作を停止する。
S140:動作制御部40は、入庫操作盤17又は出庫操作盤18を介して入力済みの、入庫・出庫予約を停止する。
S150:現操作に係る入庫操作盤17又は出庫操作盤18のキーシリンダに差し込んだ鍵を、「動作抑止」の位置で作業者が抜いたか否かを、接点58のオン/オフにより監視する。
S160:上記S150において鍵が抜かれると(YES)、現操作に係る入庫操作盤17又は出庫操作盤18のキーシリンダに差し込んだ鍵を、作業者が抜くことで、接点58はオフとなり、リレー56は非励起状態に戻り、警報ブザー52の発報が停止する。
S200:動作制御部40は、入庫操作盤17及び出庫操作盤18の入力部42であるキーシリンダに、作業者が鍵(専用キー)を挿入したか否かを監視する。
S210:上記S200において鍵が挿入されると(YES)、鍵が挿入されたキーシリンダに係る操作盤の、接点58がオンとなり、リレー56が励起されて、警報ブザー52の発報を開始する。
S220:動作制御部40は、現操作に係る入庫操作盤17又は出庫操作盤18のキーシリンダに差し込んだ鍵を、作業者が「通常動作」の位置へ回したか否かを監視する。
S230:上記S220において鍵が回されると(YES)、それに連動して接点46がオフとなることで、動作制御部40は通常動作モードへの切替え入力を検知し、機械式駐車装置10の、動作中の全ての動作を再開する。
S240:現操作に係る入庫操作盤17又は出庫操作盤18のキーシリンダに差し込んだ鍵を、「通常動作」の位置で作業者が抜いたか否かを、接点58のオン/オフにより監視する。
S250:上記S240において鍵が抜かれると(YES)、現操作に係る入庫操作盤17又は出庫操作盤18のキーシリンダに差し込んだ鍵を、作業者が抜くことで、接点58はオフとなり、リレー56は非励起状態に戻り、警報ブザー52の発報が停止する。
S300:動作制御部40は、入庫操作盤17及び出庫操作盤18の入力部42であるいずれかのタッチパネルに、作業者がモード切替えのための操作画面を表示したか否かを監視する。
S310:上記S300において、モード切替えのための操作画面が表示されると(YES)、そのタッチパネルに係る操作盤の、警報ブザー52の発報を開始する。
S320:動作制御部40は、いずれかのタッチパネルで動作抑止モードへと切替えるための、入力操作をしたか否かを監視する。なお、所定の設定時間経過時点で、この入力操作がなされない場合には(NO)、S370へと移行する。
S330:上記S320において、動作抑止モードへと切替えるための入力操作がされると(YES)、動作制御部40は動作抑止モードへの切替え入力を検知し、機械式駐車装置10の、動作中の全ての動作を停止する。
S340:動作制御部40は、入庫操作盤17又は出庫操作盤18を介して入力済みの、入庫・出庫予約を停止する。
S350:動作制御部40は、現操作に係る入庫操作盤17又は出庫操作盤18のタッチパネルの、モード切替えのための操作画面が、作業者によって消されたか否かを監視する。
S360:上記S350においてモード切替えのための操作画面が消されると(YES)、そのタッチパネルに係る操作盤の、警報ブザー52の発報を停止する。
S370:上記320において入力操作がなされない場合には(NO)、いずれかのタッチパネルで、モード切替えのための操作画面が、作業者によって消されたか否かを監視する。
S380:上記370において、モード切替えのための操作画面が、作業者によって消された場合には(YES)、そのタッチパネルに係る操作盤の、警報ブザー52の発報を停止する。
S400:動作制御部40は、入庫操作盤17及び出庫操作盤18の入力部42であるいずれかのタッチパネルに、作業者がモード切替えのための操作画面を表示したか否かを監視する。
S410:上記S400において、モード切替えのための操作画面が表示されると(YES)、そのタッチパネルに係る操作盤の、警報ブザー52の発報を開始する。
S420:動作制御部40は、いずれかのタッチパネルで通常モードへと切替えるための、入力操作をしたか否かを監視する。なお、所定の設定時間経過時点で、この入力操作がなされない場合には(NO)、S460へと移行する。
S430:上記S420において、通常動作モードへと切替えるための入力操作がされると(YES)、動作制御部40は通常動作モードへの切替え入力を検知し、機械式駐車装置10の、動作中の全ての動作を再開する。
S440:動作制御部40は、現操作に係る入庫操作盤17又は出庫操作盤18のタッチパネルの、モード切替えのための操作画面が、作業者によって消されたか否かを監視する。
S450:上記S440においてモード切替えのための操作画面が消されると(YES)、そのタッチパネルに係る操作盤の、警報ブザー52の発報を停止する。
S460:上記420において入力操作がなされない場合には(NO)、いずれかのタッチパネルで、モード切替えのための操作画面が、作業者によって消されたか否かを監視する。
S470:上記460において、モード切替えのための操作画面が、作業者によって消された場合には(YES)、そのタッチパネルに係る操作盤の、警報ブザー52の発報を停止する。
Claims (6)
- 車両の入出庫口から車両格納部の全域を目視できない構成を有する機械式駐車装置であって、
当該装置の動作を制御する制御ロジックとして、通常動作モード及び動作抑止モードを含む動作制御部と、前記入出庫口に隣接して設置された操作盤とを含み、該操作盤に、特定の操作によってのみ、前記動作制御部における前記モードの切替え入力を受付ける入力部が設けられていることを特徴とする機械式駐車装置。 - 前記入力部は、キーシリンダに連動する接点回路であることを特徴とする請求項1記載の機械式駐車装置。
- 前記入力部は、操作盤に対するモード切替え専用操作を検出する検出手段であることを特徴とする請求項1又は2記載の機械式駐車装置。
- 前記操作盤には、前記入力部に対する動作抑止モードへの切替え操作を受けて作動する警報表示部が設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の機械式駐車装置。
- 前記警報表示部は、音声表示手段を備えることを特徴とする請求項4記載の機械式駐車装置。
- 前記警報表示部は、視覚表示手段を備えることを特徴とする請求項4又は5記載の機械式駐車装置。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016160712A (ja) * | 2015-03-04 | 2016-09-05 | 住友重機械搬送システム株式会社 | 機械式駐車場 |
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2011
- 2011-03-11 JP JP2011054298A patent/JP2012188881A/ja active Pending
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