JP2012188881A - 機械式駐車装置 - Google Patents

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▲広▼信 佐藤
Toshishige Takeuchi
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Abstract

【課題】機械式駐車装置内部で、メンテナンス等必要な作業を行う際の、誤操作による装置の動作を確実に防ぐ。
【解決手段】動作制御部40は、操作盤17の入力部42によって受付けられた、通常動作モード又は動作抑止モードにて、機械式駐車装置10の動作を制御する。ここで、操作盤17の入力部42に対する切替え操作は、特定の操作、すなわち、機械式駐車装置10のメンテナンス作業員が行うことが出来る操作に対してのみ、入力部42におけるモードの切替え入力を受付ける。従って、作業員がメンテナンス作業を行うために装置内部に入る際に、操作盤17の入力部42を操作して、動作制御部40を動作抑止モードに切替えてしまえば、再び、メンテナンス作業員が操作盤17の入力部42を操作して、動作制御部40の制御モードを通常動作モードに戻さないかぎり、機械式駐車装置10が動作することはない。
【選択図】図1

Description

本発明は、走行台車の走行路に沿って複数の駐車ますが配置され、前記走行台車及び前記複数の駐車ますの各々に、相互間の車両移載用のコンベアとコンベア連動機構とが設けられた機械式駐車装置に関するものである。
図7、図8に示される機械式駐車装置10は、いわゆる平置きの駐車スペースを十分確保することが困難な比較的狭い敷地に対し、大規模駐車装置を設置するに適したものである。この機械式駐車装置10は、地上部分に、車両24の入出庫口である入庫バース14及び出庫バース16が設けられ、それらに隣接して入庫操作盤17、出庫操作盤18が設置されている。一方、車両格納部を構成する駐車スペース12は、入庫バース14及び出庫バース16から離れた位置に設けられている。
又、入庫バース14及び出庫バース16と、駐車スペース12とを結ぶ入庫リフト20、出庫リフト22が配置されている。そして、駐車スペース12には、車両24を搬送するための走行台車26と、走行台車26が移動する走行路28と、走行路28に敷設された走行台車の走行レール29と、走行路の左右両側に沿って縦列配置された複数の駐車ます30、32とが、必要に応じて多段(図示の例では三段)に設けられている。更に、走行台車26及び駐車ます30、32の各々には、相互間の車両移載用のコンベア34、36、38が設けられている。
そして、入庫を行う際には、車両24を入庫バース14に乗り入れ、操作者が入庫操作盤17に必要な入力を行うことで、機械式駐車装置10の動作部全体を制御する動作制御部(図1の符号40参照)により、入庫可能な駐車ます30が割り当てられ、その駐車ます30へと入庫に係る車両24が搬入される。一方、出庫を行う際には、操作者が出庫バース16へと出向き、出庫操作盤18に対して、出庫に係る車両が入庫された駐車ます30を入力することで、動作制御部はその駐車ます30から出庫バース16へと、車両24を搬出する。
なお、図示の例では、入庫バース14、出庫バース16が同一フロアに設けられているが、設置環境に応じてこれらを別フロアに設けることもあり、又、入庫バース14及び出庫バース16が機能分けされておらず、夫々が入出庫を受け持つように構成することも可能である(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−278396号公報
ところで、上記のような大規模の機械式駐車装置10において、メンテナンス作業を行うために、作業員が装置内部に入る場合には、機械式駐車装置10の動作を一時的に停止して、メンテナンス作業員の安全を確保している。この操作は、通常は、機械式駐車装置10の動作制御部に対して、直接的に動作抑止モード(メンテナンスモード)への切替え入力を行うものである。
一方、機械式駐車装置10と離れた場所に動作制御部が設置される構成の場合は、緊急対応時に、メンテナンス作業員が動作制御部に対する動作抑止モードへの切替え操作を行うことなく、装置内部に進入して作業を行わざるを得ないケースも存在する。しかしながら、上記のような大規模の機械式駐車装置10は、入庫バース14、出庫バース16を駐車スペース12等、車両格納部から離れた位置に設置していることから、入庫操作盤17、出庫操作盤18を操作しながら、駐車スペース12等、車両格納部の全体を目視することは不可能であり、装置内部での作業を行っている時に、ユーザーの誤操作を完全に防止することが必要不可欠である。
このため、安全性を高めるための運用手法として、従来は例えば、入庫操作盤17、出庫操作盤18の近傍に、作業中を示す立て札を立ててユーザーに注意を促し、又は、メンテナンス作業員に監視員が同行し、監視員が入庫バース14及び出庫バース16において、メンテナンス中であることをユーザーに告知する等の対策を実施している。しかしながら、ユーザーが立て札を見逃すケースもあり、又、入庫バース14、出庫バース16が離間した場所に、又は、より多くの個所に設置されているような場合には、監視員の増員等、作業員の安全確保のために、多大な労力を払う必要があった。
このような課題は、図6、図7に示される機械式駐車装置10のみならず、いわゆるタワー型の機械式駐車装置等、車両の入出庫口で装置の内外が隔離され、入出庫口から車両格納部の全域を目視できない構成を有する機械式駐車装置全般に当てはまるものである。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、機械式駐車装置内部で、メンテナンス等必要な作業を行う際の、誤操作による装置の動作を確実に防ぎ、機械式駐車装置をより安全・確実に運用することを可能とするものである。
(発明の態様)
以下の発明の態様は、本発明の構成を例示するものであり、本発明の多様な構成の理解を容易にするために、項別けして説明するものである。各項は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、発明を実施するための最良の形態を参酌しつつ、各項の構成要素の一部を置換し、削除し、又は、更に他の構成要素を付加したものについても、本願発明の技術的範囲に含まれ得るものである。
(1)車両の入出庫口から車両格納部の全域を目視できない構成を有する機械式駐車装置であって、当該装置の動作を制御する制御ロジックとして、通常動作モード及び動作抑止モードを含む動作制御部と、前記入出庫口に隣接して設置された操作盤とを含み、該操作盤に、特定の操作によってのみ、前記動作制御部における前記モードの切替え入力を受付ける入力部が設けられている機械式駐車装置(請求項1)。
本項に記載の機械式駐車装置は、操作盤に設けられた入力部によって、動作制御部の通常動作モードと動作抑止モードとの切替え操作を受付け、動作制御部は、入力部によって受付けられた、「通常動作モード」又は「動作抑止モード」にて、機械式駐車装置の動作を制御する。ここで、通常動作モードは、操作盤に入力された動作指令に沿って装置全体が連携作動するモードであり、動作抑止モードは、動作抑止モードから通常動作モードへの復旧が行われなければ装置を動作させることが出来ないか、若しくは、メンテナンス作業員等による特定の動作指令のみを受けて、必要な部分が動作するモードである。
又、操作盤の入力部に対する切替え操作は、特定の操作、例えば、機械式駐車装置のメンテナンス作業員が行うことが出来る操作に対してのみ、入力部におけるモードの切替え入力を受付けることとする。そして、作業員がメンテナンス作業を行うために装置内部に入る際に、メンテナンス作業員が操作盤の入力部を操作して、動作制御部を動作抑止モードに切替えてしまえば、再び、メンテナンス作業員が操作盤の入力部を操作して、動作制御部を通常動作モードに戻さないかぎり、機械式駐車装置が動作することがなくなるものとなる。
従って、車両の入出庫口から車両格納部の全域を目視できない構成を有する機械式駐車装置において、動作抑止モードに切替え中に、ユーザーが操作盤を操作しても、機械式駐車装置がそれを受付けることはない。
(2)上記(1)項において、入出庫に係る車両を搬送する走行台車と、該走行台車の走行路に沿って配置された複数の駐車ますと、前記走行台車及び前記複数の駐車ますの各々に設けられた相互間の車両移載用のコンベアと、前記走行台車及び前記駐車ますのコンベア連動機構とを含む車両格納部と、該車両格納部に対する車両の入出庫口である入・出庫バースとを含む機械式駐車装置。
本項に記載の機械式駐車装置は、車両の入出庫口である入・出庫バースで、装置の内外が隔離され、入出庫口から車両格納部の全域を目視できない構成を有するものである。なお、いわゆるタワー型の機械式駐車装置も、同様の理由により、入出庫口から車両格納部の全域を目視できない構成を有するものである。
(3)上記(1)、(2)項において、前記入力部は、キーシリンダに連動する接点回路である機械式駐車装置(請求項2)。
本項に記載の機械式駐車装置は、操作盤の入力部として、キーシリンダに連動する接点回路を設けたものである。よって、上述の例に当てはめれば、メンテナンス作業員がキーシリンダに適合する専用キーを持つことで、メンテナンス作業員のみが、操作盤の入力部を操作し、動作制御部を、通常動作モード又は動作抑止モードに切替えることができるものとなる。
(4)上記(1)から(3)項において、前記入力部は、操作盤に対するモード切替え専用操作を検出する検出手段である機械式駐車装置(請求項3)。
本項に記載の機械式駐車装置は、操作盤の入力部として、操作盤に対するモード切替え専用操作を検出する検出手段を設けたものである。なお、かかる検出手段としては、例えば、操作盤のタッチパネル式の表示/入力部を採用して、モード切替え専用の入力操作ロジックを設定しておくこととする。よって、上述の例に当てはめれば、メンテナンス作業員のみに知らされた、モード切替え用のパスワードを、メンテナンス作業員が操作盤のタッチパネルに入力することで、動作制御部を、通常動作モード又は動作抑止モードに切替えることができるものとなる。
(5)上記(1)から(4)項において、前記操作盤には、前記入力部に対する動作抑止モードへの切替え操作を受けて作動する警報表示部が設けられている機械式駐車装置(請求項4)。
本項に記載の機械式駐車装置は、操作盤の入力部に対する動作抑止モードへの切替え操作を受けて、警報表示部が作動することで、誤操作を回避するものである。例えば、上記(2)の例に当てはめれば、メンテナンス作業員が入力部であるキーシリンダに専用キーを差し込むことで警報表示部が作動し、動作抑止モードへの切替え操作完了の後、キーシリンダから専用キーを抜かない限り、警報表示部が作動し続けることで、メンテナンス作業員による専用キーの抜き忘れを防止するものである。又、(3)の例に当てはめれば、モード切替え用のパスワード入力画面をタッチパネルに表示することで警報表示部が作動し、動作抑止モードへの切替え操作完了の後、警報表示部が作動し、動作抑止モードへの切替え操作完了の後、モード切替え用のパスワード入力画面をタッチパネルから消す操作をしない限り、警報表示部が作動し続けることで、メンテナンス作業員による入力画面の消し忘れを防止するものである。
(6)上記(5)項において、前記警報表示部は、音声表示手段を備える機械式駐車装置(請求項5)。
本項に記載の機械式駐車装置は、入力部に対する動作抑止モードへの切替え操作を受けて、警報ブザーやスピーカ等の音声表示手段から音声警告を発報し、メンテナンス作業員やユーザーに、動作抑止モードへの切替え操作が行われていることを認識させるものである。
(7)上記(5)(6)項において、前記警報表示部は、視覚表示手段を備える機械式駐車装置(請求項6)。
本項に記載の機械式駐車装置は、入力部に対する動作抑止モードへの切替え操作を受けて、モニター、タッチパネル、ランプ等の視覚表示手段により、画像表示、発光等視覚的表示を行い、メンテナンス作業員やユーザーに、動作抑止モードへの切替え操作が行われていることを認識させるものである。
本発明はこのように構成したので、機械式駐車装置内部で、メンテナンス等必要な作業を行う際の、誤操作による装置の動作を確実に防ぎ、機械式駐車装置をより安全・確実に運用することが可能となる。
本発明の実施の形態に係る機械式駐車装置の概略構成図である。 図1に示される機械式駐車装置の、操作盤の回路構成図である。 図2の回路構成を有する操作盤において、通常動作モードから動作抑止モードへと切替える際の操作手順を示すフローチャートである。 図2の回路構成を有する操作盤において、動作抑止モードから通常動作モードへと切替える際の操作手順を示すフローチャートである。 図2の回路構成の機能を、ソフトウェアで構成した操作盤において、通常動作モードから動作抑止モードへと切替える際の操作手順を示すフローチャートである。 図2の回路構成の機能を、ソフトウェアで構成した操作盤において、動作抑止モードから通常動作モードへと切替える際の操作手順を示すフローチャートである。 従来の機械式駐車装置の全体的構成を示す斜視図である。 図7に示される機械式駐車装置の、駐車スペース設けられた走行台車と、走行台車の走行路と、走行路の左右両側に沿って縦列配置された複数の複列駐車ますとを示す斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態を添付図面に基づいて説明する。ここで、従来技術と同一部分、若しくは相当する部分については同一符号で示し、詳しい説明を省略する。又、本発明の実施の形態に係る機械式駐車装置の全体構成は、従来と同様であることから、適宜、図7、図8の機械式駐車装置10も参照されたい。
図1は、本発明の実施の形態に係る機械式駐車装置10の制御系の構成を概略図示したものであり、動作制御部(制御コントローラ)40と、入庫操作盤17及び出庫操作盤18とを備えている。動作制御部40は、図1に示される入庫リフト20、出庫リフト22、走行台車26等の動作部の動作制御を担うものである。又、入庫操作盤17及び出庫操作盤18は、車両24の入出庫口である入庫バース14及び出庫バース16に隣接して設置されている。そして、入庫操作盤17、出庫操作盤18には、動作制御部40における通常動作モード及び動作抑止モードの切替え入力を受付ける入力部42が設けられている。更に、入庫操作盤17、出庫操作盤18には、警報表示部44が設けられている。なお、図示の例と異なり、入庫バース14及び出庫バース16の各操作盤17、18を共用(1つの操作盤で入庫バース14及び出庫バース16の操作を行う。)した構成を採用する場合もある。
ここで、入庫操作盤17、出庫操作盤18は、特定の車両の入出庫を行うための表示パネル、テンキーを備えており、近年では、これらの表示手段、入力手段を一体化したタッチパネル式の操作盤も一般的となっている。又、動作制御部40は、コンピュータ等の電子演算器や、プログラマブルコントローラにより構成され、機械式駐車装置10の動作部を制御する制御ロジックとして、「通常動作モード」及び「動作抑止モード」を含むものである。
図2には、入力部42がキーシリンダにより構成され、このキーシリンダに連動する接点46を含む接点回路が示されている。図示の例では、入庫操作盤17に係る接点46Aと、出庫操作盤18に係る接点46Bとは、動作制御部40に対する接続線48及び共通線50に対して並行に接続されており、いずれの接点46A、46Bに接点信号が入力されても、動作制御部40は動作抑止モードに切替わり、全ての動作を抑止するものである。なお、接点46A、46Bは、何れも、キーシリンダに専用キーを差し込み、かつ、専用キーを回したときに、オンされるものである。
又、図2の接点回路には、警報表示部44として、音声表示手段である警報ブザー52が含まれている。入庫操作盤17の警報ブザー52(BZA)と、出庫操作盤18の警報ブザー52(BZB)とは、各々、ブザー電源への接続線54(54A、54B)に接続されている。又、警報ブザー52を作動させるリレー56は、入力部42を構成するキーシリンダに連動する、接点58によってオン/オフ制御されるものである。そして、入庫操作盤17の接点58Aと、出庫操作盤18の接点58Bとは、リレー電源に対する接続線60及び共通線62に対して並行に接続され、キーシリンダに専用キーを差し込んだ時点でオンされる。
なお、警報表示部44として、警報ブザー52に代えて、又は警報ブザー52と共に、モニター、タッチパネル(警報表示画面の表示)、ランプ等の視覚表示手段を、入庫操作盤17及び出庫操作盤18に設けることとしても良い。
ここで、図2の回路構成を有する操作盤において、通常動作モードから動作抑止モードへと切替える際の操作手順を、図3に示したフローチャートを参照しながら説明する。
S100:動作制御部40は、入庫操作盤17及び出庫操作盤18の入力部42であるキーシリンダに、作業者が鍵(専用キー)を挿入したか否かを監視する。
S110:上記S100において鍵が挿入されると(YES)、鍵が挿入されたキーシリンダに係る操作盤の、接点58がオンとなり、リレー56が励起されて、警報ブザー52の発報を開始する。
S120:動作制御部40は、現操作に係る入庫操作盤17又は出庫操作盤18のキーシリンダに差し込んだ鍵を、作業者が「動作抑止」の位置へ回したか否かを監視する。
S130:上記S120において鍵が回されると(YES)、それに連動して接点46がオンとなることで、動作制御部40は動作抑止モードへの切替え入力を検知し、機械式駐車装置10の、動作中の全ての動作を停止する。
S140:動作制御部40は、入庫操作盤17又は出庫操作盤18を介して入力済みの、入庫・出庫予約を停止する。
S150:現操作に係る入庫操作盤17又は出庫操作盤18のキーシリンダに差し込んだ鍵を、「動作抑止」の位置で作業者が抜いたか否かを、接点58のオン/オフにより監視する。
S160:上記S150において鍵が抜かれると(YES)、現操作に係る入庫操作盤17又は出庫操作盤18のキーシリンダに差し込んだ鍵を、作業者が抜くことで、接点58はオフとなり、リレー56は非励起状態に戻り、警報ブザー52の発報が停止する。
続いて、図2の回路構成を有する操作盤において、動作抑止モードから通常動作モードへと切替える際の操作手順を、図4に示したフローチャートを参照しながら説明する。
S200:動作制御部40は、入庫操作盤17及び出庫操作盤18の入力部42であるキーシリンダに、作業者が鍵(専用キー)を挿入したか否かを監視する。
S210:上記S200において鍵が挿入されると(YES)、鍵が挿入されたキーシリンダに係る操作盤の、接点58がオンとなり、リレー56が励起されて、警報ブザー52の発報を開始する。
S220:動作制御部40は、現操作に係る入庫操作盤17又は出庫操作盤18のキーシリンダに差し込んだ鍵を、作業者が「通常動作」の位置へ回したか否かを監視する。
S230:上記S220において鍵が回されると(YES)、それに連動して接点46がオフとなることで、動作制御部40は通常動作モードへの切替え入力を検知し、機械式駐車装置10の、動作中の全ての動作を再開する。
S240:現操作に係る入庫操作盤17又は出庫操作盤18のキーシリンダに差し込んだ鍵を、「通常動作」の位置で作業者が抜いたか否かを、接点58のオン/オフにより監視する。
S250:上記S240において鍵が抜かれると(YES)、現操作に係る入庫操作盤17又は出庫操作盤18のキーシリンダに差し込んだ鍵を、作業者が抜くことで、接点58はオフとなり、リレー56は非励起状態に戻り、警報ブザー52の発報が停止する。
ところで、入庫操作盤17及び出庫操作盤18の入力部44の応用例として、図2に示されたキーシリンダとそれに連動する接点46に代えて、これらの操作盤に対するモード切替え専用操作を検出する、検出手段を設けることとしても良い。かかる検出手段としては、タッチパネル式の表示/入力部を採用し、この表示/入力部のドライバ(若しくは動作制御部40)に、モード切替え専用の入力操作ロジック、ブザーの動作ロジックを設定しておくこととしてもよい。
この場合の、通常動作モードから動作抑止モードへと切替える際の操作手順を、図5に示したフローチャートを参照しながら説明する。
S300:動作制御部40は、入庫操作盤17及び出庫操作盤18の入力部42であるいずれかのタッチパネルに、作業者がモード切替えのための操作画面を表示したか否かを監視する。
S310:上記S300において、モード切替えのための操作画面が表示されると(YES)、そのタッチパネルに係る操作盤の、警報ブザー52の発報を開始する。
S320:動作制御部40は、いずれかのタッチパネルで動作抑止モードへと切替えるための、入力操作をしたか否かを監視する。なお、所定の設定時間経過時点で、この入力操作がなされない場合には(NO)、S370へと移行する。
S330:上記S320において、動作抑止モードへと切替えるための入力操作がされると(YES)、動作制御部40は動作抑止モードへの切替え入力を検知し、機械式駐車装置10の、動作中の全ての動作を停止する。
S340:動作制御部40は、入庫操作盤17又は出庫操作盤18を介して入力済みの、入庫・出庫予約を停止する。
S350:動作制御部40は、現操作に係る入庫操作盤17又は出庫操作盤18のタッチパネルの、モード切替えのための操作画面が、作業者によって消されたか否かを監視する。
S360:上記S350においてモード切替えのための操作画面が消されると(YES)、そのタッチパネルに係る操作盤の、警報ブザー52の発報を停止する。
S370:上記320において入力操作がなされない場合には(NO)、いずれかのタッチパネルで、モード切替えのための操作画面が、作業者によって消されたか否かを監視する。
S380:上記370において、モード切替えのための操作画面が、作業者によって消された場合には(YES)、そのタッチパネルに係る操作盤の、警報ブザー52の発報を停止する。
続いて、タッチパネル式の表示/入力部を採用した場合の、動作抑止モードから通常動作モードへと切替える際の操作手順を、図5に示したフローチャートを参照しながら説明する。
S400:動作制御部40は、入庫操作盤17及び出庫操作盤18の入力部42であるいずれかのタッチパネルに、作業者がモード切替えのための操作画面を表示したか否かを監視する。
S410:上記S400において、モード切替えのための操作画面が表示されると(YES)、そのタッチパネルに係る操作盤の、警報ブザー52の発報を開始する。
S420:動作制御部40は、いずれかのタッチパネルで通常モードへと切替えるための、入力操作をしたか否かを監視する。なお、所定の設定時間経過時点で、この入力操作がなされない場合には(NO)、S460へと移行する。
S430:上記S420において、通常動作モードへと切替えるための入力操作がされると(YES)、動作制御部40は通常動作モードへの切替え入力を検知し、機械式駐車装置10の、動作中の全ての動作を再開する。
S440:動作制御部40は、現操作に係る入庫操作盤17又は出庫操作盤18のタッチパネルの、モード切替えのための操作画面が、作業者によって消されたか否かを監視する。
S450:上記S440においてモード切替えのための操作画面が消されると(YES)、そのタッチパネルに係る操作盤の、警報ブザー52の発報を停止する。
S460:上記420において入力操作がなされない場合には(NO)、いずれかのタッチパネルで、モード切替えのための操作画面が、作業者によって消されたか否かを監視する。
S470:上記460において、モード切替えのための操作画面が、作業者によって消された場合には(YES)、そのタッチパネルに係る操作盤の、警報ブザー52の発報を停止する。
さて、上記構成をなす本発明の実施の形態によれば、次のような作用効果を得ることが可能である。すなわち、入庫操作盤17、出庫操作盤18に設けられた入力部42によって、動作制御部40の通常動作モードと動作抑止モードとの切替え操作を受付け、動作制御部40は、入力部42によって受付けられた、通常動作モード又は動作抑止モードにて、機械式駐車装置10の動作を制御する。ここで、入庫操作盤17、出庫操作盤18の入力部42に対する切替え操作は、特定の操作、すなわち、機械式駐車装置10のメンテナンス作業員が行うことが出来る操作に対してのみ、入力部42におけるモードの切替え入力を受付けるものである。従って、作業員がメンテナンス作業を行うために装置内部に入る際に、入庫操作盤17又は出庫操作盤18の入力部42を操作して、動作制御部40を動作抑止モードに切替えてしまえば、再び、メンテナンス作業員が入庫操作盤17又は出庫操作盤18の入力部42を操作して、動作制御部40の制御モードを通常動作モードに戻さないかぎり、機械式駐車装置10が動作することはない。
従って、車両24の入出庫口である入庫バース14及び出庫バース16から、車両格納部を構成する駐車スペース12の全域を目視できない構成を有する機械式駐車装置10において、動作抑止モードに切替え中に、ユーザーが入庫操作盤17又は出庫操作盤18を操作してしまっても、機械式駐車装置10がそれを受付けることはない。
又、入庫操作盤17、出庫操作盤18の入力部42として、図2に示されるような、キーシリンダに連動する接点回路を設けた場合には、メンテナンス作業員がキーシリンダに適合する専用キーを持つことで、メンテナンス作業員のみが、入庫操作盤17又は出庫操作盤18の入力部42を操作し、動作制御部40を、通常動作モード又は動作抑止モードに切替えることができる。
更に、警報表示部44を備えており、図2に示される、キーシリンダに連動する接点回路を設けた場合には、メンテナンス作業員が入力部42であるキーシリンダに専用キーを差し込むことで警報表示部44が作動し、動作抑止モードへの切替え操作完了の後、キーシリンダから専用キーを抜かない限り、警報表示部44が作動し続けることで、メンテナンス作業員による専用キーの抜き忘れを防止することができる。
一方、入庫操作盤17、出庫操作盤18の入力部42として、モード切替え専用操作を検出する検出手段である、タッチパネル式の表示/入力部を採用して、モード切替え専用の入力操作ロジックを設定しておくこととしても良い。この場合は、メンテナンス作業員のみに知らされた、モード切替え用のパスワード等の特殊操作を、メンテナンス作業員が入庫操作盤17又は出庫操作盤18の入力部42であるタッチパネルに入力することで、動作制御部40を、通常動作モード又は動作抑止モードに切替えることができるものとなる。
又、入力部42として、タッチパネル式の表示/入力部を採用した場合にも、モード切替え用のパスワード入力画面をタッチパネルに表示することで警報表示部44が作動する。そして、動作抑止モードへの切替え操作完了の後、警報表示部44が作動し、動作抑止モードへの切替え操作完了の後、モード切替え用のパスワード入力画面をタッチパネルから消す操作をしない限り、警報表示部44が作動し続けることで、メンテナンス作業員による入力画面の消し忘れを防止することができる。
この警報表示部44として、音声表示手段を備えることにより、入力部42に対する動作抑止モードへの切替え操作を受けて、警報ブザーやスピーカ等の音声表示手段から音声警告を発報し、メンテナンス作業員やユーザーに、動作抑止モードへの切替え操作が行われていることを認識させることができる。
又、警報表示部44として、モニター、タッチパネル、ランプ等の視覚表示手段を備えることにより、入力部42に対する動作抑止モードへの切替え操作を受けて、画像表示、発光等視覚的表示を行い、メンテナンス作業員やユーザーに、動作抑止モードへの切替え操作が行われていることを認識させることができる。
10:機械式駐車装置、12:駐車スペース、14:入庫バース、16:出庫バース、17:入庫操作盤、18:出庫操作盤、20:入庫リフト、22:出庫リフト、24:車両、26:走行台車、32:駐車ます、 34、38:コンベア、40:動作制御部、42:入力部、44:警報表示部、

Claims (6)

  1. 車両の入出庫口から車両格納部の全域を目視できない構成を有する機械式駐車装置であって、
    当該装置の動作を制御する制御ロジックとして、通常動作モード及び動作抑止モードを含む動作制御部と、前記入出庫口に隣接して設置された操作盤とを含み、該操作盤に、特定の操作によってのみ、前記動作制御部における前記モードの切替え入力を受付ける入力部が設けられていることを特徴とする機械式駐車装置。
  2. 前記入力部は、キーシリンダに連動する接点回路であることを特徴とする請求項1記載の機械式駐車装置。
  3. 前記入力部は、操作盤に対するモード切替え専用操作を検出する検出手段であることを特徴とする請求項1又は2記載の機械式駐車装置。
  4. 前記操作盤には、前記入力部に対する動作抑止モードへの切替え操作を受けて作動する警報表示部が設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の機械式駐車装置。
  5. 前記警報表示部は、音声表示手段を備えることを特徴とする請求項4記載の機械式駐車装置。
  6. 前記警報表示部は、視覚表示手段を備えることを特徴とする請求項4又は5記載の機械式駐車装置。
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