JP5196451B2 - 搬送システム - Google Patents

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本発明は、有人運転モードと無人運転モードとを切り替え可能なフォークリフトを用いた搬送システムに関する。
従来から、例えば、フォークリフトを用いて倉庫外の荷置場に置かれた大量のワークを、倉庫内に設けられた棚にまで搬送するような搬送システムでは、全体の搬送時間を短くするなど作業効率(搬送効率)の向上が要求されている。なお、フォークリフトには、オペレータが搭乗して運転する有人フォークリフトと、オペレータが搭乗せずに自動で運転する無人フォークリフトとがあり、さらに、例えば特許文献1のように、有人運転と無人運転とを切り替え可能なフォークリフトもある。
倉庫外の荷置場から倉庫内の棚までの一連の搬送を、有人フォークリフトで行う作業形態がある。この場合、作業効率を向上するために、フォークリフトの台数を増やすことが考えられる。しかしながら、フォークリフトの増加台数分、オペレータを増員する必要があり、人件費が多くかかる。
また、倉庫外の荷置場から倉庫内の棚までの一連の搬送を、無人フォークリフトで行う作業形態がある。この場合フォークリフトの台数を増加しても、オペレータを増員する必要は当然ない。しかしながら、無人フォークリフトを所定の安全基準に従って運転する場合には、人が行きをするような倉庫外では、走行速度を一定以下(例えば、3.6km/h以下)にして走行しなければならないというように、速度制限を受けることがある。一方、倉庫内では、人が立ち入らないとの制限を設けておけば、無人フォークリフトは上記のような速度制限を受けずに走行できる。すなわち、このような安全基準に従って無人フォークリフトによりワークの搬送を行うと、フォークリフトは倉庫外では上記の速度制限を受けるため、倉庫外におけるワークの搬送時間は長くなり、搬送システム全体としての作業効率は低下する。
また、倉庫外では有人フォークリフトによりワークを搬送し、倉庫内ではスタッカークレーンによりワークを自動搬送する作業形態がある。倉庫外では無人ではなく、有人フォークリフトでワークを搬送するため、上記のような安全基準による速度制限を受けることはない。しかしながら、スタッカークレーンは、何らかの原因により自動搬送システムが故障してしまった場合には、故障原因の特定に時間を要したり、復旧作業に困難を要するといった問題点がある。
特開平07−138000号公報
そこで、本発明が解決しようとする課題は、有人運転モードと無人運転モードとを切り替え可能なフォークリフト用いた作業効率の良い搬送システムを提供する。
上記課題を解決するために、本発明に係る搬送システムは、有人運転モードと無人運転モードとを切り替え可能な複数のフォークリフトと、フォークリフトが有人運転モードで走行する有人走行エリアと、フォークリフトが無人運転モードで走行する無人走行エリアとを備え、フォークリフトが有人走行エリアと無人走行エリアとの間でワークを搬送し、無人運転モードでは搬送後に有人走行エリアで待機する搬送システムにおいて、
フォークリフトは、他のフォークリフトと無線により情報を通信する通信手段と、通信手段により受信した情報を表示する表示手段とを備え、有人走行エリアで作業中のフォークリフトの表示手段に、待機中のフォークリフトの待機位置が特定できる特定情報を表示することを特徴とする。
好ましくは、有人走行エリアで作業中のフォークリフトの表示手段に、無人走行エリアで作業中のフォークリフトの作業位置が特定できる特定情報が表示される。
好ましくは、有人走行エリアで作業中のフォークリフトの表示手段に、有人走行エリアで作業中の他のフォークリフトが特定できる特定情報が表示される。
好ましくは、有人走行エリアは倉庫外であり、無人走行エリアは倉庫内である。
本発明は、上記の通り、有人運転モードと無人運転モードとを切り替え可能な複数のフォークリフトを用いた搬送システムで、有人走行エリア(例えば倉庫外)ではオペレータがフォークリフトを運転し、無人走行エリア(例えば倉庫内)では自動でフォークリフトを運転し、エリア間でワークを搬送する搬送システムである。例えば、フォークリフトが有人走行エリアから無人走行エリアへ移動する際には、オペレータはフォークリフトから降り、運転モードを無人運転モードに切り替えて、フォークリフトを無人走行エリアで自動運転させる。
そして、本発明に係る搬送システムの各フォークリフトは、無人運転モードではワークの搬送後に有人走行エリアで待機する。これによって、フォークリフトから降りたオペレータが、待機している他のフォークリフトに乗換えて、搬送作業が継続できるようにして、作業効率を向上させる。
さらに、この搬送システムのフォークリフトは、他のフォークリフトと情報を通信する通信手段と、通信手段により受信した情報を表示する表示手段とを備える。そして、搬送システムは、有人走行エリアで作業中のフォークリフトの表示手段に、待機中のフォークリフトの待機位置が特定できる特定情報を表示する。これによって、作業中のオペレータは、表示手段を見れば、どこでフォークリフトが待機しているのかを把握しておくことができるため、フォークリフトを降りた後、速やかに待機位置へ向かって移動でき、待機中のフォークリフトに乗換えることができる。すなわち、オペレータはフォークリフトの乗換作業を迅速かつ円滑に行うことができる。
このように本発明に係る搬送システムは、上記の構成によって、オペレータがフォークリフトの乗換作業を迅速に行えるように促して、搬送システム全体としての作業効率を向上させる。
本発明に係る搬送システムによるワークの搬送を示す図である。 本発明に係る搬送システムのフォークリフトの構成を示す図である。 本発明に係る搬送システムの実施例を示す図である。 本発明に係る搬送システムの他の実施例を示す図である。
以下、図面に基づいて、本発明に係る搬送システム(以下、単に搬送システムという)について説明する。
搬送システムは、図1に示すように、複数のフォークリフト1を備える。各フォークリフト1は、オペレータが搭乗し、オペレータの操作により運転を行う有人運転モードと、オペレータが搭乗することなく、自動で運転を行う無人運転モードとを備える。各フォークリフト1は、有人運転モードと無人運転モードとを切り替えるための切替手段10(図2)を備える。切替手段10は例えばスイッチであって、オペレータがスイッチを押すことで、有人運転モードと無人運転モードとの切り替えが可能である。
さらに、搬送システムは、フォークリフト1が有人運転モードで運転する有人走行エリア2と、フォークリフト1が無人運転モードで走行する無人走行エリア3とを備える。本実施例では、搬送システムはワークWを収容するためのラック倉庫4を備えており、無人走行エリア3がラック倉庫4内であり、有人走行エリア2がラック倉庫4外である。ラック倉庫4外には、多数のワークWが置かれた荷置場5が設けられる。ラック倉庫4内にはワークWを載置するためのラック棚40が所定の間隔をあけて並列して設置され、ラック棚40間はフォークリフト1が走行するためのレーンLとなっている。
この搬送システムは、上記の有人運転モードと無人運転モードとを切り替え可能なフォークリフト1を複数用いて、荷置場5に置かれた多数のワークWを、ラック倉庫4内に設置されたラック棚40へ搬送する。
まず、フォークリフト1は、有人走行エリア2の荷置場5に置かれたワークWを取り上げ、ラック倉庫4の入口手前に設けられ、運転モードの切り替えを行う待機位置Pにまで移動する(図1のS1参照)。このとき、フォークリフト1は有人運転モードである。すなわち、オペレータがフォークリフト1に搭乗し、フォークリフト1を操作して、ワークWを荷置場5から待機位置Pまで搬送する。なお、待機位置Pは、ラック倉庫4の各レーンLに対応して設けられる。
このように、搬送システムは、人が行ききをするようなラック倉庫4外におけるワークWの搬送を、無人運転モードではなく有人運転モードで行うため、背景技術で述べたような所定の安全基準に従ったとしても、フォークリフト1は速度制限を受けることはなく、速やかにワークWの搬送をすることができる。
オペレータは、ワークWを待機位置Pにまで搬送すると、フォークリフト1から降りて、切替手段10によりフォークリフト1を有人運転モードから無人運転モードへ切り替える。そして、無人運転モードになったフォークリフト1は、予め決められた、または運転モードの切り替えの際に入力手段11(図2)によりオペレータによって入力された作業内容に従って、自動運転を開始する。無人運転モードのフォークリフト1は、待機位置Pから移動してラック倉庫4内(無人走行エリア3)に入り、レーンL上を走行する(S2)。そして、無人運転モードのフォークリフト1は、作業内容に従い、指定されたラック棚40の指定された位置上にワークWを置く。ワークWの搬送を終えた無人運転モードのフォークリフト1は、レーンL上を走行して、ラック倉庫4外(有人走行エリア2)へ出て待機位置Pに戻り待機状態となる(S3)。
このように、搬送システムは、倉庫内におけるワークWの搬送を無人運転モードにより行うが、ラック倉庫4内への人の立ち入りを禁止する制限を設けておけば、上記の安全基準に従ったとしても、フォークリフト1は速度制限を受けることなく走行できる。ただし、無人運転モードのフォークリフト1は、待機位置Pとラック倉庫4の入口間の移動だけは、ラック倉庫4外であるため、安全基準に従って速度制限を受けることになる。なお、図1において、ハッチングのあるフォークリフト1は作業中であることを示し、ハッチングのないフォークリフト1は待機中のフォークリフト1であることを示す。これは、図3、図4においても同様である。
一方、フォークリフト1から降りたオペレータは、ワークWの搬送を終えて既に待機位置Pで待機中のフォークリフト1のところへ移動し、そのフォークリフト1の切替手段10を操作して、運転モードを無人運転モードから有人運転モードへ切り替える。そして、オペレータは、そのフォークリフト1に搭乗して、荷置場5へ移動する(S4)。それから、再度上記手順に従って、荷置場5のワークWをラック倉庫4のラック棚40へと搬送する。
なお、ラック倉庫4のラック棚40に載せられたワークWをラック倉庫4外(有人走行エリア2)へ搬送する場合も、上記と同様の手順により行うことができる。すなわち、無人運転モードのフォークリフト1は、ラック棚40上のワークWを取り出し、ラック倉庫4外の待機位置Pにまで搬送し、搬送後その場で待機する。それから、オペレータが、運転モードを無人運転モードから有人運転モードに切り替え、フォークリフト1に搭乗してワークWをラック倉庫4外の所定の搬送場所へ搬送し、搬送後に待機位置Pにまで戻る。オペレータは、フォークリフト1から降りて、そのフォークリフト1の運転モードを無人運転モードに切り替える。無人運転モードに切り替えられたフォークリフト1は、再びラック倉庫4内に入り、ラック棚40上のワークWを取り出す。一方、フォークリフト1から降りたオペレータは、ワークWを保持して待機位置Pで待機しているフォークリフト1に搭乗して、再び搬送作業を行う。
この搬送システムでは、上記の通り、ラック倉庫4外の作業を有人運転モードで行い、ラック倉庫4内の作業を無人運転モードにより行う。すなわち、人などが行きをし、障害物が多く、臨機応変な運転が要求される倉庫外では、オペレータがフォークリフト1を運転し、一方、ラック棚40にワークWを置くという単純で規則的な作業が要求される倉庫内では、フォークリフト1を自動で運転する。こうして、搬送システムは、フォークリフト1を、有人運転が適した場所では有人運転モードで、無人運転が適した場所では無人運転モードで、運転モードを切り替えながら運転して、ワークWを搬送することで、作業効率(搬送効率)を向上させている。
また、搬送システムは、ラック倉庫4内での荷役作業は全て無人運転モードで行っており、有人運転モードで行うことはない。すなわち、オペレータがラック棚40への荷役作業を行うことはない。したがって、搬送システムは、オペレータに高揚高で荷役作業をするといったフォークリフト1の高い操作技術を要求することはなく、オペレータの負担を軽減する。
さらに、フォークリフト1は、さらなる作業効率の向上のために、以下のような構成を備えている。
フォークリフト1は、図2に示すように、フォークリフト1全体の制御を行う制御手段13を備える。制御手段13は、CPUおよびメモリなどで構成される。制御手段13は、切替手段10による入力に応じて運転モードの切り替えを行ったり、無人運転モードにおける作業内容を記憶し、この作業内容に従ってフォークリフト1を制御するなど、様々な制御を行う。
フォークリフト1は、無線により他のフォークリフト1と情報を通信する通信手段12を備える。通信手段12は、例えば無線機であり、自己の運転モード、作業内容、現在位置、待機中か作業中かなどといった作業情報を送信し、また他のフォークリフト1の通信手段12から送信される作業情報を受信する。
さらに、フォークリフト1は、通信手段12により受信した情報を表示する表示手段14を備える。表示手段14は、例えばディスプレイであり、フォークリフト1を運転中のオペレータが視認しやすい位置に設けられる。
[実施例1]
搬送システムの一の実施例を図3に示す。図3の搬送システムは、各フォークリフト1を識別できるように、5台のフォークリフト1に、それぞれのフォークリフト1を特定するための情報として、記号A、B、C、D、Eが割り当てられる。そして、各フォークリフト1は、専用レーン(担当レーン)が割り当てられる。図3では、フォークリフト1Aは、レーンL1(1レーン)へワークWを搬送する専用のフォークリフトであり、フォークリフト1CはレーンL2(2レーン)、フォークリフト1DはレーンL3(3レーン)、フォークリフト1BはレーンL4(4レーン)、フォークリフト1EはレーンL5(5レーン)へワークWを搬送する。
また、図3において、フォークリフト1Aおよびフォークリフト1Bは、有人運転モードで作業中である。すなわち、2人のオペレータがフォークリフト1A、1Bに搭乗して、ワークWの搬送を行っているところである。フォークリフト1Cおよびフォークリフト1Dは、ラック倉庫4内へワークWを搬送し終え、待機位置P2、P3で待機中であり、フォークリフト1Eは無人運転モードで作業中である。
搬送システムでは、待機位置P2、P3で待機中のフォークリフト1C、1Dが、通信手段12により、有人走行エリア2で作業中のフォークリフト1A、1Bに、待機中であるという作業情報を送信する。そして、有人走行エリア2のフォークリフト1A、1Bは、待機中のフォークリフト1C、1Dの作業情報を通信手段12により受信し、制御手段13を介して、フォークリフト1C、1Dが待機中であると特定できるように、それぞれに割り当てられた記号「C」、「D」を表示手段14に表示する。
待機位置P2で待機中のフォークリフト1Cが、有人運転モードに切り替えられ、有人走行エリア2で作業を開始した場合、通信手段12により有人走行エリア2で作業中であるという作業情報を、有人走行エリア2で作業中のフォークリフト1A、1Bに送信する。そして、フォークリフト1A、1Bは、フォークリフト1Cの作業情報を受信し、フォークリフト1Cが待機中ではないので、表示手段14から「C」という表示を消す。
また、無人走行エリア3で作業中のフォークリフト1Eが、ワークWの搬送を終えて待機位置P5で待機状態になった場合、通信手段14により有人走行エリア2で作業中のフォークリフト1A、1Bに待機中であるという作業情報を送信する。そして、フォークリフト1A、1Bは、フォークリフト1Eの作業情報を受信し、フォークリフト1Eが待機中であると特定できるように、表示手段14に「E」と表示する。
このように搬送システムは、待機中のフォークリフト1の割り当てられた記号を、有人走行エリア2で走行中のフォークリフト1の表示手段14にリアルタイムに表示する。そして、本実施例では、上述のようにフォークリフト1毎に専用レーンLを割り当てた構成となっている。したがって、フォークリフト1A、1Bのオペレータは、表示手段14の「C」という表示を見れば、フォークリフト1Cが、その専用のレーンL2の待機位置P2で待機中であり、表示手段14の「D」という表示をみれば、フォークリフト1Dが、その専用のレーンL3の待機位置P3で待機中であると特定することができる。すなわち、表示手段14に待機中のフォークリフト1の待機位置Pが特定できる特定情報を表示させておき、オペレータが、表示手段14を見れば、どのフォークリフト1がどこで待機しているのかを把握できるようにする。
これによって、フォークリフト1A、1Bのオペレータは、フォークリフト1C、1Dが待機位置P2、P3で待機していることを、ワークWの搬送中に前もって把握できるので、フォークリフト1A、1Bから降りた後、速やかに待機位置P2、P3へ向かって移動でき、フォークリフト1C、1Dに乗換えることができる。すなわち、この搬送システムは、オペレータがフォークリフト1から降りた後に、待機中のフォークリフト1がどこにあるのかを特定できず、フォークリフト1の乗換えのためにどこに向かって移動すればよいか解らないために、乗換作業に不要に時間が掛ってしまうこと防止し、迅速で円滑な乗換作業ができるようにしている。その結果、搬送システム全体としての作業効率(搬送効率)は向上する。
例えば、搬送システムは、図3のような数レーンしかないラック倉庫4ではなく、数十レーンを有し、オペレータがフォークリフト1から降りた後、乗換えのためにどこへ向かって移動すべきか全く解らないような広くて大きな倉庫に適用した場合、作業効率を非常に大きく向上させる。
以上のように、この搬送システムでは、有人走行エリア2で作業中のフォークリフト1の表示手段14に、待機中のフォークリフト1が特定でき、そして待機中のフォークリフト1の待機位置Pが特定できる特定情報をリアルタイムで表示することで、オペレータの迅速なフォークリフト1の乗換えを促して、作業効率を向上させる。
[実施例2]
また、図4に他の実施例を示す。図3の実施例と同様の構成については、可能な限り説明を省略する。図4の実施例の搬送システムでは、図3の実施例と異なり、フォークリフト1毎に専用レーンLが割り当てられているわけではなく、例えばフォークリフト1AがレーンL1へワークWを搬送するための専用のフォークリフトというわけでない。すなわち、有人運転モードのフォークリフト1に搭乗しているオペレータは、無人運転モードのフォークリフト1が使用していない空きレーンを見つけて、任意の空きレーンの待機位置PまでワークWを搬送するものである。
この搬送システムでは、有人走行エリア2で作業中のフォークリフト1の表示手段14に、他のすべてのフォークリフト1の作業情報を表示する。すなわち、待機中のフォークリフリフト1が特定でき、そのフォークリフト1の待機位置Pが特定できる特定情報だけでなく、有人走行エリア2で走行中の他のフォークリフト1が特定できる特定情報と、無人走行エリア3で作業中のフォークリフト1が特定でき、そのフォークリフト1の作業位置が特定できる特定情報とを表示する。
有人走行エリア2で運転中のフォークリフト1は、通信手段12により他の有人運転モード1と作業情報を通信する。すなわち、フォークリフト1Aはフォークリフト1Bに、フォークリフト1Bはフォークリフト1Aに、有人運転モードで作業中という作業情報を送信する。そして、フォークリフト1Aは、フォークリフト1Bの作業情報を受信し、フォークリフト1Bが有人走行エリア2で作業中であると特定できるように、「B‐有人・作業中」と表示する。フォークリフト1Bも同様に、フォークリフト1Aが有人走行エリア2で作業中であると特定できるように、「A‐有人・作業中」と表示する。こうして、有人走行エリア2で作業中のフォークリフト1の表示手段14に、有人走行エリア2で作業中の他のフォークリフト1が特定できる特定情報を表示する。オペレータは、表示手段14を見れば、フォークリフト1A、1Bが有人走行エリア2で作業中であると特定できる。
待機位置P2、P3で待機中のフォークリフト1C、1Dは、図3の実施例と同様に、通信手段12により有人走行エリア2で作業中のフォークリフト1A、1Bに作業情報を送信する。そして、フォークリフト1A、1Bの表示手段14に、フォークリフト1C、1Dが待機中であること、およびフォークリフト1C、1Dが待機している待機位置P2、P3が特定できるように「C‐無人・待機中・2レーン」、「D‐無人・待機中・3レーン」と表示する。オペレータは、表示手段14を見れば、フォークリフト1CがレーンL2(2レーン)に対応した待機位置P2で待機し、フォークリフト1Dがレーン3L(レーン3)に対応した待機位置P3で待機していると特定できる。
無人走行エリア3で作業中のフォークリフト1Eは、有人走行エリア2のフォークリフト1A、1Bに、無人運転モードで作業中であるという作業情報を送信する。そして、フォークリフト1A、1Bは、フォークリフト1Eの作業情報を受信し、フォークリフト1Eが無人走行エリア3で作業中であること、およびフォークリフト1Eが作業している作業位置が特定できるように、「E‐無人・作業中・5レーン」と表示をする。これにより、オペレータは、表示手段14を見れば、フォークリフト1EがレーンL5(5レーン)上で作業中であると特定できる。
表示手段14に待機中のフォークリフト1C、1Dの「2レーン」、「3レーン」といった待機位置を特定できる表示に加え、無人走行エリア3で作業中のフォークリフト1Eの「5レーン」といった作業位置が特定できる表示をし、無人運転モードのフォークリフト1C〜1Eの使用しているレーンL2、L3、L5を表示すれば、フォークリフト1A、1Bのオペレータは、レーンL1およびレーンL4が使用されていない空きレーンであることが把握できる。したがって、オペレータは、表示手段14を見れば、空きレーンであるレーンL1、L4に対応した待機位置P1、P4のどちらかにまでワークWを搬送すればよいとわかる。
そして、図4において、例えば、フォークリフト1Aのオペレータは、表示手段14の表示から、ワークWを待機位置P1にまで搬送した後、フォークリフト1Cに乗換えようと前もって作業の見込みを立てることができる。そして、オペレータは、フォークリフト1Cが待機位置P2で待機していることは、表示手段14に表示された情報から特定できるため、待機位置P1でフォークリフト1Aから降りた後、速やかに待機位置P2へ向かって移動してフォークリフト1Cに乗換えることができる。また、フォークリフト1Bのオペレータは、表示手段14の表示から、待機位置P4にまでワークWを搬送した後、フォークリフト1Dに乗換えようと前もって作業の見込みを立てることができる。そして、オペレータは、フォークリフト1Dが待機位置P3で待機していることは、表示手段14に表示された情報から特定できるため、待機位置P4でフォークリフト1Bから降りた後、速やかに待機位置P3へ向かって移動して、フォークリフト1Dに乗換えることができる。
このように、この搬送システムは、待機中のフォークリフリフト1が特定でき、その待機位置Pが特定できる特定情報だけでなく、他のフォークリフト1の作業情報も表示手段14に表示しておくことで、オペレータがより無駄なく、効率的にフォークリフト1に乗換えができるようにして、搬送効率を向上させている。
なお、ラック倉庫4内で作業中のフォークリフト1Eは、通信手段12により自己の作業情報を送信しても、無線の電波がラック倉庫4の壁などにより遮断される虞がある。そのため、有人運転モードで作業中のフォークリフト1A、1Bは、無人運転モードで作業中のフォークリフト1Eから送信される作業情報を受信できないことがある。
そこで、ラック倉庫4外(有人走行エリア2)のフォークリフト1A〜1Dは、それぞれの間で絶えず通信手段12による通信し、ラック倉庫4内(無人運走行エリア3)のフォークリフト1Eは通信手段12をオフにして、ラック倉庫4外のフォークリフト1A〜1Dと通信をしない。そして、ラック倉庫4外で作業中のフォークリフト1A、1Bの制御手段13は、通信手段12で作業情報を受信していないフォークリフト1Eはラック倉庫4内で作業中であると判断し、表示手段14に、フォークリフト1Eが無人モードで作業中であることを特定できる特定情報を表示する。
このように、ラック倉庫4内で作業中のフォークリフト1は、通信手段12による通信をしないことによって、ラック倉庫4外で作業中のフォークリフト1に対して、ラック倉庫4内で作業中であることを示す。こうして、ラック倉庫4内で無線が遮断されるような場合でも、有人走行エリア2で作業中のフォークリフト1の表示手段14には、ラック倉庫内4において無人運転モードで作業中のフォークリフト1が特定できる特定情報を表示することができる。
また、上記のようにするのではなく、例えば図4に示すように、ラック倉庫4内のフォークリフト1Eと、ラック倉庫4外のフォークリフト1A〜1Dとの通信を中継する中継手段6(中継機)を、ラック倉庫4の壁に設けてもよい。この場合、ラック倉庫4内で作業中のフォークリフト1Eは、中継手段6を介して自己の作業情報を、ラック倉庫4外で作業中のフォークリフト1A、1Bへ送信する。
こうして、無線の電波がラック倉庫4の壁により遮断されて、ラック倉庫4外で作業中のフォークリフト1と、ラック倉庫4内で作業中のフォークリフト1とが通信不能になることを防止してもよい。
上記の各実施例から明らかなように、搬送システムは、一台のフォークリフト1に一人のオペレータを割り当てるものではなく、フォークリフト1の台数よりもオペレータの人数を少なくしながら、効率的にワークWを搬送できる。したがって、この搬送システムは、省人化を図ることができ、人件費の削減に貢献する。
なお、各実施例の搬送システムで用いるフォークリフト1は、3WAYタイプのフォークリフトであることが好ましい。3WAYタイプのフォークリフトは、車体の向きを変えることなく左右方向および前方向へ荷役が可能であるため、フォークリフト1が走行するために必要なラック棚40間のレーンL幅を小さくできる。したがって、3WAYタイプのフォークリフトを採用することで、ラック倉庫4内に設置できるラック棚40の数を増やすことができ、ラック倉庫4の収容効率が上がる。
また、各実施例の搬送システムは、5台のフォークリフト1を用いてワークWの搬送を行っているが、台数はこれに限定されるものではない。フォークリフト1の台数は、オペレータの人数、ワークWの数、ラック棚40の数、レーンLの数、ラック倉庫4の大きさなどに応じて適宜選択されるものである。
1 フォークリフト
10 切替手段
12 通信手段
13 表示手段
2 有人走行エリア(ラック倉庫外)
3 無人走行エリア(ラック倉庫内)
4 ラック倉庫
40 ラック棚
6 中継手段
L レーン
P 待機位置
W ワーク

Claims (4)

  1. 有人運転モードと無人運転モードとを切り替え可能な複数のフォークリフトと、
    前記フォークリフトが前記有人運転モードで走行する有人走行エリアと、
    前記フォークリフトが前記無人運転モードで走行する無人走行エリアとを備え、
    前記フォークリフトが前記有人走行エリアと前記無人走行エリアとの間でワークを搬送し、前記無人運転モードでは搬送後に前記有人走行エリアで待機する搬送システムにおいて、
    前記フォークリフトは、他の前記フォークリフトと無線により情報を通信する通信手段と、前記通信手段により受信した情報を表示する表示手段とを備え、
    前記有人走行エリアで作業中の前記フォークリフトの前記表示手段に、待機中の前記フォークリフトの待機位置が特定できる特定情報を表示することを特徴とする搬送システム。
  2. 前記有人走行エリアで作業中の前記フォークリフトの前記表示手段に、前記無人走行エリアで作業中の前記フォークリフトの作業位置が特定できる特定情報が表示されることを特徴とする請求項1に記載の搬送システム。
  3. 前記有人走行エリアで作業中の前記フォークリフトの前記表示手段に、前記有人走行エリアで作業中の他の前記フォークリフトが特定できる特定情報が表示されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の搬送システム。
  4. 前記有人走行エリアは倉庫外であり、前記無人走行エリアは倉庫内であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の搬送システム。
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