JP5328834B2 - 機械式駐車場 - Google Patents

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Description

本発明は、パレット式の機械式駐車場に関する。
一般に、少ないスペースで多数の車両を効率的に駐車できる駐車場として、機械式駐車場が知られている。機械式駐車場も種々の構造が提供されているが、その一つとしてパレットの上に車両を載置し、このパレットを前後あるいは左右にレールや溝を利用して移動させることにより、空いているパレットスペースへ運ぶ構成としたパレット式の機械式駐車場が提供されている。また、このパレット式の機械式駐車場にリフトおよび立体的な駐車層を組み合わせてより駐車効率を高めた機械式駐車場も提供されている。
一方、近年、低騒音でクリーンな電気自動車やプラグインハイブリッド車(以下、「EV車」と総称する)が普及し始めている。EV車はそれに搭載されているリチウムイオン電池などの二次電池からの電力を動力源としている。この二次電池を充電するためには、現状数十分から数時間の充電時間が必要である。そこで駐車場にEV車を駐車している時間を利用してEV車の二次電池を充電する技術が提案されている。
また、機械式駐車場のパレットに、自動車以外の車両や倉庫等を保管することも行われている。例えば、特許文献1には、自動車、バイク、自転車、収納ロッカー等を格納可能な多目的機械駐車設備が開示されている。
特開2009−180005号公報
現在、EV車以外にも電動バイクや電動アシスト自転車が普及しつつあり、これらの車種もEV車と混在して機械式駐車場に格納することが求められると考えられる。EV車同様に、電動バイク、電動アシスト自転車、ロッカー等も、駐車場への収納中に充電ができると便利である。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、EV車、電動バイク、電動アシスト自転車等の複数の車種を混在して格納可能なパレット式の機械式駐車場において、格納中に複数の車両に充電ができるようにする技術を提供することにある。
本発明のある態様は、第1の電圧に対応したコンセントを備える第1充電対応パレットと、第2の電圧に対応したコンセントを備える第2充電対応パレットと、を少なくとも含む複数のパレットと、前記複数のパレットを収容可能な複数の駐車スペースを有する駐車室と、前記複数のパレットのうち一つを前記駐車室と乗降室との間で移動させる移動装置と、前記駐車室内の少なくとも一部の駐車スペースに設置され、この駐車スペースに移動された前記第1充電対応パレットまたは前記第2充電対応パレットに対して給電可能に構成された給電システムと、を備える機械式駐車場である。
この態様によると、例えばEV車、電動バイク、電動アシスト自転車、収納ロッカー等の充電対象物に対して、必要な電圧に対応する充電対応パレットが設けられている。したがって、EV車、電動バイク、電動アシスト自転車、収納ロッカー等の複数の対象物を入庫中に充電することが可能になる。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや、本発明の構成要素や表現を方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、EV車、電動バイク、電動アシスト自転車等の複数の車種を混在して格納可能なパレット式の機械式駐車場において、格納中に複数の車両に充電することが可能になる。
実施の形態に係る充電対応パレットを備える機械式駐車場の正面図である。 B1F駐車室の平面図である。 充電対応パレットに配置されるコンセントユニットの上面図である。 充電対応パレットの下面図である。 操作盤の機能および構成を示すブロック図である。 機械式駐車場において充電対応パレットを呼び出して駐車する際の一連の処理を示すフローチャートである。
図1は、実施の形態に係る充電対応パレットを備える機械式駐車場10の正面図である。図2は、B1F駐車室14の平面図である。機械式駐車場10は、地上に設けられた建物24の地下に地下3階まで設けられた、いわゆる地下式の機械式駐車場である。
機械式駐車場10は、地下1階の駐車室であるB1F駐車室14と、地下2階の駐車室であるB2F駐車室16と、地下3階の駐車室であるB3F駐車室18と、複数のEV車対応でない通常パレット32と、複数の本実施の形態に係る充電対応パレット100a〜dと、第1移載装置56と、複数の第2移載装置58と、リフトフレーム88と、断面が略矩形の昇降路96の四隅に支柱として設けられた4本のマスト90と、昇降装置94と、複数の給電システム40と、乗降室12に設けられた操作盤28と、を備える。
機械式駐車場10は、パレットを用いたパレット式の駐車場である。このパレット式の機械式駐車場10は、昇降装置94を用いてEV車22、電動バイク64、電動アシスト自転車等の車両が搭載された状態の通常パレット32や充電対応パレット100a〜dを昇降させたり、あるいは第1移載装置56や第2移載装置58を使用して通常パレット32や充電対応パレット100a〜dを面方向に移動させたりすることにより、駐車室に車両を駐車させる構成とされている。
機械式駐車場10へ車両を入れたり機械式駐車場10から車両を取り出したりするための乗降室12は建物24内に設けられている。乗降室12は昇降路96の上端に設けられている。より具体的には、乗降室12と昇降路96とは通常パレット32および充電対応パレット100a〜dが通過できる程度の大きさの連通孔26を介して連結されている。
機械式駐車場10においては、昇降路96が鉛直方向(図のz方向)に沿って設けられている。昇降路96は、B1F駐車室14、B2F駐車室16、B3F駐車室18のそれぞれと連通する。昇降路96の下端には昇降装置94が設置されている。
平面視した場合に略矩形のリフトフレーム88は、4本のマスト90に昇降自在に支持される。リフトフレーム88の上部には第1移載装置56が搭載される。昇降装置94は昇降路96に沿ってリフトフレーム88を昇降させる。第1移載装置56の上部には通常パレット32または充電対応パレット100a〜dが搭載される。第1移載装置56は、移載方向に通常パレット32または充電対応パレット100a〜dを移動可能に構成される。駐車スペースと駐車スペースとの間には、駐車スペースをまたいで通常パレット32または充電対応パレット100a〜dが移動する際にそれを支持する転倒防止ローラ38が設置される。
なお、リフトフレーム88、4本のマスト90、および昇降装置94には、本出願人が先に出願した特開2009−197417号公報に記載のリフトフレーム、4本のマスト、昇降装置、をそれぞれ適用することができる。
B1F駐車室14、B2F駐車室16、B3F駐車室18はそれぞれ10の駐車スペースを含む。それら10の駐車スペースは、平面視した場合に移載方向(x方向)に5行、移載方向と実質的に直交する交差方向(y方向)に2列のマトリクス状に配列される。各駐車スペースは通常パレット32、充電対応パレット100a〜dのいずれをも収容可能に構成される。駐車スペースはパレットと共に車両が駐車されうる駐車室内の1駐車領域(駐車の1単位)である。
各駐車室に含まれる10の駐車スペースのうち、例えば昇降路96から最も遠い位置に配置された2つの駐車スペース14a、14bは、パレットに搭載されたEV車、電動バイク、電動アシスト自転車または収納ロッカーなどへの給電が可能な給電駐車スペースとされている。一例として、給電駐車スペース14aは100Vの給電システム40aを備え、給電駐車スペース14bは200Vの給電システム40bを有する。
図2には、給電駐車スペース14bに充電対応パレット100aが位置し、かつEV車22に給電システム40bから給電が行われている様子が示されている。なお、給電駐車スペース14aのように、機械式駐車場10のパズル動作により通常パレット32が給電駐車スペースに侵入することもある。
通常パレット32および充電対応パレット100a〜dは、いずれも平面視で平板状の部材である。本実施形態では、充電対応パレットは、積載対象別に4種類が準備されている。充電対応パレット100aは、EV車を積載し充電するためのパレットである。充電対応パレット100bは、電動バイクを積載し充電するためのパレットである。充電対応パレット100cは、電動アシスト自転車を積載し充電するためのパレットである。充電対応パレット100dは、収納ロッカーを積載し充電するためのパレットである。
各充電対応パレット100a〜dには、それぞれ積載される物、すなわちEV車、電動バイク、電動アシスト自転車、収納ロッカーの種類および個数に応じたコンセントユニット102a〜dがそれぞれ設けられている。
EV車用充電対応パレット100aには、一台のEV車が搭載されるので、一つのコンセントユニット102aがパレットの上面に設置される。図2の例では、コンセントユニット102aの位置は、EV車22の右前方に当たるパレットの隅であるが、これ以外の位置にあってもよい。パレット毎にコンセントユニットの位置が異なっていてもよい。
電動バイク用充電対応パレット100bには、例えば3台の電動バイク64が搭載される。したがって、電動バイク用充電対応パレット100bの上面には、電動バイクの搭載位置に合わせて三つのコンセントユニット102bが設置される。図2の例では、コンセントユニット102bは各電動バイクの右前方に当たる位置に配置されるが、これ以外の位置であってもよい。
電動アシスト自転車用充電対応パレット100cには、例えば5台の電動アシスト自転車66が搭載される。したがって、電動アシスト自転車用充電対応パレット100cの上面には、電動アシスト自転車の搭載位置に合わせて5つのコンセントユニット102cが設置される。図2の例では、コンセントユニット102bは各電動バイクの右前方に当たる位置に配置されるが、これ以外の位置であってもよい。
収納ロッカー用充電対応パレット100dには、例えば三つの収納ロッカー68が搭載される。したがって、収納ロッカー用充電対応パレット100dの上面には、収納ロッカーの積載位置に合わせて三つのコンセントユニット102dが設置される。ここで、収納ロッカー68は、例えばロッカー内部の照明用のバッテリーを備えるようなものである。
EV車用充電対応パレット100aに設置されるコンセントユニット102aは、単相交流200V対応であることが好ましい。一般に、EV車では、100Vよりも200Vの方が充電時間を短縮することができるからである。これに対し、電動バイク、電動アシスト自転車および収納ロッカー用充電対応パレット100b〜dに設置されるコンセントユニット102b〜dは、単相交流100V対応であることが好ましい。一般に、電動バイク、電動アシスト自転車および収納ロッカーの蓄電池は、一般家庭での充電を考慮して100Vであることが多いためである。
なお、電動バイク、電動アシスト自転車および収納ロッカー用充電対応パレット100b〜dにそれぞれ搭載可能な電動バイク、電動アシスト自転車および収納ロッカーの数は、これらの大きさに応じて任意であってよい。例えば、電動バイク用充電対応パレット100bは、大型バイク用を2台搭載可能であってもよいし、小型バイクを4台搭載可能であってもよい。また、パレット上に設置されるコンセントユニット102b〜dの数は、パレットに搭載される対象物の数と同数またはそれ以下であってもよい。
各充電対応パレット100a〜dには、それぞれ、三つの受電端子を有する受電ユニット148(図1、図2では不図示)が備えられている。この受電ユニット148と、駐車スペースの一部に設けられる給電ユニット44とを接触させることでパレットに給電し、パレット上のコンセントを通じた充電が可能になる。
給電システム40a、40bはそれぞれ、給電盤42a、42bと、三つの給電端子(不図示)を有する給電ユニット44a、44bとを有する。給電盤42a、42bと給電ユニット44a、44bとは、図1、図2中の破線で示されるようにケーブルによって電気的に接続されている。給電盤42a、42bは、外部電源から得られる電力をEV車、電動バイク、電動アシスト自転車等に供給するのに好適な電圧にして給電端子に供給する。例えば、給電盤42a、42bは、三つの給電端子のうちの2つに単相交流100Vまたは200Vを、残りの一つに接地電位を、供給してもよい。給電ユニット44a、44bの給電端子は、充電対応パレット100a〜dが給電駐車スペース14a、14bの所定の充電位置に配置されると、その充電対応パレット100a〜dの受電端子と機械的に接触する。
また、給電ユニット44a、44bは、それぞれ充電対応パレットの種別を判別するためのセンサ46を備えている。充電対応パレット100a〜dの側面に、そのパレットがEV車用、電動バイク用、電動アシスト自転車用または収納ロッカー用のいずれであるか、および対応電圧等の情報を含んだメモリチップまたは二次元コードなどを予め設けておく。センサ46は、メモリチップから情報を読み出すかまたは二次元コードを読み取るなどして情報を取得し、この情報を給電盤42a、42bに送る。
給電駐車スペースでない他の駐車スペースは、基本的には給電駐車スペースの構成から給電システムを除いた構成とされる。なお、第2移載装置58には、例えば本出願人が先に出願した特公平7−29681号公報に記載の搬送装置を適用することができる。
上記では、給電駐車スペースが、100V対応のスペース14aと200V対応のスペース14bとに分けられていることを述べた。しかしながら、一つの給電対応駐車スペースが100V/200Vのいずれにも対応していてもよい。この場合、駐車スペースに移動した充電対応パレットの種別を、給電ユニット44に設けられたセンサ46で判別し、その情報を給電盤42に送る。給電盤42はこれに応じて100Vまたは200Vのいずれかを選択して給電するように構成される。これにより、充電対応パレットの対応電圧によらずいずれの給電駐車スペースにも移動させることができるため、入出庫時のパズル動作が容易になり、入出庫に要する時間を短縮することができる。
図3は、充電対応パレット100aに配置されるコンセントユニット102aの上面図である。コンセントユニット102aは、上板116と、コンセント118と、防水カバー120と、コンセント取付板122と、を含む。コンセントユニット112の周囲にはタイヤガイド114を設けることが好ましい。タイヤガイド114は、ガイド棒126と、ガイド取付板128と、を含む。
上板116はその中央にコンセント118を保持する。防水カバー120は不図示のヒンジにより上板116に結合される。コンセントを使用しない際はこの防水カバー120を閉めておくことにより、コンセント内への粉塵の侵入を抑制でき、また車両が持ち込む雨水などの水分のコンセント内への侵入も抑制できる。
タイヤガイド114は、充電対応パレット100aの車両搭載面にEV車22が侵入する際、そのEV車22のタイヤがコンセントユニット102aと干渉しないようそのタイヤを導く。ガイド棒126は両端が円周の約4分の1の円弧を描くように同じ側に曲げられた金属の棒であり、ガイド棒126を支持する図示しない支持壁部の下端はガイド取付板128の上面に固定される。
なお、充電対応パレット100b〜dでは、搭載する電動バイク、電動アシスト自転車、または収納ロッカーのそれぞれの保持部材や案内部材等が別に設けられている。したがって、充電対応パレット100b〜dに配置されるコンセントユニット102b〜dについては、タイヤガイド114を設ける必要はない。
図4は、充電対応パレット100a〜dの下面図である。充電対応パレット100a〜dは、2本の横レール172と、2本の縦レール174と、横レールと縦レールとの交点に設けられた4つの方向転換体176と、備える。2本の横レール172および2本の縦レール174はいずれも断面が略「エ」の字状の金属製レールであり、充電対応パレット100a〜dの下面105に固定されている。2本の横レール172と2本の縦レール174とはそれらが交わるはずの4箇所で両者とも途切れており、その途切れた4箇所のそれぞれに方向転換体176が設けられている。横レール172、縦レール174、方向転換体176は特公平7−29681号公報に記載の井枡状のレールおよび回転自在な円板に突設された短レールと同様に構成される。
受電ユニット148の三つの受電端子150は、充電対応パレット100a〜dに搭載されるEV車等に供給されるべき電力を給電ユニット44a、44bの給電端子から受ける。充電対応パレット100a〜dはその長辺の1つに受電ユニット148を有しており、受電ユニット148の受電端子150は、配線ケーブル144の他端と接続される。
ケーブルダクト142は、充電対応パレット100a〜dの下面105上に設けられている。配線ケーブル144はこのようなケーブルダクト142に収容されることにより、充電対応パレット100a〜dの下面105を這うようにして保持される。配線ケーブル144が縦レール174と交差する縦レール174の箇所には、配線ケーブル144を通すための貫通孔が設けられる。配線ケーブル144が横レール172と交差する場合も同様である。
図5は、操作盤28の機能および構成を示すブロック図である。ここに示す各ブロックは、ハードウエア的には、コンピュータのCPU(central processing unit)をはじめとする素子や機械装置で実現でき、ソフトウエア的にはコンピュータプログラム等によって実現されるが、ここでは、それらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックはハードウエア、ソフトウエアの組み合わせによっていろいろなかたちで実現できることは、本明細書に触れた当業者には理解されるところである。
操作盤28は、操作パネル180と、パレット選択部182と、パレット制御部184と、パレット情報保持部186と、パレット使用状況保持部188と、充電指示部190と、充電監視部192とを備える。
操作パネル180には、例えば、表示画面、数字入力ボタン、充電指示ボタン、運転開始ボタン、音声案内用スピーカー等が設けられている。ユーザは、車両の入出庫時に操作パネル180を使用して、管理ID、(必要であれば)暗証番号、種別(例えば、自動車、バイク、自転車)、充電が必要であるか否か等の情報を入力し、運転開始ボタンを押す。数字入力ボタンの代わりにまたはこれに加えて、予め管理ID等が記録されたカードを読み取るためのカードリーダが設けられていてもよい。
パレット情報保持部186には、駐車契約が結ばれている自動車、バイク、自転車、収納ロッカー等の管理IDと、その管理IDで特定される充電対応パレット100a〜dを特定するパレットIDと、が対応付けて保持されている。
パレット使用状況保持部188は、機械式駐車場10が有する通常パレット32や充電対応パレット100a〜dの使用状況を保持する。特に、パレット使用状況保持部188は、機械式駐車場10が有する通常パレット32や充電対応パレット100a〜dを特定するIDと、各パレットに車両等が搭載されているか否かを示す情報と、が対応付けて保持されている。
パレット選択部182は、操作パネル180で入力された情報に基づき、呼び出すべき通常パレット32または充電対応パレット100a〜dを選択する。パレット選択部182は、入力情報が管理IDである場合は、パレット情報保持部186を参照し、その管理IDに対応するパレットを選択する。入力情報が管理IDでない場合、パレット選択部182は、種別および充電の有無に基づき対応するパレットを選択する。さらに、パレット選択部182はパレット使用状況保持部188を参照し、選択されたパレットの中から車両が搭載されていない空のパレットを選択する。
パレット制御部184は、パレット選択部182によって選択されたパレットが乗降室12に呼び出されるよう第1移載装置56、第2移載装置58、昇降装置94を制御する。パレット制御部184は、この呼び出しに必要な機械式駐車場10内でのパレットの動きを公知のパズル動作のアルゴリズムを使用して決定する。パレット制御部184は、決定されたパレットの動きが実現されるよう第2移載装置58、第1移載装置56、昇降装置94に指令を送信する。
充電指示部190は、操作パネル180を通じてユーザにより充電の指示がなされたとき、パレット選択部182によって選択された充電対応パレットを給電駐車スペース14a、14bに移動させるように第2移載装置58に指示する。そして、充電対応パレットが給電駐車スペースに移動後、給電システム40に対して給電開始を指示する。
ユーザが充電プラグをコンセントに差し込まない限り、充電は開始されないので、入庫時にユーザによる充電の確認は行わなくてもよいとも言える。しかしながら、漏電防止等の安全対策の観点から、上記のように、ユーザによる明示的指示があったときにのみ給電を開始することが望ましい。さらに、充電が必要でない場合は、例えばEV車が充電対応パレット100aに積載されたときであっても、給電駐車スペースにそのパレットを移動させる必要がなくなる。したがって、入出庫時のパズル動作がより容易になり、入出庫のスピードを改善することができる。
充電監視部192は、給電システム40a、40bに設けられた電流計(不図示)から情報を受け取るように構成される。この情報に基づき、充電監視部192は、操作パネル180を使用してユーザにより充電の指示がなされたとき、指示通りに充電が開始されたか否か、および充電時間を監視する。充電が開始されなかった場合や、充電時間が所定のしきい値を越えた場合、コンセントへのプラグのつなぎ忘れ、接触不良、給電システムまたは充電器の不具合などが考えられる。このような場合、充電監視部192は、駐車場の管理室や駐車場メーカのサービスセンターなどに対して異常警報を発信する。
なお、パレット制御部184は、充電中のEV車等が存在する場合、そのEV車を搭載するパレットを給電駐車スペースから移動させないように制御することが好ましい。充電中のEV車の出庫要求がなされた場合、充電指示部190が給電システムに対して電力供給を中断を指示し、これが確認された後に、パレット制御部184がパレットの出庫動作を行うことが好ましい。
充電監視部192は、給電駐車スペースにあるEV車等の充電が完了したと判断した場合、パレット制御部184に対してその旨を通知することが好ましい。これに応じて、パレット制御部184は、充電が完了した充電対応パレットを他の駐車スペースに移動させ、別の充電対応パレットを給電駐車スペースに移動させることができる。
なお、本実施形態では、給電システム40a、40bの役割は電力供給のみであり、充電の開始および終了の制御は、充電対象のEV車等の側で行われるものとする。
以上の構成を備える機械式駐車場10において、EV車を入庫する際の動作を説明する。
図6は、機械式駐車場10において充電対応パレット100aを呼び出してEV車を駐車する際の一連の処理を示すフローチャートである。
ドライバは機械式駐車場10の乗降室12前に設けられた不図示のターンテーブルの上にEV車を停車させる(S202)。EV車が契約車両である場合(S204のY)、機械式駐車場10の係員またはユーザ自身が操作パネル180に管理IDおよび充電の有無を入力する(S206)。パレット選択部182は、入力された契約車両IDに対応する専用の充電対応パレット100aを選択する(S208)。
EV車が契約車両でない場合(S204のN)、係員またはユーザは、車両種別および充電の有無を入力する(S210)。パレット選択部182は、車両種別に対応する空の充電対応パレット100aを選択する(S212)。機械式駐車場10は、ステップS208またはステップS212で選択された充電対応パレット100aを乗降室12に呼び出す(S214)。
係員またはユーザは、乗降室12に呼び出された充電対応パレット100a〜dにEV車を搭載する(S216)。係員またはユーザは、EV車に備え付けの供給ケーブル110を取り出し、供給ケーブル110の一端の給電ガンをEV車の給電口に差し込み、他端のプラグをコンセント118に差し込む(S218)。
パレット制御部184は、EV車が搭載され給電接続された充電対応パレット100aを、乗降室12から例えばB1F駐車室14の給電駐車スペース14bへ移動させる(S220)。充電対応パレット100aが給電駐車スペース14bに到着すると、給電ユニット44bの給電端子と充電対応パレット100aの受電端子とが接触し、充電指示部190によりEV車への給電が開始される(S222)。
なお、一般に、乗降室には充電に対応しない通常パレット32が準備されていることが多いので、ステップS206またはS210において充電不要と指示された場合、EV車をこの通常パレットに搭載してもよい。
電動バイク、電動アシスト自転車、収納ロッカー等を入庫する際も、基本的な動作はEV車の場合と同様である。但し、これらの充電対応パレット100b〜dには複数の積載位置およびコンセントが備えられているので、複数のバイク等に同時に充電することが可能である。このため、一枚のパレット上の各積載位置に対して、複数の管理IDを割り当てておくことが望ましい。
本実施形態の機械式駐車場では、構造上、あるパレット上の一つの積載位置に積載されたバイク等に対してのみ給電要求がなされた場合でも、パレット上のすべてのコンセントに対して給電がなされることになる。しかしながら、給電の必要がない積載位置のコンセントには充電用プラグが接続されないはずなので、特に問題はない。
出庫時の動作は、充電非対応の通常パレットを備える従来の機械式駐車場と概ね同様であるため、詳細な説明を省略する。但し、充電対応パレットの数が通常パレットの数よりも少ない場合には、充電対応パレットが乗降室に残された場合は、この充電対応パレットを駐車室に移動し、代わりに通常パレットを乗降室に移動させるようにすることが好ましい。
以上説明したように、実施の形態に係る機械式駐車場によれば、EV車、電動バイク、電動アシスト自転車、収納ロッカー等のそれぞれの積載対象物に対して、専用の充電対応パレットが設けられている。したがって、EV車、電動バイク、電動アシスト自転車、収納ロッカー等を入庫中に充電することができる。
また、電動バイク、電動アシスト自転車、収納ロッカー用の充電対応パレットには、複数のコンセントが設置されている。したがって、複数の電動バイク等を同時に充電することができる。
以上、実施の形態に係る機械式駐車場について説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素の組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
実施の形態では、長辺に受電ユニット148を有するEV車対応パレットについて説明したが、これに限られず、例えば受電ユニット148を短辺に設けてもよい。また、給電ユニットの配置に合わせて、2つの長辺または2つの短辺などに複数の受電ユニットを設けてもよい。
実施の形態では、操作盤28が、操作パネル180、パレット選択部182、パレット制御部184、パレット情報保持部186、パレット使用状況保持部188、充電指示部190および充電監視部192を備える構成を説明したが、この構成に限られない。例えば、操作パネル180のみを乗降室の操作盤28に設置し、その他の制御装置を地下の駐車室などに設置してもよい。
実施の形態では、乗降室が昇降路の上端に位置するいわゆる地下式駐車場について説明した。しかしながら、パレットの移動により車両を収納するような構造であれば、乗降室が昇降路の下端や中間に位置する立体式駐車場についても本発明を等しく適用できる。昇降装置を備えない平面の駐車場についても同様である。
10 機械式駐車場、 12 乗降室、 14a、b 充電対応駐車スペース、 28 操作盤、 32 通常パレット、 40a、b 給電システム、 56 第1移載装置、 58 第2移載装置、 100a〜d 充電対応パレット、 102a〜d コンセントユニット、 110 供給ケーブル。

Claims (7)

  1. 第1の電圧に対応したコンセントを備える第1充電対応パレットと、第2の電圧に対応したコンセントを備える第2充電対応パレットと、を少なくとも含む複数のパレットと、
    前記複数のパレットを一対一で収容可能な複数の駐車スペースを有する駐車室と、
    前記複数のパレットのうち一つを前記駐車室と乗降室との間で移動させる移動装置と、
    前記駐車室内の少なくとも一部の駐車スペースに設置され、この駐車スペースに移動された前記第1充電対応パレットまたは前記第2充電対応パレットに対して給電可能に構成された給電システムと、
    を備えることを特徴とする機械式駐車場。
  2. 前記給電システムは、第1駐車スペースに設置され前記第1充電対応パレットに給電可能である第1給電システムと、第2駐車スペースに設置され前記第2充電対応パレットに給電可能である第2給電システムと、を含むことを特徴とする請求項1に記載の機械式駐車場。
  3. 前記給電システムは、第1の電圧と第2の電圧のいずれかを切り換えて給電可能に構成されることを特徴とする請求項1に記載の機械式駐車場。
  4. 前記第2充電対応パレットは複数の車両を積載可能に構成されており、積載可能な車両数と同数またはそれ以下の数のコンセントが備えられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の機械式駐車場。
  5. 前記駐車スペースに移動されたパレットについて、前記第1充電対応パレット、前記第2充電対応パレット、およびこれら以外のパレットを判別可能なセンサをさらに備え、
    前記給電システムは、前記センサによって第1充電対応パレットまたは第2充電対応パレットと判別されたときに、給電を開始するように構成されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の機械式駐車場。
  6. 乗降室に設置される操作パネルをさらに備え、
    前記給電システムは、前記操作パネルによってユーザにより充電の指示なされたときに、給電を開始するように構成されることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の機械式駐車場。
  7. 前記第1充電対応パレットは単相交流200Vに対応しており、前記第2充電対応パレットは単相交流100Vに対応していることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の機械式駐車場。
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