JP6439988B2 - 建物基礎部の防蟻構造及びその施工法 - Google Patents
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Description
まず、図1に示す第1の実施形態について、図2、図3をも参照しつつ説明する。土壌や砂利などからなる地盤面1に、図外の建物の1階の間取りにほぼ対応するように四角形状に区分けされて敷設された布基礎2は、周知のように、地盤面1の上方に向かった立ち上り部2aと地中に埋設されているフーチング2bからなり、この第1の実施形態は、前記立ち上がり部2aに囲まれた地盤面1上に、下から順に防蟻シート3、断熱材4とバリア層5、及び土間コンクリート6が敷設されてなるものである。
その他の構成要件は、同じであるのでその説明を省略する。
この第2の実施形態の場合には、土間コンクリート6の下方の断熱材4の下面には防蟻シート3が密接しているので、シロアリが地盤面1まで這い上がってきも、断熱材4にまで達することを防止できる。更に、立ち上り部2aの内側面2cと断熱材4の側面との密接部分の下方の角部にはバリア層5があるので、密接部分へのシロアリの侵入を阻止できる。図においては、バリア層5の断面形状は矩形状としているが、内側面2cと防蟻シート3が形成する角部の下方を塞ぐ位置にあれば、角部と向い合う外形状は曲線状であってもよい。図示のように矩形状の場合には、前記第1の実施形態と同様に深さが30〜200mm、幅は50mm以上が好適である。
この第3の実施形態の場合には、土間コンクリート6の下方の断熱材4の下面の中央部分には防蟻シート3が密接し、断熱材4の下面の周縁部にはバリア層5が密着しているので、断熱材4の下面の全ては断熱材4とバリア層5とに密着していることになり、シロアリが地盤面1まで這い上がってきも、断熱材4にまで達することを防止できる構造になっている。この実施形態において、防蟻シート3の周縁部の上面とバリア層5の下面との密接は、バリア層5の側面との密接を確実ならしめるためのものであるから、バリア層5の側面と防蟻シート3の周縁部との密接が、確実になされる場合には必要がなくなるものである。
尚、本発明の実施の形態は上述の形態に限ることなく、本発明の思想の範囲を逸脱しない範囲で適宜変更することができる。
2 布基礎
2a 布基礎立ち上がり部
2b フーチング
2c 立ち上がり部内側面
3 防蟻シート
3a 重ね代
4 断熱材
4a 断熱材の継ぎ目
5 バリア層
6 土間コンクリート
7 間隔
Claims (7)
- 建物基礎部における布基礎の立ち上がり部の内側面によって囲まれた建物の床下に位置する地盤面上方に打設される土間コンクリートと、
上面が、少なくとも前記土間コンクリートの下面の中央部分に密接して設けられ、且つ、前記立ち上がり部の内側面側に設けられる断熱材と、
前記土間コンクリートの下方で、前記布基礎の立ち上がり部の内側面に密接して配設されるシロアリ侵入防止用のバリア層と、
少なくとも中央部分が前記断熱材の下面の中央部分と地盤面との間に介在し、周縁部が前記バリア層と密接する防蟻シート、を具備してなる建物基礎部の防蟻構造。 - 前記防蟻シートの周縁部とバリア層との密接が、前記防蟻シートの周縁部の上面とバリア層の下面との密接であることを特徴とする請求項1に記載の建物基礎部の防蟻構造。
- 前記防蟻シートの周縁部とバリア層との密接が、前記防蟻シートの周縁部の下面とバリア層の上面との密接であることを特徴とする請求項1に記載の建物基礎部の防蟻構造。
- 前記防蟻シートの周縁部とバリア層との密接が、前記防蟻シートの周縁部の上面とバリア層の側面及び下面との密接であることを特徴とする請求項1に記載の建物基礎部の防蟻構造。
- 前記防蟻シートは、物理的防蟻性を備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の建物基礎部の防蟻構造。
- 前記請求項2の建物基礎部の防蟻構造の施工方法であって、
建物基礎部における布基礎の立ち上がり部の内側面によって囲まれた建物の床下に位置する地盤面上に防蟻シートを敷設する工程と、
前記防蟻シートの上面に、前記布基礎の立ち上がり部の内側面から間隙を空けて断熱材を配置する工程と、
前記間隙にシロアリ侵入防止用のバリア層を前記立ち上がり部の内周面と前記防蟻シートに密接させて前記断熱材と略同一高さとなるように配設する工程と、
前記断熱材と前記バリア層の上面に密接させて土間コンクリートを打設する工程と、を備えることを特徴とする建物基礎部の防蟻構造の施工方法。 - 前記請求項3の建物基礎部の防蟻構造の施工方法であって、
建物基礎部における布基礎の立ち上がり部の内側面に沿って地盤面を掘り下げて溝を形成する工程と、
前記溝内にシロアリ侵入防止用のバリア層を前記立ち上がり部の内周面と密着させて前記地盤面と略同一面となるように配設する工程と、
前記布基礎の立ち上がり部の内側面に囲まれた建物の床下に位置する前記地盤面上と前記バリア層の上面に前記防蟻シートを敷設する工程と、
前記防蟻シートの上面に断熱材を配置する工程と、
前記断熱材の上面に密接されて土間コンクリートを打設する工程と、を備えたことを特徴とする建物基礎部の防蟻構造の施工方法。
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