JP6438916B2 - スプリットフロー真空ポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、スプリットフローポンプの形式の真空ポンプに関する。
いわゆるスプリットフローポンプは、例えば質量分析システムの複数のチャンバーを同時に真空引きするために実践で使用されている。スプリットフロー真空ポンプによって、複数の個々のポンプからなるポンプシステムを省略することが可能であり、そして複数のチャンバーの真空引きは唯一のポンプで実施することが可能である。
スプリットフロー真空ポンプは、真空システムの為に少ないスペース要求のみを要するというメリットを有している。スプリットフロー真空ポンプは、分析装置内のみでなく、例えばリーク探索装置内で使用される。その分析原理は同様に質量分析計(独語:Massenspektrometrie)に関する。
特許文献1から複数の吸引コネクターを有し、これが其々、装置、例えば質量分析計の一つの真空チャンバーと接続されるターボ分子ポンプが公知である。吸引コネクターは、ガスを、ローターの軸方向に間隔をあけた異なる箇所に導く。ローター軸に沿って複数の、複数のいわゆるローターステーターパケットが設けられている。これらは其々ガスを圧縮する。高真空側のステーターパケットは、そのインレットとそのアウトレットの間の圧力比率を発生させる。インレットは、第一の真空チャンバーと接続されている。アウトレットは次のローターステーターパケットのインレットと接続されている。追加的に、二つのローターステーターパケットの間のこの領域は、第二の真空チャンバーと接続されている。第一のローターステーターパケットにより発生される圧力比率と、真空チャンバーの間の劣悪なコンダクタンス(独語:Leitwert)に基づいて、両方の真空チャンバー内の圧力は異なる。ローターステーターパケットの相応の数量によって、複数の真空チャンバーが、異なる圧力に真空引きされることが可能である。その際、各吸引コネクターには、ローターステーターパケットが付設される。直径と比較して、とても長いローターは、取扱いが困難であるということが示されている。と言うのは、ローターは、毎分数10,000回転の領域の回転数で運転されるからである。
複数の真空ポンプで装置を真空引きする別のバリエーションは、各真空ポンプに適当なフランジを設けることである。これらには、その後、圧力領域に適当な真空ポンプが接続される。この方法は、複数の真空ポンプの為の高いコストのため、好まれない。更に、コンパクトな装置に対する要求が存在する。しかしこれらは、複数の真空ポンプによっては実現されることが不可能である。
複数の適用例において、複数の真空チャンバーは直列に設けられており、そして孔部(複数)によって低いコンダクタンスで互いに接続されている。列の他方の端部から、真空チャンバー内部のガス圧は減少する。孔部は、粒子線が、これらを通して、そしてひいては真空チャンバーの列を通して進むことが可能であるように形成されている。最も低い圧力の真空チャンバーは、しばしば分析装置、例えば質量分析計を含んでいる。
実践から、三つ又は四つの半径方向インレットを有し、そして少なくとも四つのポンプ段を有するスプリットフロー真空ポンプが公知である。ポンプ段は、通常ターボ分子ポンプ段である。これらは、しばしば別のポンプ段、例えばホルベックポンプ段又はゲーデポンプ段と組み合わせられている。
先行技術から公知のスプリットフロー真空ポンプの構造長及びローター回転数は、特にローターの固有振動によって制限される。ローターは、固有振動周波数の領域では長期にわたって運転されることができない。制限的な要素は、一つにはモーター端部である可能性がある。これにおいては、コスト上の理由から、大きなシャフト直径による、つまりより大きな駆動マグネットとモーターステーターによる補強は目的に合わない。他方で、極めて大きな構造長においては、ローターと特にローター軸の形式上の態様が問題である可能性がある。
ドイツ連邦共和国特許出願公開第43 31 589 A1号
本発明が基礎とする技術的課題は、スプリットフロー真空ポンプであって、長いシャフトを有する長いスプリットフロー真空ポンプを形成することができるようにシャフトの重量が、同じ強度のまま減少されているスプリットフロー真空ポンプを提供することである。さらに、ローター軸が少なくとも一つのシャフト端部を有し、当該シャフト端部が低コストで所望の強度を有するスプリットフロー真空ポンプが提供されるべきである。
この技術的課題は、請求項1に記載の特徴を有するスプリットフロー真空ポンプによって、又は請求項6に記載の特徴を有するスプリットフロー真空ポンプによって、又は請求項15に記載の特徴を有するスプリットフロー真空ポンプによって解決される。
発明に係るスプリットフロー真空ポンプは少なくとも二つの半径方向のインレットを有し、シンクポンプは、ステーターディスクとシャフト上に設けられたローターディスクを有し、シャフト上には少なくとも一つのディスクパケットが設けられている。このスプリットフロー真空ポンプは、シャフト内に半径方向に少なくとも二つの溝及び/又は孔部が設けられており、これらがシャフトの軸方向においてシャフトの周囲方向においてよりも長く形成されていること、又はシャフトが軸方向において少なくとも一つのネック部を有することにおいて際立っている。
複数のインレットを有するより長いスプリットフロー真空ポンプにおいては、ローター、特にローター軸の形式上の態様がクリティカルである。よって、質量と、これにともないシャフトの重量も、同じ強度(特に半径方向における強度)のまま、減少させることが試みられる必要がある。
これは、本発明によって、特にシャフトが溝と孔部を有することによって達成される。溝及び/又は孔部は、有利には軸方向の穿孔、例えばシャフト内の複数のミルスロット(独語:Einfraesung)である。有利には、溝及び/又は孔部は、ローターディスクが設けられていない領域に設けられている。
本発明の特に有利な実施形に従い、二つの溝及び/又は孔部が、放射相称にシャフト内に設けられていることが意図されている。これは、シャフトが回転対称のままで、かつアンバランスを有さないように意図されている。
本発明の別の有利な実施形にしたがい、少なくとも二つの溝及び/又は孔部が、少なくとも一つのリングを形成しつつシャフト内に設けられていることが意図されている。これは、ローターディスク又はディスクパケットが設けられていない領域内に、溝及び/又は孔部が設けられており、詳しく言うとシャフトの周囲にわたって均等に分配されて設けられていることを意味する。
シャフト内に、ローターディスク又はディスクパケットが設けられていない領域が複数存在するとき、これら領域は溝及び/又は孔部を設けられていることが可能である。
有利には、溝及び/又は孔部は、長方形の断面及び/又は円すい形に先細の断面及び/又は円すい形に拡張された断面及び/又は段形状に逃された断面を有している。溝及び/又は孔部の形成の際、異なる断面が考え得る。断面の形状の態様は、各適用範囲に応じる。
本発明の別の有利な実施形は、孔部が貫通穴として形成されていることを意図する。シャフトの中心軸まで設けられていない溝の他に、シャフト内に、貫通穴として形成された孔部が設けられていることも可能である。つまり、シャフトの表面の様々な複数の孔が、シャフトのコアの領域に集まっている。
本発明の他の実施形は、少なくとも二つの半径方向のインレットを有するスプリットフロー真空ポンプを意図する。その際、真空ポンプはステーターディスク及びシャフト上に設けられたローターディスクを有する。シャフト上には、少なくとも一つのディスクパケットが設けられており、これは、シャフト上に少なくとも一つのスリーブが設けられている点で際立っている。
シャフト上にスリーブを設ける事によって、ローターの固有振動周波数が変更されることが可能であるので、ローターは、固有振動周波数の領域で運転される必要がない。これによって、支承力も減少されることが可能である。
その上、ローター軸の出発材料を大きくすることなく、曲げ剛性の高い大きな外直径を製造することが可能である。これによってコスト削減が可能である。
本発明の有利な実施形は、スリーブが少なくとも一方の端部においてリングを有することを意図している。リングによってスリーブは、例えば、先細のシャフト端部に設けられることが可能である。しかしまた、基本的に、スリーブをシャフト上、例えばシャフトの一定の外直径上にタイトに設ける可能性も存在する。
本発明の有利な実施形に従い、シャフト上、少なくとも溝及び/又は孔部及び/又は少なくとも一つのネック部の領域に、スリーブを設けられている。溝及び/又は孔部及び/又は少なくとも一つのネック部の領域にスリーブを設けることによって、ローター軸の安定性は上げられる。特に、ネック部は、シャフトの強度に通じる。これはスリーブによって補償されることが可能である。
本発明の別の実施形は、少なくとも一方のシャフト端部、先細の領域に、少なくとも一つのスリーブが設けられていることを意図する。
シャフト端部は、通常、支承部、例えばボール支承部又はマグネット支承部内に設けられることができるように先細となっている。
スリーブは、シャフトの強度の向上に貢献する。
本発明の有利な実施形に従い、少なくとも一つのスリーブは、一方の側ではシャフト上に、そして他方の側では少なくとも担持リング上に支承されている。シャフトが例えば、段形状の長手方向断面を有し、つまり、これが段形状に先細となっているとき、スリーブは、二つの隣接する段の領域の設けられることが可能である。より大きな直径を有する段上では、スリーブが直接シャフト上に載置されている。より小さな直径を有する段上では、スリーブが少なくとも一つの担持リング上に載置されている。
本発明の特に好ましい実施形は、スリーブを担持するシャフトの領域と、少なくとも一つの担持リングの間に、マグネット支承部の少なくとも一つのマグネットリングが設けられている。これによって、シャフトをシャフト端部において補強し、しかしそれにもかかわらず複数のマグネットリングを設けることが可能である。これらマグネットリングは、シャフトのより小さな直径上に設けられており、これによって安価である。
本発明の有利な実施形は、中実材料によるシャフトの領域に少なくとも一つのスリーブが設けられていることを意図する。この実施形によって、ローターが固有振動周波数の領域で運転されることが無いよう、ローターの固有振動周波数を変更することが可能である。
本発明の変更された有利な実施形は、少なくとも一つのスリーブが、ローター軸の無い領域で、複数のシャフト要素の間に設けられていることを意図している。この場合、シャフトは分割されたシャフトとして形成され、そしてスリーブがシャフト要素を接続している。これによって、ローター軸の重量が明らかに減少され、この事は、シャフトの形式上の態様に有利に働く。
本発明の別の有利な実施形は、スリーブ内に少なくとも一つの孔部が設けられていることを意図している。孔部は、有利には、溝及び/又は孔部及び/又はネック部の領域に設けられている。真空ポンプの領域においては、真空引きの際、ガス充填された中空空間が存在しないべきである。というのは、これらガス充填された中空空間は、真空引きの間、脱気され、これによって本来達成可能なポンプの最終圧力が達成されないからである。
少なくとも一つのスリーブは、有利には金属から成っている。金属として、アルミニウム、チタン、又はステンレスが選択されることが可能である。少なくとも一つのスリーブは、炭素繊維による複合材料、例えば炭素繊維強化プラスチックから成ることも可能である。金属と炭素繊維による複合材料のコンビネーションを使用する可能性も存在する。
有利には、スリーブの軸方向の長さは、その外直径よりも大きい。この実施形に従い、スリーブは理想的にはシャフトの強度の改善に貢献する。
ローターのモーター端部には、少なくとも一つのスリーブが、モーター磁石の前後においてローター軸に固定されているように、形成されていることが可能である。これによって、小さな直径を有するマグネットリングを形成し、これによって安価に形成することが可能である。少なくとも一つのスリーブは、高真空側では、ローター軸に取り付けられていることが可能であり、そして支承端部の方向では、例えばリングによってシャフトと接続されていることが可能である。
ローターが二つのディスクパケットの間において補強されるべきとき、ここでも同様に発明に係るスリーブが設けられていることが可能である。このスリーブは、中実シャフト上に設けられることが可能である。中実シャフトとスリーブの間の接続は、例えばシュリンク(又は縮着、独語:Schrumpfen)、プレス、及び/又は接着、又は多の固定形式によって行われることができる。
更に、スリーブをシャフトの領域において、少なくとも一つのネック部、又は少なくとも一つの収縮部(独語:Eindrehung)及び/又は溝及び/又は孔部と共に設けることが可能である。ローターの小さな直径で強度にあまり貢献しない減少された質量によって、ローターの固有周波数がスリーブによって高められる。その際、載置力が、このようにして減少され、そして例えば、永久磁石支承部の使用の際に場合によってはリングマグネット対がコスト削減のため省略されることが可能であることも、ポジティブである。
組立方向において少なくとも一つのスリーブの前にローターディスクが組み立てられているとき、ローターディスクの嵌合シートは、スリーブの外直径よりも小さな外直径上に設けられていることが可能である。これは、そうでない場合にローターディスクの結束部(この周りにローター羽根が設けられている)が、大きすぎる嵌合直径の場合に弱すぎ、これによってローターディスクは運転中もはや確実にローターに固定されていないであろうというときに有利である。
その上、ローター軸の出発材料を大きくする必要なく、大きな曲げ強度の外直径を製造することが可能であり、これによってコスト削減が可能である。
本発明の有利な実施形によって、スリーブ上に、外側の側面に追加的にポンプ構造が設けられている。ポンプ構造は、例えばターボ構造、クロスチャネル構造、ネジ溝構造、又はホルベック構造、又はこれら構造の組み合わせであることが可能である。
少なくとも一つのリングがスリーブに設けられるとき、少なくとも一つのリングは、一方で又は両方で好ましくはスリーブの端部に設けられていることが可能である。リングはスリーブに固定的に設けられていることが可能である。少なくとも一つのリングをスリーブと一体に形成する可能性も存在する。リングは内部リングとちしてスリーブに形成されている。
スリーブは強度を上げるのに使用される。特に、ネック部の領域、つまりシャフトが、ローターディスク及び/又はローターパケットが設けられている直径よりも小さな直径を有する領域では、強度を上げるためスリーブが設けられていることが可能である。スリーブ内には複数の孔部が設けられていることが可能である。スリーブによってカバーされるシャフト内の中空空間を脱気することができるようにである。
スリーブは有利には、シャフトの弾性モジュール及び密度の商よりも大きい弾性モジュール及び密度を有する材料から成る。
本発明の他の有利な実施形は、少なくとも二つの半径方向のインレットを有するスプリットフロー真空ポンプを意図する。その際、真空ポンプはステーターディスク及びシャフト上に設けられたローターディスクを有する。その際、シャフト上には少なくとも一つのディスクパケットが設けられている。これは、シャフトが、長手軸に沿って設けられた内部穴を有すること点において際立っている。
この措置によって、シャフトの重量は明らかに削減される。しかしながら、強度、特に半径方向の強度は維持される。この措置によってローターの形式上の態様は明らかに改善される。
本発明の別の特に有利な実施形に従い、シャフト端部(この中に内部穴が設けられている)は、断面において内側の支承ピボット(独語:Lagerzapfen)を有さない鍋形状(独語:topffoermig)に形成されていることが意図されている。内部の支承ピボットを省略することにより、内部穴を上述したシャフト端部内に設けることが可能である。
発明に係るスプリットフロー真空ポンプの有利な発展形は、少なくとも三つの半径方向のインレットと、少なくとも四つのポンプ段を有している。その際、少なくとも一つのポンプ段は、ターボ分子ポンプ段として形成されている。その際、少なくとも三つのインレットは主インレットとして形成されており、これらは、軸方向においてポンプ段の間に設けられている。当該スプリットフロー真空ポンプは、追加的に、少なくとも一つの半径方向の副インレットが設けられており、これが少なくとも一つのターボ分子ポンプ段の領域に設けられていることを意図している。
真空ポンプのこの有利な形成によって、主インレットに追加的に少なくとも一つの副インレットを設けることが可能である。主インレットは、先行技術から公知のように、ポンプ段の間に設けられている。有利な実施形に従い、少なくとも一つのターボ分子ポンプ段の領域に設けられている少なくとも一つの別のインレットが設けられている。これは、いわゆるタッピング、つまりインレットがターボ分子ポンプ段の間でなく、タッピングが半径方向において、少なくとも一つのターボ分子ポンプ段のディスクパケット内に通じることを意味する。
これによって明らかに多くのタッピング、つまり所定の軸方向構造長で唯一のポンプを有する複数のインレットが達成される。本発明によって、短い軸方向長で、できる限り多くのチャンバーを真空引きすることが可能である。
本発明の有利な実施形に従い、少なくとも一つの副インレットは中心軸を有し、そして中心軸は、少なくとも一つのターボ分子ポンプ段の第一および最終ディスクの間に設けられている。
これは、副インレットが、実際に、少なくとも一つのターボ分子ポンプ段のディスクパケットのディスクの間に設けられていることを意味する。これによってポンプ段の間に設けられている先行技術に属するインレットに追加的に、追加的な複数のインレットが達成されるので、より多くの真空チャンバーが真空引きされることが可能である。
本発明の別の有利な実施形に従い、少なくとも一つの副インレットが、少なくとも一つのターボ分子ポンプ段の二つのステーターディスクの間、及び/又は二つのローターディスクの間、及び/又はステーターディスクとローターディスクの間に設けられていることが意図されている。
これは、副インレットがステーターパケットのディスクの間に設けられており、一方、主インレットがステーターパケットの間に設けられていることを意味する。
本発明の別の有利な実施形に従い、少なくとも一つの副インレットは、少なくとも一つのターボ分子ポンプ段の隣接する二つのステーターディスクの間、及び/又は隣接する複数のローターディスクの間、及び/又はステーターディスクと隣接するローターディスクの間に設けられている。これは、副インレットがその直径に関して比較的小さく選択され、そしてディスクの間に設けらていることを意味する。
有利には、少なくとも一つの副インレットの吸引性能が、主インレットの吸引性能よりも低いことが意図されている。
副インレットは、真空引きすべきマルチチャンバーシステムのタッピングの数量を高めることに使用される。
個々のポンプ段の間、つまり個々のディスクパケット又は他のポンプ段例えばゲーデポンプ段、又はホルベックポンプ段の間には、比較的大きなスペースがあるので、主インレットは比較的大きな断面を有することが可能である。副インレットは、ターボ分子ポンプ段のディスクの間に通じており、そしてこの理由から比較的小さな断面のみを有する。
本発明の別の有利な実施形に従い、nのディスクにおいてn−1の副インレットが設けられていることが意図されている。
これは、副インレットの数量がディスクの数量よりも少ないことを意味する。ターボ分子ポンプのディスクパケットが二つのディスクから形成されるとき、これら両方のディスクの間に一つの副インレットが設けられていることが可能である。
しかしまた、複数の半径方向の副インレットをターボ分子ポンプ段の領域内に設けることも可能である。同様に、複数のターボ分子ポンプ段において、これらいずれのターボ分子ポンプ段にも一または複数の副インレットを設けるうことも可能である。異なるターボ分子ポンプ段は、副インレットを有して、又は有さず形成されていることが可能である。
有利には、少なくとも一つのターボ分子ポンプ段に追加的に、少なくとも一つのホルベックポンプ段及び/又はジーグバーンポンプ段、及び/又は、ゲーデポンプ段、及び/又はサイドチャネルポンプ段及び/又はネジ溝ポンプ段が設けられていることが意図されている。
スプリットフロー真空ポンプは、通常、一または複数のターボ分子ポンプ段と、少なくとも一つの別の上述したポンプ段から成る。
異なるポンプ段の組み合わせによって、真空引きすべき複数のチャンバー内の圧力比率は相応して調整されることが可能である。
複数のポンプ段の間、例えば二つのターボ分子ポンプ段の間に、一つの主インレットを設ける事、及び例えば追加的に一つのホルベックポンプ段を設けることが可能である。発明に従い、追加的に、少なくとも一つのターボ分子ポンプ段の領域に、少なくとも一つの別の副インレットが設けられる。
本発明の別の有利な実施形に従い、ターボ分子ポンプ段が一または複数のローターディスクから、及び/又は一または複数のステーターディスクから形成されていることが意図されている。
ポンプ段は、通常、少なくとも一つのステーターディスクと少なくとも一つのローターディスクから成る。しばしば、交互に入れ子式に介入している複数のステーターディスク及び複数のローターディスクが設けられている。本発明に従い有利には、nのディスクにおいてn−1の副インレットが設けられていることが意図されている。例えばターボ分子ポンプ段を形成するステーターディスクとローターディスクが設けられているとき、インレットはこれらディスクの間に設けられている。
本発明の別の有利な実施形は、ターボ分子ポンプ段のステーターディスクと隣接するローターディスクが、軸方向長さLを決定すること、及び二つのターボ分子ポンプ段の間の間隔が、少なくともこの長さLと同じ長さであることを意図する。
これによって、少なくとも一つのステーターディスク及び/又はローターディスクが少なくとも一つのターボ分子ポンプ段を形成することが決定されている。隣接するステーターディスク及び/又は隣接するローターディスクの間の間隔が、長さLを超えるほど大きいとき、発明に従い新たなターボ分子ポンプ段が始まる。ターボ分子ポンプ段の間のこの領域におけるインレットは主インレットとして考えられる。ターボ分子ポンプ段の領域のインレット自体は、副インレットと考えられる。
本発明の別の実施形に従い、ターボ分子ポンプ段は少なくとも一つのローターディスクから形成されていることが意図されている。
インレットに関する発明に係る実施形は、基本的にターボ分子ポンプにおいても適用可能である。
有利には、ポンプ段は、少なくとも一つのローターディスクと少なくとも一つのステーターディスクから成る。この場合、副インレットはローターディスクとステーターディスクの間に設けられている。
発明に係るスプリットフロー真空ポンプの他の有利な実施形は、少なくとも二つの半径方向のインレットを有し、その際、真空ポンプは複数のステーターディスクと、シャフト上に設けられた複数のローターディスクを有し、その際、シャフト上には、少なくとも二つのディスクパケットが設けられており、その際、シャフトは、少なくとも二つの異なる外直径を有し、そしてディスクパケットは外直径に合わせられた内直径を有する。当該真空ポンプは、シャフトが、最大の直径を有する領域に追加して、軸方向において両側に、より小さな直径を有する少なくとも二つの領域を有することを意図している。
発明に係る実施形は、シャフト上に多数の個々のディスクパケットを可能とする。この実施形に従い、四つ、又はより多くのディスクパケットをローターに設けることが可能である。
シャフトは、最大の直径を有する領域に追加して、軸方向において両側に、其々、より小さな直径を有する二つの領域を有することによって、この領域に其々少なくとも一つのディスクパケットが設けられることが可能である。これによって、最大の直径を有する領域をストッパーとして使用し、そして軸方向でこれに続く、わずかに小さな直径を有する領域、最大の直径を有する領域の両側に其々、少なくとも一つのディスクパケットを設けることが可能である。これに続く、ここでもまたわずかに小さな直径を有する領域には、其々、少なくとも一つの別のディスクパケットが設けられることが可能である。最大の直径を有する領域は、其々、ディスクパケットの為のストッパーとして使用される。これらは、わずかに小さな直径を有する領域に組付けられている。この場合、シャフトには左から及び右から、各二つのパケットがずりあげられる(独語:aufgeschoben)ので、二つのみの直径を有する四つのパケットが設けられ、このことは、ローターディスク及びディスクパケットに関して極めて多くの同部材が使用可能であるというメリットを有する。
スプリットフロー真空ポンプの構造において、組立の際に極めて高い正確性を保持することが必要である。ステーターディスクパケットは、互いに間隔をあけて設けられており、これに伴いローターディスクパケットも互いに間隔をあけて設けられているので、シャフト上にストッパーを作ることは意味がある。多くのストッパーが存在するほど、ディスクにおいてより少ない公差が必要であり、そしてステーターディスクとローターディスクの間の間隙は小さく形成されることが可能である。
ストッパーを省略するとき、ローターディスクは、相応して正確に製造されている必要があり、このことは高い製造コストを意味し、又はローターディスクとステーターディスクの間の間隔が相応して広く選択される必要があり、これによって製造公差は、ステーターディスクとローターディスクの間の衝突へと通じない。
ストッパーがスリーブによって形成されないとき、すくなくとも一つのリングパケットは、有利にはストッパーに対して組付けられている。
本発明の特に好ましい実施形に従い、より小さな直径を有する領域は、最大の直径を有する領域の両側で、其々、対として同じ直径を有している。これによって、第一のより小さな直径に、最大の直径を有する領域の両側に同じディスクパケット、つまり同じ直径を有するディスクパケットを組付けることも可能である。これは、更に減少された直径を有するこの領域に続く領域にも同じことが言える。これによって、四つのっディスクパケット(これらは製造に関していうと二つの直径のみを有する必要がある)を組付ける可能性が存在する。これによって多数の同じ部材が予め組付けられることが可能であり、このことは製造コストを著しく下げる。
本発明の別の有利な実施形に従い、異なる直径を有する領域の間の移行部がディスクパケットの為のストッパーとして形成されていることが意図されている。このストッパーによって、ローターディスクのディスクパケットが、ステーターディスクの間に正確に位置決めされていること、及び個々のディスクパケットの製造公差が、シャフトの全長にわたって加算されることが無いということが保証されている。
本発明の別の有利な実施形に従い、シャフトはピラミッド形状の対象な構造を意図している。この場合、シャフトの両側に其々同じディスクパケットが設けられることが可能である。基本的に、シャフトを段差を設け形成することが可能である。シャフトが少なくとも部分的に円すい形に先細に形成することも可能である。
シャフトの異なる形状、つまり段差を設けた形状と円錐形の形状は、互いに組み合わせられることも可能である。
発明に係るスプリットフロー真空ポンプの別の有利な実施形は、ハウジング、ハウジング内に回転可能し支承されたシャフト、及びハウジングに設けられたステーターディスクを有し、シャフトにはローターディスクが設けられている。このスプリットフロー真空ポンプは、ハウジングが少なくとも二つのハウジング領域を有し、これらが熱的に分離されて形成されているか、又はこれらの間に減ぜられた熱的な連結が形成されていることを意図している。真空ポンプにおいては、しばしば、ポンプの一方の側を加熱し、レシーバーのより良好な真空引きを達成することが望まれる。ポンプの反対の側(これは多くの場合、支承部が設けられている側である)は、場合によっては加熱されず、又はこの側は場合によっては冷却されすらする。障害の無いシャフトの支承を図るためである。
これは、真空ポンプの一部は、極めて高い温度にさらされる一方で、真空ポンプの反対の部分は、比較的低い温度を有する必要があるということを意味する。
この理由から、少なくとも両方のハウジング領域の間で、熱制限を達成することが意図されている。
本発明の有利な実施形に従い、少なくとも二つのハウジング領域が、二つのハウジング領域の壁厚に対して減少させられた壁厚を有するハウジング部分によって接続されていることが意図されている。
これは、両方のハウジング領域の間の壁部領域が、他のハウジングよりも薄い断面を有していることを意味する。このためハウジングは、例えばネック部を有する。
本発明の別の有利な実施形に従い、ハウジング部分の領域内に、ハウジングの熱伝導性よりも低い熱伝導性を有する材料から成る補強部が設けられていることが意図されている。特に、ネック部を有する領域内には、そのような補強部が有利に設けられることが可能である。
本発明の別の有利な実施形は、少なくとも二つのハウジング領域が、二つの分離したハウジング部材から形成されていること、及びハウジング部材の間に少なくとも一つの熱シールが設けられていることを意図している。有利には、シールは、ハウジングよりも悪い熱伝導性を有する。有利には、シールは、ガラス及び/又はセラミック及び/又はプラスチックから形成されていることが可能である。このシールによって、ハウジングの加熱される部分から冷却される部分への熱伝達が起こらない。
有利には、ハウジング内に、少なくとも一つの孔部、及び/又は少なくとも一つの溝が設けられている。この中に加熱要素及び/又はハウジングを加熱するためのコイル及び/又は冷却要素が設けられている。この装置によって、相応して高い温度を有すべきハウジングの領域を加熱することが可能であり、ハウジングの冷却されるべき領域を冷却することが可能である。
本発明の別の有利な実施形に従い、少なくとも一つの真空ポンプと少なくとも一つのレシーバーを有する真空システムが意図され、この真空システムにおいて、真空ポンプとレシーバーの間に、解除可能な接続部が設けられており、その際、接続部のシールの為に環境側に向かって少なくとも一つのエラストマーシールが設けられており、真空側の方向に少なくとも一つの間隙シールが設けられている。これは、エラストマーシールと間隙シールの間に少なくとも一つの吸引チャネル及び/又は少なくとも一つの吸引開口部が設けられていることを意図している。
この実施形は、環境側のシール箇所においてエラストマーシールが使用されるというメリットを有する。これは好ましはОリングとして形成されている。エラストマーシールと例えば超高真空コネクターの間には、第二のシール要素として少なくとも一つの間隙シールが使用される。レシーバー(チャンバー)の面とポンプハウジングの面は、互いに押し合わせられる。
発明に係る真空ポンプは、ローター軸内に、溝及び/又は孔部及び/又はネック部を有する。ローター軸の少なくとも一方の端部には、少なくとも一つのスリーブが設けられていることが可能である。少なくとも一つのスリーブをローターディスクパケット及び/又はローターディスクの前又は間に設ける可能性も存在する。少なくとも一つのスリーブは、ローター軸の中実材料の領域に設けられていることが可能である。少なくとも一つのスリーブは、少なくとも一つのネック部及び/又は溝及び/又は孔部をカバーするよう形成されていることが可能である。このスリーブは、ローター軸の無い領域に設けられていることも可能である。この場合、ローター軸は分割されたシャフトとして形成されており、そして少なくとも一つのスリーブを支持し、そしてローター軸の無い領域をカバーしている。シャフトは、シャフトの長手軸に沿って内部穴を有するシャフトとして形成されていることが可能である。これら実施形は、スプリットフロー真空ポンプにおいて個々に、又は任意の組み合わせで使用されることが可能である。
本発明の別の特徴及びメリットは、添付の図面に基づき生ずる。図面中には、発明に係る真空ポンプの複数の実施形が例示的にのみ表されて理う。
発明に係る真空ポンプを有する装置の長手方向断面図 シャフト端部におけるスリーブを有するローターの長手方向断面 図2の詳細 ディスクパケットの間のスリーブを有するローターの長手方向断面 変更された実施形に従うディスクパケットの間のスリーブを有するローターの長手方向断面 ネック部を有するローターの長手方向断面 ディスクパケットの間のスリーブと分割されたローター軸を有するローターの長手方向断面 ローター軸の横断面 シャフトの変更された実施例の長手方向断面 内部穴を有するローターのシャフト端部の長手方向断面 主インレット及び副インレットを有するディスクパケットを有するローターの簡略図 スプリットフロー真空ポンプの長手方向断面 ローターに設けられたローターディスクを有するローターの原理図 タイトフィットされたローターディスクを有するシャフトの長手方向断面 先行技術に従うスプリットフロー真空ポンプのローターの原理図 変更された実施例の図 真空コネクターを有する真空ポンプの斜視図 ポンプ効果を発する構造を有するスリーブの横断面 ポンプ効果を発する構造を有するスリーブの変更された実施例の横断面
図1は、真空ポンプ1を示す。この真空ポンプはいわゆるスプリットフロー真空ポンプとして形成されている。真空ポンプ1は、マルチチャンバー真空装置2と接続されている。マルチ真空装置2は、四つのチャンバー3,4,5,6を有している。これらは真空ポンプ1によって真空引きされるべきである。チャンバー3,4,5,6内のガス圧は、この順番に上昇する。チャンバー3,4,5,6は、分離壁7,8,9によって互いに分離されている。その際、孔部9,10,11が接続部を形成している。これら孔部9,10,11は、例えば粒子線が全てのチャンバー3,4,5,6を通して進むことが可能であるよう設けられ、そして寸法決めされている。特に、第一の分離壁7は、第一のチャンバー3と第二のチャンバー4を互いに分離し、他方で第二の分離壁8が第二のチャンバー4と第三のチャンバー5を分離し、そして第三の分離壁9が第三のチャンバー5を第四のチャンバー6から分離している。図1内の破線矢印は、ガスフローを表している。
真空ポンプ1は、シャフト13を有している。これは、ローターディスク14から19を担持している。ローターディスク14から18は、ステーターディスク20と介入状態にある。ローターディスク14,15,16は、第一のディスクパケット21を、そしてローターディスク17から19は第二のディスクパケット22を形成している。ディスクパケット22は、ステーター20と共に高真空側のローターステーターパケットを形成する。ディスクパケット21は、ステーターディスク20と共に、中間真空側のローターステーターパケットを形成する。両方のパケット中の翼部は、その際、先行技術において公知であるように、ステーター側においてもローター側においても担持リングに固定され、又はこれと一体に形成されている。高真空側のローターステーターパケットの前に、第一のガスインレット23が、予真空側のローターステーターパケットの前に、第二のガスインレット24が存在している。
マルチチャンバー真空装置から、第一の主インレット23は真空ポンプ1内へと通じている。第二のチャンバー4から第二の主インレット24が真空ポンプ1内へと通じている。真空チャンバー5から別の主インレット25が真空ポンプ1内へと、そして真空チャンバー6から別の主インレット26が真空ポンプ1内へと通じている。
主インレット23,24,25,26は、ターボ分子ポンプ段21,22の間に設けられている。
ターボ分子ポンプ段22の領域内には、第一の副インレットが設けられている。これは、真空チャンバー5から真空ポンプ1内へと通じている。その上、真空チャンバー6から、ターボ分子ポンプ段21の領域の別の副インレット28が真空ポンプ1内へ通じている。
よってインレットの数量は、副インレット27,28によって高められる。副インレット27,29は、ターボ分子ポンプ段21,22の領域に設けられている。
ローター軸13は、異なる直径を有する複数の領域を有する。
第一の領域29は、最も大きな直径の領域である。シャフト13の両側には、より小さな直径を有する二つの部材30,31が接続している。これに、個々でもまた、シャフト13の更に小さな直径を有する領域32,33が接続している。シャフト13の最も大きな直径の領域29内にはローターディスクが設けられていない。領域30内には、ローターディスク16が設けられている。このローターディスクは、ストッパー34(領域29と領域30の間の段形状の節によって形成されている)によって局所的に明らかに固定されている。
同じことは、ストッパー35によって領域30,32の間に固定されるローターディスク15に対しても言える。
同じことは、ストッパー36によってシャフト13に固定されるローターディスク17、及びストッパー37によってシャフト13に固定されるローターディスク18に対しても言える。ローターディスク14,15とローターディスク18,19の間には、各一つのスペーサースリーブ38が設けられいてる。ストッパー34から37によってローターディスク14から19がシャフト13上で正確に配置されるので、ローターディスク14から19とステーターディスク20の間に狭い間隙が形成されることが可能である。
本発明の別のメリットは、ローターディスク14から19がシャフト上で正確に配置され、これによって極めて小さな間隙が形成されることが可能である点にある。これによって真空ポンプ1のポンプ性能は高められる。四つの同じ部材の使用によって、ポンプは製造で価格メリットがある。本実施例においては、最も大きい直径を有するシャフト13の領域29の両側に、各二つの、其々同じ内直径を有するローターディスクパケットが設けられている。
本発明の別の有利な実施形は、最も大きな直径29の領域内に複数の溝39,40が設けられ、これらがシャフトの質量を減少させるという実施形である。スプリットフロー真空ポンプは、とても長い構造長を有しているので、ローターと特にローター軸の形式上の態様は重要である。個の理由から、本発明に従い、質量とひいてはシャフトの重量も、同じ強度のまま減少される。
真空ポンプ1は、ハウジング41を有する。ハウジング41の高真空側と予真空側の間の熱伝達を減少させるために、ハウジング41はネック部42を有している。このネック部によって熱伝導性が減少される。ネック部42の領域内には追加的に、図示されていない補強部が設けられている。ハウジングは、ネック部42の領域内において分割されて形成されていることも可能であり、そしてハウジングの両方の部材の間には、熱シールが設けられていることが可能である。
シャフト13は、マグネット支承部43によって一方の側に支承されている。単に簡略的にのみ表されたホルダー43a内にカウンター支承部43bが設けられている。他方の側には支承部は表されていない。図示されていない側の支承部は、例えばオイル潤滑されたボール支承部であることが可能である。
図1内には、ターボ分子ポンプ段21,22のみが表されている。
ターボ分子ポンプ段に加えて追加的に、ホルベックポンプ段及び/又はジーグバーンポンプ段及び/又はゲーデポンプ段及び/又はサイドチャネルポンプ段及び/又はネジ溝ポンプ段を設ける可能性も存在する。
ローターディスク15とステーターディスク20は軸方向でみて軸方向長Lを有する。ターボ分子ポンプ段21,22の間の間隔は長さLよりも大きい。
図2及び図3は、ローター軸13を示す。この上にローターディスクパケット21,22,44が設けられている。ローター軸13は、段差を設けられ形成されているので、ローターディスクパケット21,22,44は其々段に当接し、これによって正確に位置決めされている。
ローター軸13の端部104には、スリーブ59が設けられている。このスリーブは、一方の端部105がシャフト13に支持されており、そしてその他方の端部106が担持リング103に支持されている。担持リング103は、更にローター軸13に支持されている。
スリーブは、よってローター軸13上で前後でモーター磁石101に支承されている。スリーブ59によって、ローターの強度、特に著しく先細となっている端部104における強度が明らかに高められる。同時に、モーター磁石101、つまり磁石リングは、通常の比較的小さな直径で製造されることが可能であり、このことはコスト削減に作用する。シャフト13が、より大きな直径を有するシャフト端部104によって、強度に関して改善されると、モーター磁石も同様に大きく構成される必要があろう。このことはコストに不利に働くであろう。
図4は他の実施例を示す。図4に従い、ローター軸13は、ディスクパケット21,22の間のスリーブ59によって補強される。スリーブ59は、中実シャフト13上に設けられている。これは、シュリンク、プレス、又は接着によってシャフト13に固定されていることが可能である。スリーブ59は、ディスクパケット21,22の間の間隔を完全に、又はほぼ完全に埋める。これは、ディスクパケット21,22の間のスペースを完全に埋め、同時に、図1のスリーブ38のようなスペーサースリーブの機能を担う。
図5は、変更された実施例を示す。この実施例においては、スリーブ59がローター軸13上においてディスクパケット21,22の間に配置されている。スリーブ59は、ディスクパケット21に対する間隔を有して設けられている。スリーブ59は、中実材料からなるシャフト13上に固定されており、そしてローター軸13を補強している。
図15は、ローター軸13を示す。このローター軸は、ネック部102を有している。ネック部102の領域には、スリーブ59が設けられている。スリーブ59は、孔部83を有する。これによってネック部102が脱気されることが可能である。真空ポンプによってレシーバーが真空引きされると、同時に、真空ポンプの領域の中間空間(例えばネック部102のようなもの)が、合わせて真空引きされる。というのは、さもないと、中間空間102の真空引き過程の間、脱気され、ひいては真空ポンプの最終圧力が達成されることが不可能でだからである。
図7は、ローター軸13を示す。このローター軸は、複数のシャフト要素107,108を有する分割されたローター軸として形成されている。シャフト要素107,108は、スリーブ59によって互いに接続されている。この実施形によって、ローターの固有振動周波数が、長期にわたって許容可能な運転が可能であるように変更される。スリーブ59は、ここでもまた複数の孔部83を有している。これらを通してシャフト要素107,108の間の中空空間109が真空引きされることが可能である。
図2から7内では同じ部材は同じ参照符号を付されている。
図8は、どのように溝39,40が形成されることが可能であるか異なる可能性を示す。
図8において、シャフト13内には溝の様々な実施形が表されている。これら溝は同じ断面を有し、シャフト13内に回転対称に設けられている。図8内に表された実施形は、単なる例示である。実践では、其々、実施形が選択され、そしてシャフト内で回転対称に設けられる。
図8内には、溝53が示されている。この溝は、長方形の断面を有している。溝54は、第二の実施形に従い中心軸Mの方向において円すい形に先細に形成されている。
孔部55は、これらがシャフト13内の複数の貫通穴を形成するよう形成されている。孔部55は点56に集中している。溝57は、段形状に逃された断面を有している。溝58は、中心軸の方向に円すい形に拡張するよう形成されている。この実施形は、シャフト13が高い強度を保つというメリットを有している。シャフト13の外半径の材料は、内直径の材料における形式上の強度よりも強い。この理由から、溝58は、特に有利な実施形である。
溝に対して追加的に、スリーブ59が設けられていることも可能である。スリーブ59は、堅牢な材料から形成されているが、低い質量を有するべきである。
スリーブ59は、有利には溝の領域内に複数の孔部83を有する。この孔部は、溝53,54,57,58及び/又は孔部55が真空引きされることが可能であり、ひいてはこれらがレシーバーの真空引きの間、脱気されないことに使用される。
図9は溝39,40を有するシャフト13を示す。溝39,40は、軸方向でみてある高さに設けられている。つまりこれらはシャフト13内で一つのリングを形成する。その上、ローターディスク14,15が設けられていない別の領域内には、別の溝63,64が設けられている。これらは同様に軸方向に互いに対応して設けられており、そして溝からなる第二のリングを形成する。更に、二つのスリーブ59である。これらは溝39,40,63,64をカバーする。スリーブ59は、孔部83を有する。溝39,40,63,64を真空引きすることができるようにである。
図10は、ローター軸13のシャフト端部110を示す。シャフト13は、マグネット支承部111によって担持されている。マグネット支承部111のマグネットリング112は、シャフト13に設けられている。マグネット支承部111のマグネットリング113はハウジング114に設けられている。
追加的にボール支承部114が設けられている。これは緊急用支承部として形成されている。ボール支承部114は、ばね115によって予負荷をかけられている。シャフト13内には、内部穴116が設けられている。これによってシャフトの重量は、明らかに減少されるので、ローターの形式上の態様が変更される。
図11は、ローターディスクパケット44,45,46を有するシャフト13を示す。これらは、図示されていないステーターディスクパケットとターボ分子ポンプ段44,45,46を形成する。ガス流は、矢印47によって表されている。
矢印48は、二つの主インレット24,25からターボ分子ポンプ段45,46に供給されるガス流を表す。矢印49は、ターボ分子ポンプ段44,45の領域の二つの副インレット27,29からポンプシステムに供給されるガス流をあらわす。
副インレット27,29は、ターボ分子ポンプ段44,45の領域に設けられる一方で、主インレット24,25は、その供給部をターボ分子ポンプ段44,45及び46の間に有している。
図12は、真空ポンプ1を示す。これによってもう一度、ターボ分子ポンプ段44,45,46,49を有することが明確にされる。ターボ分子ポンプ段44,45,46,49はローターディスク及びステーターディスクから成る。これらは互いに介入しあって設けられている。その上、主インレット23,24,25,26が設けられている。これらは、ポンプ段44の前、又はポンプ段44,45,46,49の間に設けられている。
シャフト13は、マグネット支承部43およびボール支承部50によって支承されている。ボール支承部50はオイル潤滑されたボール支承部である。シャフト13はモーター51によって駆動される。
ターボ分子ポンプ段44の領域内には、副インレット27が設けられている。ターボ分子ポンプ段45の領域には、副インレット28が設けられており、そしてターボ分子ポンプ段46の領域には副インレット52が設けられている。
この実施形によってインレットの数量は、四つの主インレット23,24,25,26から全部で七つのインレットへと、つまり追加的に三つの副インレット27,28,52だけ高められる。
図13は、シャフト12の部分図を示す。シャフト13は、図1に表された最も大きな直径を有する領域29、これに引き続くより小さな直径を有する領域30,31、そして更にこれに続く更に小さくなった直径を有する領域32,33を有している。領域30,31内にはローターディスク16,17が設けられている。領域32,33内には、ローターディスク15,18,19が設けられている。ローターディスク15,18,19は、全て同じ内直径を有している。ローターディスク16,17は同じ内直径を有している。これによって、同じ部材の数量が多くなることによって価格メリットのあるポンプを構成することが可能である。
領域29,30の間の直径差は、ストッパー34を形成する。領域29,30の間には、ストッパー36が設けられている。領域30,32の間には、ストッパー35が設けられており、そして領域31,33の間には、ストッパー37が設けられている。
ディスク15,16の組立方向は矢印Aによって表されている。ローターディスク17,18,19の組立方向は矢印Bによって表されている。Mによってシャフト13の中心軸が表されている。シャフト13とローターディスク15,16,17,18,19は中心軸Mを中心に回転対称に構成されている。
図14はターボ分子ポンプ段21,22を有するシャフト13を示す。ローターディスク14,15,16,17,18,19が設けられていない領域に、シャフト13は、溝39,40を有する
シャフト13の周囲方向におけるよりも軸方向においてより大きな広がりを有する溝の形成によって、シャフトの質量が減少されるので、ローターの形式上の態様は明らかに改善される。
図15は、二つのターボ分子ポンプ段21,22を有するシャフト13を示す。これらは、スプリットフローポンプのハウジング41内に設けられている。ハウジング41がインレット24を有する。
これは、先行技術に属する実施形に対して、顧客ハウジング60がインレット61を有し、このインレットが半径方向においてインレット24に対してオフセットされて形成されていることを示す。ポンプ及びカスタマーチャンバー60の軸方向長さは、合致しない。
図16に従い、それにもかかわらずできる限り高いコンダクタンスがどのように図られることが可能であるかという解決策が表されている。ハウジング41は、このため、インレット24の領域にウェブ62を有する。ステーターディスク(図示せず)が固定されることが可能であるウェブの形成によって、インレット24の領域により大きな断面と、これに伴いより高いコンダクタンスが得られる。
図17は、真空コネクター72,73,75を有する真空ポンプ1を有する。真空コネクター72は、エラストマーシール76及び間隙シール77を有する。エラストマーシール76と間隙シール77の間には、吸引チャネル78が設けられいてる。この中に中間吸引部79が設けられている。真空コネクター75内には、吸引開口部80が設けられている。中間吸引部79は、導通穴81内へと通じている。これは、中間段73に向かって案内されている。真空コネクター75のシール装置の為に接続チャネル82が設けられているので、真空コネクター75は、吸引開口部80を介して同様に導通穴82を介して真空引きされる。
図18は、スリーブ59を示す。このスリーブはキャリア117を有している。このキャリアは、基本的にシリンダー側面形状の基礎部分として形成されている。キャリアの半径方向外側には、複数の構造要素118を有する構造化部が設けられている。これら構造化部は、図示された実施例においては、スリーブ59の長手軸の方向において延伸された直線状のウェブとして形成されている。構造要素118は、ホルベックポンプ段又はクロスチャネルポンプ段として形成されていることが可能である。構造要素118は、他のポンプ段構造を有することも可能である。
図19は、シャフト13を示す。これにスリーブ59が設けられている。スリーブ59は、ターボ分子ポンプ構造を担持している。これは複数のディスク119,120から成っている。スリーブ59に接してローターディスク14が設けられている。
スリーブ59のターボ分子構造内には、ディスク119,120によって形成され、ステーターディスク121,122,123が介入している。
ディスク14,119から120は、簡略的にのみ表されている。
1 真空ポンプ
2 マルチチャンバー真空装置
3 チャンバー
4 チャンバー
5 チャンバー
6 チャンバー
7 分離壁
8 分離壁
9 分離壁
10 孔部
11 孔部
12 孔部
13 シャフト
14 ローターディスク
15 ローターディスク
16 ローターディスク
17 ローターディスク
18 ローターディスク
19 ローターディスク
20 ステーターディスク
21 ディスクパケットを有するターボ分子ポンプ段
22 ディスクパケットを有するターボ分子ポンプ段
23 主インレット
24 主インレット
25 主インレット
26 主インレット
27 副インレット
28 副インレット
29 最も大きな直径を有するシャフト13の領域
30 より小さな直径を有するシャフト13の領域
31 より小さな直径を有するシャフト13の領域
32 最も小さい直径を有するシャフト13の領域
33 最も小さい直径を有するシャフト13の領域
34 ストッパー
35 ストッパー
36 ストッパー
37 ストッパー
38 スリーブ
39 溝
40 溝
41 ハウジング
42 ネック部
43 マグネット支承部
43a ホルダー
43b カウンター支承部
44 ローターディスクパケットを有するターボ分子ポンプ段
45 ローターディスクパケットを有するターボ分子ポンプ段
46 ローターディスクパケットを有するターボ分子ポンプ段
47 ガス流の矢印
48 ガス流の矢印
49 ターボ分子ポンプ段
50 ボール支承部
51 モーター
52 副インレット
53 溝
54 溝
55 孔部
56 切断点
57 溝
58 溝
59 スリーブ
60 ハウジング
61 インレット
62 ウェブ
72 真空コネクター
73 真空コネクター
75 真空コネクター
76 エラストマーシール
77 間隙シール
78 吸引チャネル
79 中間吸引部
80 吸引開口部
81 導通穴
82 接続部
83 孔部
101 モーター磁石
102 シャフトのネック部
103 リング
104 ローター軸13の端部
105 スリーブ59の端部
106 スリーブ59の端部
107 シャフト要素
108 シャフト要素
109 中空空間
110 シャフト端部
111 マグネット支承部
112 マグネットリング
113 マグネットリング
114 ボール支承部
115 ばね
116 内部穴
117 キャリア
118 構造要素
119 ローターディスク
120 ローターディスク
121 ステーターディスク
122 ステーターディスク
123 ステーターディスク
124 副インレット
125 副インレット
126 ローター
127 結束部
A 矢印
B 矢印
L 軸方向の長さ
M 中心軸

Claims (12)

  1. 少なくとも二つの半径方向のインレットを有するスプリットフロー真空ポンプであって、真空ポンプがステーターディスクと、シャフト上に設けられたローターディスクを有し、シャフト上に少なくとも一つのディスクパケットが設けられているスプリットフロー真空ポンプにおいて、
    シャフト(13)内に半径方向に少なくとも二つの溝(39,40,53,54,57,58)及び/又は孔部(55,56)が設けられており、これらがシャフトの軸方向において、シャフト(13)の周囲方向においてよりも長く形成されており、
    シャフト(13)上に少なくとも一つのスリーブ(59)が設けられており、
    スリーブ(59)が少なくとも一方の端部(106)に担持リング(103)を有し、
    少なくとも一つのスリーブ(59)が、一方の側(105)でシャフト(13)上に、そして反対の側(106)で少なくとも一つの担持リング(103)上に支承されており、スリーブ(59)を担持するシャフト(13)の領域と、少なくとも一つの担持リング(103)の間に、マグネット支承部の少なくとも一つのマグネットリングが設けられていることを特徴とするスプリットフロー真空ポンプ。
  2. 少なくとも二つの溝(39,40,53,54,57,58)及び/又は孔部(55,56)がシャフト(13)内に放射相称に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のスプリットフロー真空ポンプ。
  3. 少なくとも二つの溝(39,40,53,54,57,58)及び/又は孔部(55,56)が少なくとも一つのリングを形成しつつシャフト(13)内に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のスプリットフロー真空ポンプ。
  4. 溝(39,40,53,54,57,58)及び/又は孔部(55,56)が長方形の及び/又は外側から内側に向かって先細の、及び/又は外側から内側に向かって拡張する、及び/又は段形状に逃された断面を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のスプリットフロー真空ポンプ。
  5. 孔部(55,56)が貫通穴として形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のスプリットフロー真空ポンプ。
  6. シャフト(13)上の少なくとも溝(39,40,53,54,57,58,63,64)及び/又は孔部の領域に、スリーブ(59)が設けられていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のスプリットフロー真空ポンプ。
  7. 先細の領域における少なくとも一方の軸端部(104)に、少なくとも一つのスリーブ(59)が設けられていることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項の記載のスプリットフロー真空ポンプ。
  8. 少なくとも一つのスリーブ(59)が中実材料のシャフト(13)の領域に設けられていることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載のスプリットフロー真空ポンプ。
  9. 少なくとも一つのスリーブ(59)がローター軸を有さない領域で二つのシャフト要素(107,108)の間に設けられていることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載のスプリットフロー真空ポンプ。
  10. スリーブ(59)内に、少なくとも一つの孔部(83)が設けられていることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載のスプリットフロー真空ポンプ。
  11. シャフト(13)が、長手軸に沿って設けられた内部穴(116)を有することを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載のスプリットフロー真空ポンプ。
  12. 内部穴(116)が設けられているシャフト端部(110)が、断面において内部支承ピボットを有なさい鍋形状に形成されていることを特徴とする請求項11に記載のスプリットフロー真空ポンプ。
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