JP2014050219A - 半径方向及び軸方向に延在する流路を備えた冷却構造を有する電動機 - Google Patents

半径方向及び軸方向に延在する流路を備えた冷却構造を有する電動機 Download PDF

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Abstract

【課題】簡便かつ安価な方法で形成される冷却構造を有する電動機を提供する。
【解決手段】回転軸と、回転軸を包囲するように回転軸に嵌合される回転子と、回転子の周囲に設けられる固定子と、を備える電動機において、回転子及び固定子のうちの少なくとも一方を冷却するための冷却構造が設けられる。回転軸と回転子との間の境界部分には回転軸線に沿って延在する第1の穴が形成される。また、半径方向に延在していて一方の端部において第1の穴に連通するとともに他方の端部において回転軸及び回転子の周囲空間又は電動機の外部空間に開口する第2の穴がさらに形成される。冷却流体は、第1の穴及び第2の穴によって形成される流路を流れる。回転軸線に沿って延在する第3の穴が第2の穴と周囲空間又は外部空間との間に形成されてもよい。
【選択図】図1

Description

本発明は、冷却構造を有する電動機に関する。
公知の電動機において、電動機部品を冷却するための冷却媒体の流路が形成される場合がある。特許文献1は、固定子を冷却するための冷却構造を有する電動機を提案している。この従来技術に係る電動機の回転子には、回転子の端面から軸方向に延びる軸方向孔と、軸方向孔に連通していて回転子の半径方向に延びるとともに固定子の内周面に向けられた半径方向孔とが形成されている。そして、軸方向孔に流入した空気が半径方向孔を通じて固定子内周面に供給され、固定子を冷却できるようになっている。特許文献2は、回転軸の内部を通って軸方向に延びる第1の軸方向孔と、回転子の内部を通って軸方向に延びる第2の軸方向孔と、第1の軸方向孔及び第2の軸方向孔を互いに連通させるように回転子の内部において半径方向に延びる半径方向孔と、が形成された電動機が開示されている。
特開2004−312898号公報 実開昭61−165055号公報
簡便かつ安価な方法で形成される冷却構造を有する電動機が求められている。
本願に係る1番目の発明によれば、回転軸線の回りに回転可能な回転軸と、該回転軸の外周面に嵌合する内周面を有する回転子と、を備える電動機において、前記回転軸と前記回転子との間の境界部分において前記回転軸線に対して平行な方向に沿って延在するとともに、少なくとも一方の端部において前記回転軸及び前記回転子の周囲空間に連通する第1の穴と、前記第1の穴に連通する第1の端部、及び前記周囲空間又は当該電動機の外部空間に連通していて前記第1の端部とは反対側の第2の端部を有するとともに、前記回転軸線に対して直交する半径方向に沿って延在する第2の穴と、が形成される、電動機が提供される。
本願に係る2番目の発明によれば、1番目の発明において、前記第1の穴は、前記回転軸の前記外周面及び前記回転子の前記内周面のうちの一方に形成された溝と、前記回転軸の前記外周面及び前記回転子の前記内周面のうちの他方と、によって画定される、電動機が提供される。
本願に係る3番目の発明によれば、1番目又は2番目の発明において、前記回転軸線に対して平行な方向に沿って、前記第2の穴の前記第2の端部と、前記周囲空間又は前記外部空間との間に延在する第3の穴がさらに形成される、電動機が提供される。
本願に係る4番目の発明によれば、3番目の発明において、前記第3の穴が、前記回転軸の内部又は前記回転子の内部を通って延在する、電動機が提供される。
本願に係る5番目の発明によれば、3番目の発明において、前記回転子の外周面に嵌合する内周面を有する円筒形部材をさらに備えており、前記第3の穴が、前記回転子部品の前記外周面に形成された溝と、前記円筒形部材の前記内周面と、によって画定される、電動機が提供される。
1番目の発明においては、回転軸線に沿って延在する第1の穴が回転子と回転軸との間の境界部分に形成される。したがって、回転子又は回転軸の内部に形成されるよりも簡単な方法で第1の穴が形成され、結果として安価な電動機が提供されるようになる。
2番目の発明において、第1の穴は、回転軸の外周面又は回転子の内周面に形成された溝によって形成される。このような溝は、切削等の比較的簡便な表面加工によって回転軸又は回転子に形成され得る。したがって、製造コストが削減され、安価な電動機が提供されるようになる。
3番目の発明においては、回転軸線に沿って第3の穴がさらに形成される。それにより、第1の穴、第2の穴及び第3の穴の組合せを変更することによって、冷却流体が流れる流路を種々の形状に形成できる。例えば回転子を内部から冷却したり、回転子を全長にわたって冷却したりするように流路を必要に応じて形成できる。
4番目の発明においては、回転軸線第3の穴が回転軸又は回転子の内部を通って延在する。それにより、回転軸又は回転子の内部を冷却流体が流れるようになり、これら部品を内部から冷却できるようになる。
5番目の発明においては、回転子の外周面に形成された溝と、筒状部材とによって第3の穴が形成される。回転子に溝を形成することによって第3の穴が形成されるので、加工が比較的簡便であり、製造コストを低減できる。
第1の実施形態に係る電動機を示す縦断面図である。 第2の実施形態に係る電動機を示す縦断面図である。 第3の実施形態に係る電動機を示す縦断面図である。 第4の実施形態に係る電動機の横断面を部分的に示す部分断面図である。 図4の線4B−4Bに沿って見た部分断面図である。 第5の実施形態に係る電動機を示す斜視図である。 第5の実施形態に係る電動機を示す縦断面図である。 図6の線7A−7Aに沿って見た横断面図である。 図6の線7B−7Bに沿って見た横断面図である。 第6の実施形態に係る電動機を示す縦断面図である。 第6の実施形態に係る電動機の回転軸の例を説明するための図である。 第6の実施形態に係る電動機の回転軸の別の例を説明するための図である。 第7の実施形態に係る電動機を示す斜視図である。 第7の実施形態に係る電動機を示す縦断面図である。 第8の実施形態に係る電動機を示す縦断面図である。 第9の実施形態に係る電動機を示す斜視図である。 第9の実施形態に係る電動機を示す縦断面図である。 第10の実施形態に係る電動機を示す縦断面図である。 第11の実施形態に係る電動機を示す斜視図である。 図16の線17A−17Aに沿って見た縦断面図である。 図16の線17B−17Bに沿って見た縦断面図である。 第12の実施形態に係る電動機を示す、図17Aに対応する縦断面図である。 第12の実施形態に係る電動機を示す、図17Bに対応する縦断面図である。 第13の実施形態に係る電動機を示す縦断面図である。 第14の実施形態に係る電動機を示す縦断面図である。 第15の実施形態に係る電動機を示す縦断面図である。 図21Aの線21B−21Bに沿って見た断面図である。 本発明を適用可能な電動機の例を示す縦断面図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図示される実施形態の各構成要素は、本発明の理解を助けるためにその縮尺が実用的な形態から変更されている場合があることに留意されたい。
図22を参照して、本発明を適用可能な電動機の構成例について先ず説明する。図22は、電動機200の例を示す縦断面図である。電動機200は、回転軸線Oに沿って延在する回転軸202と、回転軸202の外周面204に嵌合される回転子206と、回転子206から半径方向外側に離間していて回転子206を包囲するように配置される固定子208と、電動機200の外周壁を形成していて固定子208を保持する円筒状のハウジング210と、外周縁においてハウジング210の両端210a,210bにそれぞれ固定されるとともに中心部に回転軸202を通す中心穴214,214がそれぞれ形成された1対の概ね円盤状のブラケット212,212と、を備えている。ハウジング210及びブラケット212,212は、回転子206及び固定子208を収容する内部空間を画定している。
ブラケット212,212は、軸受216,216を収容する軸受ケーシングとしても作用する。回転軸202は、これら軸受216,216によって回転軸線Oの回りに回転可能に支持されている。一方のブラケット212には貫通穴218が形成されており、この貫通穴218を通して、固定子208から回転軸線Oに対して平行な方向において突出するコイルエンド222から動力線220が引き伸ばされるようになっている。
図1は、第1の実施形態に係る電動機10を示す縦断面図である。電動機10は、回転軸12と、回転軸12の外周面14に嵌合される回転子20と、回転子20から半径方向外側に離間していて回転子20を包囲するように配置される固定子30と、を備えている。回転軸12は概ね円柱状の金属製の部材であり、図示されない軸受によって回転軸線Oの回りに回転可能に支持されている。なお、本実施形態に係る電動機10の基本構成は図22に関連して説明した電動機200の構成と同様であるので、説明を適宜省略する。また、図1においては、図面の視認性を考慮して、前述した電動機200における対応するハウジング210の一部及びコイルエンド222が図示されているものの、ブラケット、軸受等は省略されている。
回転子20は、例えば電磁鋼板を積層して形成される円筒状の部材である。回転子20の内周面24は、例えば締り嵌めによって回転軸12に嵌合されるように回転軸12の外周面14に対して寸法決めされる。したがって、回転軸12及び回転子20は、回転軸線Oの回りに一体的に回転するようになっている。回転子20は、回転軸線Oに対して平行に延在する図示されない複数の磁石列を周方向において所定間隔を空けて備えている。これら永久磁石は、回転子20の内部に埋め込まれていてもよいし、回転子20の外周面22に接着剤等によって貼り付けられていてもよい。以下、本明細書において、便宜上、回転軸線Oに対して平行な方向を以下「軸方向」と称し、回転軸線Oに対して直交する方向を「半径方向」と称する。
固定子30は磁性材料から形成される円筒状の部材である。固定子30は、内周面32に沿って周方向において所定間隔を空けて形成される図示されない複数のスロットを有している。これらスロットに通して導線が巻回されており、回転子20に設けられる複数の磁石列と協働する電磁石を形成する。電動機10は、回転子20に設けられる複数の磁石列と、固定子30に設けられる複数の電磁石との間の相互作用によって回転軸12を回転させる動力が得られるようになっている。なお、電動機10は、固定子において発生される回転磁界によって回転子に誘導電流を流し、それにより回転トルクを得る周知の誘導電動機として構成されてもよい。
本実施形態において、回転軸12の外周面14には回転軸線Oに対して平行に延びる溝16が形成されている。溝16は、図示されるように軸方向における回転子20の全長にわたって形成され得るものの、そのような形態には限定されない。溝16は、回転軸12の外周面14に沿って周方向において所定間隔を空けて形成される。溝16は、例えば回転軸12の外周面14を直線状に切削することによって形成され得る。回転軸12に形成される溝16は半径方向外側に向かって開口しているものの、この開口は、回転子20が回転軸12に取付けられた状態において、回転子20の内周面24によって少なくとも部分的に閉塞される。すなわち、本実施形態における第1の穴の一例である軸方向流路18は、回転軸12に形成される溝16と、回転子20の内周面24とによって画定される。このようにして、回転軸12と回転子20との間の境界部分において、軸方向流路18が軸方向に形成される。本実施形態において軸方向流路18は、両端において回転軸12及び回転子20の周囲空間、すなわち電動機10の内部空間に対して開口している。
回転子20には、回転軸線Oに対して直交する半径方向に沿って延在する第2の穴の一例である半径方向流路26が形成されている。すなわち、半径方向流路26は、軸方向における回転子20の概ね中央部分において、回転子20の内周面24から外周面22まで回転子20を半径方向に貫通して延在している。半径方向流路26は、半径方向内側に位置する内方端部26aにおいて軸方向流路18に連通している。また、半径方向外側に位置する外方端部26bにおいて、半径方向流路26は電動機10の内部空間に開口している。本実施形態において、半径方向流路26は、半径方向外側の外方端部26bにおいて固定子30の内周面32に向けられている。
半径方向流路26は、例えば単数又は複数の電磁鋼板に放射状に形成された穴を重ね合わせることによって画定される。このような穴は、例えばプレス機を利用して打抜きによって形成され得る。或いは、半径方向流路26は、回転子20を組立てた後に、回転子20の側周縁から半径方向内側に向かって、例えばドリルを用いて穿孔することによって形成してもよい。半径方向流路26は、軸方向流路18と同程度の断面積を有するように形成され得るものの、そのような寸法には限定されない。回転子20が回転軸12に取付けられる際には、半径方向流路26と軸方向流路18が互いに連通するように、すなわち周方向における半径方向流路26の内方端部26aの位置が軸方向流路18の位置に一致するように、回転子20及び回転軸12が周方向において互いに対して位置決めされる。
次に、このような電動機10を冷却する冷却作用について説明する。図1において、軸方向流路18に描かれた矢印A1及び半径方向流路26に描かれた矢印A2は、電動機10、特に回転子20及び固定子30を冷却するための冷却流体、例えば空気が流れる経路を表している。回転軸線Oの回りに回転する電動機10においては、回転動作の結果として生じる遠心力によって、流体が矢印A2で示されるように半径方向の内側から外側に向かって半径方向流路26を流れるようになる。そして、半径方向流路26の内方端部26aにおいて発生する負圧の影響を受けて、電動機10の構成部品を冷却するための流体が、電動機10の内部空間から矢印A1で示されるように軸方向流路18内に流入するようになる。
このようにして、冷却流体は、電動機の内部空間から軸方向流路18を通って回転軸12と回転子20との間の境界部分を流れるとともに、回転子20を半径方向に貫通する半径方向流路26を通って固定子30に向かって流れるようになる。図示される実施形態によれば、冷却流体の流路である軸方向流路18が回転子20の全長にわたって延在しているので、回転子20がその全長にわたって冷却される。また、半径方向流路26が回転子20を貫通するとともに固定子30に対して向けられているので、回転子20を内部から冷却できるとともに固定子30をその内周面32から冷却できるようになる。このように電動機10の構成部品を冷却することによって、高いトルクを発生させることができ、出力増大が可能になる。
本実施形態においては、軸方向流路18が、回転軸12の外周面14に形成される溝16と、回転子20の内周面24とによって画定される。このように軸方向流路18を形成する目的で回転子20を加工する必要がないので、回転子20の機械的強度及び磁気的特性に影響を与えない。そして、溝16は、回転軸12の外周面14に対して切削等の表面加工を施すことによって簡単に形成される。したがって、結果として製造コストが削減され、安価な電動機が提供される。
続いて、前述した実施形態とは異なる本発明の他の実施形態について説明する。以下の説明において、既に述べた内容と重複する事項については説明は適宜省略される。また、同一又は対応する構成要素には同一の参照符号が使用される。
図2は、第2の実施形態に係る電動機10’を示す縦断面図である。電動機10’においては、回転子20の内周面24に、溝28が形成されている。溝28は、図示されるように軸方向において回転子20の全長にわたって形成されている。溝28は、回転子20の内周面24に沿って周方向において所定間隔を空けて形成される。
溝28は、例えば回転子20を形成する電磁鋼板に形成された切欠きを重ね合わせることによって形成され得る。例えば、溝28に対応する形状の切欠きが形成された金型を利用して、各電磁鋼板を形成する。そして、それら電磁鋼板を重ね合わせることによって溝28が形成された回転子20が形成される。回転子20に形成される溝28は、半径方向内側に向かって開口しているものの、この開口は、回転子20が回転軸12に取付けられた状態において、回転軸12の外周面14によって閉塞される。すなわち、本実施形態における第1の穴の一例である軸方向流路29は、回転軸12の外周面14と、回転子20の溝28とによって画定される。このようにして、回転軸12と回転子20との間の境界部分において、軸方向流路29が軸方向に形成される。本実施形態において軸方向流路29は、両端において電動機10の内部空間に対して開口している。
軸方向流路29は、前述した第1の実施形態と同様に、回転子20を半径方向に貫通して延在する半径方向流路26に連通している。したがって、矢印A1、A2で示されるように、冷却流体、例えば空気は、電動機10の内部空間から軸方向流路29に流入し、遠心力の作用によって半径方向流路26を半径方向外側に向かって流れ、最終的には固定子30に向かって外方端部26bから固定子30の内周面32に向かって排出される。
本実施形態によれば、冷却流体の流路である軸方向流路29が軸方向における回転子20の全長にわたって延在しているので、回転子20がその全長にわたって冷却されるようになる。また、半径方向流路26が回転子20を貫通するとともに固定子30に対して向けられているので、回転子20を内部から冷却できるとともに固定子30をその内周面32から冷却できるようになる。
さらに本実施形態によれば、前述した第1の実施形態のように軸方向流路18及び半径方向流路26を互いに連通させるように回転子20を回転軸12に対して周方向において位置合わせする必要がない。したがって、回転子20を回転軸12に取付ける工程が容易になる。また、回転軸12には加工を施す必要がないので、そのための追加の工程も不要になる。さらに、前述したような電磁鋼板を積層して形成される回転子の場合、金型の表面を溝28に対応する形状になるよう加工すればよい。このような表面加工は比較的簡便である。また、必要に応じて複雑な形状の溝を形成してもよい。したがって、この実施形態に係る電動機10’によれば安価な方法で冷却構造を形成できる。さらに、回転軸12には溝が形成されていないので、回転軸12の機械的強度に影響を与えることもない。
図3は、第3の実施形態に係る電動機を示す縦断面図である。図3においては図面の視認性を考慮して固定子が省略されており、回転軸12及び回転子20のみが示されている。本実施形態においては、回転子20を半径方向に貫通するように形成される半径方向流路26’が、半径方向に延在するのではなく、半径方向に対して角度αを形成するように傾斜して延在している。本実施形態によれば、半径方向流路26’の端部の位置をずらす必要がある場合、或いは加工時の都合により望ましい場合には、半径方向流路26’を傾斜して形成できる。このように、本願発明との関係において、「半径方向に沿って延在する」の記載は、半径方向に延在する場合のみならず、本実施形態のように半径方向に対して傾斜して延在する場合を含んでいる。
図4Aは、第4の実施形態に係る電動機の横断面を部分的に示す部分断面図である。図4Aにおいて、中心線Xの左側は半径方向流路26に沿って見た横断面図を表しており、中心線Xの右側は回転軸12及び回転子20を端面から見た端面図を表している。図4Bは、図4Aの線4B−4Bに沿って見た部分断面図である。図4A及び図4Bは、一例として、8つの半径方向流路26が45度の角度毎に周方向において形成されている場合を図示している。なお、図4A及び図4Bにおいては図面の視認性を考慮して固定子が省略されている。
本実施形態においては、回転軸12の外周面14に形成される軸方向流路18’を形成するための溝16’が回転軸線Oに対して角度βを形成するように傾斜して形成されている。このように、本実施形態によれば、軸方向流路の端部の位置をずらす必要がある場合、或いは加工時の都合により望ましい場合には、軸方向流路を傾斜して形成できる。このように、本願発明との関係において、「軸方向に沿って延在する」の記載は、軸方向に延在する場合のみならず、本実施形態のように軸方向に対して傾斜して延在する場合を含んでいる。
図5は、第5の実施形態に係る電動機を示す斜視図である。図6は、第5の実施形態に係る電動機を示す縦断面図である。図7Aは、図6の線7A−7Aに沿って見た横断面図である。図7Bは、図6の線7B−7Bに沿って見た横断面図である。図5においては、図面の視認性を考慮して回転子20は輪郭のみ破線で表されており、回転子20の内方に位置する回転軸12を透視可能になっている。なお、図5〜図21の図面においては、図面の視認性を考慮して固定子が省略されている。
本実施形態においては、回転軸12と回転子20との間の境界部分において軸方向に延在する第1の穴の一例である第1の軸方向流路40と、第1の軸方向流路40に連通していて回転軸12の内部を通って半径方向に延在する半径方向流路60と、回転軸12に対して同心であって回転軸12を軸方向に貫通して形成される第3の穴の一例である第2の軸方向流路80と、によって、冷却流体の流路が形成されている。
第1の軸方向流路40は、一方の端部40aにおいて電動機の内部空間に対して開口しており、他方の端部40bにおいて半径方向流路60に連通している。第1の軸方向流路40は、図7Aに示されるように回転軸12の外周面14に沿って周方向において所定間隔を空けて形成されている。本実施形態において、第1の軸方向流路40は、回転軸12の外周面14に形成された溝と、回転子20の内周面24とによって画定される。図示された実施形態においては、軸方向における回転子20の全長の一部にわたって第1の軸方向流路40が形成されているものの、第1の軸方向流路40の形状はこの特定の形態に限定されない。例えば、回転子20の全長にわたって第1の軸方向流路40が形成されていてもよい。その場合、第1の軸方向流路40の両端40a,40bは電動機の内部空間に対してそれぞれ開口することになる。
半径方向流路60は、半径方向外側に位置する外方端部60bにおいて第1の軸方向流路40の端部40bに接続されていて、半径方向内側に位置する内方端部60aにおいて第2の軸方向流路80に連通している。半径方向流路60は、図7Bに示されるように第2の軸方向流路80から半径方向外側に向かって放射状に形成される。第2の軸方向流路80は、軸方向において回転軸12の全長にわたって形成されており、その両端80a,80bは、電動機の外部空間に対して開口している。
本実施形態においては、回転軸12及び回転子20が回転軸線Oの回りに回転することによって発生する遠心力によって、図示される矢印の向きに従って冷却流体、例えば空気が流れる。すなわち、電動機の外部空間に存在する周囲の冷却流体、例えば空気は、第2の軸方向流路80の両端80a,80bから第2の軸方向流路80を通って回転軸12の内部に流入する。冷却流体は、半径方向流路60の内方端部60aから半径方向流路60に流入し、半径方向外側に向かって回転軸12の内部を流れる。そして、冷却流体は、第1の軸方向流路40の端部40bを通って第1の軸方向流路40に流入し、端部40bとは反対側の端部40aを通って電動機の内部空間に流出する。このように、本実施形態においては、第2の軸方向流路80を通じて電動機の外部空間から冷却流体を取り込めるようになっている。すなわち、電動機の外部に存在する冷却流体によって、電動機の内部空間の温度を低下させられる。また、第1の軸方向流路40は、回転子20の端面の近傍に位置する端部40bから反対側の端部40aまで延在しているので回転子20を概ね全長にわたって冷却できる。
本実施形態においては、第1の軸方向流路40を形成する目的で回転子20を加工する必要がない。したがって、回転子20の機械的強度及び磁気的特性に影響を与えない。そして、第1の軸方向流路40は、回転軸12の外周面14に対して溝を形成することによって比較的簡単に形成される。したがって、結果として製造コストが削減され、安価な電動機が提供される。また、回転子20及び回転軸12を互いに周方向において位置決めする必要がないので、電動機の組立工程が簡便である。
図8は、第6の実施形態に係る電動機を示す縦断面図である。本実施形態においては、回転軸12と回転子20との間の境界部分において軸方向に延在する、第1の穴の一例である第1の軸方向流路50と、第1の軸方向流路50に連通していて回転子12の内部を通って半径方向に延在する、第2の穴の一例である半径方向流路70と、回転子20の内部を通って軸方向に延在する、第3の穴の一例である第2の軸方向流路90と、によって、冷却流体の流路が形成されている。
第1の軸方向流路50は、一方の端部50aにおいて電動機の内部空間に対して開口している。また、他方の端部50bにおいて半径方向流路70に連通している。第1の軸方向流路50は、回転軸12の外周面14に形成された溝と、回転子20の内周面24とによって画定されている。
半径方向流路70は、半径方向内側に位置する内方端部70aにおいて第1の軸方向流路50の端部50bに接続されており、半径方向外側に位置する外方端部70bにおいて第2の軸方向流路90に連通している。
第2の軸方向流路90は、一方の端部90aにおいて電動機の内部空間に対して開口しており、他方の端部90bにおいて半径方向流路70の外方端部70bに接続されている。したがって、本実施形態においては、図示される矢印の向きに従って冷却流体、例えば空気が第1の軸方向流路50、半径方向流路70、第2の軸方向流路90を順番に通って流れるようになる。図8において破線で囲まれる部分は、回転子20の内部に配置される複数の永久磁石からなる磁石列100の位置を表している。図示されるように、第2の軸方向流路90を回転子20の内部に形成する場合、磁石列100は、半径方向において第2の軸方向流路90と回転子20の外周面22との間に配置される。
本実施形態によれば、第1の軸方向流路50は、回転軸12の外周面14に対して溝を形成することによって簡単に形成される。したがって、結果として製造コストが削減され、安価な電動機が提供される。また、第2の軸方向流路90が回転子20の内部を通って延在しているので、回転子20を内部から効果的に冷却できる。
図9Aは、第6の実施形態に係る電動機の回転軸12の例を説明するための図である。図9Aにおいて、図面の視認性を考慮して回転子20が破線で示されている。回転軸12には、直線状の溝102が軸方向に形成されている。溝102は、回転子20の内周面24とともに第1の軸方向流路50を画定する。溝102は、回転軸12の外周面14に沿って周方向において所定間隔を空けて形成される。
図9Bは、第6の実施形態に係る電動機の回転軸12の別の例を説明するための図である。図9Bにおいて、図9Aと同様に回転子20が破線で示されている。回転軸12には、図9Aと同様に直線状の溝102が軸方向に形成されている。回転軸12には、回転軸12の外周面14に沿って形成された環状溝104がさらに形成されている。環状溝104は、各溝102を互いに連通させるように回転軸12の全周にわたって形成されている。
図10は、第7の実施形態に係る電動機を示す斜視図である。図11は、第7の実施形態に係る電動機を示す縦断面図である。図5〜図7Bに関連して説明した第5の実施形態と比較すると、半径方向流路62が、軸方向における回転子20の中央部に対応する位置に形成されているとともに、第1の軸方向流路42が回転子20の全長にわたって形成される点において相違する。すなわち、図5及び図6に示されるように、第5の実施形態においては第1の軸方向流路40の一方の端部40aのみが電動機の内部空間に対して開口していたものの、本実施形態においては、第1の軸方向流路42の両端42a,42bのそれぞれが内部空間に対して開口している。したがって、冷却流体は、第2の軸方向流路82から半径方向流路62を通って第1の軸方向流路42に流入する際、図11において矢印で示されるように外方端部62bにおいて分岐して第1の軸方向流路42の両端42a,42bから内部空間に流出するようになっている。本実施形態においては、半径方向流路62が回転子20の中央部に対応する位置において第1の軸方向流路42に連通するようになっているので、回転子20を軸方向において均等に、かつその全長にわたって冷却できるようになる。
図12は、第8の実施形態に係る電動機を示す縦断面図である。本実施形態は、第7の実施形態に係る概念を第6の実施形態に適用したものである。すなわち、図8に関連して説明した第6の実施形態と比較すると、第1の軸方向流路52が軸方向における回転子20の全長にわたって形成されており、半径方向流路72が軸方向における回転子20の中央部に対応する位置に形成されるとともに、第2の軸方向流路92が、軸方向において回転子20を貫通するようにその全長にわたって延在している点において相違する。本実施形態においては、第2の軸方向流路92の両端92a,92bのそれぞれが電動機の内部空間に対して開口している。したがって、冷却流体は、半径方向流路72を通って第2の軸方向流路92に流入する際、図11において矢印で示されるように外方端部72bにおいて分岐して第2の軸方向流路92の両端92a,92bから内部空間に流出するようになっている。本実施形態においては、半径方向流路72が回転子20の中央部に対応する位置において第1の軸方向流路52及び第2の軸方向流路92に連通するようになっているので、回転子20を軸方向において均等に、かつその全長にわたって冷却できるようになる。
図13は、第9の実施形態に係る電動機を示す斜視図である。図14は、第9の実施形態に係る電動機を示す縦断面図である。本実施形態は、図5〜図7Bに関連して説明した第5の実施形態と比較すると、1つの第2の軸方向流路84から1対の半径方向流路64が互いに平行に離間して形成されている点において相違している。さらに、1対の第1の軸方向流路44が1対の半径方向流路64の各々の外方端部64bから互いに反対向きに形成されている。各第1の軸方向流路44は、半径方向流路64の外方端部64bに接続される端部44bから反対側の端部44aまで延在しており、端部44aは、電動機の内部空間に対してそれぞれ開口している。本実施形態においては、冷却流体は、図12において矢印で示されるように、電動機の外部空間から第2の軸方向流路84の両端84a,84bを通って第2の軸方向流路84に流入し、1対の半径方向流路64,64を通って対応する第1の軸方向流路44,44に流入する。そして、各第1の軸方向流路44の端部44aから電動機の内部空間に流出するようになっている。本実施形態によれば、半径方向流路64及び第1の軸方向流路44がそれぞれ2つずつ形成されているので、冷却流体の流量を増大させられる。その結果として、冷却効果を向上できる。
図15は、第10の実施形態に係る電動機を示す縦断面図である。本実施形態は、第9の実施形態の概念を第6の実施形態に適用したものである。すなわち、本実施形態は、図8に関連して説明した第6の実施形態と比較すると、1つの第1の軸方向流路54から1対の半径方向流路74が互いに平行に離間して形成されている点において相違している。さらに、1対の第2の軸方向流路94が1対の半径方向流路74の各々の外方端部74bから互いに反対向きに形成されている。各第2の軸方向流路94は、半径方向流路74の外方端部74bに接続される端部94bから反対側の端部94aまで延在しており、端部94aは、電動機の内部空間に対してそれぞれ開口している。本実施形態においては、冷却流体は、図15において矢印で示されるように、第1の軸方向流路54の両端54a,54bから第1の軸方向流路54に流入し、1対の半径方向流路74,74を通って対応する第2の軸方向流路94,94に流入する。そして、各第2の軸方向流路94の端部94aから内部空間に流出するようになっている。本実施形態によれば、半径方向流路74及び第2の軸方向流路94がそれぞれ2つずつ形成されているので、冷却流体の流量を増大させられる。その結果として、冷却効果を向上できる。
図16は、第11の実施形態に係る電動機を示す斜視図である。図17Aは、図16の線17A−17Aに沿って見た縦断面図である。図17Bは、図16の線17B−17Bに沿って見た縦断面図である。本実施形態は、図5〜図7Bに関連して説明した第5の実施形態と比較すると、周方向において所定間隔を空けて設けられる第1の軸方向流路46において、電動機の内部空間に対して開口する端部46aが回転子20の反対側に交互に配置される点において相違する。それに対応して、第1の軸方向流路46の端部46bを介して第1の軸方向流路46に連通する半径方向流路66は、図16A及び図16Bを対比すると分かるように、周方向に隣接する他の半径方向流路66から軸方向に離間して延在している。両端86a,86bにおいて電動機の外部空間に対して開口する第2の軸方向流路86は、第5の実施形態における第2の軸方向流路80と同様の形態を有しているので、詳細な説明は省略される。本実施形態においては、第1の軸方向流路46が回転子20の反対側の端面から交互に延在しているので、回転子20を全周にわたって均等に冷却できる。
図18Aは、第12の実施形態に係る電動機を示す縦断面図である。図18Bは、第12の実施形態に係る電動機を示す縦断面図である。第12の実施形態は、第11の実施形態の概念を第6の実施形態に適用したものである。図18Aは図17Aに対応しており、図18Bは図17Bに対応している。すなわち、第6の実施形態においては、電動機の内部空間に対してそれぞれ開口する第1の軸方向流路50の端部50a及び第2の軸方向流路90の端部90aが全周にわたって回転子20の同一の端面ないしその近傍に配置されていた。しかしながら、本実施形態においては、周方向に互いに隣接する第1の軸方向流路56の端部56a及び第2の軸方向流路96の端部96aが回転子20の反対側の端面ないしその近傍に交互に配置されるように第1の軸方向流路56及び第2の軸方向流路96が形成されている。また、それに対応して、第1の軸方向流路56及び第2の軸方向流路96に連通する半径方向流路76は、図18A及び図18Bを対比すると分かるように、周方向に隣接する他の半径方向流路76から軸方向に離間して延在している。本実施形態においては、第1の軸方向流路56、半径方向流路76及び第2の軸方向流路96によって形成される流路が回転子20の反対側の端面から交互に延在しているので、回転子20を全周にわたって均等に冷却できる。
図19は、第13の実施形態に係る電動機を示す縦断面図である。第5から第12の実施形態において、第1の軸方向流路は、回転軸12の外周面14に形成された溝と、回転20の内周面24とによって形成されていた。第13の実施形態に係る電動機は、図8に示される第6の実施形態における第1の軸方向流路50に代えて、回転子20の内周面24に形成された溝と、回転軸12の外周面14とによって形成される第1の軸方向流路58を備えている。
本実施形態によれば、第1の軸方向流路又は第2の軸方向流路と、半径方向流路とを互いに連通させるように回転子20を回転軸12に対して周方向において位置合わせする必要がない。したがって、回転子20を回転軸12に取付ける工程が容易になる。また、回転軸12には加工を施す必要がないので、そのための追加の工程も不要になる。したがって、この実施形態に係る電動機10’によれば安価な方法で冷却構造を形成できる。さらに、回転軸12には溝が形成されていないので、回転軸12の機械的強度に影響を与えることもない。
図示されない他の実施形態において、第13の実施形態の概念を適用して、回転子20の内周面24に形成された溝と、回転軸12の外周面14とによって第1の軸方向流路が形成されるように、第5及び第7〜第12の実施形態を変更できる。当業者であれば、本明細書の記載を参酌してこのような変更を容易に実施できるであろう。
図20は、第14の実施形態に係る電動機を示す縦断面図である。本実施形態においては、回転子20に筒状部材110が取付けられる。筒状部材110は、回転子20と図示されない固定子との間に介在するように取付けられる。筒状部材110は、回転子20の外周面22に例えば締まり嵌めによって嵌合するように寸法決めされた内周面112を有している。回転子20の外周面22には、軸方向に延在する溝が周方向において所定間隔を空けて形成されている。回転子20の溝は半径方向外側に向かって開口しているものの、溝の開口部は筒状部材110の内周面112によって閉塞されており、それにより、第2の軸方向流路98が形成されている。すなわち、第2の軸方向流路98は、回転子20の外周面22に形成された溝と、筒状部材110の内周面112とによって画定されている。第2の軸方向流路98は、両端98a,98bにおいて電動機の内部空間に対して開口している。第1の軸方向流路52及び半径方向流72は、図12に関連して説明した第8の実施形態と同様の形状を有しているので、詳細な説明は省略される。
本実施形態においても、電動機の回転運動の結果として生じる遠心力の作用によって、半径方向内側から外側に向かって冷却流体が流れる。より具体的には、冷却流体は、第1の軸方向流路52の両端52a,52bから流入し、半径方向流路72を通って第2の軸方向流路98に流入する。そして、冷却流体は、第2の軸方向流路98の両端98a,98bから内部空間に流出するようになっている。
図21Aは、第15の実施形態に係る電動機を示す縦断面図である。図21Bは、図21Aの線21B−21Bに沿って見た断面図である。本実施形態は、図3並びに図4A及び図4Bに関連して説明した第3及び第4の実施形態に係る概念を第5の実施形態に適用した例である。すなわち、図21Aを参照すると分かるように、本実施形態においては、半径方向流路60’が半径方向に対して角度αを形成するように傾斜して延在している。また、図21Bを参照すると、第1の軸方向流路40’が回転軸線Oに対して角度βを形成するように傾斜して延在している。このように、半径方向流路又は軸方向流路の端部の位置をずらす必要がある場合その他加工上の都合に応じて半径方向流路及び軸方向流路を傾斜して形成してもよい。なお、半径方向流路及び軸方向流路のうちの一方のみが傾斜するように形成してもよい。また、第2の軸方向流路が回転軸線Oに対して傾斜するように形成されてもよい。
以上、本発明の種々の実施形態を説明したが、本明細書において明示的又は暗示的に開示される複数の実施形態の特徴を任意に組合せることによっても本発明を実施できることは当業者に自明である。例えば、軸方向において回転軸の外周面及び回転子の内周面にそれぞれ溝を形成し、それら両方の溝を重ね合わせることによって第1の穴を形成してもよい。
10 電動機
10’ 電動機
12 回転軸
14 回転軸の外周面
16 溝
18,18’ 軸方向流路(第1の穴)
20 回転子
24 回転子の内周面
26,26’ 半径方向流路(第2の穴)
29 軸方向流路(第1の穴)
30 固定子
40,40’,42,44,46,50,52,54,56,58 第1の軸方向流路(第1の穴)
60,60’,62,64,66,70,72,74,76 半径方向流路(第2の穴)
80,82,84,86,90,92,94,96,98 第2の軸方向流路(第3の穴)
O 回転軸線

Claims (5)

  1. 回転軸線の回りに回転可能な回転軸と、該回転軸の外周面に嵌合する内周面を有する回転子と、を備える電動機において、
    前記回転軸と前記回転子との間の境界部分において前記回転軸線に対して平行な方向に沿って延在するとともに、少なくとも一方の端部において前記回転軸及び前記回転子の周囲空間に連通する第1の穴と、
    前記第1の穴に連通する第1の端部、及び前記周囲空間又は当該電動機の外部空間に連通していて前記第1の端部とは反対側の第2の端部を有するとともに、前記回転軸線に対して直交する半径方向に沿って延在する第2の穴と、が形成される、電動機。
  2. 前記第1の穴は、前記回転軸の前記外周面及び前記回転子の前記内周面のうちの一方に形成された溝と、前記回転軸の前記外周面及び前記回転子の前記内周面のうちの他方と、によって画定される、請求項1に記載の電動機。
  3. 前記回転軸線に対して平行な方向に沿って、前記第2の穴の前記第2の端部と、前記周囲空間又は前記外部空間との間に延在する第3の穴がさらに形成される、請求項1又は2に記載の電動機。
  4. 前記第3の穴が、前記回転軸の内部又は前記回転子の内部を通って延在する、請求項3に記載の電動機。
  5. 前記回転子の外周面に嵌合する内周面を有する円筒形部材をさらに備えており、
    前記第3の穴が、前記回転子部品の前記外周面に形成された溝と、前記円筒形部材の前記内周面と、によって画定される、請求項3に記載の電動機。
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