JP4933921B2 - シート給紙装置及びこのシート給紙装置を備えた画像形成装置 - Google Patents

シート給紙装置及びこのシート給紙装置を備えた画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、シートをシートの搬送路に供給し着脱が容易な給紙ローラを備えたシート給紙装置及びこのシート給紙装置を備えた画像形成装置に関する。
画像形成装置等の給紙カセットの給紙口や手差しガイドの給紙口には、搬送路にシートを給紙するために、給紙ローラが配設されている。この給紙ローラはシートを1枚宛引き抜くようにして使用されるため使用頻度が多く、シートを引く抜くたびにシートとの摩擦による摩耗や汚れのために、画像形成装置を長期に使用する場合は、数回の交換が必要となるため、給紙ローラの着脱ができるようにした画像形成装置がある。
下記の特許文献1には、そのような着脱可能な給紙ローラを備えた画像形成装置が開示されている。図13及び図14において、装置本体に設けられたフレーム側に固定された側板51,52,53は、それぞれ軸受54,55,56を支持している。駆動軸57は、側板51に取り付けられた軸受54に一端が支持され、軸受54に対して軸方向に移動不能で、周方向に回転可能に嵌挿されている。また、駆動軸57の長手方向他端である軸端には、係合ピン58が圧入されている。
側板52には、軸受55が係合して固定されるとともに、側板53には、軸受56が係合して固定されている。また、給紙ローラ59を貫通しているローラ支持軸60は、軸受55,56との間に軸方向に移動不能で、周方向に回転可能に支持されている。
駆動軸57と結合されるローラ支持軸60の一端には、係合ピン58が係合可能な切り欠き部60aが形成されている。係合ピン58は、その全長が駆動軸57の直径より短いため、側板52から軸受55の係合を外した状態では、軸受55が側板51から側板52までの間の軸上を移動可能となっている。なお、係合ピン58と切り欠き部60aとによって連結手段を構成している。
軸受55と軸受56とは同じ構造をした可撓性材料をモールドにより形成されており、そのうちの一方の軸受56は、図15に示すように軸受部56aの外周方向に突設された抑え部56bと、この抑え部56bの上端に形成された係止片56cと、軸受部56aの外周に突設された挟持部56dとが形成されている。
側板53には、軸受56の軸受部56aが嵌挿する開口53aと、抑え部56b上端の係止片56cが係合する係止孔53bと、挟持部56dが嵌挿する凹部53cとが形成されている。そして、抑え部56bと、係止片56cと、挟持部56dと、開口53aと、係止孔53bと、凹部53cとによって保持手段を構成するとともに、係止片56cと、係止孔53bとによって係止手段を構成する。
軸受56を側板53へ固定する手順は、まず挟持部56dが凹部53cを通るように軸受部56aを開口53aに嵌挿させる。その後、抑え部56bを弾性変形させながら軸受部56aを回転させて挟持部56dを凹部53cの位置からずらし、抑え部56bの弾性変形を復元させることで係止孔53bに係止片56cを嵌合させて軸受56を側板53に固定させる。同様に、軸受55を側板52へ固定する手順につても、軸受け56を側板53に取り付ける手順と同じである。
軸受56を側板53から取り外す手順は、抑え部56bを弾性変形させて係止片56cを係止孔53bから取り出す。これによって軸受56の回転方向の規制はなくなるので、挟持部56dと凹部53cとが対応する位置まで軸受56を回転させ、凹部53cから挟持部56dを通過させるように軸受部55aを開口52aから引き抜き、軸受56を側板53から分離させる。同様に、軸受55を側板52から外す手順につても、軸受け56を側板53に外す手順と同じである。
軸受55,56が側板52,53から取り外された後は、ローラ支持軸60が軸方向に移動可能となり、側板52,53から分離させることができる。
特開平10−250860
上述のように特許文献1に開示された発明は、給紙ローラ59を外すことができるが、給紙ローラ59を外すために、一対の側板52,53から軸受け55,56を外す必要がある。また、軸受け55,56を側板52,53から外すためにも、軸受け55,56の抑え部52b,53bを弾性変形させて、さらに軸受け55,56を回転させて、軸受け55,56の挟持部55d,56dを側板52,53の凹部52c,53cから取り外している。よってローラ59を外すための手間がかかる。また、給紙ローラ59が外側から見えないような場所に配置されている状態では、作業することができない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、給紙ローラを容易に外すことができるシート給紙装置及びこのシート給紙装置を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明のシート給紙装置は、上記目的を達成するために、回転駆動部(駆動ギヤ)に連結されて回転可能な駆動軸と、シートの給紙部に配設されてシートを前記給紙部から給送する給紙ローラと、該給紙ローラを配設するハウジングと、前記駆動軸と前記給紙ローラとの間に配設され、前記ハウジングに設けられた軸受けに軸支され軸方向に移動が可能な中間シャフトとを備え、前記給紙ローラは一端が前記ハウジングに設けられたローラ軸受けに回転可能に支持され、前記中間シャフトは一端が、前記給紙ローラの他端に連結されて共に回転する一方、前記給紙ローラに対して軸方向へ移動が可能になるように配設され、前記中間シャフトの他端が前記駆動軸の一端に連結されて共に回転する一方、前記駆動軸に対して軸方向に移動が可能になるように連結され、前記中間シャフトは、前記給紙ローラ側に配置された第1の位置で、前記給紙ローラの他端と連結し、前記中間シャフトを給紙ローラと反対側に移動した第2位置で、前記給紙ローラと前記中間シャフトとの連結が解除され、前記ハウジングには、前記中間シャフトの軸方向への移動を規制又は解除する規制部が一体成形によって形成され、前記中間シャフトには前記規制部に規制される係合部を形成し、前記規制部が前記係合部に対して係合及び係合解除できるように構成し、前記中間シャフトを軸方向に移動できるようにした。
上記シート給紙装置前記ハウジングの規制部は弾性を有するストッパーであって、前記中間シャフトの係合部はシャフトの周方向に形成された溝であって、前記ストッパーには、前記中間シャフト側に突出する規制ロッドが弾性によって上下動可能に設けられ、該規制ロッドの先端部を前記溝に差し込んで前記規制ロッドを前記溝に係合することができる。
また、本発明の画像形成装置は、前記シート給紙装置から装置本体のシート搬送部にシートを給紙する画像形成装置であって、前記シート給紙装置が上記給紙装置から構成される。
上記画像形成装置の前記装置本体には、前記ハウジングに対向させて開閉可能なカバーを設け、該カバーの開放時に、前記給紙ローラの取り出し可能な開口部(切欠き)を前記ハウジングに形成し、前記中間シャフトの軸方向への移動を規制する規制部には、前記規制部が前記係合部に対して係合解除できる操作部を設け、該操作部(つまみ)を前記カバーに臨む位置に配設することができる。
本発明のシート給紙装置及びこのシート給紙装置を備えた画像形成装置は、中間シャフトが、給紙ローラ側に配置された第1の位置で、前記給紙ローラの他端と連結し、前記中間シャフトを給紙ローラと反対側に移動した第2位置で、前記給紙ローラと前記中間シャフトとの連結が解除されるようにし、ハウジングには、前記中間シャフトの軸方向への移動を規制又は解除する規制部が一体成形によって形成され、前記中間シャフトには前記規制部に規制される係合部を形成し、前記規制部が前記係合部に対して係合及び係合解除できるように構成したので、シャフトの軸方向の移動によって、給紙ローラを外すことができ、給紙ローラの脱着が可能となり、給紙ローラの組み付け、組み付け後のメンテナンス時における給紙ローラの脱着が容易に行えるようになった。
上記発明は、前記ハウジングの規制部が、弾性を有するストッパーであって、前記中間シャフトの係合部はシャフトの周方向に形成された溝であって、前記ストッパーには、前記中間シャフト側に突出する規制ロッドが弾性によって上下動可能に設けられ、該規制ロッドの先端部を前記溝に差し込んだので、突出部を径方向の外側に移動することによって、突出部とシャフトの係合及び係合解除を容易に行えるようになった。
また、画像形成装置において、前記ハウジングに対向させて開閉可能なカバーを設け、該カバーの開放時に、前記給紙ローラの取り出し可能な開口部を前記ハウジングに形成し、前記中間シャフトの軸方向への移動を規制する規制部には、前記規制部が前記係合部に対して係合解除できる操作部を設け、該操作部を前記カバーに臨む位置に配設するようにしたので、カバーを開放するだけで、ハウジングを外すことなく、給紙ローラの交換が可能になり、給紙ローラの交換作業時間の大幅な短縮を図ることができるようになった。
以下、本発明の実施の形態のシート給紙装置及びこのシート給紙装置を備えた画像形成装置について、図面を参照しながら説明する。なお、本明細書では、図1の矢印Fで示す方向を装置の前側とする。
図1に示す印刷装置としての画像形成装置1は、装置本体1aの下側に印刷媒体としてのシートを収容する給紙カセット2を設け、給紙カセット2のシートの排出口側には、シートを給紙カセット2から引き出すピックアップローラ3及びその下流側に対となって配設される給紙ローラ4及び分離ローラ5が設けられている。装置本体1aの前面には、手差しトレイ8が、回転軸8aを軸として矢印aで示す方向に開くことができる。手差しトレイ8下端側には給紙ローラ9が配設されている。手差しトレイ8にシートをセットすると、給紙ローラ9の回転によりシートを下流側の搬送路7に移送することができる。
なお、手差しトレイ8の装置本体1a内側に沿って配設されている搬送路は、両面印刷用の反転搬送路38である。また、画像形成装置1は、この反転搬送路38より前側の部分が上側面カバー47となって、図2に示すように、手差しトレイ8とともに開放する構造になっている。
シートの流れに沿って画像形成装置1の構造を簡単に説明すると、給紙ローラ4,9の下流側には、上述した搬送路7が形成されている。搬送路7には、給紙ローラ4から下流側に向かって、第1フィードローラ対10、レジストローラ対11、駆動ローラ12及び二次転写ローラ13、定着装置組立体14の定着ローラ15及び加圧ローラ16,第2フィードローラ対17及び排出ローラ対18が配設されている。これらのローラ群10〜18によって、シートは搬送路7を通って、排出口19から排出される。
二次転写ローラ13と対をなす駆動ローラ12には、駆動ローラ12の水平方向に対して離間して従動ローラ21が配設され、駆動ローラ12と従動ローラ21との周囲間に、転写ベルト22が配設されている。転写ベルト22の内周側には、一次転写ローラ28〜31が間隔を開けて配設され、転写ベルト22の下側には、各一次転写ローラ28〜31に対応させた位置に印刷ユニット24〜27が配設されている。
これらの印刷ユニット24〜27は実質的に同じものであり、印刷時に取り扱うインク色のみが異なる。すなわち、転写ベルト22の周回方向Aに沿ってイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のプロセスユニットが設けられている。各プロセスユニットはトナー色が相違するのみで基本的な構成は同一である。したがって、ここでは、上流側に位置するイエローの印刷ユニット24について詳述し、その他のトナー色の印刷ユニット25〜27については説明を省略する。
印刷ユニット24には、感光体ドラム32が時計回り方向に回転自在に設けられている。感光体ドラム32の周りには、回転方向に沿って、クリーニング部33、帯電器34、現像部35が配設されている。帯電器34は、感光体ドラム32の外周面を所定の表面電位に均一に帯電するもので、帯電手段としての機能を有する。帯電器34と現像部35との間の表面領域は露光部36からの光ビームの照射領域となっており、光ビームにより感光体ドラム32を露光して、感光体ドラム32上に画像信号に対応する静電潜像を形成する。
こうして形成された静電潜像は、トナーカートリッジ37を介して、現像部35の現像部35から供給されるトナーによって顕像化され、一次転写ローラ28によって転写ベルト22に転写される。そして、下流側の印刷ユニット25〜27でも同様な処理がなされて、転写ベルト22に転写されたトナー像は、二次転写ローラ13によってシートに転写される。
シートに転写された未定着のトナー像は、定着ローラ15を通過する際に、定着ローラ15の熱と加圧ローラ16の圧着によって、シートに定着されて、排出口19から排出される。一方、感光体ドラム32では、感光体ドラム32に付着した残留トナーがクリーニング部33で除去される。
図3は、反転搬送路38の下部に位置する給紙装置6が配設され、該給紙装置6の給紙ローラ9のハウジング41が配設されている位置を示し、図4は、樹脂性のハウジング41の下部から見た給紙ローラ9を示す。ほぼ箱形状のハウジング41は、給紙ローラ9を囲うように、上壁部41a、前側壁部41b及び後側壁部41cが設けられている。前側壁部41bの給紙ローラ9が位置する部分の前側には、台形状の切欠き41dが形成されている。
ハウジング41の内部には、給紙ローラ9及び給紙ローラ9に連結されているシャフト42が配設されている。そして、シャフト42には駆動軸43の一端が連結され、駆動軸43の他端側には駆動ギヤ44が連結されている。駆動ギヤ44は、図示しない駆動部によって回転が可能である。
図5及び図6は、シャフト42がハウジング41に支持されている状態を示す。
ハウジング41の内側には、複数(本実施形態では2個)の板形状の支持リブ45が設けられ、支持リブ45はハウジング41の前後方向に向けて配設されている。詳しくは、支持リブ45はハウジング41の片側に配設され、前壁部41bから上壁部41aを越えて後壁部41cにわたって設けられ、支持リブ45の中心下部には、シャフト42を支持する軸受け45aが形成されている。軸受け45aは、シャフト42の両端部に位置する箇所にシャフト42を回転可能に支持し、かつ軸受け45aの軸方向へシャフト42を摺動可能に支持している。
シャフト42は、一端側が給紙ローラ9と連結されている。シャフト42の一端側の先端部42aは、筒形状に形成されて90度間隔で径方向外側に突出する突部42bが4箇所に形成されている。一方、給紙ローラ9の他端側に給紙ローラ9の側方へ突出して配設されている側部ローラ9aには、シャフト42の一端部と嵌合する図7に示す軸孔9bが形成されている。軸孔9bには、凹部9cが突部42bの位置に対応するように、軸孔9bに90度間隔で形成されている。そして、凹部9cと突部42bとを嵌合させることによって、シャフト42の先端部42aと軸孔9bが嵌合するように連結され、給紙ローラ9とシャフト42との周方向の相対的な回転が規制され、共に一体となって回転する。シャフト42と給紙ローラ9の軸方向への規制はなされておらず、シャフト42を軸方向に移動することによって、嵌合状態の着離ができるように形成されている。
図5及び図6に示すようにシャフト42の軸方向中央部には、シャフト42の全周方向に環状溝42cが形成されている。ハウジング41の上壁部41aには、シャフト42の移動を規制するストッパー46が設けられ、ストッパー46はハウジング41に一体成形によって形成されている。
なお、本実施形態では、シャフト42は完全な円柱形状ではなく、各部の矩形溝42hを形成し、シャフト42の軽量化、材料の軽減を図っている。特に、材料のコストを低減することができ有意義である。
図8及び図9に示すように、ストッパー46は、ハウジング41の上壁部41aを貫通するコ字形状の切抜き溝46aの内部に配設されている。切抜き溝46aの前側にハウジング41と連結されている基端部46bが設けられ、ストッパー46は基端部46bから後方に延びる片持ち支持部46cが形成されている。片持ち支持部46cの先端部の上面には、片持ち支持部46cから横方向に突出するつまみ46dが形成されている。片持ち支持部46cの下部には、下方に垂下するように、シャフト42軸側に延びる規制ロッド46eが連結されている。規制ロッド46eの先端部46fは、シャフト42の環状溝42cに差し込まれている。これによって、シャフト42の軸方向への移動を阻止する構造になっている。片持ち支持部46cは、先端(後端)側が弾性を有し、規制ロッド46eは矢印b(図9参照)に示すように、上下動することができる。したがって、つまみ46dを上方に引っ張ることによって、規制ロッド46eの環状溝42cの係合を解除し、つまみ46dを離すことによってもとの係合状態に戻すことができる。シャフト42は、この係合を解除することによって、シャフト42の軸方向への移動をすることができる。なお、このストッパー46のつまみ46dは、上側面カバー47を開放することによって、図3に示すように、目視確認及び操作できる位置にある。
図10及び図11を参照にして、給紙ローラ9の一端側の取付状態を説明する。図10に示すように。給紙ローラ9の一端側には、軸孔9dが形成されている。一方、図11に示すように、ハウジング41の内側には、支持壁48が前後方向に向けて設けられ、支持壁48には支持軸48aが給紙ローラ9側に突出するように形成されている。給紙ローラ9の軸孔9dは支持軸48aに対して、着脱が可能に配設される。給紙ローラ9は、固定部である支持軸48aに差し込むようにして軸支され、かつ回転可能に軸支される。給紙ローラ9の他端部は、上述したように、シャフト42の先端部42aと連結されている。
図12は、シャフト42と駆動軸43との連結部を示している。シャフト42の他端部には筒部42dが設けられ、筒部42dには内孔42eを形成している。内孔42eは、駆動軸43側に開口が形成され、駆動軸43の一端側に形成された大径部43aが、内孔42eと嵌合して連結される。これらの大径部43aと内孔42eは、図7に示した、給紙ローラ9の軸孔9bとシャフト42の突部42bとの結合のように、軸方向には共に回転するような、あり溝形状に形成されている(図示せず)。一方、大径部43aと内孔42eは、軸方向への移動が可能なように、軸方向へ同断面形状になるように形成されている。
シャフト42と駆動軸43とが連結された状態では、シャフト42が駆動軸43側に移動できるように、内孔42eの底部42fと大径部43aの端部との間に長さL1だけ、シャフト42が軸方向駆動軸43側に移動できるように隙間L1を形成している。
シャフト42の筒部42dの外周部には、シャフト42の半径方向外側に突出する環状突部42gを形成している。環状突部42gは、ハウジング41に設けられた規制壁41eに給紙ローラ9側への移動が規制される。したがって、シャフト42は隙間L1だけ摺動することができる。
隙間L1の長さは、給紙ローラ9を外すためには、給紙ローラ9の一方の軸孔9d(図10参照)がハウジング31の支持軸48a(図11参照)に挿入される長さL2と、図6に示すシャフト42の先端部42aが、給紙ローラ9の軸孔9bに挿入される長さL3とを加えた長さより長く形成する必要がある(すなわち、L1>L2+L3を満たすようにする)。
給紙ローラ9が、ハウジング41に取付けられた状態では、シャフト42がストッパー46の規制ロッド46eに規制された状態で、シャフト42の環状突部42gが規制壁41eに接近若しくは当接されて配置され、シャフト42の内孔42eの隙間L1が維持される。また、この環状突部42eは、規制壁41eに当接することによって、シャフト42の環状溝42cにストッパー46の規制ロッド46eの先端部46fを配置するための位置決めとしての役割を果たす。
このような構造により、図4に示すように、給紙ローラ9が画像形成装置1に組み付けられた状態から、給紙ローラ9を外す場合は、先ず、上側面カバー47を外側へ開いて開放する(図2参照)。この際、手差しトレイ8も上側面カバー47と一体となって移動する。上側面カバー47を開くと図3に示すように、ハウジング41が見える状態となり、ハウジング41の上壁41aが見える状態となる。
上壁41aには、ストッパー46が設けられ、ストッパー46のつまみ46dを上方に引き上げる。これにより、ストッパー46の規制ロッド46eが上方へ移動し、規制ロッド46eとシャフト42の環状溝42cとの係合が解除される。シャフト42は、それらの係合が解除されると、軸方向の移動が可能となるので、シャフト42を軸方向の駆動軸43側に移動させる。シャフト42の移動は、ハウジング41に形成した切欠き41dに手を差し入れて行う。シャフト42の内孔42eには、軸方向へ隙間L1が形成されているので、シャフト42を移動することができる。
こうして、シャフト42の先端部42aが、給紙ローラ9の軸孔9bから外れる。シャフト42を駆動軸43側へ移動した後は、つまみ46dを指先から離してもよい。
次いで、給紙ローラ9を駆動軸43側へ移動させて、ハウジング41の支持壁48に形成した支持軸48aから給紙ローラ9の軸孔9dを外し、給紙ローラ9をハウジング41及びシャフト42から脱離することができる。そして、切欠き41dから給紙ローラ9を取り出すことができる。
給紙ローラ9をハウジング41及びシャフト42に組み付けるには、給紙ローラ9の取り外しと逆の順序で行うことができる。すなわち、シャフト42を駆動軸43側へ移動させた状態(給紙ローラ9を取り外した状態)で、切欠き41dから給紙ローラ9を差し込み、給紙ローラ9の軸孔9dをハウジング41の支持軸48aに差し込む。なお、支持軸48aを一定長さ以上にしておけば、給紙ローラ9は支持軸48aに仮保持させることができる。そして、つまみ46dを上方へ引いて、シャフト42を給紙ローラ9側に移動させる。
図7に示すように、給紙ローラ9とシャフト42の結合部は、軸孔9bと突部42bとの結合のように、あり溝結合になっているので、給紙ローラ9を回転させながら、これらが嵌合できる位置に配置し、給紙ローラ9とシャフト42を連結させる。連結時では、シャフト42の環状突部42gがハウジング41の規制壁41eに当接した個所で、ストッパー46の規制ロッド46eが、シャフト42の環状溝42cに位置するので、つまみ46dを離すだけで、規制ロッド46eを環状溝42cに差し込むことができる。このように、給紙ローラ9は、容易にハウジング41の支持軸48a及びシャフト42の先端部42aに組み付けることができる。
このように、本実施形態では、ストッパー46のつまみ46dを引き上げてシャフト42を軸方向にずらすだけで、給紙ローラ9の脱着が可能となり、画像形成装置1の製造時では給紙ローラ9の組み付け容易になり、組み付け後のメンテナンス時では、給紙ローラ9の脱着が容易に行えるようになった。特に、画像形成装置1の開閉可能な上側面カバー47の内側に対向した位置に、給紙装置のハウジング41を配置し、ハウジング41の上面41aにストッパー46のつまみ46dを配置したので、他の画像形成装置1の構造部材を外すことなく、給紙ローラ9の脱着を行うことができる。ハウジング41に形成した切欠き41dは、給紙ローラ9を容易にハウジング41から取り出し、収容ができるようにしている。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の技術的思想に基づいて、勿論、本発明は種々の変形又は変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、画像形成装置の印刷装置を例にあげたが、印刷装置以外の複写機、FAXなどの画像形成装置にも適用が可能である。また、画像形成装置以外の、用紙搬送装置の給紙部などにも適用が可能である。
また、給紙ローラ9については、手差し側の給紙ローラについて説明したが、給紙カセット側の給紙ローラについても適用が可能である。
本発明の実施形態におけるシート給紙装置を備えた画像形成装置の内部構造を示す側面図である。 図1の画像形成装置の蓋部材を前方に開放した状態の斜視図である。 図1の画像形成装置の蓋部材を外して、手差しローラ側のシート給紙装置を斜め上から見た斜視図である。 図1の画像形成装置のシート給紙装置を下側から見た斜視図である。 図4のシート給紙装置のシャフトの軸受け部の拡大斜視図である。 図1の画像形成装置のハウジングとシャフト部の断面構造を示す斜視図である。 図5のX−X線方向における断面図である。 図1の画像形成装置のハウジングの上部に形成されているストッパー部の斜視図である。 図1の画像形成装置のハウジングの上部に形成されているストッパー部の規制ロッドをシャフトの環状溝に差し込んでいる状態の斜視図である。 図1の画像形成装置のハウジング内に配設されている給紙ローラとシャフトの斜視図である。 図1の画像形成装置のハウジングに形成されている給紙ローラの配設部の斜視図である。 図1の画像形成装置のハウジング内に配設されているシャフトと駆動軸の連結部の断面図である。 従来のシート給紙装置の斜視図である。 従来のシート給紙装置の側面図である。 図12のシート給紙装置の側板と支持軸との係合状態を示す分解斜視図である。
符号の説明
1 画像形成装置
1a 装置本体
8 手差しトレイ
9 給紙ローラ
41 ハウジング
41d 切欠き
42 シャフト
42c 環状溝
43 駆動軸
45 支持リブ
46 ストッパー
46d つまみ
46e 規制ロッド
48a 支持軸

Claims (4)

  1. 回転駆動部に連結されて回転可能な駆動軸と、
    シートの給紙部に配設されてシートを前記給紙部から給送する給紙ローラと、
    該給紙ローラを配設するハウジングと、
    前記駆動軸と前記給紙ローラとの間に配設され、前記ハウジングに設けられた軸受けに軸支され軸方向に移動が可能な中間シャフトとを備え、
    前記給紙ローラは一端が前記ハウジングに設けられたローラ軸受けに回転可能に支持され、
    前記中間シャフトは一端が、前記給紙ローラの他端に連結されて共に回転する一方、前記給紙ローラに対して軸方向へ移動が可能になるように配設され、
    前記中間シャフトの他端が前記駆動軸の一端に連結されて共に回転する一方、前記駆動軸に対して軸方向に移動が可能になるように連結され、
    前記中間シャフトは、前記給紙ローラ側に配置された第1の位置で、前記給紙ローラの他端と連結し、前記中間シャフトを給紙ローラと反対側に移動した第2位置で、前記給紙ローラと前記中間シャフトとの連結が解除され、
    前記ハウジングには、前記中間シャフトの軸方向への移動を規制又は解除する規制部が一体成形によって形成され、前記中間シャフトには前記規制部に規制される係合部を形成し、前記規制部が前記係合部に対して係合及び係合解除できるように構成し、前記中間シャフトを軸方向に移動できるようにしたことを特徴とするシート給紙装置。
  2. 前記ハウジングの規制部は弾性を有するストッパーであって、前記中間シャフトの係合部はシャフトの周方向に形成された溝であって、前記ストッパーには、前記中間シャフト側に突出する規制ロッドが弾性によって上下動可能に設けられ、該規制ロッドの先端部を前記溝に差し込んで前記規制ロッドを前記溝に係合するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のシート給紙装置。
  3. 前記シート給紙装置から装置本体のシート搬送部にシートを給紙する画像形成装置であって、前記シート給紙装置が前記請求項1又は2に記載したシート給紙装置から構成されることを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記装置本体には、前記ハウジングに対向させて開閉可能なカバーを設け、該カバーの開放時に、前記給紙ローラの取り出し可能な開口部を前記ハウジングに形成し、
    前記中間シャフトの軸方向への移動を規制する規制部には、前記規制部が前記係合部に対して係合解除できる操作部を設け、該操作部を前記カバーに臨む位置に配設するようにした請求項3に記載の画像形成装置。
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