JP2018097285A - プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

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浩志 宝田
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Abstract

【課題】 本発明は、構成を簡略化して小型化可能なプロセスカートリッジ又は該プロセスカートリッジを装着して使用可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】 現像ローラ42を支持する現像フレーム48は、感光ドラム30を支持するドラムフレーム35に対して現像ローラ42が感光ドラム30と接触する接触位置と、現像ローラ42が感光ドラム30から離間する離間位置との間を移動可能に設けられ、ドラムフレーム35を位置決めする方向に付勢する力を受ける第1力受け部35bと、現像フレーム48を現像ローラ42が感光ドラム30から離間する方向に付勢する力を受ける第2力受け部48bと、該現像フレーム48を現像ローラ42が感光ドラム30と接触する方向に付勢する力を受ける第3力受け部48cと、を有することを特徴とする。
【選択図】 図5

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置に使用されるプロセスカートリッジに関するものである。
従来、電子写真画像形成プロセスを用いたプロセスカートリッジでは、感光ドラム及び感光ドラムに作用する現像ローラを一体化して、画像形成装置本体に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されている。このプロセスカートリッジ方式によれば、装置のメンテナンスをサービスマンに頼よらずにユーザ自身で行うことができる。そのためプロセスカートリッジ方式は画像形成装置に広く用いられている。
プロセスカートリッジは、画像形成装置本体に装着された際、画像形成装置本体側に設けられた付勢手段の付勢力によりプロセスカートリッジを画像形成装置本体内部の一部(例えば、V字板金)に突き当てて位置決めする構成が知られている。
現像ローラが感光ドラムの表面に接触して現像する接触現像方式では、画像形成する際に、現像ローラは所定の圧力で感光ドラムの表面に向かう方向に付勢された状態になっている。この付勢力により現像ローラが設けられた現像ユニットが感光ドラムが設けられたドラムユニットの方向に移動する。これにより現像ローラを感光ドラムの表面に接触させる。
そのためプロセスカートリッジが画像形成装置本体に装着された状態で長時間使用されない場合は現像ローラの弾性層が変形してしまう場合がある。これにより現像時に画像ムラが発生する場合がある。また、現像ローラが感光ドラムの表面に接しているため現像ローラから感光ドラムの表面に不要な現像剤が付着する場合がある。また、感光ドラムの表面と現像ローラとが現像時以外にも接触して回転しているため感光ドラムの表面と現像ローラとの間の摺擦により感光ドラム、現像ローラ及び現像剤の劣化が促進される場合がある。
特許文献1では、画像形成が行われない場合には、プロセスカートリッジに作用して感光ドラムの表面と現像ローラとを離間させる離間機構を設けた画像形成装置が提案されている。特許文献1では、画像形成装置本体には4個のプロセスカートリッジが取り外し可能に装着されている。
各プロセスカートリッジは、感光ドラムを有するドラムユニットと、該ドラムユニットに対して揺動可能に設けられる現像ローラを支持する現像ユニットを有する。現像ユニットとドラムユニットとの間に付勢手段となるバネを設ける。そして、バネが縮もうとする付勢力により現像ローラを感光ドラムの表面に当接させる。そして、画像形成装置本体に設けられた離間板が移動することにより現像ユニットに設けられた力受け部でバネが縮もうとする付勢力に抗する力を受ける。そして、現像ユニットがドラムユニットに対して移動する。これにより現像ローラが感光ドラムの表面に接触した状態から離間した状態に移動する。
また、図12に示す比較例では、プロセスカートリッジ301を構成する現像ユニット204とドラムユニット203との間に付勢手段となる圧縮バネ202を設ける。そして、圧縮バネ202が伸長しようとする付勢力により現像ローラ42を感光ドラム30の表面に当接させる。
特開2003−167499号公報
しかしながら特許文献1や比較例では、プロセスカートリッジにバネを設ける必要があった。そのため構成が複雑になりプロセスカートリッジが大型化していた。また、プロセスカートリッジは画像形成装置に装着されていない時にもバネから力を受ける。このため、時間の経過とともに、バネと接触する現像ユニットのフレームやドラムユニットのフレームに変形が発生し、所望の付勢力が確保できないおそれがある。
本発明は前記課題を解決するものであり、その目的とするところは、構成を簡略化して小型化可能なプロセスカートリッジ又は該プロセスカートリッジを装着して使用可能な画像形成装置を提供するものである。
前記目的を達成するための本発明に係るプロセスカートリッジの代表的な構成は、画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジであって、像担持体と、前記像担持体に形成された静電潜像を現像する現像剤担持体と、前記像担持体を支持するドラムフレームと、前記現像剤担持体を支持する現像フレームと、を有し、前記現像フレームは、前記ドラムフレームに対して前記現像剤担持体が前記像担持体と接触する接触位置と、前記現像剤担持体が前記像担持体から離間する離間位置との間を移動可能に設けられ、前記ドラムフレームに設けられ、該ドラムフレームを位置決めする方向に付勢する力を受ける第1力受け部と、前記現像フレームに設けられ、該現像フレームを前記現像剤担持体が前記像担持体から離間する方向に付勢する力を受ける第2力受け部と、前記現像フレームに設けられ、該現像フレームを前記現像剤担持体が前記像担持体と接触する方向に付勢する力を受ける第3力受け部と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、構成を簡略化して小型化できる。
第1実施形態のプロセスカートリッジを装着した画像形成装置の構成を示す断面説明図である。 (a),(b)は、第1実施形態のプロセスカートリッジを画像形成装置本体から脱離する様子を示す断面説明図である。 プロセスカートリッジを着脱可能に収容するカートリッジトレイを移動可能に支持する支持部材の構成を示す斜視説明図である。 第1実施形態のプロセスカートリッジを画像形成装置本体に装着した様子を示す斜視説明図である。 第1実施形態のプロセスカートリッジを画像形成装置本体に装着した様子を示す断面説明図である。 (a),(b)は、第1実施形態のプロセスカートリッジの構成を示す斜視説明図である。 各プロセスカートリッジを画像形成装置本体に装着した際の整列状態を示す斜視説明図である。 (a)〜(c)は、第1実施形態の離間レバーの動作を説明する断面説明図である。 第2実施形態のプロセスカートリッジを画像形成装置本体に装着した様子を示す断面説明図である。 (a),(b)は、第2実施形態のプロセスカートリッジの構成を示す斜視説明図である。 (a)〜(c)は、第2実施形態の離間レバーの動作を説明する断面説明図である。 比較例のプロセスカートリッジの構成を示す断面説明図である。
図により本発明に係るプロセスカートリッジを備えた画像形成装置の一実施形態を具体的に説明する。尚、以下の各実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置等は、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、この発明の範囲を以下の実施形態に限定する趣旨のものではない。
図1〜図8を用いて本発明に係るプロセスカートリッジ50を備えた画像形成装置100の第1実施形態の構成について説明する。ここで、画像形成装置100とは、電子写真方式の画像形成プロセスを用いて、記録材Pに画像を形成するものである。画像形成装置100の例としては、電子写真複写機、例えば、レーザビームプリンタ、LED(Light Emitting Diode;発光ダイオード)プリンタ等の電子写真プリンタ、ファクシミリ装置、及びワードプロセッサ等が含まれる。
また、プロセスカートリッジ50とは、像担持体となる感光ドラム30を支持するドラムユニット31と、現像手段となる現像装置2を支持する現像ユニット41とを有し、各画像形成プロセス手段を一体的にカートリッジ化したものである。
また、ドラムユニット31と、現像ユニット41とを、それぞれ単体で画像形成装置100に装着できるもの。即ち、ドラムユニット31と現像ユニット41とが一体化していないもの。更には、感光ドラム30が画像形成装置100側に備えられ、その他の構成を一体化したものもプロセスカートリッジに含めるものとする。
画像形成プロセス手段は、感光ドラム30に作用するものである。その一例としては、感光ドラム30に作用する帯電手段となる帯電ローラ32や現像手段となる現像装置2やクリーニング手段となるクリーニングブレード33等が含まれる。現像装置2は、感光ドラム30(像担持体)の表面に形成された静電潜像にトナー(現像剤)を供給してトナー像として現像する現像剤担持体となる現像ローラ42が含まれる。更に、現像ローラ42にトナー(現像剤)を塗布する供給ローラやトナー残量検知手段等も含まれる。
<画像形成装置>
先ず、図1を用いて本実施形態のプロセスカートリッジ50を備えた画像形成装置100の構成について説明する。図1は、本実施形態のプロセスカートリッジ50を装着した画像形成装置100の構成を示す断面説明図である。図1に示す画像形成装置100は、イエローy、マゼンタm、シアンc、ブラックkの各色のプロセスカートリッジ50y,50m,50c,50kが着脱可能に装着される。尚、説明の都合上、各プロセスカートリッジ50y,50m,50c,50kを代表してプロセスカートリッジ50を用いて説明する場合もある。他の各画像形成プロセス手段についても同様である。
各プロセスカートリッジ50は、画像形成装置100本体(画像形成装置本体)に着脱可能に構成される。各プロセスカートリッジ50に設けられる現像手段となる現像装置2内には、イエローy、マゼンタm、シアンc、ブラックkの各色のトナー(現像剤)がそれぞれ収容されている。
各プロセスカートリッジ50のそれぞれのドラムユニット31には、図1の反時計回り方向に回転する像担持体となる感光ドラム30がそれぞれ設けられている。図1の反時計回り方向に回転する各感光ドラム30の表面は、帯電手段となる各帯電ローラ32により一様に帯電される。
一様に帯電された各感光ドラム30の表面には、像露光手段となるレーザスキャナ10により各色の画像信号に基づいたレーザ光11がそれぞれ照射される。これにより各感光ドラム30の表面には、画像情報に応じた静電潜像が形成される。各感光ドラム30の表面に形成された静電潜像に対して各現像装置2内に設けられた現像剤担持体となる各現像ローラ42により各色のトナーが供給されてトナー像としてそれぞれ現像される。
各感光ドラム30の表面に対向して、各張架ローラ19a〜19cにより図1の時計回り方向に回転可能に張架された中間転写ベルト19が設けられている。中間転写ベルト19の内周面側には、各感光ドラム30の表面に対向して、一次転写手段となる一次転写ローラ18が設けられている。図示しない一次転写バイアス電源から各一次転写ローラ18に一次転写バイアスが印加されることで各感光ドラム30の表面に形成されたトナー像が中間転写ベルト19の外周面上に順次、一次転写されて重畳される。
一方、給送トレイ4内に収容された記録材Pは、給送ローラ1により繰り出され、分離パッド5との協働により一枚ずつ分離給送される。その後、記録材Pは、搬送ローラ8により挟持搬送されて先端部が停止したレジストローラ15のニップ部に付き当てられ、該記録材Pの腰の強さにより扱かれて斜行が補正される。
その後、中間転写ベルト19の外周面上に一次転写されて重畳されたトナー像が該中間転写ベルト19の外周面と、二次転写手段となる二次転写ローラ3とにより形成される二次転写ニップ部Nに到達する。そのタイミングに同期して記録材Pが該二次転写ニップ部Nに到達するように所定のタイミングでレジストローラ15が回転し、記録材Pは、該レジストローラ15により挟持搬送されて二次転写ニップ部Nに搬送される。
図示しない二次転写バイアス電源から二次転写ローラ3に二次転写バイアスが印加されることで中間転写ベルト19の外周面上に一次転写されて重畳されたトナー像が記録材Pに二次転写される。その後、記録材Pは、定着手段となる定着ユニット6に設けられたヒータを内蔵した定着ローラと加圧ローラとにより挟持搬送される過程において加熱及び加圧されてトナー像が熱溶融して記録材Pに熱定着される。その後、トナー像が熱定着された記録材Pは、排出ローラ7により挟持搬送されて排出トレイ9上に排出される。
<プロセスカートリッジ>
次に、図1、図3、図5、図8を用いてプロセスカートリッジ50の構成について説明する。図3は、プロセスカートリッジ50を着脱可能に収容するカートリッジトレイ13を移動可能に支持するトレイ支持部材14の構成を示す斜視説明図である。図5は、本実施形態のプロセスカートリッジ50を画像形成装置100本体に装着した様子を示す断面説明図である。図8(a)〜(c)は、本実施形態の離間レバー90の動作を説明する断面説明図である。
各プロセスカートリッジ50は、色の異なるトナーを収容している以外は、同じ構成であるため図5では、イエローy色のプロセスカートリッジ50yを代表して示す。図5に示すように、プロセスカートリッジ50yは、感光ドラム30と、該感光ドラム30に作用する画像形成プロセス手段を備えている。
画像形成プロセス手段は、図5の矢印U方向に回転する感光ドラム30の表面を帯電させる帯電手段としての帯電ローラ32を有する。更に、感光ドラム30の表面に形成された静電潜像にトナーを供給してトナー像として現像する現像手段としての現像ローラ42を有する。更に、転写後の感光ドラム30の表面に残留する残留トナーを除去するためのクリーニング手段としてのクリーニングブレード33等を有する。プロセスカートリッジ50yは、感光ドラム30を回転可能に支持するドラムユニット31と、現像装置2が設けられた現像ユニット41と、に分かれている。
<ドラムユニット>
次に、図5及び図6を用いてドラムユニット31の構成について説明する。図6(a),(b)は、本実施形態のプロセスカートリッジ50の構成を示す斜視説明図である。図5及び図6に示すように、ドラムユニット31は、感光ドラム30、帯電ローラ32、クリーニングブレード33を有する。更に、転写後にクリーニングブレード33により感光ドラム30の表面から掻き取った残留トナーを収容する廃トナー収容部35aを有する。更に、感光ドラム30(像担持体)を回転可能に支持する枠体からなるドラムフレーム35を有する。更に、ドラムユニット31に固定され、現像ユニット41を回動可能に支持するカバー部材36,37等を有して構成される。
感光ドラム30の長手方向の一端側は、図6(a)に示すように、カバー部材36の支持部36bにより回転可能に支持される。感光ドラム30の長手方向の他端側は、図6(b)に示すように、カバー部材37の支持部37bにより回転可能に支持される。カバー部材36,37は、ドラムフレーム35の長手方向の両端部に固定されている。
図6(a)に示すように、感光ドラム30の長手方向の一端側には、該感光ドラム30に回転駆動力を伝達するためのカップリング部材30aが設けられている。カップリング部材30aは、プロセスカートリッジ50が画像形成装置100本体に装着された際に該画像形成装置100本体側に設けられた図示しないカップリング部材と係合する。これにより画像形成装置100本体に設けられた図示しない駆動モータからの回転駆動力がカップリング部材30aに伝達される。これにより感光ドラム30が図5の矢印U方向に回転する。
図5に示す帯電ローラ32は、ドラムフレーム35に回転可能に支持されている。帯電ローラ32は、感光ドラム30の表面に接触して従動回転する。図5に示すクリーニングブレード33は、ドラムフレーム35に支持されている。クリーニングブレード33は、感光ドラム30の表面に所定の圧力で当接されている。
図6(a),(b)に示すカバー部材36,37には、現像ユニット41を揺動(移動)可能に支持するための支持穴部36a,37aが設けられている。尚、本実施形態では、図6(a),(b)に示すカバー部材36,37に現像ユニット41とドラムユニット31とを組み込んでいる。他に、カバー部材36,37ではなく、直接、画像形成装置100に着脱可能に設けられるカートリッジトレイ13に現像ユニット41とドラムユニット31とをそれぞれ単体の現像カートリッジと、ドラムカートリッジとして着脱可能に設けても良い。
現像ユニット41とドラムユニット31とをそれぞれ単体の現像カートリッジと、ドラムカートリッジとして画像形成装置100本体に対して脱着可能に構成した場合にも本発明が適用できる。現像ユニット41(現像カートリッジ)をドラムユニット31(ドラムカートリッジ)に対して付勢する付勢手段となるコイルバネからなる第3力付与部材65は、画像形成装置100本体側に設けられた押圧部材17に設けられる。このため安定した付勢力が確保できる。
<現像ユニット>
次に、図5及び図6を用いて現像ユニット41の構成について説明する。図5及び図6に示すように、現像ユニット41は、現像ローラ42と、現像ブレード43と、現像ローラ42(現像剤担持体)を回転可能に支持する枠体からなる現像フレーム48と、軸受けユニット45とを有して構成される。
現像フレーム48は、ドラムフレーム35に対して、図8(b)に示すように、現像ローラ42(現像剤担持体)が感光ドラム30(像担持体)と接触する接触位置がある。また、図8(c)に示すように、現像ローラ42(現像剤担持体)が感光ドラム30(像担持体)から離間する離間位置がある。そして、現像フレーム48は、接触位置と離間位置との間を移動可能に設けられる。現像フレーム48は、現像ローラ42に供給するトナーを収容する枠体からなるトナー収容部48aと、現像ローラ42の表面上に担持されたトナーの層厚を規制する層厚規制部材となる現像ブレード43とを有する。
図6(a),(b)に示すように、軸受けユニット45は、現像フレーム48の長手方向両端部に固定される。軸受けユニット45の一端部に突出して設けられたカップリング部材67は、カバー部材36を貫通して設けられた支持穴部36a内に回転自在に嵌入されている。現像ローラ42は、軸受けユニット45により回転可能に支持されている。
図5に示すプロセスカートリッジ50yが画像形成装置100本体に装着される。その際に、カップリング部材67は、感光ドラム30の長手方向端部に設けられたカップリング部材30aが係合する図示しないカップリング部材とは別の第二のカップリング部材と係合する。そして、画像形成装置100本体に設けられた図示しない駆動モータからの回転駆動力がカップリング部材67に伝達される。
<ドラムユニットと現像ユニットとの組み立て>
次に、図5及び図6を用いてドラムユニット31と現像ユニット41との組み付け構成について説明する。図5及び図6に示すように、ドラムユニット31はカバー部材36,37に固定されている。現像ユニット41は、図6(a)に示すように、長手方向の一端側に設けられたカップリング部材67がカバー部材36を貫通して設けられた支持穴部36a内に挿通されて回転可能に嵌合される。また、図6(b)に示すように、現像ユニット41の長手方向の他端側では、現像フレーム48から突出して設けられた突出部48dがカバー部材37を貫通して設けられた支持穴部37a内に挿通されて回転可能に嵌合される。
これにより現像ユニット41は、ドラムユニット31に対して回動可能に支持される。図5及び図6に示すように、現像ユニット41は、支持穴部36a,37aを回動中心として回動可能に支持される。そして、図5に示す現像ローラ42が感光ドラム30の表面に接触するように画像形成装置100本体側に設けられた付勢手段となるコイルバネからなる第3力付与部材65により付勢力を受けて押し付けられている。
現像ユニット41は、画像形成装置100本体側に設けられた第3力付与部材65の付勢力により図5の矢印G方向に押圧される。第3力付与部材65により押圧された現像ユニット41は、図6(a),(b)に示す支持穴部36a,37aを回転中心として図5の時計回り方向に回動する。そして、現像ユニット41に設けられた現像ローラ42をドラムユニット31に設けられた感光ドラム30の表面に所定の圧力で接触させる。図5に示すように、現像ローラ42が感光ドラム30の表面に接触したときの現像ユニット41の位置を接触位置という。
<力受け部>
次に、図4及び図5を用いてプロセスカートリッジ50の力受け部の構成について説明する。図4及び図5に示すように、プロセスカートリッジ50yには、画像形成装置100本体側に設けられた複数の力付与部材から力を受ける複数の力受け部が設けられている。これらの力受け部が力付与部材から力を受けると、画像形成装置100本体内でプロセスカートリッジ50yの位置決めを行うと共に、現像ローラ42と感光ドラム30の表面との当接、或いは、離間を行う。
図4及び図5に示すように、プロセスカートリッジ50の力受け部は、ドラムフレーム35の上面に設けられ、押圧部材17に設けられた第1力付与部材63により該ドラムフレーム35を位置決めする方向に付勢する力を受ける第1力受け部35bを有する。
更に、現像フレーム48の側面に第2力受け部48bが設けられている。第2力受け部48bは、第1力付与部材63が設けられた押圧部材17に回動可能に支持された第2力付与部材64により該現像フレーム48を現像ローラ42(現像剤担持体)が感光ドラム30(像担持体)から離間する方向に付勢する力を受ける。
更に、現像フレーム48の上面に第3力受け部48cが設けられている。第3力受け部48cは、押圧部材17に一端部が係止されたコイルバネからなる第3力付与部材65により該現像フレーム48を現像ローラ42(現像剤担持体)が感光ドラム30(像担持体)と接触する方向に付勢する力を受ける。
図8(a)〜(c)に示す押圧部材17は、図示しない昇降装置(移動手段)により開閉ドア12の開閉動作に連動して昇降移動する。これにより押圧部材17に設けられた第1力付与部材63は、開閉ドア12(開閉部材)の開閉動作に連動して昇降移動する。押圧部材17に設けられた回動軸64aを中心に回動可能に設けられた第2力付与部材64も押圧部材17と一体的に昇降する。また、押圧部材17に設けられたコイルバネからなる第3力付与部材65も押圧部材17と一体的に昇降する。また、第2力付与部材64の一端部に回動軸90aを中心に回動可能に設けられた離間レバー90も押圧部材17と一体的に昇降する。
離間レバー90は、図示しない駆動源により図8(b),(c)の矢印E1,E2方向に移動可能に設けられている。離間レバー90が図8(b),(c)の矢印E1,E2方向に移動すると、押圧部材17に設けられた回動軸64aを中心に第2力付与部材64が回動する。
ドラムフレーム35の上面に設けられた第1力受け部35bは、図5に示すドラムフレーム35yの上面に設けられる。現像フレーム48の側面に設けられた第2力受け部48bは、現像フレーム41yのドラムフレーム35y側に設けられている。
現像フレーム48の上面に設けられた第3力受け部48cは、現像フレーム41yの上面に設けられている。尚、第1〜第3力受け部35b,48b,48cは、後述する機能を満たす位置であれば、図5に示す位置に限定されるものではない。
<引き出し部材>
次に、図1〜図3、図7及び図8を用いて画像形成装置100本体に対して引き出し可能に設けられた引き出し部材となるカートリッジトレイ13の構成について説明する。図2(a),(b)は、本実施形態のプロセスカートリッジ50を画像形成装置100本体から脱離する様子を示す断面説明図である。図7は、各プロセスカートリッジ50を画像形成装置100本体に装着した際の整列状態を示す斜視説明図である。
図2(a)に示すように、カートリッジトレイ13は、画像形成装置100本体に対して実質的に水平方向である矢印D1,D2方向に直線移動(押し込み/引き出し)可能に設けられている。カートリッジトレイ13は、図1に示す画像形成装置100本体内の装着位置と、図2(b)に示すように、図1に示す装着位置から引き出された引き出し位置との間で図2(a),(b)の矢印D1,D2方向に移動可能に設けられている。
図2(b)に示すように、カートリッジトレイ13が引き出し位置まで引き出された状態で、各プロセスカートリッジ50がカートリッジトレイ13に設けられた各収容部内に実質的に重力方向である矢印C方向から装着される。
各プロセスカートリッジ50は、図7に示すように、該プロセスカートリッジ50の長手方向(感光ドラム30、現像ローラ42の軸線方向)が図2(a),(b)の矢印D1,D2方向で示すカートリッジトレイ13の移動方向と直交する方向に配置される。各プロセスカートリッジ50は、図2(a),(b)の矢印D1,D2方向で示すカートリッジトレイ13の移動方向に沿って並べて配列されている。各プロセスカートリッジ50は、カートリッジトレイ13に設けられた各収容部内に収容されて支持された状態で、カートリッジトレイ13と一体的に画像形成装置100本体内へ進入する。
カートリッジトレイ13が図1に示す画像形成装置100本体内の装着位置にあるとき、開閉ドア12を閉じる。これにより各プロセスカートリッジ50は、図8に示すように、各プロセスカートリッジ50の上方から画像形成装置100側に設けられた押圧部材17に設けられた第1力付与部材63が図8(a)の矢印J方向に降下する。そして、第1力付与部材63がドラムフレーム35のドラムフレーム35の上面に設けられた第1力受け部35bに当接する。そして、該第1力受け部35bを押圧する。これにより画像形成装置100本体内に設けられた図3に示す位置決め部101aにドラムフレーム35に設けられた図示しない係合部が係合して位置決めされる。
ユーザは、カートリッジトレイ13を画像形成装置100本体内に進入させて開閉ドア12を閉じる。これにより各プロセスカートリッジ50を画像形成装置100本体内に確実に装着できる。これによりユーザが各プロセスカートリッジ50を個別に画像形成装置100本体内に装着する構成と比較して、操作性は向上する。
次に、図2及び図3を用いてカートリッジトレイ13の移動動作について説明する。図3では、カートリッジトレイ13の移動動作を分かり易くするために各プロセスカートリッジ50は省略している。図2(b)及び図3に示すように、カートリッジトレイ13は、画像形成装置100本体内に設けられたトレイ支持部材14に対して図2(b)の矢印D2方向に引き出し可能に支持されている。
図1及び図2(a),(b)に示すように、開閉ドア12に一体的に設けられた軸12aは、トレイ支持部材14に設けられた貫通穴からなる長穴14a内に摺動自在に挿通されている。長穴14aの長手方向は、図1及び図2(a),(b)の矢印C1,C2方向(上下方向)に沿って形成されている。ユーザによる開閉ドア12の開閉動作に伴って軸12aが長穴14a内を上下方向に移動する。開閉ドア12は、図示しない回動中心を中心にして回動可能に設けられている。
図2(a),(b)に示すように、開閉ドア12が開放された際には、該開閉ドア12に一体的に設けられた軸12aがトレイ支持部材14に設けられた長穴14a内を摺動して該長穴14aの長手方向上端部の壁面14a1に突き当たる。そして、トレイ支持部材14の長手方向一端部(図2(a)の右端部)を上方に持ち上げる。
図1に示すように、開閉ドア12が閉じた際には、該開閉ドア12に一体的に設けられた軸12aがトレイ支持部材14に設けられた長穴14a内を摺動して該長穴14aの長手方向下端部の壁面14a2に突き当たる。そして、トレイ支持部材14の長手方向一端部(図1の右端部)を下方に押圧する。これによりトレイ支持部材14は、図1及び図2(a)に示すように開閉部材である開閉ドア12の回動動作に連動して移動する。
図2(a),(b)に示すように、画像形成装置100本体には、各プロセスカートリッジ50を着脱する開口80が設けられている。また、画像形成装置100本体には、図1及び図2(a),(b)に示すように、図示しない回動中心を中心にして開口80を開閉する開閉部材となる開閉ドア12が回動可能に支持されている。開閉ドア12は、図1に示すように、画像形成装置100本体に設けられた開口80を閉じる閉じ位置と、図2(a),(b)に示すように、開口80を開放する開放位置との間を移動可能に設けられる。
<プロセスカートリッジの位置決め>
次に、図2、図3及び図8を用いて各プロセスカートリッジ50の画像形成装置100本体に対する位置決め構成について説明する。図3に示すように、画像形成装置100本体には、各プロセスカートリッジ50を位置決めするためのU字形状の位置決め部101aが設けられている。位置決め部101aは、各プロセスカートリッジ50の長手方向において中間転写ベルト19の幅方向の両側で、各プロセスカートリッジ50の長手方向両端部に対応して、それぞれ2箇所に設けられている。本実施形態では、合計で8箇所に設けられている。
図8(a)に示すように、押圧部材17に設けられた第1力付与部材63と離間レバー90とが各プロセスカートリッジ50の上方において画像形成装置100本体に支持されている。開閉ドア12が図示しない回動中心を中心に回動して図2(a),(b)に示す開放位置から図1に示す閉じ位置に移動する。そのとき、押圧部材17に設けられた第1力付与部材63は、開閉ドア12の閉じ動作に連動して図8(a)の矢印J方向に移動して図8(a)に示す位置から図8(b)に示す位置まで下降する。
そして、図8(b)に示すように、押圧部材17に設けられた第1力付与部材63がドラムフレーム35の上面に設けられた第1力受け部35bに当接して該第1力受け部35bを押圧する。これにより各プロセスカートリッジ50は、図8(b)の矢印J方向に付勢される。そして、画像形成装置100本体に設けられた図3に示す位置決め部101aに感光ドラム30が設けられたドラムユニット31の一部が当接する。これによりプロセスカートリッジ50が画像形成装置100本体に対して位置決めされる。図3に示す位置決め部101aは、U字形状で構成された一例であるが、他にV字形状の切り欠きが設けられた板金等を用いることができる。
<離間機構>
次に、図4〜図6及び図8を用いて、画像形成装置100本体側に設けられ、プロセスカートリッジ50の感光ドラム30と現像ローラ42とを離間させる離間機構について説明する。開閉ドア12が図示しない回動中心を中心に回動して図2(a),(b)に示す開放位置から図1に示す閉じ位置に移動する閉動作に連動して押圧部材17に設けられた第1力付与部材63は、図8(a)に示す位置から下降して図8(b)に示す位置に移動する。
その際に、押圧部材17に設けられた第1力付与部材63は、プロセスカートリッジ50のドラムフレーム35のドラムフレーム35の上面に設けられた第1力受け部35bを押圧してプロセスカートリッジ50を画像形成装置100本体に対して位置決めする。これに加えて、押圧部材17に設けられたコイルバネからなる第3力付与部材65が現像フレーム48の上面に設けられた第3力受け部48cに当接して、該現像ユニット41を押圧する。
現像ユニット41の現像フレーム48の上面に設けられた第3力受け部48cが押圧部材17に設けられた第3力付与部材65により付勢される。すると、図6(a),(b)に示す支持穴部36a,37aを中心に現像ユニット41が図8(b)の時計回り方向に回動される。そして、図8(b)に示すように、感光ドラム30の表面と現像ローラ42とが接触して当接動作が完了する。
即ち、プロセスカートリッジ50を開口80から画像形成装置100本体内(画像形成装置本体内)に挿入した状態で、開閉ドア12(開閉部材)を閉じると、第1力付与部材63が第1力受け部35bを付勢してドラムフレーム35を位置決めする。更に、第3力付与部材65が第3力受け部48cを付勢して現像ローラ42(現像剤担持体)を感光ドラム30(像担持体)に接触させる。
次に、図8を用いて離間レバー90に設けられた回動軸90aを中心に一端部が回動可能に支持され、且つ押圧部材17に設けられた回動軸64aを中心に中間部が回動可能に支持された第2力付与部材64の構成について説明する。図8に示すように、第2力付与部材64の中間部は、押圧部材17に設けられた回動軸64aを中心に回動可能に支持されている。
押圧部材17に設けられた回動軸64aを中心に回動可能に設けられた第2力付与部材64の一端部は、画像形成装置100本体に移動可能に支持された離間レバー90に設けられた回動軸90aを中心に回動可能に支持されている。押圧部材17に設けられた回動軸64aを中心に中間部が回動可能に設けられた第2力付与部材64の他端部となる先端部64bは、現像フレーム48の側面に設けられた第2力受け部48bに当接して現像フレーム48を図8(c)の矢印E2方向に押圧する。
画像形成装置100本体側に設けられた離間レバー90が図8(b)の矢印E1方向に移動する。これにより押圧部材17に設けられた回動軸64aを中心に回動可能に設けられた第2力付与部材64は、押圧部材17に設けられた回動軸64aを中心に図8(b)の反時計回り方向に回動する。離間レバー90は、画像形成装置100本体に設けた駆動源である図示しないモータの回転駆動力により図8(b),(c)の矢印E1,E2方向で示す水平方向に移動する。
図1に示すように、プロセスカートリッジ50がカートリッジトレイ13内に装着される。そして、該カートリッジトレイ13が画像形成装置100本体内に挿入される。そして、開閉ドア12を閉める。その後で、図示しないモータの回転駆動力が離間レバー90に伝達される。すると、図8(b)に示すように、離間レバー90が図8(b)の矢印E1方向(水平方向)に移動する。
離間レバー90の移動により押圧部材17に設けられた回動軸64aを中心に回動可能に設けられた第2力付与部材64は、該回動軸64aを中心に図8(b)の反時計回り方向に回動する。そして、第2力付与部材64の先端部64bが現像フレーム48側に向かって回動移動する。そして、図8(c)に示すように、現像フレーム48の側面に設けられた第2力受け部48bに当接する。これにより該現像フレーム48を図8(c)の矢印E2方向に押圧する。
これにより現像ユニット41が図6(a),(b)に示す支持穴部36a,37aを中心に図8(c)に示す押圧部材17に設けられた第3力付与部材65による付勢力に抗してドラムユニット31から離れる方向である図8(c)の反時計回り方向に回動する。これによりドラムユニット31に設けられた感光ドラム30と、現像ユニット41に設けられた現像ローラ42とが離間する。
即ち、図示しない駆動源により離間レバー90を介して第2力付与部材64を回動軸64aを中心に図8(c)の反時計回り方向に回動させる。すると、第3力付与部材65の付勢力に抗して第2力付与部材64が第2力受け部48bを付勢する。これにより現像ローラ42(現像剤担持体)を感光ドラム30(像担持体)から離間させる。
次に、図8を用いてドラムユニット31に設けられた感光ドラム30と、現像ユニット41に設けられた現像ローラ42とが当接、離間するまでの動作を考慮する。このときのドラムフレーム35の上面に設けられた第1力受け部35b、第2、第3力受け部48b,48cと、プロセスカートリッジ50の動作について説明する。
図8(a)は、図2(a)に示すように、開閉ドア12が開放された状態を示す。このとき、図示しないモータの回転駆動力が伝達されて離間レバー90が図8(b)の矢印E1方向(水平方向)に移動する前の状態である。図8(a)に示すように、現像ローラ42と感光ドラム30とは接触した状態にある。
図8(b)は、図1に示すように、開閉ドア12を閉めた状態を示す。開閉ドア12を閉めることで、図8(a)に示す位置にあった第1〜第3力付与部材63〜65がプロセスカートリッジ50の上方から降下する。このとき、押圧部材17に設けられた回動軸64aを中心に回動可能に設けられた第2力付与部材64は、ドラムユニット31と現像ユニット41との間に形成された隙間16から挿入される。
そして、押圧部材17に設けられた第1力付与部材63がドラムフレーム35の上面に設けられた第1力受け部35bに当接する。これによりプロセスカートリッジ50を画像形成装置100本体に対して位置決めする。それと同時にコイルバネからなる押圧部材17に設けられた第3力付与部材65が現像フレーム48の上面に設けられた第3力受け部48cに当接して該現像フレーム48を図8(b)の矢印J方向(下方向)に付勢する。
図8(c)は、画像形成装置100本体に設けられたモータからの回転駆動力を受けて離間操作部となる離間レバー90が図8(b)の矢印E1方向に移動した状態を示す。このとき、押圧部材17に設けられた回動軸64aを中心に回動可能に設けられた第2力付与部材64が押圧部材17に設けられた回動軸64aを中心に図8(b)の反時計回り方向に回動する。
そして、押圧部材17に設けられた回動軸64aを中心に回動可能に設けられた第2力付与部材64の先端部64bが現像フレーム48の側面に設けられた第2力受け部48bに当接する。そして、押圧部材17に設けられたコイルバネからなる第3力付与部材65の付勢力に抗して現像ユニット41を図6(a),(b)に示す支持穴部36a,37aを中心に回動させて移動する。これにより図8(c)に示すように、現像ユニット41に設けられた現像ローラ42と、ドラムユニット31に設けられた感光ドラム30とが離間した状態になる。このときの現像ユニット41の位置を離間位置とする。
<プロセスカートリッジの装着動作>
次に、図1、図2、図4、図6及び図8を用いて各プロセスカートリッジ50を画像形成装置100本体に装着してから感光ドラム30と現像ローラ42とが当接、離間するまで一連の装着動作について説明する。図2(b)に示すように、開閉ドア12を開放して画像形成装置100本体からカートリッジトレイ13が引き出し位置に引き出される。そのとき、各プロセスカートリッジ50は、引き出されたカートリッジトレイ13の各収容部に対して、該カートリッジトレイ13の上方から図2(b)の矢印C1方向(下方向)に挿入して装着される。
次に、カートリッジトレイ13を図2(b)の矢印D1方向に移動する。これによりカートリッジトレイ13の各収容部内に収容された各プロセスカートリッジ50は、画像形成装置100本体に設けられた開口80を通過して該画像形成装置100本体内に進入する。本実施形態では、水平方向で、且つ感光ドラム30の軸線方向に対して略直交する方向から各プロセスカートリッジ50を画像形成装置100本体内に進入させる。
このとき、図8(a)に示すように、第1〜第3力付与部材63〜65は、カートリッジトレイ13の各収容部内に収容されて画像形成装置100本体内に進入する各プロセスカートリッジ50の上方に設けられている。各プロセスカートリッジ50が画像形成装置100本体内に進入する段階では、第2力付与部材64が図8(a)に示す待機位置でカートリッジトレイ13が画像形成装置100本体内に装着される。第1〜第3力付与部材63〜65は、各プロセスカートリッジ50が装着される際に各プロセスカートリッジ50やカートリッジトレイ13に干渉しない位置まで退避している。
図1、図2及び図8に示すように、イエローy色のプロセスカートリッジ50yは、図2(a),(b)の矢印D1方向で示す進入方向において、カートリッジトレイ13の一番下流側に装着されている。該プロセスカートリッジ50yは、他の色のプロセスカートリッジ50m,50c,50kに作用する第1〜第3力付与部材63〜65の下方を図2(a),(b)の矢印D1方向で示す進入方向上流側から下流側に向かって通過する。
マゼンタm色のプロセスカートリッジ50mは、カートリッジトレイ13の図2(a),(b)の矢印D1方向で示す進入方向下流側から二番目に装着されている。プロセスカートリッジ50mは、他色のプロセスカートリッジ50c,50kに作用する第1〜第3力付与部材63〜65の下方を図2(a),(b)の矢印D1方向で示す進入方向上流側から下流側に向かって通過する。
シアンc色のプロセスカートリッジ50cは、カートリッジトレイ13の図2(a),(b)の矢印D1方向で示す進入方向下流側から三番目に装着されている。プロセスカートリッジ50cは、ブラックk色のプロセスカートリッジ50kに作用する第1〜第3力付与部材63〜65の下方を図2(a),(b)の矢印D1方向で示す進入方向上流側から下流側に向かって通過する。
ブラックk色のプロセスカートリッジ50kは、カートリッジトレイ13の図2(a),(b)の矢印D1方向で示す進入方向の一番上流側に装着されている。プロセスカートリッジ50kは、該プロセスカートリッジ50kに作用する第1〜第3力付与部材63〜65の下方の位置まで進入する。
各プロセスカートリッジ50のドラムフレーム35の上面に設けられた第1力受け部35bと、現像フレーム48の側面に設けられた第2力受け部48bとを考慮する。該第1力受け部35bと、第2力受け部48bとが押圧部材17に設けられた第3力付与部材65の下方を図2(a),(b)の矢印D1方向で示す進入方向上流側から下流側に向かって通過した位置まで進入する。
カートリッジトレイ13を画像形成装置100本体内に進入させる。その際には、図8(a)に示すように、押圧部材17に設けられた回動軸64aを中心に回動可能に設けられた第2力付与部材64の先端部64bを考慮する。更に、各プロセスカートリッジ50のドラムフレーム35の上面に設けられた第1力受け部35bとを考慮する。両者の間には、隙間f1が形成される。
また、図2(b)に示すように、感光ドラム30の外周面と、中間転写ベルト19の外周面との間には、隙間f2が形成される。これにより各プロセスカートリッジ50は、画像形成装置100本体に干渉することなく図2(a)に示す位置まで進入することができる。
その後、図2に示す開閉ドア12を開放した状態から開閉ドア12を回動して図1に示す開閉ドア12を閉じ位置に移動する。これによりトレイ支持部材14は、図1の矢印C1方向で示す中間転写ベルト19に近づく方向に移動する。
このとき、トレイ支持部材14の図1の矢印C1方向の移動量の鉛直成分を図2(b)に示す隙間f2に一致させておく。トレイ支持部材14の図1の矢印C1方向の移動により該トレイ支持部材14に支持されるカートリッジトレイ13と、該カートリッジトレイ13の収容部内に収容される各プロセスカートリッジ50も図1の矢印C1方向に一体的に移動する。これにより図1に示すように、各感光ドラム30の表面が中間転写ベルト19の外周面に接触する。
この状態では、図8(a)に示すドラムフレーム35の上面に設けられた第1力受け部35bと、押圧部材17に設けられた回動軸64aを中心に回動可能に支持された第2力付与部材64の先端部64bとの間の隙間fは以下の通り広がる。即ち、図8(a)に示す隙間f1と、図2(b)に示す感光ドラム30の外周面と、中間転写ベルト19の外周面との間の隙間f2とを加算した値に広がる。
カートリッジトレイ13の各収容部内に各プロセスカートリッジ50が収容される。その際に、図3に示すカートリッジトレイ13の内周面に設けられた凹部からなる各回転止め部13a内に図6(a)に示すカバー部材36から突出して設けた軸36dを嵌入して係合させる。これにより各プロセスカートリッジ50は、画像形成装置100本体内での図1の矢印a方向で示す周回転方向への動きが規制される。
その後、押圧部材17に設けられたコイルバネからなる第3力付与部材65が現像フレーム48の上面に設けられた第3力受け部48cに当接して現像ユニット41を図8(b)の矢印J方向(下方向)に付勢する。押圧部材17に設けられた第3力付与部材65から付勢力を受けた現像ユニット41は、支持穴部36a,37aを中心として図8(b)の時計回り方向に回動する。これによりドラムユニット31に設けられた感光ドラム30と、現像ユニット41に設けられた現像ローラ42とが当接する。
その際に、押圧部材17に設けられた回動軸64aを中心に回動可能に設けられた第2力付与部材64を考慮する。図8(c)に示すように、第2力付与部材64の先端部64bが現像フレーム48の側面に設けられた第2力受け部48bに当接する。
その場合には、該押圧部材17に設けられた回動軸64aを中心に回動可能に設けられた第2力付与部材64の先端部64bと、現像ユニット41の現像フレーム48の側面に設けられた第2力受け部48bとが接触する。そして、押圧部材17に設けられた第3力付与部材65の付勢力に抗して現像ユニット41の図8(c)の時計回り方向の回転を制限する。この場合は、図8(c)に示すように、感光ドラム30と現像ローラ42とは離間状態で保持される。
図8(c)に示すように、現像フレーム48の側面に設けられた第2力受け部48bが、第2力付与部材64の先端部64bと接触することにより該第2力受け部48bの移動が規制される。このときの第2力付与部材64の位置を規制位置とする。
ここで、図8(c)に示す押圧部材17に設けられた回動軸64aを中心に回動可能に設けられた第2力付与部材64の規制位置をホームポジションにしているのは、以下の理由からである。各プロセスカートリッジ50が画像形成装置100本体に装着されて、画像形成を行わない場合は、図8(c)に示すように、感光ドラム30と現像ローラ42とは離間状態で保持される。
このとき、押圧部材17に設けられた回動軸64aを中心に回動可能に設けられた第2力付与部材64は、回動軸64aを中心に図8(c)の時計回り方向に回動する。そして、先端部64bが現像フレーム48の側面に設けられた第2力受け部48bを押圧する。この状態で、感光ドラム30と現像ローラ42とが離間する。
これにより各プロセスカートリッジ50が画像形成装置100本体に装着された状態で長時間使用されない場合であっても現像ローラ42の弾性層の変形を防止することができ、現像時の画像ムラの発生を抑制することができる。
図8(a)に示すように、ドラムフレーム35の上面に設けられた第1力受け部35bが押圧部材17に設けられた第1力付与部材63から受ける力の方向(図8(a)の矢印J方向)を考慮する。更に、現像フレーム48の側面に設けられた第2力受け部48bが押圧部材17に設けられた回動軸64aを中心に回動可能に設けられた第2力付与部材64から受ける力の方向(図8(c)の矢印E2方向)を考慮する。両者は、略直交する方向である。
現像フレーム48の側面に設けられた第2力受け部48bが押圧部材17に設けられた回動軸64aを中心に回動可能に設けられた第2力付与部材64の先端部64bから力を受ける面は以下の通りである。各プロセスカートリッジ50が画像形成装置100本体に進入する方向を向いている。
これにより現像フレーム48の側面に設けられた第2力受け部48bが押圧部材17に設けられた回動軸64aを中心に回動可能に設けられた第2力付与部材64から力を受ける。その際に、現像ユニット41をドラムユニット31に対して効率良く確実に移動させることができる。更に、感光ドラム30と現像ローラ42とが離間した状態を安定して維持することが可能になる。図8(c)に示すように、現像ローラ42の外周面と、感光ドラム30の外周面とは隙間αだけ離間する。
<画像形成を行う際の動作>
次に、図8を用いて画像形成装置100により画像形成を行う際のプロセスカートリッジ50及び第1〜第3力付与部材63〜65の動作について説明する。画像形成装置100により画像形成を行う際は、現像ローラ42と感光ドラム30とを接触させる。このため離間レバー90を図8(c)の矢印E2方向に移動させる。
これにより押圧部材17に設けられた回動軸64aを中心に回動可能に設けられた第2力付与部材64が回動軸64aを中心に図8(c)の時計回り方向に回動する。これにより図8(b)に示すように、現像フレーム48の側面に設けられた第2力受け部48bが第2力付与部材64の力を受けない状態になる。
このため押圧部材17に設けられたコイルバネからなる第3力付与部材65から現像フレーム48の上面に設けられた第3力受け部48cが付勢力を受ける。これにより現像ユニット41が図6(a),(b)に示す支持穴部36a,37aを中心に図8(b)の時計回り方向に回動する。そして、現像ローラ42と感光ドラム30とが接触する。そして、各プロセスカートリッジ50が画像形成可能な状態になる。
このとき、現像ローラ42と感光ドラム30とが接触する前に感光ドラム30は回転し、現像ローラ42も画像形成装置100本体に設けられた図示しないモータから回転駆動力を受けて回転する。現像ローラ42と感光ドラム30とを回転してから接触させる。これにより感光ドラム30と現像ローラ42とのそれぞれの周速度差を小さくできる。これにより感光ドラム30及び現像ローラ42の消耗を少なくできる。
画像形成装置100により画像形成が終了した際は、離間レバー90を図8(b)の矢印E1方向に移動する。これにより図8(c)に示すように、現像ローラ42と感光ドラム30とを離間させる。現像ローラ42と感光ドラム30とを離間した後に、現像ローラ42と感光ドラム30とは回転を停止する。これにより感光ドラム30及び現像ローラ42の消耗を少なくできる。その結果として、画像品質をより向上させることができる。
<プロセスカートリッジの脱離>
次に、各プロセスカートリッジ50を画像形成装置100本体から脱離する動作について説明する。画像形成装置100に設けられたモータから回転駆動力を受けて離間レバー90が図8(c)の矢印E2方向に移動する。これにより押圧部材17に回動可能に設けられた第2力付与部材64が回動軸64aを中心に図8(b)の時計回り方向に回動する。これにより第2力付与部材64の先端部64bが現像フレーム48の側面に設けられた第2力受け部48bから離間する。
次に、開閉ドア12を図1に示す閉じ位置から図2(a)に示す開放位置に移動させる。これにより押圧部材17に設けられた第1力付与部材63がドラムフレーム35の上面に設けられた第1力受け部35bから退避してドラムユニット31の位置決めが解除される。即ち、図8(b)に示す位置決め状態から図8(a)に示す解除状態に移動する。そして、押圧部材17に設けられた第3力付与部材65が現像フレーム48の上面に設けられた第3力受け部48cを付勢しない状態になる。
開閉ドア12を図1に示す閉じ位置から図2(a)に示す開放位置に移動させると、図2(a)に示すように、トレイ支持部材14が中間転写ベルト19から離れる図2(a)の矢印C2方向に上昇する。これにより各プロセスカートリッジ50が持ち上げられ、感光ドラム30は中間転写ベルト19の外周面から離れる。
本実施形態では、各プロセスカートリッジ50の位置を決める押圧部材17に第1力付与部材63、第2力付与部材64、第3力付与部材65を設ける。これにより現像ローラ42と感光ドラム30との当接、離間に関連する部品構成を1つの接離ユニット20で構成することで、各部品間の相対距離の精度も向上する。これにより安定した現像離間距離を維持することができ、各プロセスカートリッジ50を着脱可能な画像形成装置100内に離間距離のマージンを見込んだ空間を用意する必要が無い。このため画像形成装置100を小型化することができる。
各プロセスカートリッジ50を位置決めするための第1力付与部材63を画像形成装置100本体側の接離ユニット20に設ける。更に、現像ローラ42を感光ドラム30に付勢するための第3力付与部材65を該接離ユニット20に設ける。更に、現像ローラ42を感光ドラム30から離間させる第2力付与部材64とを画像形成装置100本体側の接離ユニット20に一体的に設ける。
これにより構成を簡略化して各プロセスカートリッジ50を小型化できる。また、現像ローラ42を感光ドラム30から必要以上に離間させないことで離間距離を低減することができる。また、画像形成装置100を小型化するとともに、現像ローラ42と感光ドラム30との離間に必要な力を軽減し、ばね等の付勢手段から力を受ける受け部を備えるユニットの変形を防止することができる。
また、現像ユニット41とドラムユニット31とをそれぞれ単体のカートリッジ構成とし、画像形成装置100からそれぞれのカートリッジを単体で脱着する場合であっても現像ローラ42と感光ドラム30との当接、離間動作ができる。
各プロセスカートリッジ50を着脱可能な画像形成装置100の小型化ができる。現像ローラ42と感光ドラム30との離間に必要な力を軽減することができる。現像ローラ42と感光ドラム30との離間時に付勢力を受ける箇所の変形を軽減することができる。現像ローラ42と感光ドラム30との当接、離間をする際の付勢部材を各プロセスカートリッジ50内で保持する必要がない。このため現像ユニット41、ドラムユニット31(クリーニングユニット)がそれぞれ一つのカートリッジとして画像形成装置100に脱着する構成であっても安定した付勢力を保持できる。これによりプロセスカートリッジ50の構成を簡略化して小型化できる。
本実施形態によれば、プロセスカートリッジ50にバネを有していなくても、適切な圧で現像ローラ42を感光ドラム30に当接させ、且つ現像ローラ42と感光ドラム30を離間させることが可能となる。このため、プロセスカートリッジ50に現像ローラ42を感光ドラム30に当接させるための付勢力を発生するバネを設ける必要が無く、その分、プロセスカートリッジ50を小型化、低コスト化することができる。
しかしながら、必ずしもプロセスカートリッジ50から現像ローラ42を感光ドラム30に当接させるための付勢力を発生するバネを排除しなくても良い。つまりプロセスカートリッジ50から現像ローラ42を感光ドラム30に当接させるための付勢力を発生するバネを設けても良い。このような場合であっても、画像形成装置100にバネからなる第3力付与部材65がある分、プロセスカートリッジ50のバネに必要な付勢力を小さく設計することができる。これにより、その分、プロセスカートリッジ50のバネとして小さい及び又は安価なバネを使用することができる。
次に、図9〜図11を用いて本発明に係るプロセスカートリッジ70を備えた画像形成装置の第2実施形態の構成について説明する。尚、前記第1実施形態と同様に構成したものは同一の符号、或いは符号が異なっても同一の部材名を付して説明を省略する。
図9は、本実施形態のプロセスカートリッジ70を画像形成装置本体に装着した様子を示す断面説明図である。図10(a),(b)は、本実施形態のプロセスカートリッジ70の構成を示す斜視説明図である。図11(a)〜(c)は、本実施形態の離間レバーの動作を説明する断面説明図である。図10(a),(b)に示すように、現像ユニット71はドラムユニット72に対して回動軸77cを中心に揺動可能に設けられている。
現像ユニット71に設けられた現像ローラ42と、ドラムユニット72に設けられた感光ドラム30とが離間する。その際には、図9に示すように、押圧部材17に設けられた第1力付与部材73がプロセスカートリッジ70のドラムフレーム76の上面に設けられた第1力受け部76aを押圧する。そして、図3に示して前述したと同様にプロセスカートリッジ70を位置決め部101aに押し付けることで位置決めが行われる。
本実施形態でも前記第1実施形態と同様に、図9及び図11(a)〜(c)に示す押圧部材17は、図示しない昇降装置(移動手段)により開閉ドア12の開閉動作に連動して昇降移動する。これにより押圧部材17に設けられた第1力付与部材73は、開閉ドア12(開閉部材)の開閉動作に連動して昇降移動する。
押圧部材17に設けられた回動軸74aを中心に回動可能に設けられた第2力付与部材74も押圧部材17と一体的に昇降する。また、第2力付与部材74の押圧部74bに一端部が係止されたコイルバネからなる第3力付与部材75も押圧部材17と一体的に昇降する。また、第2力付与部材74の一端部に回動軸90bを中心に回動可能に設けられた離間レバー90も押圧部材17と一体的に昇降する。離間レバー90は、図示しない駆動源により図9の左右方向に移動可能に設けられている。離間レバー90が図9の左右方向に移動すると、押圧部材17に設けられた回動軸74aを中心に第2力付与部材74が回動する。
押圧部材17に設けられた第1力付与部材73は、図示しない昇降装置(移動手段)により開閉ドア12の開閉動作に連動して昇降移動する。第2力付与部材74は、第1力付与部材73が設けられた押圧部材17に回動軸74aを中心に回動可能に支持されている。第3力付与部材75は、第2力付与部材74の押圧部74bに設けられている。
図9に示すように、第2力付与部材74は、略T字形状で構成されている。第2力付与部材74の一端部は、離間レバー90に設けられた回動軸90bを中心に回動可能に設けられており、該第2力付与部材74の中央部は、押圧部材17に設けられた回動軸74aを中心に回動可能に設けられている。
第2力付与部材74により現像フレーム77の側面に設けられた第2力受け部77aが付勢されることにより回動軸77cを中心に現像ユニット71が回動する。現像ユニット71の現像フレーム77には回動軸77cが設けてある。ドラムユニット72のドラムフレーム76には、回動軸77cが摺動自在に挿通される貫通穴からなる長穴76bが設けられている。
図9に示すように、プロセスカートリッジ70の現像フレーム77の上面に設けられた第3力受け部77bが第3力付与部材75により付勢されると、現像ユニット71の揺動中心となる回動軸77cが長穴76b内をドラムユニット72に寄る方向に移動する。その後、回動軸77cが長穴76bの長手方向の一端部の壁面76b1に突き当たった後に、現像ユニット71が図9の時計回り方向に回動して感光ドラム30と現像ローラ42とが接触して当接動作が完了する。
即ち、プロセスカートリッジ70を開口80から画像形成装置100本体内に挿入した状態で開閉ドア12(開閉部材)を閉じると、第1力付与部材73が第1力受け部76aを付勢してドラムフレーム76を位置決めする。更に、第3力付与部材75が第3力受け部77bを付勢して現像ローラ42(現像剤担持体)を感光ドラム30(像担持体)に接触させる。感光ドラム30と現像ローラ42との離間動作は、前述した感光ドラム30と現像ローラ42との当接動作を逆に辿る動作であるため重複する説明は省略する。
図9に示すように、現像ローラ42と感光ドラム30とが当接した状態から離間状態になる。そのときは、第2力付与部材74が押圧部材17に設けられた回動軸74aを中心に図9の時計回り方向に回動する。そして、現像フレーム77の側面に設けられた第2力受け部77aに当接する。そして、現像フレーム77を図9の左方向に付勢する。
このとき、現像フレーム77に設けられた回動軸77cがドラムフレーム76に設けられた長穴76bに沿って図9の左方向に摺動移動して長穴76bの長手方向の一端部の壁面76b1に当接する。このとき、コイルバネからなる第3力付与部材75の一端部が係止された押圧部74bが回動軸74aを中心に図9の時計回り方向に回動して第3力付与部材75の付勢力が解放される。
そして、第2力付与部材74により現像フレーム77の側面に設けられた第2力受け部77aが押圧される現像ユニット71は、長穴76bの長手方向の一端部の壁面76b1に当接した回動軸77cを中心にして図9の反時計回り方向に回動する。これにより感光ドラム30と現像ローラ42とが離間する。
即ち、図示しない駆動源により離間レバー90を介して第2力付与部材74を回動軸74aを中心に図9の時計回り方向に回動させる。すると、第2力付与部材74の押圧部74bが上昇してコイルバネからなる第3力付与部材75の付勢力が解放される。そして、第2力付与部材74が第2力受け部77aを付勢して現像ローラ42(現像剤担持体)を感光ドラム30(像担持体)から離間させる。
本実施形態によれば、現像ローラ42と感光ドラム30とが当接するときには、コイルバネからなる第3力付与部材75の付勢力により現像ローラ42を感光ドラム30の表面に付勢する適切な付勢力を発生させることができる。
また、現像ローラ42と感光ドラム30との離間時には、第3力付与部材75の一端部が係止された押圧部74bが回動軸74aを中心に図9の時計回り方向に回動して第3力付与部材75の付勢力が解放される。これにより該第3力付与部材75の付勢力に抗することなく離間動作が行える。
これにより第2力付与部材74により押圧される現像フレーム77の側面に設けられた第2力受け部77aに必要以上の力が発生することは無い。これにより第2力付与部材74により押圧される付勢力の座面である現像フレーム77の側面に設けられた第2力受け部77aに強い負荷がかからず現像フレーム77の変形を軽減できる。これにより設計当初の設定通りの離間量や付勢圧が確保できる。
また、現像ローラ42と感光ドラム30との離間時には、第3力付与部材75の一端部が係止された押圧部74bが回動軸74aを中心に図9の時計回り方向に回動して第3力付与部材75の付勢力が解放される。これにより該第3力付与部材75の付勢力に抗する必要が無い。このためコイルバネからなる第3力付与部材75自体のバネのヘタリを軽減することができる。また、第3力付与部材75の付勢力を解放しながら現像ローラ42と感光ドラム30とが離間するため離間に必要な力も軽減することができる。他の構成は前記第1実施形態と同様に構成され、同様の効果を得ることが出来る。
30,30y,30m,30c,30k…感光ドラム(像担持体)
35,35y,35m,35c,35k…ドラムフレーム
35b…第1力受け部
42,42y,42m,42c,42k…現像ローラ(現像剤担持体)
48,48y,48m,48c,48k…現像フレーム
48b…第2力受け部
48c…第3力受け部

Claims (6)

  1. 画像形成装置の本体に着脱可能なプロセスカートリッジであって、
    像担持体と、
    前記像担持体に形成された静電潜像を現像する現像剤担持体と、
    前記像担持体を支持するドラムフレームと、
    前記現像剤担持体を支持する現像フレームと、
    を有し、
    前記現像フレームは、前記ドラムフレームに対して前記現像剤担持体が前記像担持体と接触する接触位置と、前記現像剤担持体が前記像担持体から離間する離間位置との間を移動可能に設けられ、
    前記ドラムフレームに設けられ、該ドラムフレームを位置決めする方向に付勢する力を受ける第1力受け部と、
    前記現像フレームに設けられ、該現像フレームを前記現像剤担持体が前記像担持体から離間する方向に付勢する力を受ける第2力受け部と、
    前記現像フレームに設けられ、該現像フレームを前記現像剤担持体が前記像担持体と接触する方向に付勢する力を受ける第3力受け部と、
    を有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  2. 請求項1に記載のプロセスカートリッジを着脱可能な画像形成装置であって、
    前記第1力受け部を前記ドラムフレームを位置決めする方向に付勢する第1力付与部材と、
    前記第2力受け部を前記現像剤担持体が前記像担持体から離間する方向に付勢する第2力付与部材と、
    前記第3力受け部を前記現像剤担持体が前記像担持体と接触する方向に付勢する第3力付与部材と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記プロセスカートリッジを着脱する開口と、
    前記開口を開閉する開閉部材と、
    を有し、
    前記第1力付与部材は、前記開閉部材の開閉動作に連動して移動し、
    前記第2力付与部材は、前記第1力付与部材に回動可能に支持され、
    前記第3力付与部材は、前記第1力付与部材に設けられたことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第2力付与部材を回動させる駆動源を有し、
    前記プロセスカートリッジを前記開口から画像形成装置の本体内に挿入した状態で前記開閉部材を閉じると、前記第1力付与部材が前記第1力受け部を付勢して前記ドラムフレームを位置決めすると共に、前記第3力付与部材が前記第3力受け部を付勢して前記現像剤担持体を前記像担持体に接触させ、
    前記駆動源により前記第2力付与部材を回動させると、前記第3力付与部材の付勢力に抗して前記第2力付与部材が前記第2力受け部を付勢して前記現像剤担持体を前記像担持体から離間させることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記プロセスカートリッジを着脱する開口と、
    前記開口を開閉する開閉部材と、
    を有し、
    前記第1力付与部材は、前記開閉部材の開閉動作に連動して移動し、
    前記第2力付与部材は、前記第1力付与部材に回動可能に支持され、
    前記第3力付与部材は、前記第2力付与部材に設けられたことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  6. 前記第2力付与部材を回動させる駆動源を有し、
    前記プロセスカートリッジを前記開口から画像形成装置の本体内に挿入した状態で前記開閉部材を閉じると、前記第1力付与部材が前記第1力受け部を付勢して前記ドラムフレームを位置決めすると共に、前記第3力付与部材が前記第3力受け部を付勢して前記現像剤担持体を前記像担持体に接触させ、
    前記駆動源により前記第2力付与部材を回動させると、前記第3力付与部材の付勢力が解放され、前記第2力付与部材が前記第2力受け部を付勢して前記現像剤担持体を前記像担持体から離間させることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
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