JP6437772B2 - タイヤ周囲空間モデルの生成装置、方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

タイヤ周囲空間モデルの生成装置、方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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本発明は、タイヤ放射音解析に利用可能なタイヤ周囲空間モデルを生成する装置、方法及びコンピュータプログラムに関する。
従来、タイヤのトレッドパターンと路面との間に形成される気柱共鳴管で生じる騒音など、タイヤからの放射音を予測・評価する技術が知られている。例えば特許文献1には、タイヤの接地部におけるトレッド部の溝と路面との間に形成される溝空間と、この溝空間につながっている空間であってタイヤの外側の予め定めた形状の空間と、を含むタイヤ周囲空間を複数の要素に分割した空間音響モデルを生成し、タイヤの放射音を解析することが記載されている。
特許文献2には、トレッドパターンと路面との間に形成される溝空間のみをモデル化し、溝空間モデルのみを用いてタイヤの放射音を解析することが記載されている。
特開2010−036850号公報 特開2007−237751号公報
上記特許文献1に記載のモデル生成方法は、トレッドパターンを有するタイヤFEM(Finite Element Method;有限要素法)モデルを生成し、このタイヤモデルを接地変形させ、変形したタイヤモデルの外表面と路面とで形成される空間モデルを生成する。この空間モデルは、トレッドパターンと路面の間に形成される溝空間を有すると共に、路面から離間しているタイヤ外表面と路面の間の空間(タイヤ軸に沿って見れば楔状に見える)を有するため、解析精度が好ましい。しかしながら、精度良い解析結果が得られる反面、FEMタイヤモデルを厳密に生成する必要があり、モデル生成コスト及び計算コストが増大してしまい、実用性が損なわれる。
一方、特許文献2に記載のモデル生成方法は、トレッドパターンと路面の間に形成される溝空間のみを空間モデルとするので、トレッドパターンデータ(溝形状、溝深さを含む)があれば、空間モデルを生成でき、モデル生成コスト及び計算コストが低コストで好ましい。しかしながら、当該モデル生成方法は、接地形状を考慮せず、且つ、路面から離間しているタイヤ外表面と路面の間の空間を持たないため、タイヤ外表面と路面の間に形成される気柱共鳴管の管長さが現実と大きく逸脱してしまう。気柱共鳴管は管の長さが解析精度に影響するので、解析精度が悪く、実用的ではない。
本発明は、このような課題に着目してなされたものであって、その目的は、モデル生成コストの低減と解析精度の向上とを両立可能なタイヤ周囲空間モデルの生成装置、方法及びコンピュータプログラムを提供することである。
本発明は、上記目的を達成するために、次のような手段を講じている。
すなわち、本発明のタイヤ周囲空間モデルの生成装置は、所定荷重の下でタイヤが接地変形した場合に、或るタイヤ幅方向位置の接地長に関するデータをタイヤ幅方向位置毎に関連づけた接地長データを記憶する記憶部と、予め定めたタイヤ軸位置に配置したタイヤ外表面モデルと路面の重なり部分に形成される接地長が前記接地長データにおける各々のタイヤ幅方向位置に対応する接地長になるように、タイヤ子午線断面の端面形状を生成し、当該端面形状をタイヤ軸回りに回転させてタイヤ外表面モデルを生成するタイヤ外表面モデル生成部と、前記タイヤ外表面モデル生成部で得られるタイヤ外表面モデルと、予め定めた形状を有する路面モデルと、予め定めた形状を有するタイヤ周囲空間の最外面モデルと、トレッドパターンで定まるタイヤと路面の間の溝空間モデルと、を結合し、タイヤ前後に楔状空間を有するタイヤ周囲空間モデルを生成する結合部と、を備えることを特徴とする。
本発明のタイヤ周囲空間モデルの生成方法は、所定荷重の下でタイヤが接地変形した場合に、或るタイヤ幅方向位置の接地長に関するデータをタイヤ幅方向位置毎に関連づけた接地長データを記憶部に記憶するステップと、予め定めたタイヤ軸位置に配置したタイヤ外表面モデルと路面の重なり部分に形成される接地長が前記接地長データにおける各々のタイヤ幅方向位置に対応する接地長になるように、タイヤ子午線断面の端面形状を生成するステップと、前記端面形状をタイヤ軸回りに回転させてタイヤ外表面モデルを生成するステップと、前記タイヤ外表面モデルと、予め定めた形状を有する路面モデルと、予め定めた形状を有するタイヤ周囲空間の最外面モデルと、トレッドパターンで定まるタイヤと路面の間の溝空間モデルと、を結合し、タイヤ前後に楔状空間を有するタイヤ周囲空間モデルを生成するステップと、を含む。
本発明のコンピュータプログラムは、上記方法をコンピュータに実行させる。
このように、接地長データに基づき各々のタイヤ幅方向位置に対応する接地長になるように、タイヤ子午線断面における端面形状を生成し、端面形状を回転させて生成するタイヤ外表面モデルを用いるので、FEMモデルを生成しなくともタイヤ外表面モデル(トレッドパターン無し)を生成でき、モデル生成コストを低減できる。溝空間モデルは、トレッドパターンで定まるので、溝空間モデルもFEMモデルを生成しなくとも得ることができ、モデル生成コストを低減できる。それでいて、溝空間による気柱共鳴管と、タイヤ前後に形成される楔状空間も実物に即して精度良く再現できるので、解析精度を確保することも可能となる。したがって、モデル生成コストの低減と解析精度の向上とが両立可能となる。
本発明のタイヤ周囲空間モデルの生成装置を示すブロック図。 接地長データに関する説明図。 タイヤFEMモデルを用いた接地形状及び接地圧の解析結果を示す図。 タイヤ外表面モデルの基礎となる円と路面の関係を示す図。 タイヤ外表面モデルの基礎となるタイヤ子午線断面の端面形状を示す図。 タイヤ外表面モデルの一例を示す斜視図。 タイヤ周囲空間の最外面モデルの一例を示す斜視図。 溝空間モデルの一例を示す斜視図。 タイヤ周囲空間モデルの一例を示す一部破断斜視図。 最外面モデル、タイヤ外表面モデル、及び路面モデルで区画される空間モデルの一例を示す一部破断斜視図。 最外面モデル、タイヤ全体、及び接地形状の位置関係の一例を示す図。 本発明に係るタイヤ周囲空間モデルの生成方法を示すフローチャート。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
[タイヤ周囲空間モデルの生成装置]
本発明に係るタイヤ周囲空間モデルの生成装置は、図8に示すように、タイヤのトレッドパターンと路面の間の溝空間、タイヤ外表面、路面、及びタイヤ周囲空間の最外面に包囲されるタイヤ周囲空間モデルM4を生成する装置である。
具体的に、タイヤ周囲空間モデルの生成装置は、図1に示すように、記憶部1と、タイヤ外表面モデル生成部2と、結合部3と、を有する。これら各部1〜3は、CPU、メモリ、各種インターフェイス等を備えたパソコン等の情報処理装置においてCPUが予め記憶されている図示しない処理ルーチンを実行することによりソフトウェア及びハードウェアが協働して実現される。
図1に示す記憶部1は、接地長データ10を記憶する。接地長データ10は、解析条件の一つである所定荷重の下でタイヤが接地変形した場合に、或るタイヤ幅方向位置の接地長に関するデータをタイヤ幅方向位置毎に関連づけたデータである。具体的には、接地長データ10は、図2Aに示すように、幅方向位置に対する接地長の分布を表す。図2Aの例では、幅方向位置は、タイヤ赤道を基準とした距離[mm]でタイヤ幅方向位置を特定する。接地長は、タイヤ前後方向における接地部分の長さ[mm]を意味する。接地長データ10は、図9に示すように、タイヤ接地形状および接地端付近の楔状空間SP1を再現するために用いる。接地長データ10は、図2Bに示すように、タイヤFEMモデルを用いた解析結果に基づき予め生成してもよく、また、実タイヤを用いてタイヤ接地長を計測して生成してもよい。なお、溝部は接地長がないため、溝部は両隣部分の接地長を用いて補間すればよい。接地長データは、トレッドパターンの無いタイヤに基づき生成してもよいが、トレッドパターンを有するタイヤに基づき生成する方が好ましい。
図1に示す記憶部1は、図示しない路面モデルに関するデータ13、図6に示すタイヤ周囲空間の最外面モデルM2に関するデータ11、及び図7に示す溝空間モデルM3に関するデータ12を記憶する。各データ11、12、13は、モデルデータ自体でもよいし、モデルを生成するために用いる基礎となるデータでもよい。当該データ11、12、13及び接地長データ10は、図示しない操作部に対するユーザの操作をトリガーとして、外部から装置に入力され、記憶部1に記憶される。
図1に示すタイヤ外表面モデル生成部2は、図4及び図5に示すように、タイヤ子午線断面の端面形状Liを生成し、当該端面形状Liをタイヤ軸回りに回転させてタイヤ外表面モデルM1を生成する。図1に示すように、タイヤ外表面モデル生成部2は、径算出部20と、端面形状生成部21と、回転生成部22と、を有する。
図1に示す径算出部20は、図3に示すように、予め定めたタイヤ軸位置Pを中心とする円Cと直線状の路面roとの重なり部分に形成される接地長Lが接地長データ10における各々のタイヤ幅方向位置に対応する接地長になるように、予め定めたタイヤ軸位置Pに関するデータと接地長データ10に基づいて円Cの径Dをタイヤ幅方向位置毎に算出する。本明細書では、径Dは半径の意味で利用しているが、直径の意味としてもよい。予め定めたタイヤ軸位置Pは、所定荷重においてタイヤを接地変形させたときの路面roに対するタイヤ中心位置を意味する。径Dの算出には次の式(1)を用いる。
路面roに対するタイヤ軸位置Pの高さをHで表す。Hとしてタイヤ動荷重半径を利用することもできる。
図1に示す端面形状生成部21は、図4に示すように、径算出部20が算出した径Dに基づきタイヤ子午線断面の端面形状Liを生成する。具体的には、タイヤ軸からタイヤ径方向外側RD1へ径Dに対応する距離離間した位置にプロットPtを置く。プロットPtは各々のタイヤ幅方向位置毎に置く。各プロットPtは離散しているので、連続した端面形状を生成すべく、プロットPt間を補間して、タイヤ子午線断面における端面形状Li(線データ)を生成する。
このようにすれば、予め定めたタイヤ軸位置に配置したタイヤ外表面モデルと路面の重なり部分に形成される接地長Lが接地長データ10における各々のタイヤ幅方向位置に対応する接地長になるように、タイヤ子午線断面の端面形状Liが生成される。
図1に示す回転生成部22は、端面形状生成部21が生成した端面形状(図4参照)をタイヤ軸回りに回転させてタイヤ外表面モデルM1(図5参照)を生成する。回転させる角度は、360度回転させてもよいが、360度より小さい角度で回転させたときに生成される回転断面が最外面モデルM2の表面と交差しない範囲であれば、360度より小さい角度でもよい。本実施形態では、180度にした。
図1に示す結合部3は、タイヤ外表面モデル生成部2で得られるタイヤ外表面モデルM1(図5参照)と、予め定めた形状を有する路面モデル(図示せず)と、予め定めた形状を有するタイヤ周囲空間の最外面モデルM2(図6参照)と、トレッドパターンで定まるタイヤと路面の間の溝空間モデルM3(図7参照)と、を結合し、タイヤ前後に楔状空間を有するタイヤ周囲空間モデルM4(図8参照)を生成する。具体的には、図6に示すタイヤ周囲空間の最外面モデルM2から図5に示すタイヤ外表面モデルM1を切り取れば、図9に示すように、タイヤ接地形状および接地端の前後にある楔状空間SP1を再現した空間モデルM5を得ることができる。更に、この空間モデルM5と溝空間モデルM3(図7参照)の和を取れば、タイヤ周囲空間モデルM4を得ることができる。
なお、各モデルのサイズは、次のようにするのが好ましい。
タイヤ周囲空間の最外面モデルM2は、半球状をなしているが、図10に示すように、その直径は、接地長Lの2倍(2L)以上であって、タイヤT全体を包含しない大きさが好ましい。狭すぎると共鳴特性を十分に予測できず、広すぎると計算コストが増大するからである。
溝空間モデルM3は、その管長が接地長データ10における最大接地長よりも長く、且つ、最外面モデルM2を超えない長さであることが好ましい。管長が接地長よりも長くすることで管の開口の形状を精度よく再現できる。管長が最外面モデルM2を超えると、各モデルの結合時に不具合が生じるからである。
[タイヤ周囲空間モデルの生成方法]
上記生成装置を用いたタイヤ周囲空間モデルを生成する方法を、図11を用いて説明する。
まず、ステップS100において、記憶部1は、所定荷重の下でタイヤが接地変形した場合に、或るタイヤ幅方向位置の接地長に関するデータをタイヤ幅方向位置毎に関連づけた接地長データ10を記憶する。
次のステップS101において、径算出部20が、予め定めたタイヤ軸位置を中心とする円Cと路面roとの重なり部分に形成される接地長Lが接地長データ10における各々のタイヤ幅方向位置に対応する接地長になるように、予め定めたタイヤ軸位置Pに関するデータと接地長データ10に基づいて円Cの径Dをタイヤ幅方向位置毎に算出する。
次のステップS102において、端面形状生成部21が、算出した径Dに基づきタイヤ子午線断面の端面形状Liを生成する。
次のステップS103において、回転生成部22が、端面形状Liをタイヤ軸回りに回転させてタイヤ外表面モデルM1を生成する。
次のステップS104において、結合部3が、タイヤ外表面モデルM1と、予め定めた形状を有する路面モデルと、予め定めた形状を有するタイヤ周囲空間の最外面モデルM2と、トレッドパターンで定まるタイヤと路面の間の溝空間モデルM3と、を結合し、タイヤ前後に楔状空間SP1を有するタイヤ周囲空間モデルM4を生成する。
以上のように、本実施形態のタイヤ周囲空間モデルの生成装置は、所定荷重の下でタイヤが接地変形した場合に、或るタイヤ幅方向位置の接地長Lに関するデータをタイヤ幅方向位置毎に関連づけた接地長データ10を記憶する記憶部1と、
予め定めたタイヤ軸位置に配置したタイヤ外表面モデルM1と路面roの重なり部分に形成される接地長Lが接地長データにおける各々のタイヤ幅方向位置に対応する接地長になるように、タイヤ子午線断面の端面形状Liを生成し、端面形状Liをタイヤ軸回りに回転させてタイヤ外表面モデルM1を生成するタイヤ外表面モデル生成部2と、
タイヤ外表面モデル生成部2で得られるタイヤ外表面モデルM1と、予め定めた形状を有する路面モデルと、予め定めた形状を有するタイヤ周囲空間の最外面モデルM2と、トレッドパターンで定まるタイヤと路面の間の溝空間モデルM3と、を結合し、タイヤ前後に楔状空間SP1を有するタイヤ周囲空間モデルM4を生成する結合部3と、
を備える。
本実施形態のタイヤ周囲空間モデルの生成方法は、コンピュータが実行する方法であって、所定荷重の下でタイヤが接地変形した場合に、或るタイヤ幅方向位置の接地長に関するデータをタイヤ幅方向位置毎に関連づけた接地長データ10を記憶部1に記憶するステップ(S100)と、
予め定めたタイヤ軸位置に配置したタイヤ外表面モデルM1と路面roの重なり部分に形成される接地長Lが接地長データ10における各々のタイヤ幅方向位置に対応する接地長になるように、タイヤ子午線断面の端面形状Liを生成するステップ(S101)と、
端面形状Liをタイヤ軸回りに回転させてタイヤ外表面モデルM1を生成するステップ(S102)と、
タイヤ外表面モデルM1と、予め定めた形状を有する路面モデルと、予め定めた形状を有するタイヤ周囲空間の最外面モデルM2と、トレッドパターンで定まるタイヤと路面の間の溝空間モデルM3と、を結合し、タイヤ前後に楔状空間SP1を有するタイヤ周囲空間モデルM4を生成するステップと、
を含む。
このように、接地長データ10に基づき各々のタイヤ幅方向位置に対応する接地長Lになるように、タイヤ子午線断面における端面形状Liを生成し、端面形状Liを回転させて生成するタイヤ外表面モデルM1を用いるので、FEMモデルを生成しなくともタイヤ外表面モデル(トレッドパターン無し)を生成でき、モデル生成コストを低減できる。溝空間モデルは、トレッドパターンで定まるので、溝空間モデルもFEMモデルを生成しなくとも得ることができ、モデル生成コストを低減できる。それでいて、溝空間による気柱共鳴管と、タイヤ前後に形成される楔状空間SP1も実物に即して精度良く再現できるので、解析精度を確保することも可能となる。したがって、モデル生成コストの低減と解析精度の向上とが両立可能となる。
本実施形態の装置において、タイヤ外表面モデル生成部2は、
予め定めたタイヤ軸位置を中心とする円Cと路面roとの重なり部分に形成される接地長Lが接地長データ10における各々のタイヤ幅方向位置に対応する接地長になるように、予め定めたタイヤ軸位置Pに関するデータと接地長データ10に基づいて円Cの径Dをタイヤ幅方向位置毎に算出する径算出部20と、
径算出部20が算出した径に基づきタイヤ子午線断面の端面形状Liを生成する端面形状生成部21と、
端面形状生成部21が生成した端面形状Liをタイヤ軸回りに回転させてタイヤ外表面モデルM1を生成する回転生成部22と、
を有する。
本実施形態の方法において、タイヤ子午線断面の端面形状Liを生成するステップは、
予め定めたタイヤ軸位置Pを中心とする円Cと路面roとの重なり部分に形成される接地長Lが接地長データ10における各々のタイヤ幅方向位置に対応する接地長になるように、予め定めたタイヤ軸位置Pに関するデータと接地長データ10に基づいて円Cの径Dをタイヤ幅方向位置毎に算出するステップ(S101)と、
算出した径Dに基づきタイヤ子午線断面の端面形状Liを生成するステップ(S102)と、を含む。
このような装置構成及び方法によれば、単純な計算によって端面形状Liを生成できるので、実用的である。
本実施形態に係るコンピュータプログラムは、上記タイヤ周囲空間モデルの生成方法を構成する各ステップをコンピュータに実行させるプログラムである。
本実施形態の記憶媒体は、上記コンピュータプログラムを記憶したコンピュータに読取り可能な記憶媒体である。上記プログラムを実行することによっても、上記方法の奏する作用効果を得ることが可能となる。言い換えると、上記装置は、上記方法を使用しているとも言える。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明だけではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、図1に示す各部2〜3は、所定プログラムをコンピュータのCPUで実行することで実現しているが、各部を専用メモリや専用回路で構成してもよい。
上記の各実施形態で採用している構造を他の任意の実施形態に採用することは可能である。各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
1…記憶部
10…接地長データ
2…タイヤ外表面モデル生成部
20…径算出部
21…端面形状生成部
22…回転生成部
3…結合部
…タイヤ軸位置
L…接地長
Li…タイヤ子午線断面の端面形状
SP1…楔状空間
M1…タイヤ外表面モデル
M2…タイヤ周囲空間の最外面モデル
M3…溝空間モデル
M4…タイヤ周囲空間モデル

Claims (5)

  1. 所定荷重の下でタイヤが接地変形した場合に、或るタイヤ幅方向位置の接地長に関するデータをタイヤ幅方向位置毎に関連づけた接地長データを記憶する記憶部と、
    予め定めたタイヤ軸位置に配置したタイヤ外表面モデルと予め定めた形状を有する路面モデルの重なり部分に形成される接地長が前記接地長データにおける各々のタイヤ幅方向位置に対応する接地長になるように、タイヤ子午線断面の端面形状を生成し、当該端面形状をタイヤ軸回りに回転させてタイヤ外表面モデルを生成するタイヤ外表面モデル生成部と、
    前記タイヤ外表面モデル生成部で得られるタイヤ外表面モデルと、前記予め定めた形状を有する路面モデルと、予め定めた形状を有するタイヤ周囲空間の最外面モデルと、トレッドパターンで定まるタイヤと路面の間の溝空間モデルと、を結合し、タイヤ前後に楔状空間を有するタイヤ周囲空間モデルを生成する結合部と、を備えることを特徴とするタイヤ周囲空間モデルの生成装置。
  2. 前記タイヤ外表面モデル生成部は、
    予め定めたタイヤ軸位置を中心とする円と前記予め定めた形状を有する路面モデルとの重なり部分に形成される接地長が前記接地長データにおける各々のタイヤ幅方向位置に対応する接地長になるように、予め定めたタイヤ軸位置に関するデータと前記接地長データに基づいて前記円の径をタイヤ幅方向位置毎に算出する径算出部と、
    前記径算出部が算出した径に基づきタイヤ子午線断面の端面形状を生成する端面形状生成部と、
    前記端面形状生成部が生成した端面形状をタイヤ軸回りに回転させてタイヤ外表面モデルを生成する回転生成部と、を有する請求項1に記載のタイヤ周囲空間モデルの生成装置。
  3. 所定荷重の下でタイヤが接地変形した場合に、或るタイヤ幅方向位置の接地長に関するデータをタイヤ幅方向位置毎に関連づけた接地長データを記憶部に記憶するステップと、
    予め定めたタイヤ軸位置に配置したタイヤ外表面モデルと予め定めた形状を有する路面モデルの重なり部分に形成される接地長が前記接地長データにおける各々のタイヤ幅方向位置に対応する接地長になるように、タイヤ子午線断面の端面形状を生成するステップと、
    前記端面形状をタイヤ軸回りに回転させてタイヤ外表面モデルを生成するステップと、
    前記タイヤ外表面モデルと、前記予め定めた形状を有する路面モデルと、予め定めた形状を有するタイヤ周囲空間の最外面モデルと、トレッドパターンで定まるタイヤと路面の間の溝空間モデルと、を結合し、タイヤ前後に楔状空間を有するタイヤ周囲空間モデルを生成するステップと、を含むタイヤ周囲空間モデルの生成方法。
  4. 前記タイヤ子午線断面の端面形状を生成するステップは、
    予め定めたタイヤ軸位置を中心とする円と前記予め定めた形状を有する路面モデルとの重なり部分に形成される接地長が前記接地長データにおける各々のタイヤ幅方向位置に対応する接地長になるように、予め定めたタイヤ軸位置に関するデータと前記接地長データに基づいて前記円の径をタイヤ幅方向位置毎に算出するステップと、
    算出した径に基づきタイヤ子午線断面の端面形状を生成するステップと、を含む請求項3に記載のタイヤ周囲空間モデルの生成方法。
  5. 請求項3又は4に記載の方法をコンピュータに実行させるコンピュータプログラム。
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