JP6437761B2 - 車両用内装材の端末処理構造 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車のルーフトリムやドアトリム,リアサイドトリムに代表される車両用内装材の端末処理構造に関する。
従来の車両用内装材の端末処理構造として、例えば特許文献1にはサンルーフ仕様の車両に用いられるルーフトリムの開窓部周縁を背面側に折り返し、その端末を該開窓部周縁の背面に沿って配置した固定部材で固定するようにしたものが開示されている。
具体的には、前記固定部材は合成樹脂材からなるプレート状に形成され、その内周側の側縁部に溝部を形成して、この溝部に前記ルーフトリムの開窓部周縁の折り返し端末部を嵌挿して固定するようにしている。
特開2005−29119号公報
特許文献1に開示された端末処理構造では、ルーフトリムの開窓部周縁の折り返し端末部を固定部材の溝部に木目込み状態に嵌挿するため、この嵌挿作業に手間が掛かって作業性が悪くなってしまうことは否めない。
また、固定部材の溝部周りが固定部材の固定部を兼ねた複雑な構造であるため、成形性が悪くなってコスト的にも不利となってしまうことは否めない。
そこで、本発明は簡単な作業でトリム材の端末処理を行うことができ、端末処理の作業時間を短縮して生産性を向上することができる車両用内装材の端末処理構造を提供するものである。
本発明の車両用内装材の端末処理構造は、トリム材の端末部の背面に沿って補剛プレートを配設し、前記トリム材の端末部を該補剛プレートの一側縁に巻き込んで固定して端末処理する構造を基本としている。
そして、前記補剛プレートは、その他側縁にヒンジ部を介して延設されて、該ヒンジ部を起点に補剛プレート上に折り重ねて前記トリム材の巻き込み端末部を挟持可能な押え片と、
前記押え片を補剛プレート上に折り重ねた際にこれら相互を固定する止着手段と、を備えたことを主要な特徴としている。
上述の構成により、トリム材の端末部を補剛プレートの一側縁に巻き込み、そして、押え片をヒンジ部から補剛プレート上に折り重ねてこの巻き込んだ端末部を挟み込んで、該押え片を止着手段で補剛プレートに固定する。これにより、この巻き込んだ端末部をこれら補剛プレートの一側縁と押え片とできっちりと固定することができる。
上述の押え片は、その自由端に前記トリム材の巻き込み端末部をくわえ込むための突起部を設け、前記止着手段により押え片の中間部を補剛プレートに係着固定すると、この固定点と前記突起部との間で押え片が撓み変形して、その板ばね作用でトリム材の巻き込み端末部を該突起部と補剛プレートとで挟持固定可能とすることができる。
上述のトリム材をサンルーフ仕様の車両に用いられるルーフトリムに適用し、車両のルーフ開窓部に対応して設けられた開窓部の周縁の端末部の背面に沿って前述の補剛プレートを設け、この補剛プレートの外周側の側縁に前記押え片を延設した構成とすることができる。
本発明によれば、トリム材の端末部を補剛プレートの一側縁を支点にして巻き込む作業と、押え片のヒンジ部からの折り重ね作業の何れも簡単な二つ折り作業で済み、しかも、この押え片を折り重ねた際の押圧力で係着手段を係着させることができるので、端末処理作業を簡単、かつ、迅速に行うことができる。
これにより、端末処理の作業時間を短縮することができ、生産性を向上してコストダウンに大きく寄与することができる。
本発明の対象とする車両用内装材の一例を示す斜視図。 本発明の要部を示す図1のA−A線に沿う断面説明図。 図3に示す補剛プレートを展開して示す斜視説明図。 図3のB−B線に沿う断面説明図。 端末処理の作業工程を(A)、(B)、(C)にて示す断面説明図。
以下、本発明の一実施形態を車両用内装材としてサンルーフ仕様の車両に用いられるルーフトリムを例に採って図面と共に詳述する。
図1に示す本実施形態のルーフトリム1は、サンルーフ仕様の車両に用いられるもので、その車両前側部に図外のルーフパネルに設けたルーフ開窓部に対応して開窓部2を備えた所要の形状に型成形してある。
ルーフトリム1は、図2に示すようにトリム基材3と、その一側面に貼合されて車室側の意匠面を構成する表皮シート4とを備えている。
このルーフトリム1は、適度のクッション性と断熱性および吸音性が要求されることから、例えば適宜の合成樹脂材を主材とする不織布や発泡シートの単体あるいはこれらを芯材としてガラスマット等の補剛シートを接合した積層体をトリム基材3とし、その一側面に適宜の軟質の合成樹脂材からなる上述の表皮シート4を接着もしくは融着して構成される。
また、トリム基材3はそのルーフパネルと相対する対向面、即ち、表皮シート4とは反対側の側面に適宜の熱線反射シートを貼合して、ルーフパネルからの放射熱を反射して遮蔽する対策を施す場合もある。
トリム本体1の開窓部2の周縁部は湾曲して立上がって形成して、背面側に配設した図外のサンルーフユニットの構造体が車室側から見えないようにしている。
また、この開窓部2の周縁の端末部2aは後述のように見栄えが良好となるように背面側に二つ折りにして固定して端末処理してあると共に、該開窓部2の周縁部の背面に沿って補剛プレート5を配設して所要の周縁部剛性が得られるようにしている。
補剛プレート5は、例えば適宜の硬質の合成樹脂材をもって図3、図4に示すように前記開窓部2の周縁部の背面形状に見合った曲面の断面形状として型成形してあり、本実施形態では所要のプレート幅で窓枠型の構成としている。
この補剛プレート5は、開窓部2の周縁部背面にホットメルト等の接着材により接着固定されるが、この他に、例えば図外の成形型により表皮シート4とトリム基材3とを重ねてルーフトリム1をプレスして成形する際に、前記開窓部2の周縁部背面相当部分に重ねてこれを一体的に接着等により接合することが可能で、その外周側の側縁には薄肉のヒンジ部6を境にして複数の押え片7を延設してある。
押え片7は、ヒンジ部6を起点に補剛プレート5上に折り重ねたときに、該補剛プレート5の内周側の周縁部と該押え片7とで前記開窓部2の周縁部の二つ折りにした端末部2aを十分に挟持し得る長さと、所要の挟持剛性を確保できる幅とに設定される。
また、押え片7の自由端には前記端末部2aをくわえ込むための突起部7aを設けてあり、後述の止着手段8により押え片7の中間部を補剛プレート5に係着固定すると、この固定点と突起部7aとの間で押え片7が撓み変形してその板ばね作用により前記端末部2aをしっかりと挟持するようにしている。
これら押え片7と補剛プレート5には、上述のように押え片7をヒンジ部6を起点に補剛プレート5上に折り重ねた際に、その押圧力で相互に係着して該押え片7の中間部を係脱可能に固定する止着手段8としてのフック片9と、係着孔10とを設けてある。
フック片9と係着孔10はそれらの係着機能に支障とならないようにフック片9は補剛プレート5に、および係着孔10は押え片7に設けている。
補剛プレート5の前記フック片9を立設した基部に、該フック片9の幅寸法よりも大きな開口11を設けることによって、成形時における図外の成形型のフック片成形部分の型抜きを成立させるようにしている。
図5は前記開窓部2の周縁部の端末処理の作業工程を示している。
図5(A)に示すように、補剛プレート5は予めルーフトリム1の開窓部2の周縁部背面に接合してあるので、開窓部2の周縁の端末部2aを同図(B)に示すように補剛プレート5の内周側の側縁を支点に二つ折りしてこれに巻き込む。
次に図5(C)に示すように、補剛プレート5の外周側の側縁に延設した押え片7をその延設基部のヒンジ部6から該補剛プレート5上に折り重ねて、この巻き込んだ端末部2aを押え片7の自由端の突起部7aと補剛プレート5との間に挟み込む。
そして図5(C)に示すように、押え片7を二つ折りに重ね合わせた際の押圧力により止着手段8を構成するフック片9と係着孔10とを係着して、該押え片7の中間部を補剛プレート5に対して係着固定する。
すると、押え片7の止着手段8による固定点と自由端の突起部7aとの間で該押え片7が撓み変形して、その板ばね作用で突起部7aが前記二つ折りに巻き込んだ端末部2aをくわえ込み、これら補剛プレート5の内周側の側縁部と押え片7とできっちりと固定することができる。
以上のように本実施形態の構造によれば、ルーフトリム1の開窓部2の周縁部の端末処理に際して、この周縁部の端末部2aを補剛プレート5の内周側の側縁を支点にしてこれに巻き込む作業と、押え片7のヒンジ部6からの折り重ね作業の何れも簡単な二つ折り作業で済む。
しかも、この押え片7を折り重ねた際の押圧力で止着手段8を構成するフック片9と係着孔10とを係着させることができるので、端末処理作業を簡単、かつ、迅速に行うことができる。
従って、本実施形態のように作業者の手が届きにくいルーフトリム1の面内でその開窓部2の周縁の端末処理作業を行う場合に特に有効で、端末処理の作業時間を短縮することができ、生産性を向上してコストダウンに大きく寄与することができる。
また、上述の補剛プレート5は、その外周側の側縁に薄肉のヒンジ部6を介して押え片7を延設した単純な簡易構造であるため、成形性がよくコスト的に有利に得ることができる。
ここで、特に本実施形態では上述の押え片7は、その自由端に前記開窓部2の周縁の端末部2aをくわえ込むための突起部7aを設けてあり、止着手段8により押え片7の中間部を補剛プレート5に係着固定すると、この固定点と突起部7aとの間で押え片7が撓み変形して板ばね作用が得られるようにしている。
これにより、前記端末部2aを押え片7の板ばね作用でその自由端の突起部7aと補剛プレート5との間にしっかりと挟持固定することができる。
前記実施形態では補剛プレート5を窓枠型に構成したものとして説明したが、これは一体型または複数のパーツからなる分割型の何れでもよく、また、この補剛プレート5としては樹脂製に限らず軽量な金属薄板を用いることも可能である。
また、止着手段8は前記フック片9と係着孔10との組合わせに限定されるものではなく、押え片7の折り重ね時の押圧力で係着可能な構造であればよい。
また、前記実施形態ではルーフトリム1の開窓部2の周縁部の端末処理構造を例示したが、該ルーフトリム1の外周縁部の端末処理構造に転用することも可能である。
更に、車両用内装材として前述のルーフトリムの他、ドアトリムやリアサイドトリムなどの加飾内装材の端末処理構造に適用できることは勿論である。
1…ルーフトリム(トリム材)
2…開窓部
2a…開窓部周縁の端末部(トリム材の端末部)
3…トリム基材
4…表皮シート
5…補剛プレート
6…ヒンジ部
7…押え片
8…止着手段
9…フック片
10…係着孔

Claims (3)

  1. トリム材の端末部の背面に沿って補剛プレートを配設し、前記トリム材の端末部を該補剛プレートの一側縁に巻き込んで固定して端末処理する構造であって、
    前記補剛プレートは、その他側縁にヒンジ部を介して延設されて、該ヒンジ部を起点に補剛プレート上に折り重ねて前記トリム材の巻き込み端末部を挟持可能な押え片と、
    前記押え片を補剛プレート上に折り重ねた際にこれら相互を固定する止着手段と、を備えたことを特徴とする車両用内装材の端末処理構造。
  2. 前記押え片は、その自由端に前記端末部をくわえ込むための突起部を設けてあり、前記止着手段により押え片の中間部を補剛プレートに係着固定すると、この固定点と前記突起部との間で押え片が撓み変形して、その板ばね作用で前記端末部を該突起部と補剛プレートとで挟持固定するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の車両用内装材の端末処理構造。
  3. 前記トリム材が、サンルーフ仕様の車両に用いられるルーフトリムであって、
    前記ルーフトリムはルーフ開窓部に対応した開窓部が設けられて、その周縁の端末部の背面に沿って前記補剛プレートが設けられ、
    前記押え片が、前記補剛プレートの外周側の側縁に延設されていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用内装材の端末処理構造。

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