JP2014080156A - 車両用アームレスト - Google Patents

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JP2014080156A
JP2014080156A JP2012230733A JP2012230733A JP2014080156A JP 2014080156 A JP2014080156 A JP 2014080156A JP 2012230733 A JP2012230733 A JP 2012230733A JP 2012230733 A JP2012230733 A JP 2012230733A JP 2014080156 A JP2014080156 A JP 2014080156A
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JP2012230733A
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Kazumi Ueda
和美 上田
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Kasai Kogyo Co Ltd
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Kasai Kogyo Co Ltd
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Abstract

【課題】芯材の上面に積層したパッド材が表皮の内側で位置ずれを生じることがない車両用アームレストの提供を図る。
【解決手段】芯材3のパッド材積層部9に設けた止着用孔10と、パッド材4に設けた係止突起11との係着によりパッド材4が芯材3に対して有機的に結合されて位置規制されるため、経時的にパッド材4が表皮5の内側で位置ずれを生じるのを回避することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、自動車のドアアームレストに代表される車両用アームレストに関する。
特許文献1および特許文献2には、ドアトリムに別体に構成したアームレストを装着した構造が開示されている。
アームレストは、何れも合成樹脂材からなる芯材の上面にクッション用のパッド材を積層し、これら芯材とパッド材とを表皮で被覆した構造としている。
特開2007−276723号公報 特開2006−213134号公報
パッド材のずれ防止のため、パッド材を部分的に両面接着テープで芯材に接着固定することが行われているが、経時的に両面接着テープが粘着剤の劣化により剥がれてパッド材が位置ずれし、表皮面に凹凸が生じて外観を損なったり、肘を掛けた際に粘着音を生じたりして品質感を損なう不具合がある。
そこで、本発明はパッド材が表皮の内側で位置ずれを生じることがなく、品質感を向上することができる車両用アームレストを提供するものである。
本発明の車両用アームレストは、合成樹脂製の芯材と、該芯材の上面に積層されたパッド材と、これら芯材とパッド材とを被覆した表皮と、を備え、車室側壁に配設される装飾用トリムに装着固定される。
そして、前記芯材はそのパッド材積層部に複数の止着用孔を備えている一方、前記パッド材は前記止着用孔に対応する位置に係止突起を備え、これら止着用孔と係止突起とを介してパッド材を芯材に対して係着固定したことを主要な特徴としている。
止着用孔と係止突起との係着によりパッド材が芯材に対して有機的に結合されて位置規制されるため、経時的にパッド材が表皮の内側で位置ずれを生じることがなく、品質感を高めることができる。
本発明の対象とするアームレストを備えたドアトリムを示す側面説明図。 アームレストを構成する芯材とパッド材とを示す分解斜視図。 図2のA−A線に沿う断面説明図。
以下、本発明の一実施形態を車両用アームレストとしてドアアームレストを例に採って図面と共に詳述する。
図1は、車室側壁を構成するドアインナパネルの車室側の側面を装飾するドアトリム1の全体構成を示している。
ドアトリム1は、適宜の合成樹脂材をもって所要の形状に型成形してあり、その上下方向中央部にドアアームレスト2を車両前後方向に配設してある。
ドアアームレスト2は、図2,図3に示すように合成樹脂製の芯材3と、該芯材3の上面に積層されたクッション用のパッド材4と、これら芯材3とパッド材4とを被覆した表皮5と、を備えていて、芯材3の背面に突起した図外のクリップ部を介してドアトリム1に固定している。
芯材3は、図2に示すように長さ方向の略前半部に部品取付孔6を形成してあって、ここにパワーウィンドウスイッチやドアロックスイッチ等を組込んだスイッチユニット7を配設するようにしている。
また、芯材3の長さ方向中央部には、ドアトリム1側の側部を開放した略半楕円形のグリップ用開口8を形成してある。
芯材3の上面は、その長さ方向の略後半部からグリップ用開口8の周囲、および部品取付孔6の車室中央側半部の周囲に亘る領域をパッド材4の厚み相当の深さで低く有段成形してパッド材積層部9としてある。
このパッド材積層部9の車室中央側の周縁部は周側壁が無い形状としてあって、パッド材4の周側面が芯材3の周側面と面一に整合して、乗員の感触が良好となるようにしている。
パッド材4は、適宜の発砲樹脂で構成され、上述の芯材3のパッド材積層部9の段差,形状に適合する大きさに型成形してあり、該パッド材積層部9に嵌合,積層した状態では、芯材3の上面および周側面と面一に整合して、パーティングラインに段差が生じないようにしている。
表皮5は、適宜の軟質合成樹脂シートからなり、周縁部を芯材3の上面周縁および周側面下縁を巻き込んで、融着または接着して固定してある。
ここで、上述のパッド材積層部9には複数の止着用孔10を形成してある一方、パッド材4にはこの止着用孔10に対応する位置に係止突起11を形成してあり、これら止着用孔10と係止突起11とを介してパッド材4を芯材3に対して係着固定してある。
本実施形態では、上述の止着用孔10を長孔に形成してある一方、係止突起11はこの長孔10に嵌入係着可能な舌片として形成してあり、これら長孔10と舌片11の複数対を、それらの長さ方向を車幅方向と車両前後方向とに向きを直交方向に変えて配設してある。
以上の実施形態の構成によれば、パッド材4は芯材3のパッド材積層部9に単純に積層配置しただけでなく、パッド材積層部9の止着用孔10とパッド材4の係止突起11との係着により、パッド材4を芯材3に対して有機的に結合して位置規制して配設してある。
このため、従来パッド材を芯材に両面接着テープで接着固定したものとは異なり、経時的にパッド材4が表皮の内側で位置ずれを生じたり、芯材3とパッド材4との粘着剥離により不快な粘着音が生じたりするようなことはなく、品質感および信頼性を高めることができる。
また、芯材3は硬質の合成樹脂材で形成されているが、パッド材積層部9に複数の止着用孔10を形成してあることにより、車両の側面衝突等によりドアアームレスト2に車幅方向に衝突荷重が作用した際に座屈変形し易く、緩衝機能を発揮して安全性を高めることもできる。
更に、本実施形態では止着用孔10を長孔とし、係止突起11はこの止着用孔10に嵌入係着可能な舌片として形成して、これら長孔10と舌片11の複数対を、それらの長さ方向を車幅方向と車両前後方向とに向きを直交方向に変えて配設してある。
これにより、成形が容易な単純形状の長孔10と舌片11との係着による止着構成であっても、車幅方向と車両前後方向に作用する入力荷重に対して高い結合剛性が得られ、芯材3およびパッド材4の成形性の確保と、これら両者の結合剛性の確保との両立を図ることができる。
なお、前記実施形態ではドアアームレストを例示したが、リャサイドトリムに固定されるリャサイドアームレストに適用することも可能である。
1…ドアトリム(装飾用トリム)
2…ドアアームレスト(車両用アームレスト)
3…芯材
4…パッド材
5…表皮
6…部品取付孔
7…スイッチユニット
8…グリップ用開口
9…パッド材積層部
10…止着用孔
11…係止突起

Claims (2)

  1. 合成樹脂製の芯材と、該芯材の上面に積層されたパッド材と、これら芯材とパッド材とを被覆した表皮と、を備え、車室側壁に配設される装飾用トリムに装着固定される車両用アームレストであって、
    前記芯材は、そのパッド材積層部に複数の止着用孔を備えている一方、前記パッド材は前記止着用孔に対応する位置に係止突起を備え、これら止着用孔と係止突起とを介してパッド材を芯材に対して係着固定したことを特徴とする車両用アームレスト。
  2. 前記止着用孔は長孔に形成してある一方、前記係止突起はこの長孔に嵌入係着可能な舌片として形成してあり、これら長孔と舌片の複数対を、それらの長さ方向を車幅方向と車両前後方向とに向きを直交方向に変えて配設したことを特徴とする請求項1に記載の車両用アームレスト。
JP2012230733A 2012-10-18 2012-10-18 車両用アームレスト Pending JP2014080156A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018002071A (ja) * 2016-07-07 2018-01-11 しげる工業株式会社 車両用アームレスト
CN109703341A (zh) * 2017-10-25 2019-05-03 福特全球技术公司 可压碎车门组件

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