JP6436532B2 - 狭指向性マイクロホン - Google Patents

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Description

この発明は、マイクロホンユニットを備えた本体ケースに対して音響管を着脱可能に装着することができる狭指向性マイクロホンに関し、特に本体ケースに対する音響管の取り付け構造に工夫を施した狭指向性マイクロホンに関する。
狭指向性マイクロホンとして細長い音響管を用い、音響管の長さ方向の後端部付近にマイクロホンユニットを配置したものが知られている。この狭指向性マイクロホンは音響管の前端部方向から入る音波のみを検出する特性を有している。
音響管はその前端部が開放され、側壁には例えばスリット状の音波導入口が形成されて、音波導入口には音響抵抗材が張り付けられている。これにより音響管の前端部方向以外からの音波は、音響管の前端から入るものと、音響管の側壁の音波導入口から入るものとが時間差を持つことで互いに干渉して打ち消し合う。
このようなマイクロホンはガンマイクロホンとも呼ばれ、音響管の前端部方向からの音波に対して高い感度を持つ狭指向性のマイクロホンである。
前記音響管を備えた狭指向性マイクロホンによると、その狭指向性の特性は音波の波長と音響管の長さに依存することになる。すなわち、長い音響管を用いた場合には低い周波数まで狭指向性を得ることができ、短い音響管を用いると高い周波数のみが狭指向性となる。音響管の長さに依存する前記した特性の相異を利用するために、マイクロホンユニットを配置した本体ケースに対して音響管を着脱可能にしたマイクロホン、すなわち、必要に応じて軸長の異なる音響管を交換可能にした狭指向性マイクロホンが提案されている。
従来、本体ケースに対する音響管の取り付け手段としては、一般的に本体ケースの前端部における音響管との接合部において、周方向の例えば3か所において止め捩子によって取り付ける手段が採用されている。特許文献1の図4および図5には、前記した止め捩子による音響管の取り付け手段が開示されている。
特開2012−227600号公報
図4Aおよび図4Bは、前記特許文献1に開示された止め捩子を利用して、音響管を本体ケース側に取り付ける例を示している。なお図に示した例は、本体ケースに装着された中継部材を介して音響管が取り付けられた構成について、その要部を拡大断面図で示している。
円筒状の本体ケース11が後端部に取り付けられた中継部材12は、その前端部側の外径が縮小されて、その先端部においてマイクロホンユニット1を支持している。
図4Aに示すようにマイクロホンユニット1は、ユニットケース2内の前端部に振動板3と、この振動板3の背面に対峙するようにして固定極4を備えている。また固定極4の背面には電極引き出し部品5が配置される。この電極引き出し部品5と前記固定極4との間に、前記振動板3の背面に連通する空気室6が形成されている。
前記電極引き出し部品5には、空気室6に連通する音孔5aが軸方向に貫通して形成される。電極引き出し部品5の背面にはドーナツ状に形成された音響抵抗体7が配置され、前記音孔5aを塞いでいる。
前記音響抵抗体7は、その背面に配置されたアジャストリング8と前記電極引き出し部品5との間に挟まれて、圧縮度が調整可能になされている。これにより音響抵抗体7による音響抵抗が可変できるように構成されている。そして、アジャストリング8の背面にはアジャストリング8に若干の隙間をおいて、ユニットケース2の背後を塞ぐ封止部材9が取り付けられている。またユニットケース2の後端部には、ユニットケース2を支持するベース部材10が取り付けられ、このベース部材10の中央部に形成された軸孔が前記中継部材12の先端部に嵌まり込む。そして、マイクロホンユニット3は中継部材12の前端部に保持される。
前記中継部材12内には、絶縁座13が挿入されて配置される。この絶縁座13の中心部に、前記電極引き出し部品5に接触する引き出しロッド14が埋設されている。
なお図には示されていないが、中継部材12の後端部に取り付けられた本体ケース11内には、前記引き出しロッド14を介して供給されるマイクロホンユニット1からの信号をインピーダンス変換するインピーダンス変換回路等を搭載した回路基板が配置されている。また本体ケース11の後端部には、前記回路基板において信号処理されたマイクロホン出力が導出される出力コネクタが配置されている。
前記中継部材12には、その後端部付近において若干外形を細くした環状の段部12aが形成されている。円筒状に形成された音響管21の後端部がこの段部12aに当接するように取り付けられている。また前記した音響管21のユニットケース2に隣接する側壁には、音導通孔21aが形成されている。ユニットケース2の側壁に形成された音導通孔2aがこの音導通孔21aを介して外部に連通する。
したがって、音響管21に形成された音導通孔21aは、マイクロホンユニット1の後部側の音響取り込み口として機能する。これにより前記マイクロホンユニット1は、単一指向性コンデンサマイクロホンを構成している。
そして、音響管21の後端部は、中継部材12に対して周方向の3か所においてねじ込まれる止め捩子23によって、中継部材12に取り付けられている。これにより音響管21と本体ケース11は、中継部材12を介して前後に同軸状に接続されている。
ところで、前記した狭指向性マイクロホンは、マイクロホンの全長が長い。そのため、前記した狭指向性マイクロホンには、音響管の接合部である前記中継部材12に応力が加わると破損し易いという課題があった。特に図4Bに示すように、音響管21を止め捩子23を利用して中継部材12に取り付けた場合、音響管21に曲げ応力が作用すると、音響管21側の捩子挿通孔21bが変形する。これにより、捩子挿通孔21bと止め捩子23との間で軸方向に隙間が生じ、止め捩子23が緩むという問題を招く。このよう生じた止め捩子23の緩みは、マイクロホンの使用中において雑音の発生要因になる。
特にこの種のマイクロホンにおいては、感度や信号対雑音比を向上させるために、有効面積の大きなマイクロホンユニットを搭載する必要がある。またマイクロホン全体の重量を軽減させるためにも、前記した音響管21の管壁の厚さをなるべく薄くする要請に迫られることになる。これらを要因として、音響管21の機械的強度はさらに低下して、前記した問題が顕著に現れることになる。
なお図4Bに示すマイクロホンユニット1の構成は、図4Aに示したものと同一であり、したがって図4Bにおいてはマイクロホンユニット1を構成する各部の符号は記載を省略して示している。
この発明は、音響管を止め捩子により取り付けた従来の狭指向性マイクロホンおける前記した問題点に着目してなされたものであり、マイクロホンにたとえ曲げ応力が加わっても破損し難く、音響管の着脱が容易になし得る狭指向性マイクロホンを提供することを目的とするものである。
前記した課題を解決するためになされたこの発明に係る狭指向性マイクロホンは、音響管内にマイクロホンユニットが配置されるように音響管を着脱可能にする音響管取り付けユニットを備えた狭指向性マイクロホンであって、前記音響管取り付けユニットには、固定部材と座金との間に介在する第1弾性部材および前記固定部材と座金とを軸方向に締め付けるボルトとが備えられ、前記第1弾性部材の周縁面は直線状に成形され、前記固定部材と座金は前記ボルトの締め付けによって前記第1弾性部材を変形させ、前記音響管の内壁に前記第1弾性部材を当接させて前記音響管を保持し、前記音響管の内壁には環状の凹部が形成され、前記第1弾性部材の周縁面は、前記ボルトの締め付けによって外周方向へ変形して突出し、前記第1弾性部材の突出は前記環状の凹部に当接することを特徴とする。
この場合、好ましくは、前記音響管取り付けユニットは周縁面が凹面状に成形された第2弾性部材をさらに備え、前記第2弾性部材は、前記第1弾性部材と共に前記固定部材と座金との間に配置されていることが望ましい。
そして、前記第2弾性部材の周縁面は、前記ボルトの締め付けによって外周方向へ変形して前記音響管の内壁に当接するように構成される。
一方、前記音響管取り付けユニットには環状の段部を備えることが望ましい。
そして、前記座金は、前記ボルトを締め付けることによって前記第1弾性部材を軸方向に後退させ、前記第1弾性部材の突出は、前記環状の段部を支持点として前記環状凹部を軸方向後方に引っ張って押圧することで前記音響管を保持するように構成される。
そして、好ましい形態においては、前記音響管の後端部が前記環状の段部と当接することで前記支持点が構成される。
加えて、前記ボルトは前記座金と前記第1弾性部材と前記第2弾性部材と前記固定部材を貫通するように複数備えられ、前記複数のボルトはそれぞれ周方向において等間隔に配置された構成を好適に採用することができる。
さらに、前記第1弾性部材または第2弾性部材もしくは両者は導電性を備えていることが望ましい。
この発明に係る前記した狭指向性マイクロホンによると、音響管取り付けユニットに配置されたボルトの締め付けにより、第1弾性部材の周縁面が弾性変形により外周方向に突出する。これにより第1弾性部材の周縁面が音響管の内壁に圧着し、前記音響管を本体ケース側に取り付けることができる。
前記ボルトの締め付けに伴って、第1弾性部材と第2弾性部材は軸方向に圧縮される。外周方向に突出する第1弾性部材の周縁面は、若干軸方向に後退する。したがって、外周方向に突出する第1弾性部材の周縁面が入る環状の凹部が音響管の内壁面に形成されることで、第1弾性部材の周縁面は前記ボルトの締め付けに伴って凹部に向かって突出しつつ僅かに後退する。そのため、音響管を本体ケース側に対して隙間なく装着することができる。
また、前記したボルトの締め付けを解除することにより、音響管を取り外すことができるので、音響管の交換作業も容易である。さらに、音響管は第1弾性部材の弾性変形により保持されるので、マイクロホンにたとえ曲げ応力が加わっても破損し難いという独自の作用効果を得ることができる。
この発明に係る狭指向性マイクロホンにおけるマイクロホンユニットと音響管取り付けユニットを示した断面図である。 図1Aに対してボルトを締め付けた状態を示した断面図である。 図1Bに対してさらにボルトを締め付けた状態を示した断面図である。 第1弾性部材または第2弾性部材弾性部材の正面図である。 図2AのA−A線より矢印方向に見た第1弾性部材の断面図である。 図2AのA−A線より矢印方向に見た第2弾性部材の断面図である。 図1Aに示す音響管取り付けユニットに対して音響管を装着する途中の状態を示した断面図である。 音響管を装着してボルトを締め付けた状態を示した断面図である。 図3Bに対してさらにボルトを締め付けた状態を示した断面図である。 従来の狭指向性マイクロホンの一例を示した断面図である。 図4Aに示す狭指向性マイクロホンにおいて不具合が生じた例を示す断面図である。
この発明に係る狭指向性マイクロホンについて、図に示す実施の形態に基づいて説明する。なお以下に説明する狭指向性マイクロホンに備えられたマイクロホンユニットの構成は、すでに図4Aおよび図4Bに基づいて説明したマイクロホンユニット1の構成と同一である。したがって以下に説明する各図においては、マイクロホンユニットの全体を符号1で示し、マイクロホンユニットの各部の符号の記載とその詳細な説明は省略する。
図1A,図1B,図1Cは、マイクロホンユニット1の背面側に配置された音響管取り付けユニット31の構成を断面図で示したものである。音響管取り付けユニット31には、図4Aおよび図4Bに基づいて説明した中継部材12、絶縁座13、引き出しロッド14が構成要素の一部に利用されている。そして、中継部材12の後端部に図4Aおよび図4Bに示した例と同様に本体ケース11が取り付けられているが、図1A,図1B,図1Cにおいては、本体ケース11の記載は省略して示している。すなわち、以後に説明する音響管取り付けユニット31は、本体ケース11の一部を構成している。
図1A,図1B,図1Cに示すように、中継部材12の前端部側における外径が縮小された部分には、ドーナツ状の座金15が装着されている。そして、固定部材としての絶縁座13の裏面側から挿入されたボルト16の先端部が、前記座金15にねじ込まれている。なおこの例においては、図に示されたボルト16を含めて3本のボルトが周方向に等間隔に配置されている。
前記した固定部材としての絶縁座13と座金15との間には、第1弾性部材17と第2弾性部材18が装着されている。なお以下においては前記絶縁座13を固定部材とも称呼する。前記第1弾性部材17および第2弾性部材18には、図2A,図2B,図2Cに示すように、所定の厚さ(肉厚)を有する円板状に成形されたゴム素材が用いられる。円板状のゴム素材の中央部には、比較的大径の孔17a,18aが形成される。すなわち、第1弾性部材17および第2弾性部材18はドーナツ状のゴム素材によって構成されている。また第1弾性部材17および第2弾性部材18には、前記ボルト16が挿通される3つのボルト挿通孔17b,18bがそれぞれ周方向に等間隔に形成されている。
前記第1弾性部材17の周縁面17cは、図2Bに断面図で示されているように、直線状に成形されている。
一方、前記第2弾性部材18の周縁面18cは、図2Cに断面図で示されているように、凹面状に成形されている。すなわち、第2弾性部材18の周縁面18cは、半径方向中心に向かって凹んだ状態(厚さ方向の中央部が凹んだ状態)に成形されている。これは、第2弾性部材18を成形するにあたり、板状のゴム素材が厚さ方向に圧縮した状態で加工されることで成形される。すなわち、周縁面18cのカット、中央孔18aおよびボルト挿通孔18bの打ち抜きが同時に行われることで、図2Cに示すように半径方向中心に向かって凹んだ状態の第2弾性部材が成形される。
そして、この実施の形態において、前記第1弾性部材17と第2弾性部材18とには、略同一の厚さに成形された板状のゴム素材が用いられる。
図1Aは、前記ボルト16の締め付け以前の状態を示している。この状態において固定部材13と座金15との間に介在する第1弾性部材17と第2弾性部材18は、弾性変形を受けずに原形の状態を保っている。
また図1Bは、前記ボルト16を若干締め付けた状態を示している。これによると前記座金15は固定部材13側に若干移動して、第1と第2弾性部材17,18を軸方向に圧縮する。したがって第1弾性部材17は弾性変形を受けて、周縁面17cは外周方向に若干突出する。一方、第2弾性部材18は弾性変形を受けて、周縁面18cの凹みの程度は緩やかになる。
図1Cは、前記ボルト16をさらに締め付けた状態を示している。これによると前記座金15は固定部材13側にさらに移動して、第1と第2弾性部材17,18をさらに軸方向に圧縮する。したがって第1弾性部材17の周縁面17cは外周方向にさらに突出し、第2弾性部材18の周縁面18cは軸方向に沿ってほぼ直線状態となるように変形する。
図3A,図3B,図3Cは、音響管取り付けユニット31の前記した作用を利用して、本体ケース11に円筒状の音響管21を取り付ける例を示している。なお図3A,図3B,図3Cに示す音響管取り付けユニット31のそれぞれの状態は、図1A,図1B,図1Cに示した音響管取り付けユニット31のそれぞれと同一の状態を示している。したがって図3A,図3B,図3Cにおいては音響管取り付けユニット31を構成する各部の符号は記載を省略して示している。
また、図3A,図3B,図3Cにおける音響管取り付けユニット31の後部には、図4A,図4Bに示した例と同様に、本体ケース11が取り付けられる。しかし、図3A,図3B,図3Cは、その記載を省略して示している。
図3Aは、音響管取り付けユニット31に対して音響管21を取り付ける状態を示している。音響管21はマイクロホンユニット1を覆うようにして本体ケース11の前方から装着される。なおこの例において利用される音響管21には、その後端部付近の内壁面に沿って、環状の凹部21cが形成されている。
そして図3Aに示す状態において、音響管取り付けユニット31を構成する前記した第1弾性部材17と第2弾性部材18は、弾性変形を受けずに原形の状態を保っている。したがって、音響管21は音響管取り付けユニット31を外側から覆うようにして抵抗なく本体ケース11に装着できる。
前記した状態において、音響管取り付けユニット31の前記ボルト16を締め付けることで、図3Bに示すように第1弾性部材17の周縁面17cが音響管21の内壁面に沿って形成した環状凹部21c内に入り込んで圧着する。
さらに前記ボルト16を締め付けることで、第1および第2弾性部材17,18は、軸方向に圧縮を受けて、固定部材13側に移動(後退)する。このとき、外周方向に突出した第1弾性部材17の周縁面17cは、環状凹部21cに入り込んだ状態で固定部材13側に移動(後退)する。また、第2弾性部材18の周縁面18cは音響管の内壁に一定の摩擦力を持って当接する。
これにより図3Cに示すように、第1弾性部材17の周縁面17cは、音響管21の環状凹部21cに対して軸方向に引っ張り応力を掛ける。すなわち、周縁面17cは環状凹部21cを軸方向に後退させ、中継部材の環状段部12aを支持点として音響管21を引っ張るように作用する。音響管21の後端部は環状凹部21cを介して周縁面17cよって、中継部材の環状段部12aに押し付けられる。したがって、音響管21の後端部が中継部材の環状段部12aに対して隙間なく当接し、音響管21は音響管取り付けユニット31によって取り付けられる。
また、第2弾性部材18の周縁面18cは音響管21の内壁に一定の摩擦力を持って当接する。したがって、第2弾性部材18の周縁面18cの摩擦力は、第1弾性部材17の周縁面17cと環状凹部21cによる保持力を補助するように働き、音響管の保持力を高める。
前記した実施の形態によると、前記ボルト16を緩めて図3Aに示す状態に戻すことで、前記音響管21を容易に取り外すことができる。したがって、この実施の形態によると、冒頭で説明したように軸長の異なる音響管を交換可能にした狭指向性マイクロホンに好適に採用することができ、前記した発明の効果の欄に記載したとおりの作用効果を得ることができる。
なお、第1弾性部材17および第2弾性部材18の素材には、板状の導電性エラストマーが採用されてもよい。第1弾性部材17および第2弾性部材18が導電性エラストマーで構成されることで、金属製の音響管21と音響管取り付けユニット31が電気的にも接続される。その結果、導電性エラストマー製の第1弾性部材17および第2弾性部材18はマイクロホンユニット1の周囲を電気的にシールドする効果も有する。
1 マイクロホンユニット
2 ユニットケース
2a 音導通孔
3 振動板
4 固定極
5 電極引き出し部品
5a 音孔
6 空気室
7 音響抵抗体
8 アジャストリング
9 封止部材
10 ベース部材
11 本体ケース
12 中継部材
12a 環状段部
13 絶縁座(固定部材)
14 引き出しロッド
15 座金
16 ボルト
17 第1弾性部材
17a 中央孔
17b ボルト挿通孔
17c 周縁面
18 第2弾性部材
18a 中央孔
18b ボルト挿通孔
18c 周縁面
21 音響管
21a 音導通孔
21c 環状凹部
31 音響管取り付けユニット

Claims (9)

  1. 音響管内にマイクロホンユニットが配置されるように音響管を着脱可能にする音響管取り付けユニットを備えた狭指向性マイクロホンであって、
    前記音響管取り付けユニットには、固定部材と座金との間に介在する第1弾性部材および前記固定部材と座金とを軸方向に締め付けるボルトとが備えられ、
    前記第1弾性部材の周縁面は直線状に成形され、
    前記固定部材と座金は前記ボルトの締め付けによって前記第1弾性部材を変形させ、前記音響管の内壁に前記第1弾性部材を当接させて前記音響管を保持し、
    前記音響管の内壁には環状の凹部が形成され、
    前記第1弾性部材の周縁面は、前記ボルトの締め付けによって外周方向へ変形して突出し、
    前記第1弾性部材の突出は前記環状の凹部に当接すること、
    を特徴とする狭指向性マイクロホン。
  2. 前記音響管取り付けユニットは周縁面が凹面状に成形された第2弾性部材をさらに備え、前記第2弾性部材は、前記第1弾性部材と共に前記固定部材と座金との間に配置されていること、
    を特徴とする請求項1に記載の狭指向性マイクロホン。
  3. 前記第2弾性部材の周縁面は、前記ボルトの締め付けによって外周方向へ変形して前記音響管の内壁に当接すること、
    を特徴とする請求項2に記載の狭指向性マイクロホン。
  4. 前記音響管取り付けユニットは環状の段部を備えたこと、
    を特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに1項に記載の狭指向性マイクロホン。
  5. 前記座金は、前記ボルトを締め付けることによって前記第1弾性部材を軸方向に後退させ、
    前記第1弾性部材の突出は、前記環状の段部を支持点として前記環状の凹部を軸方向後方に引っ張って押圧することで前記音響管を保持すること、
    を特徴とする請求項4に記載の狭指向性マイクロホン。
  6. 前記音響管の後端部が前記環状の段部と当接することで前記支持点を構成する、
    請求項5に記載の狭指向性マイクロホン。
  7. 前記ボルトは前記座金と前記第1弾性部材と前記第2弾性部材と前記固定部材を貫通するように複数備えられ、
    前記複数のボルトはそれぞれ周方向において等間隔に配置されていること、
    を特徴とする請求項2に記載の狭指向性マイクロホン。
  8. 前記第1弾性部材は導電性を備えていること、
    を特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の狭指向性マイクロホン。
  9. 前記第2弾性部材は導電性を備えていること、
    を特徴とする請求項2又は3に記載の狭指向性マイクロホン。
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