JP6436027B2 - リチウムイオン電池 - Google Patents

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Description

本発明は、正極板と負極板とセパレータが重ね合されて捲回された捲回電極体を有するリチウムイオン電池に関するものである。
特許文献1には、内周面のみに耐熱層が形成された第1セパレータを第2セパレータよりも長く捲回し、第1セパレータの巻き終わり端部の外周面を第1セパレータの外周面に接着テープで接着したリチウムイオン電池が開示されている。
特開2013−004195号公報
特許文献1に開示されるようなリチウムイオン電池において、捲回電極体の最外周部分に配置される第1セパレータと第2セパレータがめくれると、負極板が外部に露出し、負極板の活物質が脱落するおそれがある。
そこで、本発明は上記した問題点を解決するためになされたものであり、捲回電極体の負極板が露出し難くなるリチウムイオン電池を提供すること、を課題とする。
上記課題を解決するためになされた本発明の一態様は、負極板、第2セパレータ、正極板及び第1セパレータの順で、これらを内周側から外周側に重ね合わせて捲回した捲回電極体を有するリチウムイオン電池において、前記第1セパレータは、内周面のみに耐熱層を備え、前記第2セパレータは、外周面のみに耐熱層を備え、前記第1セパレータの最外周部分と前記第1セパレータの最外周部分よりも内周側の位置に配置される前記第2セパレータの最外周部分とにより、前記負極板の巻き終わり端部が外周側から覆われ、前記第1セパレータの巻き終わり端部と前記第1セパレータの最外周部分における巻き始め側の端部とが接着テープでとめられ、前記捲回電極体の周方向について、前記第1セパレータの巻き終わり端部は、前記第2セパレータの巻き終わり端部と同じ位置に配置されていること、を特徴とする。
この態様によれば、仮に第1セパレータの最外周部分が外周側にめくれても、第2セパレータの最外周部分は外周側にめくれ難いので、負極板は、第2セパレータの最外周部分により外周側から覆われた状態に維持され易い。そのため、負極板が露出し難くなる。したがって、負極板の活物質が脱落するおそれが低減されるので、リチウムイオン電池の性能が維持される。
また、接着テープの力が第1セパレータと第2セパレータの両方に作用するので、第1セパレータの最外周部分と第2セパレータの最外周部分が外周側にめくれ難くなる。そのため、さらに効果的に、負極板が露出し難くなる。
本発明のリチウムイオン電池によれば、捲回電極体の負極板が露出し難くなる。
本実施形態のリチウムイオン電池の斜視図である。 図1のA−A断面図である。 図2のB部の拡大図である。 第1セパレータが曲がる様子を示す図である。 本実施形態にて第1セパレータがめくれたときの捲回電極体の一部の断面図である。 本実施形態にて第1セパレータがめくれたときの捲回電極体の全体斜視図である。 捲回装置の概略構成図である。 捲回電極体の形成方法を示す図である。 巻き芯の直径と正極板の捲回完了時の積層体の厚みを示す図である。 積層体の模式図である。 変形例におけるリチウムイオン電池の断面図である。 比較例にて第1セパレータがめくれたときの捲回電極体の一部の断面図である。 比較例にて第1セパレータがめくれたときの捲回電極体の全体斜視図である。
まず、本実施形態のリチウムイオン電池1の構成について説明する。なお、以下の説明において、「内周」とは捲回電極体10の内周のことであり、「外周」とは捲回電極体10の外周のことである。
図1に示すように、リチウムイオン電池1は、捲回電極体10と正極集電部材11と負極集電部材12と電池容器13と、蓋14などを有している。そして、捲回電極体10と正極集電部材11と負極集電部材12と電解液15が電池容器13の内部に収容され、また、電池容器13の内部は蓋14により密閉されている。
図2に示すように、捲回電極体10は、正極板20と負極板30と第1セパレータ40と第2セパレータ50を有している。そして、捲回電極体10は、正極板20と第1セパレータ40と負極板30と第2セパレータ50とが順次重ね合わされて、複数周回にわたって捲回されることにより形成されている。本実施形態では、捲回電極体10の最外周面は、第1セパレータ40により形成されている。
図3に示すように、正極板20は、正極芯材であるアルミ箔21にリチウムイオンを吸蔵・放出可能な正極活物質と導電助材とバインダを含む合材を塗布して、両面に正極活物質層22と正極活物質層23を形成したものである。正極活物質は、例えば、ニッケル酸リチウム(LiNiO)、マンガン酸リチウム(LiMnO)、コバルト酸リチウム(LiCoO)等のリチウム複合酸化物である。
本実施形態では、正極板20は、アルミ箔21の内周面に正極活物質層22が形成され、アルミ箔21の外周面に正極活物質層23が形成されている。なお、アルミ箔21は、正極集電部材11と接続している(図1参照)。
図3に示すように、負極板30は、負極芯材である銅箔31にリチウムイオンを吸蔵・放出可能な負極活物質と導電助材とバインダを含む合材を塗布して、両面に負極活物質層32と負極活物質層33を形成したものである。負極活物質は、例えば、非晶質炭素、難黒鉛化炭素、易黒鉛化炭素、黒鉛等の炭素系物質である。
本実施形態では、負極板30は、銅箔31の内周面に負極活物質層32が形成され、銅箔31の外周面に負極活物質層33が形成されている。なお、銅箔31は、負極集電部材12と接続している(図1参照)。
第1セパレータ40と第2セパレータ50は、正極板20と負極板30との間に配置され、正極板20と負極板30とを隔離している。
図3に示すように、第1セパレータ40は、樹脂層41と耐熱層42を備えている。樹脂層41は、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等の多孔性フィルムである。耐熱層42は、例えば、金属酸化物等からなる粉状の層である。なお、耐熱層42は、HRL(Heat Resistance Layer)と呼ばれ、電池の過熱を防ぐ効果を有する。
本実施形態では、耐熱層42は、第1セパレータ40の内周面のみに、すなわち、樹脂層41の内周面のみに形成されている。
図3に示すように、第2セパレータ50は、樹脂層51と耐熱層52を備えている。樹脂層51は、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等の多孔性フィルムである。耐熱層52は、例えば、金属酸化物等からなる粉状の層である。なお、耐熱層52は、HRL(Heat Resistance Layer)と呼ばれ、電池の過熱を防ぐ効果を有する。
本実施形態では、耐熱層52は、第2セパレータ50の外周面のみに、すなわち、樹脂層51の外周面のみに形成されている。
本実施形態では、図2と図3に示すように、第1セパレータ40の最外周部分40bは、第2セパレータ50の最外周部分50bよりも外周側の位置に配置されている。すなわち、第2セパレータ50の最外周部分50bは、第1セパレータ40の最外周部分40bよりも内周側の位置に配置されている。なお、第1セパレータ40の最外周部分40bと第2セパレータ50の最外周部分50bとの間には電極体が配置されておらず、第1セパレータ40の最外周部分40bと第2セパレータ50の最外周部分50bとは接触している。
第1セパレータ40の最外周部分40bは、第1セパレータ40において最も外周側の位置に配置されている部分、すなわち、第1セパレータ40において捲回電極体10の外周面を形成している部分である。また、第2セパレータ50の最外周部分50bは、第2セパレータ50において最も外周側に配置されている部分、すなわち、第2セパレータ50において第1セパレータ40の最外周部分40bよりも1層分内周側の位置に配置されている部分である。
本実施形態では、図3に示すように、負極板30の終端部30a(巻き終わり端部)は、第1セパレータ40の最外周部分40bと第2セパレータ50の最外周部分50bとから形成される一対のセパレータにより、外周側から覆われている。すなわち、負極板30の終端部30aは、第1セパレータ40の最外周部分40bと第2セパレータ50の最外周部分50bよりも内周側の位置に配置されている。
そして、第1セパレータ40の終端部40a(巻き終わり端部)と第1セパレータ40の最外周部分40bにおける巻き始め側の端部40baとが、接着テープ60でとめられている。具体的には、終端部40aにおける樹脂層41の外周面に接着テープ60の一端部の接着面60aが接着されている一方で、最外周部分40bの端部40baにおける樹脂層41の外周面に接着テープ60の一端部の接着面60aが接着されている。なお、接着テープ60は、第1セパレータ40の幅方向(図2の紙面奥行方向、図6の左右方向)の凡そ中央部の一部にのみ接着されている(図6参照)。
ここで、第1セパレータ40の内部には、残留応力が存在しうる。その理由として、例えば、第1セパレータ40の製造過程において、樹脂層41に張力を加えながら樹脂層41に耐熱層42を塗布して乾燥させるので、その後、樹脂層41から張力を抜くと、樹脂層41と耐熱層42の熱収縮率の違いにより、図4に示すような残留応力が発生し易いからである。具体的には、図4に示すように、樹脂層41内において互いに向かい合う残留応力σ1が発生し易く、耐熱層42において互いに離れ合う残留応力σ2が発生し易い。そして、このように第1セパレータ40の内部に残留応力σ1と残留応力σ2が発生すると、図4の矢印ARに示すように、樹脂層41側に曲がり易い。なお、第2セパレータ50においても、第1セパレータ40と同様に、第2セパレータ50の内部に残留応力が発生しうる。
そこで、例えば、比較例として、負極板30の終端部30aが第1セパレータ40のみで外周側から覆われている捲回電極体100を考える。すると、第1セパレータ40は、外周側に樹脂層41を備えているので、前記の残留応力の影響により外周側に曲がり易い。そのため、図12や図13に示すように、第1セパレータ40の最外周部分40bが外周側にめくれて、負極板30が露出するおそれがある。したがって、負極板30の負極活物質層32や負極活物質層33に含まれる負極活物質が脱落するおそれがある。
これに対し、本実施形態では、図2と図3に示すように、負極板30の終端部30aは、第1セパレータ40の最外周部分40bと第2セパレータ50の最外周部分50bとから形成される一対のセパレータにより、外周側から覆われている。そして、第2セパレータ50は、内周側に樹脂層51を備えているので、前記の残留応力の影響により内周側に曲がり易いが、外周側には曲がり難い。そのため、第1セパレータ40の最外周部分40bが外周側にめくれても、第2セパレータ50の最外周部分50bは外周側にめくれ難い。したがって、図5と図6に示すように、負極板30の終端部30aは、第2セパレータ50の最外周部分50bにより覆われたままとなるので、露出し難い。
ゆえに、例えば、リチウムイオン電池1の製造時において、捲回電極体10を形成する工程を行った後、捲回電極体10を電池容器13の内部に収容させるまでの間に、第1セパレータ40の最外周部分40bが外周側にめくれても、負極板30の終端部30aは露出し難くなる。
また、本実施形態では、図2に示すように、捲回電極体10の周方向について、第1セパレータ40の終端部40aは、第2セパレータ50の終端部50a(巻き終わり端部)と同じ位置に配置されている。
また、本実施形態では、図3に示すように、負極板30の最外周部分30bは、正極板20の最外周部分20bよりも外周側の位置に配置されている。
次に、リチウムイオン電池1の製造方法について説明する。
リチウムイオン電池1の製造方法においては、正極板20と第1セパレータ40と負極板30と第2セパレータ50とを順次重ね合わせた積層体70を円筒状に捲回して捲回電極体10を形成する工程を行った後、捲回電極体10を電池容器13の内部に収容させてリチウムイオン電池1を組み立てる工程を行う。
そこで、ここでは、捲回電極体10を形成する工程について説明する。本実施形態では、捲回電極体10を形成する工程において、例えば、図7に示すような捲回装置80が使用される。図7においては、捲回装置80の構成部品が実線で描かれている。
捲回装置80は、負極板用カッター81と、正極板用カッター82と、セパレータ用カッター83と、押圧ローラ84、巻き芯85などを有する。
このような構成の捲回装置80は、負極板30、第2セパレータ50、正極板20、第1セパレータ40の順で、押圧ローラ84により押圧しながら重ね合わせて積層体70を形成し、図8に示すように積層体70を円筒状の巻き芯85により捲回することにより捲回電極体10を形成する。なお、正極板20と負極板30は、各々、負極板用カッター81と正極板用カッター82により、適切な箇所にて切断される。また、第1セパレータ40と第2セパレータ50は、セパレータ用カッター83により、適切な箇所にて切断される。
このような捲回電極体10を形成する工程において、本実施形態では、負極板30が正極板20よりも長く、かつ、正極板20の終端部20a(巻き終わり端部)と負極板30の終端部30aとの距離ΔL(図8参照)が以下の数式で規定されるように正極板20と負極板30が配置される積層体70が形成される。そして、このようにして、距離ΔLは、負極板30の1周回(1ターン)以上の長さに規定されている。なお、図9に示すように、Dは巻き芯85の直径であり、tは正極板20の捲回完了時(例えば、4層分の捲回完了時)の積層体70の厚みである。
[数1]
ΔL≧π×(D+2×t)
ここで、具体的な実施例の一例として、積層体70の模式図を図10に示す。図10に示すように、この実施例では、距離ΔLは、負極板30の1周回の長さとしている。
このようにして距離ΔLが規定されることにより、正極板20の最外周部分20bは、負極板30の最外周部分30bにより外周側から覆われる。すなわち、正極板20の最外周部分20bは、負極板30の最外周部分30bよりも内周側の位置に配置される。これにより、リチウム析出による短絡の防止が図られるので、リチウムイオン電池1の性能が維持される。
具体例として、図10に示すように、負極板30の長さは31周回(31ターン)分の長さに規定される一方で、第1セパレータ40と第2セパレータ50の長さは32周回(32ターン)分の長さに規定されている。すなわち、第1セパレータ40と第2セパレータ50は、負極板30よりも1周回分長く形成されている。そして、第1セパレータ40の終端部40aと第2セパレータ50の終端部50aは、負極板30の終端部30aよりも巻き終わり側の位置に配置されている。これにより、捲回電極体10において、負極板30の終端部30aは、第1セパレータ40の最外周部分40bと第2セパレータ50の最外周部分50bとから形成される一対のセパレータにより、外周側から覆われる。
なお、図10に示す例では、正極板20の長さは30周回(30ターン)分の長さに規定されており、距離ΔLは1周回分の大きさに規定されている。また、距離ΔLが1周回分の大きさよりも大きく規定された場合には、捲回電極体10は、前記の図2のようになり、より確実に、正極板20の最外周部分20bは、負極板30の最外周部分30bにより外周側から覆われる。
以上のように、本実施形態のリチウムイオン電池1は、捲回電極体10において、第1セパレータ40の最外周部分40bと第1セパレータ40の最外周部分40bよりも内周側の位置に配置される第2セパレータ50の最外周部分50bとにより、負極板30の終端部30aが外周側から覆われている。そして、第1セパレータ40の終端部40aと第1セパレータ40の最外周部分40bにおける巻き始め側の端部40baとが、接着テープ60でとめられている。
これにより、仮に第1セパレータ40の最外周部分40bが外周側にめくれても、第2セパレータ50の最外周部分50bは外周側にめくれ難いので、負極板30の終端部30aは、第2セパレータ50の最外周部分50bにより外周側から覆われた状態に維持され易い。そのため、負極板30が露出し難くなる。したがって、負極板30の活物質が脱落するおそれが低減されるので、リチウムイオン電池1の性能が維持される。
また、捲回電極体10の周方向について、第1セパレータ40の終端部40aは、第2セパレータ50の終端部50aと同じ位置に配置されている。これにより、接着テープ60の力が第1セパレータ40の終端部40aと第2セパレータ50の終端部50aの両方に作用するので、第1セパレータ40の最外周部分40bと第2セパレータ50の最外周部分50bが外周側にめくれ難くなる。そのため、さらに効果的に、負極板30が露出し難くなる。
また、負極板30の最外周部分30bは、正極板20の最外周部分20bよりも外周側の位置に配置されている。すなわち、正極板20の最外周部分20bは、負極板30の最外周部分30bよりも内周側の位置に配置される。これにより、リチウム析出による短絡の防止が図られるので、リチウムイオン電池1の性能が維持される。
なお、図11に示すように、変形例として、捲回電極体10の周方向について、第1セパレータ40の終端部40aは、第2セパレータ50の終端部50aよりも巻き終わり側の位置に配置されていてもよい。これにより、第1セパレータ40の最外周部分40bがめくれたとしても、負極板30の終端部30aが配置される位置まで第1セパレータ40の最外周部分40bがめくれ難くなる。そのため、さらに効果的に、負極板30が露出し難くなる。
また、本実施形態のリチウムイオン電池1の製造方法では、捲回電極体10を形成する工程にて、第1セパレータ40の最外周部分40bと第1セパレータ40の最外周部分40bよりも内周側の位置に配置される第2セパレータ50の最外周部分50bとにより、負極板30の終端部30aを外周側から覆う。そして、第1セパレータ40の終端部40aと第1セパレータ40の最外周部分40bにおける巻き始め側の端部40baとを接着テープ60でとめる。
これにより、仮に第1セパレータ40の最外周部分40bが外周側にめくれても、第2セパレータ50の最外周部分50bは外周側にめくれ難いので、負極板30の終端部30aは、第2セパレータ50の最外周部分50bにより外周側から覆われた状態に維持され易い。そのため、負極板30が露出し難くなる。したがって、負極板30の活物質が脱落するおそれが低減されるので、リチウムイオン電池1の性能が維持される。
また、捲回電極体10を形成する工程にて、捲回電極体10の周方向について、第1セパレータ40の終端部40aを、第2セパレータ50の終端部50aと同じ位置に配置させる。
これにより、第1セパレータ40と第2セパレータ50をセパレータ用カッター83により1回で切断できる。そのため、工数が削減される。
また、捲回電極体10を形成する工程にて、正極板20と負極板30と第1セパレータ40と第2セパレータ50が重ね合された積層体70を円筒状の巻き芯85に捲回することにより捲回電極体10を形成する。そして、積層体70を形成するときには、正極板20の終端部20aと負極板30の終端部30aとの距離をΔLとし、巻き芯85の直径をDとし、正極板20の捲回完了時における積層体70の厚みをtとするときに、ΔL≧π×(D+2×t)の数式が成立するように、正極板20と負極板30を配置する。
これにより、正極板20の最外周部分20bは、負極板30の最外周部分30bよりも内周側の位置に配置される。そのため、リチウム析出による短絡の防止が図られるので、リチウムイオン電池1の性能が維持される。
なお、上記した実施の形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることはもちろんである。
1 リチウムイオン電池
10 捲回電極体
20 正極板
20a 終端部
20b 最外周部分
21 アルミ箔
22 正極活物質層
23 正極活物質層
30 負極板
30a 終端部
30b 最外周部分
31 銅箔
32 負極活物質層
33 負極活物質層
40 第1セパレータ
40a 終端部
40b 最外周部分
40ba 巻き始め側の端部
41 樹脂層
42 耐熱層
50 第2セパレータ
50a 終端部
50b 最外周部分
51 樹脂層
52 耐熱層
60 接着テープ
70 積層体
80 捲回装置
85 巻き芯
ΔL 距離
D 直径
t 厚み

Claims (1)

  1. 負極板、第2セパレータ、正極板及び第1セパレータの順で、これらを内周側から外周側に重ね合わせて捲回した捲回電極体を有するリチウムイオン電池において、
    前記第1セパレータは、内周面のみに耐熱層を備え、
    前記第2セパレータは、外周面のみに耐熱層を備え、
    前記第1セパレータの最外周部分と前記第1セパレータの最外周部分よりも内周側の位置に配置される前記第2セパレータの最外周部分とにより、前記負極板の巻き終わり端部が外周側から覆われ、
    前記第1セパレータの巻き終わり端部と前記第1セパレータの最外周部分における巻き始め側の端部とが接着テープでとめられ、
    前記捲回電極体の周方向について、前記第1セパレータの巻き終わり端部は、前記第2セパレータの巻き終わり端部と同じ位置に配置されていること、
    を特徴とするリチウムイオン電池。

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