JP6435975B2 - 表面処理剤 - Google Patents
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Description
式(1):
Rfは、各出現において、それぞれ独立して、1個またはそれ以上のフッ素原子により置換されていてもよいC1−16のアルキル基を表し、
PFPEは、各出現において、それぞれ独立して、−(OC4F8)a−(OC3F6)b−(OC2F4)c−(OCF2)d−を表し、ここに、a、b、cおよびdは、それぞれ独立して0以上200以下の整数であって、a、b、cおよびdの和は少なくとも1であり、a、b、cまたはdを付して括弧でくくられた各繰り返し単位の存在順序は式中において任意であり、
Qは、それぞれ独立して、2価の有機基であり、
Xは、3〜10価のシロキサン基を表し、
Yは、それぞれ独立して、2価の有機基であり、
Zは、それぞれ独立して、少なくとも3つの炭素−炭素二重結合含有基を有する基であり、
αおよびα’は、1〜9の整数である。]
で表される二重結合含有パーフルオロ(ポリ)エーテル化合物が提供される。
−(OCF2CF2CF2)b− (i)
[式中、bは1〜200の整数、好ましくは10以上100以下の整数である。]
−(OCF(CF3)CF2)b− (ii)
[式中、bは1〜200の整数、好ましくは10以上100以下の整数である。]
−(OCF2CF2CF2CF2)a−(OCF2CF2CF2)b−(OCF2CF2)c−(OCF2)d− (iii)
[式中、式中、aおよびbは、それぞれ独立して0以上または1以上30以下、好ましくは0以上10以下の整数であり、cおよびdは、それぞれ独立して1以上200以下、好ましくは10以上100以下の整数である。a、b、cおよびdの和は、10以上、好ましくは20以上であり、200以下、好ましくは100以下である。添字a、b、cまたはdを付して括弧でくくられた各繰り返し単位の存在順序は、式中において任意である。]
または
−(OC2F4−R3)i− (iv)
[式中、R3は、各出現においてそれぞれ独立して、OC2F4、OC3F6およびOC4F8から選択される基であり;
iは、2〜100の整数、好ましくは2〜50の整数である。]
で表される基である。
Tのうち少なくとも1つは、式(1)中のQPFPEに結合し、
別のTのうち少なくとも1つは、式(1)中のYに結合し、
残りのTは、それぞれ独立して、水素原子、フェニル基、炭素数1〜6のアルキル基または炭素数1〜6のアルコキシ基であり、
R41は、水素原子、フェニル基、炭素数1〜6のアルキル基または炭素数1〜6のアルコキシ基である。]
で表される基が挙げられる。
−(R11)j−(CR12 2)k−
(式中、R11は、それぞれ独立して、二価の極性基であり、R12は、各出現においてそれぞれ独立して、水素原子またはフッ素原子であり、jは、0〜50の整数であり、kは、0〜100の整数であって、jおよびkの和は少なくとも1であり、括弧でくくられた各繰り返し単位の存在順序は式中において任意である。)
または
(式中、R42は、水素原子、またはC1−6のアルキル基を表す。)
で表される基である。
−CH2O(CH2)2−、
−CH2O(CH2)3−、
−CF2O(CH2)3−、
−(CH2)2−、
−(CH2)3−、
−(CH2)4−、
−CONH−(CH2)3−、
−CH2CONH−(CH2)3−、
−OCONH−(CH2)3−、
−CH2OCONH−(CH2)3−、
−CON(CH3)−(CH2)3−、
−CH2CON(CH3)−(CH2)3−、
−CON(Ph)−(CH2)3−(式中、Phはフェニルを意味する)、または
−CH2CON(Ph)−(CH2)3−(式中、Phはフェニルを意味する)
であり得る。
−(R5)f−(CR6 2)g−
(式中、R5は、各出現においてそれぞれ独立して、二価の極性基であり、R6は、各出現においてそれぞれ独立して、水素原子、フッ素原子、炭素数1〜6のアルキル基、フェニル基、水酸基、または炭素数1〜6のアルコキシ基であり、fは、0〜50の整数であり、gは、0〜100の整数であって、fおよびgの和は少なくとも1であり、括弧でくくられた各繰り返し単位の存在順序は式中において任意である。)
で表される基である。
−(CH2)2OCH2−、
−(CH2)3OCH2−、
−(CH2)2−、
−(CH2)3−、
−(CH2)4−、
−(CH2)2−NHCO−、または
−(CH2)3−NHCO−
であり得る。
−OC(O)−CR8=CH2
で表される基である。
−O−CH2−C(CH2−OC(O)−CR8=CH2)3;
−O−CH2−C(CH2−OC(O)−CR8=CH2)2−CH2OCH2−C(CH2−OC(O)−CR8=CH2)3;
−O−Y2 p−CH2−C(CH2O−Y2 p−CO−CR2=CH2)3;または
−O−Y2 p−CH2−C(CH2−O−Y2 p−C(O)−CR2=CH2)2−CH2OCH2−C(CH2−O−Y2 p−C(O)−CR2=CH2)3
(式中、R8は、水素原子、塩素原子、フッ素原子、またはフッ素により置換されていてもよい炭素数1〜10のアルキル基であり、好ましくは水素またはメチルである
Y2は、それぞれ独立して、−CH2CH2O−または−CH2CH(CH3)O−であり;
pは、それぞれ独立して、0〜2の整数であり、好ましくは0または1である。)
からなる群から選択される少なくとも1種の化合物である。
−O−CH2−C(CH2−OC(O)−CH=CH2)3;または
−O−CH2−C(CH2−OC(O)−CH=CH2)2−CH2OCH2−C(CH2−OC(O)−CH=CH2)3
であり得る。
Rf1−PFPE−Rf2 (C)
で表される少なくとも1種の含フッ素オイルを含有してもよい。
−(OC4F8)a’−(OC3F6)b’−(OC2F4)c’−(OCF2)d’−
(式中、a’、b’、c’およびd’は、パーフルオロ(ポリ)エーテルの4種の繰り返し単位数をそれぞれ表し、互いに独立して、0〜300の整数、好ましくは0〜200の整数、例えば1〜200の整数であって、a’、b’、c’およびd’の和は少なくとも1、好ましくは1〜300である。添字a’、b’、c’またはd’を付して括弧でくくられた各繰り返し単位の存在順序は、式中において任意である。これら繰り返し単位のうち、−(OC4F8)−は、−(OCF2CF2CF2CF2)−、−(OCF(CF3)CF2CF2)−、−(OCF2CF(CF3)CF2)−、−(OCF2CF2CF(CF3))−、−(OC(CF3)2CF2)−、−(OCF2C(CF3)2)−、−(OCF(CF3)CF(CF3))−、−(OCF(C2F5)CF2)−および−(OCF2CF(C2F5))−のいずれであってもよいが、好ましくは−(OCF2CF2CF2CF2)−である。−(OC3F6)−は、−(OCF2CF2CF2)−、−(OCF(CF3)CF2)−および−(OCF2CF(CF3))−のいずれであってもよく、好ましくは−(OCF2CF2CF2)−である。−(OC2F4)−は、−(OCF2CF2)−および−(OCF(CF3))−のいずれであってもよいが、好ましくは−(OCF2CF2)−である。
Rf1−(OCF2CF2CF2)b’−Rf2 (C1)
[式中、Rf1およびRf2は、式(C)の記載と同意義であり;b’は1〜300の整数である。]
Rf1−(OCF(CF3)CF2)b’−Rf2 (C2)
[式中、Rf1およびRf2は、式(C)の記載と同意義であり;b’は1〜300の整数である。]
Rf1−(OCF2CF2CF2CF2)a’−(OCF2CF2CF2)b’−(OCF2CF2)c’−(OCF2)d’−Rf2 (C3)
[式中、Rf1およびRf2は、式(C)の記載と同意義であり;a’およびb’は、それぞれ独立して、0または1〜30の整数であり、c’およびd’は、それぞれ独立して、1〜300の整数であり、添字a’、b’、c’またはd’を付して括弧でくくられた各繰り返し単位の存在順序は、式中において任意である。]
または
Rf1−(OC2F4−R3’)i’−Rf2 (C4)
[式中、Rf1およびRf2は、式(C)の記載と同意義であり;R3’は、OC2F4、OC3F6およびOC4F8から選択される基であり;i’は、2〜100の整数である。]
で表される少なくとも1種の化合物である。
アセトフェノン、クロロアセトフェノン、ジエトキシアセトフェノン、ヒドロキシアセトフェノン、α−アミノアセトフェノン、ヒドロキシプロピオフェノン、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルホリノプロパンー1−オンなど
ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、ベンジルジメチルケタールなど
ベンゾフェノン、ベンゾイル安息香酸、ベンゾイル安息香酸メチル、4−フェニルベンゾフェノン、ヒドロキシベンゾフェノン、ヒドロキシ−プロピルベンゾフェノン、アクリル化ベンゾフェノン、ミヒラーズケトンなど
チオキサンソン、クロロチオキサンソン、メチルチオキサンソン、ジエチルチオキサンソン、ジメチルチオキサンソンなど
ベンジル、α−アシルオキシムエステル、アシルホスフィンオキサイド、グリオキシエステル、3−ケトクマリン、2−エチルアンスラキノン、カンファーキノン、アンスラキノンなど
100mLのオートクレーブに、HCFC225 25g、2,4,6,8−テトラメチルシクロテトラシロキサン5g、1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサンのPt錯体を2%含むキシレン溶液2mL、アリルイソシアネート7.6g、トリアセトキシメチルシラン0.1gを仕込み、オイルバスで120℃に昇温し8時間加熱撹拌した。溶液の固形分濃度が20質量%になるようHCFC225にて希釈し、HCFC225中20質量%の中間体(A)溶液を56.5g得た。
得られた20質量%の中間体(A)溶液5g、HCFC225 5g、HCFC225で1%に希釈したジブチルスズジラウレート(和光純薬社製)0.2gを加え、窒素気流下、40℃で撹拌しながら、平均組成:CF3CF2CF2O(CF2CF2CF2O)14CF2CF2CH2OHで表されるパーフルオロポリエーテルを含有するアルコール3.5gをHCFC225 3.5gに溶解した溶液を滴下し、撹拌した。次に、ペンタエリスリトールトリアクリレート2.1gをHCFC225 2.1gに溶解した溶液を滴下し、撹拌した。IR(赤外分光法)にてNCOの吸収が完全に消失したことを確認した後、HCFC225で1%に希釈したジブチルヒドロキシトルエンを0.7g加え撹拌した後、溶液の固形分濃度が20質量%になるよう、HCFC225にて希釈し、目的の組成物を得た。
下記表に示すように、各試薬と仕込み量を変更したこと以外は、実施例1と同様の操作を行って、実施例2の組成物を得た。
下記表に示すように、各試薬と仕込み量を変更したこと以外は、実施例1と同様の操作を行って、実施例3の組成物を得た。
下記表に示すように、各試薬と仕込み量を変更したこと以外は、実施例1と同様の操作を行って、実施例4の組成物を得た。
下記表に示すように、各試薬と仕込み量を変更したこと以外は、実施例1と同様の操作を行って、比較例1の組成物を得た。
・表面処理層の形成
上記実施例1〜4、比較例1で得られたそれぞれの20質量%の組成物(0.5g)、イルガキュア184(0.5g)とDPHA(9.9g)に加え、プロピレングリコールモノメチルエーテル:メチルイソブチルケトン=2:1で混合した溶剤(29.5g)に溶解して、25質量%の硬化性組成物を得た。ポリカーボネート基材(ステラ、日本テストパネル社製)に得られた硬化性組成物をバーコーターNo.20で処理し、70℃で5分間乾燥した。次いで、600mJ/cm2の紫外線を照射して、表面処理層を形成した。
・接触角評価
水の静的接触角(対水接触角)を、接触角計(協和界面科学社製、「DropMaster」)を用いて、それぞれ1μLおよび2μLの液量で測定した。結果を下記表に示す。
上記の実施例1〜4および比較例1にて基材表面に形成された表面処理層について、消しゴム摩擦耐久試験により、摩擦耐久性を評価した。具体的には、表面処理層を形成したサンプル物品を水平配置し、消しゴム(コクヨ株式会社製、KESHI−70、平面寸法1cm×1.6cm)を表面処理層の表面に接触させ、その上に500gfの荷重を付与し、その後、荷重を加えた状態で消しゴムを20mm/秒の速度で往復させた。往復回数500回毎に水の静的接触角(度)を測定した。接触角の測定値が初期接触角より15度以上下がった時点で評価を中止し、評価中止までの往復回数を評価結果とし表に示す。
Claims (29)
- 式(1):
Rfは、各出現において、それぞれ独立して、1個またはそれ以上のフッ素原子により置換されていてもよいC1−16のアルキル基を表し、
PFPEは、各出現において、それぞれ独立して、−(OC4F8)a−(OC3F6)b−(OC2F4)c−(OCF2)d−を表し、ここに、a、b、cおよびdは、それぞれ独立して0以上200以下の整数であって、a、b、cおよびdの和は少なくとも1であり、a、b、cまたはdを付して括弧でくくられた各繰り返し単位の存在順序は式中において任意であり、
Qは、それぞれ独立して、2価の有機基であり、
Xは、3〜10価のシロキサン基を表し、
Yは、それぞれ独立して、2価の有機基であり、
Zは、それぞれ独立して、少なくとも3つの炭素−炭素二重結合含有基を有する基であり、
αおよびα’は、1〜9の整数である。]
で表される二重結合含有パーフルオロ(ポリ)エーテル化合物。 - Rfが、炭素数1〜16のパーフルオロアルキル基である、請求項1に記載の二重結合含有パーフルオロ(ポリ)エーテル化合物。
- PFPEが、下記式(i)〜(iv)のいずれか:
−(OCF2CF2CF2)b− (i)
[式中、bは1〜200の整数である。]
−(OCF(CF3)CF2)b− (ii)
[式中、bは1〜200の整数である。]
−(OCF2CF2CF2CF2)a−(OCF2CF2CF2)b−(OCF2CF2)c−(OCF2)d− (iii)
[式中、aおよびbは、それぞれ独立して、0または1〜30の整数であり、cおよびdは、それぞれ独立して、1〜200の整数であり、添字a、b、cまたはdを付して括弧でくくられた各繰り返し単位の存在順序は、式中において任意である。]
または
−(OC2F4−R3)i− (iv)
[式中、R3は、各出現においてそれぞれ独立して、OC2F4、OC3F6およびOC4F8から選択される基であり;
iは、2〜100の整数である。]
で表される基であることを特徴とする、請求項1または2に記載の二重結合含有パーフルオロ(ポリ)エーテル化合物。 - PFPEが、下記式(i)または(iii)のいずれか:
−(OCF2CF2CF2)b− (i)
[式中、bは1〜200の整数である。]
または
−(OCF2CF2CF2CF2)a−(OCF2CF2CF2)b−(OCF2CF2)c−(OCF2)d− (iii)
[式中、aおよびbは、それぞれ独立して、0または1〜30の整数であり、cおよびdは、それぞれ独立して、1〜200の整数であり、添字a、b、cまたはdを付して括弧でくくられた各繰り返し単位の存在順序は、式中において任意である。]
で表される基であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の二重結合含有パーフルオロ(ポリ)エーテル化合物。 - PFPEの数平均分子量が、500〜12,000であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の二重結合含有パーフルオロ(ポリ)エーテル化合物。
- Xが、3〜5価のシロキサン基である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の二重結合含有パーフルオロ(ポリ)エーテル化合物。
- Qが、以下の基:
−(R11)j−(CR12 2)k−
(式中、R11は、それぞれ独立して、二価の極性基であり、R12は、各出現においてそれぞれ独立して、水素原子、フッ素原子、炭素数1〜6のアルキル基、フェニル基、水酸基、または炭素数1〜6のアルコキシ基であり、jは、0〜50の整数であり、kは、0〜100の整数であって、jおよびkの和は少なくとも1であり、括弧でくくられた各繰り返し単位の存在順序は式中において任意である。)
または
(式中、R42は、水素原子またはC1−6のアルキル基を表す。)
であることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の二重結合含有パーフルオロ(ポリ)エーテル化合物。 - Yが、それぞれ独立して、以下の式:
−(R5)f−(CR6 2)g−
(式中、R5は、各出現においてそれぞれ独立して、二価の極性基であり、R6は、各出現においてそれぞれ独立して、水素原子、フッ素原子、炭素数1〜6のアルキル基、フェニル基、水酸基、または炭素数1〜6のアルコキシ基であり、fは、0〜50の整数であり、gは、0〜100の整数であって、fおよびgの和は少なくとも1であり、括弧でくくられた各繰り返し単位の存在順序は式中において任意である。)
で表される基である、請求項1〜8のいずれか1項に記載の二重結合含有パーフルオロ(ポリ)エーテル化合物。 - 炭素−炭素二重結合含有基が、
−OC(O)−CR8=CH2
[式中、R8は、水素原子、塩素原子、フッ素原子、またはフッ素により置換されていてもよい炭素数1〜10のアルキル基である。]
で表される基である、請求項1〜9のいずれか1項に記載の二重結合含有パーフルオロ(ポリ)エーテル化合物。 - 炭素−炭素二重結合含有基が、(メタ)アクリレート基である、請求項1〜10のいずれか1項に記載の二重結合含有パーフルオロ(ポリ)エーテル化合物。
- Zが、
−O−CH2−C(CH2−OC(O)−CR8=CH2)3;
−O−CH2−C(CH2−OC(O)−CR8=CH2)2−CH2OCH2−C(CH2−OC(O)−CR8=CH2)3;
−O−Y2 p−CH2−C(CH2O−Y2 p−CO−CR2=CH2)3;または
−O−Y2 p−CH2−C(CH2−O−Y2 p−C(O)−CR2=CH2)2−CH2OCH2−C(CH2−O−Y2 p−C(O)−CR2=CH2)3
(式中、R8は、水素原子、塩素原子、フッ素原子、またはフッ素により置換されていてもよい炭素数1〜10のアルキル基であり、
Y2は、それぞれ独立して、−CH2CH2O−または−CH2CH(CH3)O−であり;
pは、それぞれ独立して、0〜2の整数である)
からなる群から選択される少なくとも1種の化合物である、請求項1〜11のいずれか1項に記載の二重結合含有パーフルオロ(ポリ)エーテル化合物。 - 1種またはそれ以上の請求項1〜12のいずれか1項に記載の式(1)で表される二重結合含有パーフルオロ(ポリ)エーテル化合物を含有する表面処理剤。
- 含フッ素オイル、シリコーンオイル、および触媒から選択される1種またはそれ以上の他の成分をさらに含有する、請求項13に記載の表面処理剤。
- 含フッ素オイルが、以下の一般式(C):
Rf1−PFPE−Rf2 (C)
[式中、Rf1は、1個またはそれ以上のフッ素原子により置換されていてもよい炭素数1〜16のアルキル基であり;
Rf2は、水素原子、フッ素原子、あるいは、1個またはそれ以上のフッ素原子により置換されていてもよい炭素数1〜16のアルキル基であり;
PFPEは、一般式:
−(OC4F8)a’−(OC3F6)b’−(OC2F4)c’−(OCF2)d’−
(式中、a’、b’、c’およびd’は、それぞれ独立して、0〜200の整数であって、a’、b’、c’およびd’の和は少なくとも1であり、添字a’、b’、c’またはd’を付して括弧でくくられた各繰り返し単位の存在順序は式中において任意である。)
で表される基である。]
で表される少なくとも1種の含フッ素オイルを含む、請求項14に記載の表面処理剤。 - 溶剤を、請求項1〜12のいずれか1項に記載の二重結合含有パーフルオロ(ポリ)エーテル化合物の合計100質量部に対して、5〜10,000質量部含有する、請求項13〜15のいずれか1項に記載の表面処理剤。
- 溶剤がフッ素含有有機溶媒である、請求項16に記載の表面処理剤。
- 溶剤が、フッ素不含有機溶媒およびフッ素含有有機溶媒の混合溶媒である、請求項16に記載の表面処理剤。
- 活性エネルギー線硬化開始剤を含む請求項13〜18のいずれか1項に記載の表面処理剤。
- 防汚性コーティング剤または防水性コーティング剤である、請求項13〜19のいずれか1項に記載の表面処理剤。
- 1種またはそれ以上の請求項1〜12のいずれか1項に記載の二重結合含有パーフルオロ(ポリ)エーテル化合物;または
請求項13〜20のいずれか1項に記載の表面処理剤;および
マトリックスを形成する組成物
を含む、硬化性組成物。 - 溶剤を、請求項1〜12のいずれか1項に記載の二重結合含有パーフルオロ(ポリ)エーテル化合物とマトリックスを形成する組成物の合計100質量部に対して、0〜19,900質量部含有する、請求項21に記載の硬化性組成物。
- 溶剤が、フッ素不含有機溶媒である、請求項22に記載の硬化性組成物。
- 溶剤が、フッ素不含有機溶媒およびフッ素含有有機溶媒の混合溶媒である、請求項22に記載の硬化性組成物。
- 活性エネルギー線硬化開始剤を含む請求項21〜24のいずれか1項に記載の硬化性組成物。
- 請求項1〜12のいずれか1項に記載の二重結合含有パーフルオロ(ポリ)エーテル化合物を、マトリックスを形成する組成物と請求項1〜12のいずれかに記載の二重結合含有パーフルオロ(ポリ)エーテル化合物の合計に対して0.01〜10質量%含有する、請求項21〜25のいずれか1項に記載の硬化性組成物。
- 防汚性コーティング剤または防水性コーティング剤である、請求項21〜26のいずれか1項に記載の硬化性組成物。
- 基材と、該基材の表面に請求項13〜20のいずれかに記載の表面処理剤あるいは請求項21〜27のいずれかに記載の硬化性組成物により形成された層とを含む物品。
- 上記物品が光学部材である、請求項28に記載の物品。
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