JP6434595B1 - 薬袋監査装置、薬袋監査方法、および薬袋監査プログラム - Google Patents

薬袋監査装置、薬袋監査方法、および薬袋監査プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】投薬カウンターにおける薬袋への薬品の入れ間違いを防止することを目的とする。
【解決手段】薬袋監査装置100において、記憶部150が、処方箋31の処方内容ごとに薬品が入れられる薬袋34を識別する薬袋識別情報と、薬袋34に入れられる薬品の薬品名とを含む処方箋情報151を記憶する。薬袋印刷機905が、薬袋識別情報を表す薬袋コード32を薬袋に付与する。バーコードリーダ906が、薬袋34に付与された薬袋コード32と、処方箋31に基づいて調剤された薬品のうち薬袋34に入れられる薬品の薬品コード33とを読み取る。判定部130が、薬品コード33に対応する薬品が薬袋コード32に対応する薬袋34に入れられる薬袋適合薬品であるかを判定する。表示部140が、判定部130による判定結果を表示装置907に表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、薬袋監査装置、薬袋監査方法、および薬袋監査プログラムに関する。特に、投薬カウンターでの薬袋監査に用いる薬袋監査装置、薬袋監査方法、および薬袋監査プログラムに関する。
1つの処方箋に対して、処方内容ごとに薬品を分けて薬袋に入れる場合がある。この場合、投薬カウンターにおいて、薬袋への薬品の入れ間違いが発生する虞がある。
特許文献1には、調剤薬局における調剤時の薬品の取り違い、二重の調剤、あるいは調剤漏れといった不具合を防止する技術が開示されている。
特開2003−284760号公報
特許文献1の技術では、1つの処方箋に対して複数の薬袋が必要な場合、正しく薬品がピッキングされていたとしても、投薬カウンターにおいて薬袋への薬品の入れ間違いが発生する虞があるという課題がある。
本発明は、薬袋への薬品の入れ間違いを防止することを目的とする。
本発明に係る薬袋監査装置は、
処方箋の処方内容ごとに薬品が入れられる薬袋を識別する薬袋識別情報と、前記薬袋に入れられる薬品の薬品名とを含む処方箋情報を記憶する記憶部と、
前記処方箋情報に基づいて、前記薬袋識別情報を表す薬袋コードを前記薬袋に付与する薬袋コード付与部と、
前記薬袋に付与された前記薬袋コードを読み取る薬袋コード読取部と、
薬品を識別する薬品コードであって、前記処方箋に基づいて調剤された薬品のうち前記薬袋に入れられる薬品に付与されている薬品コードを読み取る薬品コード読取部と、
前記薬品コードと前記薬袋コードと前記処方箋情報とに基づいて、前記薬品コードに対応する薬品が前記薬袋コードに対応する薬袋に入れられる薬袋適合薬品であるかを判定する判定部と、
前記判定部による判定結果を表示装置に表示する表示部とを備えた。
前記表示部は、
前記薬袋コード読取部により前記薬袋コードが読み取られると、前記薬袋コードと前記処方箋情報とに基づいて、前記薬袋に入れられる薬品の薬品名を表示した監査画面を前記表示装置に表示する画面表示部と、
前記判定部から前記判定結果を取得し、前記監査画面に表示された薬品名に前記判定結果を対応付けて表示する結果表示部とを備えた。
前記処方箋情報は、
薬品の調剤に関する調剤情報を前記処方内容に含み、
前記判定部は、
前記薬品コードに対応する薬品が前記薬袋適合薬品であると判定すると、前記調剤情報に基づいて、前記薬袋適合薬品が目視で確認すべき要確認薬品かを判定し、
前記結果表示部は、
前記薬袋適合薬品が前記要確認薬品でない場合、前記監査画面に表示された前記薬袋適合薬品に対応する監査結果に、正常を表すマークを表示する。
前記結果表示部は、
前記判定部により前記薬品コードに対応する薬品が前記薬袋適合薬品でないと判定されると、前記薬品コードに対応する薬品が前記薬袋適合薬品でないことを表すエラーメッセージを前記表示装置に表示する。
前記結果表示部は、
前記薬袋適合薬品が前記要確認薬品である場合、前記監査画面に表示された前記薬袋適合薬品に対応する監査結果に、目視による確認を促すマークを表示する。
前記薬袋監査装置は、
薬品名と薬品コードとを対応付けた薬品テーブルを備え、
前記判定部は、
前記薬品コードに基づいて前記薬品テーブルから前記薬品コードに対応する薬品名を取得し、前記薬袋コードに基づいて前記処方箋情報から前記薬袋コードが表す前記薬袋識別情報に対応する薬品名を取得し、前記薬品コードに対応する薬品名が前記薬袋識別情報に対応する薬品名に含まれる場合に、前記薬品コードに対応する薬品が前記薬袋適合薬品であると判定する。
前記判定部は、
前記薬袋ごとの監査の履歴を監査履歴情報として前記記憶部に記憶する。
前記表示部は、
前記監査履歴情報の表示要求を受け付けると、前記監査履歴情報を前記表示装置に表示する履歴表示部を備えた。
前記薬袋コードは、2次元バーコードである。
本発明に係る薬袋監査方法は、処方箋の処方内容ごとに薬品が入れられる薬袋を識別する薬袋識別情報と、前記薬袋に入れられる薬品の薬品名とを含む処方箋情報を記憶する記憶部を備えた薬袋監査装置の薬袋監査方法において、
薬袋コード付与部が、前記処方箋情報に基づいて、前記薬袋識別情報を表す薬袋コードを前記薬袋に付与し、
薬袋コード読取部が、前記薬袋に付与された前記薬袋コードを読み取り、
薬品コード読取部が、薬品を識別する薬品コードであって、前記処方箋に基づいて調剤された薬品のうち前記薬袋に入れられる薬品に付与されている薬品コードを読み取り、
判定部が、前記薬品コードと前記薬袋コードと前記処方箋情報とに基づいて、前記薬品コードに対応する薬品が前記薬袋コードに対応する薬袋に入れられる薬袋適合薬品であるかを判定し、
表示部が、前記判定部による判定結果を表示装置に表示する。
本発明に係る薬袋監査プログラムは、処方箋の処方内容ごとに薬品が入れられる薬袋を識別する薬袋識別情報と、前記薬袋に入れられる薬品の薬品名とを含む処方箋情報を記憶する記憶部を備えた薬袋監査装置の薬袋監査プログラムにおいて、
前記処方箋情報に基づいて、前記薬袋識別情報を表す薬袋コードを前記薬袋に付与する薬袋コード付与処理と、
前記薬袋から読み取られた前記薬袋コードと、薬品を識別する薬品コードであって前記処方箋に基づいて調剤された薬品のうち前記薬袋に入れられる薬品から読み取られた薬品コードとを取得し、前記薬品コードと前記薬袋コードと前記処方箋情報とに基づいて、前記薬品コードに対応する薬品が前記薬袋コードに対応する薬袋に入れられる薬袋適合薬品であるかを判定する判定処理と、
前記判定処理による判定結果を表示装置に表示する表示処理とをコンピュータである前記薬袋監査装置に実行させる。
本発明に係る薬袋監査装置では、記憶部が、処方内容ごとに薬品が入れられる薬袋を識別する薬袋識別情報と、薬袋に入れられる薬品の薬品名とを含む処方箋情報を記憶する。薬袋コード付与部が、処方箋情報に基づいて、薬袋識別情報を表す薬袋コードを薬袋に付与する。判定部が、薬袋から読み取られた薬袋コードと、その薬袋に入れられる薬品として調剤された薬品から読み取られた薬品コードとを取得する。そして、判定部が、薬品コードに対応する薬品が薬袋コードに対応する薬袋に入れられる薬袋適合薬品であるかを判定する。よって、本発明に係る薬袋監査装置よれば、薬袋への薬品の入れ間違いを防止することができる。
実施の形態1に係る薬袋監査装置100の構成図。 実施の形態1に係る薬袋監査処理S100のフロー図。 実施の形態1に係る処方箋情報151の例を示す図。 実施の形態1に係る薬袋34の例を示す図。 図2のステップS130の監査処理の詳細フロー図。 図5のステップS302において薬袋コード32が正常に読み取られなかったと判定された場合のエラー判定ケース例と、エラーメッセージおよび処理の例を示す図。 ステップS303において表示される監査画面35の例を示す図。 実施の形態1に係る薬品テーブル152の例を示す図。 薬品コード33に対応する薬品が薬袋適合薬品でないことを表すエラーメッセージを監査画面35に表示した例を示す図。 ステップS306において薬品コード33に対応する薬品が薬袋適合薬品でないと判定された場合のエラー判定ケース例と、エラーメッセージおよび処理の例を示す図。 実施の形態1に係る監査画面35において判定結果が表示された状態を示す図。 実施の形態1に係る監査画面35において「取消」ボタンが「目視」ボタンに遷移した状態を示す図。 実施の形態1に係る監査履歴情報153の表示例を示す図。 実施の形態1の変形例に係る薬袋管理シート37の例を示す図。
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。なお、各図中、同一または相当する部分には、同一符号を付している。実施の形態の説明において、同一または相当する部分については、説明を適宜省略または簡略化する。
実施の形態1.
***構成の説明***
図1を用いて、本実施の形態に係る薬袋監査装置100の構成の例について説明する。
薬袋監査装置100は、例えば、調剤薬局の投薬カウンターで用いられる。薬袋監査装置100は、薬袋に入れる予定の薬品として薬剤師により調剤された薬品が、その薬袋に真に入れるべき薬袋適合薬品であるかを監査する機能を有する。また、薬袋監査装置100は、薬袋の監査の結果、および、薬袋の監査の履歴をディスプレイに表示する機能を有する。
図1に示すように、薬袋監査装置100は、コンピュータである。薬袋監査装置100は、プロセッサ901、メモリ902、補助記憶装置903、入力装置904、薬袋印刷機905、バーコードリーダ906、および表示装置907といったハードウェアを備える。プロセッサ901は、信号線を介して他のハードウェアと接続され、これら他のハードウェアを制御する。
薬袋監査装置100は、機能構成要素として、薬袋コード読取部10と、薬品コード読取部20と、処方箋情報生成部110と、薬袋コード付与部120と、判定部130と、表示部140と、記憶部150とを備える。表示部140は、画面表示部141と、結果表示部142と、履歴表示部143とを備える。記憶部150には、処方箋情報151と、薬品テーブル152と、監査履歴情報153とが記憶される。
薬袋コード読取部10と薬品コード読取部20は、バーコードリーダ906に備えられる。また、処方箋情報生成部110と薬袋コード付与部120と判定部130と表示部140の機能は、ソフトウェアで実現される。記憶部150は、メモリ902に備えられる。
プロセッサ901は、演算処理を行うIC(Integrated Circuit)である。プロセッサ901は、例えば、CPU(Central Processing Unit)である。
メモリ902は、データを一時的に記憶する記憶装置である。メモリ902は、例えば、SRAM(Static Random Access Memory)、あるいはDRAM(Dynamic Random Access Memory)である。
補助記憶装置903は、データを保管する記憶装置である。補助記憶装置903は、例えば、HDDである。また、補助記憶装置903は、SD(登録商標)メモリカード、CF、NANDフラッシュ、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ブルーレイ(登録商標)ディスク、DVDといった可搬記録媒体であってもよい。なお、HDDは、Hard Disk Driveの略語である。SD(登録商標)は、Secure Digitalの略語である。CFは、CompactFlashの略語である。DVDは、Digital Versatile Diskの略語である。
入力装置904は、例えば、マウス、キーボード、あるいはタッチパネルである。入力装置904が接続される入力インタフェースは、例えば、USB(Universal Serial Bus)端子である。
薬袋印刷機905は、薬袋34に、患者名、薬品の名称である薬品名、薬品の処方内容、および、薬袋34を識別する薬袋コード32といった情報を印刷する印刷機である。
バーコードリーダ906は、薬袋34に付与されている薬袋コード32、および、薬品に付与されている薬品コード33といったバーコードを読み取る読取装置である。
表示装置907は、例えば、ディスプレイである。表示装置907が接続される出力インタフェースは、例えば、USB端子またはHDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)端子である。ディスプレイは、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)である。
薬袋監査プログラムは、プロセッサ901に読み込まれ、プロセッサ901によって実行される。メモリ902には、薬袋監査プログラムだけでなく、OS(Operating System)も記憶されている。プロセッサ901は、OSを実行しながら、薬袋監査プログラムを実行する。薬袋監査プログラムおよびOSは、補助記憶装置903に記憶されていてもよい。補助記憶装置903に記憶されている薬袋監査プログラムおよびOSは、メモリ902にロードされ、プロセッサ901によって実行される。なお、薬袋監査プログラムの一部または全部がOSに組み込まれていてもよい。
薬袋監査プログラムは、処方箋情報生成部110と薬袋コード付与部120と判定部130と表示部140の各部の「部」を「処理」、「手順」あるいは「工程」に読み替えた各処理、各手順あるいは各工程を、コンピュータに実行させる。また、薬袋監査方法は、薬袋監査装置100が薬袋監査プログラムを実行することにより行われる方法である。
薬袋監査プログラムは、コンピュータ読取可能な可搬記録媒体に格納されてもよい。また、薬袋監査プログラムは、プログラムプロダクトとして提供されてもよい。
***動作の説明***
図2を用いて、本実施の形態に係る薬袋監査処理S100について説明する。
薬袋監査処理S100は、ステップS110の処方箋情報生成処理と、ステップS120の薬袋コード付与処理と、ステップS130の監査処理とを有する。
<処方箋情報生成処理>
ステップS110において、処方箋情報生成部110は、入力装置904を介して、処方箋31を受け付ける。処方箋情報生成部110は、受け付けた処方箋31に基づいて、処方箋情報151を生成する。処方箋情報生成部110は、生成した処方箋情報151を記憶部150に記憶する。
図3を用いて、本実施の形態に係る処方箋情報151の例について説明する。
処方箋情報151は、薬袋識別情報511と、薬品名512と、処方内容513とを含む。
薬袋識別情報511は、処方箋31の処方内容ごとに薬品が入れられる薬袋34を識別する情報である。具体的には、薬袋識別情報511は、調剤日と受付番号と薬袋番号から構成される。調剤日は、処方箋31にしたがって調剤する日である。受付番号は、その日に受け付けた処方箋に順番に付与される連番である。薬袋番号は、1つの処方箋31に対応する薬袋34に対して順番に付与される連番である。すなわち、1つの処方箋31に対応する薬袋34が2つの場合、薬袋番号は2つの薬袋34に、1,2と付与される。調剤日と受付番号と薬袋番号とにより、薬袋34を一意に識別することができる。
なお、処方箋情報生成部110が処方内容ごとに薬袋34を分ける方法として、薬品の服用方法ごとに分ける方法がある。具体的には、図3に示すように、毎食後に服用する薬品を薬袋番号1とし、昼食後に服用する薬品を薬袋番号2とする。あるいは、服用時ごとに薬袋34を分ける方法を採用してもよい。具体的には、朝に服用する薬品と、昼に服用する薬品と、夜に服用する薬品を分けて、それぞれ異なる薬袋としてもよい。処方内容ごとに薬袋34を分ける方法として、その他の方法を採用してもよい。このように処方箋情報生成部110は、予め定められた何らかのルールにより、薬品をグループ分けして薬袋番号毎の薬品を決定する。
また、処方箋情報151には、処方箋31の受付番号に対応付けて、その処方箋31の患者に関する情報を設定してもよい。あるいは、処方箋情報151とは別に、処方箋31の受付番号と、その処方箋31の患者に関する情報とを対応付けたテーブルを設けて、患者に関する情報を管理してもよい。
薬品名512には、薬袋識別情報511により識別される薬袋34に入れるべき薬品の名称が設定される。つまり薬品名512は、処方箋31に基づいて、薬剤師が決定した薬品の名称となる。なお、本実施の形態に係る処方箋情報151では、薬品名を用いて薬品を管理する方式を採用している。しかし、薬品を一意に識別することができる情報であれば薬品名でなくてもよく、例えば、薬品識別コードといった情報でもよい。あるいは、処方箋情報151には、薬品名と薬品識別コードの両方が設定されていてもよい。
処方内容513は、薬品の処方に関する情報である。処方内容513には、服用方法513aと、処方日数513bと、調剤情報513cとが含まれる。服用方法513aは、服用する時と、1回に服用する量である。処方日数513bは、何日分の薬品を処方するかを表す。また、調剤情報513cとは、薬品の調剤に関する情報である。例えば、一包化(あるいは分包化ともいう)されている薬品には「混」と記載される。また、同じ薬品であっても1包の内容量が異なる薬品がある場合には「複」と記載される。
<薬袋コード付与処理>
ステップS120において、薬袋コード付与部120は、処方箋情報151に基づいて、薬袋識別情報511を表す薬袋コード32を薬袋34に付与する。具体的には、薬袋コード付与部120は、調剤日と受付番号と薬袋番号からなる薬袋識別情報511から薬袋コード32を生成し、薬袋印刷機905を用いて、生成した薬袋コード32を薬袋34に印刷する。薬袋コード32は、具体的には、QR(Quick Response)コードといった2次元バーコードである。薬袋コード32は、薬袋識別情報511を表すことができればその他のコードでもよい。
図4は、図3の処方箋情報151に基づいて印刷された薬袋34の例を示す図である。
図4では、薬袋番号1の薬袋34を示している。薬袋コード付与部120は、薬袋印刷機905を用いて、1つの薬袋34に、調剤日が2017年(平成29年)9月19日、受付番号10、および薬袋番号1を表す薬袋コード32を印刷する。また、薬袋コード付与部120は、別の薬袋34に、2017年(平成29年)9月19日、受付番号10、および薬袋番号2を表す薬袋コード32を印刷する。すなわち、図3の受付番号10の処方箋から、2つの薬袋34が印刷される。
<監査処理>
ステップS130において、薬袋監査装置100は、監査処理を実行する。
図5を用いて、本実施の形態に係るステップS130の監査処理の詳細について説明する。図5のフローは、読み取った1つの薬品コード33に対する監査処理を表している。
薬剤師は、処方箋31に基づいて、薬品をピッキングする。そして、薬剤師は、処方箋31に基づいて薬袋コード32が付与された薬袋34と、ピッキングした調剤薬品とを用いて、投薬カウンターにおいて薬袋監査を行う。
ステップS301において、薬袋コード読取部10は、薬袋34に付与された薬袋コード32を読み取る。具体的には、投薬カウンターにおいて、バーコードリーダ906は、薬剤師がスキャナにかざした薬袋34の薬袋コード32を読み取る。バーコードリーダ906は、読み取った薬袋コード32を判定部130に渡す。
ステップS302において、判定部130は、薬袋コード32が正常に読み取られたかを判定する。薬袋コード32が正常に読み取られた場合、処理はステップS303に進む。薬袋コード32が正常に読み取られなかった場合、処理はステップS304に進む。
薬袋コード32が正常に読み取られたかどうかの判定方法は、例えば、次のように行う。処方箋情報151の薬袋識別情報511ごとに、監査の状態を設定する監査状態の欄を設ける。監査状態には、監査が未、監査中、あるいは監査済みが設定される。判定部130は、バーコードリーダ906が取得した薬袋コード32が表す薬袋識別情報511に対応する薬袋34の監査状態を参照する。
監査状態が未の場合、判定部130は、薬袋コード32が正常に読み取られたと判定し、ステップS303に進む。
監査状態が監査中あるいは監査完了の場合、判定部130は、薬袋コード32が正常に読み取られなかったと判定し、ステップS304に進む。
ステップS304において、判定部130は、表示部140を介して、表示装置907にエラーメッセージを表示する。
図6は、図5のステップS302において薬袋コード32が正常に読み取られなかったと判定された場合のエラー判定ケース例と、エラーメッセージおよび処理の例を示す図である。
例えば、監査状態が監査完了の場合、判定部130は、監査が完了した薬袋の薬袋コード32を読み込んだと判定し、ステップS304において、監査が完了した監査画面を表示して、エラーメッセージ「監査が完了しています。もう一度監査を行いますか?」を表示する。その後の処理は図5のフロー図では省略するが、もう一度監査を行う場合(エラーメッセージに対して「はい」)には、もう一度監査処理を行う。また、監査を行わない場合(エラーメッセージに対して「いいえ」)には、監査画面を消す。
例えば、監査状態が監査中の場合、判定部130は、現在処理中の薬袋コード32を読み込んだと判定し、ステップS304において、エラーメッセージ「監査中のQRコード(登録商標)を読み込みました」を表示する。そして、判定部130は、監査処理を続ける。
例えば、判定部130は、現在処理中の薬袋コード32とは別の薬袋コードを読み込んだと判定した場合、ステップS304において、エラーメッセージ「監査途中に別のQRコード(登録商標)を読み込みました。現在行っている監査を完了しますか?」を表示する。その後の処理は図5のフロー図では省略するが、現在行っている監査を完了する場合(エラーメッセージに対して「はい」)には、現在処理中の内容を一旦確定し、読み込んだ薬袋コードの内容を表示する。また、エラーメッセージに対して「いいえ」の場合には、何もしない。
ステップS303において、判定部130は、画面表示部141を介して、監査画面35を表示装置907に表示する。画面表示部141は、薬袋コード32と処方箋情報151とに基づいて、薬袋34に入れられる予定の薬品の薬品名を含む監査画面35を表示装置907に表示する。
図7は、ステップS303において表示される監査画面35の例である。
ここでは、監査画面35のヘッダ部分には、患者に関する情報、調剤日、受付番号等が表示される。そして、監査画面35のボディ部分には、薬袋番号と、薬袋番号に対応する薬袋に入れられる薬品の薬品名と、その薬品の全量と、その薬品に関する調剤情報が表示される。
例えば、図3の処方箋情報151におけるC散およびD散は、調剤情報513cに「混」と記載されている。この場合、画面表示部141は、監査画面35において、C散およびD散の調剤情報の欄に「混」と表示する。また、図3の処方箋情報151におけるD散は、調剤情報513cに「複」と記載されている。この場合、画面表示部141は、監査画面35において、D散の調剤情報の欄に「複」と表示する。
ステップS305において、薬品コード読取部20は、処方箋31に基づいて調剤された薬品のうち薬袋に入れられる薬品の薬品コード33を読み取る。薬品コード33は、薬品を識別するコードである。通常、薬品には、薬品を識別するバーコードが薬品コード33として付与されている。薬品コード33の具体例は、GS1(Global Standard One)コードである。
投薬カウンターにおいて、薬剤師は、バーコードリーダ906により、薬袋34に入れる予定の調剤薬品の薬品コード33を読み取る。バーコードリーダ906は、読み取った薬品コード33を判定部130に渡す。
ステップS306において、判定部130は、薬品コード33と薬袋コード32と処方箋情報151とに基づいて、薬品コード33に対応する薬品が薬袋コード32に対応する薬袋34に入れるべき薬袋適合薬品であるかを判定する。
具体的には、判定部130は、薬品コード33に基づいて薬品テーブル152から薬品コード33に対応する薬品名を取得する。そして、判定部130は、薬品コード33に対応する薬品名が、薬袋コード32により表される薬袋識別情報511に対応する薬品名に含まれる場合に、薬品コード33に対応する薬品が薬袋適合薬品であると判定する。
図8は、本実施の形態に係る薬品テーブル152の例(a)および(b)を示す図である。
図8の(a)では、薬品テーブル152として、単に、薬品名と薬品コードであるGS1コードとが対応付けられたテーブルを示している。
図8の(b)に示すように、薬品マスタとコード変換テーブルとの2つのテーブルを用いて、薬品テーブル152を実現してもよい。
薬品テーブル152は、薬品名と薬品コード(GS1コード)とを対応付けることができれば、どのような構成でも構わない。
薬品コード33に対応する薬品が薬袋適合薬品であると判定された場合、処理はステップS307に進む。
薬品コード33に対応する薬品が薬袋適合薬品でないと判定された場合、処理はステップS308に進む。
図9は、薬品コード33に対応する薬品が薬袋適合薬品でないことを表すエラーメッセージを表示した例を示す図である。
ステップS308において、結果表示部142は、薬品コード33に対応する薬品が薬袋適合薬品でないことを表すエラーメッセージを表示装置907に表示する。このとき、結果表示部142は、エラー判定ケースに応じたエラーメッセージを表示装置907に表示する。
図10は、ステップS306において薬品コード33に対応する薬品が薬袋適合薬品でないと判定された場合のエラー判定ケース例と、エラーメッセージおよび処理の例を示す図である。
例えば、判定部130が、薬品コード33に対応する薬品が別の薬袋に入れるべき薬品であると判定した場合、結果表示部142を介して、「薬品○○○は、この薬袋に入れる薬品ではありません」といったエラーメッセージを表示装置907に表示する。この場合、ステップS306において判定部130は再度判定を行い、薬品コード33に対応する薬品名が、薬袋識別情報511で特定される受付番号が同一で、薬袋番号が異なる薬品名512に含まれると判定している。
また、判定部130は、薬袋ごとの監査履歴情報153のエラー件数をカウントアップする。なお、エラー件数のカウントアップの詳細については後述する。そして、判定部130は次の薬品コード33の入力を待つ。また、このとき、薬剤師により、インシデントの内容が監査画面35のインシデントの欄に入力される。
また、例えば、判定部130が、薬品コード33に対応する薬品が、処理中の処方箋31と関係のない薬品であると判定した場合、結果表示部142を介して、「処方された薬品と異なるか、薬価コードの設定が間違っている薬品です」といったエラーメッセージを表示装置907に表示する。また、判定部130は、薬袋ごとの監査履歴情報153のエラー件数をカウントアップする。そして、判定部130は次の薬品コード33の入力を待つ。また、このとき、薬剤師により、インシデントの内容が監査画面35のインシデントの欄に入力される。
また、例えば、システムエラーにより薬品コード33の読み取りに失敗した場合、結果表示部142は、「データ読取に失敗しました」といったエラーメッセージを表示装置907に表示する。判定部130は何もせずに次の薬品コード33の入力を待つ。
なお、薬剤師により入力されるインシデント欄の入力内容は、「薬品違い」、「規格違い」、「メーカー違い」、「ピッキング違い」、「入力違い」、あるいは「薬袋違い」等から適宜選択される。
ステップS307において、判定部130は、調剤情報513cに基づいて薬袋適合薬品が目視で確認すべき要確認薬品かを判定する。具体的には、判定部130は、薬袋適合薬品について、処方箋情報151の調剤情報513cを参照する。判定部130は、薬袋適合薬品の調剤情報513cに記載がある場合に、薬袋適合薬品が要確認薬品であると判定する。
薬袋適合薬品が要確認薬品でないと判定された場合、処理はステップS309に進む。
薬袋適合薬品が要確認薬品であると判定された場合、処理はステップS310に進む。
ステップS309、ステップS310およびステップS311において、表示部140の結果表示部142は、判定部130による判定結果を表示装置907に表示する。結果表示部142は、判定部130から判定結果を取得し、監査画面35に表示された薬品名に判定結果を対応付けて表示する。
ステップS309において、結果表示部142は、薬袋適合薬品の監査結果の欄に正常を表すマークを表示する。ステップS309では、処理中の薬品コード33に対応する薬品は、薬袋適合薬品であり、かつ、要確認薬品ではない。よって、処理中の薬品コード33に対応する薬品は、このまま薬袋34に入れてよい薬品である。この場合、結果表示部142は、処理中の薬品コード33に対応する薬品を薬袋34に入れてよいことを表すマークを監査結果の欄に表示する。
図11は、本実施の形態に係る監査画面35において判定結果が表示された状態を示す図である。
図12は、本実施の形態に係る監査画面35において、ステップS310で目視が必要な薬品について、目視が完了した状態を示す図である。
図11において、A錠10mgおよびB軟膏は、薬袋適合薬品であり、かつ、要確認薬品ではないと判定された薬品である。よって、A錠10mgおよびB軟膏の監査結果には、薬袋34に入れてよいことを表す◎が設定される。なお、A錠10mgのインシデントの欄には「規格違い」と記載されている。これは、前に読み取った薬品コード33がA錠10mgと規格違いでエラーになったことを示している。その後、正しくA錠10mgの薬品コード33を読み取って、A錠10mgの監査結果の欄に◎が設定されたことを意味している。
ステップS310において、結果表示部142は、薬袋適合薬品の監査結果の欄に目視による確認を促すマークを表示する。ステップS310では、処理中の薬品コード33に対応する薬品は、薬袋適合薬品であるが、要確認薬品である。すなわち、処理中の薬品コード33に対応する薬品は、薬袋34に入れるべき薬品であるが、目視による確認を必要とすることを意味している。この場合、結果表示部142は、処理中の薬品コード33に対応する薬品に対して、目視で確認することを促す「目視」ボタンを目視の欄に表示する。
ステップS311において、結果表示部142は、目視の確認を受け付けると、図12に示すように、目視が確認されたことを表す○マークを監査結果に表示するとともに、「取消」ボタンを目視の欄に表示する。この「取消」ボタンは、薬剤師が目視を取り消し、再度行うときに用いるボタンである。
例えば、図3の処方箋情報151に示すように、C散およびD散は、1包化(分包化ともいう)されている薬品である。このような薬品は取り違う可能性が高くなるため、目視が必要とされる。また、D散は、同じ薬品で異なる内容量のものが存在する。このような薬品の場合も取り違う可能性が高くなるため、目視が必要とされる。そこで、C散およびD散の目視の欄には目視の確認を受け付ける「目視」ボタンを表示する。なお、調剤情報に記載がないEカプセルについても要確認薬品であると判定されている。例えば、予め、要確認薬品とすべき薬品のリストを設定しておき、判定部130は、処方箋情報151と要確認薬品とすべき薬品のリストとに基づいて、要確認薬品の判定を行ってもよい。
薬剤師は、目視により対象の薬品を確認した後に、入力装置904を介して「目視」ボタンを押下する。「目視」ボタンが押下されると、結果表示部142は、図12に示すように、「目視」ボタンを「取消」ボタンに遷移させるとともに、監査結果の欄に○マークを表示する。例えば、「目視」ボタンは注意を表すように赤で表示し、「取消」ボタンは確認が済んだことを表すように緑で表示する等、色を変えて表示してもよい。
図12に示すように、薬袋番号1の薬袋34に入れるべき全ての薬品について監査が終了すると、薬袋番号1の薬袋34に入れるべき全ての薬品が薬袋34に入れられる。そして、薬剤師により、次の薬袋番号2の薬袋34について、薬袋監査が行われる。
<監査履歴情報の格納処理>
次に、判定部130による監査履歴情報153の格納処理について説明する。
判定部130は、薬袋34ごとの監査の履歴を監査履歴情報153として記憶部150に記憶する。また、表示部140の履歴表示部143は、監査履歴情報153の表示要求36を受け付けると、監査履歴情報153を表示装置907に表示する。
図13は、本実施の形態に係る監査履歴情報153の表示例を示す図である。
履歴表示部143は、入力装置904を介して監査履歴情報153の表示要求36を受け付ける。表示要求36には、監査履歴情報153の表示範囲である調剤日、監査履歴情報153の検索条件、表示順、および、表示する監査結果の種類といった情報が含まれる。履歴表示部143は、表示要求36に応じて、監査履歴情報153を表示装置907に表示する。
図13の監査履歴情報153の表示例では、ヘッダ部分に、表示範囲を指定する調剤日、検索条件、表示順、および、表示する監査結果の種類を指定するエリアが表示される。また、ボディ部分には、ヘッダ部分に入力された表示範囲、検索条件、表示順、および監査結果に対応した監査履歴情報153が表示される。
以下に、判定部130による監査履歴情報153の格納処理の一例について説明する。
図5のステップS303において、判定部130は、薬袋コード32に対応する監査画面35を表示するとともに、監査履歴情報153に、その薬袋コード32に対応する1レコードを生成する。監査履歴情報153のレコードには、調剤日、受付番号、薬袋番号、薬袋コード32の印刷時刻、患者氏名、生年月日、および性別といった情報が設定される。また、該当する薬品でないエラーを表すエラー1の欄と、他の薬袋に入れる薬品であるエラーを表すエラー2の欄と、その他の誤りを表す誤りの欄と、目視の有無を表す目視の欄と、監査完了日時の欄とが設けられる。エラー1、エラー2、および誤りの欄の初期値は0とする。また、目視の欄の初期値は「未」とする。
図5のステップS306において、判定部130は、薬品コード33についてエラーと判定される度に、エラー1、エラー2、あるいは誤りの欄をカウントアップする。また、図5のステップS311において、判定部130は、目視の確認を受け付けると、目視の欄を「未」から「目」に遷移させる。
以上のように、判定部130は、薬袋34ごとの監査履歴情報153を生成する。
また薬剤師が決定した薬品の薬品名入力間違い等により、薬袋34を再度印刷しなおす場合がある。その場合、判定部130は新たに印刷した情報を累積して監査履歴情報153に格納する。また再印刷した理由を監査画面35のインシデントの欄への入力により受け付け、監査履歴情報153に格納するように構成してもよい。
また監査履歴情報153に格納する履歴を受付番号毎とし、受付番号と薬袋番号とを対応付けて格納してもよい。例えば受付番号10の薬袋番号1〜6までを印刷し、その後薬剤師が薬品名入力間違いに気がつき、受付番号10の薬袋番号3を印刷した場合、受付番号10の薬袋番号1〜6に対応する履歴情報と、受付番号10の薬袋番号3に対応する履歴情報が生成される。
***他の構成***
<変形例1>
本実施の形態では、処方箋情報を設定する薬品を薬品名で管理している。しかし、薬品を識別する薬品識別コードを用いて管理してもよい。すなわち、上述した説明において、薬品名を薬品識別コードといった薬品を識別することができる情報に置き換えても、本実施の形態を適用することができる。
<変形例2>
本実施の形態では、薬袋監査装置100が薬袋印刷機905を備える構成を説明した。しかし、薬袋印刷機905を薬袋監査装置100の外部の構成としてもよい。薬袋印刷機905は、LAN等のネットワークにより、薬袋監査装置100と接続されていてもよい。
<変形例3>
本実施の形態では、薬袋コード32は、薬袋34に付与される。しかし、薬袋コード32は、薬袋34以外の薬袋管理シート37に印刷してもよい。
図14は、本実施の形態の変形例に係る薬袋管理シート37の例を示す図である。
薬袋管理シート37には、薬袋ごとの薬袋コード32(QRコード(登録商標))と、その薬袋に入れるべき薬品とが印刷されている。薬剤師は、投薬カウンターにおいて、監査対象の薬袋34と、薬袋管理シート37と、調剤薬品とを用いて、薬袋監査を行ってもよい。
<変形例4>
本実施の形態では、薬袋監査装置100における処方箋情報生成部110と薬袋コード付与部120と判定部130と表示部140の機能がソフトウェアで実現される。しかし、変形例として、処方箋情報生成部110と薬袋コード付与部120と判定部130と表示部140の機能がハードウェアで実現されてもよい。
すなわち、図1において、プロセッサ901を処理回路に置き換えてもよい。
処理回路は、処方箋情報生成部110と薬袋コード付与部120と判定部130と表示部140の機能を実現する専用の電子回路である。処理回路は、具体的には、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ロジックIC、GA、ASIC、または、FPGAである。GAは、Gate Arrayの略語である。ASICは、Application Specific Integrated Circuitの略語である。FPGAは、Field−Programmable Gate Arrayの略語である。
別の変形例として、処方箋情報生成部110と薬袋コード付与部120と判定部130と表示部140の一部の機能が専用のハードウェアで実現され、残りの機能がソフトウェアで実現されてもよい。
プロセッサ901と、メモリ902と、処理回路とを、総称して「プロセッシングサーキットリ」という。つまり、処方箋情報生成部110と薬袋コード付与部120と判定部130と表示部140の機能は、プロセッシングサーキットリにより実現される。
***本実施の形態の効果の説明***
本実施の形態に係る薬袋監査装置100では、薬袋とその薬袋に入れるべき薬品とを対応付けた処方箋情報と、薬袋に付与された薬袋コードと、薬品に付与されている薬品コードとを用いて、薬品が薬袋に入れるべき薬袋適合薬品であるかを判定する。よって、本実施の形態に係る薬袋監査装置100によれば、投薬カウンターにおける薬袋への薬品の入れ間違いを防ぐことができる。
本実施の形態に係る薬袋監査装置100によれば、監査画面をディスプレイに表示しながら、薬袋監査を行うことができるので、患者に安心感を与えることができる。
本実施の形態に係る薬袋監査装置100によれば、監査画面に表示された薬品名に判定結果を対応付けて表示することができるので、GS1コードを読み込むたびに、薬品の正否を確認することができる。また、GS1コードを読み込むたびに、ピッキングミスあるいは処方箋情報への入力ミス等に気付くことができる。
本実施の形態に係る薬袋監査装置100によれば、薬品が薬袋に入れるべき正常な薬品であっても要確認薬品である場合、目視を促すので、目視確認の抜けを防ぐことができる。
本実施の形態に係る薬袋監査装置100によれば、表示要求に応じて、薬袋ごとの監査履歴情報をディスプレイに表示することができるので、インシデント事例の分析が容易となる。
本実施の形態に係る薬袋監査装置100によれば、薬袋コード32に調剤日と受付番号と薬袋番号からなる薬袋識別情報511を格納することにより、薬袋への薬品の入れ間違いを防ぐことができる。薬袋コード32に格納する情報が少ないため、薬袋コード32の大きさを制限することができ、薬袋34の印刷面を圧迫することが少なくなる。
また薬袋コード32に薬袋識別情報511以外の情報を格納することも可能である。
実施の形態1では、薬袋監査装置100の各部が独立した機能ブロックとして薬袋監査装置100を構成している。しかし、上述した実施の形態のような構成でなくてもよく、薬袋監査装置100の機能ブロック構成は任意である。薬袋監査装置100の機能ブロックは、上述した実施の形態で説明した機能を実現することができれば、任意である。これらの機能ブロックを、他のどのような組み合わせ、あるいは任意のブロック構成で、薬袋監査装置100を構成しても構わない。また、薬袋監査装置100は、1つの装置でなく、複数の装置から構成されたシステムでもよい。
実施の形態1について説明したが、この実施の形態のうち、複数の部分を組み合わせて実施しても構わない。あるいは、この実施の形態のうち、1つの部分を実施しても構わない。その他、これらの実施の形態を、全体としてあるいは部分的に、どのように組み合わせて実施しても構わない。
なお、上述した実施の形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物および用途の範囲を制限することを意図するものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
10 薬袋コード読取部、20 薬品コード読取部、31 処方箋、32 薬袋コード、33 薬品コード、34 薬袋、35 監査画面、36 表示要求、37 薬袋管理シート、100 薬袋監査装置、110 処方箋情報生成部、120 薬袋コード付与部、130 判定部、140 表示部、141 画面表示部、142 結果表示部、143 履歴表示部、150 記憶部、151 処方箋情報、152 薬品テーブル、153 監査履歴情報、511 薬袋識別情報、512 薬品名、513 処方内容、513a 服用方法、513b 処方日数、513c 調剤情報、901 プロセッサ、902 メモリ、903 補助記憶装置、904 入力装置、905 薬袋印刷機、906 バーコードリーダ、907 表示装置。

Claims (11)

  1. 処方箋の処方内容ごとに薬品が入れられる薬袋を識別する薬袋識別情報と、前記薬袋に入れられる薬品の薬品名とを含む処方箋情報を記憶する記憶部と、
    前記処方箋情報に基づいて、前記薬袋識別情報を表す薬袋コードを前記薬袋に付与する薬袋コード付与部と、
    前記薬袋に付与された前記薬袋コードを読み取る薬袋コード読取部と、
    薬品を識別する薬品コードであって、調剤された薬品に付与されている薬品コードを読み取る薬品コード読取部と、
    前記薬品コード読取部により読み取られた前記薬品コードと、前記薬袋コード読取部により読み取られた前記薬袋コードと前記処方箋情報とに基づいて、前記薬品コード読取部により読み取られた前記薬品コードに対応する薬品が、前記薬袋コード読取部により読み取られた前記薬袋コードに対応する薬袋に入れられる薬袋適合薬品であるかを判定する判定部と、
    前記判定部による判定結果を表示装置に表示する表示部と
    を備えた薬袋監査装置。
  2. 前記表示部は、
    前記薬袋コード読取部により前記薬袋コードが読み取られると、前記薬袋コードと前記処方箋情報とに基づいて、前記薬袋に入れられる薬品の薬品名を表示した監査画面を前記表示装置に表示する画面表示部と、
    前記判定部から前記判定結果を取得し、前記監査画面に表示された薬品名に前記判定結果を対応付けて表示する結果表示部と
    を備えた請求項1に記載の薬袋監査装置。
  3. 前記処方箋情報は、
    薬品の調剤に関する調剤情報を前記処方内容に含み、
    前記判定部は、
    前記薬品コードに対応する薬品が前記薬袋適合薬品であると判定すると、前記調剤情報に基づいて、前記薬袋適合薬品が目視で確認すべき要確認薬品かを判定し、
    前記結果表示部は、
    前記薬袋適合薬品が前記要確認薬品でない場合、前記監査画面に表示された前記薬袋適合薬品に対応する監査結果に、正常を表すマークを表示する請求項2に記載の薬袋監査装置。
  4. 前記結果表示部は、
    前記判定部により前記薬品コードに対応する薬品が前記薬袋適合薬品でないと判定されると、前記薬品コードに対応する薬品が前記薬袋適合薬品でないことを表すエラーメッセージを前記表示装置に表示する請求項3に記載の薬袋監査装置。
  5. 前記結果表示部は、
    前記薬袋適合薬品が前記要確認薬品である場合、前記監査画面に表示された前記薬袋適合薬品に対応する監査結果に、目視による確認を促すマークを表示する請求項3に記載の薬袋監査装置。
  6. 前記薬袋監査装置は、
    薬品名と薬品コードとを対応付けた薬品テーブルを備え、
    前記判定部は、
    前記薬品コードに基づいて前記薬品テーブルから前記薬品コードに対応する薬品名を取得し、前記薬袋コードに基づいて前記処方箋情報から前記薬袋コードが表す前記薬袋識別情報に対応する薬品名を取得し、前記薬品コードに対応する薬品名が前記薬袋識別情報に対応する薬品名に含まれる場合に、前記薬品コードに対応する薬品が前記薬袋適合薬品であると判定する請求項1から5のいずれか1項に記載の薬袋監査装置。
  7. 前記判定部は、
    前記薬袋ごとの監査の履歴を監査履歴情報として前記記憶部に記憶する請求項1から6のいずれか1項に記載の薬袋監査装置。
  8. 前記表示部は、
    前記監査履歴情報の表示要求を受け付けると、前記監査履歴情報を前記表示装置に表示する履歴表示部を備えた請求項7に記載の薬袋監査装置。
  9. 前記薬袋コードは、2次元バーコードである請求項1から8のいずれか1項に記載の薬袋監査装置。
  10. 処方箋の処方内容ごとに薬品が入れられる薬袋を識別する薬袋識別情報と、前記薬袋に入れられる薬品の薬品名とを含む処方箋情報を記憶する記憶部を備えた薬袋監査装置の薬袋監査方法において、
    薬袋コード付与部が、前記処方箋情報に基づいて、前記薬袋識別情報を表す薬袋コードを前記薬袋に付与し、
    薬袋コード読取部が、前記薬袋に付与された前記薬袋コードを読み取り、
    薬品コード読取部が、薬品を識別する薬品コードであって、調剤された薬品に付与されている薬品コードを読み取り、
    判定部が、前記薬品コード読取部により読み取られた前記薬品コードと、前記薬袋コード読取部により読み取られた前記薬袋コードと前記処方箋情報とに基づいて、前記薬品コード読取部により読み取られた前記薬品コードに対応する薬品が、前記薬袋コード読取部により読み取られた前記薬袋コードに対応する薬袋に入れられる薬袋適合薬品であるかを判定し、
    表示部が、前記判定部による判定結果を表示装置に表示する薬袋監査方法。
  11. 処方箋の処方内容ごとに薬品が入れられる薬袋を識別する薬袋識別情報と、前記薬袋に入れられる薬品の薬品名とを含む処方箋情報を記憶する記憶部を備えた薬袋監査装置の薬袋監査プログラムにおいて、
    前記処方箋情報に基づいて、前記薬袋識別情報を表す薬袋コードを前記薬袋に付与する薬袋コード付与処理と、
    前記薬袋から読み取られた前記薬袋コードと、薬品を識別する薬品コードであって、調剤された薬品から読み取られた薬品コードとを取得し、前記調剤された薬品から読み取られた前記薬品コードと、前記薬袋から読み取られた前記薬袋コードと前記処方箋情報とに基づいて、前記調剤された薬品から読み取られた前記薬品コードに対応する薬品が、前記薬袋から読み取られた前記薬袋コードに対応する薬袋に入れられる薬袋適合薬品であるかを判定する判定処理と、
    前記判定処理による判定結果を表示装置に表示する表示処理と
    をコンピュータである前記薬袋監査装置に実行させる薬袋監査プログラム。
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