JP7432694B1 - 薬剤棚卸支援装置、薬剤棚卸支援方法、および、薬剤棚卸支援プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
また、薬局では、商品の在庫数量を確認し、資産価値として評価する棚卸が実施される。棚卸では、薬局に存在する商品として予製剤に含まれる薬剤の数量も確認する必要がある。
通常、予製剤については目視にて数量を確認するか、あるいは数量確認が困難のため棚卸の期間内では予製剤を作成しないといった対応がとられている。
予め調剤された予製剤の薬袋ごとに、前記薬袋を識別する薬袋識別子と前記薬袋に入れられる薬剤の名称と、前記薬剤の数である予製数とを薬袋管理情報として予製剤情報に設定する予製剤情報設定部と、
棚卸を実施する作業者により数を確認された予製剤以外の前記薬剤の数である実棚在庫を取得し、前記薬袋に対応する前記薬袋管理情報が格納された2次元コードであって前記薬袋に付加された2次元コードを読み取ることにより、前記薬袋に入れられた前記薬剤の予製数である予製剤実棚数を取得し、前記実棚在庫と前記予製剤実棚数とを加算し、加算により得られた数を前記薬剤の在庫数と判定する棚卸判定部と
を備える。
***構成の説明***
図1は、本実施の形態に係る薬剤棚卸支援装置100の構成例を示す図である。
薬剤棚卸支援装置100は、例えば、薬局などにおいて薬剤師が用いるレセプトコンピュータといった店舗端末装置に搭載されている。あるいは、薬剤棚卸支援装置100は、店舗端末装置とネットワークを介して通信する構成でもよい。
本実施の形態に係る薬剤棚卸支援装置100は、薬局における薬剤の棚卸を支援する装置である。
記憶部150は、メモリ921に備えられる。なお、記憶部150は、補助記憶装置922に備えられていてもよいし、メモリ921と補助記憶装置922に分散して備えられていてもよい。
プロセッサ910は、演算処理を行うICである。プロセッサ910の具体例は、CPU、DSP、GPUである。ICは、Integrated Circuitの略語である。CPUは、Central Processing Unitの略語である。DSPは、Digital Signal Processorの略語である。GPUは、Graphics Processing Unitの略語である。
薬剤棚卸支援プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体または記憶媒体に格納されて提供されてもよい。また、薬剤棚卸支援プログラムは、プログラムプロダクトとして提供されてもよい。
図2から図10を用いて、本実施の形態に係る薬剤棚卸支援装置100の動作について説明する。
薬剤棚卸支援装置100の動作手順は、薬剤棚卸支援方法および薬剤棚卸支援処理に相当する。また、薬剤棚卸支援装置100の動作を実現するプログラムは、薬剤棚卸支援プログラムに相当する。
図2は、本実施の形態に係る予製剤情報設定処理を示すフロー図である。
図3は、本実施の形態に係る在庫情報51および予製剤情報52の構成例を示す図である。
ステップS101において、予製剤情報設定部110は、予め調剤された予製剤の薬袋ごとに、薬袋を識別する薬袋識別子520と、薬袋に入れられる薬剤の薬剤名521と、薬剤の数である予製数522とを薬袋管理情報528として予製剤情報52に設定する。
在庫情報51には、薬局に保管されている薬剤の在庫数が設定される。
具体的には、在庫情報51には、薬剤名511と、薬剤名511が示す薬剤の在庫数512が設定される。
薬剤名511は、薬剤の名称である。
在庫数512は、薬剤において、薬局に保管されている全ての数を示す。すなわち、在庫数512は、実棚に保管されている未調剤の薬剤の数と、予製剤として薬袋に入れられた調剤済みの薬剤の数とを含む。
図3の在庫情報51の例では、薬局に、A錠が100錠、B錠が150錠、C錠が200錠、D錠が300錠、・・・の在庫が保管されていることを示している。
薬袋識別子520は、薬袋を一意に識別する識別子である。
薬剤名521は、薬袋に入れられている薬剤の名称である。
予製数522は、薬袋に入れられている薬剤の数である。
棚卸完了情報523は、薬袋について棚卸が完了したか否かを示す情報である。棚卸完了情報523は、例えば、棚卸が完了していない場合は「0」、棚卸が完了した場合は「1」を設定するといったフラグである。棚卸完了情報523は棚卸完了フラグともいう。
薬剤名521が塗り薬等の場合は、予製数522は分量となる。複数の塗り薬が1つの容器に混ぜられて予製剤となる場合もある。
また、薬袋管理情報528は、薬袋識別子520(患者識別子524、連番525)、薬剤名521、および予製数522から成る情報である。薬袋管理情報528は、薬袋ごとの薬袋識別子520(患者識別子524、連番525)、薬剤名521、および予製数522を指すものとする。
また、図3の予製剤情報52の例では、薬袋識別子「K1001」の薬袋の薬袋管理情報528は、薬袋識別子「K1001」、「A錠が10錠」、および「B錠が20錠」という情報である。
具体的には、予製剤情報設定部110は、入力インタフェース930を介して、薬袋ごとの患者識別子524、連番525、薬剤名521、および予製数522を薬袋管理情報528として予製剤情報52に設定する。また、予製剤情報設定部110は、薬袋ごとに薬袋管理情報528を出力する。
コード生成部130は、出力インタフェース940を介して、2次元コードを薬袋に印刷することで、2次元コードを薬袋に付加する。あるいは、2次元コードはシールとして印刷され、シールの2次元コードが薬袋に付加されてもよい。また薬袋ごとの薬袋管理情報528が格納された1次元のコードを生成するように構成しても構わない。本実施の形態では、1次元のコードおよび2次元コードを含みコードと表する。
図4では、薬袋識別子「K1001」における薬袋管理情報528が格納された2次元コード31が、薬袋30に付加されている例を示している。ここでは、2次元コード31はQRコード(登録商標)である。なおこの薬袋30は、患者に薬剤を渡すときに用いる薬袋でもよいし、予製剤を保管するための袋であってもよい。
図5は、本実施の形態に係る棚卸判定処理を示すフロー図である。
棚卸判定処理では、棚卸判定部120は、棚卸を実施する作業者により数を確認された予製剤以外の薬剤の数である実棚在庫を取得する。また、棚卸判定部120は、薬袋30に対応する薬袋管理情報528が格納された2次元コード31であって薬袋30に付加された2次元コード31を読み取ることにより、薬袋30に入れられた薬剤の予製数である予製剤実棚数を取得する。そして、棚卸判定部120は、実棚在庫と予製剤実棚数とを加算し、加算により得られた数を薬剤の在庫数と判定する。
具体的には、以下の通りである。
まず、棚卸情報53の構成例について説明する。
棚卸情報53には、棚卸日531と、薬剤名532と、論理在庫533と、予製剤論理数534と、実棚在庫535と、予製剤実棚数536とが設定される。
棚卸日531は、薬剤といった商品の棚卸の日である。
薬剤名532は、薬局に保管されている薬剤の名称である。棚卸判定部120は、在庫情報51の薬剤名511を用いて、薬剤名532を設定する。
予製剤実棚数536には、薬袋30に付加された2次元コード31を読み取ることにより取得される薬剤の予製数が設定される。ステップS201の時点では、何も設定されていない。
ステップS202において、棚卸判定部120は、入力インタフェース930を介して、棚卸を実施する作業者により数が確認された薬剤の在庫数を受け付け、棚卸情報53の実棚在庫535に設定する。棚卸判定部120は、複数の作業者の各々から同じ薬剤の在庫数を受け付ける場合は、それらの在庫数を加算して実棚在庫535を更新する。
図7では、棚卸を実施する作業者による予製剤以外の薬剤の在庫数が設定された状態を示している。図7の例において、薬剤Aでは、作業者が実際に数を確認した予製剤以外の数は「88」である。A錠では論理在庫が「90」であるため、実棚在庫「88」と相違している。これは前回の棚卸作業時から今回の棚卸作業時までの間に紛失や数の確認間違い等何らかの誤りがあったことを示している。このように、棚卸情報53に論理在庫533が設定されているため、論理在庫533と実棚在庫535との数の相違が明確となる。
具体的には、作業者が予製剤の薬袋30に付加されている2次元コード31を、読み取り機を用いて読み取る。ここで読み取られる読み取り情報は、薬袋30に対応する薬袋管理情報である。棚卸判定部120は、入力インタフェース930を介して、2次元コード31に格納されている薬袋管理情報を取得する。薬袋管理情報には、図4に示すように、薬袋識別子、薬剤名、予製数が格納されている。棚卸判定部120は、薬袋管理情報に含まれる薬剤名が示す薬剤の予製数を、当該薬剤の予製剤実棚数として取得する。例えば、図4における2次元コード31を読み取った場合、棚卸判定部120は、薬袋管理情報を取得して、A錠の予製剤実棚数「10」およびB錠の予製剤実棚数「20」を取得する。
具体的には、棚卸判定部120は、取得した薬袋管理情報に含まれる薬袋識別子を用いて、予製剤情報52を参照し、薬袋識別子に対応する棚卸完了情報に「0」が設定されているか否かを判定する。図4の例では、取得した薬袋管理情報に含まれる薬袋識別子は「K1001」である。よって、棚卸判定部120は、薬袋識別子「K1001」を用いて、予製剤情報52を参照し、薬袋識別子「K1001」の棚卸完了情報523に「0」が設定されているか否かを判定する。
ステップS205において、棚卸判定部120は、既に棚卸が完了していることを示すメッセージを出力する。例えば、「この薬袋は既に棚卸完了済みです!!」といったメッセージを出力する。
ステップS206において、棚卸判定部120は、ステップS203にて取得した薬剤の予製剤実棚数を棚卸情報53の予製剤実棚数536に設定する。具体的には、作業者が薬袋30の2次元コード31を読み取るたびに、棚卸判定部120は、棚卸情報53の予製剤実棚数536を更新する。
そして、棚卸判定部120は、予製剤実棚数が取得された薬袋30について棚卸が完了したことを示す情報を棚卸完了情報523に設定する。具体的には、棚卸判定部120は、取得した薬袋管理情報に含まれる薬袋識別子に対応する棚卸完了情報523に「1」を設定する。
図8では、薬袋識別子「K1001」と薬袋識別子「K1002」まで処理が完了した状態を示している。図8では、薬袋識別子「K1002」の薬袋30に付加されている2次元コード31から読み取られた「C錠が30錠」の情報までが棚卸情報53に設定されている。
ステップS208において、棚卸判定部120は、予製剤として作成されたすべての薬袋30について棚卸が完了したことを示すメッセージを出力する。例えば、「予製剤の薬袋の棚卸がすべて終わりました!」といったメッセージを表示機器に表示する。これにより、作業者は予製剤の薬袋の棚卸がすべて終わったことがわかり、2次元コードの読み取りを終了することができる。
図10は、本実施の形態に係る在庫情報51におけるステップS209の状態を示す図である。
図9および図10では、作業者による予製剤以外の棚卸処理と、予製剤の薬袋30すべての棚卸処理とが完了し、棚卸情報53において実棚在庫535と予製剤実棚数536との設定が完了している。
棚卸判定部120は、棚卸情報53における実棚在庫535と予製剤実棚数536とを加算し、加算により得られた数で在庫情報51における薬剤の在庫数512を更新する。
<変形例1>
図5では、実棚在庫を取得する処理(ステップS202)の次に、予製剤の薬袋に付加された2次元コードから薬袋管理情報を読み取る処理(ステップS203)が実行されている。しかし、ステップS202とステップS203の順序は逆でもよいし、ステップS202とステップS203とを並行して実行してもよい。本実施の形態に係る薬剤棚卸支援装置の機能が実現可能であれば処理の順序は問わない。
棚卸情報53において実棚在庫535と予製剤実棚数536との設定がすべて完了すると、棚卸判定部120は、論理在庫533と実棚在庫535とを比較し、その差が予め設定されて閾値より大きい場合には、メッセージを表示する機能を有していてもよい。例えば、「論理在庫と実棚在庫とは100錠以上相違します!!」といったメッセージを表示してもよい。
また、棚卸情報53において実棚在庫535と予製剤実棚数536との設定がすべて完了すると、棚卸判定部120は、予製剤論理数534と予製剤実棚数536とを比較し、その差が予め設定されて閾値より大きい場合には、メッセージを表示する機能を有していてもよい。例えば、「予製剤論理数と予製剤実棚数は100錠以上相違します!!」といったメッセージを表示してもよい。
このような機能により、作業者による実棚在庫の数の確認漏れといったミス、あるいは販売時や調剤時の誤りや不正などを見つけ易くすることができる。
図11は、本実施の形態の変形例3に係る薬剤棚卸支援装置100の構成例を示す図である。
本実施の形態では、薬剤棚卸支援装置100における予製剤情報設定部110と棚卸判定部120とコード生成部130との機能がソフトウェアで実現される。しかし、変形例として、予製剤情報設定部110と棚卸判定部120とコード生成部130との機能がハードウェアで実現されてもよい。
電子回路909は、予製剤情報設定部110と棚卸判定部120とコード生成部130との機能を実現する専用の電子回路である。電子回路909は、具体的には、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ロジックIC、GA、ASIC、または、FPGAである。GAは、Gate Arrayの略語である。ASICは、Application Specific Integrated Circuitの略語である。FPGAは、Field-Programmable Gate Arrayの略語である。
本実施の形態に係る薬剤棚卸支援装置でによれば、予製剤のデータである薬袋管理情報を棚卸に利用することができ、棚卸の精度を向上させることができるという効果を奏する。
また、本実施の形態に係る薬剤棚卸支援装置によれば、予製剤の薬袋に付加された2次元コードを読み取ることで予製剤の棚卸をすることができるので、棚卸の処理時間を短縮させることができるという効果を奏する。
また、実施の形態1のうち、複数の部分を組み合わせて実施しても構わない。あるいは、この実施の形態のうち、1つの部分を実施しても構わない。その他、この実施の形態を、全体としてあるいは部分的に、どのように組み合わせて実施しても構わない。
すなわち、実施の形態1では、各部分の自由な組み合わせ、あるいは実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
薬局における薬剤の棚卸を支援する薬剤棚卸支援装置において、
予め調剤された予製剤の薬袋ごとに、前記薬袋を識別する薬袋識別子と前記薬袋に入れられる薬剤の名称と、前記薬剤の数である予製数とを薬袋管理情報として予製剤情報に設定する予製剤情報設定部と、
棚卸を実施する作業者により数を確認された予製剤以外の前記薬剤の数である実棚在庫を取得し、前記薬袋に対応する前記薬袋管理情報が格納された2次元コードであって前記薬袋に付加された2次元コードを読み取ることにより、前記薬袋に入れられた前記薬剤の予製数である予製剤実棚数を取得し、前記実棚在庫と前記予製剤実棚数とを加算し、加算により得られた数を前記薬剤の在庫数と判定する棚卸判定部と
を備える薬剤棚卸支援装置。
(付記2)
前記予製剤情報は、前記薬袋ごとに棚卸が完了したか否かを示す棚卸完了情報を備え、
前記棚卸判定部は、
前記予製剤実棚数を取得すると、前記棚卸完了情報に基づいて前記予製剤実棚数が取得された薬袋について棚卸が完了したか否かを判定し、棚卸が完了したと判定すると、前記予製剤実棚数が取得された薬袋について棚卸が完了したことを示す情報を前記棚卸完了情報に設定する付記1に記載の薬剤棚卸支援装置。
(付記3)
前記棚卸判定部は、
前記棚卸完了情報に基づいて前記予製剤実棚数が取得された薬袋について棚卸が完了したか否かを判定し、棚卸が完了していると判定すると、棚卸が完了していることを示すメッセージを出力する付記2に記載の薬剤棚卸支援装置。
(付記4)
前記棚卸判定部は、
棚卸が開始されると、前記薬局における前記薬剤の在庫数を設定した在庫情報と前記予製剤情報とに基づいて、前記薬剤の棚卸日と、前記棚卸日における前記薬剤の論理在庫であって前記在庫情報に設定されている前記在庫数から前記予製剤情報に設定されている前記薬剤の前記予製数を減算した論理在庫と、前記棚卸日における予製剤論理数であって前記予製剤情報に設定されている前記薬剤の前記予製数である予製剤論理数とが設定された棚卸情報を生成する付記1から付記3のいずれか1項に記載の薬剤棚卸支援装置。
(付記5)
前記棚卸判定部は、
前記実棚在庫および前記予製剤実棚数を取得すると、取得した前記実棚在庫および前記予製剤実棚数を前記棚卸情報に設定する付記4に記載の薬剤棚卸支援装置。
(付記6)
前記棚卸判定部は、
前記実棚在庫と前記予製剤実棚数とを加算し、加算により得られた数で前記在庫情報における前記薬剤の前記在庫数を更新する付記4または付記5に記載の薬剤棚卸支援装置。(付記7)
薬局における薬剤の棚卸を支援する薬剤棚卸支援装置に用いられる薬剤棚卸支援方法において、
コンピュータが、予め調剤された予製剤の薬袋ごとに、前記薬袋を識別する薬袋識別子と前記薬袋に入れられる薬剤の名称と、前記薬剤の数である予製数とを薬袋管理情報として予製剤情報に設定し、
コンピュータが、棚卸を実施する作業者により数を確認された予製剤以外の前記薬剤の数である実棚在庫を取得し、前記薬袋に対応する前記薬袋管理情報が格納された2次元コードであって前記薬袋に付加された2次元コードを読み取ることにより、前記薬袋に入れられた前記薬剤の予製数である予製剤実棚数を取得し、前記実棚在庫と前記予製剤実棚数とを加算し、加算により得られた数を前記薬剤の在庫数と判定する薬剤棚卸支援方法。
(付記8)
薬局における薬剤の棚卸を支援する薬剤棚卸支援装置に用いられる薬剤棚卸支援プログラムにおいて、
予め調剤された予製剤の薬袋ごとに、前記薬袋を識別する薬袋識別子と前記薬袋に入れられる薬剤の名称と、前記薬剤の数である予製数とを薬袋管理情報として予製剤情報に設定する予製剤情報設定処理と、
棚卸を実施する作業者により数を確認された予製剤以外の前記薬剤の数である実棚在庫を取得し、前記薬袋に対応する前記薬袋管理情報が格納された2次元コードであって前記薬袋に付加された2次元コードを読み取ることにより、前記薬袋に入れられた前記薬剤の予製数である予製剤実棚数を取得し、前記実棚在庫と前記予製剤実棚数とを加算し、加算により得られた数を前記薬剤の在庫数と判定する棚卸判定処理と
をコンピュータに実行させる薬剤棚卸支援プログラム。
Claims (8)
- 薬局における薬剤の棚卸を支援する薬剤棚卸支援装置において、
予め調剤された予製剤の薬袋ごとに、前記薬袋を識別する薬袋識別子と前記薬袋に入れられる薬剤の名称と、前記薬剤の数である予製数とを薬袋管理情報として予製剤情報に設定する予製剤情報設定部と、
棚卸を実施する作業者により数を確認された予製剤以外の前記薬剤の数である実棚在庫を取得し、前記薬袋に対応する前記薬袋管理情報が格納されたコードであって前記薬袋に付加されたコードを読み取ることにより、前記薬袋に入れられた前記薬剤の予製数である予製剤実棚数を取得し、前記実棚在庫と前記予製剤実棚数とを加算し、加算により得られた数を前記薬剤の在庫数と判定する棚卸判定部と
を備える薬剤棚卸支援装置。 - 前記予製剤情報は、前記薬袋ごとに棚卸が完了したか否かを示す棚卸完了情報を備え、
前記棚卸判定部は、
前記予製剤実棚数を取得すると、前記棚卸完了情報に基づいて前記予製剤実棚数が取得された薬袋について棚卸が完了したか否かを判定し、棚卸が完了したと判定すると、前記予製剤実棚数が取得された薬袋について棚卸が完了したことを示す情報を前記棚卸完了情報に設定する請求項1に記載の薬剤棚卸支援装置。 - 前記棚卸判定部は、
前記棚卸完了情報に基づいて前記予製剤実棚数が取得された薬袋について棚卸が完了したか否かを判定し、棚卸が完了していると判定すると、棚卸が完了していることを示すメッセージを出力する請求項2に記載の薬剤棚卸支援装置。 - 前記棚卸判定部は、
棚卸が開始されると、前記薬局における前記薬剤の在庫数を設定した在庫情報と前記予製剤情報とに基づいて、前記薬剤の棚卸日と、前記棚卸日における前記薬剤の論理在庫であって前記在庫情報に設定されている前記在庫数から前記予製剤情報に設定されている前記薬剤の前記予製数を減算した論理在庫と、前記棚卸日における予製剤論理数であって前記予製剤情報に設定されている前記薬剤の前記予製数である予製剤論理数とが設定された棚卸情報を生成する請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の薬剤棚卸支援装置。 - 前記棚卸判定部は、
前記実棚在庫および前記予製剤実棚数を取得すると、取得した前記実棚在庫および前記予製剤実棚数を前記棚卸情報に設定する請求項4に記載の薬剤棚卸支援装置。 - 前記棚卸判定部は、
前記実棚在庫と前記予製剤実棚数とを加算し、加算により得られた数で前記在庫情報における前記薬剤の前記在庫数を更新する請求項4に記載の薬剤棚卸支援装置。 - 薬局における薬剤の棚卸を支援する薬剤棚卸支援装置に用いられる薬剤棚卸支援方法において、
コンピュータが、予め調剤された予製剤の薬袋ごとに、前記薬袋を識別する薬袋識別子と前記薬袋に入れられる薬剤の名称と、前記薬剤の数である予製数とを薬袋管理情報として予製剤情報に設定し、
コンピュータが、棚卸を実施する作業者により数を確認された予製剤以外の前記薬剤の数である実棚在庫を取得し、前記薬袋に対応する前記薬袋管理情報が格納されたコードであって前記薬袋に付加されたコードを読み取ることにより、前記薬袋に入れられた前記薬剤の予製数である予製剤実棚数を取得し、前記実棚在庫と前記予製剤実棚数とを加算し、加算により得られた数を前記薬剤の在庫数と判定する薬剤棚卸支援方法。 - 薬局における薬剤の棚卸を支援する薬剤棚卸支援装置に用いられる薬剤棚卸支援プログラムにおいて、
予め調剤された予製剤の薬袋ごとに、前記薬袋を識別する薬袋識別子と前記薬袋に入れられる薬剤の名称と、前記薬剤の数である予製数とを薬袋管理情報として予製剤情報に設定する予製剤情報設定処理と、
棚卸を実施する作業者により数を確認された予製剤以外の前記薬剤の数である実棚在庫を取得し、前記薬袋に対応する前記薬袋管理情報が格納されたコードであって前記薬袋に付加されたコードを読み取ることにより、前記薬袋に入れられた前記薬剤の予製数である予製剤実棚数を取得し、前記実棚在庫と前記予製剤実棚数とを加算し、加算により得られた数を前記薬剤の在庫数と判定する棚卸判定処理と
をコンピュータに実行させる薬剤棚卸支援プログラム。
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