JP7055182B1 - 薬剤発注管理装置、薬剤発注管理方法、および、薬剤発注管理プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
患者に薬剤を処方する処方せんから得られる複数の処方情報であって、前記薬剤が処方された処方日数と前記薬剤の出荷金額との各々を処方情報として含む複数の処方情報の各処方情報に対して、通常の発注管理方式である通常発注管理方式と、前記通常発注管理方式以外の発注管理方式である特別発注管理方式とのいずれかを設定する設定部と、
前記複数の処方情報の各処方情報における設定結果を用いて、前記薬剤の発注を前記通常発注管理方式とするか前記特別発注管理方式とするかを判定する判定部と
を備えた。
前記処方日数に対して適切な発注管理方式を設定する条件である基本日数と、前記出荷金額に対して適切な発注管理方式を設定する条件である基本金額とを含む基本条件データベースを備え、
前記設定部は、
前記基本条件データベースに基づいて、前記処方日数と前記出荷金額との各処方情報に対して、前記通常発注管理方式と前記特別発注管理方式とのいずれかを設定する。
前記患者を識別する患者識別子と前記薬剤を識別する薬剤識別子とを前記処方情報として含み、
前記薬剤発注管理装置は、
前記患者識別子と、前記患者の累積処方回数に基づいて予め定められた発注管理方式と、を含む患者データベースと、
前記薬剤識別子と、前記薬剤の特性に基づいて予め定められた発注管理方式と、を含む薬剤データベースと
を備え、
前記設定部は、
前記患者データベースと前記薬剤データベースとに基づいて、前記患者識別子と前記薬剤識別子との各処方情報に対して、前記通常発注管理方式と前記特別発注管理方式とのいずれかを設定する。
前記複数の処方情報のうち閾値以上の数の処方情報に対して前記特別発注管理方式が設定されている場合に、前記薬剤の発注を前記特別発注管理方式とすると判定する。
前記複数の処方情報の全ての処方情報に対して前記特別発注管理方式が設定されている場合に、前記薬剤の発注を前記特別発注管理方式とする。
前記薬剤を前記特別発注管理方式により発注する発注部を備え、
前記発注部は、
前記発注日が月の最終日の前日から特定期間内にあり、かつ、前記患者の次回来店予測日が前記最終日より後である場合、納品日を次の月の初日以降とするように前記発注日を変更する。
設定部が、患者に薬剤を処方する処方せんから得られる複数の処方情報であって、前記薬剤が処方された処方日数と前記薬剤の出荷金額との各々を処方情報として含む複数の処方情報の各処方情報に対して、通常の発注管理方式である通常発注管理方式と、前記通常発注管理方式以外の発注管理方式である特別発注管理方式とのいずれかを設定し、
判定部が、前記複数の処方情報の各処方情報における設定結果を用いて、前記薬剤の発注を前記通常発注管理方式とするか前記特別発注管理方式とするかを判定する。
患者に薬剤を処方する処方せんから得られる複数の処方情報であって、前記薬剤が処方された処方日数と前記薬剤の出荷金額との各々を処方情報として含む複数の処方情報の各処方情報に対して、通常の発注管理方式である通常発注管理方式と、前記通常発注管理方式以外の発注管理方式である特別発注管理方式とのいずれかを設定する設定処理と、
前記複数の処方情報の各処方情報における設定結果を用いて、前記薬剤の発注を前記通常発注管理方式とするか前記特別発注管理方式とするかを判定する判定処理と
をコンピュータに実行させる。
***構成の説明***
図1を用いて、本実施の形態に係る薬剤発注管理装置100の構成例について説明する。
薬剤発注管理装置100は、薬局等において薬剤師が用いるレセプトコンピュータといった店舗端末装置に搭載されている。あるいは、薬剤発注管理装置100は、店舗端末装置とネットワークを介して通信する構成でもよい。
本実施の形態に係る薬剤発注管理装置100は、処方せんから得られる処方情報に基づいて、薬剤における適切な発注管理方式を判定する装置である。
通常発注管理方式341は、例えば、出荷したら出荷数を即座に補うように発注を行う方式である。
特別発注管理方式342は、患者の次回来店予測日から特定日数遡った日を薬剤の発注日とする発注管理方式である。特別発注管理方式342では、患者の次回来店予測日に基づいて、その来店予測日の直前に発注を行うことになる。具体的には、患者の来店予測日の1週間前に発注を行うといった方式である。特別発注管理方式342によれば、薬剤の在庫を約1週間で出荷することができるので、在庫管理にかかる薬局の負担が軽減される。
記憶部150は、メモリ921に備えられる。なお、記憶部150は、補助記憶装置922に備えられていてもよいし、メモリ921と補助記憶装置922に分散して備えられていてもよい。
プロセッサ910は、演算処理を行うIC(Integrated Circuit)である。プロセッサ910の具体例は、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、GPU(Graphics Processing Unit)である。
出力インタフェース940は、ディスプレイといった表示機器941のケーブルが接続されるポートである。出力インタフェース940は、具体的には、USB端子またはHDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)端子である。ディスプレイは、具体的には、LCD(Liquid Crystal Display)である。
薬剤発注管理プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体または記憶媒体に格納されて提供されてもよい。また、薬剤発注管理プログラムは、プログラムプロダクトとして提供されてもよい。
図2から図6を用いて、本実施の形態に係る薬剤発注管理装置100の動作について説明する。
薬剤発注管理装置100の動作手順は、薬剤発注管理方法および薬剤発注管理処理に相当する。また、薬剤発注管理装置100の動作を実現するプログラムは、薬剤発注管理プログラムに相当する。
まず、患者が処方せん21を持って薬局に来店する。薬剤師により調剤および服薬指導が行われる際、処方せん21に含まれる処方情報が薬剤発注管理装置100に入力される。
ステップS101において、設定部110は、患者に薬剤を処方する処方せん21を受け付ける。設定部110は、処方せん21から複数の処方情報22を抽出し、処方管理データベース154に設定する。
図4は、本実施の形態に係る処方管理データベース154の構成例である。
図3の例では、基本日数31は80日である。処方日数が80日より少ない場合は通常発注管理方式が適切であるとされ、処方日数が80日以上の場合は特別発注管理方式が適切であるとされる。
図3の例では、基本金額32は2000円である。出荷金額が2000円より少ない場合は通常発注管理方式が適切であるとされ、出荷金額が2000円以上の場合は特別発注管理方式が適切であるとされる。
累積処方回数37は、患者が本薬局において現在までに薬剤を処方した累積回数である。
発注管理方式34には、通常発注管理方式341あるいは特別発注管理方式342のいずれかが設定される。例えば、次回来店が見込まれる患者に処方する薬剤には、次回来店予測日に基づいて発注日を定める特別発注管理方式342が望ましい。例えば、累積処方回数37が3回以上の患者には、発注管理方式34に特別発注管理方式342を設定する。ここでは、通常発注管理方式341の場合「0」を設定し、特別発注管理方式342の場合は「1」を設定する。
なお、発注管理方式34には、所定の回数以上の患者に自動的に特別発注管理方式342を設定してもよいし、管理者からの入力により特定の患者に特別発注管理方式342を設定できる構成としてもよい。
発注管理方式34には、通常発注管理方式341あるいは特別発注管理方式342のいずれかが設定される。
発注管理方式34は、有効期限、保管方法、長期処方になりがちか否か、あるいは薬価といった薬剤の特性に基づいて、薬局において予め定められる。有効期限が短い薬剤、取り扱いが要注意な薬剤、あるいは管理にコストがかかる薬剤といった、薬局に長期間保管しておきたくない薬剤には、特別発注管理方式342が望ましい。また長期処方になりがちな薬剤や、薬価が高額な薬剤も特別発注管理方式342が望ましい。よって、このような薬剤には、発注管理方式34に特別発注管理方式342を設定する。ここでは、通常発注管理方式341の場合「0」を設定し、特別発注管理方式342の場合は「1」を設定する。
このように、薬剤ごとに、通常管理とするか、特別(直前)発注管理とするかは、薬剤の特性から、予めデフォルト値を設定しておいてもよい。また、薬局の希望を取り入れ、デフォルト値を変更可能に構成してもよい。
基本条件データベース151、患者データベース152、および薬剤データベース153の各々は、薬局ごとに設定が可能とする。また、基本条件データベース151、患者データベース152、および薬剤データベース153の各々は、薬局ごとの希望に応じて任意に設定が可能とする。
また、薬局は、基本条件データベース151、患者データベース152、および薬剤データベース153の各々を更新可能とする。
処方管理データベース154には、日にち39、患者識別子36、薬剤識別子33、薬剤が処方された処方日数41、薬剤の出荷数42、および出荷金額43が含まれる。なお出荷とは薬剤師の調剤に基づき、薬局から患者に薬剤を渡すことを示し、出荷数とは薬剤師が調剤した薬剤の数を示す。
B錠、C錠、およびD錠の各々についても、同様に処方管理データベース154の各処方情報22が設定される。
ステップS102において、設定部110は、患者データベース152を更新する。設定部110は、処方せん21から得られる患者識別子36をキーとして、患者データベース152を検索する。設定部110は、患者データベース152における患者識別子36の累積処方回数37をカウントアップする。さらに、設定部110は、カウントアップされた累積処方回数37に基づいて、発注管理方式34を更新する。
設定処理では、設定部110は、各処方情報22に対して、通常発注管理方式と特別発注管理方式とのいずれかを設定する。
また、判定処理では、判定部120は、各処方情報22における設定結果を用いて、薬剤の発注を通常発注管理方式とするか特別発注管理方式とするかを判定する。
設定処理および判定処理は、薬剤発注管理装置100が処方せん21を受け付けた段階で毎回実行される。あるいは、設定処理および判定処理は、1日のうちの決められた時間に実行されるとしてもよい。
ステップS201において、設定部110は、処方管理データベース154から、所定期間の処方情報22を取得し、メモリ921に展開する。メモリに展開される情報を展開情報155とする。
設定部110は、処方管理データベース154から、日にち39が「7/20」における、患者識別子36、薬剤識別子33、処方日数41、出荷数42、および出荷金額43の情報を取得し、展開情報155として展開する。
図4および図6の例では、設定部110は、処方管理データベース154の1レコード目から、日にち「7/20」、患者識別子「K100」、薬剤識別子「A錠」、処方日数「90日」、出荷数「270錠」、および、出荷金額「2700円」といった情報を取得する。そして、設定部110は、取得した各情報を展開情報155に展開する。
処方管理データベース154の1レコード目では、患者識別子「K100」、薬剤識別子「A錠」、処方日数「90日」、出荷金額「2700円」の各々が、処方情報22である。
設定部110は、基本条件データベース151に基づいて、処方日数41と出荷金額43との各処方情報22に対して、通常発注管理方式と特別発注管理方式とのいずれかを設定する。
また、設定部110は、患者データベース152と薬剤データベース153とに基づいて、患者識別子36(患者)と薬剤識別子33(薬剤)との各処方情報22に対して、通常発注管理方式と特別発注管理方式とのいずれかを設定する。
図6の例では、発注管理判定551には、各処方情報22として、患者識別子、薬剤識別子、処方日数、出荷金額の欄が設けられ、さらに、結果の欄が設けられている。
具体的には、以下の通りである。
図3および図6の例における展開情報155の1レコード目について説明する。設定部110は、患者識別子「K100」をキーに、患者データベース152を検索する。そして、設定部110は、患者識別子「K100」に対応する発注管理方式「1(特別発注管理方式)」を患者データベース152から取得し、展開情報155の発注管理判定551の患者の欄に、「1」を設定する。
図3および図6の例における展開情報155の1レコード目について説明する。設定部110は、薬剤識別子「A錠」をキーに、薬剤データベース153を検索する。そして、設定部110は、薬剤識別子「A錠」に対応する発注管理方式「1(特別発注管理方式)」を薬剤データベース153から取得し、展開情報155の発注管理判定551の薬剤の欄に、「1」を設定する。
図3および図6の例における展開情報155の1レコード目について説明する。設定部110は、基本条件データベース151の基本日数「80日」を取得する。そして、設定部110は、展開情報155の処方日数「90日」と基本日数「80日」とを比較する。設定部110は、処方日数「90日」が基本日数「80日」以上であるため、「1(特別発注管理方式)」を発注管理判定551の処方日数の欄に設定する。
図3および図6の例における展開情報155の1レコード目について説明する。設定部110は、基本条件データベース151の基本金額「2000円」を取得する。そして、設定部110は、展開情報155の出荷金額「2700円」と基本金額「2000円」とを比較する。設定部110は、出荷金額「2700円」が基本金額「2000円」以上であるため、「1(特別発注管理方式)」を発注管理判定551の出荷金額の欄に設定する。
ステップS206において、判定部120は、各処方情報22における設定結果を用いて、薬剤の発注を通常発注管理方式とするか特別発注管理方式とするかを判定する。判定部120は、複数の処方情報22のうち閾値以上の数の処方情報22に対して特別発注管理方式が設定されている場合に、薬剤の発注を特別発注管理方式とすると判定する。
例えば、閾値は、処方情報の全ての数に対する、特別発注管理方式が設定された処方情報の数の割合でもよい。また、閾値は、特別発注管理方式が設定された処方情報の数でもよい。
例えば、閾値が100%を表す「1」であれば、判定部120は、複数の処方情報22の全ての処方情報に対して特別発注管理方式が設定されている場合にのみ、薬剤の発注を特別発注管理方式とすると判定する。あるいは、閾値が80%を表す「0.8」であれば、判定部120は、全ての処方情報のうち5分の4以上の処方情報に対して特別発注管理方式が設定されている場合に、薬剤の発注を特別発注管理方式とすると判定する。
展開情報155の1レコード目では、展開情報155の発注管理判定551の全ての処方情報22に「1」が設定されている。よって、判定部120は、薬剤「A錠」の発注は特別発注管理方式であると判定し、発注管理判定551の結果の欄に「1(特別発注管理方式)」を設定する。
展開情報155の発注管理判定551の結果が「0(通常発注管理方式)」であれば、ステップS208に進む。
ステップS207において、発注部130は、薬剤を特別発注管理方式により発注する。
例えば、発注部130は、日にち39から処方日数41を加算した日にちを次回来店予測日とする。そして、発注部130は、次回来店予測日から所定期間前(例えば、1週間前)を発注日、出荷数42を発注数とする発注データを生成し、発注データベースに記憶する。
発注部130は、日にち「7/20」から処方日数「90日」を加算した日にち「10/17」を、患者「K100」が薬剤「A錠」の処方のために来店すると予測される次回来店予測日とする。そして、発注部130は、次回来店予測日「10/17」から所定期間前(例えば、1週間前)の「10/10」を発注日、出荷数「270錠」を発注数とする発注データを生成する。
具体的には、図6の例における展開情報155の1レコード目において、日にちが「7/6」であったとする。このとき、日にち「7/6」から処方日数「90日」を加算した日にち「10/3」が、患者「K100」の次回来店予測日となる。発注部130は、次回来店予測日「10/3」から所定期間前(例えば、1週間前)の「9/26」を発注日とする。このとき、「9/26」は、9月の最終日の前日から1週間以内にあり、かつ、次回来店予測日「10/3」が9月の最終日より後である。よって、発注部130は、発注日を月の最終日である「9/30」に変更し、「9/30」を発注日、出荷数「270錠」を発注数とする発注データを生成する。これにより、10/1以降に薬剤が届くことになり、9月の在庫量が増大することを防ぐことができる。
また、薬剤の発注は、発注データベースにしたがって行われる。
<変形例1>
本実施の形態では、閾値に割合を設定し、閾値以上の割合で処方情報に「1」が設定されていれば、薬剤の発注を「1(特別発注管理方式)」と判定している。具体的には、「患者」、「薬剤」、「処方日数」、および「出荷金額」の4項目のうち、4分の3以上が1であれば、「1(特別発注管理方式)」とするといった判定処理を行っている。その他、以下のような判定手法を採用してもよい。
・必須項目(例えば、出荷金額)が「1」であり、もう1つ以上の項目が「1」であれば、「1(特別発注管理方式)」とする。
・「患者」、「薬剤」、「処方日数」、および「出荷金額」の4項目のうち、任意の項目だけで判定する。
・「患者」、「薬剤」、「処方日数」、および「出荷金額」の4項目に、他の項目を追加して判定する。
・上記の判定手法の任意の組み合わせで判定する。
本実施の形態では、患者識別子、薬剤識別子、処方日数、および出荷金額の各々を処方情報として、その設定結果を用いて発注管理方式の判定処理を行っている。しかし、処方日数と出荷金額とから判定処理を行ってもよいし、患者識別子と薬剤識別子と処方日数とから判定処理を行ってもよい。発注管理方式の判定処理に用いる処方情報の組み合わせは任意である。処方情報の組み合わせによっては、基本条件データベースの設定は、基本日数と基本金額のいずれか一方だけでもよい。
図7は、本実施の形態の変形例3に係る薬剤発注管理装置100の構成例である。
本実施の形態では、薬剤発注管理装置100における設定部110と判定部120と発注部130の機能がソフトウェアで実現される。しかし、変形例として、設定部110と判定部120と発注部130の機能がハードウェアで実現されてもよい。
電子回路909は、設定部110と判定部120と発注部130の機能を実現する専用の電子回路である。電子回路909は、具体的には、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ロジックIC、GA、ASIC、または、FPGAである。GAは、Gate Arrayの略語である。ASICは、Application Specific Integrated
Circuitの略語である。FPGAは、Field-Programmable Gate Arrayの略語である。
本実施の形態に係る薬剤発注管理装置では、長期処方等に関して一定の条件に合致した薬剤に対して、次回同じ患者が来店する直前に発注を行う特別発注管理方式を採用する。
具体的には、薬剤の種別、患者の種別、処方日数および処方薬剤の総金額により、通常発注とするか、直前発注とするか、薬剤の発注を2パターンに分ける判定を行う。これにより、高額で大量の薬剤を長期にわたり保管する必要がなくなり、必要なときに必要な数を確保できる在庫管理が実現できる。よって、在庫保持期間を短縮するとともに在庫金額の削減が期待できる。
このように、本実施の形態に係る薬剤発注管理装置によれば、薬剤の処方日数および出荷金額を考慮した適切な在庫保持期間の短縮および在庫金額の削減を図ることができるという効果を奏する。
また、実施の形態1のうち、複数の部分を組み合わせて実施しても構わない。あるいは、この実施の形態のうち、1つの部分を実施しても構わない。その他、この実施の形態を、全体としてあるいは部分的に、どのように組み合わせて実施しても構わない。
すなわち、実施の形態1では、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
Claims (8)
- 患者に薬剤を処方する処方せんから得られる複数の処方情報であって、前記薬剤が処方された処方日数と前記薬剤の出荷金額との各々を処方情報として含む複数の処方情報の各処方情報に対して、前記薬剤を出荷したら出荷数を直ちに補う通常発注管理方式と、前記患者の次回来店予測日から特定日数遡った日を薬剤の発注日とする特別発注管理方式とのいずれかを設定する設定部と、
前記複数の処方情報の各処方情報における設定結果を用いて、前記薬剤の発注を前記通常発注管理方式とするか前記特別発注管理方式とするかを判定する判定部と
を備え、
前記設定部は、
前記薬剤が処方された処方日数と、前記処方日数に対して適切な発注管理方式を設定する条件である基本日数との比較結果に基づいて、前記処方情報のうちの処方日数に前記通常発注管理方式と前記特別発注管理方式とのいずれかを設定するとともに、前記薬剤の出荷金額と、前記出荷金額に対して適切な発注管理方式を設定する条件である基本金額との比較結果に基づいて、前記処方情報のうちの出荷金額に前記通常発注管理方式と前記特別発注管理方式とのいずれかを設定し、
前記判定部は、
前記複数の処方情報のうち閾値以上の数の処方情報に対して前記特別発注管理方式が設定されている場合に、前記薬剤の発注を前記特別発注管理方式とすると判定する薬剤発注管理装置。 - 前記薬剤発注管理装置は、
前記基本日数と、前記基本金額とを含む基本条件データベースを備え、
前記設定部は、
前記基本条件データベースに基づいて、前記処方日数と前記出荷金額との各処方情報に対して、前記通常発注管理方式と前記特別発注管理方式とのいずれかを設定する請求項1に記載の薬剤発注管理装置。 - 前記複数の処方情報は、
前記患者を識別する患者識別子と前記薬剤を識別する薬剤識別子とを前記処方情報として含み、
前記薬剤発注管理装置は、
前記患者識別子と、前記患者の累積処方回数に基づいて予め定められた発注管理方式と、を含む患者データベースと、
前記薬剤識別子と、前記薬剤の特性に基づいて予め定められた発注管理方式と、を含む薬剤データベースと
を備え、
前記設定部は、
前記患者データベースと前記薬剤データベースとに基づいて、前記患者識別子と前記薬剤識別子との各処方情報に対して、前記通常発注管理方式と前記特別発注管理方式とのいずれかを設定する請求項1または請求項2に記載の薬剤発注管理装置。 - 前記判定部は、
前記複数の処方情報の全ての処方情報に対して前記特別発注管理方式が設定されている場合に、前記薬剤の発注を前記特別発注管理方式とすると判定する請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の薬剤発注管理装置。 - 前記特別発注管理方式は、前記患者の次回来店予測日から特定日数遡った日を前記薬剤の発注日とする発注管理方式である請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の薬剤発注管理装置。
- 前記薬剤発注管理装置は、
前記薬剤を前記特別発注管理方式により発注する発注部を備え、
前記発注部は、
前記発注日が月の最終日の前日から特定期間内にあり、かつ、前記患者の次回来店予測日が前記最終日より後である場合、納品日を次の月の初日以降とするように前記発注日を変更する請求項5に記載の薬剤発注管理装置。 - 設定部が、患者に薬剤を処方する処方せんから得られる複数の処方情報であって、前記薬剤が処方された処方日数と前記薬剤の出荷金額との各々を処方情報として含む複数の処方情報の各処方情報に対して、前記薬剤を出荷したら出荷数を直ちに補う通常発注管理方式と、前記患者の次回来店予測日から特定日数遡った日を薬剤の発注日とする発注管理方式である特別発注管理方式とのいずれかを設定し、
判定部が、前記複数の処方情報の各処方情報における設定結果を用いて、前記薬剤の発注を前記通常発注管理方式とするか前記特別発注管理方式とするかを判定する薬剤発注管理方法であって、
前記設定部は、
前記薬剤が処方された処方日数と、前記処方日数に対して適切な発注管理方式を設定する条件である基本日数との比較結果に基づいて、前記処方情報のうちの処方日数に前記通常発注管理方式と前記特別発注管理方式とのいずれかを設定するとともに、前記薬剤の出荷金額と、前記出荷金額に対して適切な発注管理方式を設定する条件である基本金額との比較結果に基づいて、前記処方情報のうちの出荷金額に前記通常発注管理方式と前記特別発注管理方式とのいずれかを設定し、
前記判定部は、
前記複数の処方情報のうち閾値以上の数の処方情報に対して前記特別発注管理方式が設定されている場合に、前記薬剤の発注を前記特別発注管理方式とすると判定する薬剤発注管理方法。 - 患者に薬剤を処方する処方せんから得られる複数の処方情報であって、前記薬剤が処方された処方日数と前記薬剤の出荷金額との各々を処方情報として含む複数の処方情報の各処方情報に対して、前記薬剤を出荷したら出荷数を直ちに補う通常発注管理方式と、前記患者の次回来店予測日から特定日数遡った日を薬剤の発注日とする特別発注管理方式とのいずれかを設定する設定処理と、
前記複数の処方情報の各処方情報における設定結果を用いて、前記薬剤の発注を前記通常発注管理方式とするか前記特別発注管理方式とするかを判定する判定処理と
をコンピュータに実行させる薬剤発注管理プログラムであって、
前記設定処理は、
前記薬剤が処方された処方日数と、前記処方日数に対して適切な発注管理方式を設定する条件である基本日数との比較結果に基づいて、前記処方情報のうちの処方日数に前記通常発注管理方式と前記特別発注管理方式とのいずれかを設定するとともに、前記薬剤の出荷金額と、前記出荷金額に対して適切な発注管理方式を設定する条件である基本金額との比較結果に基づいて、前記処方情報のうちの出荷金額に前記通常発注管理方式と前記特別発注管理方式とのいずれかを設定し、
前記判定処理は、
前記複数の処方情報のうち閾値以上の数の処方情報に対して前記特別発注管理方式が設定されている場合に、前記薬剤の発注を前記特別発注管理方式とすると判定する薬剤発注管理プログラム。
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