JP6433847B2 - 吊り金具 - Google Patents

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Description

本発明は吊り金具に関し、詳しくはH型鋼、L型鋼(山形鋼・アングル)、チャンネル(溝形鋼)等の形鋼のフランジ部に取り付けて該フランジ部から吊り構造物を吊下固定する吊りボルトをおろすための吊り金具に関する。
吊り金具は、天井等から梁状に延びているH型鋼等の形鋼から該形鋼に穴を開けることなく吊りボルトを下げる場合に用いられている。
形鋼への吊り金具の取付けは、該形鋼の水平のフランジ部に対して横方向から差し込んだ後に該フランジ部を水平板部と緊締した押圧ボルトによって上下から挟着握持することで固定が行われている。
そして、フランジ部に取付固定した吊り金具に吊りボルトを吊下固定し、この吊下固定した吊りボルトに種々の吊り構造物(例えば、エアコン室内機、配水管設備等)を取り付けることによって種々の吊り構造物の吊下支持が可能となる。
従来より本出願人は、この種の吊り金具について種々研究を続けており、先に提案も行っている(例えば、特許文献1、2等参照)。
特許文献1及び2は、いずれも吊りボルトが吊り金具の本体底板の長手方向に沿って位置移動可能であるために吊下位置の調整が可能な構成であり、また、その取付けに際しては、作業性が高く、極めて容易に取付可能となっている。
実用新案登録第2605105号 実用新案登録第2607860号
本発明者は、当該技術である吊り金具について更に研究を続けたところ、吊りボルトが位置移動可能な構成であるが故に、長期間の吊下時等における振動、例えば、吊下げる吊り構造物が、エアコン室内機等の場合には作動時に生ずる振動、配水管設備である場合にはウォーターハンマー現象による振動、等によって位置ズレを起す惧れのあることを見出した。
そこで本発明の課題は、取り付けに際して作業性が高く、極めて容易に取付可能であり、しかも取付後の吊下位置を長期間に亘って確実に固定可能な吊り金具を提供することにある。
上記課題を解決する本発明は下記構成を有する。
1.本体天井板、本体両側板、本体底板を有して成る断面矩形の短い角パイプ型であり、
該角パイプ型の一方の開口方向端から前記本体両側板の各々に略コ字状凹部が左右対称に形成され、この略コ字状凹部の各々の下部に外側方向に略水平に折り曲げられて形鋼のフランジ部の受け部となる折曲受け部が設けられ、
前記本体天井板に前記フランジ部を押圧固定するための押圧ボルトが螺合され、
前記本体底板に吊りボルトが取り付けられる構成であって、
前記水平板部に前記フランジ部を受けた状態で前記押圧ボルトを緊締することにより前記フランジ部に取付固定可能であり、前記吊りボルトに吊り構造物を取付固定することにより吊下可能な吊り金具において、
前記本体底板には、前記吊りボルトが前記本体底板の長手方向に沿って位置移動可能に挿通される長孔が形成され、
この長孔に沿って位置移動可能な前記吊りボルトが螺合するナットを囲むように内包するハウジングが前記本体底板の上面に取付固定され、
このハウジングが、ハウジング天井板、ハウジング両側板を有して成り、
前記ハウジング両側板の下方部分の少なくとも一部を、長手方向に亘って内側方向に変形させて、該ハウジングに内包する前記ナットの底面に当接させると共に該底面を前記本体底板より押し上げた位置に配置させる構成であり、
このナットに前記吊りボルトを螺合緊締することによって前記ナットの底面が該底面に当接する部分のみの前記ハウジング両側板の下方部分を押下変形させて該ナットの位置移動を規制する構成であること、
を特徴とする吊り金具。
2.前記ハウジング両側板の下方部分の変形構成が、前記ハウジング両側板の各々の下端辺を内側方向であって且つ斜め上方に折り曲げる構成であることを特徴とする上記1に記載の吊り金具。
3.前記ハウジング両側板の下方部分の変形構成が、前記ハウジング両側板の各々を前記ハウジング天井板に対して下方内側に向けて斜めに配設する構成であることを特徴とする上記1に記載の吊り金具。
4.前記ハウジング両側板の下方部分の変形構成が、前記ハウジング両側板の各々の下方部分の内側に長手方向に亘る段部を形成する構成であることを特徴とする上記1に記載の吊り金具。
5.前記ハウジング両側板の下方部分の変形構成が、前記ハウジング両側板の各々の下方部分を下方内側に向けて斜めに折り曲げる構成であることを特徴とする上記1に記載の吊り金具。
6.前記ハウジングが、ハウジング天井板、ハウジング両側板に加えて、ハウジング底板を有して成り、該ハウジング底板には前記吊りボルトが挿通される長孔が形成されていることを特徴とする上記1〜5のいずれかに記載の吊り金具。
7.前記ハウジングが、ハウジング天井板、ハウジング両側板に加えてハウジング前後側板を有して成り、前記吊りボルトを螺合する前の前記ナットのハウジングからの脱落を防止する構成であることを特徴とする上記1〜6のいずれかに記載の吊り金具。
8.前記ハウジング前後側板が、前記ハウジング天井板に連設する部分を下方に折り曲げることにより形成される構成であることを特徴とする上記7に記載の吊り金具。
9.前記ハウジング前後側板が、前記ハウジング両側板の一方又は両方に連設する部分を内側に折り曲げることにより形成される構成であることを特徴とする上記7に記載の吊り金具。
10.前記ハウジング前後側板が、前記ハウジング底板に連接する部分を上方に折り曲げることにより形成される構成であることを特徴とする上記6に記載の吊り金具。
11.前記ハウジングが、前記ハウジング天井板の前端及び後端の一部を下方にカシメることにより、前記吊りボルトを螺合する前の前記ナットのハウジングからの脱落を防止する構成であることを特徴とする上記1〜6のいずれかに記載の吊り金具。
12.前記ハウジングが、前記ハウジング両側板の一方又は両方の一部を内側にカシメることにより、前記吊りボルトを螺合する前の前記ナットのハウジングからの脱落を防止する構成であることを特徴とする上記1〜6又は11に記載の吊り金具。
請求項1に示す発明によれば、取り付けに際して作業性が高く、極めて容易に取付可能であり、しかも取付後の吊下位置を長期間に亘って確実に固定可能な吊り金具を提供することができる。
特に、吊りボルトの緊締螺合によって、該吊りボルトが螺合するナットの底面に当接する部分のみのハウジングを押下変形させるので、この変形によってナットがハウジングの変形した部分に食込んだ様な状態となって位置移動が規制されることになる。このナットの位置移動の規制によって、該ナットに螺合する吊りボルトの位置移動も規制されるので取付後の吊下位置のズレが生じるのを長期間に亘って確実に防ぐことが可能となる。
請求項2〜5のいずれかに示す発明によれば、ハウジング両側板の下方部分の変形構成が簡略であるため、加工が容易で低コストで得ることができる。
請求項6に示す発明によれば、ハウジングの強度を上げることができる。
請求項7に示す発明によれば、吊り金具本体に取付固定する前のハウジング単体の状態であっても、該ハウジングに内包したナットが脱落することがない。従って、吊り金具の製造時における吊り金具本体へのハウジングの取付固定作業時の作業性が高い。
請求項8〜12のいずれかに示す発明によれば、ナットの脱落防止構成が簡略であるため、加工が容易で低コストで得ることができる。
本発明に係る吊り金具の一実施例を示す斜視図 ハウジングの一実施例を示す6面図(正面図、平面図、底面図、左側面図、A−A線断面図、B−B線端面図) 図1に示す吊り金具の使用状態の一例を示す概略正面図 図3の使用状態におけるハウジング内の状態を示す要部説明断面図 ハウジングの他の実施例を示す部分斜視図 ハウジングの他の実施例を示す部分斜視図 ハウジングの他の実施例を示す部分斜視図 ハウジングの他の実施例を示す部分斜視図 ハウジングの他の実施例を示す部分斜視図 ハウジングの他の実施例を示す部分斜視図 ハウジングの他の実施例を示す部分斜視図 ハウジングの他の実施例を示す部分斜視図 ハウジングの他の実施例を示す部分斜視図 ハウジングの他の実施例を示す部分斜視図 図1に示す吊り金具の使用状態の他の例を示す概略正面図 図15の使用状態におけるハウジング内の状態を示す要部説明断面図
次に、添付の図面に従って本発明を詳細に説明する。
本発明に係る吊り金具1は、図1〜図4に示すような具体的構成を有し、使用に際しては図3に示すように、形鋼(本実施例ではL型鋼)5のフランジ部51を本体2の水平板部24に受けた状態で押圧ボルト3を緊締することにより前記フランジ部51に取付固定けることが可能であり、吊りボルト6に吊り構造物(図示を省略)を取付固定することにより該吊り構造物を形鋼5に吊下可能なものである。
吊り金具1の具体的構成としては、本体天井板21、本体両側板22・22、本体底板23を有して成る断面矩形の短い角パイプ型であり、
該角パイプ型の一方の開口方向端から前記本体両側板22・22の各々に略コ字状凹部22A・22Aが左右対称に形成され、この略コ字状凹部22A・22Aの各々の下部に外側方向に略水平に折り曲げられて形鋼5のフランジ部51の受け部となる水平板部24・24が設けられ、
前記本体天井板21に前記フランジ部51を押圧固定するための押圧ボルト3が螺合され、
前記本体底板23に吊りボルト6が取り付けられる構成であって、
前記水平板部24・24に前記フランジ部51を受けた状態で前記押圧ボルト3を緊締することにより前記フランジ部51に取付固定可能であり、前記吊りボルト6に吊り構造物(図示は省略)を取付固定することにより吊下可能な構成において、
前記本体底板23には、前記吊りボルト6が前記本体底板23の長手方向に沿って位置移動可能に挿通される長孔23Aが形成され、
この長孔23Aに沿って位置移動可能な前記吊りボルト6が螺合するナット7を囲むように内包するハウジング4が前記本体底板23の上面に取付固定され、
このハウジング4が、ハウジング天井板41、ハウジング両側板42・42を有して成り、
前記ハウジング両側板42・42の下方部分の少なくとも一部を、長手方向に亘って内側方向に変形させて、該ハウジング4に内包する前記ナット7の底面に当接させると共に該底面を前記本体底板23より押し上げた位置に配置させる構成(図2のA−A線断面図及びB−B線端面図を参照)であり、
このナット7に前記吊りボルト6を螺合緊締することによって前記ナット7の底面が該底面に当接する部分のみの前記ハウジング両側板42・42の下方部分を押下変形させて該ナット7の位置移動を規制する構成(図4参照)となっている。
尚、ナット7に吊りボルト6を螺合緊締する際の緊締に用いられる緊締ナットを図3及び図4に符号8として示す。
以下、本発明の吊り金具1の各構成について更に詳説する。
吊り金具1の本体2及び押圧ボルト3等の各構成及び構成する部材については、この種の吊り金具に用いられる公知公用の本体構成及び押圧ボルト構成を特別の制限なく採ることができる。
本実施例に示すハウジング4の詳細な構成は、図2の6面図に示す通りであり、ハウジング両側板42・42の下方部分の変形構成が、該ハウジング両側板42・42の各々の下端辺を内側方向であって且つ斜め上方に折り曲げて折曲部42A・42Aを形成した構成である。
更に本実施例では、ハウジング4は、ハウジング天井板41、ハウジング両側板42・42に加えてハウジング前後側板44・44を有して成り、吊りボルト6を螺合する前のナット7のハウジング4からの脱落を防止する構成になっている。このハウジング前後側板44・44は、ハウジング天井板41に連設する部分を下方に折り曲げることにより形成される構成になっている。
更にまた、ハウジング4を前記本体底板23の上面に取付固定する構成としては、溶着・融着・接着・ネジ固定等の種々の固定手段を挙げることができるが、好ましくは本実施例に示すように、ハウジング4の一部(本実施例ではハウジング前後側板44・44)を延伸し固着部45・45を形成し、この固着部45・45をスポット溶接等の固着手段により固着することを挙げることができる。
以上の構成を有する本発明の吊り金具1によれば、図3に示すように形鋼5のフランジ部51に取付け、ハウジング4に内包するナット7に吊りボルト6を螺合取付けし、緊締ナット8によって緊締することにより、ハウジング両側板42・42の下方部分(本実施例では折曲部42A・42A)が変形する。
変形構成について更に詳説すると、図4に示すように、吊りボルト6をナット7に螺合緊締すると、ナット7が本体底板23に向かって下がることになって該ナット7の底面がこの底面に当接する折曲部42Aを押下変形(潰し変形)させることになる。この折曲部42Aの変形によって、ナット7は変形した折曲部42Aに噛合った状態でこの位置に留まることになるので、該ナット7の位置移動が規制されることになる。そして、ナット7の位置移動が規制されることによって、このナットに螺合する釣りボルト6も位置移動が規制される。従って、取付後の吊下位置のズレが生じるのを長期間に亘って確実に防ぐことが可能となる。
以上、本発明に係る吊り金具の実施例について説明したが、本発明は上記実施例に限定されず、本発明の範囲内において種々の態様を採ることができる。
例えば、ハウジング4のハウジング両側板42・42の下方部分の変形構成としては、図5に示すように、ハウジング両側板42・42の各々をハウジング天井板41に対して下方内側に向けて斜めに配設する構成とすることもできる。この態様の場合、ナット7は、斜めに配設されたハウジング両側板42・42の途中部分にナット7の底面の端辺が当接して引っ掛かることになって、該ナット7の底面を本体底板23より押し上げた位置に配置させる構成となる。
そして、この態様において吊りボルト6をナット7に螺合緊締すると、ナット7の底面に当接する部分のみのハウジング両側板42・42が外側に拡がるように変形することになり該ナット7の位置移動を規制することになる。
また、図6に示すように、ハウジング両側板42・42の各々の下方部分の内側に長手方向に亘る段部42Bを形成し、この段部42Bにナット7の底面が当接して本体底板23より押し上げた位置に配置させる構成とすることもできる。この態様において吊りボルト6をナット7に螺合緊締すると、ナット7の底面に当接する部分のみの段部42Bが変形して潰れることにより該ナット7の位置移動を規制することになる。
更に、図7に示すように、ハウジング両側板42・42の各々の下方部分を下方内側に向けて斜めに折り曲げて斜折曲部42Cを形成し、この斜折曲部42Cにナット7の底面が当接して本体底板23より押し上げた位置に配置させる構成とすることもできる。この態様において吊りボルト6をナット7に螺合緊締すると、ナット7の底面に当接する部分のみの斜折曲部42Cが変形して潰れることにより該ナット7の位置移動を規制することになる。
更にまた、ハウジング4は、ハウジング天井板41、ハウジング両側板42・42に加えて、ハウジング底板43を有する構成とすることもできる。この態様の場合、該ハウジング底板43には吊りボルト6が挿通される長孔43Aが形成される。
ハウジング底板43を有する構成の場合、上記の図6に示す段部42Bを有する実施例と同様の作用を発揮する態様として図8に示す構成を有する実施例や、上記図7に示す斜折曲部42Cを有する実施例と同様の作用を発揮する態様として図9に示す構成を有する実施例の態様を採ることもできる。
更に、上記実施例では、吊りボルト6を螺合する前のナット7のハウジング4からの脱落を防止するために、ハウジング天井板41に連設する部分を下方に折り曲げることによりハウジング前後側板44・44を形成する構成としているが、本発明はかかる構成に限定されず、図10に示すようにハウジング両側板42・42の両方に連接する部分を内側に折り曲げてハウジング前後側板44・44を形成する構成や、図11に示すようにハウジング両側板42・42の一方に連接する部分を内側に折り曲げてハウジング前後側板44・44を形成する構成としてもよいし、或いは、図12に示すようにハウジング底板43に連接する部分を上方に折り曲げることによりハウジング前後側板44・44を形成する構成としてもよい。
更にまた、吊りボルト6を螺合する前のナット7のハウジング4からの脱落を防止する構成としては、図13に示すようにハウジング天井板41の前端及び後端の一部を下方にカシメてカシメ部41Bを形成する構成や、図14に示すようにハウジング両側板42・42の一方又は両方(本実施例では両方)の一部を内側にカシメてカシメ部42D・42Dを形成する構成を挙げることができる。
次に、本発明の吊り金具1の使用状態の他の例を示す。即ち、上記した図3及び図4に示す実施例で用いていた緊締ナット8を用いることなく吊り金具1を形鋼5のフランジ部51に取付けることも可能である。
この場合、図15及び図16に示すように、吊りボルト6の頭部先端をフランジ部51の下面に当接させた状態から更に捩じ込むことによりナット7が本体底板23に向かって下がることになって、該ナット7の底面がこの底面に当接する折曲部42Aを押下変形(潰し変形)させることになる。この折曲部42Aの変形によって、ナット7は変形した折曲部42Aに噛合った状態でこの位置に留まることになるので、該ナット7の位置移動が規制されることになる。そして、ナット7の位置移動が規制されることによって、このナットに螺合する釣りボルト6も位置移動が規制される。従って、取付後の吊下位置のズレが生じるのを長期間に亘って確実に防ぐことが可能となる。
1 吊り金具
2 本体
21 本体天井板
22 本体両側板
22A 略コ字状凹部
23 本体底板
23A 長孔
24 水平板部
3 押圧ボルト
4 ハウジング
41 ハウジング天井板
41A 長孔
41B カシメ部
42 ハウジング両側板
42A 折曲部
42B 段部
42C 斜折曲部
42D カシメ部
43 ハウジング底板
43A 長孔
44 ハウジング前後側板
45 固着部
5 形鋼
51 フランジ部
6 吊りボルト
7 ナット
8 緊締ナット

Claims (12)

  1. 本体天井板、本体両側板、本体底板を有して成る断面矩形の短い角パイプ型であり、
    該角パイプ型の一方の開口方向端から前記本体両側板の各々に略コ字状凹部が左右対称に形成され、この略コ字状凹部の各々の下部に外側方向に略水平に折り曲げられて形鋼のフランジ部の受け部となる水平板部が設けられ、
    前記本体天井板に前記フランジ部を押圧固定するための押圧ボルトが螺合され、
    前記本体底板に吊りボルトが取り付けられる構成であって、
    前記水平板部に前記フランジ部を受けた状態で前記押圧ボルトを緊締することにより前記フランジ部に取付固定可能であり、前記吊りボルトに吊り構造物を取付固定することにより吊下可能な吊り金具において、
    前記本体底板には、前記吊りボルトが前記本体底板の長手方向に沿って位置移動可能に挿通される長孔が形成され、
    この長孔に沿って位置移動可能な前記吊りボルトが螺合するナットを囲むように内包するハウジングが前記本体底板の上面に取付固定され、
    このハウジングが、ハウジング天井板、ハウジング両側板を有して成り、
    前記ハウジング両側板の下方部分の少なくとも一部を、長手方向に亘って内側方向に変形させて、該ハウジングに内包する前記ナットの底面に当接させると共に該底面を前記本体底板より押し上げた位置に配置させる構成であり、
    このナットに前記吊りボルトを螺合緊締することによって前記ナットの底面が該底面に当接する部分のみの前記ハウジング両側板の下方部分を押下変形させて該ナットの位置移動を規制する構成であること、
    を特徴とする吊り金具。
  2. 前記ハウジング両側板の下方部分の変形構成が、前記ハウジング両側板の各々の下端辺を内側方向であって且つ斜め上方に折り曲げる構成であることを特徴とする請求項1に記載の吊り金具。
  3. 前記ハウジング両側板の下方部分の変形構成が、前記ハウジング両側板の各々を前記ハウジング天井板に対して下方内側に向けて斜めに配設する構成であることを特徴とする請求項1に記載の吊り金具。
  4. 前記ハウジング両側板の下方部分の変形構成が、前記ハウジング両側板の各々の下方部分の内側に長手方向に亘る段部を形成する構成であることを特徴とする請求項1に記載の吊り金具。
  5. 前記ハウジング両側板の下方部分の変形構成が、前記ハウジング両側板の各々の下方部分を下方内側に向けて斜めに折り曲げる構成であることを特徴とする請求項1に記載の吊り金具。
  6. 前記ハウジングが、ハウジング天井板、ハウジング両側板に加えて、ハウジング底板を有して成り、該ハウジング底板には前記吊りボルトが挿通される長孔が形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の吊り金具。
  7. 前記ハウジングが、ハウジング天井板、ハウジング両側板に加えてハウジング前後側板を有して成り、前記吊りボルトを螺合する前の前記ナットのハウジングからの脱落を防止する構成であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の吊り金具。
  8. 前記ハウジング前後側板が、前記ハウジング天井板に連設する部分を下方に折り曲げることにより形成される構成であることを特徴とする請求項7に記載の吊り金具。
  9. 前記ハウジング前後側板が、前記ハウジング両側板の一方又は両方に連設する部分を内側に折り曲げることにより形成される構成であることを特徴とする請求項7に記載の吊り金具。
  10. 前記ハウジング前後側板が、前記ハウジング底板に連接する部分を上方に折り曲げることにより形成される構成であることを特徴とする請求項6に記載の吊り金具。
  11. 前記ハウジングが、前記ハウジング天井板の前端及び後端の一部を下方にカシメることにより、前記吊りボルトを螺合する前の前記ナットのハウジングからの脱落を防止する構成であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の吊り金具。
  12. 前記ハウジングが、前記ハウジング両側板の一方又は両方の一部を内側にカシメることにより、前記吊りボルトを螺合する前の前記ナットのハウジングからの脱落を防止する構成であることを特徴とする請求項1〜6又は11に記載の吊り金具。
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