JP4822217B2 - 天井野縁 - Google Patents

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この発明は、天井下地材として用いられる鋼製の天井野縁に関する。
図5及び図6は、天井の構造を示しており、H型鋼からなる床梁1に吊り下げ具2を介して天井下地材3を吊り下げ支持して、その天井下地材3に天井板4を張り付けることによって構成されている。吊り下げ具2は、床梁1の下部フランジ5に係合する係合金具6と、この係合金具6から垂下した吊りボルト7からなる。天井下地材3は、互いに平行に配された複数の野縁受け8・・と、これら野縁受け8・・に対して直交するようにして互いに平行に配された野縁9・・とを、野縁支持具10・・を介して格子状に組み付けてなる。そして、吊りボルト7の下端部が野縁受け8に固定されて、天井下地材3が床梁1に吊り下げ支持されている。また、天井下地材3の野縁9・・の下面に跨って、天井板4がビス止めされている。
このような天井の天井下地材3として用いられる一般的な構造の野縁9は、図7に示すように、帯状の鋼板11を略角筒状に折り曲げ加工してなり、その一方の側面12の略中央において鋼板11の長手方向に沿った端部同士をカシメ接合してなるカシメ部分13を有するとともに、両側面12、12において互いに平行な2列の横溝部14、14が夫々形成されている。そして、図8に示すように、野縁受け8に係合した野縁支持具10を、野縁9に上方から被せて、野縁支持具10の一対の係止爪15、15を野縁9の上側の横溝部14、14に係止させることで、野縁受け8に対して野縁9が取り付けられている。
また、別の構造の野縁として、例えば特許文献1に開示されているように、帯状の鋼板を略角筒状に折り曲げ加工してなり、その一方の側面の略中央において鋼板の長手方向に沿った端部同士をカシメ接合してなるカシメ部分を有するとともに、両側面において1列の幅広の横溝部を夫々形成したものもある。
特開平6−248751号公報
天井の施工に際しては、野縁の下面に天井板をビス止めすることから、野縁の下面がビス打ち面となることがほとんどであるが、例えば図5に示すように、内壁40に沿って配置する野縁9では、その側面をビス打ち面として内壁40にビス41・・止めすることがある。
ところが、上述した一般的な構造の野縁や別の構造の野縁においては、一方の側面の略中央に厚肉で強固なカシメ部分が存在しており、この側面をビス打ち面として内壁にビス止めする場合には、カシメ部分を回避してビスを打ち込む必要があり、側面におけるビス打ち可能範囲が狭くて、施工性が悪いといった不具合があった。
また、野縁においては、上下方向に撓み難い曲げ強度が要求されるが、曲げ抵抗となるカシメ部分が一方の側面に存在しているので、上下方向の曲げに対してカシメ部分の抵抗力を十分に発揮させることができず、上下方向の曲げ強度を効果的に高めることが困難であった。
さらに、上述した一般的な構造の野縁では、横溝部が合計4列形成されていて、鋼板の折曲箇所が多くなっていることから、それだけ幅広の鋼板を使用して加工する必要があり、鋼板の使用量が多くなって、材料費が嵩むといった不具合があった。
一方、別の構造の野縁では、横溝部が合計2列形成されているだけであるから、一般的な構造の野縁と比べて、鋼板の使用量を抑えることができるが、各横溝部が大きな表面積を必要とする断面略コ字状となっているので、鋼板の使用量の低減にあたって未だ改良の余地があった。
この発明は、上記の不具合を解消して、側面におけるビス打ち可能範囲を拡大して施工性の向上を図ることができ、しかも上下方向の曲げ強度を効果的に高めることができ、さらに材料費の削減を実現することができる天井野縁を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、この発明の天井野縁20は、帯状の鋼板21を略角筒状に折り曲げ加工してなるものであって、その上面22において前記鋼板21の長手方向に沿った端部同士をカシメ接合するとともに、両側面23、23において断面略楔状とした1列の野縁支持具係止用の横溝部24、24を夫々形成したことを特徴とする。
具体的には、前記両側面23、23の上部に前記横溝部24、24を夫々形成して、前記両側面23、23の前記横溝部24、24よりも下側を平坦な垂直面としている。
この発明の天井野縁では、厚肉で強固なカシメ部分を上面に設けていることから、両側面においてビス打ちの邪魔になるカシメ部分が存在せず、これにより両側面におけるビス打ち可能範囲を拡大して、内壁等への側面からのビス止めに際しての施工性を向上することができる。しかも、上下方向の曲げに対してカシメ部分の抵抗力を十分に発揮させることができ、上下方向の曲げ強度を効果的に高めることができる。
しかも、横溝部が両側面において合計2列形成されているだけであるから、合計4列の横溝部を形成したものと比べて、鋼板の折曲箇所が少なくなり、それだけ幅狭の鋼板を使用して加工することができる。これにより、鋼板の使用量を減らして、材料費を削減することができる。
また、両側面の上部に横溝部を形成して、両側面の横溝部よりも下側を平坦な垂直面としていることから、凹凸のある横溝部よりもビスの打ち込みが容易な垂直面を広範囲に亘って連続して確保することができ、施工性のより一層の向上を図ることができる。
さらに、横溝部を断面略楔状に形成しているので、断面略コ字状のものと比べて、鋼板の折曲箇所を減らして横溝部の表面積を小さく抑えることができ、これにより鋼板の使用量をより一層減らして、材料費の削減を図ることができる。
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、この発明の一実施形態に係る天井野縁20の断面構造を示している。この天井野縁20は、帯状の鋼板21を略角筒状に折り曲げ加工してなり、その上面22において鋼板21の長手方向に沿った端部同士をカシメ接合してなるカシメ部分25を有するとともに、上面22を挟んだ両側面23、23において1列の横溝部24、24が夫々形成されている。
カシメ部分25は、鋼板21の長手方向に沿った両端部を略U字状に折り返して、これら端部同士を互いに係合させながら圧接することによって形成されており、天井野縁20の上面22の幅方向略中央において野縁全長に亘って配されている。
各横溝部24は、側面23から内方向に向かって水平に延びる水平面30と、この水平面30の内側先端から外方向へ向かって斜め下方へ延びる傾斜面31とを有する断面略楔状とされて、天井野縁20の側面23の上部において野縁全長に亘って形成されている。そして、天井野縁20の両側面23、23における横溝部24、24よりも下側は、平坦な垂直面となっている。
このように、上記の天井野縁20においては、その上面22に厚肉で強固なカシメ部分25が設けられているので、上下方向の曲げに対してカシメ部分25を効果的に抵抗させることができ、上下方向の曲げ強度を高めることができる。しかも、両側面23、23においてビス打ちの邪魔になるカシメ部分25が存在せず、両側面23、23の略全面がビス打ち可能範囲となっている。
また、横溝部24、24が合計2列形成されているだけであるから、合計4列の横溝部を形成したものと比べて、鋼板21の折曲箇所が少なくなり、それだけ幅狭の鋼板21を使用して加工することができ、鋼板21の使用量を減らすことができる。しかも、各横溝部24は、断面略楔状に形成されていることから、断面略コ字状のものと比べて、表面積を小さく抑えることができ、鋼板21の使用量をより一層減らすことができる。
図2及び図3は、上記構成の天井野縁20を用いた天井の構造を示しており、野縁構造が異なる以外は従来の天井と同様に構成されている。すなわち、H型鋼からなる床梁1に吊り下げ具2を介して天井下地材3を吊り下げ支持して、その天井下地材3に天井板4を張り付けることによって構成されている。
吊り下げ具2は、床梁1の下部フランジ5に係合する係合金具6と、この係合金具6から垂下した吊りボルト7からなる。天井下地材3は、互いに平行に配された複数の野縁受け8・・と、これら野縁受け8・・に対して直交するようにして互いに平行に配された上記の天井野縁20・・とを、野縁支持具10・・を介して格子状に組み付けてなる。
この組み付けに際しては、図3及び図4に示すように、野縁受け8に係合した野縁支持具10を、天井野縁20に上方から被せて、野縁支持具10の一対の係止爪15、15を天井野縁20の横溝部24、24に係止させることで、野縁受け8に対して天井野縁20を取り付けるようにしている。従って、従来の野縁を使用した場合と全く同じ方法で、野縁受け8・・と天井野縁20・・とが組み付けられている。そして、吊りボルト7の下端部が野縁受け8に固定されて、天井下地材3が床梁1に吊り下げ支持されている。また、天井野縁20・・の下面に跨って、天井板4がビス止めされている。
このように構成された天井において、内壁40に沿って配置した天井野縁20については、その側面23、23をビス打ち面として内壁40にビス41・・止めしている。このとき、天井野縁20の両側面23、23の略全面がビス打ち可能範囲となっているので、内壁40の状況に応じてビス41・・の打ち込みを柔軟に行うことができ、施工性を向上することができる。
なお、この発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正及び変更を加え得ることは勿論である。
この発明の一実施形態に係る天井野縁の縦断面図である。 天井野縁を用いた天井の構造を部分的に示す斜視図である。 同じくその縦断面図である。 野縁受けと天井野縁との組み付け状態を示す縦断面図である。 従来の天井の構造を部分的に示す斜視図である。 同じくその縦断面図である。 従来の天井野縁の縦断面図である。 従来の野縁受けと天井野縁との組み付け状態を示す縦断面図である。
符号の説明
20・・天井野縁、21・・鋼板、22・・上面、23・・側面、24・・横溝部、25・・カシメ部分

Claims (2)

  1. 帯状の鋼板(21)を略角筒状に折り曲げ加工してなる天井野縁(20)であって、その上面(22)において前記鋼板(21)の長手方向に沿った端部同士をカシメ接合するとともに、両側面(23)(23)において断面略楔状とした1列の野縁支持具係止用の横溝部(24)(24)を夫々形成したことを特徴とする天井野縁。
  2. 前記両側面(23)(23)の上部に前記横溝部(24)(24)を夫々形成して、前記両側面(23)(23)の前記横溝部(24)(24)よりも下側を平坦な垂直面とした請求項1記載の天井野縁。
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