JP6433400B2 - HMG−CoAレダクターゼ阻害薬を含有する医薬製剤 - Google Patents
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上記ラクトン体の生成は、低pH条件下におけるジヒドロキシカルボン酸骨格の不安定化が主要メカニズムであることが知られている。これまで、塩基性添加物を安定化剤として配合し、pHを高めることによる安定化の手法が試みられている。
(2)前記(A)HMG−CoAレダクターゼ阻害薬を医薬製剤全体に対して0.5〜30質量%含むことを特徴とする、(1)に記載の医薬製剤。
(3)前記(B)糖アルコールを医薬製剤全体に対して30〜95質量%含むことを特徴とする、(1)又は(2)に記載の医薬製剤。
(4)前記(C)セルロース誘導体を医薬製剤全体に対して1〜50質量%含むことを特徴とする、(1)〜(3)のいずれかに記載の医薬製剤。
(5)前記(A)HMG−CoAレダクターゼ阻害薬がロスバスタチン又はその塩である、(1)〜(4)のいずれかに記載の医薬製剤。
(6)前記(B)糖アルコールが、イソマルト、エリスリトール、キシリトール、ソルビトール、マルチトール、及びマンニトールからなる群から選択される1種以上である、(1)〜(5)のいずれかに記載の医薬製剤。
(7)前記(C)セルロース誘導体が、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒプロメロース、及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロースからなる群から選択される1種以上である、(1)〜(6)のいずれかに記載の医薬製剤。
(8)前記(C)セルロース誘導体として、水溶性セルロース誘導体及び水不溶性セルロース誘導体をそれぞれ1種以上含む、(1)〜(7)のいずれかに記載の医薬製剤。
(9)前記水溶性セルロース誘導体を医薬製剤全体に対して0.5〜30質量%含み、かつ前記水不溶性セルロース誘導体を医薬製剤全体に対して1〜50質量%含むことを特徴とする、(8)に記載の医薬製剤。
(11)含有成分の一部又は全部が湿式造粒法により造粒されている、(1)〜(10)のいずれかに記載の医薬製剤。
(12)前記(A)HMG−CoAレダクターゼ阻害薬及び前記(B)糖アルコールが湿式造粒法により造粒されている、(11)に記載の医薬製剤。
(13)実質的にアルカリ化剤を含まないことを特徴とする、(1)〜(12)のいずれかに記載の医薬製剤。
(14)圧縮成形された錠剤の形態である、(1)〜(13)のいずれかに記載の医薬製剤。
(15)更に、水溶性セルロース誘導体及び着色剤を含むコーティング層で被覆されてなる、(14)に記載の医薬製剤。
(16)前記記載の水溶性セルロース誘導体がヒプロメロース及びヒドロキシプロピルセルロースからなる群から選択される1以上の成分であり、前記着色剤が、黄色三二酸化鉄、褐色三二酸化鉄、三二酸化鉄、酸化チタン、食用黄色4号、及び食用黄色5号からなる群から選択される1以上の成分である、(15)記載の医薬製剤。
本発明においては、錠剤の形態の医薬製剤を更にフィルムコート錠とすることにより、光に対する安定性を付与することができる。光に対する安定性は、120万luxの光照射後の最大の類縁物質生成率が1%以下であることが好ましく、さらに好ましくは0.5%以下である。
ロスバスタチンカルシウムと乳糖水和物、D−マンニトールあるいはトウモロコシデンプンとの配合時におけるロスバスタチンカルシウムの化学的安定性について検討した。下記に示す被験サンプル1〜6を製造し、それぞれ1000mgを遮光ガラス瓶に入れたものを2本ずつ準備し、1本を40℃75%相対湿度条件下にて密栓して1箇月保存、もう1本を同条件下にて開放して1箇月保存した。開始時及び1箇月保存後のロスバスタチンカルシウムの類縁物質生成率を、HPLCを用いて測定した。類縁物質生成率は、ロスバスタチン及びその類縁物質由来の総ピーク面積に対する面積百分率(%)として算出した。算出した各類縁物質生成率のうち最も高いものを最大の類縁物質生成率(%)として評価した。
ロスバスタチンカルシウム156mgとD−マンニトール8844mgを混合して得られた混合物。
[被験サンプル2]
ロスバスタチンカルシウム156mgとD−マンニトール8844mgを混合し、精製水により湿式造粒を実施した。得られた造粒物を60℃の棚式乾燥機にて3時間乾燥して得た乾燥顆粒。
[被験サンプル3]
被験サンプル1のD−マンニトールの代わりに乳糖水和物を用いて、被験サンプル1と同様の方法にて得た混合物。
[被験サンプル4]
被験サンプル2のD−マンニトールの代わりに乳糖水和物を用いて、被験サンプル2と同様の方法にて得た乾燥顆粒。
[被験サンプル5]
被験サンプル1のD−マンニトールの代わりにトウモロコシデンプンを用いて被験サンプル1と同様の方法にて得た混合物。
[被験サンプル6]
被験サンプル2のD−マンニトールの代わりにトウモロコシデンプンを用いて被験サンプル2と同様の方法にて得た乾燥顆粒。
ロスバスタチンカルシウム又はロスバスタチンカルシウムとD−マンニトールとの混合物に、各種セルロース誘導体を配合した時のロスバスタチンカルシウムの化学的安定性について検討した。下記に示す実施例1〜4、比較例1〜3、及び参考例1〜4を製造し、それぞれ1000mgを遮光ガラス瓶に入れたものを2本ずつ準備し、1本を40℃75%相対湿度条件下にて密栓して1箇月保存、もう1本を同条件下にて開放して1箇月保存した。開始時及び1箇月保存後のロスバスタチンカルシウムの類縁物質生成率を、HPLCを用いて測定した。類縁物質生成率は、ロスバスタチン及びその類縁物質由来の総ピーク面積に対する面積百分率(%)として算出した。算出した各類縁物質生成率のうち最も高いものを最大の類縁物質生成率(%)として評価した。
ロスバスタチンカルシウム51.9mg、D−マンニトール2240.5mg、及びエチルセルロース207.6mgを混合し、医薬組成物とした。
[実施例2]
実施例1のエチルセルロースの代わりにヒドロキシエチルセルロースを用いて、実施例1と同様に混合し、医薬組成物とした。
[実施例3]
実施例1のエチルセルロースの代わりにヒドロキシプロピルセルロースを用いて、実施例1と同様に混合し、医薬組成物とした。
[実施例4]
実施例1のエチルセルロースの代わりに低置換度ヒドロキシプロピルセルロースを用いて、実施例1と同様に混合し、医薬組成物とした。
実施例1のエチルセルロースの代わりにクロスカルメロースナトリウムを用いて、実施例1と同様に混合し、医薬組成物とした。
[比較例2]
ロスバスタチンカルシウム156mgと結晶セルロース8844mgとを混合し、医薬組成物とした。
[比較例3]
ロスバスタチンカルシウム156mgと結晶セルロース8844mgを混合し、精製水により湿式造粒を実施した。得られた造粒物を60℃の棚式乾燥機にて3時間乾燥し、乾燥顆粒からなる医薬組成物とした。
ロスバスタチンカルシウム156mg、結晶セルロース7944mg、及び第三リン酸カルシウム900mgを混合し、医薬組成物とした。
[参考例2]
ロスバスタチンカルシウム156mg、結晶セルロース7944mg、及び第三リン酸カルシウム900mgを混合し、精製水により湿式造粒を実施した。得られた造粒物を60℃の棚式乾燥機にて3時間乾燥し、乾燥顆粒からなる医薬組成物とした。
[参考例3]
参考例1の第三リン酸カルシウムの代わりにメグルミンを用いて、参考例1と同様に混合し、医薬組成物とした。
[参考例4]
参考例2の第三リン酸カルシウムの代わりにメグルミンを用いて、参考例2と同様の方法により、乾燥顆粒からなる医薬組成物とした。
以下に示す実施例5及び6のサンプルを製造(1錠あたりの各成分含有量を表3に示す)し、それぞれ30錠を遮光ガラス瓶に入れたものを2本ずつ準備し、1本を40℃75%相対湿度条件下にて密栓して1箇月保存、もう1本を同条件下にて開放して1箇月保存した。開始時及び1箇月保存後のロスバスタチンカルシウムの類縁物質生成率を、HPLCを用いて測定した。類縁物質生成率は、ロスバスタチン及びその類縁物質由来の総ピーク面積に対する面積百分率(%)として算出した。算出した各類縁物質生成率のうち最も高いものを最大の類縁物質生成率(%)として評価した。
ロスバスタチンカルシウム78mg、D−マンニトール3492mgを混合し、精製水により湿式造粒を実施した。得られた造粒物を60℃の棚式乾燥機にて3時間乾燥し、得られた乾燥顆粒と低置換度ヒドロキシプロピルセルロース900mgとを混合した。前記混合物とステアリン酸マグネシウム30mgとを混合し打錠用顆粒とした。前記打錠用顆粒をオートグラフ(株式会社島津製作所製)により1錠あたり150mg,φ8mmの錠剤に圧縮成型した。
[実施例6]
ロスバスタチンカルシウム65g、D−マンニトール222.5gを混合した。流動層造粒機(MP−01,株式会社パウレック製)により、ヒドロキシプロピルセルロース9gを含む水溶液を噴霧し湿式造粒を実施した。得られた造粒物を70℃で流動層乾燥し、得られた乾燥顆粒192.7gと低置換度ヒドロキシプロピルセルロース48.58gとを混合した。前記混合物とステアリン酸マグネシウム1.62gとを混合し打錠用顆粒とした。前記打錠用顆粒をロータリー打錠機(菊水製作所製)により1錠あたり120mg,φ7.5mmの錠剤に圧縮成型した。
以下に示す実施例7〜9を製造(1錠あたりの各成分含有量を表5に示す)し、前述の実施例6と共に、それぞれ30錠を遮光ガラス瓶に入れ40℃75%相対湿度条件下にて開放して1箇月保存した。別に、前記実施例それぞれ30錠を25℃2000lux/時間条件下にて密栓して25日間保存し、累計120万luxの光を照射した。開始時、40℃75%相対湿度1箇月保存後、及び25℃2000lux/時間25日保存後のロスバスタチンカルシウムの類縁物質生成率を、HPLCを用いて測定した。類縁物質生成率は、ロスバスタチン及びその類縁物質由来の総ピーク面積に対する面積百分率(%)として算出した。算出した各類縁物質生成率のうち最も高いものを最大の類縁物質生成率(%)として評価した。
ヒプロメロース52.50g、マクロゴール6000 9.75g、酸化チタン12.75g、黄色三二酸化鉄0.75g、及び三二酸化鉄0.1875gを含むコーティング液を調製した。前述の実施例6の錠剤を、当該コーティング液を用いてコーティング機(アクアコータ―,フロイント産業製)によりフィルムコート錠に製した。
[実施例8]
実施例7のコーティング液で、マクロゴール6000の代わりにトリアセチンを用いて、実施例7と同様の方法にてフィルムコート錠を得た。
[実施例9]
実施例7のコーティング液で、黄色三二酸化鉄及び三二酸化鉄を除き、実施例7と同様の方法にてフィルムコート錠を得た。
以下に示す実施例10〜13のサンプルを製造(1錠あたりの各成分含有量を表7に示す)し、試験例3と同様に、安定性試験を実施した。
ロスバスタチンカルシウム750mg、イソマルト9900mg、ヒドロキシプロピルセルロース750mg、タルク450mgを混合し、精製水により湿式造粒を実施した。得られた造粒物を60℃の棚式乾燥機にて3時間乾燥し、得られた乾燥顆粒と低置換度ヒドロキシプロピルセルロース3000mgとを混合した。前記混合物とステアリン酸マグネシウム150mgとを混合し打錠用顆粒とした。前記打錠用顆粒をオートグラフ(株式会社島津製作所製)により1錠あたり150mg,φ7.5mmの錠剤に圧縮成型した。
[実施例11]
ロスバスタチンカルシウム2250mg、エリスリトール6900mg、ヒドロキシプロピルセルロース750mg、ケイ酸マグネシウム1200mgを混合し、精製水により湿式造粒を実施した。得られた造粒物を60℃の棚式乾燥機にて3時間乾燥し、得られた乾燥顆粒と低置換度ヒドロキシプロピルセルロース3750mgとを混合した。前記混合物とステアリン酸マグネシウム150mgとを混合し打錠用顆粒とした。前記打錠用顆粒をオートグラフ(株式会社島津製作所製)により1錠あたり150mg,φ7.5mmの錠剤に圧縮成型した。
ロスバスタチンカルシウム750mg、D−マンニトール9900mg、ヒドロキシプロピルセルロース750mg、タルク450mgを混合し、精製水により湿式造粒を実施した。得られた造粒物を60℃の棚式乾燥機にて3時間乾燥し、得られた乾燥顆粒と低置換度ヒドロキシプロピルセルロース3000mgとを混合した。前記混合物とステアリン酸マグネシウム150mgとを混合し打錠用顆粒とした。前記打錠用顆粒をオートグラフ(株式会社島津製作所製)により1錠あたり150mg,φ7.5mmの錠剤に圧縮成型した。
[実施例13]
ロスバスタチンカルシウム2250mg、D−マンニトール6900mg、ヒドロキシプロピルセルロース750mg、ケイ酸マグネシウム1200mgを混合し、精製水により湿式造粒を実施した。得られた造粒物を60℃の棚式乾燥機にて3時間乾燥し、得られた乾燥顆粒と低置換度ヒドロキシプロピルセルロース3750mgとを混合した。前記混合物とステアリン酸マグネシウム150mgとを混合し打錠用顆粒とした。前記打錠用顆粒をオートグラフ(株式会社島津製作所製)により1錠あたり150mg,φ7.5mmの錠剤に圧縮成型した。
以下に示す実施例14〜17のサンプルを製造(1錠あたりの各成分含有量を表9に示す)し、試験例3と同様に、安定性試験を実施した。
ロスバスタチンカルシウム750mg、イソマルト10350mg、ヒドロキシプロピルセルロース750mgを混合し、精製水により湿式造粒を実施した。得られた造粒物を60℃の棚式乾燥機にて3時間乾燥し、得られた乾燥顆粒と低置換度ヒドロキシプロピルセルロース3000mgとを混合した。前記混合物とステアリン酸マグネシウム150mgとを混合し打錠用顆粒とした。前記打錠用顆粒をオートグラフ(株式会社島津製作所製)により1錠あたり150mg,φ7.0mmの錠剤に圧縮成型した。
[実施例15]
ロスバスタチンカルシウム2250mg、エリスリトール8100mg、ヒドロキシプロピルセルロース750mgを混合し、精製水により湿式造粒を実施した。得られた造粒物を60℃の棚式乾燥機にて3時間乾燥し、得られた乾燥顆粒と低置換度ヒドロキシプロピルセルロース3750mgとを混合した。前記混合物とステアリン酸マグネシウム150mgとを混合し打錠用顆粒とした。前記打錠用顆粒をオートグラフ(株式会社島津製作所製)により1錠あたり150mg,φ7.0mmの錠剤に圧縮成型した。
ロスバスタチンカルシウム750mg、D−マンニトール12600mg、ヒドロキシプロピルセルロース750mgを混合し、精製水により湿式造粒を実施した。得られた造粒物を60℃の棚式乾燥機にて3時間乾燥し、得られた乾燥顆粒とクロスポビドン750mgとを混合した。前記混合物とステアリン酸マグネシウム150mgとを混合し打錠用顆粒とした。前記打錠用顆粒をオートグラフ(株式会社島津製作所製)により1錠あたり150mg,φ7.0mmの錠剤に圧縮成型した。
[実施例17]
ロスバスタチンカルシウム2250mg、D−マンニトール7350mg、ヒドロキシプロピルセルロース750mgを混合し、精製水により湿式造粒を実施した。得られた造粒物を60℃の棚式乾燥機にて3時間乾燥し、得られた乾燥顆粒と低置換度ヒドロキシプロピルセルロース3750mg、アミノアクリルメタクリレートコポリマーE750mgとを混合した。前記混合物とステアリン酸マグネシウム150mgとを混合し打錠用顆粒とした。前記打錠用顆粒をオートグラフ(株式会社島津製作所製)により1錠あたり150mg,φ7.0mmの錠剤に圧縮成型した。
Claims (17)
- (A)ロスバスタチン又はその塩、(B)イソマルト、エリスリトール、キシリトール、ソルビトール、マルチトール、及びマンニトールからなる群から選択される1種以上の糖アルコール、及び(C)メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒプロメロース、及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロースからなる群から選択される1種以上のセルロース誘導体を混合された状態で含み、実質的に結晶セルロースを含まないことを特徴とし、水溶性セルロース誘導体及び着色剤を含むコーティング層を有する、圧縮成形された錠剤の形態である医薬製剤(デンプン類、クロスカルメロースナトリウム、微粉末シリカ、又はL-アルギニンを含む医薬製剤を除く)。
- (A)ロスバスタチン又はその塩、(B)イソマルト、エリスリトール、キシリトール、ソルビトール、マルチトール、及びマンニトールからなる群から選択される1種以上の糖アルコール、及び(C)メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒプロメロース、及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロースからなる群から選択される1種以上のセルロース誘導体を混合された状態で含み、実質的に結晶セルロースを含まないことを特徴とし、含有成分の一部又は全部が湿式造粒法により造粒されている、医薬製剤(デンプン類、クロスカルメロースナトリウム、微粉末シリカ、又はL-アルギニンを含む医薬製剤を除く)。
- 遮光条件下、40℃75%相対湿度下で、密栓条件及び開放条件のいずれにおいても、1箇月保存した後の最大の類縁物質生成率が1%以下であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の医薬製剤。
- 遮光条件下、40℃75%相対湿度下で、密栓条件及び開放条件のいずれにおいても、1箇月保存した後の最大の類縁物質生成率が0.5%以下であることを特徴とする、請求項3に記載の医薬製剤。
- 前記(A)ロスバスタチン又はその塩を医薬製剤全体に対して0.5〜30質量%含むことを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の医薬製剤。
- 前記(B)糖アルコールを医薬製剤全体に対して30〜95質量%含むことを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の医薬製剤。
- 前記(C)のセルロース誘導体を医薬製剤全体に対して1〜50質量%含むことを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の医薬製剤。
- 前記(B)糖アルコールが、イソマルト、エリスリトール、及びマンニトールからなる群から選択される1種以上である、請求項1〜7のいずれかに記載の医薬製剤。
- 前記(C)のセルロース誘導体として、水溶性セルロース誘導体及び水不溶性セルロース誘導体をそれぞれ1種以上含む、請求項1〜8のいずれかに記載の医薬製剤。
- 前記水溶性セルロース誘導体を医薬製剤全体に対して0.5〜30質量%含み、かつ前記水不溶性セルロース誘導体を医薬製剤全体に対して1〜50質量%含むことを特徴とする、請求項9に記載の医薬製剤。
- 前記(B)糖アルコールがマンニトール、前記(C)のセルロース誘導体がヒドロキシプロピルセルロース及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロースである、請求項1〜10のいずれかに記載の医薬製剤。
- 含有成分の一部又は全部が湿式造粒法により造粒されている、請求項1又は3〜11のいずれかに記載の医薬製剤。
- 前記(A)ロスバスタチン又はその塩及び前記(B)糖アルコールが湿式造粒法により造粒されている、請求項2又は12に記載の医薬製剤。
- 実質的にアルカリ化剤を含まないことを特徴とする、請求項1〜13のいずれかに記載の医薬製剤。
- 圧縮成形された錠剤の形態である、請求項2〜14のいずれかに記載の医薬製剤。
- 更に、水溶性セルロース誘導体及び着色剤を含むコーティング層を有する、請求項15に記載の医薬製剤。
- 前記水溶性セルロース誘導体がヒプロメロース及びヒドロキシプロピルセルロースからなる群から選択される1以上の成分であり、前記着色剤が、黄色三二酸化鉄、褐色三二酸化鉄、三二酸化鉄、酸化チタン、食用黄色4号、及び食用黄色5号からなる群から選択される1以上の成分である、請求項1又は16に記載の医薬製剤。
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