JP6432275B2 - 冷媒蒸発器 - Google Patents

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Description

本発明は、外部を流れる被冷却流体と、内部を流れる冷媒との間で熱交換を行う冷媒蒸発器に関する。
冷媒蒸発器は、外部を流れる被冷却流体(例えば、空気)から吸熱し、内部を流れる液相冷媒を蒸発させることで、被冷却流体を冷却する冷却用熱交換器として機能する。
この種の冷媒蒸発器として、内部に液相冷媒及び気相冷媒(以下、両者を単に「冷媒」ともいう)を流す複数のチューブを積層して構成された熱交換コア部を有するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。当該熱交換コア部は、被冷却流体が流れる方向の寸法と比べて、積層方向の寸法が大きい幅広形状となっている。
この特許文献1の冷媒蒸発器は、熱交換コア部の端部に接続されるタンク部から、熱交換コア部に冷媒を流入させるように構成されている。つまり、当該タンク部は、その内部を流れる冷媒を分配し、熱交換コア部を構成する複数のチューブのそれぞれに冷媒を流入させている。当該タンク部の外形は、熱交換コア部を構成する全てのチューブに冷媒を流入させるため、熱交換コア部同様に幅広形状となっている。
特許第4124136号公報
特許文献1記載の冷媒蒸発器のように、タンク部で冷媒を分配し、幅広形状の熱交換コア部のチューブに流入させるように構成すると、当該熱交換コア部において液相冷媒の分布が不均一となるおそれがある。つまり、タンク部には外部から冷媒を流入させる流入口が設けられており、この流入口からタンク部の内部に流入した冷媒は、流入口近傍に位置するチューブに流入し易い傾向がある。このため、幅広形状の熱交換コア部において、流入口近傍の部位と、流入口から大きく離れた部位との間で、チューブに流入する液相冷媒の流量に差異が生じ、液相冷媒の分布が不均一となるおそれがある。
このような液相冷媒の分布の不均一は、流入口から流入する液相冷媒の流量が小さいほど顕著に表れる。熱交換コア部において液相冷媒の分布が不均一となると、被冷却流体と液相冷媒との熱交換が有効に行われない領域が生じ、冷媒蒸発器の冷却性能が低下するという問題がある。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、熱交換コア部において液相冷媒の分布の偏りを抑制することができる冷媒蒸発器を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る冷媒蒸発器は、外部を流れる被冷却流体と、内部を流れる冷媒との間で熱交換を行う冷媒蒸発器(1)であって、上下方向に冷媒を流す複数のチューブ(11c)を水平方向に積層して構成された熱交換コア部(11)と、内部に冷媒を流入させる流入口(13b1)を有し、複数のチューブの積層方向に沿って延在し、内部を流れる冷媒が複数のチューブの下端部から流入するように分配する分配タンク部(13)と、分配タンク部と平行に延在し、複数のチューブの上端部から流出した冷媒を集合させ、複数のチューブの積層方向に沿った一方の端部に形成される冷媒出口(12a)から冷媒を導出する集合タンク部(12)と、を備え、分配タンク部は、その内部であり、流入口近傍であり、かつ、複数のチューブの積層方向沿った集合タンク部の冷媒出口の側とは反対側である部位に、気相の冷媒を滞留させる気相冷媒滞留部(13e)が形成されており、分配タンク部には、気相の冷媒の流れを妨げる一方で液相の冷媒の流れを妨げないように形成された隔壁(13d)が形成されており、気相冷媒滞留部は、流入口と隔壁との間に形成されていることを特徴とする。
本発明では、分配タンク部は、その内部であり、流入口近傍であり、かつ、複数のチューブの積層方向沿った集合タンク部の冷媒出口の側とは反対側である部位に、気相冷媒を滞留させる気相冷媒滞留部が形成されている。流入口から分配タンク部の内部に流入した液相冷媒は、流入口近傍の部位に滞留している気相冷媒の動圧によってその進行を妨げられる。このため、流入口から離れる方向へと指向する液相冷媒の流量が増加する。したがって、本発明によれば、流入口からタンク部の内部に流入する冷媒の流量が小さい場合においても、熱交換器コア部の、流入口近傍の部位から、流入口から大きく離れた部位にかけて、液相冷媒の分布が不均一となってしまうことを抑制することができる。
本発明によれば、熱交換コア部において液相冷媒の分布の偏りを抑制することができる冷媒蒸発器を提供することができる。
本発明の実施形態に係る冷媒蒸発器を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る冷媒蒸発器を示す分解斜視図である。 図2のIII−III断面を示す断面図である。 図1のY方向に沿って見た、本発明の実施形態に係る冷媒蒸発器の冷媒の流れモデルを示す断面図である。 本発明の実施形態に係る冷媒蒸発器における冷媒の流れを示す分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る冷媒蒸発器における液相冷媒の分布を模式的に示す平面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
本実施形態に係る冷媒蒸発器1は、車室内の温度を調整する車両用空調装置の蒸気圧縮式の冷凍サイクルに適用される。詳細には、冷媒蒸発器1は、車室内へ送風する空気から吸熱して冷媒(液相冷媒)を蒸発させることで、空気を冷却する冷却用熱交換器である。冷凍サイクルは、周知の如く、冷媒蒸発器1以外に、図示しない圧縮機、放熱器(凝縮器)、膨張弁等を備えている。
まず、図1乃至図4を参照しながら、冷媒蒸発器1の構成について説明する。冷媒蒸発器1は、風上側蒸発部10と、風下側蒸発部20と、冷媒入替部30と、を備えている。
風上側蒸発部10は、風上側熱交換コア部11と、風上側分配タンク部13と、風上側集合タンク部12と、を有している。
風上側熱交換コア部11は、複数のチューブ11cと、複数のフィン11dとが水平方向に交互に積層された積層体によって構成されている。図2及び図4では、風上側熱交換コア部11を構成する複数のチューブ11c及び複数のフィン11dの図示が省略されている。チューブ11cは、その断面が扁平状で上下方向に延びており、冷媒を流すための流路が内部に形成されている。フィン11dは、コルゲートフィンであり、薄い金属板を屈曲させることで形成されている。フィン11dは、隣り合うチューブ11cの間に配置され、チューブ11cの外側面のうち扁平面に接合されている。また、複数のチューブ11c及び複数のフィン11dから構成される積層体の積層方向(以下、この方向を単に「積層方向」ともいう)の両端部には、サイドプレート11eが配置され、風上側熱交換コア部11を補強している。
図2に示されるように、風上側熱交換コア部11は、第1風上側コア部11a及び第2風上側コア部11bを有している。第1風上側コア部11aは、複数のチューブ11cの一部で、一つの列を成すように配列された一群のチューブ11cによって構成されている。第2風上側コア部11bは、複数のチューブ11cの残部で、一つの列を成すように配列された一群のチューブ11cによって構成されている。第1風上側コア部11a及び第2風上側コア部11bは、積層方向に並ぶように配置されている。空気が流れる方向であるX方向に沿って冷媒蒸発器1を見た場合に、第1風上側コア部11aは積層方向の右側に配置されたチューブ群で構成され、第2風上側コア部11bは積層方向の左側に配置されたチューブ群で構成されている。第1風上側コア部11a及び第2風上側コア部11bは、いずれも、X方向の寸法に比べて積層方向の寸法が大きい幅広形状となっている。
風上側分配タンク部13は、風上側熱交換コア部11の下方に配置されている。風上側分配タンク部13は、両端が閉塞された筒状体であり、冷媒を流す流路が内部に形成されている。図3に示されるように、風上側分配タンク部13の天井部には、風上側熱交換コア部11を構成する複数のチューブ11cの下端部が挿入され接合される複数の貫通穴が形成されている。つまり、風上側分配タンク部13は、その内部の流路が風上側熱交換コア部11の複数のチューブ11cに連通するように構成されている。これにより、風上側分配タンク部13は、風上側熱交換コア部11を構成する複数のチューブ11cへ冷媒を分配するための分配部として機能する。
図2乃至図4に示されるように、風上側分配タンク部13の内部であって、長手方向の中央位置には、仕切板13cが配置されている。仕切板13cは、風上側分配タンク部13の内部流路を、第1分配部13aと第2分配部13bとに区画している。第1分配部13aは、第1風上側コア部11aを構成する複数のチューブ11cに連通する空間である。第1分配部13aは、第1風上側コア部11aを構成する複数のチューブ11cに冷媒を分配する。第2分配部13bは、第2風上側コア部11bを構成する複数のチューブ11cに連通する空間である。第2分配部13bは、第2風上側コア部11bを構成する複数のチューブ11cに冷媒を分配する。
風上側分配タンク部13の第2分配部13bには、半仕切板13dが配置されている。半仕切板13dは、風上側分配タンク部13の内壁の上部から下方に向けて突出した板状の部材である。半仕切板13dの下端部は、略水平な直線となっている。後述するように、半仕切板13dは、第2分配部13bにおいて気相冷媒滞留部13eを区画形成している。
風上側集合タンク部12は、風上側熱交換コア部11の上方に配置されている。風上側集合タンク部12は、筒状体であり、冷媒を流す流路が内部に形成されている。風上側集合タンク部12は、X方向に沿って見た場合に、左端が閉塞され、右端に冷媒出口12aが形成されている。冷媒出口12aは、風上側集合タンク部12の内部から、図示されない圧縮機の吸入側に冷媒を導出する。風上側集合タンク部12の底部には、複数のチューブ11cの上端部が挿入され接合される複数の貫通穴が形成されている。つまり、風上側集合タンク部12は、その内部の流路が風上側熱交換コア部11の複数のチューブ11cに連通するように構成されている。これにより、風上側集合タンク部12は、風上側熱交換コア部11の複数のチューブ11cから流出した冷媒を集めるための集合部として機能する。
風下側蒸発部20は、X方向に沿って見た場合に風上側蒸発部10と重合するように配置されている。風下側蒸発部20は、風下側熱交換コア部21と、風下側分配タンク部22と、風下側集合タンク部23と、を有している。
風下側熱交換コア部21は、複数のチューブ21cと、複数のフィン21dとが水平方向に交互に積層された積層体によって構成されている。図2及び図4では、風下側熱交換コア部21を構成する複数のチューブ21c及び複数のフィン21dの図示が省略されている。チューブ21cは、その断面が扁平状で上下方向に延びており、冷媒を流すための流路が内部に形成されている。フィン21dは、コルゲートフィンであり、薄い金属板を屈曲させることで形成されている。フィン21dは、隣り合うチューブ21cの間に配置され、チューブ21cの外側面のうち平坦な面に接合されている。また、複数のチューブ21c及び複数のフィン21dから構成される積層体の積層方向の両端部には、サイドプレート21eが配置され、風下側熱交換コア部21を補強している。
図2に示されるように、風下側熱交換コア部21は、第1風下側コア部21a及び第2風下側コア部21bを有している。第1風下側コア部21aは、複数のチューブ21cの一部で、一つの列を成すように配列された一群のチューブ21cによって構成されている。第2風下側コア部21bは、複数のチューブ21cの残部で、一つの列を成すように配列された一群のチューブ21cによって構成されている。第1風下側コア部21a及び第2風下側コア部21bは、積層方向に並ぶように配置されている。空気が流れるX方向に沿って冷媒蒸発器1を見た場合に、第1風下側コア部21aは積層方向の右側に配置されたチューブ群で構成され、第2風下側コア部21bは積層方向の左側に配置されたチューブ群で構成されている。第1風下側コア部21a及び第2風下側コア部21bは、いずれも、X方向の寸法に比べて積層方向の寸法が大きい幅広形状となっている。
風下側分配タンク部22は、風下側熱交換コア部21の上方に配置されている。風下側分配タンク部22は、筒状体であり、冷媒を流す流路が内部に形成されている。風下側分配タンク部22は、X方向に沿って見た場合に、左端が閉塞され、右端に冷媒入口22aが形成されている。冷媒入口22aは、図示されない膨張弁によって減圧された低圧冷媒を導入する。風下側分配タンク部22の底部には、複数のチューブ21cの上端部が挿入され接合される複数の貫通穴が形成されている。つまり、風下側分配タンク部22は、その内部の流路が風下側熱交換コア部21の複数のチューブ21cに連通するように構成されている。これにより、風下側分配タンク部22は、風下側熱交換コア部21の複数のチューブ21cへ冷媒を分配するための分配部として機能する。
風下側集合タンク部23は、風下側熱交換コア部21の下方に配置されている。風下側集合タンク部23は、両端が閉塞された筒状体であり、冷媒を流す流路が内部に形成されている。風下側集合タンク部23の天井部には、複数のチューブ21cの下端部が挿入され接合される複数の貫通穴が形成されている。つまり、風下側集合タンク部23は、その内部の流路が複数のチューブ21cに連通するように構成されている。
風下側集合タンク部23の内部には、長手方向の中央位置に仕切板23cが配置されている。仕切板23cは、風下側集合タンク部23の内部流路を、第1集合部23aと、第2集合部23bとに区画している。第1集合部23aは、第1風下側コア部21aを構成する複数のチューブ21cに連通する空間である。第1集合部23aは、第1風下側コア部21aを構成する複数のチューブ21cから流出した冷媒を集める。第2集合部23bは、第2風下側コア部21bを構成する複数のチューブ21cに連通する空間である。第2集合部23bは、第2風下側コア部21bを構成する複数のチューブ21cから流出した冷媒を集める。すなわち、風下側集合タンク部23は、第1風下側コア部21aから流出する冷媒と、第2風下側コア部21bから流出する冷媒とを別々に集める集合部として機能する。
冷媒入替部30は、風上側蒸発部10の風上側分配タンク部13と、風下側蒸発部20の風下側集合タンク部23との間に設けられている。図2に示されるように、冷媒入替部30は、第1集合部連通部31aと、第2集合部連通部31bと、第1分配部連通部32aと、第2分配部連通部32bと、中間タンク部33と、を備える。
第1集合部連通部31a及び第2集合部連通部31bは、いずれも冷媒が流れる流路が内部に形成された断面が矩形の筒状体であり、それらの一端が風下側集合タンク部23に接続され、それらの他端が中間タンク部33に接続されている。これにより、第1集合部連通部31aは、その一端において風下側集合タンク部23の第1集合部23aと連通し、その他端において後述する中間タンク部33の第1流路33aと連通している。また、第2集合部連通部31bは、その一端において風下側集合タンク部23の第2集合部23bと連通し、その他端において後述する中間タンク部33の第2流路33bと連通している。
第1分配部連通部32a及び第2分配部連通部32bは、いずれも冷媒が流れる流路が内部に形成された断面が矩形の筒状体であり、それらの一端が中間タンク部33に接続され、それらの他端が風上側分配タンク部13に接続されている。これにより、第1分配部連通部32aは、その一端において後述する中間タンク部33の第2流路33bと連通し、その他端において風上側分配タンク部13の第1分配部13aと連通している。また、第2分配部連通部32bは、その一端において後述する中間タンク部33の第1流路33aと連通し、その他端において風上側分配タンク部13の第2分配部13bと連通している。
図3に示されるように、第1分配部連通部32aの他端は、風上側分配タンク部13の外周壁面に開設された流入口13a1に接続されている。この流入口13a1は、図1のY方向(X方向と逆方向)に沿って見た場合に、風上側分配タンク部13の左端寄りの位置に開設されている。
また、第2分配部連通部32bの他端は、風上側分配タンク部13の外周壁面に開設された流入口13b1に接続されている。この流入口13b1は、風上側分配タンク部13の仕切板13c寄りの位置に開設されている。
中間タンク部33は、冷媒が流れる流路が内部に形成された筒状体である。中間タンク部33は、風下側集合タンク部23側に第1集合部連通部31a及び第2集合部連通部31bが接続され、風上側分配タンク部13側に第1分配部連通部32a及び第2分配部連通部32bが接続される。
図4に示されるように、中間タンク部33は、その内部に仕切部材33cが設けられている。仕切部材33cは、中間タンク部33内の上部に設けられ、中間タンク部33内を第1流路33aと第2流路33bとに区画している。
図4に示されるように、第2流路33bは、絞り流路33kを有する。絞り流路33kは、中間タンク部33の上部に設けられた仕切部材33cによって、中間タンク部33の下部に区画形成されている。また、絞り流路33kの上流側には端部流路33mが設けられ、下流側には端部流路33nが設けられている。端部流路33m,33nは、いずれも絞り流路33kよりも流路断面積が大きい。図2に示されるように、第2集合部連通部31bは、絞り流路33kの上流側の端部流路33mと連通している。第1分配部連通部32aは、絞り流路33kの下流側の端部流路33nと連通している。
次に、図4及び図5を参照しながら、以上のように構成された冷媒蒸発器1における冷媒の流れと、それによる空気の冷却について説明する。
図示されない膨張弁によって減圧された低圧冷媒は、冷媒蒸発器1に供給される。冷媒は、図5に矢印Aで示されるように、冷媒入口22aから風下側分配タンク部22の内部に導入される。この冷媒は、風下側分配タンク部22の内部において分配され、矢印B及び矢印Cで示されるように、風下側熱交換コア部21の第1風下側コア部21a及び第2風下側コア部21bに流入する。
第1風下側コア部21a及び第2風下側コア部21bに流入した冷媒は、それぞれを構成する複数のチューブ11cの内部を下方に向かって流れる。このとき、複数のチューブ11cの内部を流れる冷媒が、複数のチューブ11cの間をX方向に通過する空気と熱交換を行う。これにより、液相の冷媒の一部が蒸発して空気から吸熱し、空気の冷却が行われる。
第1風下側コア部21aの下端部から流出した冷媒は、矢印Dで示されるように、風下側集合タンク部23の第1集合部23aに流入して集められる。また、第2風下側コア部21bの下端部から流出した冷媒は、矢印Eで示されるように、風下側集合タンク部23の第2集合部23bに流入して集められる。
第1集合部23aに集められた冷媒は、矢印Fで示されるように、第1集合部連通部31aの内部に流入する。この冷媒は、第1集合部連通部31aの内部を流れ、中間タンク部33の第1流路33aに流入する。また、第2集合部23bに集められた冷媒は、矢印Gで示されるように、第2集合部連通部31bの内部に流入する。この冷媒は、第2集合部連通部31bの内部を流れ、中間タンク部33の端部流路33mに流入する。
図4に矢印Pで示されるように、中間タンク部33の端部流路33mを流れた冷媒は、第1流路33aの下方に回り込むようにして絞り流路33kに流入する。絞り流路33kは端部流路33mよりも流路断面積が小さいため、絞り流路33kに流入した冷媒は流速が上昇する。絞り流路33kを高速で流れた冷媒は、その下流側の端部流路33nに流入する。この冷媒は、図4に矢印Qで示されるように、中間タンク部33の壁面33pに沿って流れる方向を変え、第1分配部連通部32a側に向かって流れる。
一方、中間タンク部33の第1流路33aの内部を流れた冷媒は、図5に矢印Hで示されるように、第2分配部連通部32bの内部に流入する。この冷媒は、第2分配部連通部32bの内部を風上側分配タンク部13側に向かって流れ、流入口13b1から第2分配部13bに流入する。
中間タンク部33の第2流路33bの内部を流れた冷媒は、図5に矢印Iで示されるように、第1分配部連通部32aの内部に流入する。この冷媒は、第1分配部連通部32aの内部を風上側分配タンク部13側に向かって流れ、流入口13a1から第1分配部13aに流入する。
第1分配部13aに流入した冷媒は、図5に矢印Kで示されるように、第1風上側コア部11aの下端部から第1風上側コア部11aに流入する。詳細には、第1分配部13aの冷媒は、第1風上側コア部11aを構成する複数のチューブ11cに分配される。
第2分配部13bに流入した冷媒は、図5に矢印Jで示されるように、第2風上側コア部11bの下端部から第2風上側コア部11bに流入する。詳細には、第2分配部13bの冷媒は、第2風上側コア部11bを構成する複数のチューブ11cに分配される。
第1風上側コア部11a及び第2風上側コア部11bに流入した冷媒は、それぞれを構成する複数のチューブ11cの内部を上方に向かって流れる。このとき、複数のチューブ11cの内部を流れる冷媒が、複数のチューブ11cの間をX方向に通過する空気と熱交換を行う。これにより、液相の冷媒の一部が蒸発して空気から吸熱し、空気の冷却が行われる。
第1風上側コア部11a及び第2風上側コア部11bの上端部から流出した冷媒は、図5に矢印M及び矢印Lで示されるように、いずれも風上側集合タンク部12の内部に流入して合流する。この冷媒は、図5に矢印Nで示されるように、風上側集合タンク部12の内部を流れ、冷媒出口12aから冷媒蒸発器1の外部に流出する。この後、冷媒は、図示されない圧縮機の吸入側に供給される。
以上のように、風下側集合タンク部23の第1集合部23a内の冷媒は、冷媒入替部30によって風上側分配タンク部13の第2分配部13bに導かれる。また、風下側集合タンク部23の第2集合部23b内の冷媒は、冷媒入替部30によって風上側分配タンク部13の第1分配部13aに導かれる。すなわち、冷媒入替部30は、風下側集合タンク部23から風上側分配タンク部13へ向かう冷媒を、X方向に対して交差するように入れ替える。
このように、冷媒をX方向に対して交差するように入れ替えることにより、風上側分配タンク部13の第1分配部13a、第2分配部13bから、風上側熱交換コア部11の第1風上側コア部11a、第2風上側コア部11bへの液相冷媒の分布の偏りをある程度抑制することが可能となる。
しかしながら、冷媒蒸発器1に導入される冷媒の流量が小さい場合、上記のように冷媒を入れ替えて流すのみでは、液相冷媒の分布の偏りを抑制することが困難となる。風上側分配タンク部13の第2分配部13bについてみると、図3に示されるように、風上側分配タンク部13は、内部に冷媒を流入させる流入口13b1が、積層方向において第2分配部13bの一側に偏った位置に開設されている。したがって、流入口13b1から流入する冷媒の流量が小さい場合、冷媒は流入口13b1から大きく離れた他側まで到達し難い。このため、流入口13b1から流入した冷媒は、第2風上側コア部11bのうち流入口13b1近傍の部位に流入し易く、流入口13b1から大きく離れた部位に流入し難くなる傾向がある。すなわち、すなわち、第2風上側コア部11bにおいて、積層方向における液相冷媒の分布が不均一となるおそれがある。
また、本実施形態のように、風下側集合タンク部23から風上側分配タンク部13へ向かう冷媒を、X方向に対して交差するように入れ替えるものでは、冷媒の流量が大きい場合に、その入れ替えに伴って、冷媒の流れに乱れが生じ易いという特性がある。このため、冷媒蒸発器1に導入される冷媒の流量が小さい場合と大きい場合とでは、液相冷媒の分布に大きな差異が生じうる。したがって、冷媒蒸発器1の構成を、冷媒の流量が大きい場合に適したものとすると、冷媒の流量が小さい場合に、液相冷媒の分布がさらに不均一となるおそれがある。
本発明の実施形態に係る冷媒蒸発器1では、このように第2風上側コア部11bにおいて液相冷媒の分布が不均一となるという課題を解決するために、前述した半仕切板13dが設けられている。以下、図4及び図6を参照しながら、半仕切板13dによる作用について説明する。
図4に示されるように、風上側分配タンク部13の第2分配部13bの上部は、積層方向において半仕切板13dによって2つに区画されている。すなわち、半仕切板13dは隔壁として機能しており、風上側分配タンク部13の流入口13a1寄りの部分には、半円柱形状を呈する空間である気相冷媒滞留部13eが区画形成されている。
この気相冷媒滞留部13eは、積層方向において流入口13b1と対応する部位に形成されている。換言すれば、流入口13b1は、風上側分配タンク部13のうち、水平方向において気相冷媒滞留部13eと対応する部位に開設されている。
流入口13b1から第2分配部13bに流入する冷媒は、風下側熱交換コア部21における蒸発によって生成された気相冷媒を含んでいる。この気相冷媒は、流入口13a1から流入すると、図4に矢印Rで示されるように、その浮力によって上方に向かって流れ、気相冷媒滞留部13eに供給される。
気相冷媒滞留部13eに流入した気相冷媒は、上方の第2風上側コア部11bを構成する複数のチューブ11cの下端部に至る。しかしながら、チューブ11cの入口は狭く、また、気相冷媒とチューブ11cとの間に作用する表面張力のため、気相冷媒はチューブ11cの内部の流路にスムーズに流入することができない。このため、気相冷媒滞留部13eからチューブ11cの内部に流入する気相冷媒の流量よりも、流入口13b1から気相冷媒滞留部13eに供給される気相冷媒の流量が大きくなり、気相冷媒滞留部13eに気相冷媒が滞留する。
流入口13b1から第2分配部13bに流入する液相冷媒は、この気相冷媒滞留部13eに滞留している気相冷媒の動圧の作用を受ける。これにより、当該液相冷媒の一部は、気相冷媒滞留部13eを通過して第2風上側コア部11bに流入するものの、当該液相冷媒の他部は、図4に矢印Sで示されるように、気相冷媒滞留部13eを迂回して半仕切板13dの下方を通過するように流れる。したがって、第2風上側コア部11bのうち、流入口13b1から大きく離れた部位のチューブ11cにも液相冷媒が分配されることになる。
この結果、冷媒蒸発器1の風上側熱交換コア部11及び風下側熱交換コア部21における液相冷媒の分布は、図6に示されるものとなる。ここで、図6(a)〜図6(c)のいずれも、液相冷媒の分布は温度分布によって示されており、冷媒蒸発器1を図1のY方向から見た場合の液相冷媒の分布が示されている。図中の斜線で示される箇所が、液相冷媒が存在する部分を示す。図6(a)は、風上側熱交換コア部11を流れる液相冷媒の分布を示している。図6(b)は、風下側熱交換コア部21を流れる液相冷媒の分布を示している。図6(c)は、風上側熱交換コア部11、風下側熱交換コア部21を流れる液相冷媒の分布の合成を示している。
図6(b)に示されるように、風下側熱交換コア部21では、第1風下側コア部21aにおいて液相冷媒が均一に分布している一方で、第2風下側コア部21bにおいて液相冷媒が流れ難い箇所が生じている。これは、風下側分配タンク部22の冷媒入口22aから流入する冷媒の流量が小さいため、冷媒入口22aに近い第1風下側コア部21aに液相冷媒が流入し易くなり、それ伴って冷媒入口22aから大きく離れた第2風下側コア部21bには液相冷媒が流入し難くなることが原因である。
図6(a)に示されるように、風上側熱交換コア部11では、第1風上側コア部11aに存在している液相冷媒の量が、第2風上側コア部11bに存在している液相冷媒の量に比べて極端に少なくなっている。これは、前述した冷媒入替部30により、第2風上側コア部11bには、液相冷媒が十分に供給されていた第1風下側コア部21aから冷媒が導かれるのに対して、風上側熱交換コア部11には、液相冷媒が流れ難い箇所が生じていた第2風下側コア部21bから冷媒が導かれることが原因である。
ここで、図6(a)の第2風上側コア部11bにおける液相冷媒の分布をみると、半仕切板13dが配置されている部位を境にして、液相冷媒の分布の傾向が異なっていることがわかる。つまり、第2風上側コア部11bのうち、流入口13b1から大きく離れた部位にも、十分な流量の液相冷媒が流入していることがわかる。すなわち、流入口13b1から流入した液相冷媒が、半仕切板13dによって区画形成された気相冷媒滞留部13eによって、流入口13b1から大きく離れた部位への指向性を高められていることがわかる。
したがって、流入口13b1から流入する冷媒の流量が小さい場合においても、第2風上側コア部11bの、流入口近傍の部位から、流入口から大きく離れた部位にかけて、液相冷媒を均一に分布させることができ、液相冷媒の分布の偏りを抑制することができる。
また、気相冷媒滞留部13eは、風上側分配タンク部13の内壁の上部から下方に向けて突出した半仕切板13dによって区画形成されている。したがって、簡便な構成によって気相冷媒を滞留させ、液相冷媒の指向性を変化させることが可能となる。
また、流入口13b1は、風上側分配タンク部13のうち、水平方向において気相冷媒滞留部13eと対応する部位に設けられている。さらに、流入口13b1から流入した気相冷媒は、上方に向かって流れることで気相冷媒滞留部13eに供給されるように構成されている。したがって、流入口13b1から流入した冷媒のうち、浮力で上方に向かって流れる気相冷媒を気相冷媒滞留部13eに供給し、液相冷媒の指向性を確実に変化させることができる量の気相冷媒を、気相冷媒滞留部13eに滞留させることができる。
以上のように液相冷媒が分布する風上側蒸発部10及び風下側蒸発部20は、空気が流れるX方向に重合するように配置されている。したがって、第2風下側コア部21bにおいて液相冷媒が流れ難くなっていた部位の風上側(X方向上流側)に、第2風上側コア部11bの液相冷媒の指向性が高められた部位を配置することが可能となる。したがって、冷媒蒸発器1をX方向に通過して冷却される空気において、温度分布に偏りが生じることが抑制される。
以上、具体例を参照しつつ本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの具体例に限定されるものではない。すなわち、これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、前述した各具体例が備える各要素およびその配置、材料、条件、形状、サイズなどは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
1 :冷媒蒸発器
10 :風上側蒸発部(第2蒸発部)
11 :風上側熱交換コア部(熱交換コア部、第2熱交換コア部)
11c:チューブ
13 :風上側分配タンク部(分配タンク部、第2分配タンク部)
13b1:流入口
13d:半仕切板(隔壁)
13e:気相冷媒滞留部

Claims (4)

  1. 外部を流れる被冷却流体と、内部を流れる冷媒との間で熱交換を行う冷媒蒸発器(1)であって、
    上下方向に冷媒を流す複数のチューブ(11c)を水平方向に積層して構成された熱交換コア部(11)と、
    内部に冷媒を流入させる流入口(13b1)を有し、前記複数のチューブの積層方向に沿って延在し、内部を流れる冷媒が前記複数のチューブの下端部から流入するように分配する分配タンク部(13)と、
    前記分配タンク部と平行に延在し、前記複数のチューブの上端部から流出した冷媒を集合させ、前記複数のチューブの前記積層方向に沿った一方の端部に形成される冷媒出口(12a)から冷媒を導出する集合タンク部(12)と、
    を備え、
    前記分配タンク部は、その内部であり、前記流入口近傍であり、かつ、前記複数のチューブの前記積層方向沿った前記集合タンク部の前記冷媒出口の側とは反対側である部位に、気相の冷媒を滞留させる気相冷媒滞留部(13e)が形成されており、
    前記分配タンク部には、気相の冷媒の流れを妨げる一方で液相の冷媒の流れを妨げないように形成された隔壁(13d)が形成されており、
    前記気相冷媒滞留部は、前記流入口と前記隔壁との間に形成されていることを特徴とする冷媒蒸発器。
  2. 前記隔壁は、前記分配タンク部の内壁の上部から下方に向けて突出しており、
    前記気相冷媒滞留部は、前記隔壁によって区画形成されていることを特徴とする請求項1に記載の冷媒蒸発器。
  3. 前記流入口は、前記分配タンク部のうち、水平方向において前記気相冷媒滞留部と対応する部位に設けられ、
    前記流入口から流入した気相の冷媒は、上方に向かって流れることで前記気相冷媒滞留部に供給されるように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の冷媒蒸発器。
  4. 被冷却流体が流れる方向に重合するように配置された第1蒸発部(20)及び第2蒸発部(10)を備え、
    前記第1蒸発部は、前記複数のチューブを水平方向に積層して構成された第1熱交換コア部(21)と、内部を流れる冷媒が前記第1熱交換コア部を構成する前記複数のチューブの上端部から流入するように分配する第1分配タンク部(22)と、前記第1熱交換コア部を構成する前記複数のチューブの下端部から流出した冷媒を集合させる第1集合タンク部(23)と、を有し、
    前記第2蒸発部は、前記複数のチューブを水平方向に積層して構成された第2熱交換コア部(11)と、内部を流れる冷媒が前記第2熱交換コア部を構成する前記複数のチューブの下端部から流入するように分配する第2分配タンク部(13)と、前記第2熱交換コア部を構成する前記複数のチューブの上端部から流出した冷媒を集合させる第2集合タンク部(12)と、を有し、
    前記第1熱交換コア部は、前記複数のチューブのうち、一部のチューブ群で構成される第1コア部(21a)、及び残部のチューブ群で構成される第2コア部(21b)を有し、
    前記第2熱交換コア部は、前記複数のチューブのうち、被冷却流体の流れ方向において前記第1コア部の少なくとも一部と対向するチューブ群で構成される第3コア部(11a)、及び前記被冷却流体の流れ方向において前記第2コア部の少なくとも一部と対向するチューブ群で構成される第4コア部(11b)を有し、
    前記第1集合タンク部は、前記第1コア部から流出した冷媒を集合させる第1冷媒集合部(23a)と、前記第2コア部から流出した冷媒を集合させる第2冷媒集合部(23b)とを有し、
    前記第2分配タンク部は、前記第3コア部に冷媒を分配する第1冷媒分配部(13a)と、前記第4コア部に冷媒を分配する第2冷媒分配部(13b)とを有し、
    前記第1蒸発部及び前記第2蒸発部は、前記第1冷媒集合部の冷媒を前記第2冷媒分配部に導くとともに、前記第2冷媒集合部の冷媒を前記第1冷媒分配部に導く冷媒入替部(30)を介して連結され、
    前記第2分配タンク部は、その前記第1冷媒分配部及び前記第2冷媒分配部の少なくとも一方に、前記気相冷媒滞留部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の冷媒蒸発器。
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