JP2018087646A5 - - Google Patents
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Description
この発明は、たとえば自動車に搭載される冷凍サイクルであるカーエアコンに好適に使用されるエバポレータに関する。
この明細書および特許請求の範囲において、図1〜図3の上下、左右を上下、左右というものとし、図1および図2に矢印Xで示す方向を通風方向というものとする。
この種のエバポレータとして、長手方向を上下方向に向けるとともに左右方向に間隔をおいて配置された複数の熱交換チューブからなり、かつ通風方向に並んで設けられた風下側および風上側チューブ列と、風下側および風上側チューブ列の熱交換チューブの上下両端部が通じさせられた風下側および風上側上下両ヘッダ部とを備えており、両チューブ列に、複数の熱交換チューブからなり、かつ冷媒が上から下に流れる下降流チューブ群と冷媒が下から上に流れる上昇流チューブ群とが交互に並ぶように設けられ、風下側チューブ列に3つのチューブ群があるとともに風上側チューブ列に2つのチューブ群があり、風下側上ヘッダ部の一端に冷媒入口が設けられ、風上側上ヘッダ部における冷媒入口と同一端に冷媒出口が設けられ、風下側チューブ列における冷媒入口に最も近い位置にある最近チューブ群、および冷媒入口から最も遠い位置にある最遠チューブ群が冷媒が上から下に流れる下降流チューブ群であるとともに、両下降流チューブ群間の中間チューブ群が冷媒が下から上に流れる上昇流チューブ群であり、風上側チューブ列における冷媒出口に最も近い位置にある最近チューブ群が冷媒が下から上に流れる上昇流チューブ群であるとともに、冷媒出口から最も遠い位置にある最遠チューブ群が下降流チューブ群であり、風下側チューブ列の最遠チューブ群の風上側に風上側チューブ列の最遠チューブ群が配置されるとともに、両最遠チューブ群により1つのパスが構成され、風下側チューブ列の最遠チューブ群および最遠チューブ群の冷媒流れ方向上流側に隣り合う中間チューブ群の上端部が、風下側上ヘッダ部に設けられかつ両端が閉鎖された1つの風下区画に通じさせられ、風上側チューブ列の最遠チューブ群の上端部が、風上側上ヘッダ部に設けられ、かつ両端が閉鎖されるとともに前記風下区画よりも左右方向の長さが短い1つの風上区画に通じさせられ、風下区画および風上区画の全体がそれぞれ1つの空間となるともに、風下区画の最遠チューブ群が通じさせられている部分と風上区画とが冷媒通過部によって通じさせられ、風下側チューブ列の中間チューブ群から風下区画に流入した冷媒が同最遠チューブ群側に流れて当該最遠チューブ群の熱交換チューブ内を下方に流れ、これと同時に、風下側チューブ列の中間チューブ群から風下区画に流入した冷媒が同最遠チューブ群側に流れるとともに前記冷媒通過部を通って風上区画に流入した後、風上側チューブ列の最遠チューブ群の熱交換チューブ内を下方に流れるようになされており、前記冷媒通過部における前記風下区画での冷媒流れ方向上流側半部に存在する部分の面積と、同じく冷媒流れ方向下流側半部に存在する部分の面積とがほぼ等しくなっているエバポレータが知られている(特許文献1参照)。
ところで、特許文献1記載のエバポレータでは、風下側上ヘッダ部の風下区画において、風下側チューブ列の中間チューブ群から風下区画に流入した冷媒が、同最遠チューブ群側に流れる際に、慣性により奥側(風下区画での流れ方向下流側)に流れやすくなる。その結果、前記1つのパスを構成する2つの最遠チューブ群における風下区画および風上区画での冷媒流れ方向下流側の熱交換チューブに流入する冷媒量が多くなって、両最遠チューブ群の熱交換チューブ内を流れる冷媒量が不均一になる。
したがって、冷却性能の向上を目的として、熱交換チューブ内の冷媒の流れ方向が同一方向である風下側チューブ列および風上側チューブ列の最遠チューブ群の熱交換チューブ内を流れる冷媒量を均一化することが求められる。
そこで、本出願人は、先に、上述した形式のエバポレータおいて、風下側上ヘッダ部に、風下区画内から風上区画内への冷媒の流入を促進する促進部材が設けられているエバポレータを提案した(特許文献2参照)。
しかしながら、特許文献2記載のエバポレータにおいては、促進部材の存在により圧力損失が増大するおそれがある。また、促進部材を設けるための作業を必要とすることから、エバポレータの製造作業が面倒になる。
この発明の目的は、上記問題を解決し、通風方向に並んで設けられて1つのパスを構成する2つの下降流チューブ群の熱交換チューブ内を流れる冷媒量を均一化して冷却性能を向上しうるエバポレータを提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために以下の態様からなる。
1)長手方向を上下方向に向けるとともに左右方向に間隔をおいて配置された複数の熱交換チューブからなり、かつ通風方向に並んで設けられた風下側および風上側チューブ列と、風下側および風上側チューブ列の熱交換チューブの上下両端部が通じさせられた左右方向に長い風下側および風上側上下両ヘッダ部とを備えており、両チューブ列に、複数の熱交換チューブからなり、かつ冷媒が上から下に流れる下降流チューブ群と冷媒が下から上に流れる上昇流チューブ群とが交互に並ぶように設けられ、風下側チューブ列に3以上のチューブ群があるとともに風上側チューブ列に風下側チューブ列のチューブ群の数よりも1つ少ないチューブ群があり、風下側チューブ列の1つの下降流チューブ群の風上側に風上側チューブ列の1つの下降流チューブ群が配置されるとともに、両下降流チューブ群により1つのパスが構成され、風下側チューブ列における当該1つのパスを構成する下降流チューブ群および当該下降流チューブ群の冷媒流れ方向上流側に隣り合う上昇流チューブ群の上端部が、風下側上ヘッダ部に設けられかつ両端が閉鎖された1つの風下区画に通じさせられ、風上側チューブ列における前記1つのパスを構成する下降流チューブ群の上端部が、風上側上ヘッダ部に設けられ、かつ両端が閉鎖されるとともに前記風下区画よりも左右方向の長さが短い1つの風上区画に通じさせられ、風下区画および風上区画の全体がそれぞれ1つの空間となるともに、風下区画の下降流チューブ群が通じさせられている部分と風上区画とが冷媒通過部によって通じさせられ、風下区画に通じている上昇流チューブ群から流入した冷媒が、風下区画に通じている下降流チューブ群側に流れて当該下降流チューブ群の熱交換チューブ内を下方に流れ、これと同時に、風下区画に通じている上昇流チューブ群から流入した冷媒が、風下区画に通じている下降流チューブ群側に流れるとともに冷媒通過部を通って風上区画に流入した後、風上区画に通じている下降流チューブ群の熱交換チューブ内を下方に流れるようになされているエバポレータであって、
前記冷媒通過部における前記風下区画での冷媒流れ方向上流側半部に存在する部分の面積が、同じく冷媒流れ方向下流側半部に存在する部分の面積よりも大きくなっているエバポレータ。
前記冷媒通過部における前記風下区画での冷媒流れ方向上流側半部に存在する部分の面積が、同じく冷媒流れ方向下流側半部に存在する部分の面積よりも大きくなっているエバポレータ。
2)冷媒通過部の下端が、前記1つのパスを構成する2つの下降流チューブ群の全熱交換チューブの上端よりも下方の高さ位置にある上記1)記載のエバポレータ。
3)風下区画の下降流チューブ群が通じさせられている部分と風上区画との間に、両区画を通じさせる複数の冷媒通路が左右方向に間隔をおいて設けられ、全冷媒通路により冷媒通過部が構成され、冷媒通過部が、通路面積の大きさが異なる複数種類の冷媒通路を複数個ずつ備えており、通路面積の大きさが同一である複数の冷媒通路からなる通路組が左右方向に並んで複数設けられ、左右方向に隣り合う通路組において、前記風下区画での冷媒流れ方向上流側の通路組の冷媒通路の通路面積が、同じく冷媒流れ方向下流側の通路組の冷媒通路の通路面積よりも大きくなっている上記1)または2)記載のエバポレータ。
4)風下区画の下降流チューブ群が通じさせられている部分と風上区画との間に、両区画を通じさせる複数の冷媒通路が左右方向に間隔をおいて設けられ、全冷媒通路により冷媒通過部が構成され、冷媒通路の通路面積が、前記風下区画での冷媒流れ方向下流側から上流側に向かって徐々に大きくなっている上記1)または2)記載のエバポレータ。
5)冷媒通過部を構成する全冷媒通路の下端が同一高さ位置にあり、全冷媒通路の下端が、前記1つのパスを構成する2つの下降流チューブ群の全熱交換チューブの上端よりも下方の高さ位置にある上記3)または4)記載のエバポレータ。
6)風下側チューブ列における前記1つのパスを構成する下降流チューブ群の下端部が、風下側下ヘッダ部に設けられかつ両端が閉鎖された1つの下部風下区画に通じさせられ、風上側チューブ列における前記1つのパスを構成する下降流チューブ群および当該下降流チューブ群の冷媒流れ方向下流側に隣り合う上昇流チューブ群の下端部が、風上側下ヘッダ部に設けられ、かつ両端が閉鎖されるとともに前記下部風下区画よりも左右方向の長さが長い1つの下部風上区画に通じさせられ、下部風下区画および下部風上区画の全体がそれぞれ1つの空間となるともに、下部風上区画の下降流チューブ群が通じさせられている部分と下部風下区画とが下部冷媒通過部によって通じさせられ、下部風下区画に通じている下降流チューブ群から下部風下区画に流入した冷媒が、下部冷媒通過部を通って下部風上区画に流入するとともに下部風上側区画内を当該下部風上側区画に通じている上昇流チューブ群側に流れ、これと同時に、下部風上区画に通じている下降流チューブ群から下部風上区画に流入した冷媒が、下部風上側区画内を当該下部風上側区画に通じている上昇流チューブ群側に流れるようになされており、前記下部冷媒通過部における風下側上ヘッダ部の前記風下区画での冷媒流れ方向上流側半部に存在する部分の面積が、同じく冷媒流れ方向下流側半部に存在する部分の面積よりも小さくなっている上記1)〜5)のうちのいずれかに記載のエバポレータ。
7)下部冷媒通過部の上端が、前記1つのパスを構成する2つの下降流チューブ群の全熱交換チューブの下端よりも上方の高さ位置にある上記6)記載のエバポレータ。
8)下部風下区画と下部風上側区画における下降流チューブ群が通じさせられている部分との間に、両区画を通じさせる複数の下部冷媒通路が左右方向に間隔をおいて設けられ、全下部冷媒通路により下部冷媒通過部が構成され、下部冷媒通過部が、通路面積の大きさが異なる複数種類の下部冷媒通路を複数個ずつ備えており、通路面積の大きさが同一である複数の下部冷媒通路からなる通路組が左右方向に並んで複数設けられ、左右方向に隣り合う通路組において、風下側上ヘッダ部の前記風下区画での冷媒流れ方向上流側の通路組の冷媒通路の通路面積が、同じく冷媒流れ方向下流側の通路組の冷媒通路の通路面積よりも小さくなっている上記6)または7)記載のエバポレータ。
9)下部冷媒通過部を構成する全下部冷媒通路の上端が同一高さ位置にあり、全下部冷媒通路の上端が、前記1つのパスを構成する下降流チューブ群の全熱交換チューブの下端よりも上方の高さ位置にある上記8)記載のエバポレータ。
10)風下側上ヘッダ部の一端に冷媒入口が設けられるとともに風上側上ヘッダ部の冷媒入口と同一端に冷媒出口が設けられ、風下側チューブ列に3つのチューブ群が設けられるとともに、冷媒入口に最も近い最近チューブ群および冷媒入口から最も遠い最遠チューブ群が下降流チューブ群であり、風上側チューブ列に2つのチューブ群が設けられるとともに、冷媒出口とは反対側のチューブ群が下降流チューブ群であり、風下側チューブ列の最遠チューブ群と風上側チューブ列の下降流チューブ群とによって1つのパスが構成されている上記1)〜9)のうちのいずれかに記載のエバポレータ。
11)冷媒通過部の総面積が、風下側チューブ列における前記1つのパスを構成する下降流チューブ群の全熱交換チューブの冷媒通路の総通路断面積よりも大きくなっている上記1)〜10)のうちのいずれかに記載のエバポレータ。
上記1)〜11)のエバポレータによれば、冷媒通過部における風下側上ヘッダ部の前記風下区画での冷媒流れ方向上流側半部に存在する部分の面積が、同じく冷媒流れ方向下流側半部に存在する部分の面積よりも大きくなっているので、冷媒が冷媒通過部の冷媒流れ方向上流側半部に存在する部分を通過する際の抵抗が、同じく冷媒流れ方向下流側半部に存在する部分を通過する際の抵抗よりも小さくなる。したがって、風下側上ヘッダ部の前記風下区画に通じている上昇流チューブ群から風下区画内に流入した冷媒が、当該風下区画に通じている下降流チューブ群側に流れる際に、慣性により奥側に多く流れようとしても、冷媒通過部における前記風下区画での冷媒流れ方向上流側半部に存在する部分と、同じく冷媒流れ方向下流側半部に存在する部分とを通過する冷媒の量が均一化される。その結果、風下側および風上側チューブ列における前記1つのパスを構成する下降流チューブ群の全熱交換チューブを流れる冷媒量を均一化することが可能になって、エバポレータの冷却性能が優れたものになる。
しかも、特許文献2記載のエバポレータのように促進部材を設ける必要がないので、促進部材の存在により圧力損失の増大を抑制することができるとともに、促進部材を設けるための作業が不要になってエバポレータの製造作業が容易になる。
上記2)および5)のエバポレータによれば、冷媒が、風下側チューブ列における前記1つのパスを構成する下降流チューブ群に流入するよりも、風上側チューブ列における前記1つのパスを構成する下降流チューブ群に流入しやすくなり、両チューブ列における前記1つのパスを構成する下降流チューブ群の全熱交換チューブを流れる冷媒量を均一化することが可能になって、エバポレータの冷却性能が優れたものになる。
上記6)のエバポレータによれば、風下側チューブ列の下降流チューブ群から下部風下区画に流入した冷媒が、下部冷媒通過部における風下側上ヘッダ部の前記風下区画での冷媒流れ方向上流側半部に存在する部分を通過する際の抵抗が、同じく冷媒流れ方向下流側半部に存在する部分を通過する際の抵抗よりも大きくなる。したがって、風下側上ヘッダ部の前記風下区画に通じている上昇流チューブ群から風下区画に流入した冷媒が、前記1つのパスを構成する下降流チューブ群側に流れて当該下降流チューブ群の熱交換チューブに流入する際に、重力の影響により当該下降流チューブ群における前記風下区画での冷媒流れ方向上流側半部に存在する熱交換チューブ内に多く流入することが抑制され、その結果当該下降流チューブ群の全熱交換チューブを流れる冷媒量を均一化することが可能になる。
上記7)および9)のエバポレータによれば、冷媒が、下部風下側区画から下部冷媒通過部を通過して下部風上側区画へ流入しやすくなり、下部冷媒通過部の通路抵抗が減少し、エバポレータの冷却性能が優れたものになる。
上記11)のエバポレータによれば、風下側上ヘッダ部の前記風下区画に通じている上昇流チューブ群から風下区画内に流入した冷媒が重力の影響を受けたとしても、風下側チューブ列における前記1つのパスを構成する下降流チューブ群の熱交換チューブ内に流入する冷媒の量が低減されるとともに、冷媒通過部を通って風上区画を経て風上側チューブ列における前記1つのパスを構成する下降流チューブ群の熱交換チューブ内への冷媒の流れが促進される。したがって、風下側および風上側チューブ列における前記1つのパスを構成する下降流チューブ群の全熱交換チューブを流れる冷媒量を均一化することが可能になって、エバポレータの冷却性能が優れたものになる。
以下、この発明の実施形態を、図面を参照して説明する。以下に述べる実施形態は、この発明によるエバポレータをカーエアコンを構成する冷凍サイクルに適用したものである。
全図面を通じて同一部分および同一物には同一符号を付して重複する説明を省略する。
なお、以下の説明において、「アルミニウム」という用語には、純アルミニウムの他にアルミニウム合金を含むものとする。
図1〜図4はこの発明のエバポレータの全体構成を示し、図5〜図8はその要部の構成を示す。なお、図2においては、熱交換チューブやフィンなどの具体的な図示は省略されている。
図1〜図4において、エバポレータ(1)は、幅方向を図1および図2に矢印Xで示す通風方向に向けるとともに長手方向を上下方向に向けた状態で左右方向(通風方向と直角をなす方向)に間隔をおいて配置された複数のアルミニウム製扁平状熱交換チューブ(2)からなる風下側チューブ列(3)および風上側チューブ列(4)と、風下側チューブ列(3)の熱交換チューブ(2)の上下両端側に長手方向を左右方向(熱交換チューブ(2)の並び方向)に向けて配置され、かつ風下側チューブ列(3)の全熱交換チューブ(2)が接続されたアルミニウム製風下側上ヘッダ部(5)およびアルミニウム製風下側下ヘッダ部(6)と、風上側チューブ列(4)の熱交換チューブ(2)の上下両端側に長手方向を左右方向に向けて配置され、かつ風上側チューブ列(4)の全熱交換チューブ(2)が接続されたアルミニウム製風上側上ヘッダ部(7)および風上側下ヘッダ部(8)とを備えている。
風下側上ヘッダ部(5)と風上側上ヘッダ部(7)、および風下側下ヘッダ部(6)と風上側下ヘッダ部(8)とは、たとえば1つのタンク(9)(11)内を左右方向にのびる板状の仕切部(9a)(11a)により通風方向に2つの空間に分割することにより設けられている。風下側上ヘッダ部(5)の右端部に冷媒入口(12)が設けられるとともに、風上側上ヘッダ部(7)の右端部に冷媒出口(13)が設けられている。風下側チューブ列(3)および風上側チューブ列(4)の全熱交換チューブ(2)は、上下両端寄りの一定長さ部分が、両上ヘッダ部(5)(7)および両下ヘッダ部(6)(8)内に挿入された状態で、両タンク(9)(11)にろう材によって接合されている(以下、ろう材による接合をろう付と称する)。全熱交換チューブ(2)の上端および下端は同一高さ位置にある。なお、全熱交換チューブ(2)の上端の高さ位置および下端の高さ位置は若干異なっている場合もある。また、風下側チューブ列(3)の熱交換チューブ(2)の数と風上側チューブ列(4)の熱交換チューブ(2)の数とは等しくなっている。
両チューブ列(3)(4)の隣接する熱交換チューブ(2)どうしの間の通風間隙および左右両端の熱交換チューブ(2)の外側に、それぞれ両チューブ列(3)(4)の熱交換チューブ(2)に跨って共有されるようにアルミニウム製コルゲートフィン(14)が配置されて両熱交換チューブ(2)にろう付され、左右両端のコルゲートフィン(14)の外側にそれぞれアルミニウム製サイドプレート(15)が配置されてコルゲートフィン(14)にろう付されている。左右両端の熱交換チューブ(2)とサイドプレート(15)との間も通風間隙となっている。両チューブ列(3)(4)の隣接する熱交換チューブ(2)どうしの間の通風間隙を通過した空気は、車両用空調装置が搭載されている車両の車室内に送り込まれる。
風下側チューブ列(3)に、連続して並んだ複数の熱交換チューブ(2)からなる3以上の奇数、ここでは3つチューブ群(16)(17)(18)が、冷媒入口(12)側端部(右端部)から他端部側(左端部)に向かって並んで設けられ、風上側チューブ列(4)に、連続して並んだ複数の熱交換チューブ(2)からなりかつ風下側チューブ列(3)のチューブ群(16)(17)(18)よりも1つ少ない数、ここでは2つのチューブ群(19)(21)が、冷媒出口(13)とは反対側の端部(左端部)から冷媒出口(13)側端部(右端部)に向かって並んで設けられている。以下、風下側チューブ列(3)の3つのチューブ群(16)(17)(18)を冷媒入口(12)側端部(右端部)から他端部(左端部)に向かって第1〜第3チューブ群といい、風上側チューブ列(4)の2つのチューブ群(19)(21)を冷媒出口(13)とは反対側端部から右端部に向かって第4および第5チューブ群というものとする。
第1チューブ群(16)が、風下側チューブ列(3)における冷媒入口(12)に最も近い位置にある最近チューブ群であり、第3チューブ群(18)が、風下側チューブ列(3)における冷媒入口(12)から最も遠い位置にある最遠チューブ群である。また、第4チューブ群(19)が、風上側チューブ列(4)における冷媒出口(13)から最も遠い位置にある最遠チューブ群であり、第5チューブ群(21)が、冷媒出口(13)に最も近い位置にある最近チューブ群である。風下側チューブ列(3)の第1および第2チューブ群(16)(17)を構成する熱交換チューブ(2)の合計数は、風上側チューブ列(4)の第5チューブ群(21)を構成する熱交換チューブ(2)の数と等しくなっており、第1および第2チューブ群(16)(17)の左右方向の合計幅は、第5チューブ群(21)の左右方向の幅と同一である。風下側チューブ列(3)の第3チューブ群(18)を構成する熱交換チューブ(2)の数は、風上側チューブ列(4)の第4チューブ群(19)を構成する熱交換チューブ(2)の数と等しくなっており、両チューブ群(18)(19)の左右方向の幅は同一である。
風下側上ヘッダ部(5)内が板状の分割部(22)により左右方向に並んだ2つの区画(23)(24)に分割されることによって、風下側上ヘッダ部(5)に、冷媒入口(12)に通じるとともに、第1チューブ群(16)の熱交換チューブ(2)の上端部が通じる区画(23)と、第2および第3チューブ群(17)(18)の熱交換チューブ(2)の上端部が通じる区画(24)とが設けられ、風下側下ヘッダ部(6)内が分割部(25)により左右方向に並んだ2つの区画(26)(27)に分割されることによって、風下側下ヘッダ部(6)に、第1および第2チューブ群(16)(17)の熱交換チューブ(2)の下端部が通じる区画(26)と、第3チューブ群(18)の熱交換チューブ(2)の下端部が通じる区画(27)とが設けられている。また、風上側上ヘッダ部(7)内が分割部(28)により左右方向に並んだ2つの区画(29)(31)に分割されることによって、風上側上ヘッダ部(7)に、第4チューブ群(19)の熱交換チューブ(2)の上端部が通じる区画(29)と、冷媒出口(13)に通じるとともに、第5チューブ群(21)の熱交換チューブ(2)の上端部が通じる区画(31)とが設けられている。また、風上側下ヘッダ部(8)内の全体に、第4および第5チューブ群(19)(21)の熱交換チューブ(2)の下端部が通じる区画(32)が設けられている。
以下、風下側上ヘッダ部(5)の冷媒入口(12)に通じるとともに第1チューブ群(16)の熱交換チューブ(2)の上端部が通じる区画(23)を第1区画、風下側下ヘッダ部(6)の第1および第2チューブ群(16)(17)の熱交換チューブ(2)の下端部が通じる区画(26)を第2区画、風下側上ヘッダ部(5)の第2および第3チューブ群(17)(18)の熱交換チューブ(2)の上端部が通じる区画(24)を第3区画、風下側下ヘッダ部(6)の第3チューブ群(18)の熱交換チューブ(2)の下端部が通じる区画(27)を第4区画、風上側上ヘッダ部(7)の第4チューブ群(19)の熱交換チューブ(2)の上端部が通じる区画(29)を第5区画、風上側下ヘッダ部(8)の第4および第5チューブ群(19)(21)の熱交換チューブ(2)の下端部が通じる区画(32)を第6区画、風上側上ヘッダ部(7)の冷媒出口(13)に通じるとともに、第5チューブ群(21)の上端部が通じる区画(31)を第7区画というものとする。
第3区画(24)における第3チューブ群(18)の熱交換チューブ(2)の上端部が通じている部分と第5区画(29)とは、上側タンク(9)内を風下側上ヘッダ部(5)と風上側上ヘッダ部(7)とに分割する仕切部(9a)に設けられた冷媒通過部(33)により通じさせられている。第4区画(27)と第6区画(32)における第4チューブ群(19)の熱交換チューブ(2)の下端部が通じている部分とは、下側タンク(11)内を風下側下ヘッダ部(6)と風下側下ヘッダ部(8)とに分割する仕切部(11a)に設けられた下部冷媒通過部(34)により通じさせられている。
上述のようにして冷媒入口(12)、冷媒出口(13)、第1〜第5チューブ群(16)(17)(18)(19)(21)、第1〜第7区画(23)(26)(24)(27)(29)(32)(31)、および冷媒通過部(33)(34)が設けられることによって、冷媒は、風下側チューブ列(3)の最近チューブ群である第1チューブ群(16)、風下側チューブ列(3)の最遠チューブ群である第3チューブ群(18)および風上側チューブ列(4)の最遠チューブ群である第4チューブ群(19)の熱交換チューブ(2)内を上から下に流れることになり、これらのチューブ群(16)(18)(19)が下降流チューブ群となっている。また、冷媒は、風下側チューブ列(3)の第2チューブ群(17)、および風上側チューブ列(4)の第5チューブ群(21)の熱交換チューブ(2)内を下から上に流れることになり、これらのチューブ群(17)(21)が上昇流チューブ群となっている。したがって、両チューブ列(3)(4)に、複数の熱交換チューブ(2)からなり、かつ冷媒が上から下に流れる下降流チューブ群と冷媒が下から上に流れる上昇流チューブ群とが交互に並ぶように設けられている。
すなわち、風下側チューブ列(3)の下降流チューブ群である第3チューブ群(18)の風上側に風上側チューブ列(4)の下降流チューブ群である第4チューブ群(19)が配置されるとともに、両チューブ群(18)(19)により1つのパスが構成され、第3チューブ群(18)および第3チューブ群(18)の冷媒流れ方向上流側に隣り合う上昇流チューブ群である第2チューブ群(17)の上端部が、風下側上ヘッダ部(5)に設けられかつ両端が閉鎖された1つの風下区画である第3区画(24)に通じさせられている。また、風上側チューブ列(4)における下降流チューブ群である第4チューブ群(19)の上端部が、風上側上ヘッダ部(7)に設けられ、かつ両端が閉鎖されるとともに第3区画(24)よりも左右方向の長さが短い1つの風上区画である第5区画(29)に通じさせられている。さらに、第3区画(24)および第5区画(29)の全体がそれぞれ1つの空間となるともに、第3区画(24)の第3チューブ群(18)が通じている部分と第5区画(29)とが冷媒通過部(33)によって通じさせられている。なお、第3および第4チューブ群(18)(19)を除いた残りのチューブ群(16)(17)(21)は、それぞれ単独で1つのパスを構成している。
したがって、冷媒入口(12)から流入した冷媒は、次のように2つの経路を流れて冷媒出口(13)から流出するようになされている。第1の経路は、第1区画(23)、第1チューブ群(16)、第2区画(26)、第2チューブ群(17)、第3区画(24)、第3チューブ群(18)、第4区画(27)、第6区画(32)、第5チューブ群(21)および第7区画(31)であり、第2の経路は、第1区画(23)、第1チューブ群(16)、第2区画(26)、第2チューブ群(17)、第3区画(24)、第5区画(29)、第4チューブ群(19)、第6区画(32)、第5チューブ群(21)および第7区画(31)である。
図5〜図7に示すように、上側タンク(9)の仕切部(9a)における第3区画(24)の第3チューブ群(18)の熱交換チューブ(2)の上端部が通じさせられている部分と、第5区画(29)との間に位置する部分に、両区画(24)(29)を通じさせる複数の穴状の冷媒通路(35)(36)が左右方向に間隔をおいて設けられており、全冷媒通路(35)(36)により、第3区画(24)における第3チューブ群(18)の熱交換チューブ(2)の上端部が通じさせられている部分と、第5区画(29)とを通じさせる冷媒通過部(33)が構成されている。冷媒通過部(33)は、通路面積の大きさが異なる複数種類の冷媒通路(35)(36)を複数個ずつ備えており、通路面積の大きさが同一である複数の冷媒通路(35)(36)からなる通路組が左右方向に並んで複数設けられ、左右方向に隣り合う通路組において、第3区画(24)での冷媒流れ方向上流側(右側)の通路組の冷媒通路(35)の通路面積が、同じく冷媒流れ方向下流側の通路組の冷媒通路(36)の通路面積よりも大きくなっている。ここでは、冷媒通過部(33)は、通路面積の大きさが異なる2種類の冷媒通路(35)(36)を2個ずつ備えている。その結果、第3区画(24)での冷媒流れ方向上流側半部に存在する冷媒通路(35)の合計通路面積が、同じく冷媒流れ方向下流側半部に存在する冷媒通路(36)の合計通路面積よりも大きくなり、これによって冷媒通過部(33)における第3区画(24)での冷媒流れ方向上流側半部に存在する部分の面積は、同じく冷媒流れ方向下流側半部に存在する部分の面積よりも大きくなっている。
また、冷媒通過部(33)を構成する全冷媒通路(35)(36)の下端は同一高さ位置にあり、全冷媒通路(35)(36)の下端、すなわち冷媒通過部(33)の下端が、1つのパスを構成する下降流チューブ群である第3チューブ群(18)および第4チューブ群(19)の上端よりも下方の高さ位置にある。さらに、冷媒通過部(33)を構成する全冷媒通路(35)(36)の総面積は、前記1つのパスを構成する風下側チューブ列(3)の下降流チューブ群である第3チューブ群(18)の全熱交換チューブ(2)の冷媒通路の総通路断面積よりも大きくなっている。
なお、1つの冷媒通路が、第3区画(24)での冷媒流れ方向の中央部に跨って存在することもあるが、この場合、当該冷媒通路の面積は、第3区画(24)での冷媒流れ方向の上流側と下流側とに分割して考える。
図8に示すように、風下側下ヘッダ部(6)の第4区画(27)と、風上側下ヘッダ部(8)の第6区画(32)における第4チューブ群(19)の熱交換チューブ(2)の下端部が通じている部分とを通じさせる下部冷媒通過部(34)は、下側タンク(11)内を風下側下ヘッダ部(6)と風下側下ヘッダ部(8)とに分割する仕切部(11a)を、第4区画(27)の全長にわたって除去することにより形成された1つの穴状の冷媒通路(37)からなる。冷媒通路(37)は、第4区画(27)の全高および全長にわたって形成されており、第6区画(32)での冷媒流れ方向上流側半部に存在する冷媒通路(37)の合計通路面積が、同じく冷媒流れ方向下流側半部に存在する冷媒通路(37)の合計通路面積と等しくなる。これによって、下部冷媒通過部(34)における第6区画(32)での冷媒流れ方向上流側半部に存在する部分の面積は、同じく冷媒流れ方向下流側半部に存在する部分の面積と等しくなっている。また、下部冷媒通過部(34)となる冷媒通路(37)の上端は同一高さ位置あり、下部冷媒通過部(34)となる冷媒通路(37)の上端が、1つのパスを構成する下降流チューブ群である第3チューブ群(18)および第4チューブ群(19)の下端よりも上方の高さ位置にある。
上述したエバポレータ(1)は、圧縮機、冷媒冷却器としてのコンデンサおよび減圧器としての膨張弁とともに冷凍サイクルを構成し、カーエアコンとして車両、たとえば自動車に搭載される。カーエアコンの稼働時には、圧縮機、コンデンサおよび膨張弁を通過した冷媒が、上述した2つの経路を通って、冷媒入口(12)から流入するとともに冷媒出口(13)から流出し、冷媒が風下側チューブ列(3)の熱交換チューブ(2)内、および風上側チューブ列(4)の熱交換チューブ(2)内を流れる間に、隣り合う熱交換チューブ(2)どうしの間の通風間隙を通過する空気と熱交換をし、空気は冷却され、冷媒は気相となって流出する。
エバポレータ(1)においては、上側の冷媒通過部(33)における第3区画(24)での冷媒流れ方向上流側半部に存在する部分の面積が、同じく冷媒流れ方向下流側半部に存在する部分の面積よりも大きくなっているので、冷媒が冷媒通過部(33)の冷媒流れ方向上流側半部に存在する部分を通過する際の抵抗が、同じく冷媒流れ方向下流側半部に存在する部分を通過する際の抵抗よりも小さくなる。したがって、第2チューブ群(17)から第3区画(24)内に流入した冷媒が、左側(第3区画(24)に通じている第3チューブ群(18)側)に流れる際に、慣性により奥側(左側)に多く流れようとしても、冷媒通過部(33)における第3区画(24)での冷媒流れ方向上流側半部に存在する部分と、同じく冷媒流れ方向下流側半部に存在する部分とを通過する冷媒の量が均一化される。その結果、風下側および風上側チューブ列(3)(4)における1つのパスを構成する第3チューブ群(18)および第4チューブ群(19)の全熱交換チューブ(2)を流れる冷媒量を均一化することが可能になって、エバポレータの冷却性能が優れたものになる。
また、冷媒通過部(33)を構成する全冷媒通路(35)(36)の総面積は、前記1つのパスを構成する風下側チューブ列(3)の下降流チューブ群である第3チューブ群(18)の全熱交換チューブ(2)の冷媒通路の総通路断面積よりも大きくなっているので、第2チューブ群(17)から第3区画(24)内に流入した冷媒が、左側(第3区画(24)に通じている第3チューブ群(18)側)に流れる際に重力の影響を大きく受けたとしても、第3チューブ群(18)の熱交換チューブ(2)内に流入する冷媒の量が低減されるとともに、冷媒通過部(33)を通るとともに第5区画(29)を経て第4チューブ群(19)の熱交換チューブ(2)内への冷媒の流れが促進される。その結果、この場合にも、風下側および風上側チューブ列(3)(4)における1つのパスを構成する第3チューブ群(18)および第4チューブ群(19)の全熱交換チューブ(2)を流れる冷媒量を均一化することが可能になって、エバポレータの冷却性能が優れたものになる。
図9および図10は、風下側上ヘッダ部(5)の第3区画(24)における第3チューブ群(18)の熱交換チューブ(2)の上端部が通じさせられている部分と、風上側上ヘッダ部(7)の第5区画(29)とを通じさせる冷媒通過部の変形例を示す。
図9に示す冷媒通過部(40)の場合、上側タンク(9)の風下側上ヘッダ部(5)と風上側上ヘッダ部(7)との間の仕切部(9a)における第3区画(24)の第3チューブ群(18)の熱交換チューブ(2)が通じさせられている部分と第5区画(29)との間に位置する部分の右端部(第3区画(24)での冷媒流れ方向上流側端部)に穴状の冷媒通路(41)が形成されている。当該冷媒通路(41)は、右側通路組の右側冷媒通路(35)のさらに右側に位置している。冷媒通路(41)の右端縁は鉛直状であり、風上側上ヘッダ部の第5区画(29)と第7区画(31)との間の分割部(28)の左側面に合致している。
また、冷媒通過部(40)を構成する全冷媒通路(35)(36)(41)の下端は同一高さ位置にあり、全冷媒通路(35)(36)(41)の下端、すなわち冷媒通過部(40)の下端が、1つのパスを構成する下降流チューブ群である第3チューブ群(18)および第4チューブ群(19)の上端よりも下方の高さ位置にある。さらに、冷媒通過部(40)を構成する全冷媒通路(35)(36)(41)の総面積は、前記1つのパスを構成する風下側チューブ列(3)の下降流チューブ群である第3チューブ群(18)の全熱交換チューブ(2)の冷媒通路の総通路断面積よりも大きくなっている。
図10に示す冷媒通過部(50)の場合、上側タンク(9)の風下側上ヘッダ部(5)と風上側上ヘッダ部(7)との間の仕切部(9a)における第3区画(24)の第3チューブ群(18)の熱交換チューブ(2)が通じさせられている部分と、風上側上ヘッダ部(7)の第5区画(29)との間に位置する部分に、両区画(24)(29)を通じさせる複数の穴状の冷媒通路(51)(52)(53)(54)(55)が左右方向に間隔をおいて設けられており、全冷媒通路(51)(52)(53)(54)(55)により冷媒通過部(50)が構成されている。全冷媒通路(51)(52)(53)(54)(55)の通路面積は、第3区画(24)での冷媒流れ方向下流側(左側)から上流側(右側)に向かって徐々に増大している。その結果、第3区画(24)での冷媒流れ方向上流側半部に存在する冷媒通路(51)(52)(53)の合計通路面積が、同じく冷媒流れ方向下流側半部に存在する冷媒通路(53)(54)(55)の合計通路面積よりも大きくなり、これによって冷媒通過部(50)における第3区画(24)での冷媒流れ方向上流側半部に存在する部分の面積は、同じく冷媒流れ方向下流側半部に存在する部分の面積よりも大きくなっている。
また、冷媒通過部(50)を構成する全冷媒通路(51)(52)(53)(54)(55)の下端は同一高さ位置にあり、全冷媒通路(51)(52)(53)(54)(55)の下端、すなわち冷媒通過部(50)の下端が、1つのパスを構成する下降流チューブ群である第3チューブ群(18)および第4チューブ群(19)の上端よりも下方の高さ位置にある。さらに、冷媒通過部(50)を構成する全冷媒通路(51)(52)(53)(54)(55)の総面積は、前記1つのパスを構成する風下側チューブ列(3)の下降流チューブ群である第3チューブ群(18)の全熱交換チューブ(2)の冷媒通路の総通路断面積よりも大きくなっている。
なお、1つの冷媒通路(53)が、第3区画(24)での冷媒流れ方向の中央部に跨って存在しており、この場合、当該冷媒通路(53)の面積は、第3区画(24)での冷媒流れ方向の上流側と下流側とに分割して考える。
図11〜図13は、風下側下ヘッダ部(6)の第4区画(27)と、風上側下ヘッダ部(8)の第6区画(32)における第4チューブ群(19)の熱交換チューブ(2)の下端部が通じている部分とを通じさせる下部冷媒通過部の変形例を示す。
図11〜図13に示す下部冷媒通過部(60)は、下側タンク(11)の仕切部(11a)における第4区画(27)と、第6区画(32)の第4チューブ群(19)の熱交換チューブ(2)が通じさせられている部分との間に位置する部分に左右方向に間隔をおいて設けられ、かつ両区画(27)(32)を通じさせる複数の穴状の冷媒通路(61)(62)によって構成されている。下部冷媒通過部(60)は、通路面積の大きさが異なる複数種類の冷媒通路(61)(62)を複数個ずつ備えており、通路面積の大きさが同一である複数の冷媒通路(61)(62)からなる通路組が左右方向に並んで複数設けられ、左右方向に隣り合う通路組において、第3区画(24)での冷媒流れ方向上流側(右側)の通路組の冷媒通路(61)の通路面積が、同じく冷媒流れ方向下流側(左側)の通路組の冷媒通路(62)の通路面積よりも小さくなっている。ここでは、下部冷媒通過部(60)は、通路面積の大きさが異なる2種類の冷媒通路(61)(62)を2個ずつ備えている。その結果、第3区画(24)での冷媒流れ方向上流側半部に存在する冷媒通路(61)の合計通路面積が、同じく冷媒流れ方向下流側半部に存在する冷媒通路(62)の合計通路面積よりも小さくなり、これによって下部冷媒通過部(60)における第3区画(24)での冷媒流れ方向上流側半部(右側半部)に存在する部分の面積は、同じく冷媒流れ方向下流側半部(左側半部)に存在する部分の面積よりも小さくなっている。
また、下部冷媒通過部(60)を構成する全冷媒通路(61)(62)の上端は同一高さ位置にあり、全冷媒通路(61)(62)の上端、すなわち下部冷媒通過部(60)の上端が、1つのパスを構成する下降流チューブ群である第3チューブ群(18)および第4チューブ群(19)の下端よりも上方の高さ位置にある。
なお、1つの冷媒通路が、第3区画(24)での冷媒流れ方向の中央部に跨って存在することもあるが、この場合、当該冷媒通路の面積は、第3区画(24)での冷媒流れ方向の上流側と下流側とに分割して考える。
この発明によるエバポレータは、カーエアコンを構成する冷凍サイクルに好適に用いられる。
(1):エバポレータ
(2):熱交換チューブ
(3):風下側チューブ列
(4):風上側チューブ列
(5):風下側上ヘッダ部
(6):風下側下ヘッダ部
(7):風上側上ヘッダ部
(8):風上側下ヘッダ部
(16)(17)(18):第1〜第3チューブ群
(19)(21):第4および第5チューブ群
(24):第3区画(両端が閉鎖された風下区画)
(27):第4区画(両端が閉鎖された下部風下区画)
(29):第5区画(両端が閉鎖された風上区画)
(32):第6区画(両端が閉鎖された下部風上区画)
(33)(40)(50):冷媒通過部
(34)(60):下部冷媒通過部
(35)(36):冷媒通路
(41):冷媒通路
(51)(52)(53)(54)(55):冷媒通路
(61)(62):冷媒通路
(2):熱交換チューブ
(3):風下側チューブ列
(4):風上側チューブ列
(5):風下側上ヘッダ部
(6):風下側下ヘッダ部
(7):風上側上ヘッダ部
(8):風上側下ヘッダ部
(16)(17)(18):第1〜第3チューブ群
(19)(21):第4および第5チューブ群
(24):第3区画(両端が閉鎖された風下区画)
(27):第4区画(両端が閉鎖された下部風下区画)
(29):第5区画(両端が閉鎖された風上区画)
(32):第6区画(両端が閉鎖された下部風上区画)
(33)(40)(50):冷媒通過部
(34)(60):下部冷媒通過部
(35)(36):冷媒通路
(41):冷媒通路
(51)(52)(53)(54)(55):冷媒通路
(61)(62):冷媒通路
Claims (11)
- 長手方向を上下方向に向けるとともに左右方向に間隔をおいて配置された複数の熱交換チューブからなり、かつ通風方向に並んで設けられた風下側および風上側チューブ列と、風下側および風上側チューブ列の熱交換チューブの上下両端部が通じさせられた左右方向に長い風下側および風上側上下両ヘッダ部とを備えており、両チューブ列に、複数の熱交換チューブからなり、かつ冷媒が上から下に流れる下降流チューブ群と冷媒が下から上に流れる上昇流チューブ群とが交互に並ぶように設けられ、風下側チューブ列に3以上のチューブ群があるとともに風上側チューブ列に風下側チューブ列のチューブ群の数よりも1つ少ないチューブ群があり、風下側チューブ列の1つの下降流チューブ群の風上側に風上側チューブ列の1つの下降流チューブ群が配置されるとともに、両下降流チューブ群により1つのパスが構成され、風下側チューブ列における当該1つのパスを構成する下降流チューブ群および当該下降流チューブ群の冷媒流れ方向上流側に隣り合う上昇流チューブ群の上端部が、風下側上ヘッダ部に設けられかつ両端が閉鎖された1つの風下区画に通じさせられ、風上側チューブ列における前記1つのパスを構成する下降流チューブ群の上端部が、風上側上ヘッダ部に設けられ、かつ両端が閉鎖されるとともに前記風下区画よりも左右方向の長さが短い1つの風上区画に通じさせられ、風下区画および風上区画の全体がそれぞれ1つの空間となるともに、風下区画の下降流チューブ群が通じさせられている部分と風上区画とが冷媒通過部によって通じさせられ、風下区画に通じている上昇流チューブ群から流入した冷媒が、風下区画に通じている下降流チューブ群側に流れて当該下降流チューブ群の熱交換チューブ内を下方に流れ、これと同時に、風下区画に通じている上昇流チューブ群から流入した冷媒が、風下区画に通じている下降流チューブ群側に流れるとともに冷媒通過部を通って風上区画に流入した後、風上区画に通じている下降流チューブ群の熱交換チューブ内を下方に流れるようになされているエバポレータであって、
前記冷媒通過部における前記風下区画での冷媒流れ方向上流側半部に存在する部分の面積が、同じく冷媒流れ方向下流側半部に存在する部分の面積よりも大きくなっているエバポレータ。 - 冷媒通過部の下端が、前記1つのパスを構成する2つの下降流チューブ群の全熱交換チューブの上端よりも下方の高さ位置にある請求項1記載のエバポレータ。
- 風下区画の下降流チューブ群が通じさせられている部分と風上区画との間に、両区画を通じさせる複数の冷媒通路が左右方向に間隔をおいて設けられ、全冷媒通路により冷媒通過部が構成され、冷媒通過部が、通路面積の大きさが異なる複数種類の冷媒通路を複数個ずつ備えており、通路面積の大きさが同一である複数の冷媒通路からなる通路組が左右方向に並んで複数設けられ、左右方向に隣り合う通路組において、前記風下区画での冷媒流れ方向上流側の通路組の冷媒通路の通路面積が、同じく冷媒流れ方向下流側の通路組の冷媒通路の通路面積よりも大きくなっている請求項1または2記載のエバポレータ。
- 風下区画の下降流チューブ群が通じさせられている部分と風上区画との間に、両区画を通じさせる複数の冷媒通路が左右方向に間隔をおいて設けられ、全冷媒通路により冷媒通過部が構成され、冷媒通路の通路面積が、前記風下区画での冷媒流れ方向下流側から上流側に向かって徐々に大きくなっている請求項1または2記載のエバポレータ。
- 冷媒通過部を構成する全冷媒通路の下端が同一高さ位置にあり、全冷媒通路の下端が、前記1つのパスを構成する2つの下降流チューブ群の全熱交換チューブの上端よりも下方の高さ位置にある請求項3または4記載のエバポレータ。
- 風下側チューブ列における前記1つのパスを構成する下降流チューブ群の下端部が、風下側下ヘッダ部に設けられかつ両端が閉鎖された1つの下部風下区画に通じさせられ、風上側チューブ列における前記1つのパスを構成する下降流チューブ群および当該下降流チューブ群の冷媒流れ方向下流側に隣り合う上昇流チューブ群の下端部が、風上側下ヘッダ部に設けられ、かつ両端が閉鎖されるとともに前記下部風下区画よりも左右方向の長さが長い1つの下部風上区画に通じさせられ、下部風下区画および下部風上区画の全体がそれぞれ1つの空間となるともに、下部風上区画の下降流チューブ群が通じさせられている部分と下部風下区画とが下部冷媒通過部によって通じさせられ、下部風下区画に通じている下降流チューブ群から下部風下区画に流入した冷媒が、下部冷媒通過部を通って下部風上区画に流入するとともに下部風上側区画内を当該下部風上側区画に通じている上昇流チューブ群側に流れ、これと同時に、下部風上区画に通じている下降流チューブ群から下部風上区画に流入した冷媒が、下部風上側区画内を当該下部風上側区画に通じている上昇流チューブ群側に流れるようになされており、前記下部冷媒通過部における風下側上ヘッダ部の前記風下区画での冷媒流れ方向上流側半部に存在する部分の面積が、同じく冷媒流れ方向下流側半部に存在する部分の面積よりも小さくなっている請求項1〜5のうちのいずれかに記載のエバポレータ。
- 下部冷媒通過部の上端が、前記1つのパスを構成する2つの下降流チューブ群の全熱交換チューブの下端よりも上方の高さ位置にある請求項6記載のエバポレータ。
- 下部風下区画と下部風上側区画における下降流チューブ群が通じさせられている部分との間に、両区画を通じさせる複数の下部冷媒通路が左右方向に間隔をおいて設けられ、全下部冷媒通路により下部冷媒通過部が構成され、下部冷媒通過部が、通路面積の大きさが異なる複数種類の下部冷媒通路を複数個ずつ備えており、通路面積の大きさが同一である複数の下部冷媒通路からなる通路組が左右方向に並んで複数設けられ、左右方向に隣り合う通路組において、風下側上ヘッダ部の前記風下区画での冷媒流れ方向上流側の通路組の冷媒通路の通路面積が、同じく冷媒流れ方向下流側の通路組の冷媒通路の通路面積よりも小さくなっている請求項6または7記載のエバポレータ。
- 下部冷媒通過部を構成する全下部冷媒通路の上端が同一高さ位置にあり、全下部冷媒通路の上端が、前記1つのパスを構成する下降流チューブ群の全熱交換チューブの下端よりも上方の高さ位置にある請求項8記載のエバポレータ。
- 風下側上ヘッダ部の一端に冷媒入口が設けられるとともに風上側上ヘッダ部の冷媒入口と同一端に冷媒出口が設けられ、風下側チューブ列に3つのチューブ群が設けられるとともに、冷媒入口に最も近い最近チューブ群および冷媒入口から最も遠い最遠チューブ群が下降流チューブ群であり、風上側チューブ列に2つのチューブ群が設けられるとともに、冷媒出口とは反対側のチューブ群が下降流チューブ群であり、風下側チューブ列の最遠チューブ群と風上側チューブ列の下降流チューブ群とによって1つのパスが構成されている請求項1〜9のうちのいずれかに記載のエバポレータ。
- 冷媒通過部の総面積が、風下側チューブ列における前記1つのパスを構成する下降流チューブ群の全熱交換チューブの冷媒通路の総通路断面積よりも大きくなっている請求項1〜10のうちのいずれかに記載のエバポレータ。
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