JP6431740B2 - 光ファイバ用被覆除去具及び光ファイバの被覆除去方法 - Google Patents

光ファイバ用被覆除去具及び光ファイバの被覆除去方法 Download PDF

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Description

本発明は、光ファイバ用被覆除去具及び光ファイバの被覆除去方法に関する。
光ファイバを接続する場合、前処理として光ファイバの端末部分の被覆を除去が必要となる。現場での被覆の除去は、例えば特許文献1に記載されるような光ファイバ用被覆除去具(ストリッパ)を用いて実施されることが多い。
光ファイバとしては、例えば図12に示すように、線径D1=125μmの裸光ファイバ2の外周をUV樹脂製の内側被覆層3で包み込み線径D2=250μmとし、さらにUV樹脂製の外側被覆層4で包み込み線径D3=500μmとしたものが知られている。
特開2002−199536号公報
図12に示すような裸光ファイバ2とその外周を覆う内側被覆層3及び外側被覆層4とを有する光ファイバは、接続にあたり先端側から裸光ファイバ、内側被覆層、外側被覆層として段付きに被覆が除去された状態にする必要がある。
従来、外側被覆層の除去用と内側被覆層の除去用との光ファイバ用被覆除去具をそれぞれ用意し、外側被覆層を除去した後に、内側被覆層を除去していた。これにより、作業工数が増え現場の作業者の負担となっていた。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、一度の除去工程で内側被覆層と外側被覆層を段付きに除去できる光ファイバ用被覆除去具の提供を目的とする。
本発明に係る光ファイバ用被覆除去具は、光ファイバの端末部の被覆を除去する被覆除去具であって、基部と、前記基部から一方向に延出された一対のアーム部とを有し、各々の前記アーム部は、先端側に設けられた操作部、並びに基部側に設けられ弾性変形することで一対の前記操作部を互いに近接させる変形部、を備え、一対の前記操作部には、互いに対向する内側に、互いの先端が向かい合って設けられた一対の第1挟持対と、一対の第2挟持対と、が前後に並んで設けられ、前記第1挟持対は、前後方向において前記第2挟持対に対し前記光ファイバの端末側に位置し、前記光ファイバは、裸光ファイバと、前記裸光ファイバを覆う内側被覆層と、前記内側被覆層をさらに覆う外側被覆層と、を有し、前後方向に沿って配置した前記光ファイバを、前記第1挟持対及び前記第2挟持対で挟み込んだ挟持状態で、前記第1挟持対の先端同士は前記内側被覆層及び前記外側被覆層に食い込み前記内側被覆層及び前記外側被覆層に亀裂を生じさせ、前記第2挟持対の先端同士は前記外側被覆層に食い込み前記外側被覆層に亀裂を生じさせる
また、上記の光ファイバ被覆除去具は、一対の前記操作部には、互いに対向する内側に、それぞれ嵌合凸部と嵌合凹部とが設けられ、前記第1挟持対及び前記第2挟持対で挟み込んだ挟持状態で、前記嵌合凸部は、前記嵌合凹部に嵌る、ものであってもよい。
また、上記の光ファイバ被覆除去具は、前記第1挟持対の互いの先端に平坦な面が形成されてもよい。
また、上記の光ファイバ被覆除去具は、前記第2挟持対の互いの先端に前記光ファイバが嵌る丸溝が形成されていてもよい。
また、上記の光ファイバ被覆除去具は、前記第1挟持対及び前記第2挟持対のうち何れか一方又は両方の向かい合う先端同士が、前記挟持状態において平行に形成されているか、若しくは、前記挟持状態において前記光ファイバを引き抜く方向が広がるように傾斜して形成されていてもよい。
また、上記の光ファイバ被覆除去具は、互いに対向する一対の前記アーム部の内側に、前記第1挟持対及び前記第2挟持対の近接距離を制限する近接制限部を有していてもよい。
また、上記の光ファイバ被覆除去具は、前記近接制限部が、前記第1挟持対の先端同士の近接を、前記裸光ファイバの外径以上、前記内側被覆層の外径以下の距離に制限し、前記第2挟持対の先端同士の近接を、前記内側被覆層の外径以上、外側被覆層の外径以下の距離に制限するものであってもよい。
また、上記の光ファイバ被覆除去具は、前記近接制限部が、前記操作部において、前記第1挟持対と前記第2挟持対との前後方向の間に設けられていてもよい。
また、上記の光ファイバ被覆除去具は、前記近接制限部が、一対の前記アーム部のうち一方のアーム部に設けられ、前記挟持状態で前記光ファイバが前記近接制限部の上方を通過するものであってもよい。
また、上記の光ファイバ被覆除去具は、前記基部が、前記挟持状態で前記光ファイバの端末部を挿通させるガイド孔を備えていてもよい。
また、上記の光ファイバ被覆除去具は、前記基部が、前記ガイド孔に前記光ファイバの端末部を案内するテーパ部を備えていてもよい。
また、上記の光ファイバ被覆除去具は、前記操作部の外側に、把持部が設けられ、前記把持部は、前記第1挟持対と前記第2挟持対との間を押圧するように位置してもよい。
また、上記の光ファイバ被覆除去具は、前記光ファイバが、光ファイバホルダに保持され、前記基部が、前記光ファイバホルダを前後方向に直線移動させるスライド部を有していてもよい。
また、上記の光ファイバ被覆除去具は、前記基部が、前記光ファイバホルダの被覆除去の開始位置に位置決め可能なストッパを有していてもよい。
また、上記の光ファイバ被覆除去具は、前記基部は、前記アーム部の延出方向と同方向に延びる台部を有し、前記アーム部と前記台部とは、互いに対向し、かつ前記光ファイバの高さと同じ距離だけ離間して配置された対向面をそれぞれ有し、前記光ファイバホルダを、前記アーム部と前記台部の前記対向面同士の間に接触して配置させてもよい。
また、上記の光ファイバ被覆除去具は、前記基部と前記アーム部とが、樹脂からなり一体に形成されていてもよい。
上記の光ファイバ被覆除去具に係る光ファイバの被覆除去方法は、一対のアーム部の互いに対向する内側に、前後方向に沿って光ファイバを配置する工程と、一対の前記アーム部の基部側の弾性変形可能な変形部より先端側に形成された操作部の外側に設けた把持部をそれぞれ把持して前記変形部を変形させ、一対の前記操作部の内側に前後に並んで設けられた第1挟持対及び第2挟持対の各先端同士を前記光ファイバを挟み込むまで近接させる工程と、前記光ファイバを後方に引き抜くことで前記光ファイバの被覆を除去する工程と、を含み、前記第1挟持対は、前後方向において前記第2挟持対に対し前記光ファイバの端末側に位置し、前記光ファイバは、裸光ファイバと、前記裸光ファイバを覆う内側被覆層と、前記内側被覆層をさらに覆う外側被覆層と、を有し、前記第1挟持対及び前記第2挟持対の各先端同士を前記光ファイバを挟み込むまで近接させる工程では、前記第1挟持対の先端同士は前記内側被覆層及び前記外側被覆層に食い込み前記内側被覆層及び前記外側被覆層に亀裂を生じさせ、前記第2挟持対の先端同士は前記外側被覆層に食い込み前記外側被覆層に亀裂を生じさせ、前記光ファイバの被覆を除去する工程では、前記第1挟持対において前記内側被覆層及び前記外側被覆層が除去され、前記第2挟持対において外側被覆層が除去される
本発明によれば、一度の除去工程で内側被覆層と外側被覆層を段付きに除去できる光ファイバ用被覆除去具を提供できる。
第1実施形態の光ファイバ用被覆除去具の斜視図である。 第1実施形態の光ファイバ用被覆除去具の側面図である。 第1実施形態の光ファイバ用被覆除去具の平面図である。 第1実施系他の光ファイバ用被覆除去具における第2挟持対の拡大斜視図である。 光ファイバホルダの斜視図である。 第1実施形態の光ファイバ用被覆除去具を用いた被覆除去工程において、挟持状態を示す平面図である。 光ファイバ用被覆除去具の挟持状態における第1挟持対及び光ファイバの断面図であり、図7(a)は、第1実施形態の被覆除去具を示し、図7(b)〜図7(d)は、変形例の被覆除去具を示す。 光ファイバ用被覆除去具の挟持状態における第2挟持対及び光ファイバの断面図であり、図8(a)は、第1実施形態の被覆除去具を示し、図8(b)は、変形例の被覆除去具を示す。 第1実施形態の光ファイバ用被覆除去具を用いた被覆除去工程において、光ファイバの被覆に亀裂を生じさせて被覆を除去する状態を示す平面図である。 第2実施形態の光ファイバ用被覆除去具の斜視図である。 第2実施形態の光ファイバ用被覆除去具を用いた被覆除去工程において、後方から光ファイバホルダを光ファイバ用被覆除去具に挿入した状態を示す斜視図である。 光ファイバの端末部を示す模式図である。
(第1実施形態)
以下、実施形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、各図にはX−Y−Z座標系を示した。以下の説明において、必要に応じて各座標系に基づいて各方向の説明を行う。
本実施形態のストリッパ(光ファイバ用被覆除去具)100の斜視図を図1に示し、側面図を図2に示し、平面図を図3に示す。
ストリッパ100は、光ファイバ1(図12参照)の被覆を除去する光ファイバ用被覆除去具である。
<<光ファイバ>>
図12は、本実施系他における被覆除去の対象となる光ファイバ1を示す図である。
光ファイバ1は、裸光ファイバ2と裸光ファイバ2を覆う内側被覆層3と、内側被覆層3をさらに覆う外側被覆層4とを有する。光ファイバ1は、ストリッパ100により、内側被覆層3と外側被覆層4とを段付きに除去される。これにより、光ファイバ1は、図12に示すように、裸光ファイバ2と内側被覆層3とが段付きに露出された端末部1aが形成される。
裸光ファイバ2は特に限定されず、従来公知の各種の光ファイバ、例えば、シングルモード光ファイバ、マルチモード光ファイバ、偏波保持光ファイバ、ホーリーファイバなどの各種の光ファイバを適用することができる。また裸光ファイバ2の外径は限定されないが、一般に広く使用されている外径D1=125μmの光ファイバ裸線などを用いることが好ましい。
内側被覆層3は、裸光ファイバ2の外周に被着している。同様に、外側被覆層4は、内側被覆層3の外周に被着している。内側被覆層3及び外側被覆層4は、例えばUV樹脂などからなる。
内側被覆層3は、例えば外径D2=250μmとされている。また、外側被覆層4は、例えば外径D3=500μmとされている。
光ファイバ1は、後段において説明する光ファイバホルダ200(図5参照)に把持された状態で、被覆除去工程が行われることが好ましい。
<<ストリッパ(光ファイバ用被覆除去具)>>
図1〜図3に示すように、本実施形態のストリッパ100は、基部10と、基部10から一方向に延出された一対のアーム部40とを有し、これらが一体に形成されたものである。
ストリッパ100は、一度の成形によって複数個のストリッパ100が形成されるように、一つのランナーに、複数のストリッパ100をゲートを介して接続させた成形品で供給することが好ましい。製品としては、ランナーにストリッパ100を接続させた状態で供給してもよいし、ランナーからストリッパ100を取り外した上で、供給してもよい。
ストリッパ100は、ポリアセタール樹脂(POM)、又はノリル(商標登録)からなることが好ましく、特にポリアセタール樹脂(POM)を用いることが好ましい。これらの樹脂は、適度な弾性を有すると共に機械的強度が高いために、弾性変形に対する耐久性が高く、ストリッパ100への採用に適している。
以下、ストリッパ100各部について詳細に説明する。なお、以下の説明において、ストリッパ100に対して光ファイバ1を挿入させるために進行させる方向を前方として+Y軸方向を割り当てる。また、基部10に対してアーム部40が形成される上方に+Z方向を割り当てるものとする。
<基部>
基部10は、平面視矩形状で上下方向(Z軸方向)に厚みを有する台部11と、台部11の上面(対向面)11aの前方(+Y側)に設けられた支柱部12と、台部11の上面11aの後方(−Y側)に設けられたスライド部13と、台部11の上面11aの中央に台部11を幅方向(X軸方向)に横切るように突出して形成されたストッパ14と、台部11の上面11aにおいて支柱部12とストッパ14との間に設けられたガイド体15と、を有する。
<台部>
台部11の中央には、矩形状の孔としての窓11cが設けられている。窓11cは、平面視でアーム部40の第2挟持対46と対応する位置に設けられている。光ファイバ1の端末部1aにおいて除去された内側被覆層3及び外側被覆層4は、窓11cから落下して、台部11上に滞留することがない。
<支柱部>
支柱部12は、台部11の上面11aから上方に突出して設けられている。支柱部12は、台部11の前方に設けられており、支柱部12から後方にアーム部40が延出する。一対のアーム部40は、台部11の中央に向かって延びており、光ファイバ1を挟み込むために互いに近接する。支柱部12は、片持ちとなる一対のアーム部40を支持する役割を果たす。
支柱部12には、ストリッパ100の前後方向に沿って延びるガイド孔12aが設けられている。ガイド孔12aは、光ファイバ1の内側被覆層3、及び外側被覆層4を除去する工程において、光ファイバ1が挿通される。これによりガイド孔12aは、光ファイバ1を直線状に保持する。
ガイド孔12aの後方には、ガイド孔12aの開口に向けて徐々に狭まるテーパ部12bが設けられている。テーパ部12bは、上方が開放されている。作業者は、光ファイバ1の先端1aを上方からテーパ部12bに格納し光ファイバ1を前方に送ることで、光ファイバ1をガイド孔12aに挿通させることができる。
<ガイド体>
ガイド体15は、台部11の上面11aに設けられブロック状に形成されている。ガイド体15は、平面視で一対のアーム部40同士の間に配置されている。
ガイド体15の上面15aは、アーム部40の長手方向(Y軸方向)と同方向の中心線に沿って窪んだ凹面形状を有している。この凹面形状は、支柱部12に設けられたテーパ部12bと滑らかに連続している。
作業者は、ガイド孔12aに光ファイバ1を案内する際に、光ファイバ1の先端1aをガイド体15の上面15aに接触させた状態で、光ファイバ1を前方に進行させることが好ましい。これにより、作業者は、光ファイバ1の先端1aをガイド体15の上面15a、テーパ部12b、ガイド孔12aの順にスムーズに案内できる。
<スライド部>
スライド部13は、台部11の幅方向(X軸方向)の両側において、上面11aから上方に突出して一対設けられている。スライド部13は、台部11の幅方向両側の縁に沿って長手方向(Y軸方向)に延びている。一対のスライド部13同士は、互いに平行に延びている。一対のスライド部13同士の距離は、後段に説明する光ファイバホルダ200(図5参照)の幅と略同じか若干大きくなっている。一対のスライド部13の間に光ファイバホルダ200を配置することで、光ファイバホルダ200をY方向に直線移動させることができる。
<ストッパ>
ストッパ14は、台部11の上面11aにおいて台部11の短手方向(X軸方向)に沿って立設された凸条部である。ストッパ14は、スライド部13に沿って直線移動させる光ファイバホルダ200(図5参照)の前方先端と当接する。これにより、ストッパ14は、光ファイバホルダ200をY軸方向に位置決めして、光ファイバホルダ200に保持された光ファイバ1の被覆除去の開始位置を所定の位置とすることができる。
<アーム部>
一対のアーム部40は、基部10の支柱部12から後方(−Y方向)に延びている。アーム部40は、先端側(−Y側)に設けられた操作部42と、支柱部12側に設けられ弾性変形することで操作部42同士を互いに近接させる変形部41と、を備えている。
<変形部>
一対の変形部41は、Y軸方向に沿って延出しており、その横断面はX軸方向に比較的薄く、Z軸方向に比較的厚く形成されている。これにより、変形部41は、X軸方向に曲がる弾性変形しやすくなっている。
<操作部>
一対の操作部42(42A、42B)は、それぞれ変形部41の先端側(後方)に形成されている。一対の操作部42は、変形部41の横断面に対して外側に拡大した横断面を有している。一対の操作部42は、内側面42aを向い合せて並んで配置されている。
なお、以下の説明では必要に応じて、操作部42のうち−X側に位置する一方を第1操作部42Aとし、+X側に位置する他方を第2操作部42Bとする。
一対の操作部42(第1操作部42A及び第2操作部42B)は、それぞれ、第1突出片43と、第2突出片44と、把持部47と、を有している。第1操作部42Aの第1突出片43と第2操作部42Bの第1突出片43とは、第1挟持対45を構成する。同様に、第1操作部42Aの第2突出片44と第2操作部42Bの第2突出片44とは、第2挟持対46を構成する。
また、図3に示すように、一対の操作部42のうち第1操作部42Aは、近接制限部48を有している。また、第1操作部42Aの内側面42aの最後方における上部と下部にはそれぞれ嵌合凹部49Aが設けられている。一方、第2操作部42Bの内側面42aの最後方における上部と下部にはそれぞれ嵌合凸部49Bが設けられている。
近接制限部48は、第1操作部42Aの内側面42aから第2操作部42B側に突出して形成されている。また、近接制限部48は、内側面42aにおいて第1突出片43と第2突出片44との間に位置している。
近接制限部48は、第1操作部42Aと第2操作部42Bとが近づけられた際に、第2操作部42Bの内側面42aに当接する。これにより、操作部42Aと操作部42Bとが近接制限部48の突出高さ以上に近接することを制限する。
近接制限部48は、被覆除去される光ファイバ1が通過する領域より下方に設けられている。また、近接制限部48は、基部10のガイド体15より後方(−Y側)に設けられている。
被覆除去工程は、基部10の支柱部12に設けられたガイド孔12aに光ファイバ1を挿通させた状態で行われる。したがって作業者は、被覆除去工程の予備工程として、光ファイバ1をガイド孔12aに挿通させる。この予備工程において、近接制限部48の上面48aに沿って光ファイバ1を長手方向に移動させることで、光ファイバ1がガイド孔12aに挿通されやすくなる。
第1突出片43及び第2突出片44は、操作部42の内側面42aから他方の操作部42側に突出して形成されている。第1突出片43及び第2突出片44は、上下方向(Z軸方向)に延びる凸条部として形成されている。
第1突出片43と第2突出片44は、前後方向(Y軸方向)に並んで配置されている。第1突出片43は、第2突出片44に対して前方(+Y側)に位置している。
一対の第1突出片43は、互いの先端43a同士が向き合っている。対向する一対の第1突出片43は、第1挟持対45を構成している。同様に、一対の操作部42の第2突出片44は、互いの先端44a同士が向き合っている。対向する一対の第2突出片44は、第2挟持対46を構成している。
第1挟持対45を構成する一対の第1突出片43の先端43a同士の間、並びに、第2挟持対46を構成する一対の第2突出片44の先端44a同士の間には、隙間が設けられている。光ファイバ1は、第1挟持対45及び第2挟持対46の隙間に配置されて、被覆除去工程が行われる。
第1挟持対45及び第2挟持対46は、変形部41が弾性変形することで、それぞれ近接する。操作部42の内側面42aにおいて、第1突出片43と第2突出片44との間には、近接制限部48が形成されている。第1挟持対45及び第2挟持対46の近接距離は、近接制限部48により制限される。
近接制限部48は、Y軸方向に対し第1挟持対45及び第2挟持対46の間に設けられている。これにより、変形部41の撓みの影響で、第1挟持対45と第2挟持対46のうち、一方の挟持対のみが偏って近接することを防ぐことができる。
被覆除去工程においては、第1挟持対45(即ち一対の第1突出片43)の間に光ファイバ1を配置し、近接制限部48が当接するまで一対の操作部42同士を近づけることで、第1挟持対45で光ファイバ1を挟み込む。第1挟持対45は、内側被覆層3の外径D2より近づき、内側被覆層3並びに外側被覆層4に亀裂を生じさせることができる。また、近接制限部48は、第1挟持対45を構成する第1突出片43の先端43a同士が裸光ファイバ2に過度の力が加わることを抑制する。これにより、裸光ファイバ2を損傷させることがない。
挟持状態から光ファイバ1を引き抜くことで、第1挟持対45が生じさせた亀裂を起点に内側被覆層3と外側被覆層4とが除去される。
第1挟持対45を構成する第1突出片43の先端43aは、上下方向(Z軸方向)に延在する。先端43aは、前後方向の厚さが1mm程度となる平坦面となっている。互いに向かい合う第1突出片43の先端43a同士は、光ファイバ1を挟み込んだ状態で、互いに平行とされることが好ましい。また、互いに向かい合う先端43aは、光ファイバ1を挟み込んだ状態で、光ファイバ1を引き抜く方向が広がるように傾斜して形成されていてもよい。これにより、先端43aの摩耗を抑制しつつ、光ファイバ1の内側被覆層3及び外側被覆層4に亀裂の起点を生じさせることができる。
なお「光ファイバ1を挟み込んだ状態」とは、一方の操作部42Aの内側面42aに設けられた近接制限部48が、他方の操作部42Bの内側面42aに当接した状態であり、後段で図6を基に説明する挟持状態である。
第2挟持対46を構成する第2突出片44の先端44a同士は、内側被覆層3の外径D2以上、外側被覆層4の外径D3以下の距離に近接が制限されている。
被覆除去工程においては、第2挟持対46(即ち一対の第2突出片44)の間に光ファイバ1を配置し、近接制限部48が当接するまで一対の操作部42同士を近づけることで、第2挟持対46で光ファイバ1を挟み込む。第2挟持対46は、外側被覆層4の外径D3より近づくため、外側被覆層4に亀裂を生じさせることができる。また、第2挟持対46は、内側被覆層3の外径D2より離間しているため、内側被覆層3を損傷させることがない。したがって、この状態で、光ファイバ1を第2挟持対46から引き抜くことで、光ファイバ1の外側被覆層4を除去できる。
図4に、第2挟持対46の拡大斜視図を示す。
第2挟持対46を構成する第2突出片44の先端44aは、上下方向(Z軸方向)に延在する。先端44aは、前後方向の厚さが1mm程度となる平坦面となっている。この先端44aには、外側被覆層4の外径D2に対応する丸溝44bが設けられている。対向する丸溝44bは、操作部42が近接することで光ファイバ1の外側被覆層4を挟み込む。対向する丸溝44bは、光ファイバ1を挟み込んだ状態で、互いに平行とされることが好ましい。また、対向する丸溝44bは、光ファイバ1を挟み込んだ状態で、光ファイバ1を引き抜く方向が広がるように傾斜して形成されていてもよい。これにより、丸溝44bが形成された先端44aの摩耗を抑制しつつ、光ファイバ1の外側被覆層4に亀裂の起点を生じさせることができる。
また、光ファイバ1を一対の先端44aに設けられた丸溝44bの内周面で挟み込むことで、光ファイバ1と先端44aとの接触面積を大きくすることができる。これにより、光ファイバ1に加わる面圧を低減し、内側被覆層3及び裸光ファイバ2の損傷を防ぎつつ、外側被覆層4に亀裂の起点を生じさせることできる。
把持部47は、作業者が操作部42を挟み込むように把持することで、変形部41を弾性変形させるために設けられている。
把持部47は、作業者が第1挟持対45と第2挟持対46との間を押圧するように設けられていることが好ましい。光ファイバ1を第1挟持対45及び第2挟持対46の隙間に配置して、作業者が把持部47を押圧することで、変形部41が撓み、第1挟持対45及び第2挟持対46をそれぞれ近接させ光ファイバ1を挟み込む。作業者が、第1挟持対45と第2挟持対46の間を押圧することで、第1挟持対45と第2挟持対46には、均等に力が加わり、光ファイバ1を同等の力で挟み込むことができる。加えて、作業者が第1挟持対45と第2挟持対46との間を押圧するように把持部47を構成することで、変形部41の撓みにより、第1挟持対45と第2挟持対46のうち、一方の挟持対のみが偏って近接することを防ぐことができる。
把持部47は、作業者の指が係りやすいように形成されていることが好ましい。本実施形態の把持部47は、アーム部40の先端側において、外側に膨出する膨出部47aを有している。作業者は、把持部47を指で押圧した状態で光ファイバ1の引き抜き被覆除去工程を行う。把持部47に膨出部47aが設けられていることで、作業者が光ファイバ1を引き抜く際に膨出部47aが指に係り、作業を容易に行うことができる。
<凹部>
図2及び図4に示すように、一対のアーム部40に設けられた操作部42には、トンネル状に下側が窪んで凹部50がそれぞれ形成されている。凹部50は、後方(−Y方向と)下方(−Z方向)に開口している。凹部50の天面(対向面)50aは、台部11の上面(対向面)11aと平行に形成されている。天面50aと上面11aとの距離Hは、後段において説明する光ファイバホルダ200(図5参照)の先端に位置する延出部196の高さhと略同じである。
ストリッパ100は、凹部50の天面50aと台部11の上面11aとの間に、光ファイバホルダ200の延出部196が配置された状態で、光ファイバホルダ200に把持された光ファイバ1の被覆除去を行う。延出部196の高さhと、天面50aと上面11aとの距離Hとが略同じであるため、延出部196は、天面50aと上面11aに略接触して挟み込まれた状態となる。一対の操作部42は、延出部196の上面196aをガイドとしてX−Y平面と平行に動作する。これにより、一対の操作部42同士が、上下方向(Z軸方向)に相対的にずれたり傾いたりすることが抑制される。
<嵌合凹部、嵌合凸部>
図4に示すように、嵌合凹部49Aは、第1操作部42Aの内側面42aに設けられている。嵌合凹部49Aは、第2突出片44に対して上下にそれぞれ設けられている。同様に、嵌合凸部49Bは、第2操作部42Bの内側面42aにおいて、第2突出片44に対して上下にそれぞれ設けられている。
嵌合凹部49Aと嵌合凸部49Bとは、互いに向かい合って配置されている。嵌合凹部49Aと嵌合凸部49Bとは、第1操作部42Aと第2操作部42Bとが互いに近接した際に嵌り合う。嵌合凹部49Aと嵌合凸部49Bとは、第1操作部42A及び第2操作部42Bの上下に配置されているため、嵌合凸部49Bが第1操作部42Aを上下方向から挟み込むように配置される。これにより、第1操作部42Aと第2操作部42Bとが、上下方向(Z軸方向)に相対的にずれたり傾いたりすることを抑制できる。互いに対向する第1突出片43の先端43a同士、並びに第2突出片44の丸溝44b同士がずれたり傾いたりすることを抑制し、光ファイバ1を両側から均一に挟持することができる。
<<光ファイバホルダ>>
図5を基に、光ファイバホルダ200について説明を行う。光ファイバホルダ200は、光ファイバ1(図12参照)を保持し、光ファイバ1の位置決めを行うために用いられる。また、光ファイバホルダ200は、光ファイバ1同士の接続工程において共通して用いることが想定されている。光ファイバ1同士の接続工程は、光ファイバ1の端末部1aの被覆除去工程を行った後に行われる。
光ファイバホルダ200は、ベース部191と、ヒンジ部となる基端部192aでベース部191に対し回動自在に結合された蓋体192とを有する。
光ファイバホルダ200下側には、平坦面な下面200aが形成されている。また、光ファイバホルダ200の両側には前後方向(Y軸方向)に延びる側面200bがそれぞれ形成されている。
光ファイバホルダ200は、ベース部191の上に載置された光ファイバ1を、蓋体192とベース部191との間に押さえ込んで把持固定する。
以下の説明において、光ファイバホルダ200に把持固定される光ファイバ1の長手方向において、ストリッパ100により被覆除去される光ファイバ1の端末部1a側(+Y方向)を前方といい、その反対側(−Y方向)を後方と呼ぶ。
ベース部191は、基体部195と、基体部195の前方(+Y側)に延出する一対の延出部196とを備えている。一対の延出部196の間には、光ファイバ1が延出する空間199が形成されている。
ベース部191(基体部195)の上面191bには、光ファイバ1を収容する位置決め凹部193aを有する第1保持壁部193と、位置決め凹部194aを有する第2保持壁部194と、位置決め凹部195aを有する台部195bと、が形成されている。
第2保持壁部194は第1保持壁部193の前方に、第1保持壁部193から離間して形成されている。台部195bは第2保持壁部194の前方に、第2保持壁部194から離間して形成されている。
ベース部191(基体部195)の上面には、位置決め凹部193aから位置決め凹部194aを経て前後方向に延在する直線状の位置決め溝191aが形成されている。位置決め溝191aは、光ファイバ1を位置決めする溝部であって、例えば断面略V字形、断面略U字形、断面半円形などとすることができる。
蓋体192をベース部191の上面191bに被せた状態(閉状態)では、蓋体192は第1保持壁部193と第2保持壁部194との間に配置される。
蓋体192の基端部192a(ヒンジ部)とは反対の端部である先端部192b側に形成された係止突起192cは、ベース部191に形成された係止凹部191cに係脱自在に嵌合できる。
蓋体192は、ベース部191の上面191bに被せた状態(閉状態)で、係止突起192cをベース部191の係止凹部191cに係合させることで、光ファイバ1をベース部191(基体部195)に押さえ込んで把持固定できる。
<<被覆除去工程>>
次に、本実施形態のストリッパ100を用いて、光ファイバ1の被覆を除去する工程の一例について説明する。
まず、図5に示すように光ファイバ1を、光ファイバホルダ200に把持させる。
次に、光ファイバホルダ200の先端から延びる光ファイバ1の端末部1aを、ストリッパ100の近接制限部48の上面48aに接触させる。さらに、光ファイバホルダ200を前方に移動して、端末部1aをガイド体15の上面15a、基部10の支柱部12に形成されたテーパ部12b、ガイド孔12aに順に導く。これにより、光ファイバ1の端末部1aをガイド孔12aに挿通させる。
光ファイバ1は、曲り癖がついている場合がある。上述したように、端末部1aを近接制限部48、ガイド体15の上面15a、テーパ部12bの順に接触させた状態で導くことで、光ファイバ1を容易にガイド孔12aに挿通させることができる。
次に、光ファイバホルダ200の下面200a(図5参照)をストリッパ100の台部11の上面11aに搭載させる。このとき、光ファイバホルダ200の両側面200bをストリッパ100のスライド部13に沿うように配置する。一対のスライド部13同士の距離は、光ファイバホルダ200の幅より若干大きく形成されているため、光ファイバホルダ200は、スライド部13の間に収まる。
さらに、光ファイバホルダ200を前方に直線移動させ、延出部196の前方先端面をストリッパ100のストッパ14に当接させる。このとき、光ファイバホルダ200の延出部196が、一対の操作部42の下側にトンネル状に形成された、凹部50(図2、図4参照)に収まる。延出部196の上面196aは、凹部50の天面50aに接触した状態となる。
このようにして、被覆除去のための前工程が完了する。この状態において、光ファイバ1は、端末部1aがガイド孔12aによって支持されており、他方が光ファイバホルダ200により支持されている。したがって、光ファイバ1に曲り癖がついている場合であっても、光ファイバ1の直線性を保たせることができる。
次に、図6に示すように、近接制限部48が対向する面に当接するまで、一対の変形部41を変形させて一対の操作部42を互いに近づける。これにより、第1挟持対45と第2挟持対46との先端43a、44aで、光ファイバ1を挟み込み、挟持状態とする。この工程は、一対の把持部47を作業者の拇指と食指とにより把持することで行う。
図7(a)は、挟持状態における第1挟持対45及び光ファイバ1を示す断面図である。挟持状態において、第1挟持対45の一対の先端43a同士は、平行となっている。また挟持状態において、一対の先端43a同士は、内側被覆層3並びに外側被覆層4に、食い込んで向き合っている。
次工程において、光ファイバ1は、後方(−Y方向)に引き抜かれる。このとき、第1挟持対45の一対の先端43aは、+Y側の角部で内側被覆層3及び外側被覆層4に破断の起点5を生じさせる。
図7(b)は、本実施形態の変形例の第1挟持対45Xを説明する図であり、挟持状態における第1挟持対45X及び光ファイバ1を示す断面図である。変形例の第1挟持対45Xは、一対の第1突出片43Xからなる。また、一対の第1突出片43Xの先端43Xa同士は、挟持状態で光ファイバ1を引き抜く方向(後方、−Y方向)が広がるように傾斜して形成されている。対向する先端43Xa同士は、最も近接する前方側で内側被覆層3並びに外側被覆層4に食い込んで向き合っている。
変形例の第1挟持対45Xであっても、先端43Xaの+Y側の角部で内側被覆層3並びに外側被覆層4に破断の起点5を生じさせることができる。
なお、第1挟持対45Xの対向する先端43Xa同士の傾斜角度は、できるだけ小さく、平行に近づけることが好ましい。即ち、体外に並行とされた第1実施形態の第1挟持対45が最も好ましい。
先端43a同士を平行とすることで、第1突出片43Xの耐久性を高めることができる。
図7(c)は、本実施形態の変形例の第1挟持対45Yを説明する図であり、挟持状態における第1挟持対45Y及び光ファイバ1を示す断面図である。変形例の第1挟持対45Yは、一対の第1突出片43Yからなる。また、一対の第1突出片43Yの先端43Ya同士は、挟持状態において、平行となっている。
一対の第1突出片43Yには、前方に傾斜し突出する傾斜面43Ycが設けられている。第1突出片43Yの傾斜面43Ycと先端43Yaとは、鋭角となっている。即ち、第1突出片43Yは、前方に向かって鋭角な楔形状を有している。第1突出片43Yは、楔状に形成された傾斜面43Ycと先端43Yaとの角部において、光ファイバ1の内側被覆層3並びに外側被覆層4に食い込む。
次工程において、光ファイバ1は、後方(−Y方向)に引き抜かれる。このとき第1挟持対45Yは、先端43Yaと傾斜面43Ycとの角部において、内側被覆層3及び外側被覆層4に破断の起点5を生じさせる。光ファイバ1が、後方(−Y方向)に引き抜かれると、破断の起点5より前方に位置する内側被覆層3並びに外側被覆層4が、第1挟持対45Yの傾斜面43Ycに乗り上げる。これにより、破断の起点5より前方の内側被覆層3並びに外側被覆層4が確実に除去される。
図7(d)は、本実施形態の変形例の第1挟持対45Zを説明する図であり、挟持状態における第1挟持対45Z及び光ファイバ1を示す断面図である。変形例の第1挟持対45Zは、一対の第1突出片43Zからなる。また、一対の第1突出片43Zの先端43Za同士は、挟持状態で光ファイバ1を引き抜く方向(後方、−Y方向)が広がるように傾斜して形成されている。
一対の第1突出片43Zには、前方に傾斜し突出する傾斜面43Zcが設けられている。第1突出片43Zの傾斜面43Zcと先端43Zaとは、鋭角となっている。即ち、第1突出片43Zは、前方に向かって鋭角な楔形状を有している。第1突出片43Zは、楔状に形成された傾斜面43Zcと先端43Zaとの角部において、光ファイバ1の内側被覆層3並びに外側被覆層4に食い込む。
第1突出片43Zの前方に傾斜面43Zcを設け第1突出片43Zを前方に向かって鋭角な楔状とすることで、破断の起点5で確実に内側被覆層3並びに外側被覆層4を破断し、除去できる。
図8(a)は、挟持状態における第2挟持対46及び光ファイバ1を示す断面図である。挟持状態において、第2挟持対46の一対の先端44aに設けられた丸溝44bは、互いに平行になっている。また、一対の丸溝44bの半径は同一であり、さらに挟持状態で半径中心が一致するように構成されている。したがって、挟持状態の丸溝44bは、横断面の視野において同一の円を構成する。挟持状態において、一対の丸溝44bは、内側被覆層3の外径以上、外側被覆層4の外径以下の距離となるように配置される。即ち、一対の丸溝44bが構成する円の直径は、内側被覆層3の外径以上、外側被覆層4の外径以下となるように構成されている。これにより、外側被覆層4に丸溝44bを食い込ませることができる。また、向かいあう丸溝44bは、裸光ファイバ2の外径D1より離間しているため、裸光ファイバ2を損傷させることがない。
第2挟持対46の一対の丸溝44bは、+Y側の角部で外側被覆層4に破断の起点6を生じさせる。
図8(b)は、本実施形態の変形の第2挟持対46Xを説明する図であり、挟持状態における第2挟持対46X及び光ファイバ1を示す断面図である。変形例の第2挟持対46Xは、一対の第2突出片44Xからなる。また、一対の第2突出片44Xの丸溝44Xb同士は、挟持状態で光ファイバ1を引き抜く方向(後方、−Y方向)が広がるように傾斜するテーパ部として形成されている。対向する丸溝44Xb同士が最も近接する前方側での丸溝44Xb同士の距離(即ち、一対の丸溝44Xbが構成する共通の円の直径)は、内側被覆層3の外径以上、外側被覆層4の外径以下の距離で互いに向き合っている。
このような、変形例の第2挟持対46Xであっても、外側被覆層4に破断の起点6を生じさせる。
なお、第2挟持対46Xの対向する丸溝44Xbの傾斜角度は、できるだけ小さく、平行に近づけることが好ましい。これにより、第2突出片44Xの耐久性を高めることができる。
さらに、図6に示すように、挟持状態において、第1操作部42Aの嵌合凹部49Aと第2操作部42Bとが互いに嵌合する。これによって、第1操作部42Aと第2操作部42Bとが傾いたり、上下方向(Z軸方向)に位置ずれしたりすることを抑制できる。したがって、第1挟持対45の一対の先端43a同士、並びに第2挟持対46の一対の先端44a同士は、傾いたり互いの距離がずれたりすることなく、適切に光ファイバ1を挟みこむことができる。
加えて、光ファイバホルダ200の延出部196の上面196aは、操作部42の下側に形成された凹部50の天面50aと接触している。これにより、延出部196の上面196aが、操作部42が台部11の上面11aに対して平行に動作するためのガイドとして機能する。これにより、操作部42が、傾いたり上下方向にずれたりすることなく、適切に光ファイバ1を挟み込むことができる。
次に、図9に示すように、光ファイバホルダ200をストリッパ100のスライド部13に沿って後方に直線移動させ、光ファイバ1を第1挟持対45及び第2挟持対46の間から引き抜く。これにより、光ファイバ1は、第1挟持対45において内側被覆層3及び外側被覆層4が除去され、第2挟持対46において外側被覆層4のみが除去される。これにより、内側被覆層3と外側被覆層4とが段付きに除去された光ファイバ1の端末部1aを形成できる。
この被覆除去工程において、第1挟持対45及び第2挟持対46が光ファイバ1を挟み込む様子を、作業者が確認できる。したがって、被覆除去を確実に行い光ファイバ1に損傷を与えていないことを確認しながら作業を行うことができる。
以上の様に、本実施形態のストリッパ100を用いることで、光ファイバ1に対し一度の被覆除去工程を行うのみで、容易に段付きの端末部1aを形成できる。
なお、ストリッパ100は、光ファイバホルダ200に保持されていない光ファイバ1の被覆除去を行うことができる。
また、ストリッパ100は、光ファイバ1の内側被覆層3及び外側被覆層4を段付きに除去する以外にも用いることができる。例えば、ストリッパ100は、外側被覆層4を有しておらず、裸光ファイバ2と内側被覆層3とからなる光ファイバに対して、内側被覆層3を除去する為に用いても良い。
(第2実施形態)
次に第2実施形態のストリッパ(光ファイバ用被覆除去具)300について、図10、図11を基に説明する。
図10は、ストリッパ300の斜視図であり、図11は、ストリッパ300による被覆除去工程の様子を示す図である。
なお、上述の第1実施形態と同一態様の構成要素については、同一符号を付し、その説明を省略する。
ストリッパ300は、基部210と、基部210から一方向に延出された一対のアーム部240とを有し、これらが一体に形成されたものである。
基部210は、平面視矩形状で上下方向(Z軸方向)に厚みを有する台部211と、台部211の上面211aの前方(+Y側)に設けられた支柱部212と、台部211の上面211aの後方(−Y側)に設けられた第1スライド部213A及び第2スライド部213Bと、を有する。
第1スライド部213Aは、台部211の幅方向(X軸方向)の一方の縁部において、上面211aから上方に突出して設けられており、第2スライド部213Bは、他方の縁部において、上方に突出して設けられている。
第1スライド部213A及び第2スライド部213Bは、台部211の幅方向両側の縁に沿って長手方向(Y軸方向)に延びている。第1スライド部213A及び第2スライド部213Bは、互いに平行に延びている。第1スライド部213Aと第2スライド部213Bとの距離は、光ファイバホルダ200(図5参照)の厚みと略同じか若干大きくなっている。図11に示すように、ストリッパ300は、第1スライド部213Aと第2スライド部213Bとの間に光ファイバホルダ200を配置した状態から、光ファイバホルダ200をY方向に直線移動させることができる。
第1スライド部213Aは、第2スライド部213Bと比較して、前後方向及び上下方向の寸法が小さい。
図11に示すように、このストリッパ300には、上面側が第1スライド部213A側に位置するように、光ファイバホルダ200が取り付けられる。光ファイバホルダ200の上面側には、蓋体192が設けられている。図5に示すように、蓋体192は、光ファイバホルダ200の上面から上方に突出している。第1スライド部213Aの寸法が、前後方向に小さく形成されていることで、蓋体192と第1スライド部213Aとが干渉することなく、光ファイバホルダ200をストリッパ300に取り付けることができる。
また、第1スライド部213Aと第2スライド部213Bの形状設計は、被覆除去工程を行う作業者の握りやすさを考慮してなされている。第1スライド部213Aには拇指を掛けやすく、第2スライド部213Bには、食指の側部を沿わせやすいように、それぞれの形状が決められている。
一対のアーム部240は、基部210の支柱部212から後方(−Y方向)に延びている。アーム部240は、先端側(−Y側)に設けられた操作部242と、支柱部212側に設けられ弾性変形することで操作部242同士を互いに近接させる変形部241と、を備えている。
一対の操作部242は、それぞれ、第1突出片243と、第2突出片244と、把持部247と、を有している。互いに向かい合う一対の第1突出片243は、第1挟持対245を構成する。同様に、互いに向かい合う一対の第2突出片244は、第2挟持対246を構成する。
第1挟持対245及び第2挟持対246は、操作部242の内側面242aに形成されている。第1挟持対245及び第2挟持対246は、変形部241が弾性変形することで、光ファイバ1を挟み込むことができる。
第1挟持対245を構成する第1突出片243の先端同士は、内側被覆層3の外径D2以下の距離に近接する。第1挟持対245を構成する第1突出片243の先端は、上下方向(Z軸方向)に延在する。第1突出片243の先端は、前後方向の厚さが1mm程度となる平坦面となっている。互いに向かい合う第1突出片243の先端同士は、光ファイバ1を挟み込んだ状態で、互いに平行とされることが好ましい。
第2挟持対246を構成する第2突出片244の先端244a同士は、内側被覆層3の外径D2以上、外側被覆層4の外径D3以下の距離に近接が制限されている。また、第2突出片244の先端は、上下方向(Z軸方向)に延在する。第2突出片244の先端には、外側被覆層4の外径D2に対応する丸溝244bが設けられている。
図11に示すように、ストリッパ300には、縦向きにした状態の光ファイバホルダ200が後方から取り付けられ、被覆除去工程が行われる。
図5に示すように、光ファイバホルダ200の前方においては、一対の延出部196の間の空間199が形成されている。また、空間199の後方であって、延出部196の間には、平坦な中央前面197が位置している。
光ファイバホルダ200は、一対の延出部196の間に操作部242が位置させるように、配置される。操作部242の後方面はストッパ214であり、光ファイバホルダ200の中央前面197と当接する。これにより、光ファイバホルダ200をY軸方向に位置決めして、光ファイバホルダ200に保持された光ファイバ1の被覆除去の開始位置を所定の位置とすることができる。
作業者は、ストリッパ300の第1挟持対245及び第2挟持対246で、光ファイバ1を挟み込み、さらに光ファイバ1を後方(−Y方向)に引き抜く被覆除去工程を行うことができる。
この被覆除去工程により、第1挟持対245においては、光ファイバ1の内側被覆層3と外側被覆層4とを同時に除去できる。また第2挟持対246においては、外側被覆層4のみを除去できる。したがって、光ファイバ1に段付きの端末部1aを容易に形成できる。
以上の様に、第2実施形態のストリッパ300は、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
なお、本発明の技術範囲は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。例えば、第1挟持対及び第2挟持対は、光ファイバの被覆の性状に合わせて適宜、形状を変更してもよい。
1…光ファイバ、1a…端末部(先端)、2…裸光ファイバ、3…内側被覆層、4…外側被覆層、5、6…起点、10、210…基部、11、211…台部、11a…上面(対向面)、12、212…支柱部、12a…ガイド孔、12b…テーパ部、13…スライド部、14、214…ストッパ、15…ガイド体、40、240…アーム部、41、241…変形部、42、242…操作部、42a、242a…内側面、42A…第1操作部、42B…第2操作部、42a…内側面、43、43X、243…第1突出片、43a、43Xa、44a、244a…先端、44、44X、244…第2突出片、44b、44Xb、244b…丸溝、45、45X、245…第1挟持対、46、46X、246…第2挟持対、47、247…把持部、47a…膨出部、48…近接制限部、49A…嵌合凹部、49B…嵌合凸部、50…凹部、50a…天面(対向面)、100、300…ストリッパ(光ファイバ用被覆除去具)、191…ベース部、192…蓋体、196…延出部、197…中央前面、199…空間、200…光ファイバホルダ、200a…下面、200b…側面、213A…第1スライド部、213B…第2スライド部、D1…外径、D2…外径、D3…外径

Claims (17)

  1. 光ファイバの端末部の被覆を除去する被覆除去具であって、
    基部と、前記基部から一方向に延出された一対のアーム部とを有し、
    各々の前記アーム部は、先端側に設けられた操作部、並びに基部側に設けられ弾性変形することで一対の前記操作部を互いに近接させる変形部、を備え、
    一対の前記操作部には、互いに対向する内側に、互いの先端が向かい合って設けられた一対の第1挟持対と、一対の第2挟持対と、が前後に並んで設けられ、
    前記第1挟持対は、前後方向において前記第2挟持対に対し前記光ファイバの端末側に位置し、
    前記光ファイバは、裸光ファイバと、前記裸光ファイバを覆う内側被覆層と、前記内側被覆層をさらに覆う外側被覆層と、を有し、
    前後方向に沿って配置した前記光ファイバを、前記第1挟持対及び前記第2挟持対で挟み込んだ挟持状態で、前記第1挟持対の先端同士は前記内側被覆層及び前記外側被覆層に食い込み前記内側被覆層及び前記外側被覆層に亀裂を生じさせ、前記第2挟持対の先端同士は前記外側被覆層に食い込み前記外側被覆層に亀裂を生じさせる、
    光ファイバ用被覆除去具。
  2. 一対の前記操作部には、互いに対向する内側に、それぞれ嵌合凸部と嵌合凹部とが設けられ、
    前記第1挟持対及び前記第2挟持対で挟み込んだ挟持状態で、前記嵌合凸部は、前記嵌合凹部に嵌る、
    請求項1に記載の光ファイバ用被覆除去具。
  3. 前記第1挟持対の互いの先端に平坦な面が形成されている、請求項1又は2に記載の光ファイバ用被覆除去具。
  4. 前記第2挟持対の互いの先端に前記光ファイバが嵌る丸溝が形成されている、請求項1〜3の何れか一項に記載の光ファイバ用被覆除去具。
  5. 前記第1挟持対及び前記第2挟持対のうち何れか一方又は両方の向かい合う先端同士が、前記挟持状態において平行に形成されているか、若しくは、前記挟持状態において前記光ファイバを引き抜く方向が広がるように傾斜して形成されている、請求項1〜の何れか一項に記載の光ファイバ用被覆除去具。
  6. 互いに対向する一対の前記アーム部の内側に、前記第1挟持対及び前記第2挟持対の近接距離を制限する近接制限部を有する、請求項1〜の何れか一項に記載の光ファイバ用被覆除去具。
  7. 記近接制限部が、前記第1挟持対の先端同士の近接を、前記裸光ファイバの外径以上、前記内側被覆層の外径以下の距離に制限し、前記第2挟持対の先端同士の近接を、前記内側被覆層の外径以上、前記外側被覆層の外径以下の距離に制限する、請求項に記載の光ファイバ用被覆除去具。
  8. 前記近接制限部が、前記操作部において、前記第1挟持対と前記第2挟持対との前後方向の間に設けられている、請求項又はに記載の光ファイバ用被覆除去具。
  9. 前記近接制限部が、一対の前記アーム部のうち一方のアーム部に設けられ、
    前記挟持状態で前記光ファイバが前記近接制限部の上方を通過する、請求項の何れか一項に記載の光ファイバ用被覆除去具。
  10. 前記基部が、前記挟持状態で前記光ファイバの端末部を挿通させるガイド孔を備えている、請求項1〜の何れか一項に記載の光ファイバ用被覆除去具。
  11. 前記基部が、前記ガイド孔に前記光ファイバの端末部を案内するテーパ部を備えている、請求項10に記載の光ファイバ用被覆除去具。
  12. 前記操作部の外側に、把持部が設けられ、
    前記把持部は、前記第1挟持対と前記第2挟持対との間を押圧するように位置する請求項1〜11の何れか一項に記載の光ファイバ用被覆除去具。
  13. 前記光ファイバが、光ファイバホルダに保持され、
    前記基部が、前記光ファイバホルダを前後方向に直線移動させるスライド部を有している請求項1〜12の何れか一項に記載の光ファイバ用被覆除去具。
  14. 前記基部が、前記光ファイバホルダの被覆除去の開始位置に位置決め可能なストッパを有する請求項13に記載の光ファイバ用被覆除去具。
  15. 前記基部は、前記アーム部の延出方向と同方向に延びる台部を有し、
    前記アーム部と前記台部とは、互いに対向し、かつ前記光ファイバの高さと同じ距離だけ離間して配置された対向面をそれぞれ有し、
    前記光ファイバホルダを、前記アーム部と前記台部の前記対向面同士の間に接触して配置させる請求項13又は14に記載の光ファイバ用被覆除去具。
  16. 前記基部と前記アーム部とが、樹脂からなり一体に形成されている請求項1〜15の何れか一項に記載の光ファイバ用被覆除去具。
  17. 一対のアーム部の互いに対向する内側に、前後方向に沿って光ファイバを配置する工程と、
    一対の前記アーム部の基部側の弾性変形可能な変形部より先端側に形成された操作部の外側に設けた把持部をそれぞれ把持して前記変形部を変形させ、一対の前記操作部の内側に前後に並んで設けられた第1挟持対及び第2挟持対の各先端同士を前記光ファイバを挟み込むまで近接させる工程と、
    前記光ファイバを後方に引き抜くことで前記光ファイバの被覆を除去する工程と、を含み、
    前記第1挟持対は、前後方向において前記第2挟持対に対し前記光ファイバの端末側に位置し、
    前記光ファイバは、裸光ファイバと、前記裸光ファイバを覆う内側被覆層と、前記内側被覆層をさらに覆う外側被覆層と、を有し、
    前記第1挟持対及び前記第2挟持対の各先端同士を前記光ファイバを挟み込むまで近接させる工程では、前記第1挟持対の先端同士は前記内側被覆層及び前記外側被覆層に食い込み前記内側被覆層及び前記外側被覆層に亀裂を生じさせ、前記第2挟持対の先端同士は前記外側被覆層に食い込み前記外側被覆層に亀裂を生じさせ、
    前記光ファイバの被覆を除去する工程では、前記第1挟持対において前記内側被覆層及び前記外側被覆層が除去され、前記第2挟持対において外側被覆層が除去される、光ファイバの被覆除去方法。
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