JP6430848B2 - 手押しカート - Google Patents

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Description

本発明は、旅行鞄や買い物袋などの荷物を載置可能な手押しカートの技術に関し、特に荷台の裏面に取り付けられるキャスターの動きを制御するための技術に関する。
従来から、旅行鞄や買い物袋などの荷物を運搬するために手押しカートが使用されている。手押しカートは、主に、荷台と、荷台の下面に取り付けられる複数のキャスターと、当該複数のキャスターのそれぞれに取り付けられる複数の車輪と、荷台の上面に立設されるハンドルとを有する。
たとえば、特開2009−286315号公報(特許文献1)には、ストッパー付きキャスターが開示されている。特許文献1によると、ストッパー付きキャスターにおいて、半径方向に放射状に向くV字状の溝を有するストッパー受けがホイール側面にホイールと同軸に固定され、該ストッパー受けの溝と係合するV字状の畝を有するストッパーが可動ピン及びスプリングを介してステイに保持され、該スプリングは可動ピンをステイから離す方向に付勢され、ステイに軸枢されたレバーがキャスターのロック位置にある時には、レバーが可動ピンをホイールの方向に押し、従ってストッパーがホイールに固定されたストッパー受けと係合してホイールの回転を防ぎ、レバーがロック解除位置にある時には、該スプリングがストッパーをストッパー受けから離れた位置に保持する。
特開2009−286315号公報
しかしながら、従来の手押しカートは、キャスターの回動を規制することができなかったり、ユーザがキャスターの回動を規制するためにかがんだりしゃがみこんだりする必要があった。
本発明は、かかる問題を解決するためになされたものであり、その目的は、キャスターの回動を規制したり、逆に規制を解除するために、ユーザがかがんだりしゃがみこんだりする程度を従来よりも軽減することにある。
この発明のある局面に従うと、荷物を載置するための荷台と、前記荷台の下面に取り付けられる複数のキャスターと、前記複数のキャスターの少なくとも1つの回動を規制するための規制部材と、前記複数のキャスターのそれぞれに取り付けられる複数の車輪と、前記荷台の上面から上方に向けて延設されるハンドルと、前記ハンドルの中部あるいは上部に取り付けられる、前記規制部材を操作するための操作部材とを備える、手押しカートが提供される。
好ましくは、前記荷台は平面視略矩形形状であって、前記複数のキャスターは、前記荷台の4隅に取り付けられ、前記規制部材は、前記手押しカートの進行方向前側の2つのキャスターまたは/および進行方向後側の2つのキャスターの回動を規制する。
好ましくは、前記複数のキャスターの各々は、前記規制部材によって規制されていない状態において、360度以上の回転が可能である。
好ましくは、前記少なくとも1つのキャスターには凸部が形成され、前記規制部材には前記凸部が嵌るための少なくとも1つの凹部が形成され、前記凹部の側方にテーパ面が形成され、前記キャスターの向きが前方からずれているときに前記凸部が前記テーパ面に当接するように構成されている。
好ましくは、前記規制部材には凸部が形成され、前記少なくとも1つのキャスターには前記凸部が嵌るための少なくとも1つの凹部が形成され、前記凹部の側方にテーパ面が形成され、前記キャスターの向きが前方からずれているときに前記凸部が前記テーパ面に当接するように構成されている。
好ましくは、前記規制部材を前記キャスターの方へ向けて付勢するための付勢部材をさらに備える。
以上のように、この発明によれば、キャスターの回動を規制したり、逆に規制を解除するために、ユーザがかがんだりしゃがみこんだりする程度を従来よりも軽減することができる。
本実施の形態にかかるキャスターの回動が規制されていない状態の手押しカート100全体の前方斜視図である。 本実施の形態にかかるキャスターの回動が規制されていない状態の手押しカート100全体の側面図である。 本実施の形態にかかるキャスターの回動が規制されていない状態のキャスター106Lの近傍を示す前方斜視図である。 本実施の形態にかかるキャスターの回動が規制されていない状態のキャスター106Lの近傍を示す側方斜視図である。 本実施の形態にかかるキャスターの回動が規制されていない状態のキャスター106Lの近傍を示す下方斜視図である。 本実施の形態にかかるキャスターの回動が規制されていない状態のキャスター106Lの近傍を示す平面断面図である。 本実施の形態にかかるロックレバー151周辺の構造を示す側面図である。 本実施の形態にかかるキャスターの回動が規制される状態へと移行する途中のキャスター106Lの近傍を示す平面断面図である。 本実施の形態にかかるキャスターの回動が規制された状態の手押しカート100全体の前方斜視図である。 本実施の形態にかかるキャスターの回動が規制された状態の手押しカート100全体の側面図である。 本実施の形態にかかるキャスターの回動が規制された状態のキャスター106Lの近傍を示す下方斜視図である。 本実施の形態にかかるキャスターの回動が規制された状態のキャスター106Lの近傍を示す平面断面図である。 本実施の形態にかかる前輪101L,101Rが前方から左右に少しズレた状態のキャスター106Lの近傍を示す側方斜視図である。 本実施の形態にかかる前輪101L,101Rが前方から左右に少しズレた状態のキャスター106Lの近傍を示す平面断面図である。 第3の実施の形態にかかる前輪101L,101Rが前方から左右に少しズレた状態のキャスター106Lの近傍を示す平面断面図である。 第4の実施の形態にかかる前輪101L,101Rが前方から左右に少しズレた状態のキャスター106Lの近傍を示す平面断面図である。 第5の実施の形態にかかるキャスターの回動が規制されていない状態のキャスター106Lの近傍を示す下方斜視図である。 第6の実施の形態にかかるキャスターの回動が規制されていない状態のキャスター106Lの近傍を示す平面断面図である。 第8の実施の形態にかかるキャスター106Lの近傍を示す平面断面図である。 第8の実施の形態にかかるキャスター106L周囲の突起858Lの構造を示す正面断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
[第1の実施の形態]
<全体構成>
まずは、図1および図2を参照して、本実施の形態にかかる手押しカート100の全体構成について説明する。なお、図1は、本実施の形態にかかるキャスターの回動が規制されていない状態の手押しカート100全体に前方斜視図である。図2は、本実施の形態にかかるキャスターの回動が規制されていない状態の手押しカート100全体の側面図である。
以下では、説明のために、手押しカート100の進行方向を「前方」という。すなわち、図2における左側を前方といい、右側を後方といい、紙面の奥側を右側といい、紙面の手前側を左側という。
手押しカート100は、荷台120と、荷台120の下面に取り付けられるキャスター106L,106R,107L,107Rと、キャスター106L,106R,107L,107Rのそれぞれに回転可能に軸支される前輪101L、101Rおよび後輪102L,102Rと、ハンドルグリップ110と、このハンドルグリップ110を支持し且つ伸縮可能である前ハンドルフレーム111Fと後ハンドルフレーム111Rとを備える。なお、ハンドルグリップ110と前ハンドルフレーム111Fと後ハンドルフレーム111Rと後述する横フレーム115などを合わせて「ハンドル」ともいう。
なお、本実施の形態においては、前ハンドルフレーム111Fと後ハンドルフレーム111Rの長さを調節するために、すなわちハンドルグリップ110の高さを調節するために、前ハンドルフレーム111Fと後ハンドルフレーム111Rの間には、横フレーム115が連結されている。横フレーム115には、スライド部材116,116がスライド可能に取り付けられている。ユーザは、スライド部材116,116を挟んで近づけることによって、図示しないロック部材を解除し、ハンドルグリップ110の高さを調整することができる。
<キャスターの回動規制機構>
次に、本実施の形態にかかるキャスター106L,106Rの回動を規制するための構成について説明する。まずは、キャスターの回動が規制されていない状態に関して、本実施の形態にかかる回動規制機構について説明する。なお、図3は、本実施の形態にかかるキャスターの回動が規制されていない状態のキャスター106Lの近傍を示す前方斜視図である。図4は、本実施の形態にかかるキャスターの回動が規制されていない状態のキャスター106Lの近傍を示す側方斜視図である。図5は、本実施の形態にかかるキャスターの回動が規制されていない状態のキャスター106Lの近傍を示す下方斜視図である。図6は、本実施の形態にかかるキャスターの回動が規制されていない状態のキャスター106Lの近傍を示す平面断面図である。
図3〜図6を参照して、キャスター106L,106Rの上部の前面には凸部158Lが形成されている。より詳細には、手押しカート100が直進する状態、すなわち前輪101L,101Rが直進方向を向いている状態における、キャスター106L,106Rの前面に、前方に向けて凸部158L,158Rが形成されている。
荷台120の前部には、前面カバー155が上下方向に回動可能に取り付けられている。より詳細には、図5に示すように、前面カバー155は、後部の回動孔157,157を軸にして荷台120の裏面のリブ121,121に軸支されている。本実施の形態においては、前面カバー155は、荷台120の裏面に取り付けられるバネ159によって、後方へ付勢される。
図1〜図5に示すように、前面カバー155は、リンク部材152を介して、ハンドルフレーム111Fの中部より上側に取り付けられるロックレバー151と連動する。前面カバー155がバネ159によって後方へ付勢されるため、リンク部材152も、下方に付勢される。
そして、本実施の形態においては、ユーザがロックレバー151を水平に倒すと、リンク部材152を介して、前面カバー155の上部がバネ159に抗して上方へと引っ張られる。前面カバー155は、後部の回動孔157,157を軸に上方へ回動するため、前面カバー155の中部や下部は、前方へ移動することになる。
逆に、ユーザがロックレバー151を垂直に持ち上げると、ロックレバー151が水平の時よりも、リンク部材152が下方に降下可能になる。前面カバー155の上部は下方へ移動し、前面カバー155の中部および下部は後方へ移動する。
そして、図5および図6に示すように、前面カバー155の後面の左右両端には、肉厚部156L,156Rが形成されている。換言すれば、手押しカート100が直進する状態、すなわち前輪101L,101Rが直進方向を向いている状態における、凸部158L,158Rに対向する箇所に肉厚部156L,156Rが形成されている。肉厚部156L,156Rには、後方に開放される凹部156X,156Xが形成されている。
ただし、前面カバー155は、全体にわたって、凹部156X,156Xが形成可能な肉厚を有していてもよい。
図7は、本実施の形態にかかるロックレバー151周辺の構造を示す側面図である。図7を参照して、ロックレバー151は、ハンドルフレーム111F,111Rまたは横フレーム115に取り付けられる第1の軸153に軸支される。そして、ロックレバー151には、第1の軸153よりも図7における上方側に第2の軸154が取り付けられる。第2の軸154には、リンク部材152の端部が軸支される。
リンク部材152は、前面カバー155を介してバネ159によって下方へ付勢されているため、ロックレバー151が回動されて、第2の軸154が第1の軸153よりも前方に位置している状態においては、ロックレバーは前下方に向けて付勢され、第2の軸154が第1の軸153よりも後方に位置している状態においては、ロックレバーは後下方に向けて付勢される。
次に、キャスターの回動が規制される状態へ移行する際の動作について説明する。図8は、本実施の形態にかかるキャスターの回動が規制される状態へと移行する途中のキャスター106Lの近傍を示す平面断面図である。図9は、本実施の形態にかかるキャスターの回動が規制された状態の手押しカート100全体の前方斜視図である。図10は、本実施の形態にかかるキャスターの回動が規制された状態の手押しカート100全体の側面図である。図11は、本実施の形態にかかるキャスターの回動が規制された状態のキャスター106L近傍を示す下方斜視図である。図12は、本実施の形態にかかるキャスターの回動が規制された状態のキャスター106Lの近傍を示す平面断面図である。
図7および図10を参照して、ユーザが、ロックレバー151を上方に回動させ、第2の軸154が第1の軸153よりも前方に位置すると、バネ159の付勢力によってロックレバー151はさらに前方へ回動する。するとリンク部材152が図2の時よりも前面カバー155に近づき、前面カバー155が下方へ回動し、図8に示すように、凸部158L,158Rが、前面カバー155の凹部156X,156Xに嵌りはじめる。
そして、図9〜図12に示すように、バネ159の付勢力によって、前面カバー155が完全に後下方へ回動し、凸部158L,158Rが、前面カバー155の凹部156X,156Xに完全に嵌まりこむ。これによって、キャスターの回動が規制されるようになる。
このように、本実施の形態においては、キャスター106L,106Rの回動を規制するためのロックレバー151が、リンク部材152を介すことによって、ハンドルフレーム111F,111Rの上下方向の略中央部に取り付けられるため、従来よりもユーザがかがんだり、しゃがみこんだりする程度を軽減することができる。
ここで、図13は、本実施の形態にかかる前輪101L,101Rが真正面から左右に少しズレた状態のキャスター106Lの近傍を示す側方斜視図である。図14は、本実施の形態にかかる前輪101L,101Rが真正面から左右に少しズレた状態のキャスター106Lの近傍を示す平面断面図である。
図13〜図14に示すように、本実施の形態においては、肉厚部156L,156Rの左右両側面がテーパ面156Y,156Yに形成されている。これにより、図13および図14に示すようにキャスター106L,106Rおよび前輪101L,101Rが完全に前方に向いていない場合、すなわち前輪101L,101Rが前方から左右に少しズレている場合、バネ159の付勢力によって凸部158L,158Rがテーパ面156Y,156Yに当接する。そして、キャスター角が設けられているため、手押しカート100が前方に移動する際に、キャスター106L,106Rおよび前輪101L,101Rが正面方向に回動しようとする力によって、凸部158L,158Rがテーパ面156Y,156Yおよび前面カバー155を前方に押しのけ、最終的に図8および図12に示すように凸部158L,158Rが凹部156X,156Xに嵌り込む。
[第2の実施の形態]
次に、リンク機構に関する別の実施の形態について説明する。なお、手押しカート100の全体構成については、第1の実施の形態と同様であるため、ここでは説明を繰り返さない。
第1の実施の形態では、図1のようにロックレバー151が水平のときに、リンク部材152を介して前面カバー155の上部が後方へ引っ張られる。すなわち、前面カバー155が上方に回動し、凸部158L,158Rが凹部156X,156Xから抜け出る。逆に、図9のようにロックレバー151が垂直のときは、前面カバー155の上部が後方へ引っ張られなくなるので、バネ159の付勢力によって、前面カバー155が下方へ回動する。その結果、凸部158L,158Rが凹部156X,156Xには嵌まり込む。
しかしながら、第2の実施の形態として、ロックレバー151が垂直のときにリンク部材152を介して前面カバー155が上方へ引っ張られる構成にしてもよい。そして、前面カバー155が上方に回動し、凸部158L,158Rが凹部156X,156Xから抜け出る。
この場合は、ロックレバー151が水平のときに、前面カバー155が上方へ引っ張られなくなるので、バネ159の付勢力によって、前面カバー155が下方へ回動する。その結果、凸部158L,158Rが凹部156X,156Xには嵌まり込む。
[第3の実施の形態]
次に、キャスターの回動規制機構の第3の実施の形態について説明する。なお、手押しカート100の全体構成については、第1の実施の形態と同様であるため、ここでは説明を繰り返さない。
図15は、本実施の形態にかかる前輪101L,101Rが真正面から左右に少しズレた状態のキャスター106Lの近傍を示す平面断面図である。
本実施の形態においては、肉厚部256L,256Rの側面にはテーパ面が形成されていないが、凸部258L,258Rの両面にテーパ面が形成されている。これにより、図15に示すようにキャスター206L,206Rおよび前輪101L,101Rが完全に前方に向いていなくても、手押しカート100が前方に移動する際に、キャスター206L,206Rおよび前輪101L,101Rが前方に回動しようとする力によって、凸部258L,258Rが肉厚部256L,256Rを押しのけて、最終的に図8および図12に示すように凸部が凹部に嵌り込む。
[第4の実施の形態]
次に、キャスターの回動規制機構の第4の実施の形態について説明する。なお、手押しカート100の全体構成については、第1の実施の形態と同様であるため、ここでは説明を繰り返さない。
図16は、本実施の形態にかかる前輪101L,101Rが真正面から左右に少しズレた状態のキャスター106Lの近傍を示す平面断面図である。
本実施の形態においては、肉厚部356L,356Rの側面にテーパ面が形成されており、凸部258L,258Rの両面にもテーパ面が形成されている。これにより、図16に示すようにキャスター306L,306Rおよび前輪101L,101Rが完全に前方に向いていなくても、手押しカート100が前方に移動する際に、キャスター306L,306Rおよび前輪101L,101Rが前方に回動しようとする力によって、凸部358L,358Rが肉厚部356L,356Rを押しのけて、最終的に図8および図12に示すように凸部が凹部に嵌り込む。
[第5の実施の形態]
次に、キャスターの回動規制機構の第5の実施の形態について説明する。なお、手押しカート100の全体構成については、第1の実施の形態と同様であるため、ここでは説明を繰り返さない。なお、図17は、本実施の形態にかかるキャスターの回動が規制されていない状態のキャスター106L近傍を示す下方斜視図である。
第1の実施の形態においては、図5および図6に示すように、肉厚部156L,156Rに、穴形状の凹部156X,156Xが形成されている。しかしながら、第5の実施の形態として、図17に示すように、肉厚部456L,456Rに、溝形状あるいは下方が解放された凹部456X,456Xが形成されてもよい。
[第6の実施の形態]
次に、キャスターの回動規制機構の第6の実施の形態について説明する。なお、手押しカート100の全体構成については、第1の実施の形態と同様であるため、ここでは説明を繰り返さない。図18は、本実施の形態にかかるキャスターの回動が規制されていない状態のキャスター606Lの近傍を示す平面断面図である。
第1の実施の形態では、キャスター側に凸部を形成し、前面カバー155すなわち規制部材側に凹部を形成するものであった。しかしながら、本実施の形態として、図18に示すように、キャスター606L,606R側に、肉厚部656L,656Rを形成してもよい。そして、キャスター606L,606R側に、凹部656X,656Xおよびテーパ面656Y,656Yを形成してもよい。そして、前面カバー655の後面のうちの、凹部656X,656Xと対向する位置に、凸部658L,658Rを形成してもよい。
なお、本実施の形態に関しても、第2から第5の実施の形態のようなテーパ面の形成の位置やリンク機構に関する複数のパターンのうち、いずれをも採用することが可能である。
[第7の実施の形態]
次に、ロックレバー151の別の実施の形態について説明する。なお、手押しカート100の全体構成については、第1の実施の形態と同様であるため、ここでは説明を繰り返さない。
第1の実施の形態では、ロックレバー151によって前面カバー155の回動を制御するものであった。しかしながら、前面カバー155の回動を規制するものは、レバーにかぎらず、スイッチやボタンなどであってもよい。なお、キャスターの回動を規制するためのレバーやスイッチなどを総称して、「操作部材」ともいう。
また、第1の実施の形態では、ロックレバー151をハンドルフレーム111F,111Rの上下方向の略中央部に取り付けるものであった。しかしながら、ロックレバー151の取付位置は、ハンドルフレーム111F,111Rの上下方向の略上部であっても良いし、ハンドルフレーム111F、111R近傍の他の部材に取り付けられても良いし、ハンドルグリップ110に取り付けられてもよい。
[第8の実施の形態]
次に、キャスターの回動規制機構の第8の実施の形態について説明する。なお、手押しカート100の全体構成については、第1の実施の形態と同様であるため、ここでは説明を繰り返さない。
なお、図19は、本実施の形態にかかるキャスター106L近傍を示す平面断面図である。図20は、本実施の形態にかかるキャスター106L周囲の突起858Lの構造を示す正面断面図である。
図19および図20を参照して、キャスター106L,106Rの上部の周囲には、円状の突起858Lが形成されている。突起858Lの前部の上面には、溝部858Xが形成されている。溝部858Xは、キャスター106L,106Rの前方を中心に左右に45度程度まで形成されている。溝部858Xの中央部には、凹部858Yが形成されている。
本実施の形態においては、スライド部材852がキャスター106L,106Rの前方まで下降するように構成する。スライド部材852は、リンク部材などを介してレバー、スイッチまたは他のスライド部材などの操作部材に連動して上下に移動する。この場合も、操作部材が、ハンドルの中部よりも上方に位置することが好ましい。
ユーザは、操作部材を操作することによって、スライド部材852の下端部を、突起858Lよりも上方に位置させることによって、キャスター106L,106Rを360度回転可能にする。ユーザは、操作部材を操作することによって、スライド部材852の下端部を、溝部858X内まで下降させることによって、キャスター106L,106Rの回動を90度に規制する。ユーザは、レバーまたはスイッチを操作することによって、スライド部材852の下端部を、凹部858Y内に嵌め込むことによって、キャスター106L,106Rを前方に向けた状態に固定する。
このように、本実施の形態においては、ユーザが従来よりもかがんだり、しゃがみこんだりせずに、キャスター106L,106Rの回動を複数段階で規制することができる。本実施の形態においては、360度回動、90度回動、0度回動に切り替えられるものについて説明したが、4段階以上に切り替えたり、他の回動可能範囲に切り替えられるようにしてもよい。
[第9の実施の形態]
上記の第1〜第8の実施の形態においては、キャスターの回動が規制されていない状態において、キャスターが1回転できる、すなわち360度以上回転できるものであった。しかしながら、第9の実施の形態として、たとえば、キャスターの回動が規制されていない状況において、キャスターが左右90度までしか回動できず、キャスターの回動が規制されている状況において、キャスターが左右45度までしか回動できない構成であってもよい。
つまり、操作部材によってキャスターの回動が規制されていない状況よりも、操作部材によってキャスターの回動が規制されている状況の方が、キャスターの回動可能範囲が狭くなっていればよい。
[第10の実施の形態]
上記の第1〜第9の実施の形態においては、操作部材に対する1つの操作によって、荷台120の裏面に取り付けられる4つのキャスターのうちの前輪101L,101R用の2つのキャスターの回動が規制されたり、規制が解除されたりするものであった。しかしながら、第10の実施の形態として、荷台120の後部に後面カバーが回動可能に取り付けられてもよい。そして、操作部材に対する1つの操作によって、荷台120の裏面に取り付けられる4つのキャスターのうちの後輪102L,102R用の2つのキャスターの回動が規制されたり、規制が解除されたりする構成であってもよい。
さらには、操作部材に対する1つの操作によって、荷台120の裏面に取り付けられる4つのキャスターのうちの1つのキャスターの回動が規制されたり、規制が解除されたりする構成であってもよい。
さらには、荷台120の前部と後部の両方にカバーが取り付けられてもよい。そして、操作部材に対する1つの操作によって、荷台120の裏面に取り付けられる4つのキャスターの回動が規制されたり、規制が解除されたりする構成であってもよい。
[第11の実施の形態]
上記の第1〜第10の実施の形態においては、荷台120の裏に4つのキャスターを介して4つの車輪が取り付けられるものであった。しかしながら、荷台120の裏に2つ,3つ、または5つ以上のキャスターが取り付けられ、当該複数のキャスターのそれぞれに複数の車輪が取り付けられるものであってもよい。この場合も、操作部材によってキャスターの回動が規制されていない状況よりも、操作部材によってキャスターの回動が規制されている状況の方が、少なくともいずれかのキャスターの回動可能範囲が狭くなっていればよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100 :手押しカート
101L :前輪
101R :前輪
102L :後輪
102R :後輪
106L :キャスター
106R :キャスター
107L :キャスター
107R :キャスター
110 :ハンドルグリップ
111F :ハンドルフレーム
111R :ハンドルフレーム
115 :横フレーム
116 :スライド部材
120 :荷台
121 :リブ
151 :ロックレバー
152 :リンク部材
153 :第1の軸
154 :第2の軸
155 :前面カバー
156L :肉厚部
156R :肉厚部
156X :凹部
156Y :テーパ面
157 :回動孔
158L :凸部
158R :凸部
159 :バネ
255 :前面カバー
256L :肉厚部
256R :肉厚部
256X :凹部
258L :凸部
258R :凸部
355 :前面カバー
356L :肉厚部
356R :肉厚部
356X :凹部
358L :凸部
358R :凸部
455 :前面カバー
456L :肉厚部
456R :肉厚部
456X :凹部
458L :凸部
458R :凸部
655 :規制部材
655 :前面カバー
656L :肉厚部
656R :肉厚部
656X :凹部
658L :凸部
658R :凸部
842 :スライド部材
858L :突起
858X :溝部
858Y :凹部

Claims (5)

  1. 荷物を載置するための荷台と、
    前記荷台の下面に取り付けられる複数のキャスターと、
    前記複数のキャスターの少なくとも1つの回動を規制するための規制部材と、
    前記複数のキャスターのそれぞれに取り付けられる複数の車輪と、
    前記荷台の上面から上方に向けて延設されるハンドルフレームと、
    前記ハンドルフレームの中部あるいは上部に取り付けられる、前記規制部材を操作するための操作部材とを備え、
    前記少なくとも1つのキャスターには凸部が形成され、
    前記規制部材には前記凸部が嵌るための少なくとも1つの凹部が形成され、
    前記凹部は、外周にテーパ面が形成されるとともに、内側の側方にテーパ面が形成され、
    前記凸部が前記凹部に嵌った状態において、少なくとも前記キャスターの向きが前方からずれたときに、前記凸部が前記内側のテーパ面に当接するように構成されており、
    前記凸部が嵌った凹部を前記操作部材により持ち上げて解除する、手押しカート。
  2. 荷物を載置するための荷台と、
    前記荷台の下面に取り付けられる複数のキャスターと、
    前記複数のキャスターの少なくとも1つの回動を規制するための規制部材と、
    前記複数のキャスターのそれぞれに取り付けられる複数の車輪と、
    前記荷台の上面から上方に向けて延設されるハンドルフレームと、
    前記ハンドルフレームの中部あるいは上部に取り付けられる、前記規制部材を操作するための操作部材とを備え、
    前記規制部材には凸部が形成され、
    前記少なくとも1つのキャスターには前記凸部が嵌るための少なくとも1つの凹部が形成され、
    前記凹部は、外周にテーパ面が形成されるとともに、内側の側方にテーパ面が形成され、
    前記凸部が前記凹部に嵌った状態において、少なくとも前記キャスターの向きが前方からずれたときに、前記凸部が前記内側のテーパ面に当接するように構成されており、
    前記凹部に嵌った凸部を前記操作部材により持ち上げて解除する、手押しカート。
  3. 前記荷台は平面視略矩形形状であって、
    前記規制部材は、前記手押しカートの進行方向前側の複数のキャスターまたは/および進行方向後側の複数のキャスターの回動を規制する、請求項1または2に記載の手押しカート。
  4. 前記複数のキャスターの各々は、前記規制部材によって規制されていない状態において、360度以上の回転が可能である、請求項1から3のいずれか1項に記載の手押しカート。
  5. 前記規制部材を前記キャスターの方へ向けて付勢するための付勢部材をさらに備える、請求項1から4のいずれか1項に記載の手押しカート。
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