JP7347777B2 - 手押しカート - Google Patents

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本発明は、ユーザが手で押してカバン等を運搬するための手押しカートに関する。
従前より、ユーザが手で押してカバン等を運搬するための手押しカートが多数開発されている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に開示された手押しカートは、ユーザが把持するハンドルの高さを調節するための伸縮ロッドを備えている。そして、ハンドルを引き上げて伸縮ロッドを伸ばすことによってハンドルの高さを高めていくにつれて、当該ハンドルの位置が載せ台の片側から中央に向かって移動するように当該伸縮ロッドが湾曲している。
特開2004-344355号公報
しかしながら、ハンドルを把持したユーザは、通常、手押しカートを立てた状態(以下、「起立状態」という)で手押しカートを押して歩く場合だけでなく、手押しカートを斜めにした状態(以下、「傾斜状態」という)で手押しカートを引いて歩く場合もある。以下、本明細書の全体を通じて、ユーザが手押しカートを起立状態で押す方向を「横方向」といい、ユーザが手押しカートを傾斜状態で引いていく、「横方向」に直交する方向を「縦方向」という。
このように傾斜状態で縦方向に手押しカートを引いて歩く場合、手押しカートが進行方向に傾けられることによって地面からのハンドル高さは短くなってしまうことから、起立状態での移動と傾斜状態での移動を切り換える度にユーザは伸縮ロッドを操作してハンドルの高さを調整しなければならず、非常に使い勝手が悪いという問題があった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、起立状態での移動と傾斜状態での移動とを切り換えても、伸縮ロッド等の操作を行うことなく、ユーザが把持する位置をスムーズに適切な高さに設定することのできる、簡便な構造の手押しカートを提供することにある。
本発明の一局面によれば、
ユーザが把持するハンドル部材と、
前記ハンドル部材を支持する支持部材と、
前記支持部材が立設されるベース部材と、
前記ベース部材の底面に取り付けられた車輪とを備える手押しカートであって、
前記ハンドル部材は、
前記支持部材の先端部に配置された直線状の第1ハンドル部と、
前記第1ハンドル部の中心軸を中心として周方向に回動自在であり、前記第1ハンドル部から離間した位置にある第2ハンドル部と、
一端が前記第2ハンドル部に接続されており、他端が前記第1ハンドル部の中心軸を中心として回動自在に前記第1ハンドル部に取り付けられている連結部とを有し、
前記第2ハンドル部は、前記第1ハンドル部の前記中心軸を中心として前記ベース部材の外側に向かって外向きに回動し、
前記ハンドル部は、前記第2ハンドル部を引いて前記ベース部材を傾斜させた傾斜状態において、前記支持部材から前記第2ハンドル部までが一直線状となる位置で前記第1ハンドル部に対する前記連結部の回動を止める回動停止部をさらに備えている
手押しカートが提供される。
好適には、
前記ベース部材の底面には少なくとも3つの前記車輪が取り付けられており、
前記第1ハンドル部は、少なくともその一部がこれら前記車輪で囲まれる範囲を鉛直上方に投影した領域内にある。
好適には、
前記車輪は、前記ベース部材に対して旋回自在に取り付けられており、
前記手押しカートを引いた前記傾斜状態で接地する前記車輪は、旋回規制部材を有しており、
前記旋回規制部材は、起立状態と前記傾斜状態とに対応して自重で移動する移動部材を有しており、
前記移動部材は、前記傾斜状態において対応する前記車輪を1の方向に規制する。

本発明によれば、例えば、手押しカートを起立状態で横方向に押す場合、ユーザは当該ハンドル部材の第1ハンドル部を把持し、そして、この起立状態から手押しカートを引く傾斜状態に移行する際、ユーザが第2ハンドル部を把持することにより、当該第2ハンドル部は、第1ハンドル部の中心軸を中心として回動する連結部により、当該中心軸を中心としてベース部材からより離間する方向に回動する。これにより、傾斜状態におけるユーザが把持する位置からベース部材までの距離を起立状態に比べて長くすることができる。
以上のように、起立状態での移動と傾斜状態での移動とを切り換えても、ユーザが把持する位置をスムーズに適切な高さに設定することのできる、簡便な構造の手押しカートを提供することができた。
本発明が適用された実施形態に係る手押しカート100の第2ハンドル部114を下げた(格納した)状態を示す斜視図である。 本発明が適用された実施形態に係る手押しカート100の第2ハンドル部114を上げた(展開した)状態を示す斜視図である。 本発明が適用された実施形態に係る手押しカート100の第2ハンドル部114を下げた(格納した)状態を示す平面図である。 ハンドル部材110の分解斜視図である。 第2ハンドル部114を下げた(格納した)状態を示す断面図である。 第2ハンドル部114を上げた(展開した)状態を示す断面図である。 本発明が適用された実施形態に係る手押しカート100の底面を含む斜視図である。 手押しカート100の傾斜状態で接地する車輪250を含む周辺の構造を示しており、手押しカート100の起立状態における部分拡大図である。 手押しカート100の傾斜状態で接地する車輪250を含む周辺の構造を示しており、手押しカート100の傾斜状態における部分拡大図である。 手押しカート100の起立状態における底面図である。なお、車輪250の一部が省略されている。 手押しカート100の傾斜状態における底面図である。なお、車輪250の一部が省略されている。 ユーザが傾斜状態の手押しカート100を引いて歩く状態を示す図である。 起立状態における、車輪250の旋回規制部材252を説明するための断面図である。 傾斜状態における、車輪250の旋回規制部材252を説明するための断面図である。 変形例1に係る手押しカート100のハンドル部材110における第2ハンドル部114を展開した状態を示す斜視図である。 変形例2に係る起立状態の手押しカート100における旋回規制部材252を説明するための斜視図である。 変形例2に係る起立状態の手押しカート100における旋回規制部材252を説明するための断面図である。 変形例2に係る傾斜状態の手押しカート100における旋回規制部材252を説明するための斜視図である。 変形例2に係る傾斜状態の手押しカート100における旋回規制部材252を説明するための断面図である。 変形例3に係る起立状態の手押しカート100における旋回規制部材252を説明するための斜視図である。 変形例3に係る起立状態の手押しカート100における旋回規制部材252を説明するための断面図である。 変形例3に係る傾斜状態の手押しカート100における旋回規制部材252を説明するための斜視図である。 変形例3に係る傾斜状態の手押しカート100における旋回規制部材252を説明するための断面図である。 変形例4に係る手押しカート100における、車輪250の制動を解除した状態の駐車制動機構300を示す斜視図である。 変形例4に係る手押しカート100における、車輪250を制動している状態の駐車制動機構300を示す斜視図である。 変形例4に係る手押しカート100における、車輪250の制動を解除した状態の駐車制動機構300を示す断面図である。 変形例4における制動バー304の他端の形状についての他の例を示す図である。 変形例4に係る手押しカート100における、車輪250を制動している状態の駐車制動機構300を示す断面図である。 変形例5に係る手押しカート100のハンドル部材110における第2ハンドル部114を展開した状態を示す斜視図である。 変形例5に係る手押しカート100のハンドル部材110における第2ハンドル部114を展開した状態を示す右側面図である。 変形例5に係る手押しカート100のハンドル部材110における第2ハンドル部114を格納した状態を示す斜視図である。 変形例5に係る手押しカート100のハンドル部材110における第2ハンドル部114を格納した状態を示す右側面図である。 変形例5に係る手押しカート100の支持部材150を縮めた状態を示す斜視図である。 変形例5に係る手押しカート100の支持部材150を縮めた状態を示す右側面図である。 変形例5に係る手押しカート100のハンドル部材110における第2ハンドル部114を格納した状態を示す平面図である。 変形例5に係る手押しカート100の支持部材150を縮めた状態を示す背面図である。
(手押しカート100の構成について)
図1から図3を用いて、本実施形態に係る手押しカート100の構成について説明する。本実施形態に係る手押しカート100は、大略、ハンドル部材110と、支持部材150と、ベース部材200と、車輪250とを備えている。
なお、上述のように、本明細書を通じて、ユーザが手押しカート100を起立状態で押す方向を「横方向」といい、ユーザが手押しカート100を傾斜状態で引いていく、「横方向」に直交する方向を「縦方向」という。
ハンドル部材110は、手押しカート100を移動させるユーザが把持する部材であり、本実施形態では、大略、第1ハンドル部112と、第2ハンドル部114と、連結部116とを有している。
第1ハンドル部112は、手押しカート100を起立状態にさせたときに略水平に延びる直線状の部分であり、本実施形態では、支持部材150における一対の支持棒152の上端部の間に架設されている。
第2ハンドル部114は、第1ハンドル部112の中心軸CLを中心として周方向に回動自在であり、連結部116によって、この第1ハンドル部112から離間した位置に配設されている。
連結部116は、一端が第2ハンドル部114に接続されており、他端が第1ハンドル部112の中心軸CLを中心として回動自在に当該第1ハンドル部112に取り付けられている。
本実施形態において、一対の連結部116がそれぞれ第2ハンドル部114の両端に接続されている。これにより、第2ハンドル部114は、一対の連結部116の一端の間に架設されている。
本実施形態に係るハンドル部材110の構造について、図4を用いて詳説する。第1ハンドル部112は、支持部材150における一対の支持棒152の先端部の間に架設された直線状パイプ118と、この直線状パイプ118を収容するようにして取り付けられる外側パイプ120とで構成されている。したがって、直線状パイプ118の中心軸、および、外側パイプ120の中心軸は、ともに第1ハンドル部112の中心軸CLと一致している。
本実施形態に係る第2ハンドル部114は、第1ハンドル部112の中心軸CLを含む平面で半割りされたように2つの部材(第1半割部材122、および、第2半割部材124)で構成されている。つまり、第1半割部材122、および、第2半割部材124は、それぞれ丸棒(丸パイプ)を長手方向に半割りにしたような形状となっている。なお、半割りにされた2つの部材は、ボルト等によって組み合わされている。
本実施形態に係る一対の連結部116は、それぞれ、第2ハンドル部114と同様に第1ハンドル部112の中心軸CLを含む平面で半割りされたような2つの部材(第1軸部材126、および、第2軸部材128)と、第1ハンドル部112を構成する直線状パイプ118の端部が嵌挿されるパイプ嵌挿孔130を有する円筒部材132とで構成されている。
また、第1軸部材126の一端は、第2ハンドル部114を構成する第1半割部材122あるいは第2半割部材124の一端に接続されており、第1軸部材126の他端は、円筒部材132に接続されている。さらに、第2軸部材128の一端は、第2ハンドル部114を構成する第1半割部材122あるいは第2半割部材124の他端に接続されている。
また、図5および図6に示すように、直線状パイプ118から回動規制ピン134が突設されており、連結部116を構成する円筒部材132におけるパイプ嵌挿孔130の内側面には、この回動規制ピン134の先端部が嵌め込まれる回動ガイド溝136が形成されている。回動ガイド溝136にその先端部が嵌め込まれた回動規制ピン134が当該回動ガイド溝136の端に当接することで、連結部116を介した第2ハンドル部114による第1ハンドル部112の中心軸CLを中心とした回動が止められる。つまり、本実施形態では、直線状パイプ118から突設された回動規制ピン134と回動ガイド溝136とで、第1ハンドル部112に対する連結部116および第2ハンドル部114の回動を所定の位置で止める回動停止部138が構成されている。
さらに、本実施形態において、第2ハンドル部114は、第1ハンドル部112の中心軸CLを中心としてベース部材200の外向きに回動する。ここで「外向きに回動する」の意味について説明する。本実施形態では、後述するように、ハンドル部材110を支持する支持部材150がベース部材200から立設されており、この支持部材150は、ベース部材200における一方の端部上面から立設されている。そこで、支持部材150から見たときに、ベース部材200の中央部の方向を「内向き」といい、これとは反対である、ベース部材200の外側に向かう方向を「外向き」という。このように、本実施形態における第2ハンドル部114は、ベース部材200の外側に向かって回動するようになっており、当該第2ハンドル部114をベース部材200の中央部の方向(内向き)に回動させようとしても、上述した回動規制ピン134が回動ガイド溝136の端に当たってしまい、内向きには回動しないようになっている。
さらに言えば、本実施形態において、第2ハンドル部114は、図5に示すように、ベース部材200の中央部に向けて斜め上方に延びる支持部材150の支持棒152上部と略平行となる角度を一方の始点角度とし、この始点角度から外向き(図中の矢印の向き)に回動して、図6に示すように、手押しカート100が起立状態のときに鉛直上向きとなる少し手前の終点角度まで回動するようになっている。
図1から図3に戻り、支持部材150は、上述したハンドル部材110を支持するための部材であり、一対の支持棒152で構成されている。また、各支持棒152は、上側部材154と、下側部材156と、高さ調節機構158とを備えている。
上側部材154は、上側パイプ160と、ハンドル取付部材162とを備えている。上側パイプ160は、手押しカート100を起立状態にしたときにおいて、略鉛直上方に延びる直線部164と、当該直線部164の上端から曲がり、ベース部材200の中央部の方向に向けて斜め上方に延びる傾斜部166とを有している。また、ハンドル取付部材162は、傾斜部166の上端部に取り付けられている。
また、図4に示すように、上側パイプ160における直線部164の側面における、他方の上側パイプ160に向かい合う位置には、上下方向に所定の間隔で複数の高さ調節用孔168が形成されている
再び図1から図3に戻り、下側部材156は、直線状のパイプ材で構成されており、下端部がベース部材200に取り付けられ、上端部が高さ調節機構158に取り付けられている。また、下側部材156を構成するパイプ材の内径は、上側部材154を構成する上側パイプ160における直線部164の外径よりもやや大きく設定されており、下側部材156内に上側パイプ160の直線部164を収納可能になっている。
高さ調節機構158は、下側部材156の上端部に取り付けられた機構であり、当該下側部材156内に収納される上側パイプ160の長さを調節することで支持部材150全体の長さを調節できるようになっている。
具体的には、高さ調節機構158は、大略、下側部材挿設孔170と、上側部材挿入孔172と、高さ調節用ピン出没機構174とを有している。
下側部材挿設孔170は下側部材156の上端部が挿設される孔であり、当該下側部材挿設孔170に挿設されることにより、下側部材挿設孔170の高さ調節機構158に対する位置が固定される。
上側部材挿入孔172は、上述した下側部材挿設孔170と連通する位置に形成されており、上側部材154の下端部が挿入される。これにより、上側部材挿入孔172に挿入していった上側部材154の下端部は下側部材156内に収納されるようになっている。
高さ調節用ピン出没機構174は、上側部材154の直線部164に形成された高さ調節用孔168に挿入される高さ調節用ピン(図示せず)を当該高さ調節用孔168に対して出没させる機構である。この高さ調節用ピン出没機構174により、下側部材156に収納される上側部材154の長さを調節して、支持部材150全体の長さを調節できるようになっている。
次に、図1から図3、および図7を参照し、ベース部材200は、例えばカバン等が載置される略矩形状の載置平面202を有する部材であり、本体部204と、支持部材立設部206と、車輪取付部208とを有している。
本体部204は、略矩形状に形成された厚みのある板状部分であり、その上面に上述した載置平面202が形成されているとともに、底面には強度を維持しつつ重量を軽減するためのリブ210が複数形成されている。
支持部材立設部206は、本体部204における上面の端部から上方へ突設された、支持部材150を立設する部分である。この支持部材立設部206には、支持部材150の下端部(つまり、下側部材156の下端部)が挿設される一対の支持部材挿設穴212が形成されている。
車輪取付部208は、車輪250が取り付けられる部分であり、本体部204の底面における四隅にそれぞれ形成されている。もちろん、車輪取付部208は、手押しカート100に設けられる車輪250の数だけあればよく、例えば、車輪250の数が3つの場合は、車輪取付部208の数も3つでよい。
車輪250は、ベース部材200の底面に形成された車輪取付部208に取り付けられている。本実施形態では4つの車輪250が設けられているが、車輪250の数はこれに限定されるものではなく、少なくとも3つの車輪250が設けられていれば、手押しカート100を起立状態と傾斜状態の両方に対応させることができる。
また、これら車輪250の配設位置に関し、図3に示すように、手押しカート100が起立状態にあるときにおいて、各車輪250で囲まれる範囲(図中における薄墨部)を鉛直上方に投影した範囲内に、ハンドル部材110の第1ハンドル部112の少なくとも一部がある。本実施形態では第1ハンドル部112の全体が同範囲内にあるが、第1ハンドル部112における、起立状態の手押しカート100を押していく際にユーザが把持する部分が少なくとも同範囲にあればよい。これにより、第1ハンドル部112を把持したユーザが当該第1ハンドル部112に自身の体重等の荷重をかけた場合であっても、起立状態の手押しカート100が不所望に転倒することなく、安定して荷重を受けることができる。
さらに、各車輪250は、ベース部材200に対して旋回自在に取り付けられている。これにより、起立状態の手押しカート100をいずれの方向にも押していくことができる。
図7から図11を参照し、本実施形態における4つの車輪250のうち、手押しカート100を引いた傾斜状態で接地する2つの車輪250には、旋回規制部材252が取り付けられている。
この旋回規制部材252は、傾斜状態で接地する2つの車輪250を所定の方向(縦方向)に向けて不所望に旋回しないようにするための部材であり、移動部材254と、取付部材256と、受け部材258とを有している。
移動部材254は、手押しカート100の起立状態と傾斜状態とに対応して自重で移動する部材であり、本実施形態では、ベース部材200の底面に取り付けられた取付部材256にその上端部が軸支されており、他端部が揺動自在になっている円柱状のピンが使用されている。
受け部材258は、車輪250の基部に設けられている(本実施形態では、車輪250の基部と受け部材258とが互いに一体に形成されている)。この受け部材258の中央部には、回動してきた移動部材(ピン)254の下端部が嵌まる受け溝260が形成されている。
これにより、円柱状のピンである移動部材254は、手押しカート100の起立状態においては取付部材256から鉛直下向きに吊り下げられた状態にある(図8および図10に示す状態)。そして、傾斜状態にすると、移動部材254は、その下端部が当該傾斜状態で接地する車輪250に向けて回動し、対応する車輪250に設けられた受け部材258の受け溝260に嵌まる(図9および図11に示す状態)。
(手押しカート100の特徴)
次に、本実施形態に係る手押しカート100の特徴、すなわち、手押しカート100を起立状態で押して移動させている状態から、傾斜状態にして引いた状態までの動きについて説明する。
先ず、起立状態の手押しカート100は図1に示すようになっており、ユーザはハンドル部材110の第1ハンドル部112を把持して手押しカート100を移動させる。このとき、各車輪250はベース部材200に対して旋回自在に取り付けられていることから、ユーザは手押しカート100をどの方向にでも移動させることができるが、基本的には、第1ハンドル部112が延びる方向(第1ハンドル部112の中心軸CLの方向)に移動させることになる。この方向が、ユーザが手押しカート100を起立状態で押す「横方向」となる。
その後、手押しカート100を傾斜状態にして引いて歩こうとするとき、ユーザは第2ハンドル部114を把持して、起立状態で押していた「横方向」に直交する「縦方向」に引く。すると、傾斜状態に移行する際、ユーザが把持している第2ハンドル部114は、図2に示すように、第1ハンドル部112の中心軸CLを中心として回動する連結部116により、当該中心軸CLを中心としてベース部材200からより離間する方向に回動する。これにより、図12に示すように、傾斜状態におけるユーザが把持する位置(=第2ハンドル部114)からベース部材200までの距離を起立状態に比べて長くすることができる。したがって、起立状態での移動と傾斜状態での移動とを切り換えても、ユーザが把持する位置をスムーズに適切な高さに設定することのできる、簡便な構造の手押しカート100を提供できた。
また、本実施形態に係る手押しカート100において、ハンドル部材110における第2ハンドル部114は、第1ハンドル部112の中心軸CLを中心としてベース部材200の外向きに回動するようになっているので、起立状態から第2ハンドル部114を把持して手押しカート100を傾斜状態にする際に第2ハンドル部114を自然に回動させることができる。
さらに、ハンドル部材110は、第1ハンドル部112に対する連結部116の回動を所定の位置で止める回動停止部138を有していることから、第2ハンドル部114を回動させて傾斜状態にしたときに、支持部材150からハンドル部材110の第2ハンドル部114までをほぼ一直線状に固定できるので、傾斜状態の手押しカート100を引いて歩きやすくなる。
次に、車輪250の旋回規制について説明すると、手押しカート100が起立状態のとき、図13に示すように、取付部材256から鉛直下向きに吊り下げられた状態にある移動部材254は、対応する車輪250に設けられた受け部材258から外れた状態にある。これにより、対応する車輪250はベース部材200に対して旋回自在になっており、上述のように、この起立状態でユーザは手押しカート100をどの方向にでも移動させることができる。
その後、傾斜状態にして少しの距離だけ手押しカート100を引くと、図14に示すように、移動部材254の下端部は対応する車輪250に向けて自重で回動する。このとき、車輪250はそのキャスター角によって自然に旋回して引かれる方向(縦方向)に向き、当該車輪250に設けられた受け部材258の受け溝260に移動部材254の下端部が嵌まる。
これにより、傾斜状態を維持している間は移動部材254が車輪250の旋回を規制するので、ユーザが手押しカート100を引いているときに車輪250が不所望に旋回して手押しカート100自体がふらつくことがなくなる。
(変形例1)
上述した実施形態において、ハンドル部材110は、2つの連結部116で第2ハンドル部114を第1ハンドル部112の中心軸CLに対して回動させるようにしていたが、これに変えて、図15に示すように、連結部116は1つであってもよい。また、連結部116の数は3つ以上であってもよいし、連結部116を第2ハンドル部114の端部ではなく、第2ハンドル部114の中間部等に取り付けてもよい。
(変形例2)
また、上述した実施形態において、車輪250の旋回規制部材252における移動部材254には、下端部が揺動する円筒状のピンが使用されていたが、これに変えて、図16および図17に示すように、移動部材254として「球体」を使用してもよい。この場合、取付部材256は、手押しカート100を起立状態から傾斜状態にして縦方向へ引いた際に「球体」が車輪250に向けて転がるようにガイドするガイド溝262を有している。手押しカート100を傾斜状態にしたとき、図18および図19に示すように、ガイド溝262にガイドされて車輪250の受け部材258における受け溝260に「球体」が嵌まることにより、ベース部材200に対する車輪250の旋回が規制される。
(変形例3)
さらに、図20および図21に示すように、車輪250の旋回規制部材252における移動部材254として、球体264と回動レバー266を使用してもよい。この場合、受け部材258には、変形例2と同様、手押しカート100を起立状態から傾斜状態にして縦方向へ引いた際に球体264が車輪250に向けて転がるようにガイドするガイド溝262が形成されている。また、当該ガイド溝262の車輪250側の端部において、回動レバー266が取付部材256に対して回動自在に取り付けられている。
手押しカート100が起立状態にあるとき、球体264はガイド溝262における車輪250とは反対側の端部に位置しており、回動レバー266はこの球体264側に倒れていることから、当該回動レバー266の車輪250側端部は車輪250の受け部材258における受け溝260から外れている。これにより、車輪250はベース部材200に対して旋回自在になっている。
このような手押しカート100を傾斜状態にすると、図22および図23に示すように、ガイド溝262を車輪250側に転がった球体264によって回動レバー266が車輪250に向けて回動し、当該回動レバー266の車輪250側端部が受け溝260に嵌まることにより、ベース部材200に対する車輪250の旋回が規制される。
(変形例4)
手押しカート100を使用中に休憩する際等において、地面の傾斜等によって当該手押しカート100が不所望に動くのを防止するための駐車制動機構300を手押しカート100に追加してもよい。この駐車制動機構300は、図24から図26に示すように、大略、支持部材150に対して回動可能に取り付けられた制動操作部材302と、一端が当該制動操作部材302に取り付けられ、他端が車輪250の周面251に当接する制動バー304と、当該制動バー304の他端が車輪250の周面251から離間する方向に付勢する付勢部材306とを備えている。
制動操作部材302は、支持部材150における一対の支持棒152間に架設された部材である。この変形例4の場合、制動操作部材302は、一対の支持棒152間に架設された高さ調節機構158における外向きの面において、当該高さ調節機構158に対して制動操作部材軸支ピン308によって軸支されて回動可能となっている。このように支持棒152の高さを調節しても下側部材156に対する位置関係が変わらない高さ調節機構158に制動操作部材302を取り付けているので、駐車制動機構300を高さ調節機構158の動きと切り分けることができる。
制動バー304は、上述のように、その一端が制動操作部材302に取り付けられている。より具体的には、制動バー304は、制動操作部材302において、制動操作部材軸支ピン308よりも外側に取り付けられている。これにより、制動操作部材軸支ピン308を中心として上方に跳ね上げていた制動操作部材302を、外向きに回動させて下方へ反転させたとき、制動バー304の一端も同様に下方へ移動することになる。
また、制動バー304の他端は、上述のように、車輪250の周面251に当接するようになっている。具体的には、制動バー304の一端と他端とは機械的・構造的に一体となっており、換言すると、一端と他端との間には、レバーやカムといった別体の力伝達機構が入っておらず、制動操作部材302に連動した制動バー304の一端の上下方向の移動距離が、そのまま制動バー304の他端における上下方向の移動距離となる。
なお、制動バー304の他端の形状は、断面が円形の棒材そのままでもよいし、図27に示すように、断面が鉛直下向きの半円形状になっている当り部材310を他端に取り付けるようにしてもよい。いずれにせよ、制動バー304の他端が車輪250の周面251に接触し始める際に「点接触」となるような形状であればよい。これにより、手押しカート100を継続的に使用した結果、車輪250がすり減って外形が「正円」でなくなった場合であっても、駐車制動機構300による制動力の効き具合が大きく変わることがない。
この変形例4において、制動バー304は、図24から図26に示すように、制動操作部材302に取り付けられた一端を含む上側が外部に露出しており、他端を含む下側がベース部材200にける支持部材立設部206内に収容され、当該支持部材立設部206内でクランク状に2回曲がった後、車輪250の周面251に向けて鉛直下方に延びている。
付勢部材306は、上述のように、制動バー304の他端が車輪250の周面251から離間する方向に付勢する部材であり、この変形例4では、ベース部材200における支持部材立設部206内に収容されている。
この変形例4における、駐車制動機構300の操作について簡単に説明する。ユーザが上方に跳ね上げられている状態の制動操作部材302を外向きに回動させて下方へ反転させる。これにより、制動バー304における制動操作部材302に取り付けられた一端も下方へ移動するので、当該一端と機械的・構造的に一体となっている他端も付勢部材306による付勢力に抗して下方へ移動し、図28に示すように、当該他端が車輪250の周面251に当接する。
「縦方向」に平行な断面で見たとき、制動バー304の一端に向けて延びる方向の軸線が制動操作部材軸支ピン308よりも内側(ベース部材200の中央部寄り)になるまで制動操作部材302を完全に下方へ反転させると、付勢部材306が制動バー304を上方に付勢しても制動操作部材302はそれ以上内向きに回動しないことから、制動バー304が車輪250の周面251に当接した制動状態が保持される。
そして、付勢部材306からの付勢力に抗して制動操作部材302を外向きに上方へ回動させることにより、制動バー304の一端が上方に移動することで他端が車輪250の周面251から離間し、制動状態が解除される。
なお、制動バー304は付勢部材306によって他端が車輪250の周面251から離間する方向に付勢されていることから、ユーザが手を放しても制動操作部材302が上方に跳ね上げられた状態が維持され、車輪250の制動が解除された状態も維持される。
(変形例5)
上述した実施形態では、支持部材150における下側部材156および上側部材154の直線部164がベース部材200に対してほぼ直交する方向(ベース部材200を水平にしたときに鉛直となる方向)に延びており、当該直線部164の上端から曲がってベース部材200の内向きに斜め上方に延びる傾斜部166により、各車輪250で囲まれる範囲を鉛直上方に投影した範囲内にハンドル部材110の第1ハンドル部112の少なくとも一部があるようになっているが、これに変えて、図29から図32に示すように、支持部材150全体をベース部材200の内向きに滑らかな円弧状に湾曲させることによってハンドル部材110の第1ハンドル部112の位置を規定してもよい。
この変形例5に係る実施形態における支持部材150について説明すると、この支持部材150は、上側端にハンドル部材110が取り付けられた、断面が矩形状の上側部材154と、下側端にベース部材200が取り付けられた、断面が矩形状の下側部材156と、上側部材154と下側部材156との間に配設された、断面が矩形状の中間部材400と、必要に応じて設けられる左右方向固定部材402とを備えている。
また、支持部材150は、その上下方向の全体長さを調整できるようになっており、下側部材156の内側に中間部材400が収納できるようになっているとともに、さらに中間部材400の内側に上側部材154が収納できるようになっている。さらに、支持部材150はその高さを調節および維持するための図示しない高さ調節機構を備えている。
加えて、上側部材154、下側部材156、および、中間部材400は、互いに同じ曲率で湾曲している(図30および図32を参照)。これにより、図33および34に示すように、支持部材150の全体長さを縮めたり、逆に伸ばしたりする動作をスムーズに行うことができる。支持部材150の全体長さを伸ばしていくと、ハンドル部材110のベース部材200への投影位置が、ベース部材200の内向きに移動するようになっている。
左右方向固定部材402は、図示しないバッグを手押しカート100に取り付ける際の取付部材としての役割を果たしたり、一対の支持部材150が互いに離間する方向や近づく方向に撓むのを防止する撓み防止部材としての役割を果たしたりする部材である。
また、左右方向固定部材402は、一対の支持部材取付部404と、これら一対の支持部材取付部404同士を互いに連結する連結部406とを有している。
本実施形態では、一対の支持部材取付部404は、一対の支持部材150における下側部材156の上側端部の外表面を覆うようにしてそれぞれ取り付けられている。
連結部406は、各支持部材取付部404における、ベース部材200から外向きの端にそれぞれ取り付けられている。つまり、連結部406は、支持部材150における下側部材156の中心から離間した位置に取り付けられている。これにより、図33に示すように、第2ハンドル部114を格納した状態で支持部材150を縮めていったときに、第2ハンドル部114が不所望に連結部406に干渉しないようになっている。
また、本実施形態では、図35に示すように、ベース部材200における支持部材立設部206が形成されている側の端部に凹所408が形成されており、載置平面202が内側に凹んだ形状に形成されている。これにより、ユーザが手押しカート100を縦方向に引いたときに、ユーザの脚がベース部材200に不所望に接触する可能性を低減することができる。
さらに言えば、上述した左右方向固定部材402の連結部406がベース部材200の中央部から最も遠い端に取り付けられていることによって重量バランスがベース部材200の外向きに移動するのに対して、ベース部材200に凹所408を形成することで重量バランスは逆に当該ベース部材200の内向きに移動することから、これらが相殺することにより、手押しカート100の重量バランスを不所望に崩してしまうのを回避できる。
なお、本実施形態では、支持部材150全体を滑らかに円弧状に湾曲させることによってハンドル部材110の第1ハンドル部112の位置を規定しているが、これに変えて、支持部材150全体を直線状に形成するとともに、ベース部材200における支持部材立設部206を載置平面202に対して内向きに傾斜するように配置してもよい。より具体的には、支持部材立設部206のベース部材200の内向きに対して傾斜するように配設して、当該支持部材立設部206に取り付けた直線状の支持部材150もベース部材200の内向きに傾斜させてもよい。
さらに、支持部材150は、上側部材154、下側部材156、および、中間部材400の三重構造に限定されるものではなく、上側部材154および下側部材156のみの二重構造であってもよいし、四重以上の構造でもよい。また、1本の部材のみで支持部材150を構成してもよい。これら構成は、支持部材150のそれぞれ構成部材を上下方向に移動させて収納させるものであるが、例えば上側部材154を下側部材156に向けて折り畳んで収納させるなど、折り畳みの構成を採用してもよい。支持部材150を折り畳んで収納させることにより、上述した上下方向に移動させて収納させる場合のように例えば第2ハンドル部114が連結部406に干渉することを気にする必要がなくなる。
(変形例6)
上述した各実施形態のベース部材200における一対の支持部材立設部206間に「補強リブ410」を設けてベース部材200の補強を行ってもよい(例えば、図36における斜線部を参照)。もちろん、当該補強リブは、一対の支持部材立設部206間とは直交する方向に形成してもよい(例えば、図34における斜線部を参照)。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100…手押しカート
110…ハンドル部材、112…第1ハンドル部、114…第2ハンドル部、116…連結部、118…直線状パイプ、120…外側パイプ、122…第1半割部材、124…第2半割部材、126…第1軸部材、128…第2軸部材、130…パイプ嵌挿孔、132…円筒部材、134…回動規制ピン、136…回動ガイド溝、138…回動停止部
150…支持部材、152…支持棒、154…上側部材、156…下側部材、158…高さ調節機構、160…上側パイプ、162…ハンドル取付部材、164…直線部、166…傾斜部、168…高さ調節用孔、170…下側部材挿設孔、172…上側部材挿入孔、174…高さ調節用ピン出没機構
200…ベース部材、202…載置平面、204…本体部、206…支持部材立設部、208…車輪取付部、210…リブ、212…支持部材挿設穴
250…車輪、251…(車輪250の)周面、252…旋回規制部材、254…移動部材、256…取付部材、258…受け部材、260…受け溝、262…ガイド溝、264…球体、266…回動レバー
300…駐車制動機構、302…制動操作部材、304…制動バー、306…付勢部材、308…制動操作部材軸支ピン、310…当り部材
400…(支持部材150の)中間部材、402…左右方向固定部材、404…支持部材取付部、406…(左右方向固定部材402の)連結部、408…凹所、410…補強リブ
CL…(第1ハンドル部112の)中心軸

Claims (3)

  1. ユーザが把持するハンドル部材と、
    前記ハンドル部材を支持する支持部材と、
    前記支持部材が立設されるベース部材と、
    前記ベース部材の底面に取り付けられた車輪とを備える手押しカートであって、
    前記ハンドル部材は、
    前記支持部材の先端部に配置された直線状の第1ハンドル部と、
    前記第1ハンドル部の中心軸を中心として周方向に回動自在であり、前記第1ハンドル部から離間した位置にある第2ハンドル部と、
    一端が前記第2ハンドル部に接続されており、他端が前記第1ハンドル部の中心軸を中心として回動自在に前記第1ハンドル部に取り付けられている連結部とを有し、
    前記第2ハンドル部は、前記第1ハンドル部の前記中心軸を中心として前記ベース部材の外側に向かって外向きに回動し、
    前記ハンドル部は、前記第2ハンドル部を引いて前記ベース部材を傾斜させた傾斜状態において、前記支持部材から前記第2ハンドル部までが一直線状となる位置で前記第1ハンドル部に対する前記連結部の回動を止める回動停止部をさらに備えている
    手押しカート。
  2. 前記ベース部材の底面には少なくとも3つの前記車輪が取り付けられており、
    前記第1ハンドル部は、少なくともその一部がこれら前記車輪で囲まれる範囲を鉛直上方に投影した領域内にある、請求項1に記載の手押しカート。
  3. 前記車輪は、前記ベース部材に対して旋回自在に取り付けられており、
    前記手押しカートを引いた前記傾斜状態で接地する前記車輪は、旋回規制部材を有しており、
    前記旋回規制部材は、起立状態と前記傾斜状態とに対応して自重で移動する移動部材を有しており、
    前記移動部材は、前記傾斜状態において対応する前記車輪を1の方向に規制する、
    請求項1または2に記載の手押しカート。
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