JP2021154797A - 手押しカート - Google Patents

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Ryo Kido
遼 城戸
咲 齊藤
Saki Saito
咲 齊藤
聡 山口
Satoshi Yamaguchi
聡 山口
徹朗 有吉
Tetsuro Ariyoshi
徹朗 有吉
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Abstract

【課題】ユーザの体重等の荷重に耐えることのできる構造を有する手押しカートを提供する。【解決手段】ユーザが把持するハンドル部材110と、ハンドル部材110を支持する支持部材150と、支持部材150が立設されるベース部材200と、ベース部材200の底面に取り付けられた車輪250とで手押しカート100を構成する。そして、支持部材150にベース部材200の中央部の方向に向けて斜め上方に延びる傾斜部166を形成する。【選択図】図2

Description

本発明は、ユーザが手で押してカバン等を運搬するための手押しカートに関する。
従前より、ユーザが手で押してカバン等を運搬するための手押しカートが多数開発されている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に開示された手押しカートは、ユーザが把持するハンドルの高さを調節するための伸縮ロッドを備えている。そして、ハンドルを引き上げて伸縮ロッドを伸ばすことによってハンドルの高さを高めていくにつれて、当該ハンドルの位置が載せ台の片側から中央に向かって移動するように当該伸縮ロッドが湾曲している。
特開2004−344355号公報
しかしながら、伸縮ロッド全体が湾曲している場合、ユーザが自身の体重等の荷重をハンドルにかけると当該荷重に伸縮ロッドが耐えることができず破損するおそれがあった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、ユーザの体重等の荷重に耐えることのできる構造を有する手押しカートを提供することにある。
本発明の一局面によれば、
ユーザが把持するハンドル部材と、
前記ハンドル部材を支持する支持部材と、
前記支持部材が立設されるベース部材と、
前記ベース部材の底面に取り付けられた車輪とを備える手押しカートであって、
前記支持部材は、
前記ベース部材の中央部の方向に向けて斜め上方に延びる傾斜部を有している
手押しカートが提供される。
本発明の他の局面によれば、
ユーザが把持するハンドル部材と、
前記ハンドル部材を支持する支持部材と、
前記支持部材が立設されるベース部材と、
前記ベース部材の底面に取り付けられた車輪とを備える手押しカートであって、
前記ハンドル部材は、
前記ユーザが前記手押しカートを起立状態で押す際に把持する第1ハンドル部と、
前記ユーザが前記手押しカートを傾斜状態にして引く際に把持する第2ハンドル部とを有する
手押しカートが提供される。
本発明のさらに他の局面によれば、
ユーザが把持するハンドル部材と、
前記ハンドル部材を支持する支持部材と、
前記支持部材が立設されるベース部材と、
前記ベース部材の底面に取り付けられた車輪とを備える手押しカートであって、
前記車輪は、前記ベース部材に対して旋回自在に取り付けられており、
前記手押しカートを引いた前記傾斜状態で接地する前記車輪は、旋回規制部材を有しており、
前記旋回規制部材は、前記起立状態と前記傾斜状態とに対応して自重で移動する移動部材を有しており、
前記移動部材は、前記傾斜状態において対応する前記車輪を1の方向に規制する
手押しカートが提供される。
本発明によれば、ハンドル部材を把持したユーザが当該ハンドル部材に自身の体重等の荷重をかけた場合であっても、起立状態の手押しカートが不所望に転倒することがなく、安定して当該荷重を受けることができる。
本発明が適用された実施形態に係る手押しカート100の第2ハンドル部114を下げた(格納した)状態を示す斜視図である。 本発明が適用された実施形態に係る手押しカート100の第2ハンドル部114を上げた(展開した)状態を示す斜視図である。 本発明が適用された実施形態に係る手押しカート100の第2ハンドル部114を下げた(格納した)状態を示す平面図である。 ハンドル部材110の分解斜視図である。 第2ハンドル部114を下げた(格納した)状態を示す断面図である。 第2ハンドル部114を上げた(展開した)状態を示す断面図である。 本発明が適用された実施形態に係る手押しカート100の底面を含む斜視図である。 手押しカート100の傾斜状態で接地する車輪250を含む周辺の構造を示しており、手押しカート100の起立状態における部分拡大図である。 手押しカート100の傾斜状態で接地する車輪250を含む周辺の構造を示しており、手押しカート100の傾斜状態における部分拡大図である。 手押しカート100の起立状態における底面図である。なお、車輪250の一部が省略されている。 手押しカート100の傾斜状態における底面図である。なお、車輪250の一部が省略されている。 ユーザが傾斜状態の手押しカート100を引いて歩く状態を示す図である。 起立状態における、車輪250の旋回規制部材252を説明するための断面図である。 傾斜状態における、車輪250の旋回規制部材252を説明するための断面図である。 変形例1に係る手押しカート100のハンドル部材110における第2ハンドル部114を展開した状態を示す斜視図である。 変形例2に係る起立状態の手押しカート100における旋回規制部材252を説明するための斜視図である。 変形例2に係る起立状態の手押しカート100における旋回規制部材252を説明するための断面図である。 変形例2に係る傾斜状態の手押しカート100における旋回規制部材252を説明するための斜視図である。 変形例2に係る傾斜状態の手押しカート100における旋回規制部材252を説明するための断面図である。 変形例3に係る起立状態の手押しカート100における旋回規制部材252を説明するための斜視図である。 変形例3に係る起立状態の手押しカート100における旋回規制部材252を説明するための断面図である。 変形例3に係る傾斜状態の手押しカート100における旋回規制部材252を説明するための斜視図である。 変形例3に係る傾斜状態の手押しカート100における旋回規制部材252を説明するための断面図である。 変形例4に係る手押しカート100における、車輪250の制動を解除した状態の駐車制動機構300を示す斜視図である。 変形例4に係る手押しカート100における、車輪250を制動している状態の駐車制動機構300を示す斜視図である。 変形例4に係る手押しカート100における、車輪250の制動を解除した状態の駐車制動機構300を示す断面図である。 変形例4における制動バー304の他端の形状についての他の例を示す図である。 変形例4に係る手押しカート100における、車輪250を制動している状態の駐車制動機構300を示す断面図である。 変形例5に係る手押しカート100のハンドル部材110における第2ハンドル部114を展開した状態を示す斜視図である。 変形例5に係る手押しカート100のハンドル部材110における第2ハンドル部114を展開した状態を示す右側面図である。 変形例5に係る手押しカート100のハンドル部材110における第2ハンドル部114を格納した状態を示す斜視図である。 変形例5に係る手押しカート100のハンドル部材110における第2ハンドル部114を格納した状態を示す右側面図である。 変形例5に係る手押しカート100の支持部材150を縮めた状態を示す斜視図である。 変形例5に係る手押しカート100の支持部材150を縮めた状態を示す右側面図である。 変形例5に係る手押しカート100のハンドル部材110における第2ハンドル部114を格納した状態を示す平面図である。 変形例6に係る手押しカート100の支持部材150を縮めた状態を示す背面図である。 変形例7に係る手押しカート100におけるカバン固定具452の回動部材458を「非ロック状態」にした状態を示す斜視図である。 変形例7に係る手押しカート100におけるカバン固定具452の分解斜視図である。 変形例7に係る手押しカート100におけるカバン固定具452の回動部材458を「非ロック状態」にした状態を示す一部底面図である。 変形例7に係る手押しカート100におけるカバン固定具452の回動部材458を「ロック状態」にした状態を示す斜視図である。 変形例7に係る手押しカート100におけるカバン固定具452の回動部材458を「ロック状態」にした状態を示す一部底面図である。 変形例8に係る手押しカート100における車輪250を示す側面図である。 変形例8に係る手押しカート100における車輪250を示す分解斜視図である。 変形例8に係る車輪本体502を示す分解斜視図である。 変形例8に係る手押しカート100における車輪250を示す断面図である。 変形例8に係る車輪本体502を示す斜視図である。 変形例9に係る手押しカート100におけるベース部材200を示す底面図である。 変形例9に係る手押しカート100におけるベース部材200を示す平面図である。 変形例10に係る手押しカート100を示す斜視図である。 変形例10に係る手押しカート100における支持部材150を中心に拡大した斜視図である。 変形例10に係るピン出没機構606(ピン601が突出状態)を示す断面図である。 変形例10に係るピン出没機構606(ピン601が没入状態)を示す断面図である。 変形例11に係る手押しカート100におけるハンドル部材110を示す分解斜視図である。 変形例11に係る手押しカート100におけるハンドル部材110を示す正面図である。
(手押しカート100の構成について)
図1から図3を用いて、本実施形態に係る手押しカート100の構成について説明する。本実施形態に係る手押しカート100は、大略、ハンドル部材110と、支持部材150と、ベース部材200と、車輪250とを備えている。
なお、上述のように、本明細書を通じて、ユーザが手押しカート100を起立状態で押す方向を「横方向」といい、ユーザが手押しカート100を傾斜状態で引いていく、「横方向」に直交する方向を「縦方向」という。
ハンドル部材110は、手押しカート100を移動させるユーザが把持する部材であり、本実施形態では、大略、第1ハンドル部112と、第2ハンドル部114と、連結部116とを有している。
第1ハンドル部112は、手押しカート100を起立状態にさせたときに略水平に延びる直線状の部分であり、本実施形態では、支持部材150における一対の支持棒152の上端部の間に架設されている。
第2ハンドル部114は、第1ハンドル部112の中心軸CLを中心として周方向に回動自在であり、連結部116によって、この第1ハンドル部112から離間した位置に配設されている。
連結部116は、一端が第2ハンドル部114に接続されており、他端が第1ハンドル部112の中心軸CLを中心として回動自在に当該第1ハンドル部112に取り付けられている。
本実施形態において、一対の連結部116がそれぞれ第2ハンドル部114の両端に接続されている。これにより、第2ハンドル部114は、一対の連結部116の一端の間に架設されている。
本実施形態に係るハンドル部材110の構造について、図4を用いて詳説する。第1ハンドル部112は、支持部材150における一対の支持棒152の先端部の間に架設された直線状パイプ118と、この直線状パイプ118を収容するようにして取り付けられる外側パイプ120とで構成されている。したがって、直線状パイプ118の中心軸、および、外側パイプ120の中心軸は、ともに第1ハンドル部112の中心軸CLと一致している。
本実施形態に係る第2ハンドル部114は、第1ハンドル部112の中心軸CLを含む平面で半割りされたように2つの部材(第1半割部材122、および、第2半割部材124)で構成されている。つまり、第1半割部材122、および、第2半割部材124は、それぞれ丸棒(丸パイプ)を長手方向に半割りにしたような形状となっている。なお、半割りにされた2つの部材は、ボルト等によって組み合わされている。
本実施形態に係る一対の連結部116は、それぞれ、第2ハンドル部114と同様に第1ハンドル部112の中心軸CLを含む平面で半割りされたような2つの部材(第1軸部材126、および、第2軸部材128)と、第1ハンドル部112を構成する直線状パイプ118の端部が嵌挿されるパイプ嵌挿孔130を有する円筒部材132とで構成されている。
また、第1軸部材126の一端は、第2ハンドル部114を構成する第1半割部材122あるいは第2半割部材124の一端に接続されており、第1軸部材126の他端は、円筒部材132に接続されている。さらに、第2軸部材128の一端は、第2ハンドル部114を構成する第1半割部材122あるいは第2半割部材124の他端に接続されている。
また、図5および図6に示すように、直線状パイプ118から回動規制ピン134が突設されており、連結部116を構成する円筒部材132におけるパイプ嵌挿孔130の内側面には、この回動規制ピン134の先端部が嵌め込まれる回動ガイド溝136が形成されている。回動ガイド溝136にその先端部が嵌め込まれた回動規制ピン134が当該回動ガイド溝136の端に当接することで、連結部116を介した第2ハンドル部114による第1ハンドル部112の中心軸CLを中心とした回動が止められる。つまり、本実施形態では、直線状パイプ118から突設された回動規制ピン134と回動ガイド溝136とで、第1ハンドル部112に対する連結部116および第2ハンドル部114の回動を所定の位置で止める回動停止部138が構成されている。
さらに、本実施形態において、第2ハンドル部114は、第1ハンドル部112の中心軸CLを中心としてベース部材200の外向きに回動する。ここで「外向きに回動する」の意味について説明する。本実施形態では、後述するように、ハンドル部材110を支持する支持部材150がベース部材200から立設されており、この支持部材150は、ベース部材200における一方の端部上面から立設されている。そこで、支持部材150から見たときに、ベース部材200の中央部の方向を「内向き」といい、これとは反対である、ベース部材200の外側に向かう方向を「外向き」という。このように、本実施形態における第2ハンドル部114は、ベース部材200の外側に向かって回動するようになっており、当該第2ハンドル部114をベース部材200の中央部の方向(内向き)に回動させようとしても、上述した回動規制ピン134が回動ガイド溝136の端に当たってしまい、内向きには回動しないようになっている。
さらに言えば、本実施形態において、第2ハンドル部114は、図5に示すように、ベース部材200の中央部に向けて斜め上方に延びる支持部材150の支持棒152上部と略平行となる角度を一方の始点角度とし、この始点角度から外向き(図中の矢印の向き)に回動して、図6に示すように、手押しカート100が起立状態のときに鉛直上向きとなる少し手前の終点角度まで回動するようになっている。
図1から図3に戻り、支持部材150は、上述したハンドル部材110を支持するための部材であり、一対の支持棒152で構成されている。また、各支持棒152は、上側部材154と、下側部材156と、高さ調節機構158とを備えている。
上側部材154は、上側パイプ160と、ハンドル取付部材162とを備えている。上側パイプ160は、手押しカート100を起立状態にしたときにおいて、略鉛直上方に延びる直線部164と、当該直線部164の上端から曲がり、ベース部材200の中央部の方向に向けて斜め上方に延びる傾斜部166とを有している。また、ハンドル取付部材162は、傾斜部166の上端部に取り付けられている。
また、図4に示すように、上側パイプ160における直線部164の側面における、他方の上側パイプ160に向かい合う位置には、上下方向に所定の間隔で複数の高さ調節用孔168が形成されている
再び図1から図3に戻り、下側部材156は、直線状のパイプ材で構成されており、下端部がベース部材200に取り付けられ、上端部が高さ調節機構158に取り付けられている。また、下側部材156を構成するパイプ材の内径は、上側部材154を構成する上側パイプ160における直線部164の外径よりもやや大きく設定されており、下側部材156内に上側パイプ160の直線部164を収納可能になっている。
高さ調節機構158は、下側部材156の上端部に取り付けられた機構であり、当該下側部材156内に収納される上側パイプ160の長さを調節することで支持部材150全体の長さを調節できるようになっている。
具体的には、高さ調節機構158は、大略、下側部材挿設孔170と、上側部材挿入孔172と、高さ調節用ピン出没機構174とを有している。
下側部材挿設孔170は下側部材156の上端部が挿設される孔であり、当該下側部材挿設孔170に挿設されることにより、下側部材挿設孔170の高さ調節機構158に対する位置が固定される。
上側部材挿入孔172は、上述した下側部材挿設孔170と連通する位置に形成されており、上側部材154の下端部が挿入される。これにより、上側部材挿入孔172に挿入していった上側部材154の下端部は下側部材156内に収納されるようになっている。
高さ調節用ピン出没機構174は、上側部材154の直線部164に形成された高さ調節用孔168に挿入される高さ調節用ピン(図示せず)を当該高さ調節用孔168に対して出没させる機構である。この高さ調節用ピン出没機構174により、下側部材156に収納される上側部材154の長さを調節して、支持部材150全体の長さを調節できるようになっている。
次に、図1から図3、および図7を参照し、ベース部材200は、例えばカバン等が載置される略矩形状の載置平面202を有する部材であり、本体部204と、支持部材立設部206と、車輪取付部208とを有している。
本体部204は、略矩形状に形成された厚みのある板状部分であり、その上面に上述した載置平面202が形成されているとともに、底面には強度を維持しつつ重量を軽減するためのリブ210が複数形成されている。
支持部材立設部206は、本体部204における上面の端部から上方へ突設された、支持部材150を立設する部分である。この支持部材立設部206には、支持部材150の下端部(つまり、下側部材156の下端部)が挿設される一対の支持部材挿設穴212が形成されている。
車輪取付部208は、車輪250が取り付けられる部分であり、本体部204の底面における四隅にそれぞれ形成されている。もちろん、車輪取付部208は、手押しカート100に設けられる車輪250の数だけあればよく、例えば、車輪250の数が3つの場合は、車輪取付部208の数も3つでよい。
車輪250は、ベース部材200の底面に形成された車輪取付部208に取り付けられている。本実施形態では4つの車輪250が設けられているが、車輪250の数はこれに限定されるものではなく、少なくとも3つの車輪250が設けられていれば、手押しカート100を起立状態と傾斜状態の両方に対応させることができる。
また、これら車輪250の配設位置に関し、図3に示すように、手押しカート100が起立状態にあるときにおいて、各車輪250で囲まれる範囲(図中における薄墨部)を鉛直上方に投影した範囲内に、ハンドル部材110の第1ハンドル部112の少なくとも一部がある。本実施形態では第1ハンドル部112の全体が同範囲内にあるが、第1ハンドル部112における、起立状態の手押しカート100を押していく際にユーザが把持する部分が少なくとも同範囲にあればよい。これにより、第1ハンドル部112を把持したユーザが当該第1ハンドル部112に自身の体重等の荷重をかけた場合であっても、起立状態の手押しカート100が不所望に転倒することなく、安定して荷重を受けることができる。
さらに、各車輪250は、ベース部材200に対して旋回自在に取り付けられている。これにより、起立状態の手押しカート100をいずれの方向にも押していくことができる。
図7から図11を参照し、本実施形態における4つの車輪250のうち、手押しカート100を引いた傾斜状態で接地する2つの車輪250には、旋回規制部材252が取り付けられている。
この旋回規制部材252は、傾斜状態で接地する2つの車輪250を所定の方向(縦方向)に向けて不所望に旋回しないようにするための部材であり、移動部材254と、取付部材256と、受け部材258とを有している。
移動部材254は、手押しカート100の起立状態と傾斜状態とに対応して自重で移動する部材であり、本実施形態では、ベース部材200の底面に取り付けられた取付部材256にその上端部が軸支されており、他端部が揺動自在になっている円柱状のピンが使用されている。
受け部材258は、車輪250の基部に設けられている(本実施形態では、車輪250の基部と受け部材258とが互いに一体に形成されている)。この受け部材258の中央部には、回動してきた移動部材(ピン)254の下端部が嵌まる受け溝260が形成されている。
これにより、円柱状のピンである移動部材254は、手押しカート100の起立状態においては取付部材256から鉛直下向きに吊り下げられた状態にある(図8および図10に示す状態)。そして、傾斜状態にすると、移動部材254は、その下端部が当該傾斜状態で接地する車輪250に向けて回動し、対応する車輪250に設けられた受け部材258の受け溝260に嵌まる(図9および図11に示す状態)。
(手押しカート100の特徴)
次に、本実施形態に係る手押しカート100の特徴、すなわち、手押しカート100を起立状態で押して移動させている状態から、傾斜状態にして引いた状態までの動きについて説明する。
先ず、起立状態の手押しカート100は図1に示すようになっており、ユーザはハンドル部材110の第1ハンドル部112を把持して手押しカート100を移動させる。このとき、各車輪250はベース部材200に対して旋回自在に取り付けられていることから、ユーザは手押しカート100をどの方向にでも移動させることができるが、基本的には、第1ハンドル部112が延びる方向(第1ハンドル部112の中心軸CLの方向)に移動させることになる。この方向が、ユーザが手押しカート100を起立状態で押す「横方向」となる。
その後、手押しカート100を傾斜状態にして引いて歩こうとするとき、ユーザは第2ハンドル部114を把持して、起立状態で押していた「横方向」に直交する「縦方向」に引く。すると、傾斜状態に移行する際、ユーザが把持している第2ハンドル部114は、図2に示すように、第1ハンドル部112の中心軸CLを中心として回動する連結部116により、当該中心軸CLを中心としてベース部材200からより離間する方向に回動する。これにより、図12に示すように、傾斜状態におけるユーザが把持する位置(=第2ハンドル部114)からベース部材200までの距離を起立状態に比べて長くすることができる。したがって、起立状態での移動と傾斜状態での移動とを切り換えても、ユーザが把持する位置をスムーズに適切な高さに設定することのできる、簡便な構造の手押しカート100を提供できた。
また、本実施形態に係る手押しカート100において、ハンドル部材110における第2ハンドル部114は、第1ハンドル部112の中心軸CLを中心としてベース部材200の外向きに回動するようになっているので、起立状態から第2ハンドル部114を把持して手押しカート100を傾斜状態にする際に第2ハンドル部114を自然に回動させることができる。
さらに、ハンドル部材110は、第1ハンドル部112に対する連結部116の回動を所定の位置で止める回動停止部138を有していることから、第2ハンドル部114を回動させて傾斜状態にしたときに、支持部材150からハンドル部材110の第2ハンドル部114までをほぼ一直線状に固定できるので、傾斜状態の手押しカート100を引いて歩きやすくなる。
次に、車輪250の旋回規制について説明すると、手押しカート100が起立状態のとき、図13に示すように、取付部材256から鉛直下向きに吊り下げられた状態にある移動部材254は、対応する車輪250に設けられた受け部材258から外れた状態にある。これにより、対応する車輪250はベース部材200に対して旋回自在になっており、上述のように、この起立状態でユーザは手押しカート100をどの方向にでも移動させることができる。
その後、傾斜状態にして少しの距離だけ手押しカート100を引くと、図14に示すように、移動部材254の下端部は対応する車輪250に向けて自重で回動する。このとき、車輪250はそのキャスター角によって自然に旋回して引かれる方向(縦方向)に向き、当該車輪250に設けられた受け部材258の受け溝260に移動部材254の下端部が嵌まる。
これにより、傾斜状態を維持している間は移動部材254が車輪250の旋回を規制するので、ユーザが手押しカート100を引いているときに車輪250が不所望に旋回して手押しカート100自体がふらつくことがなくなる。
(変形例1)
上述した実施形態において、ハンドル部材110は、2つの連結部116で第2ハンドル部114を第1ハンドル部112の中心軸CLに対して回動させるようにしていたが、これに変えて、図15に示すように、連結部116は1つであってもよい。また、連結部116の数は3つ以上であってもよいし、連結部116を第2ハンドル部114の端部ではなく、第2ハンドル部114の中間部等に取り付けてもよい。
(変形例2)
また、上述した実施形態において、車輪250の旋回規制部材252における移動部材254には、下端部が揺動する円筒状のピンが使用されていたが、これに変えて、図16および図17に示すように、移動部材254として「球体」を使用してもよい。この場合、取付部材256は、手押しカート100を起立状態から傾斜状態にして縦方向へ引いた際に「球体」が車輪250に向けて転がるようにガイドするガイド溝262を有している。手押しカート100を傾斜状態にしたとき、図18および図19に示すように、ガイド溝262にガイドされて車輪250の受け部材258における受け溝260に「球体」が嵌まることにより、ベース部材200に対する車輪250の旋回が規制される。
(変形例3)
さらに、図20および図21に示すように、車輪250の旋回規制部材252における移動部材254として、球体264と回動レバー266を使用してもよい。この場合、受け部材258には、変形例2と同様、手押しカート100を起立状態から傾斜状態にして縦方向へ引いた際に球体264が車輪250に向けて転がるようにガイドするガイド溝262が形成されている。また、当該ガイド溝262の車輪250側の端部において、回動レバー266が取付部材256に対して回動自在に取り付けられている。
手押しカート100が起立状態にあるとき、球体264はガイド溝262における車輪250とは反対側の端部に位置しており、回動レバー266はこの球体264側に倒れていることから、当該回動レバー266の車輪250側端部は車輪250の受け部材258における受け溝260から外れている。これにより、車輪250はベース部材200に対して旋回自在になっている。
このような手押しカート100を傾斜状態にすると、図22および図23に示すように、ガイド溝262を車輪250側に転がった球体264によって回動レバー266が車輪250に向けて回動し、当該回動レバー266の車輪250側端部が受け溝260に嵌まることにより、ベース部材200に対する車輪250の旋回が規制される。
(変形例4)
手押しカート100を使用中に休憩する際等において、地面の傾斜等によって当該手押しカート100が不所望に動くのを防止するための駐車制動機構300を手押しカート100に追加してもよい。この駐車制動機構300は、図24から図26に示すように、大略、支持部材150に対して回動可能に取り付けられた制動操作部材302と、一端が当該制動操作部材302に取り付けられ、他端が車輪250の周面251に当接する制動バー304と、当該制動バー304の他端が車輪250の周面251から離間する方向に付勢する付勢部材306とを備えている。
制動操作部材302は、支持部材150における一対の支持棒152間に架設された部材である。この変形例4の場合、制動操作部材302は、一対の支持棒152間に架設された高さ調節機構158における外向きの面において、当該高さ調節機構158に対して制動操作部材軸支ピン308によって軸支されて回動可能となっている。このように支持棒152の高さを調節しても下側部材156に対する位置関係が変わらない高さ調節機構158に制動操作部材302を取り付けているので、駐車制動機構300を高さ調節機構158の動きと切り分けることができる。
制動バー304は、上述のように、その一端が制動操作部材302に取り付けられている。より具体的には、制動バー304は、制動操作部材302において、制動操作部材軸支ピン308よりも外側に取り付けられている。これにより、制動操作部材軸支ピン308を中心として上方に跳ね上げていた制動操作部材302を、外向きに回動させて下方へ反転させたとき、制動バー304の一端も同様に下方へ移動することになる。
また、制動バー304の他端は、上述のように、車輪250の周面251に当接するようになっている。具体的には、制動バー304の一端と他端とは機械的・構造的に一体となっており、換言すると、一端と他端との間には、レバーやカムといった別体の力伝達機構が入っておらず、制動操作部材302に連動した制動バー304の一端の上下方向の移動距離が、そのまま制動バー304の他端における上下方向の移動距離となる。
なお、制動バー304の他端の形状は、断面が円形の棒材そのままでもよいし、図27に示すように、断面が鉛直下向きの半円形状になっている当り部材310を他端に取り付けるようにしてもよい。いずれにせよ、制動バー304の他端が車輪250の周面251に接触し始める際に「点接触」となるような形状であればよい。これにより、手押しカート100を継続的に使用した結果、車輪250がすり減って外形が「正円」でなくなった場合であっても、駐車制動機構300による制動力の効き具合が大きく変わることがない。
この変形例4において、制動バー304は、図24から図26に示すように、制動操作部材302に取り付けられた一端を含む上側が外部に露出しており、他端を含む下側がベース部材200にける支持部材立設部206内に収容され、当該支持部材立設部206内でクランク状に2回曲がった後、車輪250の周面251に向けて鉛直下方に延びている。
付勢部材306は、上述のように、制動バー304の他端が車輪250の周面251から離間する方向に付勢する部材であり、この変形例4では、ベース部材200における支持部材立設部206内に収容されている。
この変形例4における、駐車制動機構300の操作について簡単に説明する。ユーザが上方に跳ね上げられている状態の制動操作部材302を外向きに回動させて下方へ反転させる。これにより、制動バー304における制動操作部材302に取り付けられた一端も下方へ移動するので、当該一端と機械的・構造的に一体となっている他端も付勢部材306による付勢力に抗して下方へ移動し、図28に示すように、当該他端が車輪250の周面251に当接する。
「縦方向」に平行な断面で見たとき、制動バー304の一端に向けて延びる方向の軸線が制動操作部材軸支ピン308よりも内側(ベース部材200の中央部寄り)になるまで制動操作部材302を完全に下方へ反転させると、付勢部材306が制動バー304を上方に付勢しても制動操作部材302はそれ以上内向きに回動しないことから、制動バー304が車輪250の周面251に当接した制動状態が保持される。
そして、付勢部材306からの付勢力に抗して制動操作部材302を外向きに上方へ回動させることにより、制動バー304の一端が上方に移動することで他端が車輪250の周面251から離間し、制動状態が解除される。
なお、制動バー304は付勢部材306によって他端が車輪250の周面251から離間する方向に付勢されていることから、ユーザが手を放しても制動操作部材302が上方に跳ね上げられた状態が維持され、車輪250の制動が解除された状態も維持される。
(変形例5)
上述した実施形態では、支持部材150における下側部材156および上側部材154の直線部164がベース部材200に対してほぼ直交する方向(ベース部材200を水平にしたときに鉛直となる方向)に延びており、当該直線部164の上端から曲がってベース部材200の内向きに斜め上方に延びる傾斜部166により、各車輪250で囲まれる範囲を鉛直上方に投影した範囲内にハンドル部材110の第1ハンドル部112の少なくとも一部があるようになっているが、これに変えて、図29から図32に示すように、支持部材150全体をベース部材200の内向きに滑らかな円弧状に湾曲させることによってハンドル部材110の第1ハンドル部112の位置を規定してもよい。
この変形例5に係る実施形態における支持部材150について説明すると、この支持部材150は、上側端にハンドル部材110が取り付けられた、断面が矩形状の上側部材154と、下側端にベース部材200が取り付けられた、断面が矩形状の下側部材156と、上側部材154と下側部材156との間に配設された、断面が矩形状の中間部材400と、必要に応じて設けられる左右方向固定部材402とを備えている。
また、支持部材150は、その上下方向の全体長さを調整できるようになっており、下側部材156の内側に中間部材400が収納できるようになっているとともに、さらに中間部材400の内側に上側部材154が収納できるようになっている。さらに、支持部材150はその高さを調節および維持するための図示しない高さ調節機構を備えている。
加えて、上側部材154、下側部材156、および、中間部材400は、互いに同じ曲率で湾曲している(図30および図32を参照)。これにより、図33および34に示すように、支持部材150の全体長さを縮めたり、逆に伸ばしたりする動作をスムーズに行うことができる。支持部材150の全体長さを伸ばしていくと、ハンドル部材110のベース部材200への投影位置が、ベース部材200の内向きに移動するようになっている。
左右方向固定部材402は、図示しないバッグを手押しカート100に取り付ける際の取付部材としての役割を果たしたり、一対の支持部材150が互いに離間する方向や近づく方向に撓むのを防止する撓み防止部材としての役割を果たしたりする部材である。
また、左右方向固定部材402は、一対の支持部材取付部404と、これら一対の支持部材取付部404同士を互いに連結する連結部406とを有している。
本実施形態では、一対の支持部材取付部404は、一対の支持部材150における下側部材156の上側端部の外表面を覆うようにしてそれぞれ取り付けられている。
連結部406は、各支持部材取付部404における、ベース部材200から外向きの端にそれぞれ取り付けられている。つまり、連結部406は、支持部材150における下側部材156の中心から離間した位置に取り付けられている。これにより、図33に示すように、第2ハンドル部114を格納した状態で支持部材150を縮めていったときに、第2ハンドル部114が不所望に連結部406に干渉しないようになっている。
また、本実施形態では、図35に示すように、ベース部材200における支持部材立設部206が形成されている側の端部に凹所408が形成されており、載置平面202が内側に凹んだ形状に形成されている。これにより、ユーザが手押しカート100を縦方向に引いたときに、ユーザの脚がベース部材200に不所望に接触する可能性を低減することができる。
さらに言えば、上述した左右方向固定部材402の連結部406がベース部材200の中央部から最も遠い端に取り付けられていることによって重量バランスがベース部材200の外向きに移動するのに対して、ベース部材200に凹所408を形成することで重量バランスは逆に当該ベース部材200の内向きに移動することから、これらが相殺することにより、手押しカート100の重量バランスを不所望に崩してしまうのを回避できる。
なお、本実施形態では、支持部材150全体を滑らかに円弧状に湾曲させることによってハンドル部材110の第1ハンドル部112の位置を規定しているが、これに変えて、支持部材150全体を直線状に形成するとともに、ベース部材200における支持部材立設部206を載置平面202に対して内向きに傾斜するように配置してもよい。より具体的には、支持部材立設部206のベース部材200の内向きに対して傾斜するように配設して、当該支持部材立設部206に取り付けた直線状の支持部材150もベース部材200の内向きに傾斜させてもよい。
さらに、支持部材150は、上側部材154、下側部材156、および、中間部材400の三重構造に限定されるものではなく、上側部材154および下側部材156のみの二重構造であってもよいし、四重以上の構造でもよい。また、1本の部材のみで支持部材150を構成してもよい。これら構成は、支持部材150のそれぞれ構成部材を上下方向に移動させて収納させるものであるが、例えば上側部材154を下側部材156に向けて折り畳んで収納させるなど、折り畳みの構成を採用してもよい。支持部材150を折り畳んで収納させることにより、上述した上下方向に移動させて収納させる場合のように例えば第2ハンドル部114が連結部406に干渉することを気にする必要がなくなる。
(変形例6)
上述した各実施形態のベース部材200における一対の支持部材立設部206間に「補強リブ410」を設けてベース部材200の補強を行ってもよい(例えば、図36における斜線部を参照)。もちろん、当該補強リブは、一対の支持部材立設部206間とは直交する方向に形成してもよい(例えば、図34における斜線部を参照)。
(変形例7)
ベース部材200の載置平面202に載置するカバンの例として、図37に示すように、当該カバン450の底部両側端に一対のカバン固定具452を取り付けるとともに、ベース部材200の本体部204の両側面における当該カバン固定具452に対応する位置に、カバン固定具受入部454をそれぞれ設けてもよい。
図38に示すように、カバン固定具452は、大略、固定基部材456と、回動部材458と、基部材固定部材460と、回動軸462とで構成されている。
固定基部材456は、カバン450の底面における長手方向の端部に取り付けられる矩形状の板材であり、回動軸462が挿設される軸孔464が形成されている。また、固定基部材456には、回動部材458の回動範囲を規制するストッパー部466と、この回動部材458が後述する「ロック状態」から、誤って「非ロック状態」になってしまうのを防止する誤動作防止部468とが、それぞれ下方に延びるように形成されている。
回動部材458は、回動軸462によって固定基部材456に対して回動可能となっている略矩形状の部材であり、当該回動部材458の長手方向がカバン450の端縁に沿った向きである「ロック状態」と、カバン450の端縁に対して略直交する向きである「非ロック状態」とを切りかえることができる。
基部材固定部材460は、固定基部材456をカバン450の底面に固定する部材である。
カバン固定具受入部454は、カバン固定具452を受け入れる凹所であり、上述したようにベース部材200の本体部204の両側面における当該カバン固定具452に対応する位置に形成されている。
具体的には、カバン固定具受入部454は、大略、回動部材受入凹所470と、突出部472とを有している。
回動部材受入凹所470は、カバン450に取り付けられたカバン固定具452の回動部材458を受け入れる凹所である。
突出部472は、回動部材受入凹所470の上端側(カバン450に近接する側)の前後方向端縁から当該回動部材受入凹所470の中央部に向けて突設された一対の部分である。これら一対の突出部472により、回動部材受入凹所470は、その上端側で狭くなっており、一対の突出部472の間を抜けると広くなっている。
これら一対の突出部472の間の寸法は、カバン固定具452の回動部材458を「ロック状態」にしているときは当該回動部材458が少なくとも一方の突出部472と干渉して一対の突出部472の間を通り抜けることができず、回動部材458を「非ロック状態」にしているときは一対の突出部472の間を通り抜けることができるように設定されている。
このようなカバン固定具452およびカバン固定具受入部454を設けることにより、図37および図39に示すように、カバン固定具452の回動部材458を「非ロック状態」にした状態でカバン450をベース部材200の載置平面202に載置すると、回動部材458は一対の突出部472の間を抜けて回動部材受入凹所470に入る。
この状態で回動部材458を固定基部材456に対して回動させて「ロック状態」にすると、図40および図41に示すように、回動部材458の外面がベース部材200の側面に沿った状態になるとともに、回動部材458が突出部472に干渉して、カバン450をベース部材200から離間させることができない状態になる。
これにより、簡単な動作で手押しカート100に対するカバン450の固定状態と非固定状態とを切りかえることができる。
(変形例8)
上述した各実施形態の車輪250を以下に説明するように構成してもよい。この変形例8に係る車輪250は、図42および図43に示すように、大略、フォーク500と、車輪本体502と、第1車軸504と、第2車軸506とで構成されている。
フォーク500は、車輪250の基部となる部材であり、ベース部材200に対して旋回自在に取り付けられる取付部508と、当該取付部508から互いに略平行に下方に延びる一対の車輪本体保持部510とを有している。
取付部508には、上述した旋回規制部材252を構成する受け部材258が含まれている。
一対の車輪本体保持部510は車輪本体502が嵌挿できる程度の間隔があけられている。また、一方の車輪本体保持部510には、第1車軸504が嵌挿される第1車軸嵌挿孔512が形成されている。さらに、他方の車輪本体保持部510には、第2車軸506が嵌挿される第2車軸嵌挿孔514が形成されている。
車輪本体502は、図44および図45に示すように、ホイール516と、一対のホイールキャップ518とを有している。
ホイール516は、輪状の部材であり、その周面が接地するようになっている。ホイール516は、プラスチック等の比較的硬質の材料で形成された略円板状のホイール本体部材520と、このホイール本体部材520の周縁に取り付けられる、ゴム等の比較的軟質の材料で形成されたリング状のタイヤ部材522とを有している。
ホイール本体部材520の中心には、第1車軸504および第2車軸506が嵌挿される車軸嵌挿孔524が形成されている。また、図46に示すように、ホイール本体部材520の周面には、当該ホイール本体部材520の径方向に突出する摩耗表示部526が複数形成されている。この摩耗表示部526は、タイヤ部材522の厚さが十分にあるときには当該タイヤ部材522に覆われているので外部からは見えないが、摩耗が進んでホイール516の交換が必要なくらいタイヤ部材522の厚さが薄くなると外部から見えるとともに、タイヤ部材522よりも硬質である摩耗表示部526が地面に当たることによる異音によっても摩耗の度合いが把握できるようになっている。
図44および図45に戻り、一対のホイールキャップ518は、略円形の椀状部材であり、第1車軸504および第2車軸506が嵌挿される車軸貫通孔528が形成されているとともに、その外側表面にフォーク500の車輪本体保持部510の先端部が嵌め込まれるフォーク嵌込凹所530が形成されている。これにより、車輪250を組み立てたとき、第1車軸504および第2車軸506によって軸支されるホイール本体部材520は回転可能であるが、一対のホイールキャップ518はフォーク500の車輪本体保持部510によって回転が阻害された状態となる。
第1車軸504はその先端面に雌ネジ532が形成されており、第2車軸506はその先端部に当該雌ネジ532に螺入する雄ネジ534が形成されている。これにより、フォーク500の車輪本体保持部510、ホイールキャップ518、およびホイール本体部材520の左右からそれぞれ第1車軸504および第2車軸506を挿入し、互いに螺合することにより、車輪250を組み立てることができる。
この変形例に係る車輪250によれば、手押しカート100使用時において、ホイール本体部材520は回転するものの、一対のホイールキャップ518は回転しないので、見た目がスマートな車輪250を提供できるとともに、ホイールキャップ518に描いた文字や模様を常時見ることのできる意匠性の高い車輪250を提供できる。
また、タイヤ部材522の摩耗が進んだことを容易に把握できるので、手押しカート100の走行安定性が損なわれる前にユーザに注意喚起できる。とりわけ、「傾斜状態」で手押しカート100を引いて使用する機会が多いと当該傾斜状態でも接地するホイール516だけが早く摩耗するにもかかわらずユーザが気づきにくいので、このような注意喚起は有効である。
さらに、螺合状態を解除することで第1車軸504および第2車軸506を容易に分離できるので、ホイール516の交換等の車輪250のメンテナンスを容易に実施することができる。
(変形例9)
ベース部材200の本体部204の裏面におけるリブ210の形状を、図47および図48に示すように、複数の六角形状を互いに組み合わせたハニカム形状としてもよい。これにより、ベース部材200の(例えば落下試験による)機械強度を向上させることができる。
また、リブ210における各六角形状部分の中央部に通孔550を設けるのがベース部材200の軽量化の点で好ましい。さらに、これら通孔550は、可能な限り、ベース部材200の載置平面202における中央部に集めて設けるのがベース部材200の機械強度を保持する点で好ましい。また、ベース部材200の裏面を見たとき、通孔550をリブ210ぎりぎりまで形成することなく、リブ210と通孔550の周縁との間に縁部552が残るようにリブ210の六角形状に対して通孔550の六角形状を少し小さく形成するのがベース部材200の機械強度を保持する点で好ましい(図47)。
また、段落0083において、ベース部材200における支持部材立設部206が形成されている側の端部に凹所408を形成する変形例を説明したが、これに加えて、当該凹所408の最も奥まった位置が、支持部材150の支持棒152の下側部材156におけるベース部材200の中央側端縁同士を結んだ仮想線Lまで達するように凹所408を形成するのが好ましい(図48)。
(変形例10)
支持部材150(およびハンドル部材110)の高さを調節および維持するための高さ調節機構600として、図49および図50に示すような構成を採用してもよい。この高さ調節機構600は、支持部材150における、中間部材400からの上側部材154の突出位置を調節することで支持部材150全体(およびハンドル部材110)の高さを調節および維持するようになっている。
この高さ調節機構600は、大略、押しボタン602と、連動ロッド604と、ピン出没機構606と、ピン係合孔608とで構成されている。
押しボタン602は、ハンドル部材110における第1ハンドル部112の略中央部に内蔵されており、当該第1ハンドル部112の略中央部の上面にその一部が露出するように配設されている部材である。
連動ロッド604は、ユーザが押しボタン602をベース部材200の向きに押したとき、当該押し方向の力をピン出没機構606に伝達するための部材であり、一方の端部が押しボタン602に接続されており、他方の端がピン出没機構606に当接するようになっている。また、連動ロッド604は、左右の上側部材154にそれぞれ内蔵されている。
ピン出没機構606は、左右の上側部材154における下端部(ベース部材200側の端部)に内蔵された、ピン係合孔608に係合するピン610を出没させる機構である。
このピン出没機構606は、図51および図52に示すように、大略、出没機構本体部材612と、押しロッド614と、付勢部材616と、スライド部材618とで構成されている。
出没機構本体部材612は、上述のように、上側部材154における下端部(ベース部材200側の端部)に内蔵される部材であり、押しロッド614が嵌挿されて上下方向に摺動する押しロッド摺動溝620と、スライド部材618が嵌挿されて左右方向に摺動するスライド部材摺動溝622とを有している。
押しロッド614は、出没機構本体部材612における押しロッド摺動溝620に嵌め込まれており、連動ロッド604に押されて下方(ベース部材200の方向)に摺動する部材である。押しロッド614の一方端(図中上端)には、連動ロッド604における他方の端が当接される連動ロッド当接面624が形成されている。また、押しロッド614の他方端部(図中下端部)は鉤状に曲げられており、この鉤状先端部626がスライド部材618のガイド溝628(後述)に嵌め込まれている。
付勢部材616は、押しロッド614を出没機構本体部材612から離間する方向(図中上方)に常時付勢する部材であり、本実施形態では巻きバネが使用されている。本実施形態では、付勢部材616の一端が押しロッド614の連動ロッド当接面624の裏側に当接されており、他端が出没機構本体部材612の上面に当接している。これにより、押しロッド614に対して連動ロッド604からの押し下げ力が加えられていないときは、付勢部材616によって押しロッド614の連動ロッド当接面624が出没機構本体部材612から離間した状態になっている(図51)。そして、連動ロッド604からの押し下げ力が押しロッド614に加えられたとき、付勢部材616からの付勢力に抗して、押しロッド614の連動ロッド当接面624が出没機構本体部材612まで近づいた状態となる(図52)。
スライド部材618は、出没機構本体部材612のスライド部材摺動溝622に嵌め込まれている略直方体状の部材であり、スライド部材本体部630と、ピン610と、ガイド溝628とを有している。
ピン610は、スライド部材本体部630から押しロッド614が摺動する方向に対して直交する方向に突出した部分である。
ガイド溝628は、スライド部材本体部630の表面に形成されており、上述のように押しロッド614の鉤状先端部626が嵌め込まれる溝である。このガイド溝628は、押しロッド614が摺動する方向に延びるピン突出溝部632と、当該ピン突出溝部632の下端から続いてピン610に向けて斜め下方に延びるピン没入溝部634とを有している。
ピン係合孔608は、支持部材150の中間部材400における内向き側面に形成された、ピン610が係合する孔である。本実施形態では、上下方向に間隔をあけて3箇所のピン係合孔608が形成されており、どのピン係合孔608にピン610を係合させるかで、支持部材150全体(およびハンドル部材110)の高さを調節および維持することができる。
押しボタン602が押し下げられていない状態では、図51に示すように、付勢部材616によって押しロッド614の連動ロッド当接面624が出没機構本体部材612から上方に離間した状態になっている。これにより、押しロッド614の鉤状先端部626も図中上方に移動し、スライド部材618のガイド溝628におけるピン突出溝部632に位置している。この状態において、ピン610は出没機構本体部材612から突出しており、当該ピン610がいずれかのピン係合孔608に係合することによって、支持部材150全体(およびハンドル部材110)の高さが維持されている。
次に、押しボタン602が押し下げられると、図52に示すように、連動ロッド604によって押しロッド614の連動ロッド当接面624が押し下げられる。これにより、押しロッド614の鉤状先端部626も図中下方に移動し、スライド部材618のガイド溝628におけるピン没入溝部634に入る。ピン没入溝部634がピン610に向けて斜め下方に延びるように形成されているので、鉤状先端部626が下方に移動するにつれて、スライド部材618がスライド部材摺動溝622の奥に引き込まれていく。この結果、ピン610が出没機構本体部材612に没入した状態となり、ピン係合孔608との係合状態が解除されることによって、支持部材150全体(およびハンドル部材110)の高さを調節できるようになる。
なお、図50に示すように、支持部材150における下側部材156の内向き側面にも、当該下側部材156に対して中間部材400の位置を保持するための中間部材保持孔636が形成されているが、ピン610は当該中間部材保持孔636に係合しないように別形状になっている。これにより、支持部材150を延ばしていく際、誤って中間部材保持孔636にピン610が係合してしまうおそれを回避できる。
(変形例11)
上述した実施形態では、ハンドル部材110において、第1ハンドル部112に対する連結部116の回動を所定の位置で止める回動停止部138が設けられていることから、第2ハンドル部114を回動させて傾斜状態にしたとき、支持部材150からハンドル部材110の第2ハンドル部114までをほぼ一直線状に固定できるようになっていた。これに加えて、第2ハンドル部114を回動させて傾斜状態にしたときに、第1ハンドル部112に対する第2ハンドル部114の位置を保持しようとする第2ハンドル部保持機構650を設けてもよい。
この第2ハンドル部保持機構650は、図53に示すように、第1ハンドル部112の両端部に配置されている直線状パイプ118に形成された一対の保持機構溝652と、第2ハンドル部114の円筒部材132内に配設された一対のV字クリップ654とで構成されている。
保持機構溝652は、図54に示すように、幅広部656と、これに連続する幅狭部658とを有している。
V字クリップ654は、第2ハンドル部114の円筒部材132を構成する第1半割部材122の端縁に形成されたクリップ嵌込溝660に配設されており、第1半割部材122と第2半割部材124とを組み合わせたときに当該V字クリップ654が保持機構溝652に嵌まり込むようになっている。
保持機構溝652の幅広部656は、第2ハンドル部114を第1ハンドル部112よりも上方に回動させたとき(手押しカート100を引くモード)にV字クリップ654が嵌まり込む位置に形成されている。また、保持機構溝652の幅狭部658は、第2ハンドル部114を第1ハンドル部112よりも下方に回動させたとき(手押しカート100を起立状態で移動させるモード)にV字クリップ654が嵌まり込む位置に形成されている。
これにより、第2ハンドル部114が第1ハンドル部112よりも下方にある状態(V字クリップ654は保持機構溝652の幅狭部658に嵌まり込んでいる。)から、当該第2ハンドル部114を上方に回動させていったとき、所定の時点でV字クリップ654が幅広部656に嵌まり込むことにより、第2ハンドル部114を再び下方に回動させ難くなり、ユーザーが第2ハンドル部114から手を離しても第1ハンドル部112に対する第2ハンドル部114の位置が保持される。
逆に、第2ハンドル部114が第1ハンドル部112よりも上方にある状態(V字クリップ654は保持機構溝652の幅広部656に嵌まり込んでいる。)から、当該第2ハンドル部114を下方に回動させていったとき、所定の時点でV字クリップ654が幅狭部658に嵌まり込むことにより、V字クリップ654自身が広がろうとする力で保持機構溝652の側面を押圧することにより、第2ハンドル部114が第1ハンドル部112に対して少し回動し難くなる。これにより、第2ハンドル部114を第1ハンドル部112に対して下方にした「格納状態」において、第2ハンドル部114が不所望に振動・回動するのを防止することができる。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100…手押しカート
110…ハンドル部材、112…第1ハンドル部、114…第2ハンドル部、116…連結部、118…直線状パイプ、120…外側パイプ、122…第1半割部材、124…第2半割部材、126…第1軸部材、128…第2軸部材、130…パイプ嵌挿孔、132…円筒部材、134…回動規制ピン、136…回動ガイド溝、138…回動停止部
150…支持部材、152…支持棒、154…上側部材、156…下側部材、158…高さ調節機構、160…上側パイプ、162…ハンドル取付部材、164…直線部、166…傾斜部、168…高さ調節用孔、170…下側部材挿設孔、172…上側部材挿入孔、174…高さ調節用ピン出没機構
200…ベース部材、202…載置平面、204…本体部、206…支持部材立設部、208…車輪取付部、210…リブ、212…支持部材挿設穴
250…車輪、251…(車輪250の)周面、252…旋回規制部材、254…移動部材、256…取付部材、258…受け部材、260…受け溝、262…ガイド溝、264…球体、266…回動レバー
300…駐車制動機構、302…制動操作部材、304…制動バー、306…付勢部材、308…制動操作部材軸支ピン、310…当り部材
400…(支持部材150の)中間部材、402…左右方向固定部材、404…支持部材取付部、406…(左右方向固定部材402の)連結部、408…凹所、410…補強リブ
450…カバン、452…カバン固定具、454…カバン固定具受入部、456…固定基部材、458…回動部材、460…基部材固定部材、462…回動軸、464…軸孔、466…ストッパー部、468…誤動作防止部、470…回動部材受入凹所、472…突出部、
500…フォーク、502…車輪本体、504…第1車軸、506…第2車軸、508…取付部、510…車輪本体保持部、512…第1車軸嵌挿孔、514…第2車軸嵌挿孔、516…ホイール、518…ホイールキャップ、520…ホイール本体部材、522…タイヤ部材、524…車軸嵌挿孔、526…摩耗表示部、528…車軸貫通孔、530…フォーク嵌込凹所、532…雌ネジ、534…雄ネジ、
550…通孔、552…縁部、L…仮想線
600…高さ調節機構、602…押しボタン、604…連動ロッド、606…ピン出没機構、608…ピン係合孔、610…ピン、612…出没機構本体部材、614…押しロッド、616…付勢部材、618…スライド部材、620…押しロッド摺動溝、622…スライド部材摺動溝、624…連動ロッド当接面、626…鉤状先端部、628…ガイド溝、630…スライド部材本体部、632…ピン突出溝部、634…ピン没入溝部、636…中間部材保持孔
650…第2ハンドル部保持機構、652…保持機構溝、654…V字クリップ、656…幅広部、658…幅狭部、660…クリップ嵌込溝
CL…(第1ハンドル部112の)中心軸

Claims (3)

  1. ユーザが把持するハンドル部材と、
    前記ハンドル部材を支持する支持部材と、
    前記支持部材が立設されるベース部材と、
    前記ベース部材の底面に取り付けられた車輪とを備える手押しカートであって、
    前記支持部材は、
    前記ベース部材の中央部の方向に向けて斜め上方に延びる傾斜部を有している
    手押しカート。
  2. ユーザが把持するハンドル部材と、
    前記ハンドル部材を支持する支持部材と、
    前記支持部材が立設されるベース部材と、
    前記ベース部材の底面に取り付けられた車輪とを備える手押しカートであって、
    前記ハンドル部材は、
    前記ユーザが前記手押しカートを起立状態で押す際に把持する第1ハンドル部と、
    前記ユーザが前記手押しカートを傾斜状態にして引く際に把持する第2ハンドル部とを有する
    手押しカート。
  3. ユーザが把持するハンドル部材と、
    前記ハンドル部材を支持する支持部材と、
    前記支持部材が立設されるベース部材と、
    前記ベース部材の底面に取り付けられた車輪とを備える手押しカートであって、
    前記車輪は、前記ベース部材に対して旋回自在に取り付けられており、
    前記手押しカートを引いた前記傾斜状態で接地する前記車輪は、旋回規制部材を有しており、
    前記旋回規制部材は、前記起立状態と前記傾斜状態とに対応して自重で移動する移動部材を有しており、
    前記移動部材は、前記傾斜状態において対応する前記車輪を1の方向に規制する
    手押しカート。
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